JP2008159391A - 照明装置 - Google Patents

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Kazuyuki Matsukawa
一行 松川
Masao Kamata
正夫 鎌田
Isao Nara
功 奈良
Yasuo Uemoto
泰生 上本
Kenji Miura
健治 三浦
Tadashi Murakami
忠史 村上
Wataru Tanaka
田中  渉
Katsumi Watanabe
加津己 渡辺
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】輝度むらをさらに改善することができる照明装置を提供する。
【解決手段】反射面21は、互いに開き具合が異なる2つの放物柱面P1,P2が連結された凹面からなる。また、隣り合う2つの反射面21,21同士が、隣り合う2本の放電ランプ1,1の間で放電ランプ1よりも拡散板3側で結合されている。さらに、放電ランプ1と対向する各反射面21の最奥部には、断面形状が三角形となる突条24が放電ランプ1の軸方向に沿って前方へ突設されている。上述のように反射面21が互いに開き具合が異なる複数の放物柱面P1,P2が連結された凹面からなるので、従来例に比較して輝度むらをさらに改善することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置に関し、特に透過形の液晶パネルを後方から照明するのに好適な照明装置に関するものである。
近年、透過形の液晶パネルを用いた大画面のディスプレイ装置やテレビ受像機が急速に普及している。透過形の液晶パネルには後方から照明する照明装置(いわゆるバックライト)が必要であるが、液晶パネルの大型化に伴って照明装置も大型化され、使用する光源(直管形の放電ランプ)の本数も増加傾向にある。しかしながら、放電ランプの本数が増加すれば照明装置の消費電力が増大し、結局、液晶パネル及び照明装置を備えたディスプレイ装置やテレビ受像機の消費電力も増大してしまうことになる。一方、液晶パネル用照明装置の省電力化を図るためには使用する放電ランプの本数を減らす必要があるが、単純に本数を減らしただけでは輝度むらが大きくなって画質が低下してしまう。
そこで従来は、軸方向に長い棒状であって周方向に光を放射する複数の光源が、互いの軸方向を一方向に揃えて並置され、これら複数の光源の前方に光を拡散する平板状の拡散板が配置されるとともに、それぞれの光源が放射する光を前方へ反射する複数の反射面が各光源の後方に配置され、各反射面を、放物柱面に沿って配置された複数枚の平面反射面を連結した凹面とすることで輝度むらを改善したものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−58480号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているものにおいても輝度むらが十分に改善できないことがある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、輝度むらをさらに改善することができる照明装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、軸方向に長い棒状であって周方向に光を放射する複数の光源が、互いの軸方向を一方向に揃えて並置され、これら複数の光源の前方に光を拡散する平板状の拡散板が配置されるとともに、それぞれの光源が放射する光を前方へ反射する複数の反射面が各光源の後方に配置されてなる照明装置であって、反射面は、互いに開き具合が異なる複数の放物柱面が連結された凹面からなることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記放物柱面の少なくとも一つは、他の放物柱面に対し焦点を中心として5°〜30°の範囲で回転した状態で連結されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、隣り合う反射面同士が光源よりも前方の位置で互いに結合されてなり、前後方向に沿って光源と対向する各反射面の最奥部に前方へ突出する突条が形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、各反射面は、拡散板との距離が相対的に近い部分の正反射率が拡散板との距離が相対的に遠い部分の正反射率よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、反射面が互いに開き具合が異なる複数の放物柱面が連結された凹面からなるので、従来例に比較して輝度むらをさらに改善することができる。
以下、透過形の液晶パネルを後方から照明するための液晶パネル用照明装置(いわゆるバックライト)に本発明の技術思想を適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態は、図2〜図5に示すように液晶パネルの背面と略平行に並置される複数本(図示例では12本)の棒状の光源(直管形の放電ランプ1)と、放電ランプ1の後方に配設されて放電ランプ1が放射する光を前方(図2における上方)へ反射する反射板2と、液晶パネルと放電ランプ1との間に配設され入射した光を拡散する平板状の拡散板3と、放電ランプ1の両端部に設けられた端子ピン1aを介して放電ランプ1(の電極)に電力を供給して点灯させる点灯装置(図示せず)と、点灯装置を構成する回路部品の少なくとも一部が実装されて反射板2の背面側に配設される2枚の回路基板4と、拡散板3の前方に配設される拡散シート5と、拡散シート5の前方に配設されるレンズシート6と、レンズシート6の前方に配設される光学シート7と、光学シート7の前方に配設される押さえ枠8と、押さえ枠8を介して拡散板3並びに前記3種類のシート5〜7を反射板2との間に挟み込むとともに押さえ枠8との間に液晶パネル(図示せず)を挟み込んで支持する金属フレーム9とを備えている。
放電ランプ1は、棒状のガラス管と、ガラス管内の両端部に設けられた一対の電極(図示せず)と、一端部が電極と接合されてガラス管の外に導出された端子ピン1aとを有する冷陰極蛍光ランプである。なお、ガラス管の直径は数mm、全長は数十cmである。また端子ピン1aは後方へ略直角に折り曲げられている。
拡散板3は、例えばアクリル樹脂のような透光性材料によって薄肉の平板状に形成され、放電ランプ1が放射する光を拡散させて前方へ照射するものであって、鈎形の切り欠き3aが四隅に設けられるとともに、長手方向に対向する両辺の中央には内側に凹んだ凹所3bがそれぞれ設けられている。
回路基板4は短冊形の絶縁基板に配線パターンが印刷されたプリント配線板からなり、放電ランプ1を点灯するための点灯装置(インバータ回路など)を構成する回路部品(図示せず)が実装されている。また回路基板4の長手方向に沿った一方の端縁には放電ランプ1の端子ピン1aが差込接続される接続部4aが等間隔で一列に並べて実装されている。接続部4aは、端子ピン1aが挿入される挿入口(図示せず)を有したハウジングと、ハウジング内に収納されて挿入口を通して挿入された端子ピン1aを受ける刃受け(図示せず)とを具備し、この刃受けを介して端子ピン1aと点灯装置とが電気的に接続(結線)されるようになっている。なお、この種の点灯装置については従来周知であるから図示並びに説明は省略する。
光学シート7は、入射光を垂直偏光成分又は水平偏光成分に分離透過して液晶パネルに照射するためのものである。また拡散シート5は、拡散板3からの出射光の偏角作用とレンズシート6から再帰反射された光の拡散作用とを主な役割とする。さらにレンズシート6は、拡散シート5からの出射光の偏角作用を主な役割とする。ここで、これら3種類のシート5〜7にも拡散板3と同じ位置に同形状・同寸法の切り欠き及び凹所が設けられている。なお、これら3種類のシート5〜7の機能や材質等については従来周知であるから詳細な説明は省略する。
押さえ枠8は矩形枠状の合成樹脂成型品からなり、光学シート7の前面側に配設される。金属フレーム9は、アルミ等の金属材料によって矩形枠状に形成され、押さえ枠8を介して反射板2の前面側に取り付けられ、押さえ枠8との間に液晶パネルを挟み込んで支持するともに、押さえ枠8を介して反射板2との間に拡散板3及び3種類のシート5〜7を挟み込んで支持するものである。なお、金属フレーム9と反射板2との結合は、ねじ止めやかしめ等の適宜の方法で行えばよい。
反射板2はPBT樹脂によって全体が扁平な矩形板状に形成され、周囲の枠部20を除く前面に樋状の複数(図示例では12個)の反射面21が略平行に並べて形成されている。また枠部20前面の四隅には、切り欠き3aに当接して拡散板3を位置決めするために略L字形の位置決め突部22が突設されている。さらに枠部20の長手方向に対向する両枠片20aの前面には、反射面21と連通し放電ランプ1の端部を収納する収納凹部23が略等間隔に設けられている。ここで、収納凹部23の底面(背面)には前後に貫通する貫通孔23aが設けられ、図3及び図4に示すように放電ランプ1の端部が収納凹部23に収納された状態で放電ランプ1の端子ピン1aが貫通孔23aに挿通される。また収納凹部23の底部(反射面21の最奥部)には放電ランプ1を支持する複数の放電ランプ支持部25が設けられている(図3参照)。この放電ランプ支持部25は、平面視略円弧(優弧)状であって放電ランプ1の管壁を内側に収めるようにして狭持する円弧部25aと、収納凹部23の底面から立設されて円弧部25aに連結された柱部25bとを有し、PBT樹脂によって反射板2と一体に形成されており、反射面21と放電ランプ1との距離を一定に保っている(図1(c)参照)。さらに反射板2の両枠片20aには、収納凹部23に収納された放電ランプ1を前方から押さえる押さえ板10が前面側に取り付けられる。この押さえ板10は合成樹脂成型品からなり、短冊形の主部10aと、主部10aの前面中央より前方へ突出する平面視略コ字形の突壁10bと、主部10aの背面側より後方へ突設され各収納凹部23に挿入される複数(本実施形態では12個)の押さえ片10cとを具備する(図2及び図3参照)。
ここで、放電ランプ1の両端部には軸方向に沿った開口溝を有する円筒形の保持部材11が外挿されており、ねじ止めやかしめ等の適宜の方法で押さえ板10を枠片20aに取り付ければ、押さえ片10cの先端が保持部材11に当接することで間接的に放電ランプ1が支持されることになる。なお、拡散板3は、押さえ板10の突壁10bに凹所3bを当てるようにして押さえ板10の前面側に載置される。また、保持部材11の形状は円筒形に限られないが、開口溝の方向が放電ランプ1の両端で自由、つまり角度を管理する必要がないため、放電ランプ1の端子ピン1aに対する保持部材11の取付が容易である点で円筒形のものが望ましい。
なお、反射板2における反射面21の結合部には、略円錐形状であり背面側から拡散板3に当接して支持する複数の拡散板支持部26がPBT樹脂によって反射板2と一体に形成されており、反射板2に対して拡散板3を平行に支持している(図3参照)。
反射面21は、図1(a)に示すように互いに開き具合が異なる複数(図示例では2つ)の放物柱面P1,P2が連結された凹面からなり、各々1本の放電ランプ1が軸方向を一致させて内側に納められる。また、隣り合う2つの反射面21,21同士が、隣り合う2本の放電ランプ1,1の間で放電ランプ1よりも拡散板3側で結合されている。なお、「放物柱面の開き具合」とは、放物柱面を軸方向に直交する面で切断した断面形状(放物線)を2次関数y=a(x−c)2+bと表したときの定数aの絶対値であって、定数aの絶対値が大きいほど「開き具合」は小さくなり、定数aの絶対値が小さいほど「開き具合」は大きくなる。また本実施形態においては、図1(a)に示すように2つの放物柱面P1,P2の一方(放物柱面P2)が、他の放物柱面P1に対して焦点(図示例では、放電ランプ1の管軸の位置)を中心として角度φだけ回転した状態で連結されている。
さらに、放電ランプ1と対向する各反射面21の最奥部(図1(a)における底部)には、断面形状が三角形となる突条24が放電ランプ1の軸方向に沿って前方へ突設されており、この突条24の前面が、放電ランプ1の放射する光を最奥部より外側の反射面21に向けて反射する傾斜面24aとなる。つまり、傾斜面24aを設けない場合、放物面である最奥部で反射した光によって放電ランプ1近傍の輝度が上昇してしまうが、図1(b)に示すように傾斜面24aを設けることで最奥部(傾斜面24a)に入射した光が放電ランプ1から離れた位置で反射面21に反射して拡散板3に入射するから、放電ランプ1近傍の輝度を相対的に低下させて輝度むらを抑えることができるものである。ここで、輝度むらを効率的に抑えるため、図1(b)に示すように傾斜面24aの幅を放電ランプ1の直径よりも大きくすることが望ましい。
ここで本発明者らは、放電ランプ1から放射された光が拡散板3の背面(図1における下面)より拡散板3に入射するまでの反射回数並びに光路長をできるだけ少なくするとともに、放電ランプ1から放射された光のうちで拡散板3に直接入射する光以外の光を放電ランプ1の間の相対的に輝度が低くなる箇所に集めることで輝度むらを低減することができるという観点から、一方の放物柱面P2の回転角度φと輝度むらとの関係を調べる実験を行った。その結果、回転角度φを5°〜30°の範囲に設定すれば、図1(b)に示すように拡散板3に直接入射しない光(例えば、拡散板3と水平な方向に放射された光)が隣り合う反射面21の間に誘導されることで輝度むらが低減され、照明装置における輝度の均斉度が向上できることが判った。
また、傾斜面24aを設けたことで突条24が設けられている最奥部の外側で反射してから拡散板3に入射する光が増えるので、突条24を含む奥部表面を鏡面とし、その外側の部分の表面に多数の凹凸を設けて拡散面とすることにより、反射面21における正反射率を奥部に対して奥部以外の部分を小さくすれば、結合部近傍での輝度が必要以上に高くなるのを抑えて輝度むらをさらに低減することができる。さらに、反射面21に拡散材を塗布するかあるいは反射板2を形成する合成樹脂に拡散材を混在させることで反射面21における拡散反射光を増やしても輝度均斉度の向上が図れる。
本発明の実施形態を示し、(a)は反射面の側面図、(b)は反射面における光の反射の様子を説明する説明図、(c)は拡散板支持部を含む要部の断面図である。 同上の分解斜視図である。 同上における放電ランプ、反射板、押さえ板10を示す前方からみた斜視図である。 同上における反射板及び回路基板4を示す後方からみた斜視図である。 同上の後方からみた斜視図である。
符号の説明
1 放電ランプ
2 反射板
21 反射面
3 拡散板
P1,P2 放物柱面(放物線)

Claims (4)

  1. 軸方向に長い棒状であって周方向に光を放射する複数の光源が、互いの軸方向を一方向に揃えて並置され、これら複数の光源の前方に光を拡散する平板状の拡散板が配置されるとともに、それぞれの光源が放射する光を前方へ反射する複数の反射面が各光源の後方に配置されてなる照明装置であって、
    反射面は、互いに開き具合が異なる複数の放物柱面が連結された凹面からなることを特徴とする照明装置。
  2. 前記放物柱面の少なくとも一つは、他の放物柱面に対し焦点を中心として5°〜30°の範囲で回転した状態で連結されていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 隣り合う反射面同士が光源よりも前方の位置で互いに結合されてなり、前後方向に沿って光源と対向する各反射面の最奥部に前方へ突出する突条が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の照明装置。
  4. 各反射面は、拡散板との距離が相対的に近い部分の正反射率が拡散板との距離が相対的に遠い部分の正反射率よりも小さいことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の照明装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010205515A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Opt Design:Kk 面照明ユニット及びこの面照明ユニットを用いた面照明装置
JP2013026218A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Samsung Electronics Co Ltd バックライト及びこれを具備する表示装置

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