JP2008159147A - 同期信号検出回路、及び検出方法、装置 - Google Patents

同期信号検出回路、及び検出方法、装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ノイズ等の外乱に影響され難くより正確な同期検出及び物理アドレス検出を可能にし得る同期信号検出回路、及び検出方法を提供する。
【解決手段】 無変調領域と同期領域とアドレス領域の配列が繰り返された同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記無変調領域と同期領域から、前記同期領域の位置に対応するゲート信号を生成する第1の回路系と、前記同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記同期領域から、この同期位相信号中の前記同期領域から、同期信号パターンを検出する第2の回路系と、前記ゲート信号が生成されているときにだけ前記同期信号通過させて同期出力を提供する第3の回路系とを備えている同期信号検出回路。
【選択図】 図5

Description

本発明は、同期信号検出回路、及び検出方法に係り、特に光ディスク装置等に使用される同期信号検出回路、及び検出方法に関する。
周知のように、現在では、デジタル記録媒体としてDVD(digital versatile disk)等の光ディスクが普及してきており、これらを再生する光ディスク装置においては高い信頼性が望まれている。このような光ディスクにおいては、記憶領域が螺旋状のトラック上に設けられており、そのアドレス情報にトラック番号が含まれている。
ところで、DVDは規格自体も進化しており、ハイビジョン対応のHD DVD規格も出来上がってきている。HD DVD規格では、DVD規格よりも記録密度が高まるため再生信号のCN比が低下しがちであり、この再生信号から同期信号やアドレス情報を取り出す際に、相対的にノイズ等の外乱の影響を受けやすくなっている。
よって情報量を落とさないために、デジタル化においては2値化(定性)データは好ましくなく、多値化(定量)データを扱うことが必須に近い要件としてある。
特許文献1 には、2値化した1ビットのウォブル信号(32T)を記録周波数1Tでサンプリングし、SYNCパターンの最初の立ち上がりエッジ(32T)でカウンタ(ワードSYNCカウンタ:1Tをカウントアップする)をクリアし、128T後を中心に±y(y:整数)SYNC検出窓を開いて、そのSYNC検出窓内で検出された信号をSYNCとする構成が開示されている。
しかしながら、この特許文献1では、1bit入力の信号をシフトレジスタによりシフトし、SYNCパターンとの照合を行うことによりSYNC検出信号を得ている。よって1bitであるため、ノイズ等の外乱による影響を受けやすく、さらにHD DVD規格の場合、SYNC及び物理アドレスパターンが似ていることもあり、たとえば物理アドレスをSYNCとして検出する可能性があり、誤動作がたびたび起こる可能性がある。
特開2003−187457号公報
本発明は、最も検出効率が良く、かつノイズ等の外乱に影響され難くより正確な同期検出及び物理アドレス検出を可能にし得る同期信号検出回路、及び検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の同期信号検出回路は、無変調領域と同期領域とアドレス領域の配列が繰り返された同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記無変調領域と同期領域から、前記同期領域の位置に対応するゲート信号を生成する第1の回路系と、前記同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記同期領域から、同期信号パターンを検出する第2の回路系と、前記ゲート信号が生成されているときにだけ前記同期信号通過させて同期出力を提供する第3の回路系とを備えている。
本発明によれば、ノイズ等の外乱に影響され難くより正確な同期検出及び物理アドレス検出を可能にし得る同期信号検出回路、及び検出方法が得られる。回路において有効な発明は方法においても有効であり、また方法において有効な発明は回路においても有効でもある。
以下、本発明の実施例を説明する。
本発明による同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の実施例1を図1乃至図9を参照して説明する。
図1は、光ディスク記録媒体のアドレッシング方法として、記録トラックをウォブル変調で対応した時の各信号関係を示した図である。蛇行した記録トラックからデジタルデータを再生していく(または、デジタルデータを記録していく)が、このとき記録されたデータは指定された位置に記録されており、それを決定した物理アドレス情報は、記録トラックのウォブル信号を読み出して復調することで得られる。図1は、トラック上の読取りビーム1と検出されたウォブル信号、ウォブル変調で情報を埋め込む場合の変調規則を示している。ウォブル信号のサイン波(NPW)をビット情報“0”とし、反転のサイン波(IPW)を“1”として利用する。
図2は、HD DVD-Rの物理アドレスフォーマットである。図1のウォブルのbit変調データNPW(=“0”)、IPW(=“1”)で構成されている。
物理アドレスデータ16は、“Segment Information”3ビット、“Physical Segment Block Address”18ビット、“Physical Segment Order”3ビット、“CRC”9ビットの計33ビットである。その計33ビットの物理アドレスデータを3ビットずつに分割し、各WDU(Wobble Data Unit)に分配して変調処理によって光ディスク記録媒体に埋め込まれている。よって物理アドレスデータ33ビットは、11WDUで構成されている。なお各WDUの物理アドレスデータ各1ビットは、4ウォブルで対応されている。プライマリセグメントタイプの場合は、物理アドレスデータ3ビットの前にある各WDUの先頭4ウォブルはIPW10で構成され、各WDUの先頭識別が容易になる構成がとられている。1WDUは84ウォブルで構成されているため、物理アドレスデータ埋め込み以降の68ウォブルはNPWと規定されている。セカンダリセグメントタイプの場合は、WDU先頭識別、各物理アドレスデータ3ビットの構成はプライマリセグメントタイプと同様であるが、WDU先頭識別の前に42ウォブルのNPWが配置され、物理アドレスデータ埋め込み以降の26ウォブルはNPWと規定されている。
物理アドレスデータはWDU17組で構成されたWAP(Wobble Address in Periodic position)と呼ばれる集合体で1アドレスが構成されている。1WAPは、先頭WDUにSYNC(同期信号)11が配置され、次に物理アドレス11WDU、後方5WDUに無変調ユニット(Unity field)15が配置されている。
図3は、HD DVD-RAMの物理アドレスフォーマットである。物理アドレスデータ26は、“Segment Information”3ビット、“Segment address”6ビット、“Zone address”5ビット、“Parity address”1ビット、“Groove address”12ビット、“Land address”12ビットの計39ビットである。その計39ビットの物理アドレスデータを3ビットづつに分割し、各WDU(Wobble Data Unit)に分配して変調処理によって光ディスク記録媒体に埋め込まれている。よって物理アドレスデータ39ビットは、13WDUで構成されている。なお各WDUの物理アドレスデータ各1ビットは、4ウォブルで対応されている。物理アドレスデータ3ビットの前にある各WDUの先頭4ウォブルはIPWで構成され、各WDUの先頭識別が容易になる構成がとられている。1WDUは84ウォブルで構成されているため、物理アドレスデータ埋め込み以降の68ウォブルはNPWと規定されている。このようなトラックウォブル変調で物理アドレスが埋め込まれた記録トラックには、情報データが記録されるが、この場合の記録データは、77376バイトのデータに対して、先頭に71バイトのVFO(再生動作時、データ復調用チャネルクロックを生成し易いようにするための一定周波数信号)、後方にはデータブロック接続処理を行うための“PA field”“Reserved field”“Buffer field”計22バイトが記録される。トータルで77469バイトが7Physical segment(9996 Wobble)に記録される。
図4は、本提案のウォブル全体のブロック図の一例である。本ブロックは、大きく、ウォブルPLL回路31、SYNC検出/物理アドレス検出回路32、及びフライホイールカウンタ回路33の3つのブロックに分けられる。
ウォブルPLL回路は、A/Dコンバータ、ウォブル入力信号との位相比較を行う位相検出部35、位相制御で±90°以上の場合の前値のHold、ループ補償などを行う位相制御部36、D/A37、VCO38からなっている。位相検出部35では、ウォブル入力信号と基準SIN波/基準COS波の1ウォブル単位の積分演算が行われ、それぞれSIN相関検波信号、COS相関検波信号が作られる。COS相関検波信号は、位相誤差信号としてPLL引きこみ用に使用され、入力信号(ウォブル信号)に対して位相追従した単一クロックを生成する。SIN相関検波信号は、主にSYNCパターンの検出、及び物理アドレスパターンの検出に使用される。
SYNC検出/物理アドレス検出部32は、所定のSYNCパターン位置(図2、図3のWAP“0”番目)の84ウォブル信号の内、SYNCパターン特有の部分であるIPW 6ウォブル+NPW 4ウォブル+IPW 6ウォブル部分を検出し、それに続く物理アドレスを検出するブロックである。UnityによるSYNC検出保護部32a、物理アドレス先頭検出部32b、物理アドレス保持部32cとから構成されている。
フライホイールカウンタ部33は、図2、図3に対応した1WDUカウンタ、1WAPカウンタなどからなり、SYNC検出または物理アドレス先頭検出により補正され、周期生成している。このフライホイールカウンタ補正法は、本願と同じ発明者の発明であって、本願と同じ出願人によって出願された特願2004-380500、及び本願と同じ発明者の発明であって、本願と同じ出願人によって出願された特願2005-177327を用いることとする。
図5は、本提案のUnityによるSYNC検出保護部32aのブロック図である。Unity保護ゲートは、Unity領域に続くSYNCを正確に検出するための保護機能である。そのUnity領域の検出は、SYNC及び物理アドレスの信号の共通の最大構成単位であり、変調符号ビットクロック単位である最も検出効率の高い単位となるウォブル4波単位で使用し、4波加算結果を用いて検出を行う。SYNCパターン検出については、本願と同じ発明者の発明であって、本願と同じ出願人によって出願された特開2006-18892をそのまま使用し(図5ブロック図の下段)、Unity領域の検出(図5ブロック図の上段)は上記の4波加算結果の符号を使用し、その符号をUnityカウンタ43でカウントアップ(“+値(NPW)”でカウントアップ、“−値(IPW)”でカウントクリア)するが、特開2006-18892ではUnity部分をほぼ全てカウントして検出していたが、本実施例ではUnity領域と判別できる最低限のカウントによりUnity領域を判別することとする。理由は、特にHD DVD-Rの場合、隣接トラックからのビート等の影響により、誤って“−値”として検出される場合があるためであり、その影響を最小限に抑えるために、Unity領域を判定できる必要最低限のカウントアップとする。さらにビート等の影響を考慮し、最低限のNPW検出ミスを許可し、Unity保護ゲート生成することも可能とする。これによりUnity領域の誤検出の可能性を低下させ、SYNCの誤検出率を低下させることが可能となる。
また本願と同じ発明者の発明であって、本願と同じ出願人によって出願された特願2004-380500、または本願と同じ出願人によって出願された特願2005-177327で提案した方法を用いたフライホイールカウンタを併用して使用することとする。その場合、SYNC/物理アドレスパターンがフライホイールカウンタと同期していない場合(例えば電源投入時や、シーク/トラックジャンプ時など)は、フライホイールカウンタによるSYNC検出が不可能であるため、Unity保護ゲート信号によるSYNC検出の保護は非常に有効である。よって、その時のUnity保護ゲートはSYNC検出において最優先保護とする。SYNC/物理アドレスパターンがフライホイールカウンタと同期している場合は、カウンタ値よりあらかじめSYNC領域を知ることができるので、カウンタ値によるSYNC検出保護を最優先とする。よってUnity保護ゲート使用は選択とすることができ、SYNC検出保護の優先度を下げることが可能である。もちろんUnity保護ゲートを使用してSYNC検出した場合は、SYNC検出に対する信頼性がより向上する。
SYNC検出保護部32aのブロック構成は、大きくいって、SYNC検出部(シフトレジスタ45+パターン演算(状態+エッジレベル算出)46+比較判定(SYNC検出)47)と、無変調領域検出部(ウォブル4波加算41+2値化47+カウンタ43+ゲート信号生成44)に分けられる。
SYNC検出部(45〜47)は、所定のSYNCパターン位置(図2、3のWAP“0”番目)の84ウォブル信号の内、SYNCパターン特有の部分であるIPW6ウォブル+NPW4ウォブル+IPW6ウォブル部分(ユニークパターン部分)を検出する回路である。まず最初にSIN同期位相検出信号をシフトレジスタ部45でシフト処理する。その処理結果はパターン演算部46に入力され、そこで、シフト処理した信号の符号変化点(IPW→NPW/NPW→IPW:エッジ検出)の差分演算、及びエッジ変化点以外での信号の符号比較による状態の安定(符号一致)検出を行う。比較判定部47は、パターン演算部46でのエッジ検出値が閾値以上であり、かつ状態がSYNCと一致していると判定できた場合に、同期信号が検出されたものとして、信号S47を出力する。
一方、無変調領域検出部(41〜44)は、図6、図7に示すゲート信号S44を生成する回路である。まず最初に、SYNC及び物理アドレスの信号で共通の最大変化単位であるウォブル4波加算を行う。ウォブル4波とは、SYNC及び物理アドレスの信号で共通の変調符号ビットクロック単位であり、4波単位で状態が変化するので、最も検出効率の高い単位である。
ウォブル4波単位で加算すると、そのうちの1波がノイズNx等により変質されても、4波分の加算結果では残り3波の正常結果が優勢となって、誤検出が防止される。(図6では、本来“−−−−”となるべきウォブル4波対応信号S51のビット内容がノイズNxによるウォブル波形異常で“−−−+”となってしまったが、4波加算の結果、一種の多数決原理により“−”として正しく検出されることを例示している。)なお、4波分の内容が例えば“++−−”のようにプラスとマイナスが同数になる部分は4波分加算結果が不定となるが、これはウォブル波形がIPWからNPWに変化する場所あるいはNPWからIPWに変化する場所を除いては発生確率が低いので、全体としてはノイズに影響されにくいといえる。この加算結果不定を回避する方法の1つとして、奇数波加算(例えばウォブル3波加算)を採用することも考えられる。
図5の構成によれば、図6のように1ウォブル信号程度の誤検出(Nx部分)が生じても連続NPWとしての無変調領域での誤検出を防ぎ、SYNC検出の精度を上げることができる。その4波分加算結果の2値化信号(図6の無変調領域(HD DVD-RではMAX488NPWのUnity Field)におけるS41の“−”符号)をカウンタ43にてカウントアップする(“+”符号時は、無変調領域外のためカウンタ43をクリア)。SYNC領域の前にある無変調領域(Unity)は、図3の場合、WAP“13〜16”番目のUnity3つ(84ウォブル×3)+WAP“13”番目のアドレスの68ウォブル=320ウォブルとなる。図6の例では、カウン43のカウント値=127で、ゲート信号生成部44をオン(ゲート信号S44発生)としている。
そして、このゲート信号S44が発生している間だけ、前記SINC検出部47からの出力信号S47を、SYNC出力S48として取り出す。このようにすれば、仮にゲート信号S44が発生しない期間で(図7の疑似SYNCパターンの発生などにより)信号S47が誤って発生しても、この誤ったS47がSYNC出力S48として取り出されることはない。
図5の回路構成は、無変調領域と同期領域とアドレス領域の配列が繰り返された同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記無変調領域とアドレス領域から、前記同期領域の位置に対応するゲート信号(S44)を生成する第1の回路系(図5の41〜44)と、前記同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記同期領域から、同期信号(S47)を生成する第2の回路系(図5の45〜47)と、前記ゲート信号(S44)が生成されているときにだけ前記同期信号(S47)通過させて同期出力(S48)を提供する第3の回路系(図5の48)とを備えた同期信号検出回路を含んでいる。
図6は、本提案のUnityによるSYNC検出保護部のタイミング図である。図6ではUnity領域のUnityカウント値を“127”として、127カウントした場合にUnity保護ゲートをOpen(67)している。なおHD DVDにおいてUnity領域以外のNPWの連続は、HD DVD-R時のType3時(WDU5とWDU6の間)で、最大110ウォブルである。よってこの110ウォブルを超えるカウント数をUnityカウントの最低限し、それ以上のカウントでUnityによるゲート信号を生成することが可能である。特に図示していないが、Unity領域の検出では、Unityカウンタで誤って“−値”を検出しても、そのままカウントアップすることも可能である。その場合は予め“−値”をいくつ許可するかを決めておく必要がある。
図7は、特許文献1で誤検出する可能性のあるタイミングパターンである。この場合、物理アドレスパターンがノイズ等の外乱により、SYNCパターンであると誤検出した場合であっても、Unity領域をカウントするUnityカウンタが所定値(図6では、“127”)になることはなく(68)、SYNCの誤検出はない。
図8は、Unity領域を用いたSYNC検出の変形例として、物理アドレス検出を行うブロック図の例である。
図2、図3より、物理アドレスはSYNCパターン直後から始まるためSYNC検出を行った後に検出しなければ正しい物理アドレスを検出することはできない。したがってSYNC検出が行われたことを示すSYNC検出フラグ74が立っている場合に物理アドレス検出を行う。またUnity領域と同様のNPW検出は、図2、図3より、SYNCパターン後または物理アドレスパターン後の68NPWを用いる。この場合においてもUnity領域として68NPW全てをカウントする必要はなく、最低限のカウント値で良い。
さらにSYNC検出時と同様、特願2004-380500、または特願2005-177327で提案した方法を用いたフライホイールカウンタを併用して使用することもでき、併用した場合にはUnity保護ゲート使用は選択とすることができる。
図9は、物理アドレス検出を行うタイミング図(物理アドレス先頭パターン保護)である。この例では、カウンタ値=65でUnity保護ゲートを開いている。この例ではカウンタ値=65(85)であるが、このカウンタ値は必要最低限のカウント数とする。
物理アドレスアドレス先頭(86)が検出できた場合、それに続くbit2(87)、bit1(88)、bit0(89)のそれぞれ4ウォブル加算値の符号を物理アドレスとして保持し、物理アドレスを取得する。
本実施例では、入力を複数bitとし、エッジ変化点のレベル検出、及び状態検出を行うことによりノイズ等の外乱の影響を抑え、さらにSYNCおよび物理アドレス領域の前にあるUnity領域またはNPWの連続を検出することにより、SYNC/物理アドレス先頭の誤検出を防ぐ方法、および回路を提供し、特徴は次のようになる。
1.本実施例のUnity領域の検出では、SYNC及び物理アドレスの信号の共通の変調符号ビットクロック単位である4ウォブル加算値の2値化(符号)信号でカウントすることにより、最も検出効率がよく、かつ簡単な回路であり、ノイズ等の外乱に強いので、そのUnity領域を使用してSYNC検出を行うことにより、SYNC誤検出を防ぐことができ、信頼性の高いSYNC検出が可能。
2.1.により信頼性の高いSYNC検出を行った後、物理アドレス検出を行うため、信頼性の高い物理アドレス検出が可能。
本発明による同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の実施例1の信号読取り時の信号波形図。 同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の実施例1の物理アドレス構造図。 同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の実施例1の物理アドレス構成図。 同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の実施例1のウォブル回路全体のブロック図。 同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の実施例1のSYNC検出保護のブロック図。 同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の実施例1のSYNC検出保護のタイミング図(1)−SYNC検出。 同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の実施例1のSYNC検出保護のタイミング図(2)−誤SYNCの未検出。 同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の物理アドレス先頭検出保護及び物理アドレス検出のブロック図。 同期信号検出回路及び物理アドレス検出回路の物理アドレス先頭検出保護及び物理アドレス検出のタイミング図。
符号の説明
31…ウォブルPLL回路、32a…SYNC検出回路、32b…物理アドレス領域先頭検出回路、32c…物理アドレス保持部、45…シフトレジスタ、46…パターン演算部、47…比較判定部、78…比較判定部。

Claims (13)

  1. 無変調領域と同期領域とアドレス領域の配列が繰り返された同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記無変調領域と同期領域から、前記同期領域の位置に対応するゲート信号を生成する第1の回路系と、
    前記同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記同期領域から、前記アドレス領域の先頭を示す同期信号を生成する第2の回路系と、
    前記ゲート信号が生成されているときにだけ前記同期信号通過させて同期出力を提供する第3の回路系とを備えた同期信号検出回路。
  2. 前記同期位相信号は光ディスクから再生されたウォブル変調波に対応しており、前記第1の回路系が、複数のウォブル波を1つの単位として加算するウォブル加算回路と、前記ウォブル加算回路の加算結果をカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント結果が前記同期領域の位置に対応する値に到達したときに前記ゲート信号を生成する信号生成回路とを含んで構成される請求項1に記載の回路。
  3. 前記同期位相信号中の前記同期領域はユニークなパターンを持っており、前記第2の回路系が、前記ユニークなパターンを検出するパターン検出回路と、前記パターン検出回路で検出されたパターンが所定の同期パターンに該当するかどうかを判定する比較判定回路とを含んで構成される請求項1または請求項2に記載の回路。
  4. 前記第3の回路系から提供される前記同期出力に基づいて前記同期位相信号中の前記アドレス領域の先頭を示すアドレス先頭信号を出力するアドレス検出回路系と、前記アドレス先頭信号の後に続く前記アドレス領域の内容を、このアドレス領域の物理アドレスを示す情報として保持し出力する物理アドレス保持回路とをさらに備えた請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の回路。
  5. 無変調領域と同期領域とアドレス領域の配列が繰り返された同期位相信号がウォブル変調により記録された光ディスクを回転駆動するスピンドルモータと、
    前記スピンドルモータにより回転駆動される前記光ディスクから前記同期位相信号を再生する光ピックアップと、
    前記光ピックアップにより再生された前記同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記無変調領域と同期領域から、前記同期領域の位置に対応するゲート信号を生成する第1の回路系と、
    前記同期位相信号が入力され、この同期位相信号中の前記同期領域から、前記アドレス領域の先頭を示す同期信号を生成する第2の回路系と、
    前記ゲート信号が生成されているときにだけ前記同期信号通過させて同期出力を提供する第3の回路系とを備えたディスクドライブ装置。
  6. 前記同期位相信号は前記光ディスクから再生されたウォブル変調波に対応しており、前記第1の回路系が、複数のウォブル波を1つの単位として加算するウォブル加算回路と、前記ウォブル加算回路の加算結果をカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント結果が前記同期領域の位置に対応する値に到達したときに前記ゲート信号を生成する信号生成回路とを含んで構成される請求項5に記載の装置。
  7. 前記同期位相信号中の前記同期領域はユニークなパターンを持っており、前記第2の回路系が、前記ユニークなパターンを検出するパターン検出回路と、前記パターン検出回路で検出されたパターンが所定の同期パターンに該当するかどうかを判定する比較判定回路とを含んで構成される請求項5または請求項6に記載の装置。
  8. 前記第3の回路系から提供される前記同期出力に基づいて前記同期位相信号中の前記アドレス領域の先頭を示すアドレス先頭信号を出力するアドレス検出回路系と、前記アドレス先頭信号の後に続く前記アドレス領域の内容を、このアドレス領域の物理アドレスを示す情報として保持し出力する物理アドレス保持回路とをさらに備えた請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 無変調領域と同期領域とアドレス領域の配列が繰り返された同期位相信号を用いて、この同期位相信号中の前記無変調領域と同期領域から、前記同期領域の位置に対応するゲート信号を生成し、
    前記同期位相信号を用いて、この同期位相信号中の前記同期領域から、前記アドレス領域の先頭を示す同期信号を生成し、
    前記ゲート信号が生成されているときにだけ前記同期信号通過させて同期出力を提供するように構成した信号処理方法。
  10. 前記同期信号に基づいて前記同期位相信号中の前記アドレス領域の先頭を示すアドレス先頭信号を出力し、
    前記アドレス先頭信号の後に続く前記アドレス領域の内容を、このアドレス領域の物理アドレスを示す情報として保持し出力するように構成した請求項9に記載の方法。
  11. 前記カウンタは同期領域とアドレス領域の連接組合せにおいて発生する略最大NPW数で停止することを特徴とする請求項2に記載の回路。
  12. 前記カウンタと前記フライホイールカウンタとを併用することを特徴とする請求項11に記載の回路。
  13. 前記フライホイールカウンタが前記同期位相信号と同期している場合にはこのフライホイールカウンタによる同期信号検出結果を用い、前記フライホイールカウンタが前記同期位相信号と同期していない場合にはこのカウンタによる同期信号検出結果を用いることを特徴とする請求項12に記載の回路。
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