JP2008158888A - 情報処理端末およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 GPS衛星からの電波を受信して現在位置を判定し、判定した位置によって使用する機能を自動的に切り換えることが可能な、新規かつ改良された情報処理端末およびコンピュータプログラムを提供すること。
【解決手段】 機能要求を受信する要求受信部112と;GPS信号を受信するGPS信号受信部102と;GPS信号から情報処理端末の現在地の緯度および現在地の経度を測定する現在地測定部122と;情報処理端末で使用する機能に関する定義情報が記録されている定義情報記録部118と;定義情報並びに現在地測定部で測定した現在地の緯度および現在地の経度に基づいて機能の使用可否の判定を行う機能判定部116と;機能判定の結果に基づいて複数のデータ領域の内の一のデータ領域との間でデータの読み書きを行うデータ読み書き部120と;を含むことを特徴とする、情報処理端末100が提供される。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理端末およびコンピュータプログラムに関する。
近年、携帯電話やカードのような情報処理端末に、情報が記録されたICチップを埋め込み、非接触でリーダライタ(R/W)端末と無線通信を行う情報処理端末が広く使われている。特に、交通機関の改札口における改札処理や、小売店のレジにおける支払処理やクレジットカードの決済処理、社員の出勤や退勤の管理などを行うために、このようなICチップを埋め込んだ情報処理端末は広く普及している。
このようなICチップには、内部に情報を格納するデータ領域が存在しており、データ領域に格納されている情報を参照することで、上述した処理を無線通信によって行うことができる。また、ICチップの内部には、データ領域は1つだけではなく複数設けることができ、1つのデータ領域からは他のデータ領域へのアクセスは行われないので、1つのICチップに複数のデータ領域を設けることで、1つのICチップに複数の機能を実現することができる。
特開2001−320473号公報 特開2006−20295号公報 特開2006−262113号公報
しかし、従来においては、このようなICチップを埋め込んだ情報処理端末では、ICチップに複数のデータ領域が含まれていた場合であっても、使用できる機能は製造時に固定されてしまっていた。つまり、通常はこのようなICチップは、安全上の観点から外部からの改変に強い耐タンパ性を有しており、一度ICチップが出荷されると後から機能変更を行うのは非常に困難である。そのため、機能変更を行うためには、一度ICチップ内部のパラメータを管理するパラメータ領域にアクセスして、外部からの命令によりパラメータを変更する必要がある。そのため、ICチップの機能を変更したい場合には、その都度パラメータ領域にアクセスしてパラメータを変更しなければならず、変更コストが膨大になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ICチップを搭載した情報処理端末およびICチップを搭載したコンピュータを動作させるコンピュータプログラムにおいて、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を判定し、判定した位置によって使用する機能を自動的に切り換えることで、ICチップ内部のデータを改変せずに機能の切り替えが可能な、新規かつ改良された情報処理端末およびコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ICチップを内蔵し、ICチップは複数のデータ領域を有しており、非接触によって他の装置と無線でのデータの送受信を行う、情報処理端末であって:他の装置から情報処理端末に対する機能要求を受信する要求受信部と;GPS衛星からGPS信号を受信するGPS信号受信部と;GPS信号受信部が受信したGPS信号から情報処理端末の現在地の緯度および現在地の経度を測定する現在地測定部と;情報処理端末で使用する機能を定義する定義情報が記録されている定義情報記録部と;定義情報並びに現在地測定部で測定した現在地の緯度および現在地の経度に基づいて機能の使用可否の判定を行う機能判定部と;機能判定部で行った機能判定の結果に基づいて複数のデータ領域の内の一のデータ領域との間でデータの読み書きを行うデータ読み書き部と;を含むことを特徴とする、情報処理端末が提供される。
かかる構成によれば、情報処理端末は、複数のデータ領域を有しており、非接触によって他の装置と無線でのデータの送受信を行うICチップを内蔵し、要求受信部は他の装置から情報処理端末に対する機能要求を受信し、GPS信号受信部はGPS衛星からGPS信号を受信し、現在地測定部はGPS信号受信部が受信したGPS信号から情報処理端末の現在地の緯度および現在地の経度を測定し、機能判定部は定義情報記録部に記録されている定義情報並びに現在地測定部で測定した現在地の緯度および現在地の経度に基づいて機能の使用可否の判定を行い、データ読み書き部は機能判定部で行った機能判定の結果に基づいて複数のデータ領域の内の一のデータ領域との間でデータの読み書きを行う。その結果、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を判定し、判定した位置によって使用する機能を自動的に切り換えることで、ICチップ内部のパラメータを改変する作業を行うことなく、使用する機能を自動的に切り替えることができる。
上記情報処理端末は、機能要求に基づいて複数の機能の中から一の機能を選択する機能選択部をさらに含んでいてもよい。かかる構成によれば、機能選択部は他の装置からの機能要求に基づいて複数の機能の中から一の機能を選択する。その結果、機能判定部は、機能選択部で選択された機能について使用可否の判定を行うことができる。
少なくとも、定義情報記録部がICチップに含まれていてもよい。定義情報記録部をICチップに含めることで、定義情報記録部に記録された情報の外部への漏洩や改竄を防ぐことができる。
定義情報記録部にはICチップが有する機能に関する情報である機能情報および機能の使用可否範囲に関する情報である地域情報が記録されており、機能判定部は機能情報と地域情報を参照して使用する機能を判定してもよい。
機能情報は優先順位を含み、地域情報で定義された地域が重複していた場合には、機能判定部は優先順位に基づいて使用する機能を判定してもよい。
上記情報処理端末は、携帯電話であってもよい。その結果、携帯電話にかかるICチップを内蔵した場合に、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を判定し、判定した位置によって使用する機能を自動的に切り換えることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数のデータ領域を有し、非接触によって無線でのデータの送受信を行うICチップを内蔵するコンピュータに、外部から機能要求を受信する要求受信ステップと;GPS衛星からGPS信号を受信するGPS信号受信ステップと;GPS信号受信ステップで受信したGPS信号から現在地の緯度および現在地の経度を測定する現在地測定ステップと;使用する機能が定義されている定義情報並びに現在地測定ステップで測定した現在地の緯度および現在地の経度に基づいて機能の使用可否の判定を行う機能判定ステップと;機能判定ステップで行った機能判定の結果に基づいて複数のデータ領域の内の一のデータ領域との間でデータの読み書きを行うデータ読み書きステップと;を実行させることを特徴とする、コンピュータプログラムが提供される。
かかる方法によれば、要求受信ステップは外部から機能要求を受信し、GPS信号受信ステップはGPS衛星からGPS信号を受信し、現在地測定ステップはGPS信号受信ステップで受信したGPS信号から現在地の緯度および現在地の経度を測定し、機能判定ステップは使用する機能に関する定義情報並びに現在地測定ステップで測定した現在地の緯度および現在地の経度に基づいて機能の使用可否の判定を行い、データ読み書きステップは機能判定ステップで行った機能判定の結果に基づいて複数のデータ領域の内の一のデータ領域との間でデータの読み書きを行う。その結果、その結果、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を判定し、判定した位置によって使用する機能を自動的に切り換えることで、ICチップ内部のパラメータを改変する作業を行うことなく、使用する機能を自動的に切り替えることができる。
以上説明したように本発明によれば、ICチップを搭載した情報処理端末およびICチップを搭載したコンピュータを動作させるコンピュータプログラムにおいて、GPS衛星からの電波を受信して現在位置を判定し、判定した位置によって使用する機能を自動的に切り換えることで、ICチップ内部のデータを改変せずに機能の切り替えが可能な、新規かつ改良された情報処理端末およびコンピュータプログラムを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100を用いた非接触データ送受信システムの概要について説明する説明図である。以下、図1を用いて本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100を用いた非接触データ送受信システムの概要について説明する。
情報処理端末100は、図1には図示しないが、所定の周波数の電波による無線でのデータの送受信が可能なICチップを内蔵しており、ICリーダライタ12と情報処理端末100に内蔵のICチップとの間で、所定の周波数の電波による無線でのデータの送受信を行うことができる。情報処理端末100に内蔵されたICチップは、内部に情報を格納するための複数のデータ領域が存在しており、データ領域に格納されている情報を適宜参照することで、無線よるデータの送受信を行う。
情報処理端末100は、例えば携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)のような小型の通信装置である。このような小型の通信装置に、非接触による無線通信が可能で、複数のデータ領域を有するICチップを内蔵することで、小型の通信装置が元々有する機能とICチップが有する機能とを連携させることが可能となる。
ICリーダライタ12と情報処理端末100との間で無線によるデータの送受信を行う際には、次のような流れでデータのやり取りが行われる。
ICリーダライタ12からは所定の周波数による電波が発信されている。ICリーダライタ12の近傍に情報処理端末100が接近すると、情報処理端末100に内蔵されたICチップが電波を受信する。情報処理端末100に内蔵のICチップにはコイルが内蔵されており、コイルの内側を所定の周波数の電波が通り抜けることによって電磁誘導が発生し、ICチップの動作が開始される。そして、情報処理端末100に内蔵されたICチップではICリーダライタ12から発信された電波に乗せて送られてくる命令に対する応答をICリーダライタ12に対して行う。情報処理端末100に内蔵のICチップからの応答を受信したICリーダライタ12は、ICチップの通信を継続する必要があれば再度所定の周波数による電波を発信し、その電波をICチップで受信する。
このように、一連の情報の送受信が完了するまで、ICリーダライタ12と情報処理端末100に内蔵のICチップとの間で無線によるデータの送受信を行うことによって、ICリーダライタ12と情報処理端末100との間で非接触によって無線でのデータのやり取りを行うことができる。
また、情報処理端末100は、図1には図示しないが、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)信号を受信するGPS信号受信部を含んでいる。GPS衛星11a、11b、11cからGPS信号を受信することで、受信したGPS信号から、現在の情報処理端末100が位置する緯度および経度を知ることができる。
本実施形態においては、GPS衛星11a、11b、11cからのGPS信号を用いて、情報処理端末100が現在位置している緯度および経度を測定し、その緯度および経度の情報を用いて、情報処理端末100に内蔵したICチップの機能を切り換えたり、有効/無効化したりすることで、情報処理端末100が使用する機能を自動的に切り換えることを目的とする。以下で、情報処理端末100の構成および動作について詳細に説明する。
なお、ICチップの機能とは、例えばデータの読み書きに関するもの(例えば、読み書き両方可能、読み出しだけ可能、など)や、データの読み書きの際に付随する処理に関するもの(例えば、認証を必須にする、所定の情報だけ読み書きが可能である、など)が含まれる。また、ICチップには同一機能の複数のバージョンを別々のデータ領域に含めることもできる。
以上、図1を用いて本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100を用いた非接触データ送受信システムの概要について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100の構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100の構成について説明する説明図である。以下、図2を用いて本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100の構成について詳細に説明する。
図2に示したように、本発明の一実施形態にかかる情報処理端末100は、GPS信号受信部102と、ICチップ110と、を含んで構成される。
ICチップ110は、データの記憶や演算処理、及び非接触通信によって外部機器に対してデータの送受信を行うためのものである。ICチップ110は耐タンパ性を有していることが望ましい。ICチップ110が耐タンパ性を有することで、内部の動作や処理手順の外部への漏洩や、第三者による情報の改竄を防ぐことができるからである。本発明の第1の実施形態においては、ICチップ110は、要求受信部112と、データ送信部114と、機能判定部116と、定義情報記録部118と、データ読み書き部120と、現在地測定部122と、データ記憶部124と、を含んで構成される。以下、ICチップ110の内部の構成について詳細に説明する。
要求受信部112は、外部から無線によってICチップ110に対するデータを受信するものである。本実施形態においては、ICリーダライタ12からの所定の周波数の電波に乗せて送られてきた機能要求信号を要求受信部112で受信する。要求受信部112がICリーダライタ12からの所定の周波数の電波に乗せて送られてきた機能要求を受信することで、ICチップ110は外部からの機能要求に対して応答を行うことができる。
データ送信部114は、外部に向けて無線によってデータの送信を行うものである。本実施形態においては、データ読み書き部120で読み出されたデータをICリーダライタ12に向けて送信する。データ送信部114がICリーダライタ12に向けてデータを送信することで、ICチップ110と内蔵した情報処理端末100とICリーダライタ12との間で非接触によるデータの送受信を行うことができる。
要求受信部112やデータ送信部114として、例えば所定の周波数の電波を受信するためにアンテナコイルを用いることが望ましい。アンテナコイルを用いることで、所定の周波数の電波がアンテナコイルを通過すると電磁誘導によって起電力が発生し、この起電力によってICチップ110の動作が開始される。また、ICリーダライタ12に対して応答を行う際には、アンテナコイルに電流を流すことで所定の周波数の電波が発生し、発生した電波をICリーダライタ12で受信することでICチップ110からのデータをICリーダライタ12に送信することができる。
機能判定部116は、ICチップ110の機能の判定を行うものである。ICチップ110の機能の判定とは、外部から要求があった機能が、情報処理端末100の現在地において使用できるものかどうかを判断することである。機能判定部116は、要求受信部112で受信したICチップ110に対する要求信号を受け取り、要求信号で要求されている機能が情報処理端末100の現在位置において使用できるものかどうかを判定する処理を行う。情報処理端末100での機能の判定処理の詳細については後述する。
定義情報記録部118は、機能判定部116での判定処理の際に用いる定義情報を記録しているものである。機能判定部116は、定義情報記録部118に記録されている定義情報を用いて判定処理を行う。本実施形態においては、定義情報記録部118に記録される定義情報には、機能情報と地域情報とが含まれる。機能情報とは、ICチップ110のデータ記憶部124に設定されている機能に関する情報であり、地域情報とは、ICチップ110のデータ記憶部124に設定されている機能の使用可否範囲に関する情報である。そして、機能情報と地域情報とは対応関係にある。定義情報記録部118に記録される定義情報の内容については、後に詳述する。
本実施形態においては、定義情報記録部118はICチップ110の内部に含まれている。本発明においては、定義情報記録部118をICチップ110以外の情報処理端末100の内部に含めることも可能である。しかし、定義情報記録部118に含まれる情報は情報処理端末100の機能に関する情報であるため変更されにくい状態に置いてあることが望ましい。そのため、定義情報記録部118を、耐タンパ性を有して外部から情報の変更がし難いICチップ110の内部に含めることが望ましい。
データ読み書き部120は、データ記憶部124との間でデータの読み書き処理を行うものである。本実施形態においては、要求受信部112で受信したICリーダライタ12からの機能要求信号に基づいて、データ記憶部124との間でデータの読み書き処理を行う。ここで、データ読み書き部120はデータ記憶部124との間でデータの読み書き処理を行う際に、ICリーダライタ12からの機能要求信号に基づいて、データ記憶部124に含まれる複数のデータ領域の中からデータの読み書き処理を行うデータ領域を選択する。データ読み書き部120におけるデータ読み書き処理の詳細については、後に詳述する。
現在地測定部122は、GPS信号から現在地を測定するものである。本実施形態においては、GPS信号受信部102で受信したGPS信号を現在地測定部122で受け取り、現在地測定部122においてGPS信号を基に現在地の測定を行う。なお、本実施形態では現在地測定部122をICチップ110の中に含めているが、本発明はかかる例に限定されず、ICチップ110以外の情報処理端末100の内部に現在地測定部を設けてもよい。
データ記憶部124は、情報処理端末100において利用可能な機能に関するデータが記憶されているものである。データ記憶部124は、さらに複数のデータ領域126、148を含んで構成されている。1つのデータ領域が1つの機能に対応しており、外部からの機能要求に従って読み書きを行うデータ領域が選択される。
データ領域126にはデータ記憶領域128および142が含まれており、同様にデータ領域148はデータ記憶領域150および164が含まれている。そして、データ記憶領域128はさらにデータ記憶領域130、134、138を含んでおり、データ記憶領域130、134、138には、それぞれデータ132、136、140が含まれている。また、データ記憶領域142はさらにデータ記憶領域144を含んでおり、データ記憶領域144にはデータ146が含まれている。同様に、データ記憶領域150はさらにデータ記憶領域152、156、160を含んでおり、データ記憶領域152、156、160には、それぞれデータ154、158、162が含まれている。また同様に、データ記憶領域164はさらにデータ記憶領域166を含んでおり、データ記憶領域166にはデータ168が含まれている。
データ領域126および148は、それぞれ他のデータ領域にはアクセス出来ない作りになっている。つまり、本実施形態においては、データ領域126を使用する機能の場合にはデータ領域148にはアクセス出来ない作りになっており、データ領域148を使用する機能の場合にはデータ領域126にアクセス出来ない作りになっている。
このように、データ記憶部124は複数のデータ領域を有し、データ領域の内部は階層構造を有している。本実施形態においては、データ記憶部124は2つのデータ領域を有しているが、データ領域の数やデータ領域内部の構造については図2に示した例に限られないことは言うまでもない。データ記憶部124の階層構造は任意の構造に設計することが可能である。
データ記憶部124としては、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)やFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)などの電気的にデータの読み書きができる記憶素子を用いることが望ましい。
GPS信号受信部102は、GPS衛星11a、11b、11cからのGPS信号を受信するものである。GPS信号受信部102でGPS衛星11a、11b、11cからのGPS信号を受信することで、GPS信号を用いた現在位置の測定を行うことができる。本実施形態においては、機能判定部116からのGPS信号の受信要求に従ってGPS信号を受信し、GPS信号受信部102で受信したGPS信号を現在地測定部122に送信する。
以上、図2を用いて本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100の構成について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100での機能の判定処理方法について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100での機能の判定処理について説明する流れ図である。以下、図3を用いて本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100での機能の判定処理について説明する。
最初に、ICチップ110の動作を開始するために情報処理端末100の外部から所定の周波数の電波に乗せて送られてきた機能要求信号を無線で受信する(ステップS110)。本実施形態においては、ICチップ110を内蔵した情報処理端末100を、ICリーダライタ12に所定の距離まで近づけて、ICリーダライタ12から所定の周波数の電波に含まれる機能要求信号を要求受信部112において受信する。
機能要求を受信すると、受信した機能要求に応じて使用する機能の選択を行う(ステップS112)。本実施形態においては、機能の選択は機能判定部116において行う。そして、機能判定部116において使用する機能の選択を行うと、続いて選択した機能が情報処理端末100の現在地で使用可能かどうかを調べるため、選択した機能についての地域機能情報の検索を行う(ステップS114)。
地域機能情報の検索にはGPSを使用する。そのため、まずGPSを使用するかどうかを判断する(ステップS116)。ステップS116においてGPSを使用する場合には、GPSを使用して現在地の測定を行う。本実施形態においては、機能判定部116からGPS信号受信部102に対してGPS信号の受信要求を通知する。
機能判定部116からのGPS信号受信要求を受け取ったGPS信号受信部102は、GPS衛星11a、11b、11cからGPS信号を受信して、GPS信号受信部102で受信したGPS信号を現在地測定部122に送信する。GPS信号を受け取った現在地測定部122は、受け取ったGPS信号からGPS信号を受信した時点における緯度および経度を算出する。算出した緯度および経度は現在地測定部122から機能判定部116に送られ、機能判定部116は現在地測定部122から緯度および経度を受け取ることで、情報処理端末100が現在位置している緯度および経度を取得する(ステップS118)。
情報処理端末100が現在位置している緯度および経度を機能判定部116が取得すると、機能判定部116において情報処理端末100が現在位置している緯度および経度と、定義情報記録部118において定められている原点との距離を計算する(ステップS120)。本実施形態においては、定義情報記録部118には地域情報として使用可否範囲の基準となる原点の緯度および経度が記録されているので、原点の緯度および経度と、情報処理端末100の現在地との緯度および経度を用いることで2点間の距離を算出することができる。
そして、機能判定部116において、ステップS120で計算して求まった距離が定義情報記録部118において距離情報として定められている距離以内かどうかを判断する(ステップS122)。
ステップS120で計算して求まった距離が定義情報記録部118において距離情報として定められている距離以内である場合には、続いて外部から要求された機能が有効であるかどうかを機能判定部116において判断する(ステップS124)。
図4は、本発明の第1の実施形態にかかる、定義情報記録部118に記録されている定義情報の例について説明する説明図であり、図5は、本発明の第1の実施形態にかかる、地域と機能との関係について説明する説明図である。
図4には、定義情報として機能情報と地域情報とが記録されている。機能情報は、ICチップ110が有している機能に関する情報であり、地域情報は、その機能の使用可否範囲に関する情報である。本実施形態においては、機能情報として、地域フラグ、セキュリティ許可フラグ、書き込み許可フラグおよび優先順位が含まれており、地域情報として、原点情報および距離情報が含まれている。
機能情報に含まれる地域フラグは、地域情報で定義された範囲内に情報処理端末100が位置している場合に、要求された機能が有効か無効かを設定する情報である。セキュリティ許可フラグは、要求された機能がICリーダライタ12との通信において安全な通信を行うかどうかを設定する情報である。書き込み許可フラグは、要求された機能がデータ記憶部124へのデータの書き込みが有効か無効かを設定する情報である。優先順位は、地域情報で定義された範囲が重なった場合にどの機能を優先するかを設定する情報である。
地域情報に含まれる原点情報は、その機能が有効もしくは無効となる範囲を円で表したときの中心位置の緯度および経度に、距離情報は、その機能が有効もしくは無効となる範囲を円で表したときの中心位置からの半径に対応する。例えばある機能を、東京駅を中心とした半径100km圏内においては有効としたい場合には、原点情報として東京駅の緯度及び経度を設定し、距離情報として100kmを設定すればよい。
図4に示したように、定義情報記録部118に記録される定義情報は、機能情報が8バイトのデータで、地域情報が8バイトのデータで、それぞれ記録されている。これらの定義情報記録部118に記録された定義情報を参照して、ICリーダライタ12から要求された機能の判定を機能判定部116で行う。もちろん、定義情報として記録する情報や、機能情報および地域情報のデータ容量は、図4に示した例に限定されないことは言うまでもない。
図5は、ICチップ110を内蔵した情報処理端末100が、A、B、Cの3つの機能を有しており、それぞれの円はその機能が使用できる範囲を示している。ICリーダライタ12からの機能要求が機能Aであり、機能判定部116からのGPS信号受信要求によりGPS信号受信部102でGPS信号を受信して、受信したGPS信号を用いて現在地測定部122で現在地を測定し、地域情報を参照した結果、情報処理端末100の現在地がAの円内に位置していれば、その機能Aが現在地において使用可能である。
しかし、定義情報記録部118に記録した定義情報の設定によっては、要求された機能を無効にしてICリーダライタ12に応答することもできる。つまり、現在地を測定し、地域情報を参照した結果、情報処理端末100の現在地が要求された機能について設定した円内に位置していた場合に、その機能を無効化してICリーダライタ12に応答することもできる。
例えば、ICリーダライタ12から同一の機能を要求された場合であっても、東京駅を中心とした所定の半径の円内に情報処理端末100が位置していた場合には、要求された機能を使用することができても、大阪駅を中心とした所定の半径の円内に情報処理端末100が位置していた場合には、要求された機能を使用できないようにすることも可能である。
また、地域情報の設定によっては円が重なることもある。その場合には機能情報に含まれる優先順位を参照して、どの機能を優先して判定するかどうかを決めることもできる。
そして、上記ステップS124において、続いて外部から要求された機能が有効であると機能判定部116において判断した場合には、外部から要求された機能を有効化して応答する(ステップS126)。本実施形態においては、機能判定部116において、外部から要求された機能が有効であると判断した場合には、データ送信部114を介して無線によってICリーダライタ12に向けて、要求された機能が有効である旨の送信を行う。ICチップ110からICリーダライタ12に対して、要求された機能が有効である旨の送信を行うと、以後はICリーダライタ12とICチップ110との間で無線による非接触のデータ送受信が行われる。
一方、上記ステップS116で、GPSを使用しないと判断した場合、上記ステップS122で、計算して求まった距離が定義情報記録部118において距離情報として定められている距離を超えている場合および上記ステップS124、外部から要求された機能を無効化して応答する(ステップS128)。本実施形態においては、機能判定部116において、外部から要求された機能が無効であると判断した場合には、データ送信部114を介して無線によってICリーダライタ12に向けて、要求された機能が無効である旨の送信を行い、以後、ICリーダライタ12と情報処理端末100との間では無線による非接触のデータ通信は行われない。
なお、上記ステップS128において、外部から要求された機能を無効化して応答する際には、機能判定部116からデータ読み書き部120を介してデータ送信部114に対して応答データを伝達してもよく、機能判定部116からデータ送信部114に直接応答データを伝達してもよい。
以上、図3を用いて本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100での機能の判定処理について説明した。
なお、上述した方法は、情報処理端末100の内部にコンピュータプログラムを記憶させ、記憶させたコンピュータプログラムを順次呼び出すことによって行ってもよい。
以上説明したように本発明の第1の実施形態によれば、複数のデータ領域を有するICチップを内蔵することで複数の機能を有する情報処理端末100において、GPSを用いて情報処理端末100の現在地を判定することによって、ICチップ110の内部で設定を変更することなく、情報処理端末100の機能を動的に変化させることができる。定義情報記録部118に記録する地域情報を細かく設定することで、地域によって情報処理端末100の使用者に対して異なるサービスを提供することが可能となる。
また、機能設定の変更を行いたい場合に、ICチップ110の内部に対して設定変更を行ったり改修をしたりする必要が無いため、これらの作業のコストが低下し、設定変更や改修を行わずに済むことによって情報処理端末100を利用する利用者の利便性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
ICチップの内部構成は図2で示した例に限られない。本発明の第2の実施形態では、ICチップの別の構成例を挙げて説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態にかかる情報処理端末200の構成について説明する説明図である。以下、図6を用いて本発明の第2の実施形態にかかる情報処理端末200の構成について説明する。
図6に示したように、本発明の一実施形態にかかる情報処理端末200は、GPS信号受信部102と、ICチップ210と、を含んで構成される。
ICチップ210は、データの記憶や演算処理、及び非接触通信によって外部機器に対してデータの送受信を行うためのものである。ICチップ210は耐タンパ性を有していることが望ましい。ICチップ210が耐タンパ性を有することで、内部の動作や処理手順の外部への漏洩を防ぐことができる。本発明の第2の実施形態においては、ICチップ210は、要求受信部212と、データ送信部214と、機能選択部215と、機能判定部216と、定義情報記録部118と、データ読み書き部220と、現在地測定部122と、データ記憶部124と、を含んで構成される。以下、ICチップ210の内部の構成について詳細に説明する。
要求受信部212は、第1の実施形態の要求受信部112と同様に、外部から無線によってICチップ210に対する要求信号を受信するものである。本実施形態においても、ICリーダライタ12からの所定の周波数の電波を要求受信部212で受信する。要求受信部212がICリーダライタ12からの所定の周波数の電波を受信することで、ICチップ210は外部からの要求に対して応答を行うことができる。
データ送信部214は、外部に向けて無線によってデータの送信を行うものである。本実施形態においては、データ読み書き部220で読み出されたデータをICリーダライタ12に向けて送信する。データ送信部214がICリーダライタ12に向けてデータを送信することで、情報処理端末200とICリーダライタ12との間で非接触によるデータのやり取りを行うことができる。
データ読み書き部220は、データ記憶部124との間でデータの読み書き処理を行うものである。本実施形態においては、要求受信部212で受信したICリーダライタ12からの要求信号に基づいてデータ記憶部124との間でデータの読み書き処理を行う。ここで、データ読み書き部220はデータ記憶部124との間でデータの読み書き処理を行う際に、データ記憶部124に含まれる複数のデータ領域の中から、機能選択部215で選択された機能についてのデータが格納されているデータ領域に対してデータの読み書き処理を行う。
機能選択部215は、情報処理端末200で実行する機能の選択を行うものである。ICチップ210が複数のデータ領域を有することで、情報処理端末200は複数の機能を実行することが可能であるが、通常はその複数の機能の中から1つの機能を選択して実行する。機能選択部215では、外部からの機能要求に基づいて、複数の機能の中から1つの機能を選択する。
機能判定部216は、外部から要求されたICチップ210の機能が実行可能かどうか判定を行うものである。機能判定部216は、要求受信部212で受信したICチップ210に対する要求信号を、データ読み書き部220、機能選択部215を経由して受け取り、要求信号で要求されている機能が情報処理端末200の現在位置において使用できるものかどうかを判定する処理を行う。
本実施形態のように、データ読み書き部220と機能判定部216との間に機能選択部215を設けることで、機能選択部215が直接機能を選択してデータ読み書き部220に対して指示を行うこともできるし、機能判定部216での判定結果を用いて機能選択部215で機能を選択し、データ読み書き部220に対して指示を行うこともできる。
定義情報記録部118は、図2に示した本発明の第1の実施形態の定義情報記録部118と同様に、機能判定部216での判定処理に用いる定義情報を記録しているものである。機能判定部216は、定義情報記録部118に記録されている定義情報を用いて判定処理を行う。本実施形態においても、定義情報記録部118に記録される定義情報には、機能情報と地域情報とが含まれる。機能情報とは、ICチップ210のデータ記憶部124に設定されている機能に関する情報であり、地域情報とは、ICチップ210のデータ記憶部124に設定されている機能の使用可否範囲に関する情報である。そして、機能情報と地域情報とは対応関係にある。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、定義情報記録部118はICチップ210の内部に含まれている。本発明においては、定義情報記録部118をICチップ210以外の情報処理端末200の内部に含めることも可能である。しかし、定義情報記録部118に含まれる情報は情報処理端末200の機能に関する情報であるため変更されにくい状態に置いてあることが望ましい。そのため、本実施形態においても、定義情報記録部118を、耐タンパ性を有するICチップ210の内部に含めることが望ましい。
現在地測定部122は、図2に示した本発明の第1の実施形態の現在地測定部と同様に、GPS信号から現在地を測定するものである。本実施形態においても、GPS信号受信部102で受信したGPS信号を現在地測定部122で受け取り、現在地測定部122においてGPS信号を基に現在地の測定を行う。なお、本実施形態においても、現在地測定部122をICチップ210の中に含めているが、本発明はかかる例に限定されず、情報処理端末200のICチップ210以外の場所に現在地測定部を設けてもよい。
図6に示したGPS信号受信部102は、図2に示したGPS信号受信部102と同様に、GPS衛星11a、11b、11cからのGPS信号を受信するものである。
データ記憶部124は、図2に示した本発明の第1の実施形態のデータ記憶部と同様に、情報処理端末200において利用可能な機能に関するデータが記憶されているものである。データ記憶部124は、さらに複数のデータ領域126、148を含んで構成されている。1つのデータ領域が1つの機能に対応しており、外部からの機能要求に従って読み書きを行うデータ領域が選択される。
本実施形態においても、図2と同様に、データ記憶部124は2つのデータ領域を有し、データ領域の内部は階層構造を有しているが、データ領域の数やデータ領域内部の構造については図6に示した例に限られないことは言うまでもない。データ記憶部124の階層構造は任意の構造に設計することが可能である。
また、本実施形態においても、データ記憶部124としては、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)やFeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)などの電気的にデータの読み書きができる記憶素子を用いることが望ましい。
以上、図6を用いて本発明の第2の実施形態にかかる情報処理端末200の構成について説明した。なお、本実施形態においても、情報処理端末200における機能判定処理は、情報処理端末200の内部にコンピュータプログラムを記憶させ、記憶させたコンピュータプログラムを順次呼び出すことによって行ってもよい。
本発明の第2の実施形態においても、本発明の第1の実施形態と同様に、図6に示したような複数のデータ領域を有するICチップを内蔵することで複数の機能を有している情報処理端末200において、GPSを用いて情報処理端末200の現在地を判定することによって、情報処理端末200の機能を動的に変化させることができる。また、機能設定の変更を行いたい場合に、ICチップ210の内部に対して設定変更を行ったり改修をしたりする必要が無いため、これらの作業のコストが低下し、設定変更や改修を行わずに済むことによって情報処理端末200を利用する利用者の利便性を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記第2の実施形態では、機能選択部215で機能を選択する際に、データ読み書き部220を経由して外部からの機能要求を受け取り、機能の選択を行ったが、本発明はかかる例に限定されない。例えば要求受信部212で受け取った機能要求を、データ読み書き部220を経由せずに機能選択部215で直接受け取るようにしてもよい。
本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100を用いた非接触データ送受信システムについて説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100の構成について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる情報処理端末100での機能の判定処理について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるシステム定義情報の一例について説明する説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる、地域と機能との関係について説明する説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる情報処理端末200の構成について説明する説明図である。
符号の説明
100、200 情報処理端末
102 GPS信号受信部
110、210 ICチップ
112、212 要求受信部
114、214 データ送信部
116、216 機能判定部
118 定義情報記録部
120、220 データ読み書き部
122 現在地測定部
124 データ記憶部
126、148 データ領域
215 機能選択部

Claims (7)

  1. ICチップを内蔵し、前記ICチップは複数のデータ領域を有しており、非接触によって他の装置と無線でのデータの送受信を行う、情報処理端末であって:
    前記他の装置から前記情報処理端末に対する機能要求を受信する要求受信部と;
    GPS衛星からGPS信号を受信するGPS信号受信部と;
    前記GPS信号受信部が受信した前記GPS信号から前記情報処理端末の現在地の緯度および現在地の経度を測定する現在地測定部と;
    前記情報処理端末で使用する機能を定義する定義情報が記録されている定義情報記録部と;
    前記定義情報並びに前記現在地測定部で測定した前記現在地の緯度および前記現在地の経度に基づいて前記機能の使用可否の判定を行う機能判定部と;
    前記機能判定部で行った機能判定の結果に基づいて前記複数のデータ領域の内の一のデータ領域との間でデータの読み書きを行うデータ読み書き部と;
    を含むことを特徴とする、情報処理端末。
  2. 前記機能要求に基づいて複数の機能の中から一の機能を選択する機能選択部をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  3. 少なくとも、前記定義情報記録部が前記ICチップに含まれていることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  4. 前記定義情報記録部には前記ICチップが有する機能に関する情報である機能情報および前記機能の使用可否範囲に関する情報である地域情報が記録されており、
    前記機能判定部は前記機能情報および前記地域情報を参照して使用する機能を判定することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  5. 前記機能情報は優先順位を含み、
    前記地域情報で定義された地域が重複していた場合には、前記機能判定部は前記優先順位に基づいて使用する機能を判定することを特徴とする、請求項4に記載の情報処理端末。
  6. 前記情報処理端末は、携帯電話であることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理端末。
  7. 複数のデータ領域を有し、非接触によって無線でのデータの送受信を行うICチップを内蔵するコンピュータに、
    外部から機能要求を受信する要求受信ステップと;
    GPS衛星からGPS信号を受信するGPS信号受信ステップと;
    前記GPS信号受信ステップで受信した前記GPS信号から現在地の緯度および現在地の経度を測定する現在地測定ステップと;
    使用する機能が定義されている定義情報並びに前記現在地測定ステップで測定した前記現在地の緯度および前記現在地の経度に基づいて前記機能の使用可否の判定を行う機能判定ステップと;
    前記機能判定ステップで行った機能判定の結果に基づいて前記複数のデータ領域の内の一のデータ領域との間でデータの読み書きを行うデータ読み書きステップと;
    を実行させることを特徴とする、コンピュータプログラム。
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