JP2008158255A - 光合成ユニット及び画像投射装置 - Google Patents

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Toshimichi Hagitani
利道 萩谷
Kazuhiro Fujita
和弘 藤田
Kazuya Miyagaki
一也 宮垣
Kazunari Abe
一成 安部
Atsushi Takaura
淳 高浦
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Abstract

【課題】簡単な構成で温度変化による部品の熱膨張率の差に起因する歪や変形あるいはストレスを軽減して、赤、青、緑の光にずれを生じさせないで各色の画像を合成する。
【解決手段】光路分離素子6と反射型光変調素子7及び光合成プリズム5を保持する光学素子支持フレーム8を光合成プリズム5と略同じ線膨張率を有する材料でフレーム構造の単純な構成として軽量化を図るとともに剛性を高めて安定した保持精度を確保するとともに部品の熱膨張に起因する歪や変形、ストレスを回避して合成光の温度変化による位置ずれを小さくする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、フロントプロジェクターやリヤープロジェクター等に使用して各色の画像光を合成する光合成ユニットとそれを使用した画像投射装置、特に小型化と温度変化による光学特性の劣化の防止に関するものである。
特許文献1に示すように、光源からの光を赤、青、緑の光に分離する光学手段と、分離した各色の光を透過して反射型光変調素子に入射し、反射型光変調素子で変調された光を反射して光合成プリズムに入射する反射型偏光素子と、光合成プリズムで合成された映像をスクリーンに投射して画像を表示する投射レンズを有する画像投射装置が使用されている。
この画像投射装置においては、赤、青、緑の色の映像光2がスクリーン上で重なるように反射型偏光素子と反射型光変調素子及び光合成プリズムの位置を調整して接着剤等で固定している。この位置調整されて固定された反射型偏光素子と反射型光変調素子及び光合成プリズムの位置が外気等の温度変化によりずれるとスクリーンに投影された画像の重ね合わせがずれてしまう。
この投影された画像の重ね合わせのずれを防止するため、特許文献2に示された光学装置は、図10に示すように、線膨張係数が10×10−6(/K)以下のガラス材料やステンレス又はコバール(FeNiCo)で三角柱状に形成された固定プレート100の3つの側面のうち、第1側面を光合成プリズム5の光入射面への接合面とし、第2側面を反射型偏光素子6の取付面とし、第3側面を反射型光変調素子7の取付面とし、反射型偏光素子6と反射型光変調素子7とをそれぞれ一定間隔を隔てた上下2枚の固定プレート100を介して光合成プリズム5の対応する光入射面に固定している。
特開2006−98881号公報 特開2006−99086号公報
特許文献1に示された光学装置は固定プレート100にガラス材料やステンレス又はコバールを使用しているが、赤、青、緑の光に対応する反射型偏光素子6と反射型光変調素子7を光合成プリズム5に固定するため、6枚の固定プレート100を必要とし、各固定プレート100の線膨張係数が違うと温度変化により変形して光合成プリズムで合成した画像に色ずれが生じる可能性がある。
また、反射型偏光素子6と反射型光変調素子7及び光合成プリズム5の位置が、熱や振動あるいは外力で押されたりすると、各々の位置がずれて、投射レンズで投影された赤、青、緑の光の位置がスクリーン上でずれてしまう。例えば、スクリーン上で白い線を投影している場合、赤だけが色がずれると線が赤線とピンク(マゼンダ)色の二本の線に見えてしまう。また、図面等を投影している場合に、色がずれると、非常に見にくい図面となってしまうという問題がある。すなわち、解像度が悪くなり、写真映像などを投影した場合に輪郭がボケるように見えてしまうという問題が発生してしまう。
また、反射型偏光素子6と反射型光変調素子7及び光合成プリズム5をそれぞれ2枚の固定プレート100の取付面に固定するとき、個々の固定プレート100毎に正確に位置合わせを行なう必要があり、組み付けが容易でないとともに、多くの固定プレート100を使用するためコスト高になってしまう。
さらに、反射型偏光素子6と反射型光変調素子7及び光合成プリズム5の間が2枚の固定プレート100で覆われているため、空気流を循環する隙間がなく、光源がハイパワーになった場合、反射型光変調素子3が高温になって光損傷を生じ、画像投射装置の性能が劣化する可能性がある。
また、光合成プリズム5は、入射面を固定プレート100の取付面に固定するため、接着領域を入射面に設ける必要があり、光合成プリズムが大型化して高価になってしまう。
さらに、光合成プリズム5の入射面に接着剤等の汚染物が付着して光学特性を劣化させるおそれがある。
この発明は、このような短所を改善し、簡単な構成で温度変化による部品の熱膨張率の差に起因する歪や変形あるいはストレスを軽減して、赤、青、緑の光にずれを生じさせないで合成するとともに共に、容易に組み立てられる光合成ユニットとそれを使用した画像投射装置を提供することを目的とするものである。
この発明の光合成ユニットは、画像信号に応じて画素単位で光を変調あるいは偏光して画像光を形成する反射型光変調素子と、所定の波長の照明光と前記反射型光変調素子で形成した画像光とを分離する反射型偏光素子と、少なくとも異なる波長帯域の画像光を合成して出射する光合成プリズムと、前記反射型光変調素子と反射型偏光素子及び光合成プリズムを所定の位置に保持する光学素子支持部材とを有する光合成ユニットにおいて、前記光学素子支持部材は、フレーム構造に形成され、前記光合成プリズムと略同じ線膨張率を有することを特徴とする。
前記光学素子支持部材は、前記光合成プリズムの入射面と出射面と直交する面に接着もしくは機械的に固定されていることが望ましい。
また、前記光学素子支持部材は、異なる波長帯域の画像光を出射する少なくとも2組の前記反射型光変調素子と反射型偏光素子を一体に保持しても良い。
さらに、前記光学素子支持部材は、前記反射型光変調素子を保持するフレームと、前記反射型偏光素子と光合成プリズムとを保持する1対のフレームの二次元フレーム構造としても良い。また、この1対のフレームを、前記光合成プリズムの入射面の有効範囲外で補強用フレームにより連結することが望ましい。
また、前記光学素子支持部材のフレーム構造を立方体形状に形成しても良い。
さらに、前記光学素子支持部材は、前記反射型変調素子を3点支持で保持する。
また、前記光学素子支持部材は、前記反射型光変調素子と反射型偏光素子及び光合成プリズムを保持するフレームの開口部にエアーフィルタを有することが望ましい。
また、前記光学素子支持部材は、セラミック又は低膨張合金で形成すると良い。
この発明の画像投射装置は、前記光合成ユニットを有し、光源から出射された照明光を異なる波長帯域の光に分離し、分離した各色の光を透過して前記光合成ユニットに入射し、入射した各色の光を前記光路分離素子から前記反射型光変調素子に入射して前記反射型光変調素子で変調し、変調された各色の光を前記光合成プリズムで合成して出射して投影面に画像を表示することを特徴とする。
この発明は、反射型光変調素子と反射型偏光素子及び光合成プリズムを保持する光学素子支持部材をフレーム構造の単純な構成として軽量化を図るとともに剛性を高めて安定した保持精度を確保することができ、良好な光学特性を維持することができる。
また、光学素子支持部材を光合成プリズムと略同じ線膨張率を有する材料で形成することにより、温度による形状変化が小さく、部品の熱膨張に起因する歪や変形、ストレスを回避し、安定した保持精度を確保できるととともに合成光の温度変化による位置ずれを小さくすることができる。
また、光学素子支持部材をフレーム構造としているから、光合成ユニットの内部と外部の間で空気の流れが生じやすく、反射型光変調素子等の冷却効果を高めることができ、光源がハイパワーになった場合や温度変化により光損傷が生じて光学性能が劣化することを防ぐことができる。
また、光学素子支持部材を光合成プリズムの入射面と出射面と直交する面に接着もしくは機械的に固定することにより、光合成プリズムの入射面に傷や汚れが付くことを防いで光学性能が劣化することを防止することがきる。
また、光学素子支持部材を異なる波長帯域の画像光を出射する少なくとも2組の反射型光変調素子と反射型偏光素子を一体に保持することにより、光合成プリズムと光学素子支持部材の位置決めを容易にして組立作業工数を低減することができる。
また、光学素子支持部材を反射型光変調素子を保持するフレームと、反射型偏光素子と光合成プリズムとを保持する1対のフレームの二次元フレーム構造にすることにより、光学素子支持部材の製作工数を低減して生産性を向上することができる。
この1対のフレームを、前記光合成プリズムの入射面の有効範囲外で補強用フレームで連結することにより、光合成プリズムと光学素子支持部材の位置決めを容易にして組立作業工数を低減することができる。
また、光学素子支持部材のフレーム構造を立方体状に形成することにより、光合成プリズムの接着作業工数を低減できるとともに取り付け精度を向上することができる。
さらに、光学素子支持部材は、反射型変調素子を3点支持で保持することにより、反射型偏光素子を固定するときに変形したり、温度変化や外力により歪んで画質が劣化することを防止することができる。
また、光学素子支持部材の反射型光変調素子と反射型偏光素子及び光合成プリズムを保持するフレームの開口部にエアーフィルタを設けことにより、光合成ユニットの内部に埃等が侵入することを防止して反射型光変調素子や反射型偏光素子の機能面に埃等が付着することを防いで光学特性が劣化することを防止できる。また、光合成ユニットの内部と外部の間でエアーフィルタを介して空気の流れが生じやすく、反射型光変調素子等の冷却効果を高めることができ、光合成ユニットの信頼性や耐久性を向上することができる。
また、光学素子支持部材は、セラミック又は低膨張合金で形成することにより、価格を低減することができるとともに軽量で、かつ弾性を有するため衝撃に強く、落下衝撃に対する信頼性を向上することができる。
この光合成ユニットを画像投射装置に使用することにより、良質な画像を安定して投影面に投射することができる。
図1はこの発明の画像投射装置の構成を示す斜視図である。図に示すように、画像投射装置1は、光合成ユニット2と投射レンズユニット3を有する。光合成ユニット2は、異なる波長帯域、例えば赤、青、緑の画像を形成する3組の画像形成ユニット4a,4b,4c及び画像形成ユニット4a〜4cでそれぞれ形成した光束を合成して出射する光合成プリズム5を有する。
画像形成ユニット4は、図2の斜視図に示すように、光路分離素子6と反射型光変調素子(ライトバルブ)7とを有し、光路分離素子6と反射型光変調素子(ライトバルブ)7が光学素子支持フレーム8に取り付けられている。反射型光変調素子7は、画素電極が形成されたバックプレーンとカバーガラスで封入された液晶パネルがセラミック基板やガラスエポキシ基板上に配置され、画像信号に応じて画素単位で光を変調あるいは偏光する。この反射型光変調素子7は反射型光変調素子ホルダー9で保持されている。反射型光変調素子ホルダー9の、反射型光変調素子7に接続されたフレキシブルプリント配線板(FPC)を引き出す位置の両側には、それぞれ複数、例えば3個の保持穴91が設けられている。光路分離素子6は、偏光分離膜や誘起多層膜を有するハーフミラーあるいはワイヤーグリッド偏光素子などで形成され、照明光と反射型光変調素子7で成形された画像光とを分離する。
光学素子支持フレーム8は、図2の斜視図に示すように、ホルダー取付フレーム81とプリズム取付フレーム82及び1対の分離素子取付フレーム83を有する。ホルダー取付フレーム81は、2本の平行な支持フレーム84と、支持フレーム84の一方の端部を連結した補強フレーム85を有し、支持フレーム84にはそれぞれ複数、例えば3本の保持ピン86を有する。プリズム取付フレーム82は、枠状に形成され、ホルダー取付フレーム83の補強フレーム82と反対側の端部に有する。分離素子取付フレーム83は、ホルダー取付フレーム81の補強フレーム85側端部近傍とプリズム取付フレーム82の下部近傍とを45度の角度で連結して設けられている。
この光学素子支持フレーム8は、光学ガラス(BK7)の線膨張係数7.5×10−6(/K)とほぼ同じ線膨張係数5.0〜8.0×10−6(/K)のセラミックや線膨張係数6.0〜8.0×10−6(/K)の低膨張合金で形成されている。
この光学素子支持フレーム8のプリズム取付フレーム82は、光合成プリズム5の入射面の有効範囲外である外側に接着され、分離素子取付フレーム83には反射型偏光素子6の両端部が接着され、かつ弾力性を有する取付金具87により固定される。この反射型偏光素子6を取り付ける1対の分離素子取付フレーム83の取付面には、図3の斜視図に示すように、突出した3個所の受け面831を有し、反射型偏光素子6を受け面831で3点支持により固定する。この光学素子支持フレーム8に反射型光変調素子ホルダー9を取り付けるとき、反射型光変調素子ホルダー9の保持穴91をホルダー取付フレーム81の2本の平行な支持フレーム84に設けた保持ピン86に係合させて接着剤により接合する。このように反射型光変調素子ホルダー9を光学素子支持フレーム8に取り付けるとき、反射型光変調素子ホルダー9の保持穴91は支持フレーム14に設けた保持ピン86の外径より大きく形成され、反射型光変調素子ホルダー9に保持された反射型光変調素子7を反射型偏光素子6と光合成プリズム5に対してXYZ方向と回転方向の6軸方向で位置調整して紫外線硬化型接着剤などで固着する。このようにして光合成プリズム5と反射型偏光素子6及び反射型光変調素子7を光学素子支持フレーム8により所定の位置に保持する。
光合成ユニット2に分離された3つの波長帯域の光を入射すると、画像形成ユニット4aに固定された反射型偏光素子6は第1の波長帯域の光を透過して反射型光変調素子7に入射し、反射型光変調素子7で変調されて反射した光を反射して光合成プリズム5に入射する。画像形成ユニット4bに固定された反射型偏光素子6は第2の波長帯域の光を透過して反射型光変調素子7に入射し、反射型光変調素子7で変調されて反射した光を反射して光合成プリズム5に入射する。画像形成ユニット4cに固定された反射型偏光素子6は第3の波長帯域の光を透過して反射型光変調素子7に入射し、反射型光変調素子7で変調されて反射した光を反射して光合成プリズム5に入射する。光合成プリズム5は画像形成ユニット4a〜4cから入射した波長が異なる3種類の光を合成して、合成光を投射レンズユニット3に出射する。投射レンズユニット3は入射した合成光をスクリーン等の投影面に投影して画像を表示する。
この光合成ユニット2は、光学素子支持フレーム8だけで反射型偏光素子6と反射型光変調素子7を保持して光合成プリズム4と連結する単純な構成であるから、軽量化を図るとともに剛性を高めて安定した保持精度を確保することができ、良好な光学特性を維持することができる。
また、光学素子支持フレーム8が線膨張係数の小さい光学ガラスの線膨張係数とほぼ同じ線膨張係数を有するセラミックや低膨張合金で形成されているから、温度による形状変化が小さく、部品の熱膨張に起因する歪や変形、ストレスを回避し、安定した保持精度を確保できるととともに合成光の温度変化による位置ずれを小さくすることができる。
さらに、光学素子支持フレーム8をセラミックや低膨張合金で形成することにより、光学素子支持フレーム8をセラミックの焼結や低膨張合金のダイキャストで作製することができ、ガラスで作製する場合と比べて価格を低減することができる。
また、金属などで形成された光学素子支持フレーム8はガラスと比べて軽量で、かつ弾性を有するため衝撃に強く、落下衝撃に対する信頼性を向上することが可能となる。
また、光学素子支持フレーム8をフレーム構造としているから、画像形成ユニット4の内部と外部の間で空気の流れが生じやすく、反射型光変調素子7等の冷却効果を高めることができ、光源がハイパワーになった場合や温度変化により光損傷が生じて光学性能が劣化することを防ぐことができる。
また、反射型偏光素子6を取り付ける分離素子取付フレーム83に3点支持で固定することにより、反射型偏光素子6を固定するときに変形したり、温度変化や外力により歪んで画質が劣化することを防止できる。すなわち、反射型偏光素子6は板状で厚みは約1mm程度、大きさは30〜40mm程度の素子である。したがって分離素子取付フレーム83に取り付けつときに取付面の平面度がほんの少しでも歪んでいると反射型偏光素子6の形状は取付面に倣ってしまい、波面精度が劣化してスクリーンに投影される画面は著しく劣化してしまう。この反射型偏光素子6の平面度は1μm以下であり、平面で形成した取付面の平面度を1μm以下に押さえるのは困難であり、コストアップを招いてしまう。また、温度や外力でほんの少し分離素子取付フレーム83が歪んだだけで反射型偏光素子6は歪んで画質の劣化を招いてしまう。そこで反射型偏光素子6を3個所の受け面831で保持することにより、このような不具合を防止できる。また、分離素子取付フレーム83の取付面の高精度化も不要となりコスト低減となるとともに組付けを容易に行うことができる。
前記説明では、光学素子支持フレーム8のプリズム取付フレーム82を光合成プリズム5の入射面の有効範囲外である外側に接着した場合について説明したが、図4の斜視図に示すように、プリズム取付フレーム82の上下に突出した鍔部821を設けた光学素子支持フレーム8を使用し、鍔部821と光合成プリズム5の入射面と出射面と直交する粗し面とを接着もしくは機械的に固定しても良い。この光合成プリズム5と鍔部821を接着するとき、鍔部821に穴822を設けることにより接着を容易に行なうことができる。
このようにプリズム取付フレーム82の上下に設けた鍔部821で光合成プリズム5を固定することにより、光合成プリズム5と光学素子支持フレーム8aの位置決めを容易にして組立作業工数を低減するとともに光合成プリズム5の入射面に傷や汚れが付くことを防いで光学性能が劣化することを防止することがきる。
また、前記説明では、3組の画像形成ユニット4a〜4cにそれぞれ光学素子支持フレーム8を設けた場合について説明したが、図5(a),(b)の異なる方向から見た斜視図に示すように、3組の光学素子フレーム8のプリズム取付フレーム82に設けた鍔部821を一体化した一体型光学素子支持フレーム8bを使用して光合成プリズム5の入射面と出射面と直交する粗し面51とを接着もしくは機械的に固定しても良い。
この一体型光学素子支持フレーム8bを使用することにより、光合成プリズム5の接着作業工数を低減できるとともに取り付け精度を向上することができる。また、光合成プリズム5の入射面に接着しないから、光合成プリズム5の入射面に傷や汚れが付くことを防いで光学性能が劣化することを防止することがきる。
前記各説明ではホルダー取付フレーム81とプリズム取付フレーム82及び1対の分離素子取付フレーム83を一体にした光学素子支持フレーム8〜8bや一体型光学素子支持フレーム8cを使用した場合について説明したが、図6の斜視図に示すように、光合成プリズム5を挟み込むプリズム保持鍔832を有する1対の分離素子取付フレーム83aとホルダー取付フレーム81を分割した光学素子支持フレーム8cを使用しても良い。この光学素子支持フレーム8cは、1対の分離素子取付フレーム83aのプリズム保持鍔832で光合成プリズム5の両端部を挟み込んで接着し、この1対の分離素子取付フレーム83aの上面にホルダー取付フレーム81を接着する。このようにホルダー取付フレーム81と1対の分離素子取付フレーム83aを分割すると、接着工数は増えるが、ホルダー取付フレーム81と分離素子取付フレーム83aをセラミックの焼結や低膨張合金のダイキャストで作製する場合の製作工数を低減でき、生産性を向上することができる。また、1対の分離素子取付フレーム83aのプリズム保持鍔832で光合成プリズム5に接着することにより、光合成プリズム5の入射面を接着剤等で汚すことを防ぐことができる。
また、図7の斜視図に示すように、1対の分離素子取付フレーム83aの上部を補強支持フレーム833で連結して一体にした光学素子支持フレーム8dを使用しても良い。このように1対の分離素子取付フレーム83aを補強支持フレーム833で連結した光学素子支持フレーム8dを使用することにより、光合成プリズム5に対する位置合わせを容易にすることができるとともに強度を向上することができ、熱による変形や外力による変形、歪みを防止でき、色ずれのない高精細な画像を投影することができる。
また、図8の斜視図に示すように、光学素子支持フレーム8〜8dの開口部にエアーフィルタ11を設けることが望ましい。この光学素子支持フレーム8〜8dの開口部にエアーフィルタ11を設けることにより、画像形成ユニット4の内部に埃等が侵入することを防止して反射型光変調素子7や反射型偏光素子6の機能面に埃等が付着することを防いで光学特性が劣化することを防止できる。また、画像形成ユニット4の内部と外部の間でエアーフィルタ11を介して空気の流れが生じやすく、反射型光変調素子7等の冷却効果を高めることができ、画像投射装置1の信頼性や耐久性を向上することができる。
前記各光合成ユニット2は、照明光を透過し、反射型光変調素子7で変調された光を反射する反射型偏光素子6を使用した場合について説明したが、照明光を反射し、反射型光変調素子7で変調された光を透過する反射型偏光素子6aを使用しても良い。この反射型偏光素子6a使用した光合成ユニット2aの光学素子支持フレーム8eは、図9の斜視図に示すように、フレーム構造で立方体に形成され、平行するホルダー取付フレーム81とプリズム取付フレーム82を有し、ホルダー取付フレーム81とプリズム取付フレーム82と直交するフレームに角度45度傾斜した分離素子取付フレーム83を有する。
この光学素子支持フレーム8eを使用した光合成ユニット2aは、図9において照明光を下から反射型偏光素子6aに入射し、入射した照明光を反射型偏光素子6aで反射して反射型光変調素子7に入射し、反射型光変調素子7で変調されて反射された光は反射型偏光素子6aを透過して光合成プリズム5に入射する。この変調した光を透過する反射型偏光素子6aはフィルム状又は板状であるが厚みを0.2mm以下とすることにより、その波面精度が悪くても透過光は波面劣化へ影響しないため、スクリーンに投影される画質は劣化しないですみ、信頼性を向上することができる。また、光学素子支持フレーム8fを立方体で形成することにより、剛性を高めることができ、反射型光変調素子7が傾いたりすることはなく、光合成プリズム5で合成した光に色ずれが生じることを防ぐことができ、良質な画像を投影することができる。
この発明の画像投射装置の構成を示す斜視図である。 画像形成ユニットの構成を示す斜視図である。 光学素子支持フレームの分離素子取付フレームの構成を示す斜視図である。 第2の光学素子支持フレームの構成を示す斜視図である。 第3の光学素子支持フレームの構成を示す斜視図である。 第4の光学素子支持フレームの構成を示す斜視図である。 第5の光学素子支持フレームの構成を示す斜視図である。 エアーフィルタを有する光学素子支持フレームの構成を示す斜視図である。 第6の光学素子支持フレームの構成を示す斜視図である。 従来の光学装置の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1;画像投射装置、2;光合成ユニット、3;投射レンズユニット、
4;画像形成ユニット、5;光合成プリズム、6;光路分離素子、
7;反射型光変調素子、8;光学素子支持フレーム、
9;反射型光変調素子ホルダー、11;エアーフィルタ、
81;ホルダー取付フレーム、82;プリズム取付フレーム、
83;分離素子取付フレーム。

Claims (10)

  1. 画像信号に応じて画素単位で光を変調あるいは偏光して画像光を形成する反射型光変調素子と、所定の波長の照明光と前記反射型光変調素子で形成した画像光とを分離する反射型偏光素子と、少なくとも異なる波長帯域の画像光を合成して出射する光合成プリズムと、前記反射型光変調素子と反射型偏光素子及び光合成プリズムを所定の位置に保持する光学素子支持部材とを有する光合成ユニットにおいて、
    前記光学素子支持部材は、フレーム構造に形成され、前記光合成プリズムと略同じ線膨張率を有することを特徴とする光合成ユニット。
  2. 前記光学素子支持部材は、前記光合成プリズムの入射面と出射面と直交する面に接着もしくは機械的に固定されている請求項1記載の光合成ユニット。
  3. 前記光学素子支持部材は、異なる波長帯域の画像光を出射する少なくとも2組の前記反射型光変調素子と反射型偏光素子を一体に保持する請求項1又は2記載の光合成ユニット。
  4. 前記光学素子支持部材は、前記反射型光変調素子を保持するフレームと、前記反射型偏光素子と光合成プリズムとを保持する1対のフレームの二次元フレーム構造とした請求項1又は2記載の光合成ユニット。
  5. 前記1対のフレームを、前記光合成プリズムの入射面の有効範囲外で補強用フレームにより連結した請求項4記載の光合成ユニット。
  6. 前記光学素子支持部材のフレーム構造を立方体形状に形成した請求項1又は2記載の光合成ユニット。
  7. 前記光学素子支持部材は、前記反射型変調素子を3点支持で保持する請求項1乃至6のいずれかに記載の光合成ユニット。
  8. 前記光学素子支持部材は、前記反射型光変調素子と反射型偏光素子及び光合成プリズムを保持するフレームの開口部にエアーフィルタを有する請求項1乃至7のいずれかに記載の光合成ユニット。
  9. 前記光学素子支持部材は、セラミック又は低膨張合金で形成された請求項1乃至8のいずれかに記載の光合成ユニット。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の光合成ユニットを有し、光源から出射された照明光を異なる波長帯域の光に分離し、分離した各色の光を透過して前記光合成ユニットに入射し、入射した各色の光を前記光路分離素子から前記反射型光変調素子に入射して前記反射型光変調素子で変調し、変調された各色の光を前記光合成プリズムで合成して出射して投影面に画像を表示することを特徴とする画像投射装置。
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