JP2008157349A - 駆動装置 - Google Patents

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弘一 奥田
Shuji Nagano
周二 永野
Kunio Morisawa
邦夫 森沢
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Abstract

【課題】動力発生手段に複数の機能を実現させるにあたり、燃料消費の増加を抑制すること。
【解決手段】駆動装置100は、第1電動機11と、第2電動機12と、ワンウェイクラッチ18と、クラッチ19とを備える。クラッチ19は、第2電動機12と右側後輪2RRとが駆動輪との間に配置される。また、ワンウェイクラッチ18は、第2電動機12と第1電動機11との間に配置される。ワンウェイクラッチ18を係合させ、クラッチ19を非係合とすれば、第1電動機11と第2電動機12とによって左側後輪2RLと右側後輪2RRとを駆動することができる。また、ワンウェイクラッチ18を非係合とし、クラッチ19を係合すれば、第2電動機12によって、左側後輪2RLの駆動力と右側後輪2RRの駆動力とを異ならせることができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、車両を走行させるための駆動装置に関する。
車両を走行させる駆動装置の動力発生手段に、車両を走行させる機能の他に、例えば、左右の駆動輪間で駆動力を異ならせたり、車両用空調装置の圧縮機を駆動させたりするといった、複数の機能を実現させることがある。例えば、特許文献1には、電動機と減速機との間の動力伝達経路に第1の動力断接手段を設け、また、電動機と圧縮機との間に第2の動力断接手段を設け、第1及び第2の動力断接手段を係合、解放することによって、電動機が動力を付与する対象を変更する車両が開示されている。
特開2004−168176号公報、段落番号0011、0012、図5
しかし、特許文献1に開示されている技術は、2個の動力断接手段を備えるとともに、電動機と減速機との間に設けられる動力断接手段はモータで動作する動力断接手段であるため、電動機を駆動するための動力が必要となる。その結果、動力発生手段に複数の機能を実現させる際に、車両の燃料消費が増加するおそれがある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、動力発生手段に複数の機能を実現させるにあたり、燃料消費の増加を抑制できる駆動装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1の駆動輪と第2の駆動輪との両方に動力を付与し、また前記第1の駆動輪の駆動力と前記第2の駆動輪の駆動力とを異ならせる動力発生手段と、前記動力発生手段と前記第2の駆動輪との間に設けられて、前記動力発生手段と前記第2の駆動輪との間で動力を伝達又は遮断する第1の動力断続手段と、前記動力発生手段と前記第1の駆動輪との間に設けられるとともに、一方向の回転に対して係合し、他方向の回転に対して非係合となることにより、前記動力発生手段の発生する動力を、前記第1の駆動輪及び前記第2の駆動輪に付与する第2の動力断続手段と、を含んで構成されることを特徴とする駆動装置である。このような構成により、第2の動力断続手段を係合させる際のエネルギーが不要になるので、動力発生手段に複数の機能を実現させるにあたり、燃料消費の増加を抑制できる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1の駆動輪と第2の駆動輪とに動力を付与する第1の動力発生手段と、前記第1の駆動輪と前記第2の駆動輪との両方に動力を付与し、また前記第1の駆動輪の駆動力と前記第2の駆動輪の駆動力とを異ならせる第2の動力発生手段と、前記第2の動力発生手段と前記第2の駆動輪との間に設けられて、前記第2の動力発生手段と前記第2の駆動輪との間で動力を伝達又は遮断する第1の動力断続手段と、前記第2の動力発生手段と前記第1の駆動輪との間に設けられるとともに、一方向の回転に対して係合し、他方向の回転に対して非係合となることにより、前記第2の動力発生手段の発生する動力を、前記第1の駆動輪及び前記第2の駆動輪に付与する第2の動力断続手段と、を含んで構成されることを特徴とする駆動装置である。このような構成により、第2の動力断続手段を係合させる際のエネルギーが不要になるので、動力発生手段に複数の機能を実現させるにあたり、燃料消費の増加を抑制できる。
また、本発明の好ましい態様は、前記第1動力伝達手段を非係合、かつ前記第2の動力断続手段を係合として、前記第2の動力発生手段の発生する動力を前記第1の駆動輪と前記第2の駆動輪とに付与する第1の駆動態様と、前記第1の動力断続手段を係合、かつ前記第2の動力断続手段を非係合として、前記第2の動力発生手段によって前記第1の駆動輪の駆動力と前記第2の駆動輪の駆動力とを異ならせる第2の駆動態様と、を実行可能とすることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様は、前記第2の動力断続手段の出力部に、前記第2の動力発生手段によって駆動される冷却手段を取り付けることが望ましい。
また、本発明の好ましい態様は、前記第2の動力発生手段と前記第2の動力断続手段との間に、前記第2の動力発生手段によって駆動される冷却手段を取り付けることが望ましい。
本発明に係る駆動装置は、動力発生手段に複数の機能を実現させるにあたり、燃料消費の増加を抑制できる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
本実施形態は、第1の駆動輪と、第2の駆動輪と、第1の動力発生手段と、第2の動力発生手段とを備える車両用の駆動装置において、第2の動力発生手段と第2の駆動輪との間に設けられて、第2の動力発生手段と第2の駆動輪との間で動力を伝達又は遮断する第1の動力断続手段と、第2の動力発生手段と第1の駆動輪及び第2の駆動輪との間に設けられるとともに、一方向の回転に対して係合し、他方向の回転に対して非係合となることにより、第2の動力発生手段の発生する動力を、第1の駆動輪及び第2の駆動輪に付与する第2の動力断続手段とを含む点に特徴がある。本実施形態では、駆動装置が備える動力発生手段(第2の動力発生手段)に、駆動輪に対して動力を付与する機能と、複数の駆動輪間において駆動力を異ならせる機能とを実現させる。なお、動力の付与は、電動機による電力の回生により、負の駆動力を付与することも含むものとする。
図1は、本実施形態に係る駆動装置を搭載した車両の構成を示す説明図である。図1中の矢印X方向は車両1の進行方向を示す。車両1の進行方向は、車両1が前進する方向である。また、本実施形態において、左右の区別は、車両1が前進する方向を基準とする。すなわち、「左」とは、車両1の前進する方向に向かって左側をいい、「右」とは、車両1の前進する方向に向かって右側をいう。また、車両1が前進する方向を前とし、車両1が後進する方向、すなわち前進する方向とは反対の方向を後とする。
図1に示すように、本実施形態に係る駆動装置100は、例えば、乗用車やバス等の車両1に搭載される。また、車両1は、駆動装置100の他に、ハイブリッド駆動装置110を搭載する。駆動装置100は車両1の後輪駆動用であり、車両1の左側後輪2RL及び右側後輪2RRを駆動する。一方、ハイブリッド駆動装置110は車両1の前輪駆動用であり、車両1の左側前輪2FL及び右側前輪2FRを駆動する。このように、車両1は、左側後輪2RL、右側後輪2RR、左側前輪2FL及び右側前輪2FRが駆動される、いわゆる4輪駆動の車両である。なお、駆動装置100を車両1の前輪駆動用とし、ハイブリッド駆動装置110を車両1の後輪駆動用として用いてもよい。また、駆動装置100のみを用いて車両1を走行させてもよい。
駆動装置100は、第1の動力発生手段としての第1電動機11と、第2の動力発生手段(動力発生手段)としての第2電動機12とを備える。第1電動機11が発生する動力と第2電動機12が発生する動力とは、第1駆動軸である左側後輪用動力伝達軸9L及び第2駆動軸である右側後輪用動力伝達軸9Rを介して、第1の駆動輪である左側後輪2RL及び第2の駆動輪である右側後輪2RRへ付与される。このように、本実施形態に係る駆動装置100は、左側後輪2RLと右側後輪2RRとが駆動輪となる。また、駆動装置100は、第2電動機12が発生するトルクを制御し、また、第2電動機12に電力を回生させることにより、左側後輪2RLの駆動力と右側後輪2RRの駆動力とを異ならせることができる。
第1電動機11及び第2電動機12は、ECU(Engine Control Unit)60によって制御される。ECU60は、第1電動機11に取り付けられる第1レゾルバ41及び第2電動機に取り付けられる第2レゾルバ42からの情報に基づいて、第1電動機11及び第2電動機12の回転数や回転方向を制御する。また、ECU60は、車両1の走行条件に基づいて、第1電動機11及び第2電動機12の出力を制御する。
第1電動機11及び第2電動機12は、インバータ7に接続されている。インバータ7には、例えばニッケル−水素電池や鉛蓄電池等の車載電源8が接続されており、インバータ7を介して車載電源8から第1電動機11及び第2電動機12へ電力が供給される。ここで、インバータ7は、ECU60によって制御される。これによって、車載電源8から第1電動機11及び第2電動機12へ供給される電力や周波数が制御される。なお、第1電動機11と第2電動機12とは独立して制御されるため、インバータ7は、第1電動機11用のインバータと第2電動機12用のインバータとが含まれている。
第1電動機11や第2電動機12が駆動装置100の動力発生手段として用いられる場合、車載電源8の電力がインバータ7を介して供給される。また、例えば車両1の減速時には、第1電動機11や第2電動機12が発電機として機能して回生発電を行い、電気エネルギーの形で回収した車両1の運動エネルギーを、車載電源8に蓄えることもできる。これは、ブレーキ信号やアクセルオフ等の信号に基づいて、ECU60がインバータ7を制御することにより実現される。このように、第1電動機11及び第2電動機12は、車両1を走行させるための動力を発生する他、エネルギーを生み出すジェネレータ(本実施形態では発電機)としても機能する。次に、ハイブリッド駆動装置110について簡単に説明する。
ハイブリッド駆動装置110は、電動機及び発電機として機能する第3電動機3及び第4電動機4と、内燃機関5と、動力分割/合成機構10とを備える。そして、このハイブリッド駆動装置110は、内燃機関5の出力と第3電動機3の出力とを、例えば遊星歯車装置で構成される動力分割/合成機構10で合成し、左側前輪用動力伝達軸6L及び右側前輪用動力伝達軸6Rを介して、左側前輪2FL及び右側前輪2FRに伝達する。なお、左側前輪2FL及び右側前輪2FRは、車両1の駆動輪であるとともに、操舵輪も兼ねている。
このハイブリッド駆動装置110は、いわゆるシリーズ・パラレルハイブリッドの駆動装置である。ハイブリッド駆動装置110は、ECU60によって制御される。第3電動機3は、インバータ7に接続されている。第3電動機3の回転数及び回転方向は、第3レゾルバ43によって検出されてECU60へ取り込まれ、ハイブリッド駆動装置110の制御に利用される。
第3電動機3は、主としてハイブリッド駆動装置110の駆動源として用いられる。このときには、車載電源8や、第4電動機4によって生み出された電力等がインバータ7を介して第3電動機3へ供給される。また、例えば車両1の減速時には、第3電動機3が発電機として機能して回生発電を行い、これによって回収したエネルギーを車載電源8に蓄える。これは、ブレーキ信号やアクセルオフ等の信号に基づいて、ECU60がインバータ7を制御することにより実現される。
第4電動機4は、主として発電機として機能するが、内燃機関5の始動時には、スタータモータとして機能する。第4電動機4が発電機として機能するときには、第4電動機4が内燃機関5によって駆動される。また、車両1の走行中においては、第4電動機4が内燃機関5の駆動反力を受けることにより、左側前輪2FL及び右側前輪2FRに駆動力を発生させる。第4電動機4で生み出される電力は第3電動機3の駆動に用いられる他、車載電源8の充電にも用いられる。次に、本実施形態に係る駆動装置100の構成を説明する。
図2は、本実施形態に係る駆動装置の構成を示す説明図である。図3は、本実施形態に係る駆動装置の共線図である。本実施形態に係る駆動装置100は、第1電動機11で駆動輪である左側後輪2RLと右側後輪2RRとを駆動し、第2電動機12で、左側後輪2RLと右側後輪2RRとの間で両者の駆動力を異ならせる。第1電動機11の出力軸11Sは中空であり、出力軸11Sの内部を第1出力部である左側後輪用動力伝達軸9Lが貫通している。
第1電動機11のローター11Rには出力軸11Sが取り付けられている。この出力軸11Sには、第1動力伝達ギヤ14とかみ合う第1電動機用出力ギヤ13が取り付けられている。第1動力伝達ギヤ14は、差動ギヤ17の入力ギヤ16とかみ合う第2動力伝達ギヤ15と連結されている。このような構成により、第1電動機11の発生する動力は、第1電動機用出力ギヤ13、第1動力伝達ギヤ14、第2動力伝達ギヤ15及び入力ギヤ16を介して、差動ギヤ17へ伝達される。
第1電動機11が発生する動力は、差動ギヤ17で、第1出力部である左側後輪用動力伝達軸9Lと第2出力部である右側後輪用動力伝達軸9Rとに分配されて出力される。左側後輪用動力伝達軸9Lには左側後輪2RLが取り付けられており、右側後輪用動力伝達軸9Rには右側後輪2RRが取り付けられている。左側後輪用動力伝達軸9L及び右側後輪用動力伝達軸9Rへ伝達された第1電動機11の発生する動力は、それぞれ左側後輪2RL及び右側後輪2RRに付与され、これらを駆動する。図1に示す車両1が旋回するとき、旋回方向の内側における駆動輪は、旋回方向の外側における駆動輪よりも回転速度が小さくなる。旋回方向の内側における駆動輪と内側における駆動輪との回転速度差は、差動ギヤ17によって吸収される。
第2電動機12は、ローター12Rの両端に、それぞれ第1出力軸12S1、第2出力軸12S2が取り付けられる。第1出力軸12S1及び第2出力軸12S2が、第2電動機12の出力軸となる。第1出力軸12S1には、第1の動力断続手段であるクラッチ19を介して、第2電動機用第1出力ギヤ21が取り付けられている。このように、クラッチ19は、第2電動機12と右側後輪2RRとの間に設けられる。クラッチ19は、例えば、摩擦力を利用した単板クラッチや多板クラッチ等を用いることができる。
第2電動機用第1出力ギヤ21は、遊星歯車装置20のリングギヤ20Rの外周部に取り付けられる遊星歯車装置用入力ギヤ20Iとかみ合っている。クラッチ19を係合させると、第2電動機12の出力は、クラッチ19、第2電動機用第1出力ギヤ21及び遊星歯車装置用入力ギヤ20Iを介して遊星歯車装置20へ入力される。ここで、クラッチ19の動作は、ECU60が備える駆動制御装置50によって制御される。
遊星歯車装置20は、リングギヤ20Rと、キャリア20Cと、サンギヤ20Sとで構成される。リングギヤ20Rは、内周部にギヤが形成されており、キャリア20Cによって回転可能に支持される複数のピニオンギヤ20Pがかみ合う。また、複数のピニオンギヤ20Pで囲まれる部分には、サンギヤ20Sが配置され、サンギヤ20Sと複数のピニオンギヤ20Pとがかみ合う。遊星歯車装置20のキャリア20Cは、駆動装置100の筐体100Cに固定される。これによって、図3に示すように、遊星歯車装置20は減速装置として機能し、遊星歯車装置用入力ギヤ20Iから入力される第2電動機12の発生する動力は、回転速度が減速されて、サンギヤ20Sから出力される。このように、遊星歯車装置20を用いることにより、減速比を大きくすることができるので、第2電動機12に大トルクのものを用いる必要はなく、第2電動機12を小型化することができる。なお、遊星歯車装置20の代わりに、他の減速機構を用いてもよい。
サンギヤ20Sには、遊星歯車装置用出力ギヤ22が取り付けられている。遊星歯車装置用出力ギヤ22は、右側後輪用動力伝達軸9Rに取り付けられている右側後輪用動力伝達軸入力ギヤ23とかみ合っている。これによって、遊星歯車装置用出力ギヤ22から出力される第2電動機12の発生する動力が、右側後輪用動力伝達軸入力ギヤ23を介して右側後輪用動力伝達軸9Rへ付与される。
第1電動機11に動力を発生させて左側後輪2RL及び右側後輪2RRを駆動しているときにクラッチ19を係合させ、かつ第2電動機12に動力を発生させると、右側後輪2RRの駆動力を、左側後輪2RLの駆動力よりも大きくすることができる。また、第1電動機11に動力を発生させて左側後輪2RL及び右側後輪2RRを駆動しているときにクラッチ19を係合させ、かつ第2電動機12で電力を回生させると、左側後輪2RLの駆動力を、右側後輪2RRの駆動力よりも大きくすることができる。これによって、本実施形態に係る駆動装置100は、左側後輪2RLの駆動力と、右側後輪2RRの駆動力とを異ならせることができる。
第2電動機12と左側後輪2RLとの間には、第2の動力断続手段であるワンウェイクラッチ18が配置される。本実施形態では、ワンウェイクラッチ18が、第2電動機12の第2出力軸12S2と、第1電動機11の出力軸11Sとの間に配置される。ワンウェイクラッチ18は、一方向の回転に対して係合し、他方向の回転に対して非係合となる機構である。これによって、ワンウェイクラッチ18は、第2電動機12が発生する動力を一方向の回転方向へのみ伝達し、他方向の回転方向に対しては第2電動機12の発生する動力を伝達しない。
本実施形態に係る駆動装置100において、ワンウェイクラッチ18は、ワンウェイクラッチ入力部18Iが図2中の矢印R1の方向に回転する場合に係合して、第2電動機12が発生する動力をワンウェイクラッチ出力部18Eへ伝達する。ワンウェイクラッチ入力部18Iが図2中の矢印R2の方向に回転するか、ワンウェイクラッチ出力部18Eが図2中の矢印R1の方向に、ワンウェイクラッチ入力部18Iよりも大きい回転速度で回転する場合、ワンウェイクラッチ18は解放、すなわち非係合となる。この場合、第2電動機12が発生する動力は、ワンウェイクラッチ出力部18Eへ伝達されない。
なお、ワンウェイクラッチ入力部18Iが図2中の矢印R2の方向に回転する場合には、第2電動機12も図2中の矢印R2の方向に回転する。第2電動機12が図2中の矢印R2方向に回転するときにクラッチ19を係合させ、かつ電動機12に動力を発生させるか又は回生させるかすることにより右側後輪2RRへ動力を付与すると、図3に示すように、左側後輪2RL及び右側後輪2RRが前進回転する場合に、両者の駆動力を異ならせることができる。ここで、左側後輪2RL及び右側後輪2RRが前進回転する場合の回転方向は、図1に示す車両1が前進している場合における左側後輪2RL及び右側後輪2RRの回転方向である(以下同様)。
第2電動機12の第2出力軸12S2は、ワンウェイクラッチ18のワンウェイクラッチ入力部18Iに取り付けられる。これによって、第2電動機12の発生する動力は、ワンウェイクラッチ18へ入力される。ワンウェイクラッチ18のワンウェイクラッチ出力部18Eには、ワンウェイクラッチ出力ギヤ24が取り付けられている。ワンウェイクラッチ出力ギヤ24は、第1電動機用出力ギヤ13とかみ合うアイドラギヤ25とかみ合っている。アイドラギヤ25を設けることにより、第2電動機12と第1電動機用出力ギヤ13との間の減速比を大きくできるので、第2電動機12に大トルクのものを用いる必要はなく、第2電動機12を小型化することができる。
このような構成により、第2電動機12の発生する動力は、ワンウェイクラッチ18、ワンウェイクラッチ出力ギヤ24、アイドラギヤ25を介して第1電動機用出力ギヤ13される。そして、図3に示すように、第2電動機12の発生する動力は、第1電動機用出力ギヤ13で、第1電動機11の発生する動力と合成されて、駆動装置100の左側後輪2RL及び右側後輪2RRを駆動する。
本実施形態に係る駆動装置100は、左側後輪2RL及び右側後輪2RRが前進回転するように第2電動機12が回転するときに、ワンウェイクラッチ18が係合するように構成される。これによって、第1電動機11及び第2電動機12の両方で、左側後輪2RL及び右側後輪2RRを駆動することができるので、例えば、登坂時や悪路走行時等のように、駆動装置100に対して大きな駆動力が要求される場合に有効である。
本実施形態に係る駆動装置100は、第2電動機12の発生する動力を、ワンウェイクラッチ18を介して第1電動機11の発生する動力と合成する。また、第2電動機12の第1出力軸12S1と右側後輪用動力伝達軸9Rとの間にクラッチ19を配置して、第1出力軸12S1と右側後輪用動力伝達軸9Rとの間で動力を伝達、遮断する。これによって、第2電動機12の発生する動力を駆動装置100の左側後輪2RL及び右側後輪2RRに付与する第1の駆動態様と、第2電動機12によって左側後輪2RLの駆動力と右側後輪2RRの駆動力とを異ならせる第2の駆動態様とを切り替えることができる。なお本実施形態において、第1の駆動態様では、第1電動機11と第2電動機12とで、駆動装置100の左側後輪2RL及び右側後輪2RRに付与する。
このように、本実施形態に係る駆動装置100は、第2電動機12を用いて第1の駆動態様と第2の駆動態様とを実現できるとともに、第1の駆動態様においては、ワンウェイクラッチ18によって第2電動機12が発生する動力を伝達する。これによって、第1の駆動態様においては、ワンウェイクラッチ18を係合させるためのエネルギーを必要としないので、駆動装置100を搭載する車両1の燃料消費の増加を抑制することができる。
駆動装置100は、第1電動機11の温度を測定する第1電動機温度センサ46、及び第2電動機12の温度を測定する第2電動機温度センサ47を備える。第1電動機温度センサ46及び第2電動機温度センサ47によって検出される第1電動機11の温度及び第2電動機12の温度は、駆動装置100の制御に用いられる。駆動装置100は、ECU60が備える駆動制御装置50によって制御される。ECU60には、第1レゾルバ41、第2レゾルバ42、図1に示す車両1の走行速度(以下車速という)を検出する車速センサ45が接続されている。ECU60が備える駆動制御装置50は、これらから取得される情報を用いて、駆動装置100が備える第1電動機11、第2電動機12、クラッチ19を制御する。次に、本実施形態に係る駆動装置100を制御するために用いる駆動制御装置50について説明する。
図4は、本実施形態に係る駆動装置を制御する駆動制御装置の構成を示す説明図である。図4に示すように、駆動制御装置50は、ECU60に組み込まれて構成されている。ECU60は、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)60pと、記憶部60mと、入力ポート65及び出力ポート66と、入力インターフェース67及び出力インターフェース68とから構成される。
なお、ECU60とは別個に、この実施形態に係る駆動制御装置50を用意し、これをECU60に接続してもよい。そして、この実施形態に係る駆動制御を実現するにあたっては、ECU60が備える駆動装置100に対する制御機能を、前記駆動制御装置50が利用できるように構成してもよい。
駆動制御装置50は、制御条件判定部51と、駆動態様切替部52と、駆動力制御部53とを含んで構成される。これらが、この実施形態に係る駆動制御を実行する部分となる。この実施形態において、駆動制御装置50は、ECU60を構成するCPU60pの一部として構成される。
駆動制御装置50の制御条件判定部51と、駆動態様切替部52と、駆動力制御部53とは、バス641、バス642、及び入力ポート65及び出力ポート66を介して接続される。これにより、駆動制御装置50を構成する制御条件判定部51と、駆動態様切替部52と、駆動力制御部53とは、相互に制御データをやり取りしたり、一方に命令を出したりできるように構成される。また、CPU60pが備える駆動制御装置50と、記憶部60mとは、バス643を介して接続される。これによって、駆動制御装置50は、ECU60が有する駆動装置100の運転制御データを取得し、これを利用することができる。また、駆動制御装置50は、この実施形態に係る駆動制御を、ECU60が予め備えている運転制御ルーチンに割り込ませたりすることができる。
入力ポート65には、入力インターフェース67が接続されている。入力インターフェース67には、第1レゾルバ41、第2レゾルバ42、第1電動機温度センサ46、第2電動機温度センサ47、車速センサ45等の、駆動装置100の駆動制御に必要な情報を取得するセンサ類が接続されている。これらのセンサ類から出力される信号は、入力インターフェース67内のA/Dコンバータ67aやディジタル入力バッファ67dにより、CPU60pが利用できる信号に変換されて入力ポート65へ送られる。これにより、CPU60pは、車両1の運転制御や、駆動装置100の駆動制御に必要な情報を取得することができる。
出力ポート66には、出力インターフェース68が接続されている。出力インターフェース68には、本実施形態に係る駆動制御に必要な制御対象が接続されている。この実施形態では、制御対象として、第1電動機11、第2電動機12を制御するためのインバータ7、クラッチ19が、出力インターフェース68に接続されている。なお、制御対象としては、図1に示す車両1が備える内燃機関5や第3電動機3等がある。
出力インターフェース68は、制御回路681、682等を備えており、CPU60pで演算された制御信号に基づき、前記制御対象を動作させる。このような構成により、前記センサ類からの出力信号に基づき、ECU60のCPU60pは、第1電動機11や第2電動機12等の駆動力を制御することができる。
記憶部60mには、この実施形態に係る駆動制御の処理手順を含むコンピュータプログラムや制御マップ、あるいはこの実施形態に係る駆動制御に用いるデータ等が格納されている。ここで、記憶部60mは、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。
上記コンピュータプログラムは、CPU60pへ既に記録されているコンピュータプログラムと組み合わせによって、この実施形態に係る駆動制御の処理手順を実現できるものであってもよい。また、この駆動制御装置50は、前記コンピュータプログラムの代わりに専用のハードウェアを用いて、制御条件判定部51、駆動態様切替部52及び駆動力制御部53の機能を実現するものであってもよい。次に、この実施形態に係る駆動制御の一例を説明する。次の説明では、適宜図1〜図4を参照されたい。
図5は、本実施形態に係る駆動装置の駆動制御例を示すフローチャートである。この駆動制御は、図2に示す駆動装置100が備える第1電動機11に異常が発生したり温度制限によって第1電動機11の動作が制限されたりした場合に、第2電動機12を用いて駆動装置100の左側後輪2RL及び右側後輪2RRを駆動する。この駆動制御を実行するにあたり、図4に示す駆動制御装置50が備える制御条件判定部51は、ステップS101において、第1電動機11が温度制限を受けているか、又は第1電動機11に異常が発生しているかの少なくとも一方であるか否かを判定する。第1電動機11の温度は、図2に示す第1電動機温度センサ46から取得する。そして、制御条件判定部51が、取得した第1電動機11の温度と、予め定めた温度制限値と比較することにより、第1電動機11が温度制限を受けるか否かを判定する。また、第1電動機11の異常は、例えば、第1電動機11の駆動電流値の異常などから判定する。
ステップS101でYesと判定された場合、すなわち、第1電動機11が温度制限を受けているか、又は第1電動機11に異常が発生しているかの少なくとも一方であると制御条件判定部51が判定した場合、ステップS102へ移行する。ステップS102においては、図4に示す駆動制御装置50が備える駆動態様切替部52が、第2電動機12の回転方向を、図2に示すワンウェイクラッチ18が係合する方向に設定する。これにより、ワンウェイクラッチ18を係合させる。このとき、クラッチ19は解放、すなわち非係合となっている。そして、ステップS103において、図4に示す駆動制御装置50が備える駆動力制御部53は、車両1の運転条件から決定される駆動力で、ステップS102で設定された回転方向で第2電動機12を駆動する。なお、この駆動態様は、クラッチ19を非係合とし、ワンウェイクラッチ18を係合させて第2電動機12で左側後輪2RL及び右側後輪2RRを駆動する、第1の駆動態様である。
これによって、第2電動機12の発生する動力は、ワンウェイクラッチ18、ワンウェイクラッチ出力ギヤ24、アイドラギヤ25、第1電動機用出力ギヤ13、差動ギヤ17等を介して左側後輪2RL及び右側後輪2RRへ付与され、これらを駆動する。このように、温度制限や異常によって第1電動機11に動力を発生させられない場合でも、第2電動機12を用いて左側後輪2RL及び右側後輪2RRを駆動することができるので、信頼性が向上する。
次に、ステップS101に戻って説明する。ステップS101でNoと判定された場合、すなわち、第1電動機11は温度制限を受けおらず、かつ、第1電動機11には異常が発生していないと制御条件判定部51が判定した場合、ステップS104に進む。ステップS104において、制御条件判定部51は、駆動装置100に対する要求駆動力F_dが、予め定めた所定の駆動力閾値F_cよりも大きいか否かを判定する。
ステップS104でYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51が、F_d>F_cであると判定した場合、ステップS105において、駆動態様切替部52は、駆動力増強制御を実行するように駆動態様を切り替える。すなわち、ワンウェイクラッチ18が係合する方向に第2電動機12を回転させ、かつ第1電動機11と第2電動機12との両方によって左側後輪2RL及び右側後輪2RRに動力を付与する。この駆動態様は、クラッチ19を非係合とし、ワンウェイクラッチ18を係合させて第2電動機12で左側後輪2RL及び右側後輪2RRを駆動する、第1の駆動態様である。ここで、駆動力増強制御とは、第1電動機11と第2電動機12との両方によって、第1電動機11の発生可能な動力よりも大きい動力を左側後輪2RL及び右側後輪2RRに付与することを可能とする制御である。駆動力増強制御を実行することにより、例えば、登坂時や悪路走行時等のように、駆動装置100に対して大きな駆動力が要求される場合でも、必要な駆動力を発生させることができる。
これによって、第1電動機11の発生する動力と第2電動機12の発生する動力とが、第1電動機用出力ギヤ13で合成され、差動ギヤ17を介して左側後輪2RL及び右側後輪2RRへ出力される。その結果、要求駆動力F_dが第1電動機11の最大出力を上回る場合でも、不足分を第2電動機12で補うことができる。駆動力制御部53は、第1電動機11と第2電動機12とで、要求駆動力F_dを発生するように第1電動機11及び第2電動機12を制御する。
次に、ステップS104に戻って説明する。ステップS104でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51が、F_d≦F_cであると判定した場合、ステップS106において、駆動態様切替部52は、駆動力配分制御を実行するように駆動態様を切り替える。この駆動態様は、ワンウェイクラッチ18を非係合としてクラッチ19を係合させ、第2電動機12で駆動力配分制御を実行する、第2の駆動態様である。ここで、駆動力配分制御とは、左側後輪2RLの駆動力と、右側後輪2RRの駆動力とを異ならせる制御である。
駆動力配分制御を実行するためには、図2に示すクラッチ19を係合させるとともに、電動機12をワンウェイクラッチ18の係合方向とは反対の方向(図2の例では矢印R2方向)に回転させる。これによって、クラッチ19を介して右側後輪2RRへ第2電動機12の発生する動力を付与して右側後輪2RRの駆動力を増加したり、第2電動機12に電力を回生させて右側後輪2RRの駆動力を低減させたりすることができる。その結果、左側後輪2RLの駆動力と右側後輪2RRの駆動力とを異ならせることができる。駆動力配分制御を実行する場合、駆動力制御部53は、左側後輪2RLの駆動力と右側後輪2RRの駆動力との差が、図1に示す車両1の走行条件から決定される所定の値になるように、第1電動機11及び第2電動機12を制御する。
(変形例)
図6〜図8は、本実施形態の変形例に係る駆動装置を示す説明図である。図6〜図8に示す変形例に係る駆動装置100a、100bは、図2に示す駆動装置100と同様の構成であるが、第2電動機12によって冷却手段であるファン26を駆動する点が異なる。図6〜図8では、図1に示す駆動装置100と構成が異なる部分を示す。図6は、本実施形態の第1変形例に係る駆動装置100aを示し、図7、図8は、本実施形態の第2変形例に係る駆動装置100bを示す。
図6に示す、第1変形例に係る駆動装置100aが備えるワンウェイクラッチ18には、ワンウェイクラッチ出力部18Eにファン26が取り付けられており、図2に示す駆動装置100が備えるワンウェイクラッチ出力ギヤ24は取り付けられない。ワンウェイクラッチ18は、クラッチ19を係合させて駆動力配分制御を実行する場合に第2電動機12が回転する方向(図2の矢印R2方向)とは反対の方向(図2の矢印R1方向)へ第2電動機12が回転したときに係合する(以下同様)。
駆動装置100aは、例えば、停車時のように駆動力配分制御が不要な場合にワンウェイクラッチ18が係合する方向に第2電動機12を回転させてファン26を駆動する。そして、ファン26からダクト27を介して、第1電動機11(図2参照)へ送風することにより、第1電動機11を冷却する。また、第1電動機11は、走行風によって冷却されるが、駆動装置100aを搭載する車両が低速走行している場合には、走行風による冷却では第1電動機11を十分に冷却できないおそれがある。このような場合には、第2電動機12によってファン26を駆動することにより第1電動機11へ送風して、これを冷却する。これによって、走行風による第1電動機11の冷却が不十分になるような場合でも、第1電動機11を冷却できるので、第1電動機11をより安定して動作させることができる。
図7に示す、第2変形例に係る駆動装置100bは、第2電動機12の第2電動機第1出力軸12S1に、ファン26が取り付けられる。すなわち、ファン26は、第2電動機12とクラッチ19との間に配置される。なお、図8に示すように、ファン26は、第2電動機第2出力軸12S1に取り付けてもよい。すなわち、ファン26は、第2電動機12とワンウェイクラッチ18との間に配置される。この場合、ファン26を駆動させるためには、ワンウェイクラッチ18が非係合となる方向に、第2電動機12を回転させる。
この駆動装置100bは、第2電動機12によってファン26を駆動することにより、第1電動機11へ送風することができる。この駆動装置100bでは、ファン26によって得られた冷却風Airを、導風手段であるダクト27によって第1電動機11導く。第2電動機12によってファン26を駆動して第1電動機11を冷却する場合、クラッチ19を非係合にするとともに、第2電動機12を、ワンウェイクラッチ18が非係合となる方向に回転させる。これによって、第2電動機12は、ファン26を駆動するためのみに用いられる。
図6〜図8に示す駆動装置100a、100bは、第2電動機12によってファン26を駆動したが、ファン26の代わりに、冷却手段として第1電動機11へ冷却油や冷却水等の冷却用液体を供給する冷却用液体供給手段を取り付けて駆動してもよい。冷却用液体供給手段としては、例えば、オイルポンプやウォーターポンプがある。この場合、オイルポンプやウォーターポンプは、ファン26の位置に配置される。オイルポンプやウォーターポンプの使い方は、ファン26と同様である。次に、図6に示す、第1変形例に係る駆動装置100aを制御する駆動制御例を説明する。なお、次に説明する駆動制御は、図4に示す駆動制御装置50で実現できる。
図9は、本実施形態の第1変形例に係る駆動装置の駆動制御例を示すフローチャートである。次の説明において、図1に示す車両1は、駆動装置100の代わりに図6に示す駆動装置100aを搭載するものとする。本実施形態の第1変形例に係る駆動装置100aの駆動制御を実行するにあたり、ステップS201において、駆動制御装置50が備える制御条件判定部51は、第1電動機温度センサ46から第1電動機11の温度T_MG1を取得する。そして、制御条件判定部51は、第1電動機11の温度T_MG1が、予め定めた第1電動機11の温度上限値T_cよりも大きいか否かを判定する。
ステップS201でYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51が、T_MG1>T_cであると判定した場合、ステップS202へ進む。ステップS202において、制御条件判定部51は、図1に示す車両1、すなわち、駆動装置100aを搭載する車両の車速Vを取得する。そして、制御条件判定部51は、車速Vが、車速下限値V_cよりも小さいか否かを判定する。
ステップS202でYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51がV<V_cと判定した場合、ステップS203において、駆動制御装置50の駆動態様切替部52は、図6に示す駆動装置100aのクラッチ19を非係合とし、かつ、ワンウェイクラッチ(OWC)18が係合する方向に第2電動機12が回転するように設定する。そして、ステップS204において、駆動制御装置50が備える駆動力制御部53は、ステップS203で設定された回転方向に第2電動機12を駆動する。これによって、駆動装置100aが備えるファン26が駆動される。そして、ファン26によって第1電動機11へ送風され、第1電動機11が冷却される。
T_MG1>T_cである場合、温度上昇による耐久性低下を抑制するため、第1電動機11に対しては、動作を中止する等の動作制限が行われる。車速がある程度高い場合には、走行風による第1電動機11の冷却が期待できるが、車速Vが低い場合、走行風による第1電動機11の冷却は期待できない。このため、本変形例に係る駆動制御では、ステップS203、ステップS204において、第1電動機11と第2電動機12とをワンウェイクラッチ18で切り離すとともに、第2電動機12によってファン26を駆動して第1電動機11へ送風して、これを冷却する。
これによって、車速Vが低く、走行風による第1電動機11の冷却が期待できない場合でも、第1電動機11を冷却することができる。その結果、第1電動機11の温度上昇に起因する耐久性低下を効果的に抑制できるとともに、第1電動機11の動作制限を早期に解除して、第1電動機11を駆動装置100aの動力発生手段として機能させることができる。ここで、車速下限値V_cは、例えば、走行風による第1電動機11の冷却が期待できない程度の車速に設定される。
次に、ステップS201に戻って説明する。ステップS201でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51が、T_MG1≦T_cであると判定した場合、ステップS205へ進む。T_MG1≦T_cである場合、第1電動機11に対しては、温度上昇による動作制限は行われない。このため、第2電動機12を第1電動機11の冷却に用いる必要はなく、第2電動機12は駆動力配分制御に用いることができる。
駆動力配分制御を実行する場合、ステップS205において、駆動態様切替部52は、図6に示す駆動装置100aのクラッチ19を係合し、かつ、ワンウェイクラッチ(OWC)18が非係合となる方向に第2電動機12が回転するように設定する。そして、ステップS206において、駆動力制御部53は、ステップS205で設定された回転方向に、かつ左側後輪2RLと右側後輪2RRとの間で、車両1の走行条件に基づいて設定された駆動力差が発生できるように、第2電動機12及び第1電動機11を駆動する。これによって、駆動装置100aによる駆動力配分制御が実行される。
次に、ステップS202に戻って説明する。ステップS202でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51が、V≧V_cであると判定した場合は、V≧V_cかつT_MG1<T_cである。この場合、走行風による第1電動機11の冷却が期待できるため、ファン26によって第1電動機11を冷却するよりも、駆動力配分制御を優先させる。したがって、ステップS202でNoと判定された場合、ステップS205へ進む。ステップS205以降の手順は上述した通りなので、説明を省略する。
なお、ステップS202でNoと判定された場合、すなわち、V≧V_cかつT_MG1<T_cである場合、駆動力配分制御の要求がないときには、ワンウェイクラッチ18を係合させ、かつクラッチ19を非係合としてファン26を駆動し、第1電動機11を冷却してもよい。このようにすれば、走行風とファン26による冷却風とによって、より効率的に第1電動機11を冷却することができるので、早期に第1電動機11の温度を低下させることができる。次に、図7、図8に示す、本実施形態の第2変形例に係る駆動装置100bを制御する駆動制御例を説明する。なお、次に説明する駆動制御は、図4に示す駆動制御装置50で実現できる。
図10は、本実施形態の第2変形例に係る駆動装置の駆動制御例を示すフローチャートである。ここで、図1に示す車両1は、駆動装置100の代わりに図7又は図8に示す駆動装置100bを搭載するものとする。本実施形態の第2変形例に係る駆動装置100bの駆動制御のステップS301、ステップS302は、上述した第1変形例に係る駆動装置100aの駆動制御のステップS201、ステップS202と同様なので、説明を省略する。
ステップS302でYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51がV<V_cと判定した場合、ステップS303において、駆動制御装置50の駆動態様切替部52は、図7、図8に示す駆動装置100bのクラッチ19を非係合とし、かつ、ワンウェイクラッチ(OWC)18が非係合となる方向に第2電動機12が回転するように設定する。そして、ステップS304において、駆動制御装置50が備える駆動力制御部53は、ステップS303で設定された回転方向に第2電動機12を駆動する。これによって、駆動装置100bが備えるファン26が駆動される。そして、ファン26によって第1電動機11へ送風され、第1電動機11が冷却される。
温度上昇によって第1電動機11が駆動制限を受け、かつ車速Vが低い場合に第1電動機11を冷却する。このために、本変形例に係る駆動制御では、ステップS303、ステップS304において、第1電動機11と第2電動機12とをワンウェイクラッチ18で切り離し、かつクラッチ19を非係合として第2電動機12と駆動装置100bの駆動輪とを切り離す。そして、第2電動機12によってファン26を駆動して第1電動機11へ送風して、これを冷却する。これによって、車速Vが低く、走行風による第1電動機11の冷却が期待できない場合でも、第1電動機11を冷却することができる。その結果、第1電動機11の温度上昇に起因する耐久性低下を効果的に抑制できるとともに、第1電動機11の動作制限を早期に解除して、第1電動機11を駆動装置100bの動力発生手段として機能させることができる。
次に、ステップS301に戻って説明する。ステップS301でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51がT_MG1≦T_cであると判定した場合、ステップS305へ進む。T_MG1≦T_cである場合、第1電動機11に対しては、温度上昇による動作制限は行われない。このため、第2電動機12を第1電動機11の冷却に用いる必要はない。また、第1電動機11に動力を発生させることもできる。
ステップS305において、制御条件判定部51は、駆動力配分制御を実行するか否かを判定する。ステップS305においてYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51が駆動力配分制御を実行すると判定した場合、ステップS306に進む。ステップS306において、駆動態様切替部52は、図7、図8に示す駆動装置100bのクラッチ19を係合し、かつ、ワンウェイクラッチ(OWC)18が非係合となる方向に第2電動機12が回転するように設定する。そして、ステップS307において、駆動力制御部53は、ステップS306で設定された回転方向に、かつ左側後輪2RLと右側後輪2RRとの間で設定された駆動力差が発生できるように、第2電動機12及び第1電動機11を駆動する。これによって、駆動装置100bによる駆動力配分制御が実行される。
次に、ステップS305に戻って説明する。ステップS305でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51が、駆動力配分制御を実行しないと判定した場合、ステップS308に進む。ステップS308では、制御条件判定部51が、駆動装置100bに対する要求駆動力F_dが、駆動力閾値F_cよりも大きいか否かを判定する。ステップS308でYesと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51がF_d>F_cと判定した場合、ステップS309に進む。
ステップS309においては、駆動態様切替部52が、クラッチ19を非係合とするとともに、第2電動機12の回転方向を、ワンウェイクラッチ18が係合する方向にするように設定する。そして、ステップS310において、駆動力制御部53は、駆動装置100bが要求駆動力F_dを発生するように第1電動機11及び第2電動機12を駆動する。このとき、第2電動機の回転方向は、ステップS309で設定された回転方向となる。これによって、駆動力増強制御が実行される。
次に、ステップS308に戻って説明する。ステップS308でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51がF_d≦F_cと判定した場合、ステップS311に進む。駆動力配分制御の要求がなく、かつF_d≦F_cである場合、第1電動機11のみで駆動装置100bを駆動する。この場合、ステップS311において、駆動態様切替部52は、クラッチ19を非係合とし、かつ第2電動機12の駆動を停止する。そして、ステップS312において、駆動力制御部53は、第1電動機11のみを駆動して、駆動装置100bに要求された駆動力を発生させる。
次に、ステップS302に戻って説明する。ステップS302でNoと判定された場合、すなわち、制御条件判定部51が、V≧V_cであると判定した場合は、V≧V_cかつT_MG1<T_cである。この場合、走行風による第1電動機11の冷却が期待できるため、ファン26によって第1電動機11を冷却するよりも、駆動力配分制御や駆動力増強制御を優先させる。したがって、ステップS202でNoと判定された場合、ステップS305以降の手順が実行される。ステップS305以降の手順は上述した通りなので、説明を省略する。
なお、ステップS302でNoと判定された場合、すなわち、V≧V_cかつT_MG1<T_cである場合、駆動力配分制御及び駆動力増加制御の要求がないときには、ワンウェイクラッチ18を係合させ、かつクラッチ19を非係合としてファン26を駆動し、第1電動機11を冷却してもよい。このようにすれば、走行風とファン26による冷却風とによって、より効率的に第1電動機11を冷却することができるので、早期に第1電動機11の温度を低下させることができる。このように、第2変形例に係る駆動装置100bは、ファン26による第1電動機11の冷却、駆動力の配分、及び駆動力の増強という3種類の異なる機能を実現することができる。
以上、本実施形態及びその変形例は、ワンウェイクラッチ(第2動力伝達手段)によって第2電動機(第2の動力発生手段)の動力を左側駆動輪(第1の駆動輪)と右側駆動輪(第2の駆動輪)とに伝達し、また、クラッチ(第1動力伝達手段)によって第2電動機と右側駆動輪との間で動力を伝達又は遮断する。これによって、第2電動機を用いて駆動力の増強と駆動力の配分とを実現でき、それぞれを独立して制御できる。また、駆動力の増強においては、ワンウェイクラッチによって第2の動力発生手段が発生する動力を伝達する。これによって、駆動力の増強においては、ワンウェイクラッチを係合させるためのエネルギーを必要としないので、駆動装置を搭載する車両の燃料消費の増加を抑制することができる。また、ワンウェイクラッチを用いることで、駆動力を増強する際に用いるアクチュエータが不要になるので、装置の大型化を抑制でき、また、部品点数も削減できる。
以上のように、本発明に係る駆動装置は、複数の駆動輪間で駆動力を異ならせることのできる駆動装置に有用であり、特に、駆動力を異ならせる際の燃料消費を抑制することに適している。
本実施形態に係る駆動装置を搭載した車両の構成を示す説明図である。 本実施形態に係る駆動装置の構成を示す説明図である。 本実施形態に係る駆動装置の共線図である。 本実施形態に係る駆動装置を制御する駆動制御装置の構成を示す説明図である。 本実施形態に係る駆動装置の駆動制御例を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例に係る駆動装置を示す説明図である。 本実施形態の変形例に係る駆動装置を示す説明図である。 本実施形態の変形例に係る駆動装置を示す説明図である。 本実施形態の第1変形例に係る駆動装置の駆動制御例を示すフローチャートである。 本実施形態の第2変形例に係る駆動装置の駆動制御例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 車両
2RR 右側後輪
2RL 左側後輪
7 インバータ
8 車載電源
9R 右側後輪用動力伝達軸
9L 左側後輪用動力伝達軸
11 第1電動機
12 第2電動機
18 ワンウェイクラッチ
18E ワンウェイクラッチ出力部
18I ワンウェイクラッチ入力部
19 クラッチ
20 遊星歯車装置
26 ファン
41 第1レゾルバ
42 第2レゾルバ
45 車速センサ
46 第1電動機温度センサ
47 第2電動機温度センサ
50 駆動制御装置
51 制御条件判定部
52 駆動態様切替部
53 駆動力制御部
60 ECU
100、100a、100b 駆動装置
100C 筐体
110 ハイブリッド駆動装置

Claims (5)

  1. 第1の駆動輪と第2の駆動輪との両方に動力を付与し、また前記第1の駆動輪の駆動力と前記第2の駆動輪の駆動力とを異ならせる動力発生手段と、
    前記動力発生手段と前記第2の駆動輪との間に設けられて、前記動力発生手段と前記第2の駆動輪との間で動力を伝達又は遮断する第1の動力断続手段と、
    前記動力発生手段と前記第1の駆動輪との間に設けられるとともに、一方向の回転に対して係合し、他方向の回転に対して非係合となることにより、前記動力発生手段の発生する動力を、前記第1の駆動輪及び前記第2の駆動輪に付与する第2の動力断続手段と、
    を含んで構成されることを特徴とする駆動装置。
  2. 第1の駆動輪と第2の駆動輪とに動力を付与する第1の動力発生手段と、
    前記第1の駆動輪と前記第2の駆動輪との両方に動力を付与し、また前記第1の駆動輪の駆動力と前記第2の駆動輪の駆動力とを異ならせる第2の動力発生手段と、
    前記第2の動力発生手段と前記第2の駆動輪との間に設けられて、前記第2の動力発生手段と前記第2の駆動輪との間で動力を伝達又は遮断する第1の動力断続手段と、
    前記第2の動力発生手段と前記第1の駆動輪との間に設けられるとともに、一方向の回転に対して係合し、他方向の回転に対して非係合となることにより、前記第2の動力発生手段の発生する動力を、前記第1の駆動輪及び前記第2の駆動輪に付与する第2の動力断続手段と、
    を含んで構成されることを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項2に記載の駆動装置において、
    前記第1動力伝達手段を非係合、かつ前記第2の動力断続手段を係合として、前記第2の動力発生手段の発生する動力を前記第1の駆動輪と前記第2の駆動輪とに付与する第1の駆動態様と、
    前記第1の動力断続手段を係合、かつ前記第2の動力断続手段を非係合として、前記第2の動力発生手段によって前記第1の駆動輪の駆動力と前記第2の駆動輪の駆動力とを異ならせる第2の駆動態様と、を実行可能であることを特徴とする駆動装置。
  4. 請求項2又は3に記載の駆動装置において、
    前記第2の動力断続手段の出力部に、前記第2の動力発生手段によって駆動される冷却手段を取り付けることを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項2又は3に記載の駆動装置において、
    前記第2の動力発生手段と前記第2の動力断続手段との間に、前記第2の動力発生手段によって駆動される冷却手段を取り付けることを特徴とする駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20220063594A1 (en) * 2019-01-18 2022-03-03 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Controller for vehicle

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