JP2008154326A - 1台のインバータにて2台以上のpmsmを運転する際の低速度且つ低負荷運転時の乱調・脱調を防止する運転方法 - Google Patents

1台のインバータにて2台以上のpmsmを運転する際の低速度且つ低負荷運転時の乱調・脱調を防止する運転方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、単一のインバータ装置にて運転する2台以上のPMSMを低速回転する状況においても乱調・脱調を生ずることなく安定して運転する方法を新規に提案するものである。
【解決手段】 本発明は1台の三相交流を電源とするインバータにて2台以上のPMSMを該PMSMの定格回転速度より低い回転速度の低負荷状態にて運転する制御方式であって、該2台以上の同期運転中のPMSMのうちいずれか1つのPMSMの発生する電圧値・電流値を検出し、検出した電流値がPMSMの乱調・脱調が発生する既定の電流値以下になったとき、その電流値の進み角度を大にして内部相差角を大きくすることにより、1台のインバータにて2台以上のPMSMの低負荷運転時の乱調・脱調を防止して安定運転するようにしたことを特徴とする1台のインバータにて2台以上のPMSMを運転する際の低速度且つ低負荷運転時の脱調を防止する運転方法にある。
【選択図】図2

Description

本発明はPMSM(Permanent Magnet Synchronous Motor、永久磁石同期電動機)の運転方法、詳しくは単一のインバータ装置にて2台以上のPMSMを定格回転よりも低負荷状態の運転時、すなわち低速回転速度の運転時に発生する乱調・脱調を防止するようにした運転方法に関するものである。
一般に、PMSMは定格回転速度による運転時においてPMSMを最も効率よく運転するため、主に直軸電流Id=0制御(モータ発生電圧と電流の位相を同相とする制御)が採用されていて、この場合電流が最小値となっている。
なし
しかしながら、PMSMを使用する条件によっては、PMSMを定格回転速度ではなく回転速度を低速にして運転させたいときがある。このような場合、負荷も回転速度の3乗に比例して低下する軽負荷となるので、最悪、脱調を生ずる可能性が高くなる。また脱調しないまでも乱調振動が発生して安定した運転ができないという課題がある。特に1台のインバータにより2台以上のPMSMを並列運転するときは電流値が大幅に低減した状態でそれぞれの負荷(例えば送風ファンなど)の若干の特性の相違によって内部相差角の差に基因する振動が発生して運転ができなくなることがあるという課題があった。
本発明は、1台の三相交流を電源とするインバータにて2台以上のPMSMを該PMSMの定格回転速度より低い回転速度の低負荷状態にて運転する場合の制御方式であって、該2台以上の同期運転中のPMSMのうちいずれか1つのPMSMの発生する電圧値・電流値を検出し、検出した電流値がPMSMの乱調振動、ひいては脱調が発生する既定の電流値以下になったとき、その電流値の進み角度(逆起電力よりの角度)を大にして内部相差角を大きくすることによって同期回転する2台以上のPMSMの乱調・脱調を防止することができる。また2台以上の各PMSMに回転子の位置検出装置を設けて2台以上のPMSMのうちいずれか1台の回転子磁極位置の信号を検出するようにし、該PMSMの発生する逆起電力(磁極の発生する電圧)とインバータの出力電圧間の内部相差角を大きくするようにインバータの出力電圧の位相を変えることにより電流値を増加することができ、これによりPMSMの乱調・脱調を防止することができることとなることによって、かかる課題を解決するようにしたのである。
本発明は、高価な位置検出装置あるいは高度且つ複雑で時間のかかる演算を要しない簡易な制御方法により、単一のインバータ装置にて2台以上のPMSMを定格回転速度より相当に低い回転速度でも乱調・脱調させることなく安定且つ静粛を維持して運転することができるという効果を生ずる。
単一のインバータ装置にて2台以上のPMSMを低速回転でも乱調・脱調させることなく運転することができるので、1C1Mの場合に比較して設備費を低コストにて実現することができるという効果を生ずる。
本発明は、1台の三相交流を電源とするインバータにて2台以上のPMSMを該PMSMの定格回転速度より低い回転速度の低負荷状態にて運転する制御方式であって、該2台以上の同期運転中のPMSMのうちいずれか1つのPMSMの発生する電圧値・電流値を検出し、検出した電流値がPMSMの乱調・脱調が発生する既定の電流値以下になったとき、その電流値の進み角度を大にして内部相差角を大きくすることにより、1台のインバータにて2台以上のPMSMの低負荷運転時の乱調・脱調を防止して安定運転するようにしたのである。
また、2台以上の各PMSMに回転子の位置検出装置を設けて、2台以上のPMSMのうちいずれか1台の回転子磁極位置の信号を検出し、該PMSMの発生する逆起電力とインバータの出力電圧間の内部相差角を大きくするようにインバータの出力電圧を調整することにより、1台のインバータにて2台以上のPMSMの低負荷運転時の乱調・脱調を防止するようにしたのである。
図1に示すように単一のインバータ装置1にて2台以上のPMSM2を運転する場合の使用例の1つとして送風ファン3の運転がある。通常、PMSM2は定格回転速度の状態で運転されることが想定されているが、条件によって回転速度を低下(定格回転速度の70%以下)させて使用することが望まれることがある。この場合、負荷トルクは回転速度の2乗に比例して低下するので、PMSM2の必要とする電流もトルクに比例して低減し、これはPMSMの内部相差角δが小さくなることを意味しており、2台以上のPMSM2が1台のインバータ1に接続されていると、電流値が大幅に低減した状態(回転速度50%時で約25%)でそれぞれの送風ファン負荷の若干の特性の相違(負荷トルクが小さくなるために送風ファン負荷の微小な差が現れる)による内部相差角の差に基因する各機に電流値の差が生じ、これに伴う乱調振動が発生して安定した運転ができず脱調に至ることがある。そこで同期運転中の2台以上のPMSM2の電流値をインバータ装置1のIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)回路(図示してない)の出力側で検出し、予め検出しておいた乱調・脱調を生ずる限界点となる既定の電流値より低下したときに進み方向に増加させる演算機能を用いて、電流値の進み角度を大にして内部相差角を大きくすることによりPMSM2の乱調・脱調を避けて低速回転速度でも安定した回転を維持して運転するようにしたのである。
すなわち図2のベクトル図に示すように、インバータ装置1より供給する電流の位相θをPMSM2の逆起電力より進相とするが、その数値としては15°以上、望ましくは20°以上の進相角とし、内部相差角δを大きくすることにより電流を増加し、2台以上のPMSM2を乱調・脱調させないで運転することができることとなる。電流の位相角を誘起電圧より進めると、内部相差角δがδ+Δδと大きくなり、また電流値も大きくなって、負荷特性の相違により生ずる2台以上のPMSM2間の有効電流の出入りが原因の乱調トルクがI2R損失の増加等により制動され低減されるので、乱調ひいては脱調を防止し、さらには微少な振動等の発生も抑制することができることとなるのである。
なお図において、
0 ; インバータ出力電圧(一定値)
1/E2 ; PMSMの逆起電力(または誘起電圧)(前/後:一定値)
1/I2 ; インバータの出力電流(前/後)
δ1/δ2 ; 内部相差角(前/後)
θ1/θ2 ; PMSMの誘起電圧と電流の位相差(前/後)
である。即ちI1 の進み力率cosθ1 からI2 のcosθ2へと進み角θを大にし、内部相差角をδ1からδ2へと大にすることが可能となるのである。
簡易な位置検出装置付のPMSMの場合は、1台のインバータ装置に接続した2台以上のPMSMのうちのいずれか1台の発生する逆起電力(誘起電力,PMSMの端子電力)を検出し演算し、該逆起電力とインバータ装置の出力電圧との間の内部相差角を大きくしてインバータ装置の出力電流を増加して乱調・脱調を防止するようにしたのである。PMSMへの電流の増加によりI2R損失の増加等によってそれらの微小トルクを吸収することおよび内部相差角の大きくなることにより安定な運転範囲への移行を確実にすることができることとなる。
本発明は、1台のインバータ装置により運転する2台以上のPMSMにおいて、該PMSMを定格回転速度のほか低回転速度にて使用する状況で広く利用することができるものである。
回路例図 ベクトル図
符号の説明
1はインバータ装置
2はPMSM
3は送風ファン

Claims (2)

  1. 1台の三相交流を電源とするインバータにて2台以上のPMSM(永久磁石同期電動機)を該PMSMの定格回転速度より低い回転速度の低負荷状態にて運転する制御方式であって、該2台以上の同期運転中のPMSMのうちいずれか1つのPMSMの発生する電圧値・電流値を検出し、検出した電流値がPMSMの乱調・脱調が発生する既定の電流値以下になったとき、その電流値の進み角度を大にして内部相差角を大きくすることにより、1台のインバータにて2台以上のPMSMの低速度で且つ低負荷運転時の乱調・脱調を防止して安定運転するようにしたことを特徴とする1台のインバータにて2台以上のPMSMを運転する際の低速度且つ低負荷運転時の乱調・脱調を防止する運転方法。
  2. 2台以上の各PMSMに回転子の位置検出装置を設けて2台以上のPMSMのうちいずれか1台の回転子磁極位置の信号を検出するようにし、該PMSMの発生する逆起電力とインバータの出力電圧間の内部相差角を大きくするようにインバータの出力電流を増加する請求項1に記載の運転方法。
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US11601076B2 (en) 2018-02-28 2023-03-07 Mitsubishi Electric Corporation Motor driving apparatus and refrigeration cycle equipment

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JP2000166295A (ja) * 1998-11-20 2000-06-16 Yuji Akiyama 同期モータの群運転制御方法及びシステム

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