JP2010016942A - 同期モータの制御方法及び制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロータの位置決め通電位相(θ1)を決定し(S1)、θ1を挟む電圧パルスV1、V2をステータコイルに印加し、そのときの電流I1、I2を検出する(S2〜S4)。電流I1、I2の電流値に基づいてロータの初期位置が過電流領域にあるか、否かを判定する。ロータの初期位置が過電流領域にある場合は、θ1を過電流が発生しない領域に変更する(S5〜S9)。さらに、過電流領域にある場合は電圧パルスV3を印加して、ロータの極性磁極を判別して、さらに、過電流を低減することができる(S10〜S11)。
【選択図】図3
Description
突極型のロータと、ステータコイルとを備え、前記ロータの回転位置を検出する位置検出センサレス同期モータを駆動するための制御方法であって、前記ステータコイルに所定の電圧を印加して通電するインバータにより駆動される前記同期モータの起動時の制御方法において、前記起動時のロータの位置決めの前に、停止している前記ロータの初期位置を推定するために、パルス通電位相差が電気角90度以内である第1のパルス及び第2のパルスからなる少なくとも二回のパルス通電を前記ステータコイルに対して行い、各前記パルス通電にともなう電流値を検出し、検出した二つの前記電流値の大きさに基づき、前記ロータの初期位置領域を判別することを特徴とする。
二つのパルスのパルス間隔をステータコイル時定数以上とすることで、第1のパルス印加で流れた電流を減衰させ、測定精度を確保する効果がある。
図1は、本発明の実施形態である同期モータの制御システム全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、同期モータの制御システム20は、3相のステータコイル1aと突極あるいは逆突極型のロータ1bとを有する同期モータ1と、同期モータ1を制御する制御装置2と、制御装置2に直流電源を供給するバッテリ3と、制御装置2との間で同期モータ1の起動指令などに関する情報を送受するECU(電子制御装置)50と、から構成されている。制御装置2は、同期モータ1を駆動するためのインバータ4と、インバータ4を構成しているIGBT(T1〜T6)をオン・オフ制御するドライブ回路5と、インバータ4の各相アーム下段に接続された抵抗R1、R2、R3により構成された電流値検出手段6と、同期モータ1の過電流を検出する過電流検出器7と、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと称す)8と、により構成されている。同期モータ1は、埋込磁石同期モータ(IPMSM:Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)である。C1、C2は、バッテリ3及びインバータ4にそれぞれ設けられたバイパスコンデンサである。
TM=Pn〔−Φa・IM ・sinθ+(1/2)(Lq−Ld)(IM)2・sin2θ〕・・・(1)
ここで、TM:モータ発生トルク、Pn:極対数、Φa:永久磁石によるステータ鎖交磁束、IM:モータ電流、Lq:q軸インダクタンス、Ld:d軸インダクタンス、θ:ロータN極とステータS極のなす角度である。
TR=TM −TL=J(d2θ/dt2)・・・・・・・・・(2)
ここで、J:イナーシャ(慣性モーメント)である。
IM=(V+Keω)/r・・・・・・・・・・・・・・・(3)
ここで、V:モータコイル印加電圧(ステータコイル印加電圧)、Ke:逆起定数、ω:ロータ角速度、r:巻線抵抗である。
S=∫TRdθ=(1/2)Jω2・・・・・・・・・(4)
ここで、S:回転トルクTRの総和である。
(4)式をロータ角速度ωについて展開すると、
ω=(2S/J)1/2・・・・・・・・・・・・・・・(5)
(5)式より、ロータ角速度ωは、回転トルクTRの総和Sの関数である。すなわち、ロータ角速度ωは、回転トルクTRの総和Sが大きいほど大きくなる。
図9(a)は、横軸が図9(c)に示すように、位置決め通電位相(0度)に対するロータの位置(θ)を表している。縦軸は、ロータがθの位置にあるとき(d軸がθの位置にあるとき)のステータに流れる電流値を表している。
であるときは、ロータは領域上で停止している。
|I1|+|I2|<α・・・・・・(7)
であるときは、ロータは領域下で停止している、と判定する。
||I1|−|I2||<β・・・・・・(8)
である場合は、ロータの初期位置がピーク付近にあると判定する。また、
||I1|−|I2||≧β・・・・・・(9)
である場合は、ロータの初期位置がピーク付近以外にあると判定する。
5:ドライブ回路、 6:電流検出手段、 7:過電流検出器、
8:マイクロコンピュータ(マイコン)、
20:同期モータの制御システム、 50:ECU、
Claims (6)
- 突極あるいは逆突極型のロータと、ステータコイルとを備え、前記ロータの回転位置を検出する位置検出センサレス同期モータを駆動するための制御方法であって、
前記ステータコイルに所定の電圧を印加して通電するインバータにより駆動される前記同期モータの起動時の制御方法において、
前記起動時のロータの位置決めの前に、停止している前記ロータの初期位置を推定するために、パルス通電位相差が電気角90度以内である第1のパルス及び第2のパルスからなる少なくとも二回のパルス通電を前記ステータコイルに対して行い、各前記パルス通電にともなう電流値を検出し、検出した二つの前記電流値の大きさに基づき前記ロータの初期位置領域を判別することを特徴とする同期モータの制御方法。 - 前記起動時に、判別された前記ロータの初期位置領域に基づいて前記ロータの磁極とステータの磁極とが正対し位置決め出来ない状態を回避するように位置決め通電位相が決定される請求項1に記載の同期モータの制御方法。
- 前記第1のパルス及び第2のパルスのパルス間隔は、前記ステータコイル時定数以上である請求項1または2に記載の同期モータの制御方法。
- 前記第1のパルス及び第2のパルスの通電による前記ロータの初期位置領域の判別の後に、さらに、前記第2のパルスに対して電気角180度の第3のパルスを前記ステータコイルに印加し、前記電流値検出手段にて電流値を検出し、前記第2のパルスと前記第3のパルスの前記電流値の大小を比較して、前記ロータの磁極極性を判別する請求項1〜3の何れか一項に記載の同期モータの制御方法。
- 突極あるいは逆突極型のロータと、ステータコイルとを備え、前記ロータの回転位置を検出する位置検出センサレス同期モータを駆動するための制御装置であって、
前記ステータコイルに所定の電圧を印加して通電するインバータにより駆動される前記同期モータの制御装置において、
前記同期モータの起動時ロータの位置決めの前に、停止している前記ロータの初期位置を推定するためにパルス通電位相差が電気角90度以内である第1のパルス及び第2のパルスからなる少なくとも二回のパルス通電を前記ステータコイルに対して行い、さらに、各前記パルス通電にともなう電流値を検出する電流値検出手段と、検出した二つの前記電流値の大きさに基づき前記ロータの初期位置領域を判別するロータ初期位置領域判別手段を有するロータ初期起動手段を備えたことを特徴とする同期モータの制御装置。 - 前記第1のパルス及び前記第2のパルスの間隔は、前記ステータコイルの時定数以上であり、前記ロータ初期位置領域判別手段は、さらに、前記ロータの初期位置領域の判別の後に、前記第2のパルスに対して電気角180度の第3のパルスを印加し、前記電流値検出手段にて電流値を検出し、前記第2のパルスと前記第3のパルスの前記電流値の大小を比較して、前記ロータの磁極極性を判別する請求項5に記載の同期モータの制御装置。
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