JP2008154280A - バイアス回路 - Google Patents

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典昭 齊藤
Hiroyuki Yabuki
博幸 矢吹
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Abstract

【課題】デジタル無線通信装置用受信フロントエンド部に使用される可変利得増幅器において、利得切替え時でも、入力整合を保ち、かつ高次歪特性が劣化しない可変利得増幅器を提供することを目的とする。
【解決手段】エミッタを接地した第一、第二のトランジスタ1、2のコレクタとベースを高周波的に接地した第三のトランジスタ5のエミッタをカスコード接続し、第一または第二のトランジスタの一方を選択してベースバイアスを供給するバイアス切替回路107と、第二のトランジスタ2の入力インピーダンスを制御する第一のインピーダンス補償回路20と、第一及び第二のトランジスタのベース間に接続した第二のインピーダンス補償回路102とを備え、バイアス切替回路107と連動して第一のインピーダンス補償回路20を動作させることで、利得切替時でも入力整合を保ちかつ高次歪特性が劣化しない。
【選択図】図1

Description

本発明はデジタル無線通信装置用受信フロントエンド部に使用する可変利得増幅器に関するものである。
移動体通信では、基地局−移動局間の距離に応じて受信電界が大きく変化するため受信系に広いダイナミックレンジが必要となり、受信フロントエンド部の低雑音増幅器には利得制御機能が要求される。
以下、従来の可変利得増幅器について説明する。図5は従来の可変利得増幅器の回路図である。
図5において、501,502はトランジスタ、503、504は抵抗、505はインダクタ、506は接地容量、507は入力整合回路、508は出力整合回路、509は利得制御端子、510,511は電源端子、512は高周波入力端子、513は高周波出力端子である。
以上のように構成された可変利得増幅器について、以下その動作について説明する。
弱電界入力時には、利得制御端子509には高利得が得られる電圧Vagc1を印加する。この時、可変利得増幅器の入出力インピーダンスは、伝送線路の特性インピーダンスに一致するように、入力整合回路507と出力整合回路508の回路構成およびインダクタ505の値を設定する。一方、強電界入力時には利得制御端子509には低利得となる電圧Vagc2(Vagc2<Vagc1)を設定し、増幅器の利得を低減する。
しかしながら従来の構成では、利得切替時に増幅器の入力インピーダンスが変動し、伝送線路の特性インピーダンスと不整合を生じるとともに、トランジスタの電流を下げて利得を低減するために、非線形効果による高次歪が増大するという欠点を有していた。
本発明は、前記従来技術の課題を解決するもので、インピーダンス補償回路を適用することで、利得切替え時でも、入力整合を保ち、かつ高次歪特性が劣化しない可変利得増幅器を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、ベース端子に信号を入力しコレクタ端子より信号を出力するエミッタ接地型の第一のトランジスタにベースバイアスを供給するバイアス回路であって、ベース端子を前記第一のトランジスタのベース端子と接続して、カレントミラー対を形成する第五のトランジスタと、前記第一のトランジスタと前記第五のトランジスタとの間の順方向直流増幅率の誤差に起因した前記ベースバイアスの変動を緩和するとともに、電源への前記信号の漏洩を抑制する高周波阻止回路と、を備えたバイアス回路である。
これにより、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧効果を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変化を抑えることができるとともに、高周波阻止回路により入力信号がバイアス回路へ流入することを阻止するため、バイアス回路による雑音指数の劣化を低減できる。
以上のように本発明によれば、インピーダンス補償回路を適用することで、利得切替え時でも、入力整合を保ち、かつ高次歪の発生を防止できるという有利な効果が得られる。
本発明の第1の発明は、ベース端子に信号を入力しコレクタ端子より信号を出力するエミッタ接地型の第一のトランジスタにベースバイアスを供給するバイアス回路であって、ベース端子を前記第一のトランジスタのベース端子と接続して、カレントミラー対を形成する第五のトランジスタと、前記第一のトランジスタと前記第五のトランジスタとの間の順方向直流増幅率の誤差に起因した前記ベースバイアスの変動を緩和するとともに、電源への前記信号の漏洩を抑制する高周波阻止回路と、を備えたバイアス回路としたものであり、本構成により、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧効果を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変化を抑えることができるとともに、高周波阻止回路により入力信号がバイアス回路へ流入することを阻止するため、バイアス回路による雑音指数の劣化を低減できるという作用を有する。
本発明の第2の発明は、コレクタ端子が電源に接続されるとともにベース端子が前記第五のトランジスタのコレクタ端子に接続される第七のトランジスタを更に備えるとともに、前記高周波阻止回路は、一端が電源に接続されるとともに、他端が前記第五のトランジスタのコレクタ端子と前記第七のトランジスタのベース端子との接続中点に接続されるインピーダンス素子である第1の発明に記載のバイアス回路としたものであり、本構成により、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧効果を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変化を抑えることができるとともに、高周波阻止回路により入力信号がバイアス回路へ流入することを阻止するため、バイアス回路による雑音指数の劣化を低減できるという作用を有する。
本発明の第3の発明は、前記第一のインピーダンス素子は、抵抗である第2の発明に記載のバイアス回路としたものであり、本構成により、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧効果を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変化を抑えることができるとともに、高周波阻止回路により入力信号がバイアス回路へ流入することを阻止するため、バイアス回路による雑音指数の劣化を低減できるという作用を有する。
本発明の第4の発明は、前記高周波阻止回路は、前記第一のトランジスタのベース端子と前記第五のトランジスタのベース端子との接続中点と、前記第七のトランジスタのエミッタ端子との間に接続される第1の高周波阻止回路を更に備える第2又は第3の発明に記載のバイアス回路としたものであり、本構成により、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧効果を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変化を抑えることができるとともに、高周波阻止回路により入力信号がバイアス回路へ流入することを阻止するため、バイアス回路による雑音指数の劣化を低減できるという作用を有する。
本発明の第5の発明は、前記第一の高周波阻止回路は、第二のインピーダンス素子である第4の発明に記載のバイアス回路としたものであり、本構成により、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧効果を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変化を抑えることができるとともに、高周波阻止回路により入力信号がバイアス回路へ流入することを阻止するため、バイアス回路による雑音指数の劣化を低減できるという作用を有する。
本発明の第6の発明は、前記第二のインピーダンス素子は、抵抗である第5の発明に記載のバイアス回路としたものであり、本構成により、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧効果を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変化を抑えることができるとともに、高周波阻止回路により入力信号がバイアス回路へ流入することを阻止するため、バイアス回路による雑音指数の劣化を低減できるという作用を有する。
本発明の第7の発明は、前記第二のインピーダンス素子は、インダクタである第5の発明に記載のバイアス回路としたものであり、本構成により、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧効果を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変化を抑えることができるとともに、高周波阻止回路により入力信号がバイアス回路へ流入することを阻止するため、バイアス回路による雑音指数の劣化を低減できる。さらに、電圧降下のため高い抵抗値をとりにくい抵抗よりも効果的に、入力信号のバイアス回路への流入を阻止することができるという作用を有する。
本発明の第8の発明は、コレクタ端子が電源に接続されるとともにベース端子が前記第五のトランジスタのコレクタ端子に接続される第七のトランジスタを更に備えるとともに、前記高周波阻止回路は、前記第五のトランジスタのベース端子と前記第七のトランジスタのエミッタ端子との接続中点と、前記第一のトランジスタのベース端子との間に接続されるインダクタである第1の発明に記載のバイアス回路としたものであり、本構成により、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧効果を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変化を抑えることができるとともに、高周波阻止回路により入力信号がバイアス回路へ流入することを阻止するため、バイアス回路による雑音指数の劣化を低減できるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図1から図4を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態における可変利得増幅器の回路図である。図1において、1はエミッタ端子を直接接地した第一のトランジスタ、2は第一のトランジスタ1とコレクタ端子同士を接続した第二のトランジスタ、3は第二のトランジスタ2のエミッタ端子を接地する帰還抵抗、4は第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2のコレクタ端子間を接続する抵抗、5は第一のトランジスタ1および第二のトランジスタ2とカスコード接続する第三のトランジスタ、6は第三のトランジスタ5にベースバイアスを供給する抵抗、7は第三のトランジスタ5のベース端子に接続する接地容量、8は第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2のベース端子間を疎結合する第二の容量、101は第二のトランジスタ2の入力インピーダンスを制御する第一のインダクタ、102は第二の容量8及び第一のインダクタ101より構成される第二のインピーダンス補償回路、9は入力整合回路、10は出力整合回路、11は第三のトランジスタ5にコレクタバイアスを供給し、かつ出力整合回路10とともに出力整合をとるインダクタ、12及び13は電源端子、14は高周波入力端子、15は高周波出力端子、103及び104はそれぞれ第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2にベースバイアスを供給する電源、105は第一のトランジスタ1か第二のトランジスタ2のいずれを動作させるか選択するスイッチ、106はインバータ、16は利得制御端子、107は利得制御端子16、電源103,104、スイッチ105、及びインバータ106より構成されるバイアス切替回路、17及び18は第二のトランジスタ2の入力インピーダンスを制御する第一の容量及び第一の抵抗、19はバイアス切替回路107と連動し、Vagc1が第一のトランジスタ1のベース端子に印可されるときには動作せず、Vagc2が第二のトランジスタ2のベース端子に印可されるときに動作して、第一の容量17の接地・非接地を切替える第四のトランジスタ、20は第一の容量17、第一の抵抗18及び第四のトランジスタ19より構成される第一のインピーダンス補償回路、108は第一のトランジスタ1、第二のトランジスタ2、帰還抵抗3、抵抗4、第三のトランジスタ5、第二の容量8、第一のインピーダンス補償回路20、及びバイアス切替回路107より構成される集積回路である。
高周波入力端子14より入力された高周波信号は、入力整合回路9を通って第一のトランジスタ1のベース端子に、また入力整合回路9と第二のインピーダンス補償回路102とを通って第二のトランジスタ2のベース端子に入力される。
弱電界入力時は、第一のトランジスタ1のベース端子にVagc1を印可することで、所望の利得を得る。一方、強電界入力時にはバイアス切替回路107を用いて、第二のトランジスタ2のベース端子にVagc1より小さなVagc2を印可すること、及び帰還抵抗3の作用により第1のトランジスタが動作する場合と比較して利得が低減する。
入力インピーダンスは、第一のトランジスタ1または第二のトランジスタ2のうち動作しているトランジスタにより決定される。第一のトランジスタ1と第二のトランジスタ2との入力容量の差、及び第二のトランジスタ2のエミッタ端子−接地間に接続した帰還抵抗3により、第二のトランジスタ2の動作時と第一のトランジスタ1の動作時との入力インピーダンスは異なる。そこで、バイアス切替回路107と連動して動作する第四のトランジスタ19により、第二のトランジスタ2の動作時には、第二のトランジスタ2のベース端子−接地間に第一の容量17及び第一の抵抗18を接続し、第一のトランジスタ1の入力インピーダンスと同等とする。さらに、第一のトランジスタ1の動作時における第二のトランジスタ2の影響を軽減するために、第一のトランジスタ1と第二のトランジスタ2のベース端子間を第二の容量8により疎結合とするため、第一のインダクタ101によるインピーダンス補償回路も接続する。
本実施の形態によれば、低利得に切替えた時には第一のインピーダンス補償回路が第二のトランジスタのベース端子に第一の容量を付加し、第二のトランジスタの入力インピーダンスを制御することで、利得切替時でも入力整合を保ち、高次歪の発生を抑圧することができる。
なお、第二の容量8と第一のインダクタ101の配置は変更可能であるが、第二の容量8を集積回路108に内蔵して部品点数を削減することができる点で、図1に示した構成がより好ましい。
また、第一のトランジスタ1のエミッタサイズに比べ、第二のトランジスタ2のエミッタサイズを小さくすることにより、第二のトランジスタ2を付加することによる高利得時の雑音指数の劣化を抑制することができる。
(実施の形態2)
図2は本実施の形態における可変利得増幅器の回路図である。図2において、201及び202は第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2とそれぞれカレントミラーを形成する対となる第五及び第六のトランジスタ、203及び204は第五のトランジスタ201及び第六のトランジスタ202のエミッタ端子をそれぞれ接地する第一及び第二のエミッタ抵抗、205及び206は第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2にそれぞれベース電流を供給する第七及び第八のトランジスタ、207は第一のトランジスタ1、第五のトランジスタ201、第七のトランジスタ205及び第一のエミッタ抵抗203より構成される第一のカレントミラー回路、208は第二のトランジスタ2、第六のトランジスタ202、第八のトランジスタ206及び第二のエミッタ抵抗204より構成される第二のカレントミラー回路、209及び210は第七のトランジスタ205及び第八のトランジスタ206のエミッタ端子とそれぞれ第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2のベース端子間を接続する第二及び第三の抵抗、211及び212は第二の抵抗209、第三の抵抗210よりそれぞれ構成される第一及び第二の高周波阻止回路、213及び214は第一のカレントミラー回路207及び第二のカレントミラー回路208にそれぞれバイアスを供給する第九及び第十のトランジスタ、215は第九のトランジスタ213または第十のトランジスタ214のどちらか一方を動作させる第十一のトランジスタ、216は利得制御端子16、第九のトランジスタ213、第十のトランジスタ214及び第十一のトランジスタ215より構成される切替スイッチ、217−219はバイアスを供給する抵抗、220および221は定電流源、222は電源端子、223は第五のトランジスタ201、第六のトランジスタ202、第一のエミッタ抵抗203、第二のエミッタ抵抗204、第七のトランジスタ205、第八のトランジスタ206、切替スイッチ216、抵抗217−219、定電流源220,221、及び電源端子222より構成され、利得制御端子16の電位により、第一のトランジスタ1または第二のトランジスタ2のどちらか一方にベースバイアスを供給するバイアス切替回路、224は第一のトランジスタ1、第二のトランジスタ2、帰還抵抗3、抵抗4、第三のトランジスタ5、第二の容量8、第一のインピーダンス補償回路20、第一の高周波阻止回路211、第二の高周波阻止回路212及びバイアス切替回路223より構成される集積回路である。なお、上記以外の構成要素、符号については実施の形態1と同一である。
本実施の形態によれば、第二の抵抗209及び第三の抵抗210に、それぞれ第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2の入力インピーダンスより充分に高い値を選択することにより、入力信号の第一のカレントミラー回路207及び第二のカレントミラー回路208への漏洩を阻止することができ、バイアス切替回路223による雑音指数特性の劣化を防止することができる。なお、第五のトランジスタ201及び第六のトランジスタ202のベース端子の入力インピーダンスは充分高いため、問題とならない。さらに、カレントミラー対となるトランジスタのベース端子間に電圧降下を生じる抵抗が存在しないため、トランジスタの順方向電流増幅率バラツキに対する電流変動を抑えることができる。その他の動作、作用は実施の形態1と同様である。
なお、図2には第一のエミッタ抵抗203を第五のトランジスタ201のエミッタ端子に接続してミラー比を大きくとっているが、それほど大きなミラー比が要求されない場合にはこの第一のエミッタ抵抗203は削除可能であり、このときには抵抗バラツキに対する電流変動も抑えることができる。
(実施の形態3)
図3は本実施の形態における可変利得増幅器の回路図である。図3において、301は第一のトランジスタ1のベース端子及び第七のトランジスタ205のエミッタ端子間を接続する第二のインダクタ、302は第二のインダクタ301より構成される第一の高周波阻止回路、303は第一のトランジスタ1、第二のトランジスタ2、帰還抵抗3、抵抗4、第三のトランジスタ5、第二の容量8、第一のインピーダンス補償回路20、第二の高周波阻止回路212及びバイアス切替回路223より構成される集積回路である。なお、上記以外の構成要素と符号については実施の形態2と同様である。
本実施の形態によれば、第二のインダクタ301に、第一のトランジスタ1の入力インピーダンスより充分に高いインピーダンスとなるインダクタンス値を選択することにより、第二のインダクタ301を介して、第一のトランジスタ1にベースバイアスを供給し、かつ入力信号の第一のカレントミラー回路207への漏洩を阻止することができ、バイアス切替回路223による雑音指数特性の劣化を防止することができる。その他の動作、作用は実施の形態2と同様である。
なお、第二のインダクタ301を、第一のトランジスタ1及び第五のトランジスタ201のベース端子間に接続しても同様の効果が得られることは言うまでもない。
(実施の形態4)
図4は本実施の形態における可変利得増幅器の回路図である。図4において、401は第一のトランジスタ1及び第二のトランジスタ2のベース端子間を接続する第一のインダクタ、402は第二の容量8及び第一のインダクタ401より構成される第二のインピーダンス補償回路、403は第一のインダクタ401より構成される第一の高周波阻止回路、404は第一のトランジスタ1、第二のトランジスタ2、帰還抵抗3、抵抗4、第三のトランジスタ5、第二の容量8、第一のインピーダンス補償回路20、第二の高周波阻止回路212及びバイアス切替回路223より構成される集積回路である。なお、上記以外の構成要素、符号については実施の形態3と同様である。
本実施の形態によれば、第二のインピーダンス補償回路402に用いられている第一のインダクタ401を、入力信号の第一のカレントミラー回路207への漏洩阻止用として兼用することにより、部品点数を削減できる。その他の動作、作用は実施の形態3と同様である。
本発明にかかるバイアス回路は、インピーダンス補償回路を適用することで、利得切替え時でも、入力整合を保ち、かつ高次歪の発生を防止できる機能を有し、可変利得増幅器等として有用である。
本発明の一実施の形態による可変利得増幅器の回路図 本発明の一実施の形態による可変利得増幅器の回路図 本発明の一実施の形態による可変利得増幅器の回路図 本発明の一実施の形態による可変利得増幅器の回路図 従来の可変利得増幅器の回路図
符号の説明
1 第一のトランジスタ
2 第二のトランジスタ
3 帰還抵抗
4,6,217,218,219,503,504 抵抗
5 第三のトランジスタ
7,506 接地容量
8 第二の容量
9,507 入力整合回路
10,508 出力整合回路
11,505 インダクタ
12,13,222,510,511 電源端子
14,512 高周波入力端子
15,513 高周波出力端子
16,509 利得制御端子
17 第一の容量
18 第一の抵抗
19 第四のトランジスタ
20 第一のインピーダンス補償回路
101,401 第一のインダクタ
102,402 第二のインピーダンス補償回路
103,104 電源
105 スイッチ
106 インバータ
107,223 バイアス切替回路
108,224,303,404 集積回路
201 第五のトランジスタ
202 第六のトランジスタ
203 第一のエミッタ抵抗
204 第二のエミッタ抵抗
205 第七のトランジスタ
206 第八のトランジスタ
207 第一のカレントミラー回路
208 第二のカレントミラー回路
209 第二の抵抗
210 第三の抵抗
211,302,403 第一の高周波阻止回路
212 第二の高周波阻止回路
213 第九のトランジスタ
214 第十のトランジスタ
215 第十一のトランジスタ
216 切替スイッチ
220,221 定電流源
301 第二のインダクタ
501,502 トランジスタ

Claims (4)

  1. 同一半導体基板上に形成されるバイアス回路であって、
    ベース端子に信号を入力しコレクタ端子より信号を出力するエミッタ接地型の第一のトランジスタと、
    ベース端子が前記第一のトランジスタのベース端子と接続され、前記第一のトランジスタとカレントミラー対を形成する第五のトランジスタと、
    前記カレントミラー対のベース電流補償を行う第七のトランジスタと、
    前記第一のトランジスタのベース端子と前記第五のトランジスタのベース端子との接続中点と、前記第七のトランジスタのエミッタ端子との間に接続されるインピーダンス素子と、を具備するバイアス回路。
  2. 前記インピーダンス素子は、前記第一のトランジスタの入力インピーダンスより高いインピーダンス値を有することを特徴とする請求項1記載のバイアス回路。
  3. 前記インピーダンス素子は、抵抗であることを特徴とする請求項1又は2記載のバイアス回路。
  4. 前記インピーダンス素子は、インダクタであることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項に記載のバイアス回路。
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