JP2008153851A - Rfidデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】所属するRFIDシステムのリーダライタからの送信コマンドを正確に受信できるRFIDデバイスを提供する。
【解決手段】RFIDデバイスの復調回路31が、受信帯域幅を変更可能な可変LPF301と、該可変LPFに接続された2値化回路302と、2値化信号から受信コマンドの伝送速度を検出する伝送速度検出回路303と、上記可変LPFの初期状態の受信帯域幅として、受信コマンドの最大伝送速度に対応した帯域幅を設定し、受信コマンドの伝送速度に応じて、上記可変LPFの受信帯域幅を変更する制御回路304とからなる。
【選択図】図7

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)デバイスと呼ばれる高周波識別子デバイスに関し、更に詳しくは、リーダライタから送信された無線信号の受信時に、他のRFIDシステムからの送信信号との干渉の影響を軽減できるRFIDデバイスに関する。
RFIDシステムは、例えば、図1に示すように、一般にリーダライタと呼ばれる無線機10と、複数のRFIDデバイス(以下、RFIDという。)30とからなる。RFID30は、アンテナを備えたICチップで構成され、図に示すように、物品20に添付される。RFID30は、物品20の識別子情報を記憶している。
RFID30へのデータの書込みと読出しは、リーダライタ10から、コマンド40を示す無線変調波の送信に応答して行われる。各RFID30は、受信したコマンド40を復調し、コマンドに応じて、メモリに保存されたデータ(識別情報)を再発射する。以下、各RFID30からの送信データをレスポンス50と言う。
図2は、リーダライタ10から送信されるコマンド40のフォーマットを示す。
コマンド40は、プリアンブル(またはフレームシンク)部41と、コマンド内容を示すデータ部42とからなる。プリアンブル部41は、規則的に変化する「1」、「0」パターンからなり、各RFID30は、プリアンブル部41の受信期間中に、コマンドの伝送速度を検出し、検出された伝送速度でデータ部42を受信する。
RFIDシステムによっては、リーダライタ10が、複数のRFID30を相手に、短時間で効率的に無線通信する必要がある。例えば、UHF帯RFIDの国際規格であるISO18000−6Cのプロトコルでは、図3に示すように、リーダライタ10が、所定周期Tで、コマンドA:40−1を送信し、コマンドAに続いて、一定の時間間隔で、コマンドB:40−2、40−3、・・・の送信を繰り返すようにしている。
ここで、コマンドAの送信周期Tを「認識周期」と定義する。また、認識周期T内でのコマンド(コマンドA、B)の送信間隔を「タイムスロット」と定義する。すなわち、ISO18000−6Cに従ったリーダライタ10は、1つの認識周期Tを複数のタイムスロットに分割し、タイムスロット毎にコマンドAまたはコマンドBを送信する。
リーダライタ10は、タイムスロット数Nを示すコマンドAを周期的に送信することによって、各RFID30に、認識周期Tと、タイムスロット数Nを記憶するように指令する。各RFID30は、コマンドAを受信すると、各認識周期Tにおいて、自分が使用すべきタイムスロットをランダムに選択し、このタイムスロットでの受信コマンドに応答して、レスポンスを送信する。
図3に示した例では、コマンドA:40−1に対してRFID(#2)がレスポンス50−1を送信し、コマンドB:40−2に対してRFID(#1)、コマンドB:40−3に対してRFID(#3)が、それぞれのレスポンス50−2、50−3を送信している。ここでは簡単化の為に、各RFID30が、一つのレスポンス50を送信しているように表示した。実際には、コマンドAまたはコマンドBに対してRFID30がRN16と呼ばれる擬似乱数を送信し、リーダライタ10は受信した同じRN16を含んだACKコマンドを送信する。そして、最終的にRFID30がEPCと呼ばれる識別子情報を送信する。
この方式によれば、リーダライタ10が、通信すべきRFID30の個数に応じて、認識周期Tを最適な長さに設定することによって、複数のRFIDと短時間で効率的に通信することが可能になる。また、リーダライタ10が、各コマンドで、RFIDシステムの識別子(グループID)を指定することによって、同じグループIDをもつ特定のRFIDシステムに所属するRFIDのみにレスポンスを返送させることが可能となる。
RFIDシステムで使用できる搬送波の周波数帯は、国際標準規格で定められている。前述したISO18000−6Cでは、搬送周波数帯域は、860MHz〜960MHzとなっており、周波数帯域についての詳細な取り決めは、各国の規定に準ずることが明記されている。日本における高出力UHF帯RFIDの搬送周波数帯域は、952MHz〜954MHzで、1チャネル当りの帯域幅は、200kHzとなっている。
例えば、RFIDシステム#Aが、搬送周波数953MHzのチャネルでコマンドを送信している時、別のRFIDシステム#Bが、隣接チャネルとなる搬送周波数953.2MHzを使用して、コマンドを送信している場合を想定する。もし、RFIDシステム#Aにおけるコマンドの伝送速度が40kbpsの場合、振幅変調で送信される各コマンドの占有帯域幅は、約80kHzとなる。
RFIDシステム#Bが、RFIDシステム#Aに近接した位置で動作していた場合、RFID30には、図4に示すように、RFIDシステム#Aのリーダライタが送信したコマンド(振幅変調信号)S40と、ビート干渉による200kHzの干渉波S60とが到来する。この場合、RFID30に、干渉波S60を除去するための適切な受信フィルタがなければ、干渉波S60によって、受信コマンドにビット誤りを引き起こす可能性がある。
上述した干渉波の影響を軽減する従来技術として、例えば、US 2005/0237162 A1(特許文献1)には、1個または複数の受信フィルタを備え、受信帯域幅を最小に設定した状態でコマンドの伝送速度を検出し、受信帯域幅をコマンド伝送速度に応じた帯域幅に再調整するRFIDが提案されている。
また、特開2003−298674号公報(特許文献2)には、通信帯域幅と伝送速度とを可変にしたマルチレート受信装置において、伝送速度の検出手段と、カットオフ周波数の異なる複数のローパスフィルタ(LPF)と、LPF切り替えスイッチとを備え、受信信号の伝送速度に応じて、最適な特性をもつLPFを選択することが提案されている。
US 2005/0237162 A1 特開2003−298674号公報
特許文献1では、受信帯域幅を最小に設定した状態でコマンドの伝送速度を検出している。そのため、受信コマンドの占有帯域幅がRFIDの受信帯域幅よりも広い場合、受信信号の高周波成分が除去され、伝送速度の検出に失敗して、RFIDの受信帯域幅の調整ができなくなる可能性がある。
例えば、リーダライタ10が、搬送周波数953MHzのチャネルでコマンドを送信している時、近傍にある別のRFIDシステムが、隣接チャネルとなる搬送周波数953.2MHzで動作していたと仮定する。ここでは、リーダライタ10からのコマンドの伝送速度として、40kbps、80kbps、160kbpsの3種類があり、RFID30が、最低伝送速度40kbpsと対応した最小の受信帯域幅BW30で、コマンドを待機した場合について説明する。
リーダライタ10が、最低伝送速度40kbpsで、コマンド40を送信した時、振幅変調信号S40の占有帯域幅は約80kHzとなる。この場合は、図5の(A)に示すように、コマンドの占有帯域幅がRFIDの受信帯域幅BW30内に収まっているため、RFID30は、ビート干渉によって発生する200kHzの干渉波S60を排除して、コマンド40のプリアンブル部から伝送速度を正確に検出することができる。従って、RFID30は、受信帯域幅を伝送速度に応じた最適な帯域幅に再調整(この例では、変更不要)することが可能になる。
しかしながら、リーダライタ10が、伝送速度80kbpsでコマンド40を送信した時、振幅変調信号S40の占有帯域幅が約160kHzとなって、図5の(B)に示すように、RFIDの受信帯域幅BW30を超えてしまう。この場合、RFID30は、80kHz以上の周波数をもつ信号成分を受信できないため、伝送速度の検出に失敗し、受信帯域幅を再調整できなくなる可能性がある。
また、リーダライタ10が、伝送速度160kbpsでコマンド40を送信した時、振幅変調信号S40の占有帯域幅が約320kHzとなって、図5の(C)に示すように、RFIDの受信帯域幅BW30を大きく超えてしまう。この場合も、RFID30は、伝送速度の検出に失敗し、受信帯域幅を再調整できなくなる可能性がある。
本発明の目的は、複数のRFIDシステムが動作する環境において、各RFIDが、所属するRFIDシステムのリーダライタからの送信コマンドを正確に受信できるようにすることにある。
上記目的を達成するため、本発明によるRFIDは、受信回路の一部となる復調回路が、アンテナに接続された検波器と、該検波器に接続された低域通過フィルタ(LPF)部と、該LPF部に接続された2値化回路とからなり、
上記LPF部が、受信帯域幅を変更可能な可変LPFからなり、上記復調回路が、上記2値化回路の出力信号から受信コマンドの伝送速度を検出する伝送速度検出回路と、該伝送速度検出回路で検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、上記可変LPFの受信帯域幅を制御する制御回路とを有し、
上記制御回路が、上記可変LPFの初期状態の受信帯域幅として、受信コマンドの最大伝送速度に対応した帯域幅を設定し、上記伝送速度検出回路によって検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、上記可変LPFの受信帯域幅を変更することを特徴とする。
本発明によるRFIDは、他の実施形態において、上記LPF部が、それぞれ個別に2値化回路を備える受信帯域幅の異なった複数のLPFからなり、上記復調回路が、受信コマンドの最大伝送速度に対応した受信帯域幅をもつLPFに接続された2値化回路の出力信号から、受信コマンドの伝送速度を検出する伝送速度検出回路と、上記伝送速度検出回路で検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、上記複数のLPFのうちの1つを選択し、該LPFに接続された2値化回路の出力信号を該復調回路の出力信号とする制御回路とを有することを特徴とする。
また、本発明によるRFIDは、更に他の実施形態において、上記LPF部が、それぞれ個別に2値化回路を備える受信帯域幅の異なった複数のLPFからなり、上記復調回路が、上記各2値化回路の出力信号から受信コマンドの伝送速度を検出する伝送速度検出回路と、上記伝送速度検出回路で検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、上記複数のLPFのうちの1つを選択し、該LPFに接続された2値化回路の出力信号を該復調回路の出力信号とする制御回路とを有することを特徴とする。
本発明のRFIDによれば、受信コマンドの伝送速度を検出する時、LPFの受信帯域幅が、受信コマンドの占有帯域幅をカバーできるため、伝送速度を正しく検出できる。また、受信コマンドの伝送速度に応じて、LPFの受信帯域幅が適正化されるため、干渉波による影響を軽減して、コマンドを受信することが可能となる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明する。
図6は、本発明によるRFID30の1実施例を示すブロック図である。
RFID30は、それぞれアンテナ38に接続された復調回路31、整流回路32および変調回路33と、復調回路31に接続された復号化回路34と、変調回路33に接続された符号化回路35と、復号化回路34および符号化回路35に接続された制御部36と、制御部36に接続された不揮発性メモリ37とからなり、これらの要素31〜37は、ICチップに組み込まれている。
整流回路32は、RFID30の動作に必要な電源電圧の発生源となる。メモリ37には、例えば、システム識別子、RFID識別子などの情報が記憶されている。アンテナ38によって受信されたコマンドは、後述するように、復調回路31で2値信号に変換した後、復号化回路34でディジタルデータ(コマンド)に復号化され、制御部36に入力される。
制御部36は、受信コマンドがコマンドAの場合、コマンドAが示すタイムスロット数を記憶し、応答すべき目的タイムスロットをランダムに選択して、目的タイムスロットでのコマンドの受信を待つ。制御部36は、目的タイムスロットでコマンドを受信すると、レスポンス50を送信する。但し、目的タイムスロットが、コマンドAのタイムスロットの場合、制御部は、直ちにレスポンス50を送信することになる。
レスポンス50(実際は、RN16とEPC)は、メモリ37から読み出されたRFID識別子、その他の情報を含んでおり、符号化回路35で符号化し、変調回路33で振幅変調した後、アンテナ38から無線信号として送信される。
図7は、復調回路31の第1実施例を示す。
復調回路31は、アンテナ38の受信信号から搬送周波数成分を除去するための検波器300と、検波器300の出力信号S300から干渉波成分を除去するためのローパスフィルタ(LPF)部301と、LPF部301に接続された2値化回路302とを含み、2値化回路302の出力信号が、復調回路31の出力信号S310となる。
第1実施例では、LPF部301が、受信帯域幅を変更可能な可変LPFからなり、伝送速度検出回路303とLPF制御回路304とによって、可変LPF301の受信帯域幅をコマンド伝送速度に適合させている。第1実施例の特徴は、LPF制御回路304が、各コマンドの受信時に、可変LPF301の受信帯域幅をコマンド伝送速度が最大時の占有帯域幅に初期設定した状態で、可変LPF301の帯域幅制御を開始する点にある。伝送速度検出回路303は、コマンドAのプリアンブル(またはフレームシンク)41の受信期間内に、2値化回路302の出力からコマンド伝送速度を検出し、検出結果をLPF制御回路304に出力する。この制御回路304は、可変LPF301の受信帯域幅が、伝送速度検出回路303で検出されたコマンド伝送速度と対応する所定の占有帯域幅となるように帯域幅を制御する。
本実施例は、干渉波の影響を除去あるいは軽減する目的で、復調回路に可変LPFを使用しているが、無線機器では、これと同じ目的でバンドパスフィルタが使用される場合がある。しかしながら、バンドパスフィルタは、受信帯域幅が一定であり、受信したい周波数帯域に応じて、フィルタの中心周波数が変更される。従って、例えば、高い周波数帯域の信号を受信するために、フィルタの中心周波数を高くすると、受信帯域から外れた低い周波数帯域の信号成分を受信できなくなるという問題がある。この問題は、LPFにはない。
次に、図8と図9を参照して、図7に示した復調回路31の動作について説明する。
例えば、リーダライタ10が、搬送周波数953MHzのチャネルで、コマンドを振幅変調信号として送信している時、別のRFIDシステムが、隣接チャネルとなる搬送周波数953.2MHzで動作している場合を想定する。本実施例の復調回路31では、可変LPF301の初期受信帯域幅をコマンドが最大速度で送信された場合の占有帯域幅に初期設定した状態で、受信コマンドの伝送速度を検出する。
リーダライタ10が、40kbpsまたは80kbpsの2段階のコマンド伝送速度を持っている場合、可変LPF301の受信帯域幅は、最大伝送速度80kbpsと対応した占有帯域幅160kHzに初期設定される。また、リーダライタ10が、40kbps、80kbps、160kbpsの3段階のコマンド伝送速度を持っている場合、可変LPF301の初期受信帯域幅は、最大速度160kbpsと対応した占有帯域幅320kHzに設定される。受信コマンドの伝送速度が判明すると、LPF301の受信帯域幅がコマンド伝送速度に適合した最適な帯域幅に切替えられる。
リーダライタから送信されたコマンド40の実際の伝送速度が、最も遅い40kbpsであった場合、コマンドの占有帯域幅は約80kHzとなる。初期受信帯域幅が160kHzであれば、可変LPF301は、受信コマンドの全周波数成分を通過し、ビート干渉によって発生する200kHzの干渉波は除外できるため、受信コマンドの伝送速度は問題なく検出できる。但し、初期受信帯域幅が320kHzの場合、図8の(A)に示すように、可変LPF301の初期受信帯域幅BW30には、コマンド40(振幅変調信号S40)の占有帯域幅のみならず、ビート干渉によって発生する200kHzの干渉波S60も含まれるため、周囲での別のRFIDシステムの状況によって、コマンド伝送速度の検出に誤りが発生する可能性がある。
コマンド伝送速度が伝送速度検出回路303で正しく検出された場合、LPF制御回路304によって、可変LPF301の受信帯域幅BW30が、実際のコマンド伝送速度80kHzに適合した帯域幅に再調整される。再調整された受信帯域幅BW30は、40kbpsのコマンドの占有帯域幅80kHzをカバーし、干渉波S60を除外したものとなるため、プリアンブル以降のコマンド部分が、干渉波S60の影響を受けることなく受信可能となる。
図9は、受信帯域幅の調整後のRFIDがもつ信号電力対干渉電力比(CIR)と、干渉波となる他の搬送周波数との関係(縦軸:CIR、横軸:搬送波周波数)を示す。
受信フィルタが無い場合、RFID30が応答可能なCIRは、29dBとなっている。RFID30の受信帯域幅が80kHzに再調整された場合、CIRは、受信フィルタ無しの時より約11dB改善され、干渉波の影響が軽減されることが分かる。
コマンド40の実際の伝送速度が80kbpsであった場合、コマンド40の占有帯域幅は約160kHzとなる。初期受信帯域幅が160kHzであれば、可変LPF301は、受信コマンドの全周波数成分を通過し、ビート干渉によって発生する200kHzの干渉波は除外できるため、受信コマンドの伝送速度は問題なく検出できる。初期受信帯域幅が320kHzの場合、図8の(B)に示すように、可変LPF301の初期受信帯域幅BW30は、80kbpsのコマンド(振幅変調信号S40)の占有帯域幅と、ビート干渉によって発生する200kHzの干渉波S60とを含むため、コマンド伝送速度の検出に誤りが発生する可能性がある。
コマンド伝送速度が伝送速度検出回路303で正しく検出された場合、LPF制御回路304が、可変LPF301の受信帯域幅BW30を実際のコマンド伝送速度160kHzに適合した帯域幅に再調整する。再調整された受信帯域幅BW30は、コマンドの占有帯域幅160kHzをカバーし、干渉波S60を除外したものとなる。RFID30の受信帯域幅を160kHzに再調整すると、図9が示すように、RFIDが応答可能なCIRは、受信フィルタ無しの時より約4dB改善され、干渉波の影響が軽減されることが分かる。
また、コマンド40の実際の伝送速度が160kbpsであった場合、コマンド40の占有帯域幅は約320kHzとなる。この場合も、図8の(C)に示すように、可変LPF301の受信帯域幅BW30は、コマンド40(振幅変調信号S40)の占有帯域幅と、ビート干渉によって発生する200kHzの干渉波S60を含むため、コマンド伝送速度の検出に誤りが発生する可能性がある。
しかしながら、コマンド伝送速度が伝送速度検出回路303で正しく検出された場合、LPF制御回路304が、可変LPF301の受信帯域幅BW30を実際のコマンド伝送速度160kHzに適合した帯域幅に再調整する。この場合、再調整された受信帯域幅BW30は、コマンドの占有帯域幅160kHzと干渉波S60の両方を含んだものとなるが、図9が示すように、RFID30が応答可能なCIRは、受信フィルタ無しの時より約2dB改善され、干渉波の影響が軽減されることが分かる。
上述した第1実施例によれば、可変LPF301の受信帯域幅をコマンドが最大速度で送信された場合の占有帯域幅に初期設定した状態で、コマンドの伝送速度検出を行っているため、コマンドの実際の伝送速度に関係なく、プリアンブル(またはフレームシンク)部の全周波数成分を使って、コマンド伝送速度を検出することが可能となる。また、コマンドの最大伝送速度と干渉波の状態によっては、伝送速度検出に誤りが発生する可能性があるが、コマンド伝送速度を正しく検出できた場合は、コマンド伝送速度に合わせて受信帯域幅を最適化することにより、干渉波の影響を軽減できることが分かる。
上述した可変LPFの受信帯域幅の初期設定と適正化は、コマンド毎に行える。但し、後述するように、リーダライタ10が認識期間T毎に定期的に送信するコマンドAの受信時にのみ、上述した可変LPFの受信帯域幅の初期設定と適正化を実行し、コマンドBの受信期間中は、可変LPFの受信帯域幅を固定してもよい。
図10は、RFIDに適用される本発明による復調回路の第2実施例を示す。
第2実施例の復調回路31は、検波器300の出力回路に受信帯域幅の異なる複数のLPFを備える。ここでは、リーダライタ10が、40kbps、80kbps、または160kbpsの伝送速度で、各コマンドを振幅変調信号として送信するものとする。この場合、検波器300の出力信号S300は、それぞれ80kHz、160kHz、320kHzの受信帯域幅をもつ第1、第2、第3のLPF(311A、311B、311C)に入力され、各LPF部の出力信号が、2値化回路312A、312B、312Cで、2値信号310A、310B、310Cに変換される。
本実施例では、2値信号310A、310B、310Cは、セレクタ315に入力され、最大の受信帯域幅をもつ第3のLPFに接続された2値信号310Cが、伝送速度検出回路313に入力されている。制御回路314は、伝送速度検出回路313が検出したコマンド伝送速度に適合したLPFの2値信号を復調回路の出力S310とするように、セレクタ315を制御している。
伝送速度検出回路313は、第1実施例の伝送速度検出回路303と同様、コマンドAのプリアンブル(またはフレームシンク)部の受信期間内に、2値信号310Cからコマンド伝送速度を検出し、検出結果を制御回路314に出力する。制御回路314は、伝送速度検出回路313の出力を判定し、伝送速度と対応した受信帯域幅をもつLPF部を選択して、その2値信号が復調回路出力S310となるように、セレクタ315を制御している。
図11は、図10で破線で示したLPF部311の具体的な回路構成の1例を示す。
LPF部311は、互いに直列接続された第1、第2、第3の抵抗素子R1、R2、R3と、各抵抗素子の出力端と接地電位との間に並列接続された第1、第2、第3の容量素子C1、C2、C3とからなる。R1とC1で第1のLPF:311Aが形成され、R1、R2、C1、C2で第2のLPF:311Bが、また、R1〜R3、C1〜C3で第3のLPF:311Bが形成され、これらのLPFからの出力信号が、2値化回路312A、312B、312Cに並列的に供給されている。
コマンド40の伝送速度が最も遅い40kbpsの時、制御回路314は、コマンド伝送速度40kbpsに対応した受信帯域幅30AをもつLFP311Aを選択して、これに接続された2値化回路312Aの出力が復調回路の出力信号S310となるように、セレクタ315を制御する。
コマンド40の伝送速度が80kbpsの時、制御回路314は、コマンド伝送速度80kbpsに対応した受信帯域幅30BをもつLFP311Bを選択して、これに接続された2値化回路312Bの出力が復調回路の出力信号S310となるように、セレクタ315を制御する。
リーダライタ10が伝送速度160kbpsでコマンド40を送信している時、もし、別のRFIDシステムが、隣接チャネルで動作している場合、ビート干渉によって200kHzの干渉波が発生する。もし、干渉波S60の影響が少なければ、伝送速度検出回路313は、2値化回路312Cの出力から、正しいコマンド伝送速度160kbpsを検出できる。この場合、制御回路314は、コマンド伝送速度160kbpsに対応した受信帯域幅30CをもつLFP311Cを選択して、これに接続された2値化回路312Cの出力が復調回路の出力信号S310となるように、セレクタ315を制御する。
本実施例によれば、制御部回路314が、一旦、コマンド伝送速度に対応したLPF(2値化回路)を選択した後では、図9で説明した第1実施例と同様の改善効果がある。また、最大伝送速度で送信されたコマンドの占有帯域幅が、干渉波の周波数よりも低ければ(例えば、160kHz)、伝送速度検出回路313は、最大伝送速度と対応する2値化回路の出力から、正しいコマンド伝送速度を検出できる。
図12は、RFIDに適用される本発明による復調回路の第3実施例を示す。
第3実施例の復調回路31は、第2実施例と同様、検波器300の出力回路に、受信帯域幅の異なる第1、第2、第3のLPF(311A、311B、311C)と、2値化回路312A、312B、312Cとを備える。ここでは、第2実施例と同様、リーダライタ10が、40kbps、80kbps、または160kbpsの伝送速度で、各コマンドを振幅変調信号として送信するものとする。従って、第1、第2、第3のLPF(311A、311B、311C)の受信帯域幅は、それぞれ80kHz、160kHz、320kHzとなる。
本実施例では、伝送速度検出回路313に2値信号310A、310B、310Cが入力されている。伝送速度検出回路313は、コマンドAのプリアンブル(またはフレームシンク)部の受信期間内に、2値信号310A、310B、310Cからコマンド伝送速度を検出し、検出結果を制御回路314に出力する。制御回路314は、伝送速度検出回路313の出力を判定し、伝送速度と対応した受信帯域幅をもつLPFを選択して、その2値信号が復調回路出力S310となるように、セレクタ315を制御する。
図13の(A)、(B)、(C)は、それぞれLPF:311A、311B、311Cの受信帯域30A、30B、30Cと、干渉波S60と、受信コマンドの占有帯域(振幅変調信号S40)との関係を示す。
コマンド40の伝送速度が最も遅い40kbpsの時、LPF:311Aと311Bは、受信コマンドの全帯域を通過し、干渉波S60を阻止する。また、LPF:311Cは、受信コマンドの全帯域と干渉波S60を通過する。従って、伝送速度検出回路313は、少なくとも2値化回路312Aと312Bの出力から、正しいコマンド伝送速度40kbpsを検出し、制御回路314が、コマンド伝送速度40kbpsに対応した受信帯域幅30AをもつLFP311Aを選択して、これに接続された2値化回路312Aの出力が復調回路の出力信号S310となるように、セレクタ315を制御できる。
コマンド40の伝送速度が80kbpsの時、LPF:311Aは、受信コマンドの低域成分を通過し、高域成分と干渉波S60を阻止する。また、LPF311Bは、受信コマンドの全帯域を通過して、干渉波S60を阻止し、LPF:311Cは、受信コマンドの全帯域と干渉波S60を通過する。
この場合、LPF:311Aの出力信号は、波形と振幅が劣化しているため、2値化回路312Aの出力信号から正しいコマンド伝送速度を検出することは困難となるが、LPF311Bに接続された2値化回路312Bからは、コマンド伝送速度をもつ2値パルス信号が出力される。従って、伝送速度検出回路313は、少なくとも2値化回路312Bの出力から、正しいコマンド伝送速度80kbpsを検出し、制御回路314が、コマンド伝送速度80kbpsに対応した受信帯域幅30BをもつLFP311Bを選択して、これに接続された2値化回路312Bの出力が復調回路の出力信号S310となるように、セレクタ315を制御できる。
コマンド40の伝送速度が160kbpsの時、LPF:311Aと311Bは、受信コマンドの低域成分のみを通過し、高域成分と干渉波S60の通過を阻止する。LPF:311Cは、受信コマンドの全帯域と干渉波S60を通過する。この場合、LPF:311Aと311Bの出力信号は、波形と振幅が劣化しているため、2値化回路312A、312Bの出力信号から正しいコマンド伝送速度を検出することは困難となる。
もし、干渉波S60の影響が少なければ、伝送速度検出回路313は、2値化回路312Cの出力から、正しいコマンド伝送速度160kbpsを検出できる。従って、制御回路314が、コマンド伝送速度160kbpsに対応した受信帯域幅30CをもつLFP311Cを選択して、これに接続された2値化回路312Cの出力が復調回路の出力信号S310となるように、セレクタ315を制御できる。
本実施例によれば、制御部回路314が、一旦、コマンド伝送速度に対応したLPF(2値化回路)を選択した後では、図9で説明した第1実施例と同様の改善効果がある。また、第1実施例と第2実施例では、コマンドの最大伝送速度と対応する受信帯域幅をもつLPFでコマンド伝送速度を検出しているため、もし、受信帯域幅が320kHzの場合、200kHzの干渉波が存在した時、伝送速度の検出結果に誤りが発生する可能性がある。これに対して、第3実施例では、受信帯域幅の異なる複数のLPFを用いて、コマンド伝送速度を検出しているため、コマンドの占有帯域が干渉波の周波数よりも低い場合は、干渉波の影響を排除して、コマンド伝送速度を誤り無く検出することができる。
図14は、受信帯域幅の最適化を認識周期T毎に行った場合のタイムチャートを示す。
リーダライタ10は、各認識周期Tにおいて、最初にコマンドA(40−1)を送信し、その後はコマンドB(40−2、40−3、・・・)の送信を一定の時間間隔で繰り返す。ここでは、コマンドの伝送速度が40kbpsの場合について説明する。
RFID30が、第1実施例のように、可変LPF301を備えている場合、LPF制御回路304は、各認識周期Tにおいて、可変LPF301の受信帯域幅を初期状態(この例では、320kHz)に設定して、コマンドAのプリアンブル(またはフレームシンク)部41の受信期間中(T1)にコマンド伝送速度を検出する。コマンド伝送速度が判明すると、LPF制御回路304は、プリアンブル(またはフレームシンク)部41の途中または終了時点で、可変LPF301の受信帯域幅をコマンドの占有帯域幅、この例では約80kHzに再調整する。認識周期Tの残り期間中(T2)は、可変LPF301の受信帯域幅は固定され、次の認識周期で、同様の手順を繰り替えすことによって、可変LPF301の受信帯域幅が最適化される。
RFID30が、第2、第3実施例のように、受信帯域の異なる複数のLPFを備えている場合も、LPF制御回路304が、コマンドAのプリアンブル(またはフレームシンク)部41の受信期間中(T1)に検出されたコマンド伝送速度に基いて、最適な受信帯域をもつLPFを選択し、認識周期Tの残り期間中(T2)は、LFPを固定することによって、図14のタイムチャートに従った受信帯域幅の最適化を実現できる。
図14では、リーダライタ10が、認識周期Tを繰り返す形で複数のコマンドを送信した場合のタイムチャートを示したが、リーダライタ10は、コマンドAと所定個数のコマンドBを一定の時間間隔で送信した後で、RFIDとの無線通信を一旦終了し、任意の時点で、同様の動作を再開するようにしてもよい。この場合、RFIDの復調回路31は、図14に示した1周期分の動作を実行し、新たなコマンドAの受信を待つことになる。
RFIDシステムの一般的な構成を示す図。 RFIDシステムにおいて、リーダライタ10が送信するコマンドのフレームフォーマットを示す図。 RFIDシステムにおいて、リーダライタ10が送信するコマンドと、RFID30が返送するレスポンスとの関係を示すタイムチャート。 コマンドの占有帯域幅と干渉波との関係を説明するための図。 従来技術の受信回路における受信帯域幅と受信コマンドの占有帯域幅との関係を説明するための図。 本発明が適用されるRFID30のブロック構成図。 本発明のRFID30が備える復調回路31の第1実施例を示す図。 第1実施例の復調回路における受信帯域幅と受信コマンドの占有帯域幅との関係を説明するための図。 第1実施例におけるCIRの改善効果を示す図。 本発明のRFID30が備える復調回路31の第2実施例を示す図。 図10におけるLPF311の具体的な回路構成の1例を示す図。 本発明のRFID30が備える復調回路31の第3実施例を示す図。 第2、第3実施例の復調回路における受信帯域幅と受信コマンドの占有帯域幅との関係を説明するための図。 受信帯域幅の最適化を周期T毎に行った場合のタイムチャート。
符号の説明
10:リーダライタ、20:物品、30:RFID、31:復調回路、32:整流回路、33:変調回路、34:復号化回路、35:符号化回路、36:制御部、37:メモリ、38:アンテナ、300:検波器、301:可変LPF、302:2値化回路、303:伝送速度検出回路、304:LPF制御回路、311A〜311C:LPF、312A〜312C:2値化回路、313:伝送速度検出回路、314:制御回路、315:セレクタ。

Claims (10)

  1. RFID(Radio Frequency Identification)システムを構成するリーダライタから無線で送信されたコマンドに応答するRFIDデバイスであって、
    受信回路の一部となる復調回路が、アンテナに接続された検波器と、該検波器に接続された低域通過フィルタ(LPF)部と、該LPF部に接続された2値化回路とからなり、
    上記LPF部が、受信帯域幅を変更可能な可変LPFからなり、
    上記復調回路が、上記2値化回路の出力信号から受信コマンドの伝送速度を検出する伝送速度検出回路と、該伝送速度検出回路で検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、上記可変LPFの受信帯域幅を制御する制御回路とを有し、
    上記制御回路が、上記可変LPFの初期状態の受信帯域幅として、受信コマンドの最大伝送速度に対応した帯域幅を設定し、上記伝送速度検出回路によって検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、上記可変LPFの受信帯域幅を変更することを特徴とするRFIDデバイス。
  2. 前記制御回路が、前記リーダライタから受信するコマンド毎に、前記可変LPFへの初期状態の受信帯域幅の設定と受信帯域幅の変更とを実行することを特徴とする請求項1に記載のRFIDデバイス。
  3. 前記制御回路が、前記リーダライタが定期的に送信する特定コマンドの受信時に、前記可変LPFへの初期状態の受信帯域幅の設定と受信帯域幅の変更とを実行し、次の特定コマンドが受信されるまで、上記LPFの受信帯域幅を固定して、上記リーダライタからのコマンドを受信することを特徴とする請求項1に記載のRFIDデバイス。
  4. 前記制御回路が、前記リーダライタから受信した特定コマンドの受信時に、前記可変LPFへの初期状態の受信帯域幅の設定と受信帯域幅の変更を実行し、上記リーダライタとの通信が終了するまで、上記LPFの受信帯域幅を固定して、上記リーダライタからのコマンドを受信することを特徴とする請求項1に記載のRFIDデバイス。
  5. RFID(Radio Frequency Identification)システムを構成するリーダライタから無線で送信されたコマンドに応答するRFIDデバイスであって、
    受信回路の一部となる復調回路が、アンテナに接続された検波器と、該検波器に接続された低域通過フィルタ(LPF)部と、該LPFに接続された2値化回路とからなり、
    上記LPF部が、それぞれ個別に2値化回路を備える受信帯域幅の異なった複数のLPFからなり、
    上記復調回路が、受信コマンドの最大伝送速度に対応した受信帯域幅をもつLPFに接続された2値化回路の出力信号から、受信コマンドの伝送速度を検出する伝送速度検出回路と、上記伝送速度検出回路で検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、上記複数のLPFのうちの1つを選択し、該LPFに接続された2値化回路の出力信号を該復調回路の出力信号とする制御回路とを有することを特徴とするRFIDデバイス。
  6. RFID(Radio Frequency Identification)システムを構成するリーダライタから無線で送信されたコマンドに応答するRFIDデバイスであって、
    受信回路の一部となる復調回路が、アンテナに接続された検波器と、該検波器に接続された低域通過フィルタ(LPF)部と、該LPF部に接続された2値化回路とからなり、
    上記LPF部が、それぞれ個別に2値化回路を備える受信帯域幅の異なった複数のLPFからなり、
    上記復調回路が、上記各2値化回路の出力信号から受信コマンドの伝送速度を検出する伝送速度検出回路と、上記伝送速度検出回路で検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、上記複数のLPFのうちの1つを選択し、該LPFに接続された2値化回路の出力信号を該復調回路の出力信号とする制御回路とを有することを特徴とするRFIDデバイス。
  7. 前記制御回路が、前記各2値化回路の出力線に接続されたセレクタを備え、前記選択されたLPFが備える2値化回路の出力信号が前記復調回路の出力信号となるように上記セレクタを制御することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のRFIDデバイス。
  8. 前記制御回路が、前記リーダライタが定期的に送信する特定コマンドの受信時に、前記伝送速度検出回路で検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、前記複数のLPFのうちの1つを選択し、次の特定コマンドが受信されるまで、該選択されたLPFを使用して、前記リーダライタからのコマンドを受信することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のRFIDデバイス。
  9. 前記伝送速度検出回路で検出された受信コマンドの伝送速度に応じて、前記複数のLPFのうちの1つを選択し、上記リーダライタとの通信が終了するまで、該選択されたLPFを使用して、前記リーダライタからのコマンドを受信することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のRFIDデバイス。
  10. 前記受信コマンドの伝送速度の検出が、受信コマンドの先頭に位置したプリアンブルまたはフレームシンクの受信期間内に行われることを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載のRFIDデバイス。
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