JP2008150890A - 被探知装置及び器具配設方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】二重天井に設置する器具やの配設予定位置、または当該器具へと接続されるケーブル等が配線された配線位置を、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知することができる被探知装置を提供する。
【解決手段】被探知装置10は、二重天井S内の天井下地材SAに取り付けられる取付部1、1Aと、当該取付部1、1Aから天井下地材SAに固定される天井仕上げ材SBに沿って延び、天井仕上げ材SBの裏面側に配置される延設部2と、延設部2の任意の位置に位置保持可能に設けられ、天井仕上げ材SAの表面(室内)側から探知可能な被探知具3とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、二重天井内に設けられて、ダウンライト等の照明器具や火災感知器等の検知器具の配設予定位置、または当該器具へと接続されるケーブル等が配線された配線位置を特定するため、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具を配置する被探知装置、及び、この被探知装置を用いた器具配設方法に関する。
二重天井となる基礎天井と天井仕上げ材(この表面(室内側面)が、室内から見える天井面を構成する。)との間に形成された空間が、配線・配管材の配設経路として利用されることは、一般的に採用されている工法である。
天井仕上げ材を支持する野縁等の天井下地材は、天井仕上げ材を固定するために、複数本が平行となるように、基礎天井から野縁受け等により吊り下げられて配設されている。
二重天井にダウンライトや火災感知器、換気扇等の器具を配置する際に接続されるケーブルは、二重天井の天井下地材に天井仕上げ材を固定する前に配線しておかないと、後から所定の位置に送り込むことは困難である。
そこで、器具を設置する大体の位置を特定し、その近くに予めケーブルを配線しておき、1)ケーブルの端部を天井下地材の上に載せ、ガムテープで貼着したり、2)基礎天井に貼着したり、3)基礎天井から垂下している吊ボルト等に支持させる等をしていた。 器具を設置する場合には、室内側から天井仕上げ材に貫通孔を形成し、ケーブルを引き出して器具に接続するとともに、器具を天井仕上げ材に設置していた。
この際、貫通孔を形成するには、まず、その位置決めをする必要があるが、二重天井内のケーブル配線位置は、天井仕上げ材に遮られて見えないので、室内側で墨だし(位置決め)を行い、墨だし位置に貫通孔を形成していた。
その際、ケーブルが貫通孔の直上に配線されていれば、引き出し作業がスムーズに行えるが、貫通孔から覗ける範囲からずれていると、天井裏には、多数のケーブルが配線されており、どのケーブルが器具に該当するものか判りにくい。
また、ダウンライトのように比較的小さい径の貫通孔では、覗き込むことができないため、手探りで探すこととなるが、困難な作業となる。
また、間違ったケーブルを引出してしまうと、やり直しが必要となり、その際、ケーブルを器具に合わせて切断した後に間違いに気づいた場合には、最悪、配線のし直しが必要となることがあった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、二重天井に設置する器具やケーブルの配設予定位置、または当該器具へと接続されるケーブル等が配線された配線位置を、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知することができる被探知装置、及び、この被探知装置を用いた器具配設方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の二重天井用の被探知装置は、二重天井内に設けられて、ダウンライト等の照明器具や火災感知器等の検知器具の配設予定位置、または当該器具へと接続されるケーブル等が配線された配線位置を特定するため、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置するための被探知装置とからなる被探知装置であって、
前記被探知装置は、二重天井内の天井下地材に取り付けられる取付部と、当該取付部から天井下地材に固定される天井仕上げ材に沿って延び、天井仕上げ材の裏面側に配置される延設部とを備え、前記被探知具は、当該延設部に設けられ天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能とされ、前記延設部を前記配設予定位置または配線位置を通るように配置するとともに、前記被探知具を前記配設予定位置または配線位置に位置させることで、当該配設予定位置または配線位置を天井仕上げ材の表面(室内)側から探知して特定できることを特徴とする。
なお、上記の「前記被探知具を前記配設予定位置または配線位置に位置させる」には、前記被探知具を当該延設部に沿って移動させることによるものと、被探知具と延設部とを共に前記取付部に対して移動させることによるものと、延設部に対して被探知具を取着しすることによるものが含まれる。
請求項2記載の被探知装置は、請求項1に従属し、被探知具は、延設部に取着されるための取着部を備え、この取着部によって配設予定位置上または配線位置を通るように配置された前記延設部の前記配設予定位置または配線位置に前記被探知具を取着することで当該配設予定位置または配線位置が天井仕上げ材の表面(室内)側から特定できることを特徴とする。
請求項3記載の被探知装置は、請求項1に従属し、取付部と被探知具の少なくとも一方は、前記取付部と前記被探知具との相対距離を変更可能に、延設部に対して位置変更可能に設けられてなることを特徴とする。
請求項4記載の被探知装置は、請求項1から3のいずれかに従属し、延設部の両側に取付部が設けられていることを特徴とする。
請求項5記載の被探知装置は、請求項1、3、4のいずれかに従属し、取付部の少なくとも一方と、被探知具は、それぞれ延設部に対して位置変更可能に設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の被探知装置は、請求項3から5のいずれかに従属し、 取付部は、延設部に一対で設けられ、双方の取付部を相互に近接させる付勢力を与える弾性部材を係止可能な係止部を備えることを特徴とする。
請求項7記載の被探知装置は、請求項1から6のいずれかに従属し、ケーブルを保持可能なケーブル保持部が、被探知装置の延設部又は被探知具に備えられていることを特徴とする。
請求項8記載の被探知装置は、請求項1から7のいずれかに従属し、被探知具は、筒状で延設部から天井仕上げ材に向けて突出し、先端側に磁石を備えることを特徴とする。
請求項9記載の被探知装置は、請求項3から8のいずれかに従属し、延設部には、該延設部の長手方向に沿って連続する係合ラッチが形成され、取付部及び被探知具の少なくとも一方には、前記係合ラッチの任意の位置で係合し、双方間の前記長手方向の移動を規制するラッチ部が設けられていることを特徴とする。
請求項10記載の二重天井用の被探知装置は、二重天井内に設けられて、ダウンライト等の照明器具や感知器等の配線器具の配設予定位置、または、当該器具へと接続されるケーブルが配線された配線位置を特定するため、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置するための被探知装置とからなる被探知装置であって、
前記被探知装置は、二重天井内に平行に設置された長尺の天井下地材間に架設されるよう両側に天井下地材に取付けられる取付部を備えた延設部を備え、前記被探知具は、当該架設された延設部に取着されるための取着部を備え、
前記延設部の両側に設けられた取付部を天井下地材に取付け、前記配設予定位置または前記配線位置を通るように、かつ、当該天井仕上げ材の裏面から離れた位置に該延設部を架設し、当該架設された延設部に沿って前記被探知具を移動させて、前記延設部の前記配設予定位置または配線位置に前記被探知具を位置させることで、当該配設予定位置または配線位置を天井仕上げ材の表面(室内)側から探知して特定できることを特徴とする。
請求項11記載の器具配設方法は、配線・配管経路が形成される二重天井内において、ダウンライト等の照明器具や火災感知器等の検知器具などの器具の配設予定位置に天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置する被探知装置とからなる被探知装置を用いて、天井仕上げ材に前記器具を配設する器具配設方法であって、
天井仕上げ材が取付けられる野縁等の天井下地材に前記被探知装置の取付部を取付けて、延設部を前記天井仕上げ材の裏面に沿うように前記取付部に設置する工程と、
当該延設部に沿って前記被探知具を該延設部に取着可能とする取着部を移動させて、前記配設予定位置に前記被探知具を配置する工程、または、当該延設部と前記被探知具とを前記取付部に対して移動させて、前記配設予定位置に前記被探知具を配置する工程と、
天井仕上げ材が形成された後に、前記被探知具を探知してその探知位置から当該配設予定位置を特定し、当該特定した位置に貫通孔を形成する工程と、
二重天井内に予め配線されたケーブルを前記貫通孔から引き出して、前記器具と接続するとともに前記貫通孔に前記器具を配設する工程とを有することを特徴とする。
請求項12記載の器具配設方法は、請求項11に従属し、配設予定位置を、器具を配設すべき貫通孔の中心位置とし、穿孔工具で当該貫通孔を形成するようにしたことを特徴とする。
請求項13記載の器具配設方法は、請求項11または12に従属し、被探知装置は、開口された貫通孔を通過可能な大きさに形成され、取付部は天井下地材に対して着脱自在に取り付けられ、前記貫通孔形成後、器具配設の前に、前記被探知装置を天井仕上げ材の表面(室内)側に取り出す工程を有することを特徴とする。
請求項14記載の器具配設方法は、請求項11から13のいずれかに従属し、被探知具の配置位置が器具のためのケーブルの配線位置であって、天井仕上げ材が形成された後に、前記被探知具を探知してその探知位置から前記ケーブルの配線位置を特定するとともに、天井仕上げ材の表面(室内)側において墨だしにより前記器具の配設予定位置を特定して貫通孔を形成し、前記特定した配線位置に基づき、該貫通孔から天井仕上げ材の裏面側の予め配線された前記ケーブルを引き出すようにすることを特徴とする。
請求項1記載の二重天井用の被探知装置によれば、二重天井内に設けられて、ダウンライト等の照明器具や火災感知器等の検知器具の配設予定位置、または当該器具へと接続されるケーブル等が配線された配線位置を特定するため、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置するための被探知装置とからなる被探知装置であって、
前記被探知装置は、二重天井内の天井下地材に取り付けられる取付部と、当該取付部から天井下地材に固定される天井仕上げ材に沿って延び、天井仕上げ材の裏面側に配置される延設部とを備え、前記被探知具は、当該延設部に設けられ天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能とされ、前記延設部を前記配設予定位置または配線位置を通るように配置するとともに、前記被探知具を前記配設予定位置または配線位置に位置させることで、当該配設予定位置または配線位置を天井仕上げ材の表面(室内)側から探知して特定できるので、二重天井に設置する器具やケーブルの配設予定位置を、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知することができる。
請求項2記載の被探知装置によれば、請求項1の効果に加え、被探知具は、延設部に取着されるための取着部を備え、この取着部によって配設予定位置上または配線位置を通るように配置された前記延設部の前記配設予定位置または配線位置に前記被探知具を取着することで当該配設予定位置または配線位置が天井仕上げ材の表面(室内)側から特定できるので、請求項1と同様の効果を発揮する。
請求項3記載の被探知装置によれば、請求項1の効果に加え、取付部と被探知具の少なくとも一方は、前記取付部と前記被探知具との相対距離を変更可能に、延設部に対して位置変更可能に設けられてなるので、天井下地材の間隔が異なる場合にも対応でき、また、被探知具の位置を自由に設定することができる。
請求項4記載の被探知装置によれば、請求項1から3のいずれかの効果に加え、延設部の両側に取付部が設けられているので、延設部が両持ち状態で、取付部を介して、天井下地材に支持されているので、延設部が傾くことがなく、安定性がよい。
請求項5記載の被探知装置によれば、請求項1、3、4のいずれかの効果に加え、取付部の少なくとも一方と、被探知具は、それぞれ延設部に対して位置変更可能に設けられているので、請求項3と同様の効果を発揮する。
請求項6記載の被探知装置によれば、請求項3から5のいずれかの効果に加え、取付部は、延設部に一対で設けられ、双方の取付部を相互に近接させる付勢力を与える弾性部材を係止可能な係止部を備えるので、被探知装置の取付部の内側が天井下地材の上方開口の内側部分に押し付けられ、取付部の直立安定性が良くない、また、被探知装置が、天井下地材の長手方向に移動しにくくなる。
請求項7記載の被探知装置によれば、請求項1から6のいずれかの効果に加え、ケーブルを保持可能なケーブル保持部が、被探知装置の延設部又は被探知具に備えられているので、被探知具を配設予定位置に位置させると、そこで配線すべきケーブルも配設予定位置に保持されることとなり、便利が良い。
請求項8記載の被探知装置によれば、請求項1から7のいずれかの効果に加え、被探知具は、筒状で延設部から天井仕上げ材に向けて突出し、先端側に磁石を備えるので、磁石検知器により、配設予定位置を探知することができる。
請求項9記載の被探知装置によれば、請求項3から8のいずれかの効果に加え、延設部には、該延設部の長手方向に沿って連続する係合ラッチが形成され、取付部及び被探知具の少なくとも一方には、前記係合ラッチの任意の位置で係合し、双方間の前記長手方向の移動を規制するラッチ部が設けられているので、簡易な構成で、請求項3の効果を実現することができる。
請求項10記載の二重天井用の被探知装置によれば、二重天井内に設けられて、ダウンライト等の照明器具や感知器等の配線器具の配設予定位置、または、当該器具へと接続されるケーブルが配線された配線位置を特定するため、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置するための被探知装置とからなる被探知装置であって、
前記被探知装置は、二重天井内に平行に設置された長尺の天井下地材間に架設されるよう両側に天井下地材に取付けられる取付部を備えた延設部を備え、前記被探知具は、当該架設された延設部に取着されるための取着部を備え、
前記延設部の両側に設けられた取付部を天井下地材に取付け、前記配設予定位置または前記配線位置を通るように、かつ、当該天井仕上げ材の裏面から離れた位置に該延設部を架設し、当該架設された延設部に沿って前記被探知具を移動させて、前記延設部の前記配設予定位置または配線位置に前記被探知具を位置させることで、当該配設予定位置または配線位置を天井仕上げ材の表面(室内)側から探知して特定できるので、請求項1と同様の効果を発揮する。
請求項11記載の器具配設方法によれば、配線・配管経路が形成される二重天井内において、ダウンライト等の照明器具や火災感知器等の検知器具などの器具の配設予定位置に天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置する被探知装置とからなる被探知装置を用いて、天井仕上げ材に前記器具を配設する器具配設方法であって、
天井仕上げ材が取付けられる野縁等の天井下地材に前記被探知装置の取付部を取付けて、延設部を前記天井仕上げ材の裏面に沿うように前記取付部に設置する工程と、
当該延設部に沿って前記被探知具を該延設部に取着可能とする取着部を移動させて、前記配設予定位置に前記被探知具を配置する工程、または、当該延設部と前記被探知具とを前記取付部に対して移動させて、前記配設予定位置に前記被探知具を配置する工程と、
天井仕上げ材が形成された後に、前記被探知具を探知してその探知位置から当該配設予定位置を特定し、当該特定した位置に貫通孔を形成する工程と、
二重天井内に予め配線されたケーブルを前記貫通孔から引き出して、前記器具と接続するとともに前記貫通孔に前記器具を配設する工程とを有するので、請求項1の効果を器具配設方法として発揮する。
請求項12記載の器具配設方法によれば、請求項11の効果に加え、配設予定位置を、器具を配設すべき貫通孔の中心位置とし、穿孔工具で当該貫通孔を形成するようにしたので、工具先端を配設予定位置に位置させるだけで、確実にその配設予定位置に貫通孔を形成することができる。
請求項13記載の器具配設方法によれば、請求項11または12の効果に加え、被探知装置は、開口された貫通孔を通過可能な大きさに形成され、取付部は天井下地材に対して着脱自在に取り付けられ、前記貫通孔形成後、器具配設の前に、前記被探知装置を天井仕上げ材の表面(室内)側に取り出す工程を有するので、既に不要となったものが、いつまでも二重天井内に残るようなことがなくなる。また、回収した被探知装置の再利用が可能となり、経済的であり、資源保護に資する。。
請求項14記載の器具配設方法によれば、請求項11から13のいずれかの効果に加え、被探知具の配置位置が器具のためのケーブルの配線位置であって、天井仕上げ材が形成された後に、前記被探知具を探知してその探知位置から前記ケーブルの配線位置を特定するとともに、天井仕上げ材の表面(室内)側において墨だしにより前記器具の配設予定位置を特定して貫通孔を形成し、前記特定した配線位置に基づき、該貫通孔から天井仕上げ材の裏面側の予め配線された前記ケーブルを引き出すようにするので、貫通孔を形成する前若しくは後に、配線したケーブルの配線箇所を推察できる。つまり、貫通孔の形成位置を室内側から位置決めして行う場合でも、その貫通孔に設置する器具で使用するケーブルの位置を前もって知ることができるので、ケーブルの取り違えをなくすことができる。
以下に、本発明の実施の形態(実施例)について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の被探知装置の使用事例を示す斜視図である。
この被探知装置10は、二重天井S内に設けられて、ダウンライト等の照明器具や火災感知器等の検知器具の配設予定位置(図1において貫通孔Hの中心)、または当該器具へと接続されるケーブル等が配線された配線位置を特定するために、天井仕上げ材SBの表面(室内)側から探知可能な被探知具3を配置するものである。
この被探知装置10は、二重天井S内の天井下地材SAに取り付けられる取付部1、1Aと、取付部1、1Aから天井下地材SAに固定される天井仕上げ材SBに沿って延び、天井仕上げ材SBの裏面側に配置される延設部2と、この延設部2に設けられ天井仕上げ材SBの表面(室内)側から探知可能な被探知具3とを備えている。
なお、取付部1、1Aと延設部2とを合わせて、被探知具を配置するものとして、配置具11(被探知装置10から、被探知具3と磁石4とを除いたもの)と称する(以下、各実施例においても同じ。)。
この被探知装置10によれば、延設部2を前記配設予定位置を通過する位置に位置させ、被探知具3を延設部2の前記配設予定位置に位置させることで、当該配設予定位置を天井仕上げ材SBの表面(室内)側(図1における下方)から探知して特定できる。
被探知具3の先端側には、磁石4が設置されており、貫通孔Hのない状態で、この磁石4の部分が、被探知装置10によって位置決めされ、天井仕上げ材SBの裏面側の配設予定位置に来るようにセットされ、この磁石4を、公知の磁気検知器によって、天井仕上げ材SBの表面(室内)側から検知することによって、配設予定位置あるいはケーブルの配線位置を特定することができるのである。
つまり、本発明の被探知装置10によれば、二重天井に設置する器具の配設予定位置、または当該器具へと接続されるケーブル等が配線された配線位置を、天井仕上げ材SBの表面(室内)側から探知することができる。
なお、天井下地材SAは、天井仕上げ材SBによって天井全体を覆うため、二重天井Sとなるべき部分の全体に配置されており、また、室内側から探知する際に最も天井仕上げ材SBに近い位置となる部分であり、ここに設置できるように構成したことによって、本発明の被探知装置10は、簡易な構成でありながら、天井面つまり天井仕上げ材SBのどの位置にも被探知具3を位置させることができ、また、被探知具3の磁石4部分を天井仕上げ材SBの裏面に近接させて設置するのにも都合がよいものとなっている。
また、この図1の場合、延設部2の両端に取付部1、1Aが設けられている形となっており、延設部2が両持ち状態で、取付部1、1Aを介して、天井下地材SAに支持されているので、延設部2が傾くことがなく、安定性がよい。
この被探知装置10の延設部2には、延設部2の長手方向に沿って連続する係合ラッチ2aが設けられている。被探知具3は、取着部5によって、延設部2に移動かつ位置保持可能に磁石4の方を下向きに(天井仕上げ材SB向きに)取り付けられている。
つまり、被探知具3(取着部5)は、延設部2に取着された状態で、延設部2の長手方向に沿って移動可能とされている。
また、延設部2には所定の同一間隔で係止部7aが設けられ、これに対応して一方の取付部1A(延設部2に対して可動のものである。)にも係止部7bが設けられ、この二つの係止部7a、7b(双方を合わせて、係止部7とする。)を相互に近づけるように輪ゴムなどで構成された弾性部材6が渡しかけられている。
この弾性部材6と係止部7とによって、可動側の取付部1Aを固定側の取付部1方向に付勢し、これによって、被探知装置10の双方の取付部1、1Aの内側が天井下地材SAの上方開口の内側部分に押し付けられ、被探知装置10が、天井下地材SAの長手方向に移動しにくくなっている。
上記後半部分で簡単に説明した係合ラッチ2a、弾性部材6、係止部7を含め、以下、それぞれの部品図を合わせて用いながら、各部品について、より詳しく説明する。
図2は、図1の被探知装置を構成する、取付部を備えた延設部を示すもので、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。図2(c)の側面図は、取付部1を備えた延設部2を、取付部1の設置されていない端部側から見た図である。
取付部1は、樹脂成形されるもので、台形状の脚部1cと、この脚部1cの短寸の上辺側に延設された長方形状の本体部1dとを備えている。脚部1cは、一般にC型軽量型鋼で構成される天井下地材SAの開口部に嵌まり込み、その厚さEは、その開口部に一定の隙間を持って嵌まり込む程度のものとなっている。
なお、天井下地材は、一般に、上方に開口する断面略コ字状に形成されているものであり、取付部は、この天井下地材の開口部に収容配置される大きさとなっている。
脚部1cは末広がりの台形形状と成っているので、天井下地材SAの開口部に嵌め込まれた際、この天井下地材SAの長手方向への安定性(倒れにくさ)、取付部1の直立保持性がよい。
脚部1cの延設部2の取付側側面には、複数の係止突起1bが所定間隔で設けられている。この係止突起1bの高さは、適宜設定されるものあるが、例えば、1mm程度である。係止突起1bは、天井下地材SAの開口部に引っ掛かって、脚部1cが開口部から抜け難くする作用を持つ。
特に、この係止突起1bは、図1で説明した弾性部材6と係止部7とによる付勢力が、天井下地材SAの開口部との間に作用する側に設けられているので、当該付勢力を作用させる際にも有効に抜け防止機能を発揮する。
延設部2は、取付部1の本体部1d端部から直角方向に延設された断面長方形の棒形状である。
延設部2の長方形断面の両側短辺には、長手方向に沿って連続する係合ラッチ2aが形成されている。延設部2の長方形断面の上長辺には、長手方向に沿って連続し、延設部2の全幅の4分の1程度の平坦凸部2bが設けられ、この平坦凸部2bの両側に、一定間隔(例えば、1cm間隔)の目盛突起2cが設けられている。
図1で説明した係止部7aは、この平坦凸部2bへの更なるフック状の突起として、一定間隔(例えば5cm間隔)で設けられている。係止部7aと目盛突起2cとの位置関係は、両者の間隔の最小公倍値では、両者が同じ位置となる関係である。
図3は、図1の被探知装置を構成する単体の取付部を示すもので、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図である。
この取付部1Aは、その基本構成は、図1の取付部1と同様であって、同様の係止突起1b、脚部1c及び本体部1d′を備えている。本体部1d′は、図1の取付部1の本体部1dに比べ、本体部1d′の端部には、延設部が延設されるのではなく、延設部2を係合位置可変に収容する延設部受け1eなどを備えている点が異なっている。
取付部1Aは、更に、延設部受け1eの開口側への突起となって、収容された延設部2の上長辺(平坦凸部2bのある側)の両側部分を押さえる押え突起1fと、本体部1d′の幅より更に延設部2の長手両方向に延出して、延設部2の下長辺を受ける一対の規制部1gとを備えている。
延設部受け1eの両側には、延設部2の長手方向への一方側に延びるラッチアーム1hと、この先端に設けられ、延設部2の係合ラッチ2aに噛み合うラッチ爪1iからなるラッチ部1jが一対で設けられている。
この一対のラッチ部1jは、延設部2の係合ラッチ2aを挟みこんで、この係合ラッチ2aにラッチアーム1hの弾性変形域での付勢力によってラッチ爪1iが噛み合って、係合ラッチ2aの任意の位置で係合し、双方間の延設部2の長手方向の移動を規制するものである。
このような構成の取付部1Aは、その延設部受け1eに延設部2を収容して、ラッチ部1jと係合ラッチ2aとの相互作用により、延設部2に対して取付部1Aを長手方向の任意の位置で係合させ、その係合位置を保持させることができる。
よって、被探知装置10を取り付ける対象である天井下地材SA間の間隔にばらつきがあっても、その間隔に合わせて、被探知装置10を天井下地材SA間に架け渡し、設置することができる。
この際、一対の規制部1gは、収容対象である延設部2の下長辺により長い距離で当接して延設部2と取付部1Aとの間の直角をより良好に保持して倒れを小さくし、また、これによって、取付部1Aが延設部2上をよりスムーズに移動できるようにしている。
また、延設部2には、目盛突起2cと係止部7a(目盛突起2cの5つ目毎に同じ位置に設けられている。)とが設けられているので、取付部1Aを係止させる位置の目安となり便利である。
延設部2の係止部7aは、図1で既に説明したように、取付部1Aの係止部7bと共に係止部7を構成して、ここに輪ゴムなどの弾性部材6を架け渡すことで、天井下地材SAに設置された被探知装置10が天井下地材SAの長手方向に移動するのを抑制することができる。
図4(a)は、図1の被探知装置を構成する取着部を示す正面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のAA断面図、(d)は、図1の被探知装置を構成する被探知具を示す正面図、(e)は(c)のB−B′断面図、(f)は(e)のC矢視図である。
図4(a)〜(c)の取着部5は、延設部2に被検知部3を移動可能に取り付るためのものであるため、延設部2の係合ラッチ2aに対応したラッチ部5aと、この延設部2を収容する延設部受け5dと、延設部2の上長辺を押さえる押え突起5eと、被探知具3を着脱可能に固定する固定部5fとを備えている。
ラッチ部5aがラッチアーム1hとラッチ爪1iとで構成されている点は、取付部1Aのラッチ部1jと同じである。延設部受け5dと押え突起5eとも、取付部1Aの延設部受け1eと押え突起1fと同じ構成である。
ただ、この取着部5においては、ラッチ部5aは、左右一対のみでなく、前後にも一組、合計4セットが設置されている点が、加えて、ラッチ部5aのラッチ爪1iの先端が、相手方の係合ラッチ2aの爪形状に合わせた鋭角の爪形状ではなく、円形状となっている点が取付部1Aのものと異なっている。
これは、この取着部5によって延設部2の所望の位置に位置保持すべき被探知具3は、その設置位置から、取付部1Aに比べ、よりその後の施行工事の影響を受けにくいのと、より容易に延設部2上の位置変更を可能としたいため、また、よりスムーズに取着部5が延設部2上を移動し、かつ、移動を止めた位置で、自然に位置保持されるようにするためである。
したがって、これらの必要性の度合いによっては、取着部5における延設部2の係合ラッチ2aへの係合形態を、取付部1Aと同様の構成としてもよいものである。
固定部5fは、円形である被探知具3の端部を収容し、回転により係止固定する構造になっている。
図4(d)〜(f)の被探知具3は、軸方向に径が小さくなっている筒状体であって、その大径側は完全に開放され、小径側は、端部の内径よりより小径の窓を有した構成である。
なお、ここで、図4(e)の断面図は、被探知具3を軸心に沿って、その大径側は、図4(d)のBB線で、小径側はB′B′線で縦断したものである。
この大径側の外周には、一対の固定突起3aが対向する位置に設けられている。この固定突起3aを取着部5の固定部5fにセットして、回転させることで、被探知具3を取着部5に着脱可能に固定することができる。
小径側は、該窓の径より大きい磁石4を収容する磁石収容部3bとなっており、ここに磁石を収容するときの拡開ガイドとなる勾配面3dを備えた押さえ部3cが設けられている。
このような構成の被探知具3によれば、その大径側から磁石4を入れて、押さえ部3cの勾配面3dに磁石4を当接させて押し込めば、磁石4は、図4(d)〜(f)の状態となって磁石収容部3bに収容され、また、押さえ部3cに押さえられて、この磁石収容部3bから脱落することはない。
この磁石4を備えた被探知具3を取着部5に固定する際には、上述したように、固定突起3aと固定部5fとの間の回転係合固定を用いる。
なお、ここでは、磁石4を備えた被探知具3が、取着部5を介して、延設部2に位置可変に取付られるもの(この場合も、取着具5は、被探知具3に含まれるものとする。)を例示したが、被探知具3と取着部5とを一体化してもよく、要するに、磁石4が天井仕上げ材SBの裏面に近接し、かつ、延設部2上を位置保持可能に移動できれば本発明の目的は達成されるので、磁石を含んだ被探知部の構成は、例示のもののは限定されない。
また、被探知の対象として、ここでは、磁石の例を示しているが、これに限らず、特定の金属片を用い、これを公知の金属探知機で探知するようにしてもよい。また、他の種々の被探知物と、探知機を用いてもよい。
ここで、これまで説明した図1から4を用いて、本発明の被探知装置10による器具配設方法について説明する。
<第1の方法>
この方法は、配線・配管経路が形成される二重天井S内において、ダウンライト等の照明器具や火災感知器等の検知器具などの器具の配設予定位置に天井仕上げ材SBの表面(室内)側から探知可能な被探知具3を配置する被探知装置10を用いて、天井仕上げ材SBに前記器具を配設する器具配設方法であって、以下の工程を有するものである。
(1)天井仕上げ材SBが取付けられる野縁等の天井下地材SAに被探知装置10の取付部1、1Aを取付けて、延設部2を天井仕上げ材SBの裏面に沿うように取付部1、1Aに設置する工程。
(2)延設部2に沿って被探知具3を延設部2に取着可能とする取着部6を移動させて、前記配設予定位置に被探知具3を配置する工程。なお、この工程では、天井仕上げ材SBはまだ布設されていない。
(3)天井仕上げ材SBが形成された後に、被探知具3を探知してその探知位置から当該配設予定位置を特定し、当該特定した位置に貫通孔Hを形成する工程。
(4)二重天井S内に予め配線されたケーブルを貫通孔Hから引き出して、前記器具と接続するとともに貫通孔Hに前記器具を配設する工程。
上記、(1)から(4)の工程によれば、天井仕上げ材SBを布設したあとでも、器具を取り付けるべき位置を室内側から簡単に検知し、正確に貫通孔Hを形成することができ、ケーブルの取り違えもなくなる。
(5)上記において、配設予定位置を、器具を配設すべき貫通孔Hの中心位置とし、穿孔工具で当該貫通孔を形成するようにしてもよい。
この方法によれば、室内側から探知された配設予定位置に、穿孔工具の先端中心を位置させて、貫通孔を正確な位置に形成することができる。
(6)上記において、被探知装置10は、開口された貫通孔Hを通過可能な大きさに形成され、取付部1、1Aは天井下地材SAに対して着脱自在に取り付けられ、貫通孔H形成後(工程(3))、器具配設(工程(4))の前に、被探知装置10を天井仕上げ材SBの表面(室内)側に取り出す工程を備えてもよい。
この方法によれば、被探知装置10を二重天井内に放置せずに済むので、既に不要となったものが、いつまでも二重天井内に残るようなことがなくなる。また、回収した被探知装置の再利用が可能となり、経済的であり、資源保護に資する。
<第2の方法>
上記、第1の方法において、設置すべき器具へのケーブルの配線位置に被探知具3を配置し、天井仕上げ材SBが形成された後に、被探知具3を探知してその探知位置から前記ケーブルの配線位置を特定するとともに、天井仕上げ材SBの表面(室内)側において墨だしにより配設予定位置を特定して貫通孔Hを形成し、前記特定した配線位置に基づき、該貫通孔Hから天井仕上げ材SBの裏面側の予め配線された前記ケーブルを引き出すようにするものである。
この方法によれば、貫通孔を形成する前若しくは後に、配線したケーブルの配線位置を特定できる。つまり、貫通孔の形成位置を室内側から位置決めして行う場合でも、その貫通孔に設置する器具で使用するケーブルの位置を前もってしることができるので、ケーブルの取り違えをなくすことができる。
なお、上記器具配置方法においても、図1〜4において説明した被探知装置10の各部品の作用効果は、方法としても発揮されるものである。また、上記方法の効果は、本発明の被探知装置10の効果としても発揮されるものである。
図5(a)は、本発明の被探知装置の他例を概念的に示す図、(b)は(a)のD矢視図、(c)は、(a)の取付部の拡大詳細図、(d)、(e)は、本発明の被探知装置の他例を概念的に示す図である。これより既に説明した部分と同じ部分には、同じ符号を付して重複説明を省略する。
図5(a)、(b)に記載した被探知装置10Aは、図1〜4で説明した被探知装置10に比べ、取付部1が延設部2Aの両端に固定設置されている点、また、取着部5Aがケーブル保持部8を備えている点が異なっている。
延設部2Aの両端に取付部を設けて、延設部2Aが両持ちで天井仕上げ材SBに支持されている点は、図1の場合と同様であり、同様の作用効果を発揮する。ただ、この例では、双方の取付部1が延設部2Aに固定取付されているので、相互間の構造的結合がより強固であり、被探知装置10Aはより安定的に被探知具3を保持することができる。
また、双方の取付部1間の間隔が固定されているので、天井仕上げ材SB間の間隔が一定の同一間隔である場合に用いることができる。
図5(b)に示すように、取着部5Aのケーブル保持部8は、配設予定位置に配線すべきケーブルWを着脱容易に保持するものである。このように、取着部5Aにケーブル保持部8を設けると、取着部5Aは被探知具3を同心で固定しているものなので、被探知具3を配設予定位置に位置させると、そこで配線すべきケーブルWも配設予定位置に保持されることとなり、便利が良い。
更に、この構成の被探知装置10Aを、貫通孔Hから取り出し可能なものとしておくと、被探知装置1Aの取り出しと一緒に、必要なケーブルの取り出しもでき、便利がよく、ケーブル取り出し間違いを完全に防止することができる。
図1でも説明したが、図5(c)に示すように、取付部1の厚さEは、その取付対象であるC型軽量型鋼で構成される天井下地材SAの開口部に一定の隙間を持って嵌まり込むようになっており、一方、取付部1の係止突起1bは、その開口部に対する上下方向の引っ掛かりとなって、取付部1が天井下地材SAからより抜け出しにくくなるようにしている。
図5(d)の被探知装置10は、図1〜4で説明した被探知装置10と同じものであるが、天井下地材SAの間隔がより狭い場合に用いた例を示している。
ここに例示するように、被探知装置10では、取付部1Aが延設部2に対して位置可変なので、設置すべき天井下地材SAの間隔が変化した場合にも対応することができる。
図5(e)の被探知装置10Bは、図1〜4で説明した被探知装置10に比べ、延設部2に可動側の取付部1Aが設置されず、固定側の取付部1によって、片持ち状態で、天井下地材SAに設置されているものである。
事情によって、他方の天井下地材SAが使えない場合、あるいは、ない場合には、このような方法によっても、被探知具3を目標とする配設予定位置に位置させることができる。
図6(a)〜(c)は、本発明の被探知装置の他例を概念的に示す図である。
図6(a)に記載した被探知装置10Cは、図1〜4で説明した被探知装置10に比べ、延設部2Bがその一端に被探知具3Aを直接固定したものとなっており、一個の可動型の取付部1Aで、この延設部2Bが支持されている点が異なっている。
このような被探知装置10Cによっても、被探知具3Aを任意の配設予定位置に位置させることができ、また、この場合、取着部がないので、その分コストダウンを図ることができる。
図6(b)に記載した被探知装置10Dは、図1〜4で説明した被探知装置10に比べ、延設部2Cが、その中央に被探知具3Aが直接固定され、その両側が可動型の取付部1Aで支持されるようになっている点が異なっている。
このような被探知装置10Dによっても、被探知具3Aを任意の配設予定位置に位置させることができ、また、この場合、取着部がないので、その分コストダウンを図ることができる。
また、この被探知装置10Dでは、図1の弾性部材6と係止部7と同様に、二つの取付部1Aの係止部7b同士を引っ張り合うように弾性部材6を作用させて、同様の効果を発揮させるようにすることもできる。もちろん、この際、延設部2Cに、図1の延設部2と同様の係止部7aを設けて、この係止部7aとの間に弾性部材6を作用させるようにしてもよい。
なお、上記図6(a)、(b)で説明した被探知装置10Cと10Dとは、被探知具と延設部とが一体に設けられて、両者が共に取付部に対して移動させ得るように構成されたものであって、この場合にも、延設部が配設予定位置または配線位置を通るように配置可能で、被探知具を配設予定位置または配線位置に位置させることができるものであり、図1の配置具10に比べ、単に物理的に被探知具が配置具に一体化されただけのものである。
図6(c)に記載した被探知装置10Eは、図1〜4で説明した被探知装置10に比べ、固定側の取付部1B、移動側の取付部1Cの双方が、木材を素材とする天井下地材SA′の側面に取付されるような固着部1kを備えた構造になっている点が異なっている。
この固着部1kは、強力な両面テープやビス、釘等による本固定のものでもよいし、再剥離可能な粘着層や両面テープによる仮固定のものでもよい。また、長手方向のずれ止めを備えても良い、
また、係止部7(7a、7b)と弾性部材6とによる付勢力で固定するようにしてもよい。
このような被探知装置10Eによっても、被探知具3を任意の配設予定位置に位置させることができ、図1〜4の被探知装置10と同様の作用効果を発揮することができる。
図7(a)〜(b)は、本発明の被探知装置の他例を概念的に示す図である。
図7(a)に記載した被探知装置10Fは、図1〜4で説明した被探知装置10に比べ、延設部2Dが延び縮みする伸縮体(弾性体)で構成され、天井下地材SAに取り付けられる取付部1Dは、その開口に嵌まり込んで、伸縮体の延設部2Dが引っ掛けられるようになっている点が異なっている。
延設部2Dには、ケーブルWを仮固定すると共に、磁石4を所定位置に位置させることができる被探知具3Dが位置可変でかつ位置保持可能に設置されている。
このような構成の被探知装置10Fによっても、図1〜4の被探知装置10と同様の効果を発揮することができる。また、この被探知装置10Fによれば、延設部2Dが伸び縮みするので、天井下地材SAの間隔が異なる場合にも、対応することができる。
また、この被探知装置10Fによれば、図7(b)に示すように、そのまま、木材製の天井下地材SA′にも用いることができ、同様の効果を発揮する。
以上、実施例2から4で説明した本発明の被探知装置には、以下のようなものも含まれ、基本の被探知装置10の効果に加え、それぞれ記載のような効果を発揮する。
1.取付部と被探知具の少なくとも一方は、前記取付部と前記被探知具との相対距離を変更可能に、延設部に対して位置変更可能に可能に設けられてなる被探知装置。この被探知装置によれば、天井下地材の間隔が異なる場合にも対応でき、また、被探知具の位置を自由に設定することができる。
2.取付部の少なくとも一方と、被探知具は、それぞれ延設部に対して位置変更可能に設けられている被探知装置。この被探知装置によれば、上記1の被探知装置と同様の効果を発揮する。
3.二重天井内に設けられて、ダウンライト等の照明器具や感知器等の配線器具の配設予定位置、または、当該器具へと接続されるケーブルが配線された配線位置を特定するため、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置するための配置具とからなる被探知装置であって、
前記配置具は、二重天井内に平行に設置された長尺の天井下地材間に架設されるよう両側に天井下地材に取付けられる取付部を備えた延設部を備え、前記被探知具は、当該架設された延設部に取着されるための取着部を備え、
前記延設部の両側に設けられた取付部を天井下地材に取付け、前記配設予定位置または前記配線位置を通るように、かつ、天井仕上げ材の裏面から離れた位置に該延設部を架設し、当該架設された延設部に沿って前記被探知具を移動させて、当該架設された延設部の前記配設予定位置または配線位置に前記被探知具を位置させることで、当該配設予定位置または配線位置を天井仕上げ材の表面(室内)側から探知して特定できることを特徴とする被探知装置。
この被探知装置によれば、基本の被探知装置10と同様の効果を発揮することができる。
なお、本発明の被探知装置は、上記の実施例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲のものが含まれ、また、特許請求の範囲に記載された範囲、実施例の範囲で、種々の変形例、組み合わせが可能である。
例えば、ケーブル保持部は、図5(a)、(b)の被探知装置10Aで説明したが、上記、いずれの実施例の場合でも設置可能である。
また、実施例2〜4で説明した設置具10A〜10Fの効果は、これらを器具配設方法に用いた場合には、その方法の効果として発揮されるものである。
また、図6(c)では、取付部1kと天井下地材SA′との取付に接着手段(剥離自在な接着層や、両面接着テープなど)を用いる方法を例示したが、この方法は、取付部1、1A等の下面に接着手段を設けて、C型鋼の天井下地材SAの開口部底面に接着取付するのに用いてもよい。
このような接着手段による取付を行えば、取付部つまり配置具(被探知装置)が天井下地材に沿って移動するのをより確実に防止することができる。
また、取付部の下面に剥離自在な接着層を設けることで、固定時には移動を防止することができるのに加え、回収時には、表面仕上げ材に形成した貫通孔から手を差し入れて接着部分を剥離させて、被探知装置を取り出し、再利用することもできる。
なお、取付部には、天井下地材への取付手段として、釘やビスで固定可能な固定孔を設けるようにしてもよい。
また、上記実施例では、延設部の真下に被探知具が配置されているものを例示しているが、特に、被探知具は延設部の真下に配置するものに限定されない。つまり、「配設予定位置または配線位置を通るように」あるいは、「配設予定位置または配線位置に位置させる」という記載は、本発明の貫通孔を設けるべき位置を特定するという目的に応じた許容範囲内で想定されるもので、完全に真上または真下であることに限定されるものでもない。言い換えれば、その範囲には、配設予定位置となる貫通孔の上部、または、配線位置の真下または真上、もしくは、その近傍が含まれるものである。
また、本発明の被探知装置は、二重天井に用いられることを基本とするものではあるが、同様に、下地材があり、この下地材を表面仕上げ材で覆ってしまう場合で、その表面仕上げ材で覆われる部分内に配線等をして、この表面仕上げ材に器具を設置する必要がある場合に広く用いることができるものである。
本発明の被探知装置及び器具配設方法は、二重天井に設置する器具やケーブルの配設予定位置を、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知することが要請される産業上の分野に用いることができる。
本発明の被探知装置の使用事例を示す斜視図 図1の被探知装置を構成する、取付部を備えた延設部を示すもので、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図 図1の被探知装置を構成する単体の取付部を示すもので、(a)はその平面図、(b)はその正面図、(c)はその側面図 (a)は、図1の被探知装置を構成する取着部を示す正面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)のAA断面図、(d)は、図1の被探知装置を構成する被探知具を示す正面図、(e)は(c)のB−B′断面図、(f)は(e)のC矢視図 (a)は、本発明の被探知装置の他例を概念的に示す図、(b)は(a)のD矢視図、(c)は、(a)の取付部の拡大詳細図、(d)、(e)は、本発明の被探知装置の他例を概念的に示す図 (a)〜(c)は、本発明の被探知装置の他例を概念的に示す図 (a)〜(b)は、本発明の被探知装置の他例を概念的に示す図
符号の説明
1〜1D 取付部
1a ラッチ部
2〜2D 延設部
2a 係合ラッチ
3〜3B 被探知具
4 磁石
5〜5A 取着部
5a ラッチ部
6 弾性部材
7 係止部
8 ケーブル保持部
10〜10F 被探知装置
11〜11F 配置具(取付部+延設部)
H 貫通孔
S 二重天井
SA 天井下地材
SB 天井仕上げ材
W ケーブル

Claims (14)

  1. 二重天井内に設けられて、ダウンライト等の照明器具や火災感知器等の検知器具の配設予定位置、または当該器具へと接続されるケーブル等が配線された配線位置を特定するため、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置するための配置具とからなる被探知装置であって、
    前記配置具は、二重天井内の天井下地材に取り付けられる取付部と、当該取付部から天井下地材に固定される天井仕上げ材に沿って延び、天井仕上げ材の裏面側に配置される延設部とを備え、前記被探知具は、当該延設部に設けられ天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能とされ、
    前記延設部を前記配設予定位置または配線位置を通るように配置するとともに、前記被探知具を前記配設予定位置または配線位置に位置させることで、当該配設予定位置または配線位置を天井仕上げ材の表面(室内)側から探知して特定できることを特徴とする二重天井用の被探知装置。
  2. 被探知具は、延設部に取着されるための取着部を備え、この取着部によって配設予定位置上または配線位置を通るように配置された前記延設部の前記配設予定位置または配線位置に前記被探知具を取着することで当該配設予定位置または配線位置が天井仕上げ材の表面(室内)側から特定できることを特徴とする請求項1記載の被探知装置。
  3. 取付部と被探知具の少なくとも一方は、前記取付部と前記被探知具との相対距離を変更可能に、延設部に対して位置変更可能に設けられてなることを特徴とする請求項1記載の被探知装置。
  4. 延設部の両側に取付部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の被探知装置。
  5. 取付部の少なくとも一方と、被探知具は、それぞれ延設部に対して位置変更可能に設けられていることを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の被探知装置。
  6. 取付部は、延設部に一対で設けられ、双方の取付部を相互に近接させる付勢力を与える弾性部材を係止可能な係止部を備えることを特徴とする請求項3から5のいずれか記載の被探知装置。
  7. ケーブルを保持可能なケーブル保持部が、配置具の延設部又は被探知具に備えられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか記載の被探知装置。
  8. 被探知具は、筒状で延設部から天井仕上げ材に向けて突出し、先端側に磁石を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか記載の被探知装置。
  9. 延設部には、該延設部の長手方向に沿って連続する係合ラッチが形成され、取付部及び被探知具の少なくとも一方には、前記係合ラッチの任意の位置で係合し、双方間の前記長手方向の移動を規制するラッチ部が設けられていることを特徴とする請求項3から8のいずれか記載の被探知装置。
  10. 二重天井内に設けられて、ダウンライト等の照明器具や感知器等の配線器具の配設予定位置、または、当該器具へと接続されるケーブルが配線された配線位置を特定するため、天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置するための配置具とからなる被探知装置であって、
    前記配置具は、二重天井内に平行に設置された長尺の天井下地材間に架設されるよう両側に天井下地材に取付けられる取付部を備えた延設部を備え、前記被探知具は、当該架設された延設部に取着されるための取着部を備え、
    前記延設部の両側に設けられた取付部を天井下地材に取付け、前記配設予定位置または前記配線位置を通るように、かつ、当該天井仕上げ材の裏面から離れた位置に該延設部を架設し、当該架設された延設部に沿って前記被探知具を移動させて、前記延設部の前記配設予定位置または配線位置に前記被探知具を位置させることで、当該配設予定位置または配線位置を天井仕上げ材の表面(室内)側から探知して特定できることを特徴とする被探知装置。
  11. 配線・配管経路が形成される二重天井内において、ダウンライト等の照明器具や火災感知器等の検知器具などの器具の配設予定位置に天井仕上げ材の表面(室内)側から探知可能な被探知具と、この被探知具を配置する配置具とからなる被探知装置を用いて、天井仕上げ材に前記器具を配設する器具配設方法であって、
    天井仕上げ材が取付けられる野縁等の天井下地材に前記配置具の取付部を取付けて、延設部を前記天井仕上げ材の裏面に沿うように前記取付部に設置する工程と、
    当該延設部に沿って前記被探知具を該延設部に取着可能とする取着部を移動させて、前記配設予定位置に前記被探知具を配置する工程、または、当該延設部と前記被探知具とを前記取付部に対して移動させて、前記配設予定位置に前記被探知具を配置する工程と、
    天井仕上げ材が形成された後に、前記被探知具を探知してその探知位置から当該配設予定位置を特定し、当該特定した位置に貫通孔を形成する工程と、
    二重天井内に予め配線されたケーブルを前記貫通孔から引き出して、前記器具と接続するとともに前記貫通孔に前記器具を配設する工程とを有することを特徴とする器具配設方法。
  12. 配設予定位置を、器具を配設すべき貫通孔の中心位置とし、穿孔工具で当該貫通孔を形成するようにしたことを特徴とする請求項11記載の器具配設方法。
  13. 被探知装置は、開口された貫通孔を通過可能な大きさに形成され、取付部は天井下地材に対して着脱自在に取り付けられ、前記貫通孔形成後、器具配設の前に、前記被探知装置を天井仕上げ材の表面(室内)側に取り出す工程を有することを特徴とする請求項11または12記載の器具配設方法。
  14. 被探知具の配置位置が器具のためのケーブルの配線位置であって、天井仕上げ材が形成された後に、前記被探知具を探知してその探知位置から前記ケーブルの配線位置を特定するとともに、天井仕上げ材の表面(室内)側において墨だしにより前記器具の配設予定位置を特定して貫通孔を形成し、前記特定した配線位置に基づき、該貫通孔から天井仕上げ材の裏面側の予め配線された前記ケーブルを引き出すようにすることを特徴とする請求項11から13のいずれか記載の器具配設方法。
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JP7476773B2 (ja) 2020-11-20 2024-05-01 三機工業株式会社 配線固定具及び配線固定方法

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