JPH0142224Y2 - - Google Patents

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JPH0142224Y2
JPH0142224Y2 JP1983075291U JP7529183U JPH0142224Y2 JP H0142224 Y2 JPH0142224 Y2 JP H0142224Y2 JP 1983075291 U JP1983075291 U JP 1983075291U JP 7529183 U JP7529183 U JP 7529183U JP H0142224 Y2 JPH0142224 Y2 JP H0142224Y2
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fire
detector
monitoring
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fire detector
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、火災報知設備における火災監視装置
に関する。
[背景技術] LSI工場等の精密部品を製造する工場等の天井
裏は、クリーンルームからの排気ダクト、各種用
途のケーブル類、特殊ガス配管等が入り組んでお
り、これらの中には可燃物が多く含まれている。
たとえば、塩化ビニール、ポリプロピレン製のダ
クト、ビニールケーブル等が可燃物として挙げら
れる。また、特殊ガスがダクトから漏洩した場合
を想定すれば、シラン等も可撚物として考慮して
おく必要がある。したがつて、天井裏にも火災感
知器が多数設置されている。
[背景技術の問題点] LSI工場等の精密部品を製造する工場等の屋根
裏は縦横に交差するケーブルおよび排気、換気等
のダクトがあるので、その空間が非常に狭く、ま
た、天井裏に通じる点検口を開くことが容易では
ないために、その天井裏に人間が入ることが困難
である。したがつて、火災感知器の保守または点
検が非常に困難であるという問題がある。また、
火災感知器が多数設置されている場合に、そのう
ちの1つの火災感知器が作動を開始したとする
と、多量の煙の発生あるいはケーブルやダクトな
どによつて、どの感知器が作動しているのかを正
確に把握するのが困難である。さらに、たとえ作
動している感知器がどの位置にあるものかを知る
ことができたとしても、その感知器の周囲の情況
を早急に視認することが困難であるという問題が
ある。したがつて、一旦、火災が発生した場合に
は火点を発見することが困難であり、その消火も
至難となり、さらに特殊ガスの漏洩等が予想さ
れ、延焼速度が速くなるという問題がある。
[考案の目的] 本考案は、上記した従来の問題点に着目してな
されたもので、工場等の天井裏に火災感知器が多
数設置され、しかもその天井裏に配管、配線等が
複雑に設置されていても、火災感知器の試験を容
易に行なうことができ、また各火災感知器の周囲
情況を直ちに視認することができる火災報知設備
における火災監視装置を提供することを目的とす
るものである。
[考案の概要] 本考案は、天井裏に設けられた火災感知器に対
応して天井板に透孔を設け、この透孔を閉塞する
ように天井板に火災監視用パネルを設け、上記火
災感知器またはその周囲を監視する透明部材の監
視窓を火災監視用パネルに設け、火災感知器を試
験する作動試験押釦、感度試験ジヤツク等の試験
手段を設け、火災感知器が作動したときに動作す
る作動表示灯、ブザー等の表示手段を設けたもの
である。
[考案の実施例] 第1図は、本考案の一実施例を示す図である。
工場等の屋根あるいは上階の床面10には、イオ
ン化式煙感知器11,13,15,17と、光電
式煙感知器12,14,16と、ガス検知器13
G,16Gが設置されている。イオン化式煙感知
器11,13,15,17は、発炎燃焼に対して
有利な感度を示すものであり、光電式煙感知器1
2,14,16は、燻焼に対して有利な感度を示
すものである。
天井板20の下面には、火災監視用パネル2
1,22,23,24,25,26,27が設け
られ、これらのパネル21〜27の1つづつに対
応して、天井板20に透孔21a,22a,23
a,24a,25a,26a,27aが設けられ
ている。床面10と天井板20との間に天井裏3
0には、排気ダクト31、特殊排気ダクト32、
水素用配管33、図示しないボンベ等からハロン
または炭素ガス等の消火剤を全域に送る消火設備
34、同消火剤をダクトに送る消火設備35が設
けられている。天井裏30には、さらに照明灯3
6、ITV37、投光部38と受光部39とから
なる減光式煙感知器が設けられている。
特殊排気ダクト32内で特殊ガスと空気とが合
流する部分に対応する特殊排気ダクト32の外表
面、または特殊排気ダクト32の接合部分に図示
しないラスが巻き付けられ、図示しない検出回路
に接続された定温式あるいは差動式の火災検知線
32bが上記ラスの上に巻き付けられ、この検知
線32bを耐火性または耐熱性の被覆材32aに
よつて被覆している。この検知線32bは、特殊
サーモプラスチツクを鋼線に被覆したものを2本
より合わせたもので、サーモプラスチツクが所定
温度に達したときに溶融して、スプリング力によ
つて鋼線相互が導通状態になり、特殊排気ダクト
32の異常高温を検出するものである。これによ
つて、ダクト32内での排気ガス中の残留シラン
ガス等の燃焼火災を検出するようにしている。消
火設備35からの消火剤は、必要に応じて、消火
用ノズル35a,35bから、それぞれ排気ダク
ト31、特殊排気ダクト32に送られるものであ
る。なお、符号20aは点検口である。
第2図は、火災監視用パネル21とイオン化式
煙感知器11とを拡大した図である。第3図は、
第2図に示す火災監視用パネル21を下から見た
図である。第3図中、パネル21の上部に管理銘
板21bが貼着され、感知器11を作動させるた
めの作動試験押釦50と、感知器11の作動を確
認するための作動表示灯40と、感度試験ジヤツ
ク60が設けられている。また、パネル21の中
央には、ガラス等の透明部材からなる確認窓70
が取付けられている。さらに、作動表示灯40、
作動試験押釦50、感度試験ジヤツク60と、感
知器11との間は、リード線11aで接続されて
いる。また、位置的には、感知器11のほぼ真下
にパネル21が設けられている。
なお、第1図に示されているように、天井裏3
0は天井板20によつて隠ぺいされ、第1図、第
2図に示されているように、火災監視用パネル2
1〜27は透孔21a〜27aを閉塞するように
設けられている。
さらに、パネル22と感知器12、パネル23
と感知器13,13G、パネル24と感知器1
4、パネル25と感知器15、パネル26と感知
器16,16G、パネル27と感知器17の関係
も、上記のパネル21と感知器11の関係と同様
である。つまり、パネル21〜27の各々が、作
動表示灯、作動試験押釦、感度試験ジヤツク、確
認窓を有し、それらが対応する感知器とリード線
で続されている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
まず、天井裏30で火災が発生していない場
合、感知器11の作動試験を行なうために、押釦
50を押す。もし、感知器11が正常であるなら
ば、感知器11が作動して作動表示灯40が点灯
する。また、感知器11の感度を試験するには、
ジヤツク60に所定のピンを挿入し、このピンに
接続された図示しない感度試験器の可変電圧発生
回路の電圧を調整し、そのときどきの感度を測定
把握する。これらの動作を行なつている間に、確
認窓70から天井裏30の様子を視認することが
できる。このようにして、ある感知器に関する検
査作業を行なう場合、天井裏30に点検口20a
から人が進入する必要がなく、室内でその検査作
業を実行できるので、火災感知器の保守または点
検が非常に便利である。
一方、一旦、火災が発生した場合には、設置さ
れているパネルのうち、どの作動表示灯が点灯し
ているかを、最初に確認する。各感知器とパネル
とが対応しているので、あるパネルの作動表示灯
が点灯しているとすると、そのパネルの真上近傍
の感知器が作動していることになり、その感知器
の周囲において、火点が存在すると判断できる。
したがつて、火点の発見が早くなる。また、この
場合、作動した感知器の周囲を視認するには、確
認窓70を介して直ちにしかも容易に視認するこ
とができるので、その火災に対して適切な消火等
の処置をとることができるという利点がある。
ところで、天井裏に火災感知器が設けられその
天井裏で火災が発生すると、従来は、点検口から
消防隊が天井裏に進入し、火災地点を探すが、近
年天井裏には、照明用以外に、OA機器等の各種
設備の配線、配管が張り巡らされ、火災地点を容
易に探し当てることができず、煙、有毒ガスにま
かれる場合があるのが実情である。
しかし、上記実施例によれば、作動表示灯40
が動作している火災監視用パネルを探し、その火
災監視用パネルの監視窓70を透視すれば、それ
に対応する火災感知器の動作を容易に見ることが
でき、また、その火災感知器の周囲の状態を容易
に見ることができるので、煙、有毒ガスにまかれ
ることなく、火災地点を容易に探すことができ
る。
また、IC工場のクリーンルームにおいては、
点検口を開けると、空気清浄度が極端に低下し、
生産ラインを長時間停止する必要があることか
ら、天井裏に通じる点検口等は余程のことがない
限り開けないので、火災の拡大、大きな損失を招
きやすい。ところが、上記実施例によれば、監視
窓70を介して、それに対応する火災感知器の周
囲の状態を容易に見ることができ、火災地点を容
易に探すことができ、火災による損害を最少限に
おさえることができる。
なお、1つの火災地区(回線)には複数の火災
感知器が取付けられ、どの感知器が動作したのか
を知るには、各感知器にアドレス信号送信機を設
け、受信機にアドレス解読器を設ければよい。こ
のようにした受信機は通常、防災センター、警備
員室に設置され、これら防災センター等は火災地
点から離れている場合が多いので、消防隊が消火
のために到着した場合、その防災センター等に行
つて火災地点を確認する必要があり、この確認作
業に時間を要する。
ところが、上記実施例においては、作動表示灯
40が動作している火災監視用パネルの監視窓7
0を透視すれば、それに対応する火災感知器の動
作を容易に見ることができ、また、その火災感知
器の周囲の状態を容易に見ることができる。した
がつて、火災地点を確認するための時間を短縮で
きる。
一方、プレナムチヤンバー方式(天井裏全体を
吸入口にする方式)においては、動作した火災感
知器の近傍に火災地点が存在するとは限らず、空
気流の上流で火災地点を探す必要がある。この場
合、上記のように、アドレスを使用して、どの感
知器が動作したのかを知るようにしても、動作し
た感知器の設置位置が火災地点とは限らず、結
局、消防隊が天井裏に進入して火災地点を探す必
要が生じる。
上記実施例においては、どの感知器が動作した
のかを知る場合、アドレスを使用する必要がない
ので、火災報知設備全体のコストを低くすること
ができる。
なお、上記実施例においてはイオン化式煙感知
器、光電式煙感知器、ガス検知器等を例にとつて
説明したが、これら以外の感知器であつてもよ
く、本考案は、火災感知器と一般にいわれるもの
は全て含むものである。また、上記実施例におけ
る作動表示灯40の代りに、ブザー等の表示手段
を採用してもよく、火災感知器が作動したことを
表示する作動表示手段であれば何を使用してもよ
い。さらに、作動試験押釦または感度試験ジヤツ
クのいずれか1つのみ設けるようにしてもよく、
本考案は、作動試験押釦および感度試験ジヤツク
を含む広い概念である火災感知器を試験する試験
手段が設けられていればよい。また、本考案は、
工場のみに使用されるのではなく、たとえば研究
所、事務所ビル、病院等の建築物に対しても使用
できるものである。
[考案の効果] 上記のように、本考案は、工場等の建築物の天
井裏に火災感知器が多数設置され、しかもその天
井裏に配管、配線等が複雑に設置されていても、
火災感知器の試験を室内から容易に行なうことが
でき、また各火災感知器の周囲情況を直ちに視認
することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す図、第2図は
上記実施例の要部拡大図、第3図は火災監視用パ
ネルの正面図である。 11〜17……煙感知器、13G,16G……
ガス検知器、20……天井板、21〜27……火
災監視用パネル、30……天井裏、40……作動
表示灯、50……作動試験押釦、60……感度試
験ジヤツク、70……確認窓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 天井板によつて隠ぺいされる天井裏に設けら
    れた火災感知器と; この火災感知器に対応して上記天井板に設け
    られた透孔と; この透孔を閉塞するように上記天井板に設け
    られた火災監視用パネルと; この火災監視用パネルに設けられ透明部材で
    構成された監視窓であつて、上記対応する火災
    感知器またはその周囲を監視可能な位置に設け
    られた監視窓と; 上記対応する火災感知器に接続され、火災感
    知器を試験する試験手段であつて、上記火災監
    視用パネルに設けられた試験手段と; 上記対応する火災感知器に接続され、上記火
    災感知器が作動したときに動作する表示手段で
    あつて、上記火災監視用パネルに設けられた表
    示手段と; を有することを特徴とする火災報知設備におけ
    る火災監視装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲(1)において、上記試
    験手段は、作動試験押釦、感度試験用ジヤツク
    のうち少なくとも1つであり、上記表示手段
    は、作動表示灯、ブザーのうち少なくとも1つ
    であることを特徴とする火災報知設備における
    火災監視装置。
JP7529183U 1983-05-19 1983-05-19 火災報知設備における火災監視装置 Granted JPS59182796U (ja)

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JPS59182796U JPS59182796U (ja) 1984-12-05
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008150890A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Mirai Ind Co Ltd 被探知装置及び器具配設方法

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