JP2008148012A - カメラモジュールとその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型・薄型化が容易で、生産性や接続信頼性に優れたカメラモジュールおよびその製造方法を提供する。
【課題手段】光学結像をするレンズ101を有するレンズ鏡筒ユニット10と、主面に光学結像を受ける受光部151と一方の面に形成された表面電極に接続され側面の溝部に形成された凹部電極152とを有する固体撮像素子15と、溝部と対向する位置の凸部に形成された凸部電極162を設けた貫通孔と、を有する筐体13と、を備え、固体撮像素子15が筐体13の貫通孔に埋め込まれ、凹部電極152と凸部電極162とを接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型で生産性に優れたカメラモジュールとその製造方法に関する。
近年、携帯電話などの電子機器がますます普及し、特にカメラ内蔵の携帯電話の高機能、軽薄短小化に伴って、撮像部分であるカメラモジュールのさらなる薄型化コンパクト化が求められている。
従来のカメラモジュールは図12に示すように、受光部636を有する固体撮像素子603を内側凹部に取付けスタッドバンプ実装した立体回路基板のMIDユニット604と、電子部品617を面実装した回路基板613と、鏡筒625とレンズ626を有するレンズ鏡筒ユニット619とを、一体化した構造のカメラモジュールが開示されている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
以下に、特許文献1に開示されているMIDユニット604の組み立て工程を図13を用いて説明する。
まず、樹脂成型品からなる筐体611に設けられた回路パターン611aと、CCDなどの固体撮像素子603に設けられたバンプ602とを、例えばAgペーストなどの導電性の接着剤607で接着する。つぎに、接着剤607の硬化後、紫外線熱硬化性樹脂などの封止剤616を、ディスペンサノズル615を用いて筐体611の凸部と固体撮像素子603の間に、その全周に注入する。このとき、固体撮像素子603の受光部636近傍に流出する封止剤616aを、光源632から矢印で示すように紫外線を照射して硬化させ、封止剤616aが受光部636に流入するのを防いでいる。つぎに、MIDユニット604を加熱炉で約110℃に加熱し、封止剤616a全体を硬化させる。つぎに、封止剤を硬化後、MIDユニット604の下面の固体撮像素子603の受光部636の近くに赤外線フィルタ(IRフィルタ)608を取付ける。
上記工程により、カメラモジュールのMIDユニットが作製されている。
特開2002−204400号公報 特開2002−184963号公報
しかしながら、特許文献1のカメラモジュールによれば、MIDユニットの筐体に、固体撮像素子を封止剤で固着する必要がある。そのため、筐体の凸部と固体撮像素子の間に、例えば約1.5mm程度の隙間を設ける必要があり、MIDユニットの外形を小型化できないという課題がある。さらに、MIDユニットの組み立て工程においては、バンプの接着硬化、固体撮像素子を固定するための紫外線硬化樹脂封止剤の注入と紫外線硬化、封止剤の熱硬化による接着工程など工程が多く、作業が煩雑なため製造コストが高くなるという問題もある。また、複雑な熱硬化工程の繰り返しにより、バンプの接合部のAgペーストにクラックが発生しやすく接続信頼性の低下を招いていた。また、上記カメラモジュールは、MIDユニットに信号処理回路や電子部品を面実装した基板を設けている。そのため、カメラモジュールの形状が大きくなり、薄型化が困難であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、小型・薄型化が容易で、生産性や接続信頼性に優れたカメラモジュールおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のカメラモジュールは、レンズを有するレンズ鏡筒ユニットと、主面に受光部と少なくとも一方の面に形成された表面電極に接続され側面の溝部に形成された凹部電極とを有する固体撮像素子と、溝部と対向する位置に凸部電極を設けた貫通孔を有する筐体と、を備え、固体撮像素子を筐体の貫通孔に嵌め込んで凹部電極と凸部電極とを接続した構成を有する。さらに、固体撮像素子の側面に凸部電極を設け、貫通孔に凹部電極を設けて、固体撮像素子を筐体の貫通孔に嵌め込んで凸部電極と凹部電極とを接続してもよい。これらにより、固体撮像素子を固定する樹脂を塗布するための隙間やバンプを設ける必要がないので、カメラモジュールの小型・薄型化が容易である。
さらに、筐体は、貫通孔の少なくとも一部に固体撮像素子を位置決めする位置決め部を設けている。これにより、固体撮像素子の光学結像の調整が容易にできる。
さらに、筐体の厚み方向に、さらに信号処理回路素子を嵌め込んで接続してもよい。これにより、面実装基板を必要としないため、さらに薄型化できる。また、固体撮像素子と信号処理回路素子とを短い配線で接続できるため、浮遊容量の低減により、信号伝達速度の高速化が容易である。
さらに、信号処理回路素子は側面に凹部電極を有し、貫通孔の凸部電極と接続されている。さらに、信号処理回路素子は側面に凸部電極を有し、貫通孔の凹部電極と接続してもよい。また、貫通孔が、その断面において階段状に設けられている。これらにより、信号処理回路素子をバンプや異方導電性樹脂で接続する必要がないため、さらに小型・薄型化したカメラモジュールが得られる。
さらに、信号処理回路素子は一方の面に電極端子を有し、貫通孔の階段状の段差部には接続端子が形成され、信号処理回路素子の電極端子と貫通孔の接続端子とが接続されている。これにより、面実装基板を必要とせず、薄型化が容易である。
さらに、筐体は、さらに電子部品と接続する接続電極が形成された凸部を内側に備えた凹部を有し、凹部に電子部品を嵌め込んで接続電極と接続する。これにより、電子部品を筐体に内蔵できるため、さらに小型・薄型化したカメラモジュールを実現できる。
また、本発明のカメラモジュールの製造方法は、側面の溝部に凹部電極が形成された固体撮像素子の溝部と対向する位置に凸部電極を有する貫通孔を有する筐体を形成する筐体形成工程と、固体撮像素子を貫通孔に嵌め込んで凹部電極と凸部電極とを接続する接続工程と、筐体にレンズ鏡筒ユニットを取付けるレンズ鏡筒ユニット取付け工程と、を含む。さらに、固体撮像素子の側面に凸部電極を形成し、貫通孔に凹部電極を形成して、固体撮像素子を筐体の貫通孔に嵌め込んで凸部電極と凹部電極とを接続してもよい。これらにより、接続が容易で、リペア性に優れたカメラモジュールを生産性よく作製できる。
さらに、接続工程が、筐体を予め加熱して貫通孔の大きさを拡大した状態で、固体撮像素子を嵌め込む工程を含む。また、筐体形成工程が、予め固体撮像素子の大きさよりも大きな貫通孔を形成する工程を含み、接続工程が、貫通孔を熱収縮させて凹部電極と凸部電極とを接続する工程を含む。これらにより、接続工程で接着硬化工程を用いることなく簡易な方法で嵌め込んで接続できるので、生産性がさらに向上する。
本発明のカメラモジュールとその製造方法によれば、生産性や接続信頼性に優れた小型で薄型のカメラモジュールを実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの構成を示す断面概略図である。
図2(a)は本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の構成を示す斜視概略図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面概略図である。図2の筐体は、図1の筐体の上下を反対にして示している。なお、以下の実施の形態において、同じ構成要素には同じ符号を付し説明する。
図1に示すように、カメラモジュール1は、少なくとも光学結像するレンズ101を有するレンズ鏡筒ユニット10と樹脂製の筐体13とで構成されている。また、筐体13は、固体撮像素子15の側面の溝部と対向する位置に形成された凸部電極162を設けた貫通孔16を有する。さらに、筐体13は、貫通孔16内に、主面に光学結像を受ける受光部151と、少なくとも一方の面に形成された表面電極に接続され側面の溝部に形成された凹部電極152とを有し、例えばCCDなどの固体撮像素子15が嵌め込まれている。なお、本実施の形態において、筐体13のレンズ鏡筒ユニット10とは反対側には、回路パターン133を介して信号処理回路素子180やチップコンデンサなどの電子部品185が実装された、例えば樹脂製の回路基板18を有している。
上記構成のカメラモジュール1は、例えばセラミック製の板間接続端子191を介してフレキシブル基板やリジッドな基板19などに取付けられる。
以下、図2を用いてカメラモジュール1の筐体13の構成を詳細に説明する。図2に示すように、筐体13には、主面に光学結像を受ける受光部151と側面の溝部152aに形成された凹部電極152を有する固体撮像素子15が貫通孔16に嵌め込まれている。そして、固体撮像素子15は、溝部152aに設けられた凹部電極152と接続される受光部151面側に形成された表面電極153を有している。なお、固体撮像素子15の表面電極153は、例えばAl電極などで形成され、凹部電極152は、例えばCu電極などで形成されている。さらに、各電極の接触抵抗や耐環境性などの信頼性を高めるために、その表面に金めっきが施されている。
また、筐体13の貫通孔16には、その内側に固体撮像素子15の溝部152aと対向する位置に設けた凸部162aに、例えば金めっきされたCu電極などからなる凸部電極162が形成されている。さらに、凸部電極162は、筐体13の枠表面に設けた、例えば金めっきされたCu電極などからなる回路パターン133と接続されている。
そして、固体撮像素子15が筐体13の貫通孔16に嵌め込まれて、凹部電極152と凸部電極162とを互いに嵌合して接続するとともに、例えば外部回路と回路パターン133を介して接続される。
さらに、本実施の形態では、画像品質向上および素子保護のために、固体撮像素子15の受光部151の上方に、筐体13に嵌め込まれた、例えばガラス製のIRフィルタ17が設けられている。
なお、本実施の形態においては、筐体13の貫通孔16の少なくとも一部の所定の位置に固体撮像素子15を位置決めするための、例えば段差形状や突起形状などの位置決め部161aを設け、光学結像の調整を容易にしている。
また、固体撮像素子15が嵌め込まれる筐体の深さ方向の位置は、特に制限されないが、筐体の厚みのほぼ中央近傍に嵌め込むことが好ましい。これにより、固体撮像素子や筐体の膨張収縮によるそりや変形を防止できる。
ここで、固体撮像素子15としては、CCDやCMOSセンサーなどを用いることができる。
なお、固体撮像素子15の溝部152aや貫通孔16の凸部162aの断面形状は、例えば半円形、楔形など互いに嵌合する形状であれば特に制限されない。例えば、固体撮像素子15の溝部152aの曲率をそれと対向する位置に貫通孔16に設ける凸部162aの曲率より少し大きい半円形状で設けてもよい。これにより、溝部152aと凸部162aが相対して嵌合され、固体撮像素子15が筐体13の貫通孔16に機械的に保持され、安定した接続が可能となる。
また、本実施の形態では、筐体13の貫通孔16と固体撮像素子15との接続嵌合部分などを覆う、例えば熱硬化性樹脂や紫外線硬化性樹脂などで保護樹脂14を設けた例で示したが、特になくてもよい。
また、本実施の形態では、固体撮像素子の側面の溝部に凹部電極を設け、筐体の凸部電極と接続する例で説明したが、これに限られない。例えば、固体撮像素子の側面に凸部電極を設け、筐体の貫通孔に凹部電極を設けて、凸部電極と凹部電極を接続する構成としてもよい。さらに、固体撮像素子の側面に凹部電極と凸部電極を設け、筐体の貫通孔に凸部電極と凹部電極を設けて、対応する凸部電極と凹部電極を接続する構成としてもよい。
本発明の実施の形態によれば、固体撮像素子15が筐体13の貫通孔16に嵌め込まれ、機械的に内蔵されるとともに、固体撮像素子15の凹部電極152と貫通孔16の凸部電極162とが電気的に一体的に接続される。その結果、固体撮像素子15と筐体13とを接着固定するための隙間を不要とし、小型・薄型化したカメラモジュール1を実現できる。
また、貫通孔に嵌め込んだ固体撮像素子が不良品と判断された場合、不良の固体撮像素子を貫通孔から取り外して良品と交換できるため、リペア性に優れた生産コストの低いカメラモジュールが得られる。
以下に、本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の製造方法を図3と図4を用いて詳細に説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の製造方法の工程を説明する断面概略図で、図4は、図3の各工程に対応する斜視概略図である。
まず、図3(a)と図4(a)に示すように、例えばPPA(ポリフタルアミド)、LCP(液晶ポリマー)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、エポキシなどの樹脂材料からなる筐体13に、固体撮像素子に設けられた溝部と対向する位置に、例えば断面が半円形状の凸部162aを有する貫通孔16を形成する。このとき、筐体13の貫通孔16に、固体撮像素子15を位置決めするための段差形状の位置決め部161aを形成する。ここで、凸部162aを備えた貫通孔16を有する筐体13は、例えば押出成形、射出成形によって一括に成型される。
つぎに、筐体13の貫通孔16の凸部162a表面に、例えば銅(Cu)めっきなどにより凸部電極162を形成し、必要に応じて、その表面を金めっきする。同様に、凸部電極162と接続する、筐体13の少なくとも一方の面に、図1の回路基板18と接続する回路パターン133を、例えば銅(Cu)めっきなどにより形成し、必要に応じて、その表面を金めっきする。
つぎに、図3(b)と図4(b)に示すように、固体撮像素子15を準備する。このとき、固体撮像素子15は、受光部151と、その周辺に形成された表面電極153と接続する、側面の溝部152aに形成された凹部電極152とを有している。そして、表面電極153と凹部電極152とは接続され、その接続部は、例えばアルミニウム(Al)や銅(Cu)でめっきされ、さらに必要に応じて、その表面が金めっきされる。
ここで、上記筐体の凸部電極、回路パターンや固体撮像素子の凹部電極、表面電極などは、フォトリソ法やエッチング法などを用いて形成される。
つぎに、図3(c)と図4(c)に示すように、筐体13を予め加熱して、筐体13の貫通孔16の大きさを固体撮像素子15より大きくする。そして、その状態で固体撮像素子15を筐体13の貫通孔16の位置決め部161aまで組み込んで嵌め込む。
つぎに、図3(d)と図4(d)に示すように、固体撮像素子15が嵌め込まれた筐体13を冷却して、貫通孔16内に固体撮像素子15を機械的に保持する。それと同時に、固体撮像素子15の凹部電極152と貫通孔16の凸部電極162とを接触させて電気的・機械的に一体的に接続する。このとき、各電極の表面には柔らかく、かつ腐食しない金めっきが形成されているので、接触抵抗が低くかつ接続の信頼性が高められる。
つぎに、図3(e)と図4(e)に示すように、少なくとも筐体13の貫通孔16と固体撮像素子15との嵌合部分を覆うように、例えば熱硬化性樹脂などの保護樹脂14を塗布し硬化する。なお、図4(e)の斜視図において、保護樹脂は図示していない。そして、固体撮像素子15の受光部151の上方に、ガラス製のIRフィルタ17を筐体13に嵌め込みその周囲を接着剤(図示省略)で固定する。上記工程により、カメラモジュール1の筐体13が形成される。
つぎに、筐体13に、図1に示すレンズ鏡筒ユニット10を取付け、その反対側に、筐体に形成した回路パターン133を介して信号処理回路素子180やチップコンデンサなどの電子部品185を実装した回路基板18を取付けて、例えばハンダ実装する。これにより、図1に示すようなカメラモジュール1を作製できる。
ここで、筐体13として、その熱膨張係数が半導体素子および電子部品の熱膨張係数よりも大きく、加工しやすい電気絶縁性材料が用いられる。例えばPPA(ポリフタルアミド)、LCP(液晶ポリマー)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などの熱可塑性樹脂の他に、ポリアセタール、ポリアミド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリブチレンテレフタラート(ポリ(オキシテトラメチレンオキシテレフタロイル))などのエンジニアリングプラスチックや、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることができる。
本発明の実施の形態によれば、固体撮像素子の保持と電気的な接続を一括して行うという簡易な方法により、従来のような複数の接着硬化工程を大幅に削減できる。その結果、作業性や歩留まりが向上するとともに、高い生産性でカメラモジュールを作製できる。また、上記接続工程の簡易な方法により、自動化への対応が容易で、さらに生産性を向上できる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの構成を示す断面概略図である。図6(a)は、本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の構成を示す斜視概略図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面概略図である。図6の筐体は、図5の筐体の上下を反対にして示している。
第2の実施の形態は、筐体の厚み方向に、さらに信号処理回路素子が組み込まれ接続されている点で、第1の実施の形態と異なる。そして、本実施の形態においては、信号処理回路素子は側面に凹部電極を有し、貫通孔の凸部電極と接続されている。
すなわち、図5と図6に示すように、本発明の第2の実施の形態のカメラモジュール2は、例えばPPA(ポリフタルアミド)、LCP(液晶ポリマー)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などからなる筐体23の貫通孔26内に、固体撮像素子15とともに、さらに機能回路素子である、例えばDSPなどの信号処理回路素子280が嵌め込まれて接続された構成を有する。そして、その筐体23に、光学結像するレンズ101を有するレンズ鏡筒ユニット20が取付けられている。
なお、本実施の形態においては、筐体23に凸部状の接続電極272を内部に形成した凹部27を設け、例えばチップコンデンサなどの電子部品285をその凹部27に内蔵した例で説明するが、これに限られない。これにより、さらに薄型化を実現できるが、第1の実施の形態と同様に、別の基板に実装されていてもよいことはいうまでもない。
さらに、上記構成のカメラモジュール2は、レンズ鏡筒ユニット20と固体撮像素子15、信号処理回路素子280および電子部品285を有する筐体23とを備え、筐体23に形成した回路パターン233を介して、基板29に取付けられる。
以下、図6を用いてカメラモジュール2の筐体23の構成を詳細に説明する。
図6に示すように、筐体23の貫通孔26は、凸部電極262を備え、それを介して、少なくとも固体撮像素子15と信号処理回路素子280が嵌め込まれている。そして、固体撮像素子15は、その側面の溝部に形成された凹部電極152で、筐体23の貫通孔26の凸部電極262とが嵌合され接続されている。さらに、信号処理回路素子280は、溝部282aに設けられた凹部電極282と接続される表面電極281を有し、固体撮像素子15と同様に、凹部電極282と筐体23の貫通孔26の凸部電極262とが嵌合され内蔵されている。なお、信号処理回路素子280の表面電極281は、例えばAl電極などで形成され、凹部電極282は、例えばCu電極などで形成されている。さらに、各電極の接触抵抗や耐環境性などの信頼性を高めるために、その表面に金めっきが施されている。
また、筐体23には、さらに、凸部272aに形成された接続電極272を内側に備えた凹部27を設け、凹部27内に、例えばチップコンデンサやチップ抵抗などの電子部品285が嵌め込めまれ接続されている。これにより、電子部品の高さ分だけ、さらに薄型のカメラモジュールを実現できる。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が得られるとともに、面実装基板などを必要とせず、信号処理回路素子などの機能回路素子を筐体内に内蔵して、さらに薄型化したカメラモジュールを実現できる。
また、貫通孔に嵌め込んだ固体撮像素子や信号処理回路素子が不良品と判断された場合、不良の素子を貫通孔から取り外して良品と交換できるため、リペア性に優れた生産コストの低いカメラモジュールが得られる。
また、信号処理回路素子などを筐体内に内蔵することにより、固体撮像素子と信号処理回路素子との配線距離を短くできる。その結果、配線に起因する浮遊容量を低減して、信号伝達処理速度の高速化を実現し高性能なカメラモジュールを実現できる。
また、本実施の形態では、固体撮像素子や信号処理回路素子の側面の溝部に凹部電極を設け、筐体の凸部電極と接続する例で説明したが、これに限られない。例えば、固体撮像素子や信号処理回路素子の側面に凸部電極を設け、筐体の貫通孔に凹部電極を設けて、凸部電極と凹部電極を接続する構成としてもよい。さらに、固体撮像素子や信号処理回路素子の側面に凹部電極と凸部電極を設け、筐体の貫通孔に凸部電極と凹部電極を設けて、対応する凸部電極と凹部電極を接続する構成としてもよい。
以下に、本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の製造方法を図7を用いて詳細に説明する。なお、第2の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体は、第1の実施の形態の製造方法によっても同様に作製できるものであるが、以下では別の製造方法を例に説明する。以下で述べる製造方法も、同様に第1の実施の形態に適用できることはいうまでもない。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の製造方法の工程を説明する断面概略図である。
図7に示す製造方法は、予め固体撮像素子、信号処理回路素子や電子部品の大きさより大きな貫通孔や凹部を有する筐体を形成し、その後、貫通孔や凹部を熱収縮させて、接続する点で図3の製造方法とは異なるものである。
まず、図7(a)に示すように、側面の溝部に凹部電極が形成された固体撮像素子および信号処理回路素子の各溝部と対向する位置に半円形状の凸部262aを設けた貫通孔26を、固体撮像素子および信号処理回路の寸法L2より大きい寸法L1で形成し、筐体23を形成する。同様に筐体23に、例えばチップコンデンサなどの電子部品285を内蔵する、電子部品の端子電極286と対向する位置に凸部272aを有する凹部27を電子部品285の寸法より大きい寸法で形成する。このとき、筐体23の貫通孔26に、固体撮像素子15を位置決めするための段差形状の位置決め部261aを形成する。
具体的には、筐体23の材料として、図8の筐体成形温度と貫通孔径の関係に示されるような、例えばエポキシ樹脂、ポリオレフェン系樹脂などの2段硬化型の樹脂を用いる。そして、樹脂を、第1の温度(例えば、約115℃)で型成型し、冷却後、大きい寸法L1の貫通孔26および寸法の大きい凹部27を有する筐体23を形成する。なお、成形する方法としては、例えば押出成形、射出成形などによって一括加工成形してもよい。
その後、成型された筐体23の凸部262a、272a表面に凸部電極262および接続電極272を、例えば銅(Cu)電極によりそれぞれ形成し、その表面を金めっき処理する。
つぎに、図7(b)に示すように、固体撮像素子15、信号処理回路素子280および電子部品285を準備する。このとき、信号処理回路素子280は、側面の溝部282a面上に、例えば銅(Cu)電極が形成され、必要に応じて、金めっきされた凹部電極282を有している。また、電子部品285は、その両端に、例えば銀(Ag)電極が形成され端子電極286を有している。
つぎに、図7(c)に示すように、固体撮像素子15を筐体23の寸法L1と大きく形成した貫通孔26に埋め込み、位置決め部261aで位置決めして組み込む。さらに、信号処理回路素子280を貫通孔26に埋め込み組み込む。そして、凹部27に電子部品285を埋め込む。
つぎに、図7(d)に示すように、筐体23を熱収縮させ、貫通孔26の寸法をL2に収縮し、凹部27の大きさを小さくして、貫通孔26内に固体撮像素子15および信号処理回路素子280を、凹部27に電子部品285を嵌め込み機械的に保持する。このとき、固体撮像素子15および信号処理回路素子280の溝部152a、282aの凹部電極152、282と貫通孔26の凸部262aの凸部電極262とを接触により電気的・機械的に接続する。また、電子部品285の端子電極286と凹部27の接続電極272とを、同様に接続する。
具体的には、筐体23を、第1の温度より高い第2の温度(例えば、約150℃)で加熱することにより、貫通孔の寸法をL1からL2に熱収縮させるとともに、凹部27の寸法を熱収縮させた後、冷却する。これにより、筐体23に固体撮像素子15、信号処理回路素子280や電子部品285が嵌め込まれるとともに、互いの電極同士が接続される。
つぎに、図7(e)に示すように、少なくとも筐体23の貫通孔26や凹部27と固体撮像素子15、信号処理回路素子280や電子部品285との嵌合部分を覆うように保護樹脂(図示せず)を塗布し硬化する。そして、固体撮像素子15の受光部151の上方に、IRフィルタ17を筐体23に嵌め込みその周囲を接着剤(図示せず)で固定する。上記工程により、カメラモジュール2の筐体23が形成される。
つぎに、筐体23に、レンズ鏡筒ユニット20を取付けることにより、図5に示すようなカメラモジュール2を作製できる。
ここで、本実施の形態で用いる筐体の材料として、例えばPPA(ポリフタルアミド)、LCP(液晶ポリマー)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、ポリオレフィン系樹脂の他にフッ素系樹脂などを用いることができる。
本発明の実施の形態によれば、固体撮像素子や信号処理回路素子および電子部品の保持と電気的な接続を一括して行うという簡易な方法により、従来のような複数の接着硬化工程を大幅に削減できる。その結果、作業性や歩留まりが向上するとともに、高い生産性でカメラモジュールを作製できる。また、上記接続工程の簡易な方法により、自動化への対応が容易で、さらに生産性を向上できる。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の第3の実施の形態に係るカメラモジュールの構成を示す断面概略図である。図10(a)は、本発明の第3の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の構成を示す斜視概略図、同図(b)は同図(a)のA−A線断面概略図である。図10の筐体は、図9の筐体の上下を反対にして示している。
第3の実施の形態は、筐体の貫通孔が、その断面において少なくとも2段の階段状である点で、第2の実施の形態とは異なるものである。
すなわち、図9に示すように、本実施の形態に係るカメラモジュール3は、筐体33に階段状の貫通孔が形成され、固体撮像素子15および信号処理回路素子380がそれぞれの階段部分に嵌め込まれて接続された構成を有する。そして、その筐体33に、光学結像するレンズ101を有するレンズ鏡筒ユニット20が取付けられている。
なお、本実施の形態においても、第2の実施の形態と同様に電子部品285が筐体33の凹部に内蔵されている。
さらに、上記カメラモジュール3は、レンズ鏡筒ユニット20と固体撮像素子15、信号処理回路素子380および電子部品285を有する筐体33とを備え、筐体33に形成した回路パターン333を介して、基板39に取付けられる。
以下、図10を用いてカメラモジュール3の筐体33の構成を詳細に説明する。図10に示すように、筐体33の貫通孔36は、凸部電極362を有する、少なくとも断面において2段の階段状の段差部が設けられているとともに、その段差部に、固体撮像素子15およびそれと大きさが異なる信号処理回路素子380が嵌め込まれている。そして、固体撮像素子15は、その側面の溝部に形成された凹部電極152で、筐体33の貫通孔36の凸部電極362とが嵌合され接続されている。さらに、外形の異なる信号処理回路素子380は、溝部382aに設けられた凹部電極382と接続される表面電極381を有し、固体撮像素子15と同様に、凹部電極382と筐体33の貫通孔36の凸部電極362とが嵌合され内蔵されている。このとき、固体撮像素子15およびそれと大きさの異なる信号処理回路素子380の側面に設けた溝部382aは、ともに貫通孔36に設けた凸部362aに共通して嵌合するように形成されている。
本発明の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様の効果が得られるとともに、固体撮像素子と信号処理回路素子の大きさが異なる場合でも、小型で薄型のカメラモジュールを実現できる。
なお、上記では、電子部品を筐体に埋め込む例で説明したが、これに限られない。例えば、電子部品を筐体から出して外部基板などに実装してもよい。これにより、少なくとも筐体の幅を小さくでき小型化できる。
なお、本実施の形態では、固体撮像素子や信号処理回路素子の側面の溝部に凹部電極を設け、筐体の凸部電極と接続する例で説明したが、これに限られない。例えば、固体撮像素子や信号処理回路素子の側面に凸部電極を設け、筐体の貫通孔に凹部電極を設けて、凸部電極と凹部電極を接続する構成としてもよい。さらに、固体撮像素子や信号処理回路素子の側面に凹部電極と凸部電極を設け、筐体の貫通孔に凸部電極と凹部電極を設けて、対応する凸部電極と凹部電極を接続する構成としてもよい。これにより、同様な効果が得られる。
(第4の実施の形態)
図11は、第4の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の構成を示す断面概略図である。
第4の実施の形態は、筐体の貫通孔が、その断面において少なくとも2段の階段状であり、信号処理回路素子の表面に形成された電極端子と貫通孔の段差部に形成された接続端子と接続されている点で、第3の実施の形態と異なるものである。
すなわち、図11に示すように、貫通孔46が、その断面において少なくとも2段の階段状で形成され、貫通孔46の段差部分43aの接続端子463と信号処理回路素子480の電極端子482が、例えばスタッドバンプ実装などにより接続された構成を有する。そして、貫通孔46の下段に固体撮像素子15の側面に設けた凹部電極152と貫通孔46の凸部電極462とを一括して接続する。さらに、素子表面に設けた、例えばバンプなどの電極端子482を有する信号処理回路素子480を貫通孔46の上段の段差部分43aに配置し、接続端子463と電極端子482とをスタッドバンプ実装する。このとき、図示しないが、少なくとも接続端子と電極端子の接続部分や固体撮像素子の接続部分に、保護のために保護樹脂(図示せず)を塗布し接着固定する。
さらに、図2と同様にIRフィルタ17を取付けた筐体43にレンズ鏡筒ユニットおよび電子部品を面実装した回路基板を取付け、カメラモジュールを構成する。
本発明の第4の実施の形態によれば、信号処理回路素子は貫通孔の段差部分にスタッドバンプ実装などの方法で接続し取付けることにより、面実装基板を用いることがないので、小型化薄型化できるとともに、安価にできる。
なお、本実施の形態では、信号処理回路素子に電極端子を設けスタッドバンプ実装して接続する例で説明したが、これに限られない。例えば、信号処理回路素子の電極端子と接続端子とを、異方導電性膜によるACF・ACP法で接続してもよく、樹脂を先に塗布した後に電極端子と接続するとともに樹脂を硬化させるNCF・NCP法や金属接合などの方法で接続してもよい。これらにより、固体撮像素子を貫通孔に埋め込み、さらに信号処理回路素子は2段の階段状に設けた貫通孔に組み込むことで、薄型化したカメラモジュールを実現できる。
また、筐体に、さらに電子部品を埋設してもよい。これにより、電子部品を有するカメラモジュールはさらに薄型化できる。
なお、本実施の形態では、固体撮像素子の側面の溝部に凹部電極を設け、筐体の凸部電極と接続する例で説明したが、これに限られない。例えば、固体撮像素子の側面に凸部電極を設け、筐体の貫通孔に凹部電極を設けて、凸部電極と凹部電極を接続する構成としてもよい。さらに、固体撮像素子の側面に凹部電極と凸部電極を設け、筐体の貫通孔に凸部電極と凹部電極を設けて、対応する凸部電極と凹部電極を接続する構成としてもよい。
本発明に係るカメラモジュールは、小型化薄型化が容易で生産性や接続信頼性に優れるという大きな効果を有し、携帯電話などの携帯型デジタル機器や超小型カメラなどの利用分野において有用である。
本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの構成を示す断面概略図 (a)本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の構成を示す斜視概略図(b)同図(a)のA−A線断面概略図 本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の製造方法の工程を説明する断面概略図 本発明の第1の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の製造方法の工程を説明する斜視概略図 本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの構成を示す断面概略図 (a)本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の構成を示す斜視概略図(b)同図(a)のA−A線断面概略図 本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の製造方法の工程を説明する断面概略図 本発明の第2の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の製造方法の筐体成形温度と貫通孔径の関係を示すグラフ 本発明の第3の実施の形態に係るカメラモジュールの構成を示す断面概略図 (a)本発明の第3の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の構成を示す斜視概略図(b)同図(a)のA−A線断面概略図 本発明の第4の実施の形態に係るカメラモジュールの筐体の構成を示す断面概略図 従来のカメラモジュールの構成を示す断面図 従来のカメラモジュールのMIDユニットの組み立て工程を説明する図
符号の説明
1,2,3 カメラモジュール
10,20 レンズ鏡筒ユニット
13,23,33,43 筐体
14 保護樹脂
15 固体撮像素子
16,26,36,46 貫通孔
17 IRフィルタ
18 回路基板
19,29,39 基板
27 凹部
43a 段差部分
101 レンズ
133,233,333 回路パターン
151 受光部
152,282,382 凹部電極
152a,282a,382a 溝部
153,281,381 表面電極
161a,261a 位置決め部
162,262,362,462 凸部電極
162a,262a,272a,362a 凸部
180,280,380,480 信号処理回路素子
185,285 電子部品
191 板間接続端子
272 接続電極
286 端子電極
463 接続端子
482 電極端子

Claims (13)

  1. レンズを有するレンズ鏡筒ユニットと、
    主面に受光部と少なくとも一方の面に形成された表面電極に接続され側面の溝部に形成された凹部電極とを有する固体撮像素子と、
    前記溝部と対向する位置に凸部電極を設けた貫通孔を有する筐体と、を備え、
    前記固体撮像素子を前記筐体の前記貫通孔に嵌め込んで前記凹部電極と前記凸部電極とを接続したことを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記固体撮像素子の側面に凸部電極を設け、前記貫通孔に凹部電極を設けて、前記固体撮像素子を前記筐体の前記貫通孔に嵌め込んで前記凸部電極と前記凹部電極とを接続したことを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 前記筐体は、前記貫通孔の少なくとも一部に前記固体撮像素子を位置決めする位置決め部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記筐体の厚み方向に、さらに信号処理回路素子を嵌め込んで接続したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  5. 前記信号処理回路素子は側面に凹部電極を有し、前記貫通孔の前記凸部電極と接続されていることを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
  6. 前記信号処理回路素子は側面に凸部電極を有し、前記貫通孔の前記凹部電極と接続されていることを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
  7. 前記貫通孔が、その断面において階段状に設けられていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のカメラモジュール。
  8. 前記信号処理回路素子は一方の面に電極端子を有し、前記貫通孔の前記階段状の段差部には接続端子が形成され、前記信号処理回路素子の前記電極端子と前記貫通孔の前記接続端子とが接続されていることを特徴とする請求項7に記載のカメラモジュール。
  9. 前記筐体は、さらに電子部品と接続する接続電極が形成された凸部を内側に備えた凹部を有し、前記凹部に前記電子部品を嵌め込んで前記接続電極と接続することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のカメラモジュール。
  10. 側面の溝部に凹部電極が形成された固体撮像素子の前記溝部と対向する位置に凸部電極を有する貫通孔を有する筐体を形成する筐体形成工程と、
    前記固体撮像素子を前記貫通孔に嵌め込んで前記凹部電極と前記凸部電極とを接続する接続工程と、
    前記筐体にレンズ鏡筒ユニットを取付けるレンズ鏡筒ユニット取付け工程と、
    を含むことを特徴とするカメラモジュールの製造方法。
  11. 前記固体撮像素子の側面に凸部電極を形成し、前記貫通孔に凹部電極を形成して、前記固体撮像素子を前記筐体の前記貫通孔に嵌め込んで前記凸部電極と前記凹部電極とを接続したことを特徴とする請求項10に記載のカメラモジュールの製造方法。
  12. 前記接続工程が、前記筐体を予め加熱して前記貫通孔の大きさを拡大した状態で、前記固体撮像素子を嵌め込む工程を含むことを特徴とする請求項10または請求項11に記載のカメラモジュールの製造方法。
  13. 前記筐体形成工程が、予め前記固体撮像素子の大きさよりも大きな前記貫通孔を形成する工程を含み、
    前記接続工程が、前記貫通孔を熱収縮させて前記凹部電極と前記凸部電極とを接続する工程を含むことを特徴とする請求項10または請求項11に記載のカメラモジュールの製造方法。
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