JP2008147955A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008147955A
JP2008147955A JP2006332402A JP2006332402A JP2008147955A JP 2008147955 A JP2008147955 A JP 2008147955A JP 2006332402 A JP2006332402 A JP 2006332402A JP 2006332402 A JP2006332402 A JP 2006332402A JP 2008147955 A JP2008147955 A JP 2008147955A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
unit
image reading
image
reading apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006332402A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Morisawa
晃 森沢
Atsushi Chagi
淳 茶木
Toru Ono
徹 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006332402A priority Critical patent/JP2008147955A/ja
Publication of JP2008147955A publication Critical patent/JP2008147955A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】画像読取スピードを向上させることができると共に、光源の劣化よるスペクトル分布の変化を防止して、光量分布の変動を抑えることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、レーザーモジュール1から光ファイバーコード3を介して導光されたコヒーレント光を可視光に変換する蛍光体発光部5を有する原稿照射ユニット102を備える。そして、画像の読み取り中の場合は、レーザーモジュール1に対する印加電力量を制御し、画像の読み取り中でない場合は、コヒーレント光の検知光量値に基づき、レーザーモジュール1に印加する電力量(光量)を調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原稿を照射して、その反射光を検知することで画像の読み取りを行う画像読取装置に関する。
画像読取装置には、キセノン管を光源としたものや(特許文献1)、LEDを光源としたものがある。LED光源としては、LEDをアレイ状に並べて画像読取用の光源としたもの(特許文献2)や、LIDE(R)と呼ばれる光源を用いたもの等が提案されている(特許文献3)。LIDE(R)は、LEDによって発せられた光が、導光体を散乱されながら通過し、その光を原稿に照射することで画像を読み取る光源である。また、可視光光源から光ファイバーで導光する技術も提案されている(特許文献4)。光ファイバーによって導かれた可視光は、上記同様に、そのまま導光体を散乱されながら通過し、その光を原稿に照射することで画像を読み取る光源とするものである。
特開平2−146862号公報 特開昭61−89764号公報 特開平9−200429号公報 実開昭63−81456号公報
しかし、上記特許文献1〜3の画像読取装置では、光源が発光する光量を装置側で測定できない。このため、比較的短いインターバルで、例えばシェーディング板に代表される光量調整部材に光学系を移動して、光量を測定し、光量調整、シェーディング補正を行わなければならず、画像の読取スピードの向上に限界がある。
また、上記特許文献4では、インコヒーレントで、且つブロードな光がファイバー内を通過するので、光源の劣化よるスペクトル分布の変化が生じる。
さらに、上記特許文献1〜4では、光源の劣化による光量減少時に、印加電力アップによる光量の補完を試みたときに、スペクトル特性や、光量分布に変動が発生する懸念がある。
そこで、本発明は、画像読取スピードを向上させることができるとともに、光源の劣化よるスペクトル分布の変化を防止して、光量分布の変動を抑えることができる画像読取装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、発光手段から導光手段を介して導光された光を可視光に変換する蛍光手段を有する原稿照射手段を備える画像読取装置であって、前記発光手段に対する印加電力量を制御する制御手段と、前記発光手段により発光される光の光量を検知する検知手段と、前記検知手段による検知光量値に基づき、前記発光手段に印加する電力量を調整する調整手段と、画像の読み取り中か否かを判断する判断手段と、を備え、前記判断手段が画像の読み取り中でないと判断した場合は、前記調整手段による処理を実行し、前記判断手段が画像の読み取り中と判断した場合は、前記制御手段による処理を実行する、ことを特徴とする。
本発明によれば、画像の読み取り中以外のときに、画像読取装置の状態如何にかかわらず光量調整を行うことができるので、次の画像読取制御までの待機時間を小さくすることができ、画像読取スピードを向上させることができる。
また、本発明による光量調整は、コヒーレントで且つブロードな光の調整であるため、光源の劣化よるスペクトル分布の変化は起こらず、光量分布の変動を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1の実施の形態である画像読取装置の光学ユニットの一例について説明する。この光学ユニット100は、発光部ユニット101、および原稿照射ユニット102を備える。
発光部ユニット101は、図1および図2に示すように、レーザーモジュール1、レーザーモジュール1を保持する金属製ホルダ2、レーザーモジュール1より出力されるレーザー光を原稿照射ユニット102へ導く光ファイバーコード3を備える。光ファイバーコード3は、原稿照射ユニット102が高速で往復運動を行う使用状況にかんがみ、POF(プラスチック製光ファイバ)に代表される柔軟性の高い光ファイバーを用いことで、耐久性を保持する。
原稿照射ユニット102は、図1および図3に示すように、ホルダ4、蛍光体発光部5、放熱部材6、光リフレクタ7、線光源へと変換する導光体8、原稿の反射光が導かれる反射光路9とを備える。
蛍光体発光部5より照射されたレーザー光は、導光体8内に設けられた拡散面10を反射して原稿面を照射する方向へ射出される。拡散面10は、導光した方向と異なる方向に光を照射するためのものであり、図3に示すように、細かなテーパー面が導光体8の長手方向に連続的に形成されている。そして、テーパー面への入射角θがα以上(導光体がアクリル樹脂で、屈折率n=1.5)で入射した光は、全反射角条件を満足し、所望の方向に光を出射させるようになっている。また、テーパー面のピッチは1(mm)以下と非常に細かいため、原稿の短い範囲内では均一な照度分布が得られる。
次に、図4を参照して、本発明の第1の実施の形態である画像読取装置について説明する。
画像読取装置400は、原稿を載置する原稿台ガラス401、該原稿台ガラス401を押圧し、開閉が可能な圧板402、および上述した光学ユニット100を含む光学走査系を備える。
光学走査系は、発光部ユニット101、原稿照射ユニット102、第1ミラー403、第1キャリッジ404、第2ミラー405、第3ミラー406、第2キャリッジ407、レンズ408、原稿読み取り手段としてのCCDイメージセンサ409等を有する。
原稿照射ユニット102および第1ミラー403は、第1キャリッジ404上に固定され、第2ミラー405および第3ミラー406は第2キャリッジ407上に固定されている。原稿台ガラス401上に載置された原稿を読み取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリッジ404と第2キャリッジ407とが所定の相対速度で機械的に走査される。この光学走査系は、スキャナ駆動モータ(図示せず)にて駆動される。
画像の読み取りは、まず、発光部ユニット101のレーザーモジュール1内のレーザー光源を駆動し、該発光部ユニット101より導かれたレーザー光を原稿照射ユニット102により線光源として、原稿Gを照射する。このときの反射光は光路Kを通ってCCDイメージセンサ409により読み取られ、電気信号(アナログ信号)に変換される。
発光部ユニット101は、公知のレーザー光源によって構成されているため、放熱処理の必要がある。そのため、画像読取装置400の外面に接している板金の内側に接するように装着することで、ほぼ室温を保つことができ、安定した光量を得ることができる。光ファイバーコード3は屈曲状態で実装されており、原稿Gの読み取り時に第1キャリッジ400の図の右方向の移動にあわせて柔軟に動くので、発光部ユニット101から発せられるレーザー光は安定して原稿照射ユニット102の蛍光体発光部5に照射される。
次に、図5を参照して、画像読取装置400の制御系について説明する。
画像読取装置400の制御系は、CPU501、ROM502、およびRAM503を備える。ROM502には、制御用プログラムが格納されており、RAM503には、入力データや作業用データが格納されている。
また、画像読取装置400の制御系は、キャリッジ駆動のためのモータ(不図示)を駆動制御するモータードライバ504、キャリッジの位置検出用、圧板開閉を検知する各種センサ(不図示)の検知信号が入力されるセンサ入力部505を備える。
さらに、画像読取装置400の制御系は、発光部ユニット101のレーザーモジュール1を駆動制御するレーザー制御部506、CCDイメージセンサ409より出力される画像信号を増幅して、A/D変換するアナログ信号処理部507を備える。
さらに、画像読取装置400の制御系は、デジタル信号に変換された画像信号にシェーディング補正を施す画像処理部508、シェーディング補正された画像信号をコントローラ520に転送する外部IF509を備える。外部IF509は、コントローラ520と画像読取装置400との間の制御を行う、コマンドやデータのやり取りを行う。
CPU501は、コントローラ520からの指示に従い、バス接続されたROM502に格納された制御プログラムにしたがい、レーザー制御部506、モータードライバ504、画像処理部508を制御する。
なお、図5に示すように、画像読取装置400が、コントローラ520および記録部530に接続される場合には、画像読取装置400で読み取った画像データは、コントローラ520で画像処理が施され、記録部530にて記録出力するコピー装置となる。また、画像読取装置400から、コントローラ520、公衆回線を経由し、相手側通信装置であるFAX装置540との間でのデータや画像情報等の通信を行うこともできる。更に、画像読取装置400から、コントローラ520、インターネットを経由して、指定先のコンピュータ550へ画像データを送信することもできる。
次に、図7を参照して、画像読取装置400の動作例について説明する。
まず、ステップS700で、主電源スイッチ(不図示)がONまたはコントローラ520からの電源ON要求を受け付けると、画像読取装置400に各種電源が供給され、ステップS701に移行して、図8に示す光量調整初期化処理を行う。
次に、ステップS702では、電源OFF状態への遷移イベントとなる、主電源スイッチOFF、またはコントローラ520からの電源OFF要求を受け付けたかを監視する。そして、ステップS702で、電源OFF状態への遷移イベントが発生しなければ、ステップS703に移行して、図9に示す画像読み取り処理を行う。ステップS702で、電源OFF状態への遷移イベントが発生した場合、ステップS704に移行して、供給電源停止、電源OFF時のための処理を行い、電源OFF状態となる。
次に、図8を参照して、図7のステップS701での光量調整初期化処理について説明する。
まず、原稿読み取り時に所望の光量を発光するため、原稿照射ユニット102を、図示しない標準白色板位置へ移動し、レーザー制御部506により電流制御を行い、レーザーモジュール1を駆動制御する。次に、受光素子のサンプリングを行い、標準白色板の濃度をCCDイメージセンサ409で測定する。測定した濃度データ(シェーディングデータ)が、所定の光量となるようなデータを後述するAPC制御での基準電圧(Vref)を出力する基準電流として確定し(ステップS801)、確定した基準電流をRAM503に記憶保存する(ステップS802)。
ここで、図6を参照して、APC回路について説明する。APC回路は、レーザーチップ602、レーザーチップ602の発光点602a、発光点602aからのモニタービームを受光するモニターフォトダイオード603を備える。モニター出力電圧604は、モニターフォトダイオード603から出力され、CPU501に入力される。また、APC回路は、モニター出力電圧604と電圧を比較する基準電圧(Vref)605、発光点602aを駆動する電流を出力する電流駆動回路601を備える。
次に、図10を参照して、APC制御(自動光量制御:以下、APCという)について説明する。
まず、強制点灯による初期のAPCを開始し、発光量と所望の値との関係を比較する(ステップS10−1)。発光量が所望の値になっていればAPC動作を終了する。発光量が所望の値より高い場合には、光量信号のレベルを1ステップ下げ、発光量を下げる(ステップS10−2)。また、この所望の値に対して発光量が低い場合は、光量信号を1ステップ上げ、発光量を上げる(ステップS10−3)。
次に、図9を参照して、画像読取装置400の画像読み取り動作について説明する。
コントローラ520では、図示しない操作部より原稿読み取り指示のスタートボタンが押下されたか否かを繰り返し判定しつつ待機状態となっている。原稿読み取りのスタートボタンが押下されると、コントローラ520から、画像読取装置へ原稿読み取り開始を指示するコマンドが送られる。
そして、画像読み取り部400では、コントローラ520からの原稿読み取り開始指示コマンドを受け取ると、図8のステップS802で決定された電流値に従いレーザー制御部506を定電流制御する(ステップS901)。これにより、原稿照射ユニット102の導光体8を点灯して照明を行う。
次に、ステップS902では、原稿画像を読み取り中であるか否かを判断する。ここで、原稿読み取り中でない状態とは、紙間であったり、固定読み中時でのキャリッジをホームポジションへと戻す期間を示す。
ステップS902にて、画像読み取り中であると判断されると、前回のAPC制御で得られた制御電流値によりレーザー制御部506を定電流制御して導光体8を点灯し、原稿照射ユニット102の光量制御を行う(ステップS903)。
次に、ステップS904で、第1キャリッジ404を図示しない原稿セット基準から副走査方向に移動させ、原稿台ガラス401上に載置された原稿画像を読み取る。原稿照射ユニット102が原稿にレーザー光を照射すると、原稿からの反射光がミラー403,405,406及びレンズ408を介してCCDイメージセンサ409に入力され、ここで光電変換等の電気処理が行われ、デジタル信号として処理される。そして、画像処理部508に送られた画像信号は、記憶されたシェーディングデータを基に補正され、外部IF509を経由してコントローラ520に送られる。
一方、ステップS902にて、画像読み取り中でないと判断されると、ステップS905に移行して、図10のAPC制御を行い、次回の画像読み取り時の設定値となる所望の電流値を算出し、確定した目標発光量に対応する電流値をRAM503に記憶保存する。
次に、ステップS906では、読み取り原稿が終了したかを判断し、読み取りが終了していない場合は、ステップS902に戻って上記処理を繰り返し、読み取り原稿が存在しなければ、処理を終了する。原稿読み取り終了後、レーザー制御部506に対する定電流制御を終了し、レーザー発光を停止させる。
以上説明したように、この実施の形態では、画像の読み取り中以外のときに、画像読取装置400の状態如何にかかわらず光量調整を行うことができるので、次の画像読取制御までの待機時間を小さくすることができ、画像読取スピードを向上させることができる。
また、本実施の形態による光量調整は、コヒーレントで且つブロードな光の調整であるため、光源の劣化よるスペクトル分布の変化は起こらず、光量分布の変動を抑えることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態である画像読取装置について説明する。なお、上記第1の実施の形態に対して重複又は相当する部分については、説明を省略するとともに、符号を流用して説明する。
図11に、図6のAPC回路(センサ)で検出したレーザー発光量に対する受光素子のモニター値の特性を示す。この特性から、電源初期化時に、APC回路でのモニター値L(i):i=目標光量を中心にレーザー光の変動する範囲で、比較的小さいステップの等間隔の光量ごとで、光量L(−m)〜L(n)毎に受光素子側のサンプリングを行う。
以下、受光素子側のサンプリングを行う光量調整初期化処理、サンプリングしたデータを反映した画像読み取り動作を説明する。
図12は、電源ON時に行われる画像読取装置400の光量調整初期化処理を示す図である。
まず、ステップS12−1では、原稿照射ユニット102を、図示しない標準白色板位置へ移動し、受光素子の光量調整処理のサンプリングが終了したかを判断する。ステップS12−1で、サンプリング終了と判断されると、処理を終了し、サンプリングが終了していなければ、ステップS12−2に移行する。
ステップS12−2では、受光素子のサンプリングを行うレーザー光量L(i)を新たに決定して変更し、APC制御の目標光量とする。次に、ステップS12−3では、APC制御により、レーザー光量をL(i)とする。
次に、ステップS12−4では、光量L(i)で、標準白色板の濃度をCCDイメージセンサ409で測定し、測定した濃度データ(シェーディングデータ)をレーザー光量L(i)に対応するデータとして記憶する(ステップS12−5)。記憶されたシェーディングデータは、画像読み取り時、演算処理され、原稿走査時にCCDイメージセンサ409で読み取った画像の画素毎のばらつきを補正し、画像濃度を均一とする。なお、光量調整初期化処理は、画像読み取り部400の電源ON時のみでなく、ジョブ読み取り開始前に行ってもよい。
次に、図13を参照して、画像読取装置400の画像読み取り動作について説明する。
まず、図5のコントローラ520では、図示しない操作部より原稿読み取り指示のスタートボタンが押下されたか否かを繰り返し判定しつつ待機状態となっている。原稿読み取りのスタートボタンが押下されると、コントローラ520から、画像読取装置400へ原稿読み取り開始を指示するコマンドが送られる。
そして、ステップS13−1で、画像読取装置400がコントローラ520からの原稿読み取り開始コマンドを受け付けると、図8のステップS802で決定された電流値に従いレーザー制御回路506を定電流制御し、導光体8を点灯して照明を行う。
次に、ステップS13−2では、原稿画像を読み取り中であるか否かを判断する。ここで、原稿読み取り中でない状態とは、紙間であったり、固定読み中時でのキャリッジをホームポジションへと戻す期間を示す。
ステップS13−2にて、画像読み取り中と判断されると、前回のAPC制御で得られた制御電流値によりレーザー制御部506を定電流制御して導光体8を点灯し、原稿照射ユニット102の光量制御を行う(ステップS13−3)。
次に、図6のAPC回路のモニタービームを計測して現在のレーザー光量を取得する。取得した現在のレーザー光量に対応する、図12のステップS12−5でサンプルしたシェーディングデータをメモリから取り出し、シェーディング補正値として設定する(ステップS13−4)。
次に、第1キャリッジ404を図示しない原稿セット基準から副走査方向に移動させ、原稿台ガラス401上に載置された原稿画像を読み取る(ステップS13−5)。原稿照射ユニット102が原稿にレーザー光を照射すると、原稿の反射光がミラー403,405,406及びレンズ408を介して、CCDイメージセンサ409に入力され、ここで光電変換等の電気処理が行われてデジタル信号として処理される。そして、画像処理部508に送られた画像信号は、記憶されたシェーディングデータを基に補正され、外部IF509を経由してコントローラ520に送られる。
一方、ステップS13−2にて、画像読み取り中でないと判断されると、図10に示したAPC制御を行い、次回画像読み取り時の設定値となる所望の電流値を算出し、確定した目標発光量に対応する電流値をRAM503に記憶保存する(ステップS13−6)。
次に、ステップS13−7では、読み取り原稿が終了したかを判断し、読み取り原稿が終了していない場合は、ステップS13−2に戻って上記処理を繰り返す。ステップS13−7で、読み取り原稿が終了したと判断されると、レーザー制御部506に対する定電流制御を終了し、レーザー発光を停止させて画像読み取り処理を終了する。その他の構成および作用効果については、上記第1の実施の形態と同様である。
次に、本発明の第3の実施の形態である画像読取装置について説明する。なお、上記第1および第2の実施の形態に対して重複又は相当する部分については、説明を省略するとともに、符号を流用して説明する。
本実施の形態では、上記第1および第2の実施形態に対して光学ユニットが相違している。図14に、本実施の形態で用いる光学ユニットの一例を示す。この光学ユニット1400は、発光部ユニット1420、および原稿照射ユニット1430を備える。
発光部ユニット1420は、原稿照射ユニット1430の複数の発光部1404の光源となるレーザーモジュール1401、およびレーザーモジュール1401を保持する金属製ホルダ1402を有する。また、発光部ユニット1420は、レーザーモジュール1401より出力されるレーザー光を原稿照射ユニット1430の発光部1404へ導く光ファイバーコード1403を有する。
原稿照射ユニット1430は、複数の発光部1404、導光体1406、原稿の反射光1405が導かれる反射光路1407を有する。
次に、光学ユニット1400を画像読取装置400に組み込んだ時の、制御フローを説明する。なお、光量調整初期化処理については、上記第1の実施の形態の図7で説明した電源ON時に行われる画像読み取り部400の光量調整初期化処理と同様の処理を行なう。本実施の形態では、原稿読み取り時に所望の光量を発光するため、光学ユニット1400の目標発光量に対応する電流値を確定する。但し、本実施の形態では、発光部ユニット1420が複数の発光部1404により構成されている。
次に、図15を参照して、本実施の形態での光量調整初期化処理を説明する。
まず、すべての発光部1404に対する光量調整が終了したかどうかの判断を行い(ステップS15−1)、終了していなければ制御電流の確定をする対象となる発光部1404を点灯させる(ステップS15−2)。次に、対象の発光部1404に対して前述したAPC制御を実施して各発光部1404に対する制御電流を確定し、目標発光量に対応する電流値をRAM503に記憶保存する(ステップS15−3)。ステップS15−2およびS15−3を繰り返し実行することで、すべての発光部1404に対して光量調整を行う。
ステップS15−1で、すべての発光部1404に対する光量調整が終了したと判断した場合、原稿照射ユニット1430を、図示しない標準白色板位置へ移動し、ステップS15−3で確定した制御電流で発光部1404を全て点灯し、導光体1406の照明を行う。そして、標準白色板の濃度をCCDイメージセンサ409で測定し、測定した濃度データ(シェーディングデータ)を記憶する(ステップS15−4)。
次に、図16を参照して、画像読取装置400の画像読み取り動作を説明する。
コントローラ520では、図示しない操作部より原稿読み取り指示のスタートボタンが押下されたか否かを繰り返し判定しつつ待機状態となっている。原稿読み取りのスタートボタンが押下されると、コントローラ520から、画像読取装置400へ原稿読み取り開始を指示するコマンドが送られる。
そして、画像読取装置400は、原稿読み取り開始指示コマンドを受け取ると、ステップS15−3で決定された電流値に従い、対象となる発光部1404のレーザー制御部506を定電流制御して各発光部1404を点灯し、導光体8の照明を行う(ステップS16−1)。
次に、ステップS15−4でサンプルしたシェーディングデータをメモリから取り出し、シェーディング補正値として設定する(ステップS16−2)。
次に、原稿画像を読み取り中であるか否かを判断する(ステップS16−3)。ここで、原稿読み取り中でない状態とは、紙間であったり、固定読み中時でのキャリッジをホームポジションへと戻す期間を示す。
ステップS16−3にて、画像読み取り中であると判断されると、前回のAPC制御で得られた制御電流値によりレーザー制御部506を定電流制御する。そして、発光部1404を全て点灯して導光体8を点灯し、原稿照射ユニット1430の光量制御を行う(ステップS16−4)。
次に、第1キャリッジ404を図示しない原稿セット基準から副走査方向に移動させ、原稿台ガラス401上に載置された原稿画像を読み取る。原稿照射ユニット102がレーザー光を原稿に照射し、原稿の反射光がミラー403,405,406及びレンズ408を介してCCDイメージセンサ409に入力され、ここで光電変換等の電気処理が行われてデジタル信号として処理される。
次に、画像処理部508に送られた画像信号は、ステップS16−2で設定されたシェーディングデータを基に補正され、外部IF509を経由してコントローラ520に送られる(ステップS16−5)。
一方、ステップS16−3にて、画像読み取り中でないと判断されると、ステップS15−1、ステップS15−2、ステップS15−3の処理を行い、APC制御を実行して原稿照射ユニット1430の光量調整を行う(ステップS16−6)。
次に、ステップS16−7では、読み取り原稿が終了したかを判断し、読み取り原稿が終了していない場合は、ステップS16−3に戻って上記処理を繰り返す。ステップS16−7で、読み取り原稿が終了したと判断されると、処理を終了する。原稿読み取り終了後、複数の発光部1404に対応するレーザー制御部506に対する定電流制御を終了し、レーザー発光を停止させる。その他の構成および作用効果については、上記第1の実施の形態と同様である。
なお、本実施の形態では、データ処理装置に画像データを入力するための画像読取装置において、原稿を照明するための原稿照明装置に本発明を適用している。データ処理装置としては、例えば、プリンタ及びプリンタを動作させるためのコントローラを用いることで構成されるMFP(マルチファンクションプリンタ)、パーソナルコンピュータ及びそれに接続されるコントローラを用いることによって構成されるドキュメントスキャナを例示することができる。また、データ処理装置として、公衆回線と接続し、画像データを転送するモデム機能を備えたコントローラと接続することによって構成されるFAXを例示することができる。
本発明の第1の実施の形態である画像読取装置の光学ユニットの一例を説明するための図である。 図1に示す光学ユニットの発光部ユニットを拡大した図である。 図1に示す光学ユニットの原稿照射ユニットの詳細図である。 本発明の第1の実施の形態である画像読取装置を説明するための概略断面図である。 本発明の第1の実施の形態である画像読取装置の制御ブロック図である。 APC回路の基本構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態である画像読取装置の動作例を説明するためのフローチャート図である。 光量調整初期化処理を説明するためのフローチャート図である。 画像読み取り処理を説明するためのフローチャート図である。 APC制御を説明するためのフローチャート図である。 本発明の第2の実施の形態である画像読取装置における受光素子での光量モニター値の特性を示すグラフ図である。 光量調整初期化処理を説明するためのフローチャート図である。 画像読み取り処理を説明するためのフローチャート図である。 本発明の第3の実施の形態である画像読取装置の光学ユニットの一例を説明するための図である。 光量調整初期化処理を説明するためのフローチャート図である。 画像読み取り処理を説明するためのフローチャート図である。
符号の説明
1 レーザーモジュール(コヒーレント光発光手段)
2 金属製ホルダ
3 光ファイバーコード(導光手段)
4 ホルダ
5 蛍光体発光部(蛍光手段)
6 放熱部材
7 光リフレクタ
8 導光体
9 反射光路
10 拡散面
100 光学ユニット
101 発光部ユニット
102 原稿照射ユニット(原稿照射手段)
400 画像読取装置
401 原稿台ガラス
402 圧板
403 第1ミラー
404 第1キャリッジ
405 第2ミラー
406 第3ミラー
407 第2キャリッジ
408 レンズ
409 CCDイメージセンサ
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 モータードライバ
505 センサ入力部
506 レーザー制御部
507 アナログ信号処理部
508 画像処理部
509 外部IF
520 コントローラ
530 記録部
540 相手通信装置FAX
550 コンピュータ
601 電流駆動回路
602 レーザーチップ
602a 発光点
603 モニターフォトダイオード
604 モニター出力電圧
605 基準電圧(Vref)
1400 光学ユニット
1401 レーザーモジュール(コヒーレント光発光手段)
1402 金属製ホルダ
1403 光ファイバーコード(導光手段)
1404 発光部(蛍光手段)
1405 反射光
1406 導光体
1407 反射光路
1420 発光部ユニット
1430 原稿照射ユニット(原稿照射手段)
K 光路
G 原稿

Claims (7)

  1. 発光手段から導光手段を介して導光された光を可視光に変換する蛍光手段を有する原稿照射手段を備える画像読取装置であって、
    前記発光手段に対する印加電力量を制御する制御手段と、
    前記発光手段により発光される光の光量を検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知光量値に基づき、前記発光手段に印加する電力量を調整する調整手段と、
    画像の読み取り中か否かを判断する判断手段と、を備え、
    前記判断手段が画像の読み取り中でないと判断した場合は、前記調整手段による処理を実行し、前記判断手段が画像の読み取り中と判断した場合は、前記制御手段による処理を実行する、ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記判断手段は、少なくとも原稿を原稿台に搬送して該原稿の画像の読み取りを開始するまでの間は、画像が読み取り中でないと判断する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記調整手段は、前記検知手段による検知光量値と基準値との比較に基づいて、前記発光手段に印加する電力量を調整するとともに、前記基準値を初期状態時に決定する初期光量調整手段を備える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読取装置。
  4. 予め設定されたシェーディング補正用光量に対応するシェーディング補正量を算出して記憶する初期光量調整手段を備え、
    前記判断手段が画像の読み取り中と判断した場合に、前記検知手段によって検知された光量に基づき、前記初期光量調整手段で決定したシェーディング補正量を設定してシェーディング補正を行う、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記初期光量調整手段は、電源ON時、またはジョブ開始前に処理を実行する、ことを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記蛍光手段による光束を導光、拡散して、線光源とする手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記蛍光手段が複数配置される、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
JP2006332402A 2006-12-08 2006-12-08 画像読取装置 Pending JP2008147955A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006332402A JP2008147955A (ja) 2006-12-08 2006-12-08 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006332402A JP2008147955A (ja) 2006-12-08 2006-12-08 画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008147955A true JP2008147955A (ja) 2008-06-26

Family

ID=39607641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006332402A Pending JP2008147955A (ja) 2006-12-08 2006-12-08 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008147955A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115016209A (zh) * 2022-04-18 2022-09-06 峰米(重庆)创新科技有限公司 散热结构及投影机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115016209A (zh) * 2022-04-18 2022-09-06 峰米(重庆)创新科技有限公司 散热结构及投影机
CN115016209B (zh) * 2022-04-18 2023-12-12 峰米(重庆)创新科技有限公司 散热结构及投影机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100791700B1 (ko) 화상 판독 장치, 조명 장치, 화상 판독 장치의 컨트롤 방법 및 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록 매체
KR101608063B1 (ko) 화상을 독취하는 장치의 광원을 제어하는 방법 및 장치
JP2008147955A (ja) 画像読取装置
JP5126279B2 (ja) 画像読取装置
JP4849535B2 (ja) 原稿読取装置
JP2008268270A (ja) 画像形成装置
JP3612892B2 (ja) 透過原稿ユニット及びこれを用いた画像読み取り装置
JP3083092B2 (ja) 照明装置及び密着型イメージセンサ及び画像読取システム
US7532801B2 (en) Imaging device illumination system
JP2010135920A (ja) 読取装置及び画像形成装置
JP2015088977A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2008039860A (ja) 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2006246137A (ja) 画像読取装置
JP3176346B2 (ja) 導光体及び照明装置及び密着型イメージセンサ及び画像読取システム
JP2589897B2 (ja) 画像読取装置
JP3301783B2 (ja) 画像読取装置
JP2005236530A (ja) 画像読取装置
JPH11331505A (ja) 透過原稿用照明装置、原稿読取装置、及び情報処理装置
JP6245854B2 (ja) 画像読取装置及びそれを備える画像形成装置
JP2011035673A (ja) 画像読取装置
JP2007189583A (ja) 画像読み取り装置及び2次照射光低減方法
JP2005159951A (ja) 画像読み取り装置
JP2005510969A (ja) デュアルデジタイザにおける白色基準較正
JP2006019849A (ja) 画像読取装置
JPS62111564A (ja) 画像読取装置