JP2008146527A - コマンド処理方式 - Google Patents
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Abstract
【課題】 優先順位が高いコマンドが処理待ちの状態となってしまう事態を回避する。
【解決手段】 通信制御プログラム21が制御器3から受信したステータス要求コマンドを装置制御プログラム22に送信し、当該ステータス要求コマンドに対応して装置制御プログラム22がステータス送信制御処理を行っている間に、通信制御プログラム21が制御器3から新たなステータス要求コマンドを受信すると、コマンドフィルタ23は状態遷移マトリックスに基づいてこれら新たなステータス要求コマンドを破棄して装置制御プログラム22へ送信しない。
【選択図】 図7
【解決手段】 通信制御プログラム21が制御器3から受信したステータス要求コマンドを装置制御プログラム22に送信し、当該ステータス要求コマンドに対応して装置制御プログラム22がステータス送信制御処理を行っている間に、通信制御プログラム21が制御器3から新たなステータス要求コマンドを受信すると、コマンドフィルタ23は状態遷移マトリックスに基づいてこれら新たなステータス要求コマンドを破棄して装置制御プログラム22へ送信しない。
【選択図】 図7
Description
本発明は、外部から受信したコマンドをフィルタリング処理する方式に関し、例えば、組込み型システムの制御部のコマンド処理方式に適用して好適な技術に関する。
図1には、組込み型システムのPA制御装置(Power Amplification 増幅装置)に係る構成の一例を示してある。
従来では、PA制御装置1に設けられたPA制御部2は外部の制御器3に接続されており、制御器3から送信されてきた全てのコマンドはその送信順にPA制御部2で処理されていた。
従来では、PA制御装置1に設けられたPA制御部2は外部の制御器3に接続されており、制御器3から送信されてきた全てのコマンドはその送信順にPA制御部2で処理されていた。
このため、コマンド発生頻度が高くなった場合、PA制御部2に搭載されたCPU(プロセッサ)の処理負担が増大し、当該CPUの処理性能が十分でないときにはコマンド処理が追いつかなくなり、設定コマンド等の優先順位が高いコマンドが処理を待たされてしまうという問題があった。
より具体的には、比較的優先順位の低いステータス要求コマンドが制御器3から連続して送信された場合、これらコマンドが連続してPA制御部2で受信されることとなり、PA制御部2ではステータス要求処理を繰り返し行うことになる。しかしながら、この繰り返し処理の間に、比較的優先順位の高い送信出カレベル設定コマンドが制御器3から送信された場合、PA制御部2ではこの送信出カレベル設定コマンドに対する処理が待たされることになる。
より具体的には、比較的優先順位の低いステータス要求コマンドが制御器3から連続して送信された場合、これらコマンドが連続してPA制御部2で受信されることとなり、PA制御部2ではステータス要求処理を繰り返し行うことになる。しかしながら、この繰り返し処理の間に、比較的優先順位の高い送信出カレベル設定コマンドが制御器3から送信された場合、PA制御部2ではこの送信出カレベル設定コマンドに対する処理が待たされることになる。
図1に示す例はPA制御装置1に1台の制御器3が接続された構成であるが、昨今では装置のシステム化に伴い、図2に示すようにネットワーク通信回線を通してPA制御装置1に複数台の制御器3が接続される構成もあり、PA制御装置1(PA制御部2)に対するコマンド発生頻度が更に高くなり、PA制御部2に搭載されたCPUを更に圧迫する傾向にある。
制御コマンドの種類毎に通過できるか否かを予め固定的に設定したテーブルを参照して、プロセス間通信で入手したコマンドをフィルタリングし、通過が許可されたコマンドをコンピュータに送信する発明が提案されている(特許文献1参照)。
特開2000―267957号公報
本発明は、上記従来の事情に鑑みなされたものであり、優先順位が高いコマンド(例えば、リアルタイム性を要求されるコマンド)が処理待ちの状態となってしまう事態を回避することを目的としている。
また、本発明は、制御部の負荷低減を図ってコマンド処理待ちを回避し、コマンドのリアルタイム処理を実現することを目的としている。
また、本発明は、制御部の負荷低減を図ってコマンド処理待ちを回避し、コマンドのリアルタイム処理を実現することを目的としている。
本発明は、外部との間の通信を制御する通信制御手段と、通信制御手段を介して受信したコマンドに応じて制御対象の装置が有する機能を制御する装置制御手段と、通信制御手段が外部から受信したコマンドを装置制御手段へ送るか否かを予め設定された状態遷移情報に基づいて決定するコマンドフィルタ手段と、を備えたことを特徴とするコマンド処理方式である。
本発明によると、通信制御手段を介して受信したコマンドを装置制御手段へ送るか否かが状態遷移情報に基づいて決定される。すなわち、装置制御手段の現在の状態に応じて、当該装置制御手段にコマンドを送って処理をさせるか否かが動的に決定される。
したがって、例えば装置制御手段の処理負担が大きい場合には優先順位の低い種類のコマンドは当該装置制御手段へ送るのを取り止めるといったように、状態遷移情報に予め設定しておくことで、外部から受信した優先順位の高いコマンドを迅速に装置制御手段へ転送して処理させることができる。
したがって、例えば装置制御手段の処理負担が大きい場合には優先順位の低い種類のコマンドは当該装置制御手段へ送るのを取り止めるといったように、状態遷移情報に予め設定しておくことで、外部から受信した優先順位の高いコマンドを迅速に装置制御手段へ転送して処理させることができる。
本発明によると、通信制御手段を介して受信したコマンドを装置制御手段へ送るか否かを状態遷移情報に基づいて動的に決定するようにしたため、優先順位やリアルタイム性等が高いコマンドが処理待ちとなる状況を回避して迅速に処理することができる。
すなわち、装置制御手段の現状に応じて当該装置制御手段が処理すべきコマンドを取捨選択することができ、例えば装置制御手段を構成するCPU(上記の例のPA制御部2を構成するCPUに相当)の負荷低減を図ってコマンド処理待ちを回避することができ、コマンドのリアルタイム処理を実現することができる。
すなわち、装置制御手段の現状に応じて当該装置制御手段が処理すべきコマンドを取捨選択することができ、例えば装置制御手段を構成するCPU(上記の例のPA制御部2を構成するCPUに相当)の負荷低減を図ってコマンド処理待ちを回避することができ、コマンドのリアルタイム処理を実現することができる。
本発明を、実施例に基づいて具体的に説明する。
本実施例は、本発明を図1や図2に示したような組み込みシステムに適用するものであり、外部の制御器3から受信したコマンドをPA制御装置1に設けられたPA制御部2で処理する。
本実施例は、本発明を図1や図2に示したような組み込みシステムに適用するものであり、外部の制御器3から受信したコマンドをPA制御装置1に設けられたPA制御部2で処理する。
本実施例のPA制御部2はCPUにより本発明に係るコマンド処理プログラムを実行することでその機能手段を実現しており、本発明の主要な構成である通信制御手段、装置制御手段、及び、コマンドフィルタ手段はそれぞれ同様にPA制御部2のCPUにより通信制御プログラム21、装置制御プログラム22、コマンドフィルタプログラム23を実行することで実現されている。
本実施例におけるPA制御部2のCPU上で動作するプログラム構成について説明する。
プログラムは、大まかに通信制御プログラム21と装置制御プログラム22に分けられ、通信制御プログラム21は制御器3との通信のやり取りの制御を行い、装置制御プログラム22はPA制御装置1が所有する機能を実現するための制御を行う。
なお、本実施例では、図6に示すように、コマンドフィルタプログラム23は通信制御プログラム21の一部として構成されている。
プログラムは、大まかに通信制御プログラム21と装置制御プログラム22に分けられ、通信制御プログラム21は制御器3との通信のやり取りの制御を行い、装置制御プログラム22はPA制御装置1が所有する機能を実現するための制御を行う。
なお、本実施例では、図6に示すように、コマンドフィルタプログラム23は通信制御プログラム21の一部として構成されている。
ここで、プログラムを実装する形態としては、図3に示すようにPA制御部2を構成する1つのCPU上に通信制御プログラム21と装置制御プログラム22を実装する形態、図4に示すようにPA制御部2を構成する2つのCPU1とCPU2上に通信制御プログラム21と装置制御プログラム22を分けて実装する形態等、種々な形態が可能である。
図3に示す実装形態では、1つのCPU上に通信制御プログラム21と装置制御プログラム22が存在し、各プログラム21、22間のデータのやり取りは共有メモリを通して行い、この1つのCPUにより通信制御と装置制御の両方を行う。
図4に示す実装形態では、一方のCPU1に通信制御プログラム21が存在して当該CPU1では通信制御処理のみ行い、他方のCPU2に装置制御プログラム22が存在して当該CPU2では装置制御処理のみ行う。また、CPU1とCPU2は通信回線で結合され装置制御の指示コマンドがCPU1からCPU2へ送られ、装置制御の結果ステータスがCPU2からCPU1に送られる。
図4に示す実装形態では、一方のCPU1に通信制御プログラム21が存在して当該CPU1では通信制御処理のみ行い、他方のCPU2に装置制御プログラム22が存在して当該CPU2では装置制御処理のみ行う。また、CPU1とCPU2は通信回線で結合され装置制御の指示コマンドがCPU1からCPU2へ送られ、装置制御の結果ステータスがCPU2からCPU1に送られる。
なお、図3に示す実装形態は比較的処理能カが高いCPUを使用する場合にとられる形態であり、図4に示す実装形態は処理能力が低いCPUを使用する場合、あるいはPA制御装置1の装置制御が複雑(例えば、外部との入出力インタフェース処理を多く含む)であったり、処理負荷が高い場合にとられる形態である。
図5には、各プログラムの処理内容を示す。
通信制御プログラム21(図5(a))は、回線制御31、制御器3からの制御メッセージ(コマンド)受信32、制御器3への制御結果ステータス送信33に分類される。
通信制御プログラム21(図5(a))は、回線制御31、制御器3からの制御メッセージ(コマンド)受信32、制御器3への制御結果ステータス送信33に分類される。
回線制御31では、制御器3からの回線接続、回線切断コマンドの受信、回線接続後の回線状態チェック(例えば、電源断等により回線が物理的に切断されていないかのチェック)を行う。
制御器からの制御メッセージ受信32では、回線接続コマンドの受信後、制御器3から送られてくる制御メッセージ(コマンド)を受信し、受信した制御メッセージの電文フォーマットが正しいかを解析してチェックし、正しければACKを制御器3へ送信し、間違っていればNAKを制御器3へ送信して、伝送制御手順に従った通信制御を行う。また、正しく受信した制御メッセージから制御指示を作成し、装置制御プログラム22ヘ送信する。
制御器3へ制御結果ステータス送信33では、装置制御プログラム22からの制御結果ステータスを取得し、制御器3に送信する制御結果ステータス電文を作成し、制御器3に前記電文を送信する。また、電文の送信後、伝送制御手順に従った通信制御(無応答通信エラー処理、NAK受信エラー処理、ACK受信処理)を行う。
装置制御プログラム22(図5(b))は、通信制御プログラムからの制御指示取得41、装置制御42、通信制御プログラムヘの制御結果ステータス通知43に分類される。
通信制御プログラムからの制御指示取得41では、通信制御プログラム21から通知された制御指示を取得する。例えば、PA制御装置1の場合には、通信制御プログラム21から電波型式制御、周波数制御、送信出カ制御、自己診断制御、リセットフォールト制御、設定クリア制御、ステータス送信制御の各制御指示が通知される。
装置制御42では、通信制御プログラムからの制御指示取得41が取得した制御指示の内容に従ったPA制御装置1の制御を行う。
通信制御プログラムヘの制御結果ステータス通知43では、装置制御42の制御結果を通信プログラム21ヘ通知する。
ここで、従来では、制御器3から送られてくる制御メッセージ(コマンド)を通信制御プログラム21が受信し、制御メッセージから装置制御プログラム22に通知すべき装置制御指示を作成し、それをそのまま装置制御プログラム22に送っていた。
これに対して、本実施例では、図6に示すように、装置制御プログラム22に送る必要の無いコマンドは装置制御プログラム22に送らないよう機能するコマンドフィルタ手段23が通信制御プログラム21に構成されている。このコマンドフィルタ23は通信制御プログラム21上で機能し、予め設定されている状態遷移情報に基づいて、装置制御プログラム22に送る必要の有無を動的に決定する。
これに対して、本実施例では、図6に示すように、装置制御プログラム22に送る必要の無いコマンドは装置制御プログラム22に送らないよう機能するコマンドフィルタ手段23が通信制御プログラム21に構成されている。このコマンドフィルタ23は通信制御プログラム21上で機能し、予め設定されている状態遷移情報に基づいて、装置制御プログラム22に送る必要の有無を動的に決定する。
なお、具体的には、本実施例のコマンドフィルタ手段(コマンドフィルタプログラム)23は、図5及び図6に示すように、通信制御プログラム21の装置制御プログラムヘの制御指示(制御器からの制御メッセージ受信32)と装置制御プログラムからの制御結果ステータス取得処理(制御器へ制御結果ステータス送信33)の間に組み込まれている。
ここで、コマンドフィルタ手段23によるフィルタリング処理の例を説明する。
<例1>
PA制御装置1のステータスを要求するステータス送信制御指示(ステータス要求コマンド)を装置制御プログラム22に送信中に、ステータス送信制御指示に対する応答結果が返らないうちに通信制御プログラム21が制御器3から次のステータス要求コマンドを受信した場合には、後のステータス要求コマンドの制御指示は装置制御プログラム22には送らず、前のステータス要求の応答結果が装置制御プログラム22から返ってくるのを待ち、返ってきた制御結果ステータスをPA制御装置1のステータスとして制御器3に送信する。
これにより2番目以降に送られてきたステータス要求コマンドは、1番目のステータス要求コマンドが装置制御プログラム22で処理中は装置制御プログラム22に送られることなく破棄され、装置制御プログラム22の不要な処理を取り除くことができる。
<例1>
PA制御装置1のステータスを要求するステータス送信制御指示(ステータス要求コマンド)を装置制御プログラム22に送信中に、ステータス送信制御指示に対する応答結果が返らないうちに通信制御プログラム21が制御器3から次のステータス要求コマンドを受信した場合には、後のステータス要求コマンドの制御指示は装置制御プログラム22には送らず、前のステータス要求の応答結果が装置制御プログラム22から返ってくるのを待ち、返ってきた制御結果ステータスをPA制御装置1のステータスとして制御器3に送信する。
これにより2番目以降に送られてきたステータス要求コマンドは、1番目のステータス要求コマンドが装置制御プログラム22で処理中は装置制御プログラム22に送られることなく破棄され、装置制御プログラム22の不要な処理を取り除くことができる。
<例2>
装置制御プログラム22が或る制御(例えば、自己診断制御)を処理中に、別の装置制御(例えば、周波数制御)の制御メッセージを通信制御プログラムが制御器から受信した場合、通信制御プログラム21は、このコマンド(制御指示)を装置制御プログラム22に送らずビジー応答を制御器3に返す。
従来では、装置制御プログラム22が自己診断処理を実行中に通信制御プログラム21が制御器3から周波数設定の制御メッセージを受信した時は、そのまま装置制御プログラム22に周波数設定の指示を通知し、装置制御プログラム22からビジー応答が返ってきたときにはそれを制御器3に送信していた。このため、装置制御プログラム22が周波数設定指示を受信バッファから取り出してビジーの判定をし、通信制御プログラム21に通知するという不要な処理が実行されていたが、本例によると当該不要な処理が回避される。
装置制御プログラム22が或る制御(例えば、自己診断制御)を処理中に、別の装置制御(例えば、周波数制御)の制御メッセージを通信制御プログラムが制御器から受信した場合、通信制御プログラム21は、このコマンド(制御指示)を装置制御プログラム22に送らずビジー応答を制御器3に返す。
従来では、装置制御プログラム22が自己診断処理を実行中に通信制御プログラム21が制御器3から周波数設定の制御メッセージを受信した時は、そのまま装置制御プログラム22に周波数設定の指示を通知し、装置制御プログラム22からビジー応答が返ってきたときにはそれを制御器3に送信していた。このため、装置制御プログラム22が周波数設定指示を受信バッファから取り出してビジーの判定をし、通信制御プログラム21に通知するという不要な処理が実行されていたが、本例によると当該不要な処理が回避される。
図7には、制御器3から受信したステータス要求コマンドに応じて装置制御プログラム22が処理を行っているときに、制御器3から受信した新たなコマンドに対してコマンドフィルタ23が行う制御処理の一例を示してある。
すなわち、通信制御プログラム21が制御器3から受信したステータス要求コマンドを装置制御プログラム22に送信し、当該ステータス要求コマンドに対応して装置制御プログラム22がステータス送信制御処理を行っている間に、通信制御プログラム21が制御器3から新たなステータス要求コマンドを受信すると、コマンドフィルタ23はこれら新たなステータス要求コマンドを破棄して装置制御プログラム22へ送信しない。
すなわち、通信制御プログラム21が制御器3から受信したステータス要求コマンドを装置制御プログラム22に送信し、当該ステータス要求コマンドに対応して装置制御プログラム22がステータス送信制御処理を行っている間に、通信制御プログラム21が制御器3から新たなステータス要求コマンドを受信すると、コマンドフィルタ23はこれら新たなステータス要求コマンドを破棄して装置制御プログラム22へ送信しない。
後続する新たなステータス要求コマンドを装置制御プログラム22へ送信したとしても、装置制御プログラム22から同じステータスが得られるだけであるので、上記のように後続する新たなステータス要求コマンドを破棄しても問題は生じない。
一方、リアルタイム性が高い等の理由でステータス要求コマンドに対して優先順位の高いコマンド(図示の例では送信出力設定コマンド)を通信制御プログラム21が制御器3から受信したときには、装置制御プログラム22がステータス送信制御処理を行っている間であっても、当該優先順位の高いコマンドはコマンドフィルタ23が破棄せずに装置制御プログラム22へ送信される。
一方、リアルタイム性が高い等の理由でステータス要求コマンドに対して優先順位の高いコマンド(図示の例では送信出力設定コマンド)を通信制御プログラム21が制御器3から受信したときには、装置制御プログラム22がステータス送信制御処理を行っている間であっても、当該優先順位の高いコマンドはコマンドフィルタ23が破棄せずに装置制御プログラム22へ送信される。
上記のようなコマンドフィルタ手段23による処理は、本例では図8及び図9に示すような状態遷移マトリックスを参照して行われる。
状態遷移マトリックスはコマンドフィルタ手段23が有しており、状態遷移マトリックスには装置制御プログラム22の状態遷移を模擬する2つのマトリックスが予め設定されている。
図8に示すマトリックスは通信制御プログラム21が制御器3からコマンドを受信した際の状態遷移マトリックスであり、図9に示すマトリックスは通信制御プログラム21が装置制御プログラム22から装置制御結果ステータスを受信した際の状態遷移マトリックスである。
状態遷移マトリックスはコマンドフィルタ手段23が有しており、状態遷移マトリックスには装置制御プログラム22の状態遷移を模擬する2つのマトリックスが予め設定されている。
図8に示すマトリックスは通信制御プログラム21が制御器3からコマンドを受信した際の状態遷移マトリックスであり、図9に示すマトリックスは通信制御プログラム21が装置制御プログラム22から装置制御結果ステータスを受信した際の状態遷移マトリックスである。
図8の状態遷移マトリックスは通信制御プログラム21が制御器3からコマンドを受信した時に取るべき処理を示している。図中、取るべき処理と、ステータスを移行する必要があれば(→ステータス番号)の形式で書かれている。
取るべき処理として(送信)(BUSY)(ステータス結果通知待ち)があり、(送信)は受信したコマンドを装置制御プログラム22に送信することを意味し、(BUSY)は受信したコマンドを装置制御プログラム22には送信せずに通信制御プログラム21が制御器3にビジー応答を直接返すことを意味し、(ステータス結果通知待ち)は装置制御プログラム22に前回送信したステータス送信制御指示(ステータス要求コマンド)の応答結果が返るのを待つことを意味する。
取るべき処理として(送信)(BUSY)(ステータス結果通知待ち)があり、(送信)は受信したコマンドを装置制御プログラム22に送信することを意味し、(BUSY)は受信したコマンドを装置制御プログラム22には送信せずに通信制御プログラム21が制御器3にビジー応答を直接返すことを意味し、(ステータス結果通知待ち)は装置制御プログラム22に前回送信したステータス送信制御指示(ステータス要求コマンド)の応答結果が返るのを待つことを意味する。
例えば、アイドル中に制御器3から電波型式の制御メッセージ(コマンド)を受信したとする。このとき通信制御プログラム21(コマンドフィルタ23)は装置制御プログラム22に電波型式の制御指示を送信して、ステータスを電波型式処理中にする。
また、電波型式処理中に制御器3から電波型式、自己診断、リセットフォールト、設定クリアの制御コマンドを受信した時には、ビジー応答を制御器3に返してステータスは変化しない。一方、周波数、送信出力、ステータス要求の制御コマンドを制御器3から受信した時には、装置制御プログラム22にこれら周波数、送信出カ、ステータス要求の制御指示を送信し、ステータスをそれぞれ電波型式/周波数処理中、電波型式/送信出処理中、電波型式+ステータス処理中に移す。
また、電波型式処理中に制御器3から電波型式、自己診断、リセットフォールト、設定クリアの制御コマンドを受信した時には、ビジー応答を制御器3に返してステータスは変化しない。一方、周波数、送信出力、ステータス要求の制御コマンドを制御器3から受信した時には、装置制御プログラム22にこれら周波数、送信出カ、ステータス要求の制御指示を送信し、ステータスをそれぞれ電波型式/周波数処理中、電波型式/送信出処理中、電波型式+ステータス処理中に移す。
また、電波型式+ステータス処理中に制御器3からステータス要求の制御メッセージを受信した時には、コマンドフィルタ23は当該ステータス要求の制御メッセージを破棄して、前回送信したステータス送信制御指示の応答を待ち、応答が返ってきたらそれを制御装置のステータスとして制御器3に送信する。
図9の状態遷移マトリックスは通信制御プログラム21が装置制御プログラム22から装置制御結果ステータス応答を受信した時に取るべき処理を示している。図8と同様に、図中、取るべき処理と、ステータスを移行する必要があれば(→ステータス番号)の形式で書かれている。
例えば、通信制御プログラム21(コマンドフィルタ23)は制御結果ステータス応答を受信すると、ステータス番号を変更し、制御結果の制御結果ステータス電文を作成して制御部3へ送信する。
例えば、通信制御プログラム21(コマンドフィルタ23)は制御結果ステータス応答を受信すると、ステータス番号を変更し、制御結果の制御結果ステータス電文を作成して制御部3へ送信する。
このようにコマンドフィルタ23は図8及び図9の状態遷移マトリックスに記述された通りに動作し、制御器3から送られてきたコマンドにフィルタリング処理を行って装置制御プログラム22に送信すべきコマンドを決定する。
これにより、コマンド発生頻度が高くなると制御装置1の制御部2のCPU処理負荷が大きくなってコマンド処理待ちが発生する不具合を回避し、優先順位の高いコマンドのリアルタイム処理を実現する。
これにより、コマンド発生頻度が高くなると制御装置1の制御部2のCPU処理負荷が大きくなってコマンド処理待ちが発生する不具合を回避し、優先順位の高いコマンドのリアルタイム処理を実現する。
1:PA制御装置、 2:PA制御部、
3:制御器、 21:通信制御プログラム、
22:装置制御プログラム、 23:コマンドフィルタプログラム、
3:制御器、 21:通信制御プログラム、
22:装置制御プログラム、 23:コマンドフィルタプログラム、
Claims (1)
- 外部との間の通信を制御する通信制御手段と、
通信制御手段を介して受信したコマンドに応じて制御対象の装置が有する機能を制御する装置制御手段と、
通信制御手段が外部から受信したコマンドを装置制御手段へ送るか否かを予め設定された状態遷移情報に基づいて決定するコマンドフィルタ手段と、
を備えたことを特徴とするコマンド処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006335387A JP2008146527A (ja) | 2006-12-13 | 2006-12-13 | コマンド処理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006335387A JP2008146527A (ja) | 2006-12-13 | 2006-12-13 | コマンド処理方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008146527A true JP2008146527A (ja) | 2008-06-26 |
Family
ID=39606611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006335387A Withdrawn JP2008146527A (ja) | 2006-12-13 | 2006-12-13 | コマンド処理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008146527A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011092436A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Yamaha Corp | 同期制御装置および遊技機 |
KR101454017B1 (ko) * | 2012-07-03 | 2014-10-22 | 아텐인터내셔널컴퍼니리미티드 | 원격관리방법 및 상기 방법을 사용하는 원격관리장치 |
-
2006
- 2006-12-13 JP JP2006335387A patent/JP2008146527A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011092436A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Yamaha Corp | 同期制御装置および遊技機 |
KR101454017B1 (ko) * | 2012-07-03 | 2014-10-22 | 아텐인터내셔널컴퍼니리미티드 | 원격관리방법 및 상기 방법을 사용하는 원격관리장치 |
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