JP2008145354A - エンジン試験方法、及び、試験装置 - Google Patents

エンジン試験方法、及び、試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008145354A
JP2008145354A JP2006335139A JP2006335139A JP2008145354A JP 2008145354 A JP2008145354 A JP 2008145354A JP 2006335139 A JP2006335139 A JP 2006335139A JP 2006335139 A JP2006335139 A JP 2006335139A JP 2008145354 A JP2008145354 A JP 2008145354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dynamometer
engine
torque
torque command
command value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006335139A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikuni Kurokawa
敏邦 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006335139A priority Critical patent/JP2008145354A/ja
Publication of JP2008145354A publication Critical patent/JP2008145354A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】ねじれ共振を抑制することで、最適な試験状況を得ることができる技術を提供する。
【解決手段】エンジン28と接続される動力計27に入力するための動力計トルク指令値37をねじれ抑制制御装置32にて補正して補正後動力計トルク指令値40を算出し、前記補正後動力計トルク指令値40を前記動力計27に出力することとするエンジン試験方法であって、エンジン側軸トルク測定値38と、前記補正後動力計トルク指令値40の差に基づいて、前記エンジン28のエンジン角速度見込値を求め、前記エンジン角速度見込値と、動力計回転数測定値39の差から、前記エンジン28と前記動力計27の回転数差(ねじれ量)を求め、前記回転数差を相殺するためのトルク指令値補正値を制御器にて算出し、前記トルク指令値補正値にて前記動力計トルク指令値37を補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジン試験方法、及び、試験装置の技術に関し、より詳しくは、ねじれ共振を抑制するための技術に関する。
エンジンに動力計を連結し、その動力計からエンジンに対して負荷トルクを付与することにより、エンジンが車両に搭載された状態を擬似的に作り出すようにした試験装置が従来公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1では、エンジンの駆動軸に所定の負荷トルクを与え、擬似走行状態を作り出し、エンジンの試験をする装置であり、変速を行う際にモデルにより算出した制御値へと所定時間をかけて移行させる技術が開示されている。
ところで、上記のようなエンジン試験装置、試験方法のように、エンジンと動力計を接続してトルクを駆動・吸収する構成とする、いわゆるエンジン台上試験装置においては、2慣性系のねじれ共振が発生することが知られている。このねじれ共振の周波数は、概ね10Hz〜15Hzの間に存在するものであり、この周波数は、エンジン始動時の回転数(例えば、4サイクル4気筒エンジンであれば300rpm〜400rpm)と一致しており、このねじれ共振の周波数付近において、ねじれが顕著に現れることが確認されている。そして、このねじれにより、エンジンと動力計を接続した状態でエンジンを始動した場合には、エンジン回転数が振動的になるという問題がある。尚、試験において、エンジンと動力計を接続した状態でエンジン始動を行うことは、予め決められたパターン運転において、試験状態の定義の便宜・再現性や、装置の簡易化等の観点から一般的に行われるものである。
ここで、エンジン回転数が振動的になる理由は、軸トルクが大きな値で振動するためである。これは、2慣性系である以上ねじれ共振が発生するものであり、そして、ねじれ共振の周波数は、慣性、接続部のバネ定数、粘性係数で決定され、このねじれ共振の周波数周辺では、起震源からのトルクが増幅されることになる。この起震源には、エンジンと動力計の二つが存在するが、ねじれ共振の周波数のトルクを発生させるのは主にエンジンであると考えられる。
そして、従来の技術において、動力計のトルク制御は、目標トルクに対する追従性は考慮されているが(ASRによる一定回転数制御)、前述のねじれ共振の周波数に関連するエンジンのトルクは、動力計のトルク制御には考慮されていないものであった。
このため、従来の技術では、走行状態を再現して排気ガスや燃費性能を試験する際に、始動・発進・変速の過渡状態における動的な負荷を考慮した試験ができないものとなっている。例えば、エンジン始動を含む各種評価試験を行う場合、動力計と接続した状態でのエンジン始動を行うと、ねじれ共振が発生し、このねじれ共振の影響により、エンジン回転数が振動的になって、信頼性の高い所望のデータが得られないといったことである。
特開2000−105172号公報
本発明は以上の問題点に鑑み、ねじれ共振を抑制することで、最適な試験状況を得ることができる技術を提案するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
エンジンと接続される動力計に入力するための動力計トルク指令値をねじれ抑制制御装置にて補正して補正後動力計トルク指令値を算出し、前記補正後動力計トルク指令値を前記動力計に出力することとするエンジン試験方法であって、前記ねじれ抑制制御装置にて、エンジン側軸トルク測定値と、前記補正後動力計トルク指令値の差に基づいて、前記エンジンのエンジン角速度見込値を求め、前記エンジン角速度見込値と、動力計回転数測定値の差から、前記エンジンと前記動力計の回転数差を求め、前記回転数差を相殺するためのトルク指令値補正値を算出し、前記トルク指令値補正値にて前記動力計トルク指令値を補正するエンジン試験方法とするものである。
また、請求項2に記載のごとく、
エンジンに動力伝達部を介して接続される動力計と、
前記エンジンの出力軸のトルクを測定するためのエンジン側軸トルク計と、
前記動力計の出力軸のトルクを測定するための動力計側軸トルク計と、
前記動力計の回転数を測定するための動力計回転数測定器と、
前記動力計を駆動制御するためのコントローラを具備し、
前記コントローラは、前記動力計に入力するための動力計トルク指令値を、前記エンジンの回転数に応じて設定される前記動力計の目標トルク値、及び、前記動力計側軸トルク計にて測定される動力計側軸トルク測定値から生成する第一の演算部と、
前記第一の演算部にて算出される前記動力計トルク指令値をトルク指令値補正値にて補正して前記動力計に入力するための補正後動力計トルク指令値を算出するものであって、前記トルク指令値補正値を、前記エンジン側軸トルク計にて測定されたエンジンの出力軸のトルクと、前記動力計回転数測定器にて測定された動力計の出力軸の回転数と、前記動力計に対して前回入力された補正後動力計トルク指令値と、から算出する第二の演算部と、
を具備する構成とするものである。
本発明によれば、ねじれ共振を抑制することが可能となり、最適な試験状況を得ることが可能となる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2に示すごとく、実施例では、エンジン28と接続される動力計27に入力するための動力計トルク指令値37をねじれ抑制制御装置32にて補正して補正後動力計トルク指令値40を算出し、前記補正後動力計トルク指令値40を前記動力計27に出力することとするエンジン試験方法であって、前記ねじれ抑制制御装置32にて、エンジン側軸トルク測定値38と、前記補正後動力計トルク指令値40の差に基づいて、前記エンジン28のエンジン角速度見込値15を求め、前記エンジン角速度見込値15と、動力計回転数測定値39の差から、前記エンジン28と前記動力計27の回転数差16(ねじれ量)を求め、前記回転数差16を相殺するためのトルク指令値補正値17を算出し、前記トルク指令値補正値17にて前記動力計トルク指令値37を補正することとするものである。
また、図1及び図2に示すごとく、エンジン28に動力伝達部(トランスミッション24、プロペラシャフト25)を介して接続される動力計27と、前記エンジン28の出力軸のトルクを測定するためのエンジン側軸トルク計22と、前記動力計の回転数を測定するための動力計回転数測定器29と、前記動力計27の出力軸のトルクを測定するための動力計側軸トルク計26と、前記動力計27を駆動制御するためのコントローラ10を具備し、前記コントローラ10は、前記動力計27に入力するための動力計トルク指令値37を、前記エンジンの回転数に応じて設定される前記動力計27の目標トルク値33、及び、前記動力計側軸トルク計26にて測定される動力計側軸トルク測定値34から生成する第一の演算部(目標トルク生成器30、トルク制御器31)と、前記第一の演算部にて算出される前記動力計トルク指令値37をトルク指令値補正値17にて補正して前記動力計27に入力するための補正後動力計トルク指令値40を算出するものであって、前記トルク指令値補正値17を、前記エンジン側軸トルク計にて測定されたエンジン28の出力軸のトルク(エンジン側軸トルク測定値38)と、前記動力計回転数測定器29にて測定された動力計27の出力軸の回転数(動力計回転数測定値39)と、前記動力計27に対して前回入力された補正後動力計トルク指令値40と、から算出する第二の演算部(ねじれ抑制制御装置32)と、を具備する構成とするものである。
図1は、エンジン試験装置の実施例について示すものであり、エンジン試験台21上において、エンジン28と動力計27が、トランスミッション24、プロペラシャフト25を介して連結される構成としている。また、前記エンジン28とトランスミッション24の間には、エンジン28の出力軸のトルクを測定するためのエンジン側軸トルク計22が設けられる。また、前記プロペラシャフト25と前記動力計27の間には、前記動力計27が駆動/吸収するトルクを測定するための動力計側軸トルク計26が設けられている。
また、図1に示すごとく、コントローラ10により、前記動力計27が駆動制御されることとしている。このコントローラ10においては、目標トルク生成器30により、前記エンジン28の回転数に応じて前記動力計27の目標トルク値33を算出し、前記動力計側軸トルク計26からの出力(動力計側軸トルク測定値34)との偏差35を算出し、前記偏差35をトルク制御器31に入力し、このトルク制御器31から動力計トルク指令値37が算出されることとしている。尚、前記目標トルク生成器30には、図示せぬエンジン制御器からエンジン28の回転数等の運転パターンの情報が入力され、これに応じて、前記動力計27の目標トルク値33が算出されるものとしている。
また、図1に示すごとく、前記動力計トルク指令値37は、ねじれ抑制制御装置32に入力される。また、このねじれ抑制制御装置32には、前記エンジン側軸トルク計22からの出力(エンジン側軸トルク測定値38)と、前記動力計27の回転数(動力計回転数測定値39)が入力される。この動力計回転数測定値39は、動力計27に付設される動力計回転数測定器29により測定される。
以上のようにして、図1に示すごとく、ねじれ抑制制御装置32においては、動力計トルク指令値37、エンジン側軸トルク測定値38、及び、動力計回転数測定値39の3つの値が入力され、これらの3入力から、ねじれ補正が行なわれた結果である補正後動力計トルク指令値40が算出されることとしている。
次に、図2は、前記ねじれ抑制制御装置32の制御ブロック図について示すものであり、前記動力計トルク指令値37、エンジン側軸トルク測定値38、及び、動力計回転数測定値39の3つの入力値から、補正後動力計トルク指令値40が出力される構成となっている。
また、図2に示す構成において、前記補正後動力計トルク指令値40は、フィードバックされて、次回の補正後動力計トルク指令値40の算出に用いられる。このフィードバックの際には、演算器4の伝達関数F(S)にてエンジン側のトルクに対応するように換算が行われ、換算トルク20が出力される。ここで、前記伝達関数F(S)は、次の数式にて定義される。
F(S)
=(Cs/Jdy+Ks^2/Jdy)/(s^2+Cs/Jeg+K/Jeg)
Jdy:動力計27の慣性
Ks:トランスミッション24及びプロペラシャフト25(動力伝達部)の総合のねじれバネ定数
Cs;トランスミッション24及びプロペラシャフト25(動力伝達部)の総合のねじれ粘性定数
Jeg:エンジン28の慣性
s;ラプラス演算子
また、図2に示す構成において、加減算器5には、前記エンジン側軸トルク測定値38と前記換算トルク20入力され、前記エンジン側軸トルク測定値38から前記換算トルク20が引かれる。また、この減算の結果が前記加減算器5から出力され、この出力をエンジン慣性公称値1にて除算することでエンジン角加速度14が算出される。そして、このエンジン角加速度14を積分器2にて積分して、エンジン角速度見込値15が算出される。このエンジン角速度見込値15はエンジン慣性ずれ補償用のフィードバック19として、前記加減算器5に入力され、前記エンジン側軸トルク測定値38に加算される。
また、図2に示すごとく、加減算器6において、前記エンジン角速度見込値15から、前記動力計回転数測定値39を引くことで回転数差16が算出される。この回転数差16は、エンジン角速度見込値15と、動力計回転数測定値39の偏差であり、ねじれ量となる。
また、図2に示すごとく、前記回転数差16は制御器3に入力され、該制御器3において、PID制御や位相遅れ制御等により、前記回転数差16(ねじれ量)を相殺するためのトルク指令値補正値17が算出される。このトルク指令値補正値17は、この回転数差16を前記動力計27によって相殺しようとする場合に、該動力計27に対して追加、又は、減少が必要となるトルク指令値、というように説明できる。
そして、図2に示すごとく、加減算器7において、このトルク指令値補正値17を、前記動力計トルク指令値37に加算することで、ねじれ補正がされた補正後動力計トルク指令値40が算出される。
また、図2に示すごとく、以上のようにして算出された補正後動力計トルク指令値40は、動力計トルク指令値37を補正するための次回の演算に利用されるためにフィードバックされることとなっている。
以上のように、本実施例では、図1及び図2に示すごとく、動力計27に入力するための動力計トルク指令値37をねじれ抑制制御装置32にて補正して補正後動力計トルク指令値40を算出し、前記補正後動力計トルク指令値40を前記動力計27に出力するものであり、エンジン側軸トルク測定値38と、前記補正後動力計トルク指令値40の差に基づいて、前記エンジン28のエンジン角速度見込値15を求め、前記エンジン角速度見込値15と、動力計回転数測定値39の差から、前記エンジン28(予測回転数)と前記動力計27の回転数差16(ねじれ量)を求め、前記回転数差16を相殺するためのトルク指令値補正値17を制御器3にて算出し、前記トルク指令値補正値17にて前記動力計トルク指令値37を補正することとするものである。
また、本実施例では、図1及び図2に示すごとく、前回入力された補正後動力計トルク指令値40と、エンジン側軸トルク測定値38とから、今回のエンジンの回転数、即ち、エンジン角速度見込値15を予測し、該エンジン角速度見込値15と前記動力計回転数測定値39との差(回転数差16)をPIDなどの制御器を通し、前記差(回転数差16)を抑制するためのトルク指令値補正値17を制御器3にて算出し、前記トルク指令値補正値17にて前記動力計トルク指令値37を補正することとするものである。
そして、以上のように算出される補正後動力計トルク指令値40は、2慣性系の回転数差16、即ち、エンジン28の出力軸と、動力計27の入力軸の間において、慣性により発生するねじれを相殺するように計算されているため、この補正後動力計トルク指令値40にて前記動力計27を駆動することにより、ねじれ共振を抑制することが可能となる。
図3は、2慣性系となるエンジン側軸トルクと動力計側軸トルクのボード線図について示すものであり、10Hzから15Hz近傍にねじれ共振点が発生することが確認されている。また、図4は、図1のような試験装置の構成において、トランスミッション24をニュートラルの状態でエンジン28を指導した場合のエンジン回転数の挙動を示すものである。この場合、時間T1において、或る回転数R1に到達するものとされている。
また、図5は、本実施例のねじれ抑制制御装置32による補正を行わない場合において、ねじれ共振が発生する状況を示している。上の線図はエンジン回転数、下の線図はエンジン側軸トルクについて示している。これらの線図から解るように、エンジン回転数は振動的となりハンチングが発生し、また、エンジン側軸トルクについてもハンチングは発生することがシュミレーションできる。また、エンジン回転数については、図4においてトランスミッション24をニュートラルとした場合と比較して、或る回転数R1に到達し安定する時期が、図4における時間T1よりも遅れた時間T2となることがシュミレーションできる。
そして、図6は、本実施例のねじれ抑制制御装置32による補正を行った場合におけるエンジン回転数、エンジン側軸トルクについて示すものであり、この場合、回転数、トルクの双方においてハンチングが減少し、また、回転数については、前記或る回転数R1に到達する時間T3が、図4における時間T1と略同一となる。補正のない図5における時間T2と比較すると、大幅に、早い時期に安定することがシュミレーションできる。このようにして、本実施例によりねじれ共振の改善をシュミレーションできる。
また、図7は、図5の線図についてのFFT解析の結果について示すものであり、この例では、周波数f1(約14Hz付近)に回転数ピーク、トルクピークが発生することがシュミレーションできる(横軸はともに周波数Hz)。一方、図8では、図6に示す線図についてのFFT解析の結果について示すものであり、回転数、トルクにおいてピークが略発生しないことがシュミレーションできる。
また、図9は、エンジン回転数について、本実施例のねじれ抑制制御無しの場合(図9(a);図5、図7に対応)と、本実施例のねじれ抑制制御有り(図9(b);図6、図8に対応)の回転数の挙動について、図3に示されるトランスミッション24をニュートラルとして始動した場合の回転数との相関を示すグラフであり、本実施例のねじれ抑制制御有り(b)の場合の方が、近い相関が得られることがシュミレーションできることを示している。例えば、図9(a)においては、相関係数=0.9643、回帰式y=0.9603x−4.859というものが、図9(b)においては、相関係数=0.9981、回帰式y=1.0218x−1.5748というように改善できることがシュミレーションされる。
以上の図3から図9を用いた説明からも解るように、本実施例によるねじれ抑制制御によるエンジン回転数のハンチングや、トルク変動に対する改善の影響は大きく、これにより、燃費、ドラビリ、排ガス評価に多大な影響が与えられることになる。換言すれば、ねじれ共振制御が無い従来の試験では、パターン運転における各種評価において信頼性の高いデータを得ることができないものであったが、本実施例によるねじれ共振制御を適用することにより、より信頼性の高いデータを得られることが可能となる。
また、以上の実施例の技術は、エンジン試験装置を作成する設備メーカー、適合試験を行う試験機関、さらには、自動車メーカーにおいて実施可能であり、その適用範囲は広いものとなる。そして、以上の実施例は、特に、エンジン試験台上において、エンジンとトランスミッションを接続した状態でエンジンを起動し、パターン運転を行い各種評価試験を行う場合において、ねじれ抑制を行うことができ、好適なものとなる。
エンジン試験装置の構成の実施例について示す図。 ねじれ抑制制御装置の実施例について示す図。 エンジン側トルクから動力計側軸トルクのボード線図。 ニュートラルでのエンジン始動の場合のエンジン回転数の挙動について示す図。 ねじれ抑制制御無しの場合におけるエンジン回転数、トルクの挙動について示す図。 ねじれ抑制制御有りの場合におけるエンジン回転数、トルクの挙動について示す図。 ねじれ抑制制御無しの場合におけるエンジン回転数、トルクの挙動のFFT解析の結果について示す図。 ねじれ抑制制御有りの場合におけるエンジン回転数、トルクの挙動のFFT解析の結果について示す図。 (a)は、ねじれ抑制制御無しの場合のエンジン回転数と、ニュートラル始動の場合のエンジン回転数の相関について示す図。(b)は、ねじれ抑制制御無しの場合のエンジン回転数と、ニュートラル始動の場合のエンジン回転数の相関について示す図。
符号の説明
21 エンジン試験台
22 エンジン側軸トルク計
24 トランスミッション
25 プロペラシャフト
26 動力計側軸トルク計
27 動力計
28 エンジン
30 目標トルク生成器
31 トルク制御器
32 抑制制御装置
33 目標トルク値
34 動力計側軸トルク測定値
35 偏差
37 動力計トルク指令値
38 エンジン側軸トルク測定値
39 動力計回転数測定値
40 補正後動力計トルク指令値

Claims (2)

  1. エンジンと接続される動力計に入力するための動力計トルク指令値をねじれ抑制制御装置にて補正して補正後動力計トルク指令値を算出し、前記補正後動力計トルク指令値を前記動力計に出力することとするエンジン試験方法であって、
    前記ねじれ抑制制御装置にて、
    エンジン側軸トルク測定値と、前記補正後動力計トルク指令値の差に基づいて、前記エンジンのエンジン角速度見込値を求め、前記エンジン角速度見込値と、動力計回転数測定値の差から、前記エンジンと前記動力計の回転数差を求め、前記回転数差を相殺するためのトルク指令値補正値を算出し、前記トルク指令値補正値にて前記動力計トルク指令値を補正する、エンジン試験方法。
  2. エンジンに動力伝達部を介して接続される動力計と、
    前記エンジンの出力軸のトルクを測定するためのエンジン側軸トルク計と、
    前記動力計の出力軸のトルクを測定するための動力計側軸トルク計と、
    前記動力計の回転数を測定するための動力計回転数測定器と、
    前記動力計を駆動制御するためのコントローラを具備し、
    前記コントローラは、前記動力計に入力するための動力計トルク指令値を、前記エンジンの回転数に応じて設定される前記動力計の目標トルク値、及び、前記動力計側軸トルク計にて測定される動力計側軸トルク測定値から生成する第一の演算部と、
    前記第一の演算部にて算出される前記動力計トルク指令値をトルク指令値補正値にて補正して前記動力計に入力するための補正後動力計トルク指令値を算出するものであって、前記トルク指令値補正値を、前記エンジン側軸トルク計にて測定されたエンジンの出力軸のトルクと、前記動力計回転数測定器にて測定された動力計の出力軸の回転数と、前記動力計に対して前回入力された補正後動力計トルク指令値と、から算出する第二の演算部と、
    を具備するエンジン試験装置。



JP2006335139A 2006-12-12 2006-12-12 エンジン試験方法、及び、試験装置 Pending JP2008145354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335139A JP2008145354A (ja) 2006-12-12 2006-12-12 エンジン試験方法、及び、試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006335139A JP2008145354A (ja) 2006-12-12 2006-12-12 エンジン試験方法、及び、試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008145354A true JP2008145354A (ja) 2008-06-26

Family

ID=39605684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006335139A Pending JP2008145354A (ja) 2006-12-12 2006-12-12 エンジン試験方法、及び、試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008145354A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043940A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Sinfonia Technology Co Ltd 動力伝達系の試験装置およびその制御方法
JP2010071772A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Meidensha Corp エンジンベンチシステムの制御方式
JP2012068199A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Meidensha Corp 軸トルク制御装置
JP2013015386A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Meidensha Corp エンジンベンチシステムの制御方法
WO2017082143A1 (ja) * 2015-11-09 2017-05-18 株式会社明電舎 ダイナモメータシステムのダイナモ制御装置及びそのエンジン始動方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043940A (ja) * 2008-08-12 2010-02-25 Sinfonia Technology Co Ltd 動力伝達系の試験装置およびその制御方法
JP2010071772A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Meidensha Corp エンジンベンチシステムの制御方式
JP2012068199A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Meidensha Corp 軸トルク制御装置
JP2013015386A (ja) * 2011-07-04 2013-01-24 Meidensha Corp エンジンベンチシステムの制御方法
WO2017082143A1 (ja) * 2015-11-09 2017-05-18 株式会社明電舎 ダイナモメータシステムのダイナモ制御装置及びそのエンジン始動方法
JP2017090195A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 株式会社明電舎 ダイナモメータシステムのダイナモ制御装置及びそのエンジン始動方法
US10190944B2 (en) 2015-11-09 2019-01-29 Meidensha Corporation Dynamometer-system dynamo control device and engine starting method therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5179667B2 (ja) 繰り返して実行される作動サイクルを持つ制御対象のフィードバック制御を行うための方法および制御配列
JP6545560B2 (ja) ハイブリッド車両の能動型振動低減制御装置及びその方法
JP3750626B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5605127B2 (ja) 軸トルク制御装置
JP6168126B2 (ja) ダイナモメータシステムのダイナモ制御装置及びそのエンジン始動方法
JP6822886B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
WO2017119243A1 (ja) 供試体特性推定方法及び供試体特性推定装置
JP5658530B2 (ja) エンジン試験装置
JPH11182290A (ja) 内燃機関の燃料噴射量制御装置
US20160056739A1 (en) Apparatus for controlling rotary machine
JP2014224722A (ja) エンジンベンチシステム
JP2008145354A (ja) エンジン試験方法、及び、試験装置
JP6226021B2 (ja) 試験システムのダイナモメータ制御装置
JP6429235B2 (ja) 車両速度制御装置
JP2004233223A (ja) 原動機の試験装置
JP2006242592A (ja) 動力伝達系の試験装置とその制御方法
JP6629574B2 (ja) エンジン試験装置
JP2013015386A (ja) エンジンベンチシステムの制御方法
JP2013053978A (ja) エンジンベンチシステムの制御装置
JP6026921B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2013015352A (ja) エンジンベンチシステムの制御装置
JP5658529B2 (ja) エンジン試験装置
JP7006779B2 (ja) 電動機の制御方法及び電動機の制御装置
JP6826938B2 (ja) 制御装置
JP4946495B2 (ja) 動力計測システムの電気慣性制御装置