JP2008144994A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器の伝熱管の内面を容易に清掃できるようにする。
【解決手段】高温ガスが通過する複数の伝熱管6の周囲に低温流体を流すことによって熱交換を行うようにした熱交換器である。この熱交換器には、伝熱管6の内面への付着物を掻き取るためのスクレーパ11が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は熱交換器に関する。
図11は、従来から良く知られている熱交換器の例を示し、この熱交換器は、たとえば製鉄所の溶解炉からの排ガスを通すことによって、この排ガスの保有する熱を回収しようとするものである。
すなわち、図11において、1は熱交換器を構成する外筒で、上下方向に配置されている。この外筒1の下部には排ガス流入口2が形成され、その上部には排ガス流出口3が形成されている。排ガス流入口2と排ガス流出口3との間には、熱交換部4が設けられている。熱交換部4においては、上下一対の管板5、5どうしの間に、複数の伝熱管6、6、・・・が配置されている。たとえば製鉄所の溶解炉からの排ガス7は、排ガス流入口2から外筒1の内部に送りこまれ、複数の伝熱管6、6、・・・に分流されて各伝熱管6の内部を下側から上側に向けて通過し、そして排ガス流出口3を経て外筒1の外部へ排出される。熱交換部4において、伝熱管6、6、・・・の外側の部分には、排ガス7よりも低温の熱交換流体が流されており、排ガス7が各伝熱管6を通るときにこの排ガス7から熱交換流体に熱が移動されるように構成されている。
ところが、排ガス7がたとえば製鉄所の溶解炉からの排ガスであると、多量の粉塵を含んでいることが多く、このような排ガス7を熱交換部4に通すと、それによって伝熱管6の内面にスケールが付着しやすく、清掃を行うことが必要となる。
この熱交換器の熱交換部4における伝熱管6の内部を清掃することは、困難な作業となる。たとえば特許文献1では、一対の管板に多数の伝熱管の両端部がそれぞれが溶接された熱交換部を、外筒の内部から抜き出すことができるようにして、このように抜き出した後に清掃具を用いて伝熱管の内部の汚れを除去できるようにしている。
特開平10−9776号公報
ところが、上記のように熱交換部を外筒の内部から抜き出すことができるようにして清掃可能としたものでは、清掃が必要となるごとに熱交換器の運転を停止してこれを分解したうえで伝熱管を取り出さなければならず、煩雑である。
そこで本発明は、このような問題点を解決して、熱交換器の伝熱管の内面を容易に清掃できるようにすることを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、高温ガスが通過する複数の伝熱管の周囲に低温流体を流すことによって熱交換を行うようにした熱交換器において、前記伝熱管の内面への付着物を掻き取るためのスクレーパを設けたものである。
このような構成であると、スクレーパを稼動させるだけで容易に、しかも熱交換器の運転を停止することなく、その運転中において、伝熱管の内面の付着物を掻き落として清掃することができる。掻き落とされた付着物は、高温ガスにより運ばれ、伝熱管の内部を通過したうえで系外に排出される。
本発明の一つの態様として、スクレーパは、伝熱管の長さ方向に沿って複数の環状板が配置され、これら環状板どうしが前記伝熱管の長さ方向のロッドによって互いに連結されており、前記ロッドと複数の環状板とが伝熱管の長さ方向に沿って往復動可能とされることで、前記環状板の外周縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであることが好ましい。
本発明の別の態様として、スクレーパは、伝熱管の長さ方向に沿って配置されたスクリューであり、このスクリューが前記伝熱管の長さ方向に沿って往復動可能とされることで、前記スクリューの径方向の先端縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであることが好ましい。
本発明のさらに別の態様として、スクレーパは、伝熱管の長さ方向に沿って配置されたスクリューであり、このスクリューは、伝熱管の内部を通過する高温ガスにより回転力を付与され、その回転により径方向の先端縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであることが好ましい。
このような態様であると、排ガスが保有する流体エネルギによってスクリューを回転させることで付着物の掻き取りを行うため、掻き取り動作のための特別な動力源を設ける必要がないという作用効果を奏することができる。
本発明のさらに別の態様として、スクレーパは、伝熱管の長さ方向に沿って配置されたスクリューであり、このスクリューは、伝熱管の長さ方向に沿って配置されかつ伝熱管の内部を通過する高温ガスにより回転力を付与されるように構成され、その回転によりその径方向の先端縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであるとともに、前記伝熱管の長さ方向に沿って往復動可能とされ、その往復動を行うときに径方向の先端縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであることが好ましい。
本発明によれば、スクリューを、中心部から径方向の先端縁部にわたって羽根が形成された形態とすることができるほかに、中心部は羽根が形成されておらずこの中心部に空洞が形成された形態とすることもできる。
また本発明によれば、伝熱管は上下方向に配置され、スクレーパは、アクチュエータによって、吊り下げ状態で支持されるとともに、上下方向に往復動されるものであることが好ましい。
また本発明によれば、スクレーパは弾性力発生手段によって伝熱管の長さ方向に沿った所定位置に保持されており、前記弾性力発生手段の力に抗してスクレーパを伝熱管の長さ方向に沿って移動させることが可能な駆動手段が設けられており、この駆動手段は、その駆動力を解除したときに、前記スクレーパが弾性力発生手段によって元の所定位置に復帰することを許容するものであることが好ましい。
本発明によると、高温ガスが通過する複数の伝熱管の周囲に低温流体を流すことによって熱交換を行うようにした熱交換器において、前記伝熱管の内面への付着物を掻き取るためのスクレーパを設けたため、スクレーパを稼動させるだけで容易に、しかも熱交換器の運転を停止することなく、その運転中において、容易に伝熱管の内面の付着物を掻き落として清掃することができる。
以下、本発明の実施の形態の熱交換器を、図1〜図10を参照して、図11に示したものと同一の部材には同一の参照番号を付して、詳細に説明する。
図1〜図3は、本発明の第1の実施の形態の熱交換器を示す。ここでは、上下方向の各伝熱管6の内部において、スクレーパ11が上下方向に通されている。各スクレーパ11は、丸棒にて構成された上下方向の中心ロッド12を有しており、このため中心ロッド12は、伝熱管6の長さ方向に配置されている。この中心ロッド12は、上下に複数の丸棒13がジョイント14によって互いに連結された構成である。中心ロッド12の長さ方向に沿って間隔をあけた複数の位置には、環状の掻き取り板15が設けられている。詳細には、図3に示すように中心ロッド12から放射状に複数のステー16が配置されており、掻き取り板15における周方向に沿った複数の位置がステー16の先端部に取り付けられることで、複数の環状の掻き取り板15、15、・・・どうしが、中心ロッド12によって互いに連結された構成となっている。
図1に示すように、スクレーパ11の中心ロッド12の上端部は伝熱管6から上方へ突出しており、この突出した上端部どうしが水平方向の連結部材17によって互いに連結されている。連結部材17は、外筒1の上端部に設けられた上下方向のシリンダ装置18の伸縮端19に接続されている。したがって、シリンダ装置18を伸縮させると、その伸縮端19に接続された連結部材17を介して、複数のスクレーパ11が、それぞれに対応した伝熱管6の内部において、上下方向に往復動されることになる。各中心ロッド12の下端は伝熱管6から下方へ突出しており、その突出した下端には重錘20が設けられ、この重錘20がスクレーパ11に下向きの力を作用させることで、伝熱管6の内部においてスクレーパ11の姿勢を安定させることができる。
一つのシリンダ装置18と、一つの連結部材17と、複数のスクレーパ11とによって一つのユニットが構成されることになるが、図示の熱交換器では、複数のユニットすなわち複数のシリンダ装置18が設けられることで、熱交換器におけるすべての伝熱管6についてスクレーパ11を設置することができる。
上記のようにスクレーパ11が往復動すると、掻き取り板15の外周縁部によって、伝熱管6の内部に付着していた付着物が掻き落とされ、それによって伝熱管6の内面が清掃される。掻き落とされた付着物は、排ガス7の流れに乗り、伝熱管6の内部を通過したうえで、流出口3を経て系外に排出される。排出されたガスをフィルタに通すことで、掻き落とされた付着部を、排ガスに含まれる粉塵とともに捕集することができる。
中心ロッド12に対する掻き取り板15の取り付けピッチは、シリンダ装置18のストロークよりも小さくしておくことが好ましい。そうすることによって、伝熱管6をその長さ方向の全範囲にわたってもれなく清掃することができる。
掻き取り板15は環状に形成されており、しかも掻き取り板15を中心ロッド12に接続するためのステー16は放射状に配置されているため、この掻き取り板15の設置部において排ガス7の通路21を確保することができる。したがって、掻き取り板15が熱交換器の運転に支障をきたすことが無く、また熱交換器を運転しながらシリンダ装置18を伸縮させて伝熱管6の内部を清掃することができる利点がある。
図4および図5は、本発明の第2の実施の形態の熱交換器を示す。ここでは、スクレーパと11して、伝熱管6の内部に通されることでこの伝熱管6の長さ方向に沿って配置されたスクリュー24が設けられている。25はスクリューの中心軸、26はスクリューの羽根、27は羽根における径方向の先端縁部である。このスクリュー24は非回転式とされ、その上端は伝熱管6から突出して連結部材17に接続されている。スクリュー24の下端は伝熱管6から突出しており、その突出下端には重錘20が取り付けられている。図4および図5において、その他の構成は、図1〜図3に示すものと同様である。
このような構成であると、シリンダ装置18を伸縮させることにより非回転式のスクリュー24が往復昇降動し、それにもとづき、羽根26の先端縁部によって、伝熱管6の内部に付着していた付着物が掻き取られ、このため伝熱管6の内面が清掃される。シリンダ装置18の伸縮ストロークは、スクリュー24の羽根26のピッチよりも大きくしておくことが好ましい。そうすることによって、伝熱管6をその長さ方向の全範囲にわたってもれなく清掃することができる。
熱交換器の運転中において、伝熱管6に送り込まれた排ガス7は、スクリュー24の羽根26に案内されて旋回流となりながら、この伝熱管6の内部を通過し、熱交換される。
図6〜図8は、本発明の第3の実施の形態の熱交換器を示す。ここでは、スクリュー24の上端にクラッチ31が設けられている。他の構成は、図4および図5に示したものと同様である。
クラッチ31について、詳細に説明する。スクリュー24の中心軸25における、伝熱管6より上方に突出した部分の上端には、ケーシング32が設けられている。このケーシング32は、水平方向の円形の上板33と、水平方向の円形の下板34と、これら上板33および下板34を連結する上下方向の円筒部35とを有する、上板33の下面にはオイレスベアリングルなどを利用した環状のスラストすべり軸受36が設けられている。円筒部35が存在することで、軸受36の下面と下板34の上面とは、上下方向に一定の間隔37をおいて位置している。
連結部材17には、上下方向の連結軸38がその上端部において接続されている。この連結軸38は、スクリュー24の中心軸25と同一中心線上に配置され、その下端部がクラッチ31のケーシング32の内部に入り込んでいる。そして、ケーシング32の内部における連結軸38の下端部には、水平方向の接続円板39が設けられている。
接続円板39の厚みは、間隔37よりも小さくなるようにされている。このため、図8に示すように中心軸25と連結軸38とが上下方向に相対移動することによって、接続円板39は、同図(a)に示すようにその上面がスラストすべり軸受36の下面に接した状態と、同図(b)に示すようにその下面がケーシング32の下板34に接した状態とを切り替えることが可能である。
図6に示すシリンダ装置18が縮退してその伸縮端19が上側に位置するときには、それにともなって、図8(a)に示すように連結軸38および接続円板39も上側に位置している。すると接続円板39は、図示のようにスラストすべり軸受36に接し、これによってスクリュー24の重量を支えることになる。またスラストすべり軸受36と接続円板39とが接していることで、スクリュー24は連結軸38に対して相対回転可能な状態で支持されている。
このような構成において、図6に示す排ガス流入口2からの排ガス7が伝熱管6の内部に導かれると、この排ガスが保有する流体エネルギによってスクリュー24を回転させることができる。すなわち、排ガス7はスクリュー24を回転させながら伝熱管6を通過し、その際に熱交換されたうえで、その後に系外に排出される。
このようにスクリュー24が回転されると、それによって羽根6の先端縁部27も回転し、その回転に伴って、伝熱管6の内部に付着していた付着物を周方向に掻き取ることができる。熱交換器の運転中には絶えずスクリュー24が回転するため、掻き取り動作を恒常的に行うことが可能である。
シリンダ装置18を伸長させると、それによって図8(b)に示すように連結軸38および接続円板39が下がり、図示のように接続円板39がケーシング32の下板34に当たった状態となれば、この接続円板39がスクリュー24を押し下げることになって、スクリュー24を下向きに移動させる。なお、図8(a)に示すように接続円板39がスクリュー24を支持した状態のまま、スクリュー24がその自重によって下向きに移動する場合もある。次にシリンダ装置18を縮退させると、図8(a)に示すように接続円板39がスクリュー24を支持した状態で、スクリュー24は持ち上げられて上向きに移動する。
このため、シリンダ装置18を伸縮させることによって、スクリュー24が往復昇降動し、それにもとづき、羽根26の先端縁部27によって、伝熱管6の内部に付着していた付着物が掻き取られ、このため伝熱管6の内面が清掃される。この場合も、シリンダ装置18の伸縮ストロークは、スクリュー24の羽根26のピッチよりも大きくしておくことが好ましい。このとき、図8(a)に示すように接続円板39とスラストすべり軸受36とが接していると、スクリュー24に往復動と排ガス7のエネルギによる回転動とを同時に起こさせることができて、伝熱管6の内面を効果的に清掃することができる。
図9および図10は、本発明の第4の実施の形態の熱交換器を示す。ここでは、スクリュー24のための立上げ装置41が設けられている。すなわち、熱交換部4における上側の管板5の上側におけるスクリュー24の中心軸25の周囲には、外側ガイドシリンダ42が、中心軸25と同心状に設けられている。外側ガイドシリンダ42の内側には、弾性力発生手段としての圧縮コイルばね43が、中心軸25と同心状に設けられている。この圧縮コイルばね43の下端は管板5によって支持されており、その上端は環状体44を水平方向に支持している。環状体44の中心部の位置には軸受45が設けられ、この軸受45は、放射状に配置されたステー46によって環状体44に連結され、環状体44によって支持されている。軸受45は、スクリュー24の中心軸25を、回転自在かつ軸心方向に相対移動不能に支持している。環状体44には、ばね43に内ばめされる内側ガイドシリンダ47が取り付けられている。図9に示すように、スクリュー24の中心軸25の上端は、軸受45よりも上側の位置において、連結部材17に接続されている。
このような構成において、伝熱管6に送りこまれた排ガス7は、スクリュー24の羽根26に案内されて旋回流となりながら、この伝熱管6の内部を通過し、熱交換される。伝熱管6から出た排ガス7は、内側ガイドシリンダ47の内部を通過した後に、環状体44および放射状のステー46の部分を通ったうえで、流出口3から系外に排出される。このとき、内側ガイドシリンダ47が設けられているため、排ガス7に含まれる粉塵がばね43のコイルどうしの隙間に入り込んで詰まりが発生することを効果的に防止できる。
伝熱管6の内部を清掃するときには、シリンダ装置18を伸縮させる。この場合において、図10(a)に示す状態からシリンダ装置18を下向きに伸長させるときには、ばね43の力に抗した押し下げが必要になる。しかし、ばね43にはスクリュー24の質量が作用しているため、シリンダ装置18による押し下げ力は大きなものである必要はない。図10(b)に示す状態からシリンダ装置18を上向きに縮退させる場合は、スクリュー24を引き上げることが必要になる。しかし、スクリュー24はばね43からの押し上げ力が作用しているため、シリンダ装置18による引き上げ力は大きなものである必要はない。結局、図示のように立上げ装置41を設けることで、シリンダ装置18の小形化を図ることができ、スクリュー24の昇降に必要な動力の低減を図ることができる。
圧縮コイルばね43は、内外のガイドシリンダ42、47によって案内されているため、圧縮荷重が作用したときにおける挫屈の発生を防止することができる。
上記において説明し図示した例では、スクリュー24は、中心軸25から径方向の先端縁部27にわたって羽根26が形成された形態のものであった。本発明によれば、これに代えて、スクリュー24として、中心部は羽根が形成されておらずこの中心部に空洞が形成された形態のものを用いることもできる。この場合は、羽根26をスパイラル状に形成するとともに、中心軸25から径方向に突出させたステーによって羽根26を支持する構成とすることができる。
このようにスクリュー24の中心部に空洞が形成された構成であると、外筒11の内部に送り込まれる排ガス7は、主に空洞の部分を通る直線的な上昇流となる。このため、スクリュー24が非回転式である場合は、排ガスが旋回流とならないことから、この排ガスが伝熱管6を通過する際の圧力損失を低減することができる。これに対し、スクリュー24が回転式である場合は、前記した直線的な上昇流とならなかった残部の排ガスがその回転に寄与することになる。空洞および羽根の構造は、排ガスの風量や、許容される圧力損失や、粉塵の量や、スクリューを回転させるための所要回転力などの条件によって、選択することができる。
図9および図10の構成において、図6〜図8に示すようなクラッチ31を設置して、スクリュー24の回転による掻き取りを行うように構成することもできる。あるいは、図9および図10の構成を、図1〜図3に示す掻き取り板15を供えたスクレーパ11に適用することもできる。
本発明の第1の実施の形態の熱交換器の縦断面図である。 図1の熱交換器における要部の拡大図である。 図1および図2の熱交換器における要部の詳細図である。 本発明の第2の実施の形態の熱交換器の縦断面図である。 図4の熱交換器における要部の拡大図である。 本発明の第3の実施の形態の熱交換器の縦断面図である。 図6の熱交換器における要部の拡大図である。 図6および図7の熱交換器における要部の詳細図である。 本発明の第4の実施の形態の熱交換器の縦断面図である。 図9の熱交換器における要部の詳細図である。 従来の熱交換器の縦断面図である。
符号の説明
4 熱交換部
6 伝熱管
11 スクレーパ
12 中心ロッド
15 掻き取り板
18 シリンダ装置
24 スクリュー
27 先端縁部
31 クラッチ
36 スラストすべり軸受
41 立上げ装置
43 圧縮コイルばね

Claims (8)

  1. 高温ガスが通過する複数の伝熱管の周囲に低温流体を流すことによって熱交換を行うようにした熱交換器であって、前記伝熱管の内面への付着物を掻き取るためのスクレーパを設けたことを特徴とする熱交換器。
  2. スクレーパは、伝熱管の長さ方向に沿って複数の環状板が配置され、これら環状板どうしが前記伝熱管の長さ方向のロッドによって互いに連結されており、前記ロッドと複数の環状板とが伝熱管の長さ方向に沿って往復動可能とされることで、前記環状板の外周縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  3. スクレーパは、伝熱管の長さ方向に沿って配置されたスクリューであり、このスクリューが前記伝熱管の長さ方向に沿って往復動可能とされることで、前記スクリューの径方向の先端縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  4. スクレーパは、伝熱管の長さ方向に沿って配置されたスクリューであり、このスクリューは、伝熱管の内部を通過する高温ガスにより回転力を付与され、その回転により径方向の先端縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  5. スクレーパは、伝熱管の長さ方向に沿って配置されたスクリューであり、このスクリューは、伝熱管の長さ方向に沿って配置されかつ伝熱管の内部を通過する高温ガスにより回転力を付与されるように構成され、その回転によりその径方向の先端縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであるとともに、前記伝熱管の長さ方向に沿って往復動可能とされ、その往復動を行うときに径方向の先端縁部によって付着物を掻き取り可能とされたものであることを特徴とする請求項1記載の熱交換器。
  6. スクリューは、中心部から径方向の先端縁部にわたって羽根が形成された形態であるか、または、中心部は羽根が形成されておらず前記中心部に空洞が形成された形態であることを特徴とする請求項3から5までのいずれか1項記載の熱交換器。
  7. 伝熱管は上下方向に配置され、スクレーパは、アクチュエータによって、吊り下げ状態で支持されるとともに、上下方向に往復動されるものであることを特徴とする請求項2または3または5記載の熱交換器。
  8. スクレーパは弾性力発生手段によって伝熱管の長さ方向に沿った所定位置に保持されており、前記弾性力発生手段の力に抗してスクレーパを伝熱管の長さ方向に沿って移動させることが可能な駆動手段が設けられており、この駆動手段は、その駆動力を解除したときに、前記スクレーパが弾性力発生手段によって元の所定位置に復帰することを許容するものであることを特徴とする請求項2または3または5記載の熱交換器。
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