JP2008144518A - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008144518A
JP2008144518A JP2006334756A JP2006334756A JP2008144518A JP 2008144518 A JP2008144518 A JP 2008144518A JP 2006334756 A JP2006334756 A JP 2006334756A JP 2006334756 A JP2006334756 A JP 2006334756A JP 2008144518 A JP2008144518 A JP 2008144518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door panel
detection
sensor electrode
moving body
capacitance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006334756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4745950B2 (ja
Inventor
Toshio Fujiwara
利雄 藤原
Masaaki Shimizu
正明 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2006334756A priority Critical patent/JP4745950B2/ja
Publication of JP2008144518A publication Critical patent/JP2008144518A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4745950B2 publication Critical patent/JP4745950B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

【課題】移動体が全閉位置付近を移動している場合に、センサ電極に近接する異物の検出精度を向上させることができる開閉装置を提供する。
【解決手段】電動スライドドア装置1は、ドアパネルの前端部に沿って配置されたセンサ電極53を有し該センサ電極53と該センサ電極53に近接する異物との間の静電容量に応じた静電容量検出信号を有する異物検出センサ41を備えている。また、電動スライドドア装置1は、ドアパネルの位置に応じた位置検出信号を出力する位置検出装置25を備えている。そして、電動スライドドア装置1の制御回路装置101は、ドアパネルの閉作動中にドアパネルが検出距離だけ移動するごとに静電容量検出信号の電圧値に基づいてセンサ電極53に近接する異物の有無を判定する。また、制御回路装置101は、全開位置と全閉位置との間で設定された第1のドア位置にドアパネルが配置されたことを検出すると、検出距離を短くする。
【選択図】図3

Description

本発明は、固定体に設けられた開口部の周縁と該開口部を開閉する移動体との間の異物を検出する検出センサを備えた開閉装置に関するものである。
従来、車両の側方に設けられたドアパネル(移動体)をモータ等の駆動力により車両の前後方向に沿ってスライド移動させる開閉装置には、特許文献1に記載されているように、閉作動中のドアパネルの前端部と車体の乗降口(開口部)の周縁との間の異物の存在を検出するための検出センサを備えたものがある。
例えば、特許文献1に記載されている検出センサは、ドアパネルの前端部に沿って配置されセンサ電極を有するセンサ本体と、センサ電極により構成される静電容量に応じた近接検出信号を出力する近接検出回路とを備えている。近接検出回路は、該近接検出回路の複数箇所に設けられたアナログスイッチの開閉を所定周期で切り替えることにより、所定時間ごとに繰り返しセンサ電極に基準電圧を印加しており、該基準電圧を印加している間は、センサ電極と大地若しくはセンサ本体に近接する異物との間の静電容量を検出可能である。そして、近接検出回路は、センサ電極に基準電圧が印加されている場合であってセンサ本体に異物が近接していない場合には、大地(若しくは車体)とセンサ本体との間の静電容量に応じた接近検出信号を出力する。一方、センサ電極に基準電圧が印加されている場合にセンサ本体に異物が近接すると、近接検出回路は、異物とセンサ本体との間の静電容量に応じた近接検出信号を出力する。そして、開閉装置の制御装置は、接近検出信号の電位が所定の閾値を越えた場合に、ドアパネルの前端部と乗降口の周縁との間に異物が存在すると判定する。
特開2004−257788号公報
ところで、ドアパネルの閉作動中においては、ドアパネルが全閉位置に近づくに連れて、ドアパネルの前端部と、乗降口において該ドアパネルの前端部と対向する部位である対向部との間の距離が短くなる。そのため、ドアパネルが全閉位置付近を移動しているときは、ドアパネルの前端部と乗降口の対向部との間に存在し得る異物の大きさが、ドアパネルが全開位置付近を移動しているときに比べて小さくなる。従って、ドアパネルが全閉位置付近を移動しているときにドアパネルの前端部と乗降口の対向部との間に存在する異物には、ドアパネルから大きな圧力が作用する虞がある。よって、ドアパネルが全閉位置付近を移動しているときには、ドアパネルが全開位置付記を移動しているときよりも、ドアパネルの前端部と乗降口の対向部との間の異物がより早く検出されること、即ち当該異物の検出精度が高精度であることが望ましい。
そして、特許文献1に記載の検出センサを備えた開閉装置の近接検出回路は、所定時間ごとに繰り返しセンサ電極に基準電圧を印加していることから、ドアパネルが全閉位置から全開位置まで移動する間中、ドアパネルの前端部と乗降口の周縁との間に異物が存在するか否かの判定を当該所定時間が経過するごとに行う。そのため、所定時間が長く設定されていると、ドアパネルが全閉位置付近を移動しているときに、ドアパネルの前端部と乗降口の対向部との間に存在する異物の検出が遅れる虞があった。逆に、所定時間が短く設定されていると、小さな異物を挟み込む可能性の少ない全開位置付近をドアパネルが移動している場合においても、全閉位置付近をドアパネルが移動している場合と同様にセンサ本体に近接する異物の検出を行うことになり、近接検知回路及び制御装置にかかる負荷が大きくなってしまう。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、移動体が全閉位置付近を移動している場合に、センサ電極に近接する異物の検出精度を向上させることができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、導電性の固定体に形成された開口部を閉鎖する全閉位置と、前記開口部を開放する全開位置との間で移動される移動体を備えた開閉装置であって、前記移動体の閉方向前方側の端部である閉側端部、及び前記開口部の周縁において前記閉側端部と対向する部位である対向部の何れか一方に沿って配置されたセンサ電極を有し、該センサ電極と該センサ電極に近接する導電性の異物との間の静電容量に応じた静電容量検出信号を出力する検出センサと、前記移動体の位置に応じた位置検出信号を出力する位置検出手段と、前記移動体の閉作動中に前記移動体が検出距離だけ移動するごとに前記静電容量検出信号に基づく検出値を検出し、前記検出値に基づいて前記センサ電極に近接する前記異物の有無を判定する判定手段と、前記移動体の閉作動中に、前記全開位置と前記全閉位置との間で予め設定された第1の変更位置に前記移動体が配置されたことを前記位置検出信号に基づいて検出すると、前記検出距離を短くする変更手段とを備えたことをその要旨としている。
同構成によれば、移動体の閉作動中において、変更手段は、移動体が第1の変更位置に配置されると、検出距離を、全開位置から第1の変更位置までの範囲を移動体が移動している場合の検出距離よりも短くする。そして、判定手段は、移動体が検出距離だけ移動するごとに静電容量検出信号に基づく検出値を検出し、該検出値に基づいてセンサ電極に近接する異物の有無を判定する。従って、第1の変更位置よりも全閉位置側の範囲を移動体が移動している場合には、第1の変更位置よりも全開位置側の範囲を移動体が移動している場合よりも短い間隔ごとにセンサ電極に近接する異物の有無が判定される。その結果、全閉位置近辺を移動体が移動しているときに、センサ電極に近接する異物があった場合、該異物をより早く検出することができる。即ち、移動体が全閉位置付近を移動している場合に、センサ電極に近接する異物の検出精度を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の開閉装置において、前記変更手段は、前記移動体の閉作動中に、前記第1の変更位置と前記全閉位置との間で予め設定された第2の変更位置に前記移動体が配置されたことを前記位置検出信号に基づいて検出すると、前記検出距離を、前記第1の変更位置から前記第2の変更位置までの範囲における前記検出距離よりも短くすることをその要旨としている。
同構成によれば、移動体の閉作動中において、変更手段は、移動体が第2の変更位置に配置されると、検出距離を、第1の変更位置から第2の変更位置までの範囲を移動体が移動している場合の検出距離よりも短くする。従って、第2の変更位置よりも全閉位置側の範囲を移動体が移動している場合には、第1の変更位置から第2の変更位置までの範囲を移動体が移動している場合よりも短い間隔ごとにセンサ電極に近接する異物の有無が判定される。その結果、移動体が第2の変更位置よりも全閉位置側を移動しているときに、センサ電極に近接する異物があった場合、該異物を更に早く検出することができる。即ち、移動体が第2の変更位置よりも全閉位置側を移動している場合における、センサ電極に近接する異物の検出精度をより向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の開閉装置において、前記変更手段は、前記移動体の閉作動中に、前記第1の変更位置に前記移動体が配置されたことを前記位置検出信号に基づいて検出すると、前記移動体が前記全閉位置に近づくに連れて前記検出距離を徐々に短くすることをその要旨としている。
同構成によれば、移動体の閉作動中において、変更手段は、第1の変更位置に移動体が配置されると、移動体が全閉位置に近づくに連れて検出距離を徐々に短くする。従って、第1の変更位置よりも全閉位置側の範囲を移動体が移動している場合には、移動体が全閉位置に近づくに連れて、判定手段がセンサ電極に近接する異物の有無の判定を行う間隔が徐々に短くなる。その結果、移動体が第1の変更位置よりも全閉位置側を移動しているときに、センサ電極に近接する異物があった場合、移動体が全閉位置に近づくほど該異物を早く検出することができる。よって、移動体が第1の変更位置よりも全閉位置側を移動している場合、移動体が全閉位置に近づくに連れて、センサ電極に近接する異物の検出精度が向上していく。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の開閉装置において、前記判定手段は、最新の前記検出値を含む移動平均値と、前記センサ電極に近接する前記異物の有無を判定するための閾値とを比較し、比較結果に基づいて前記センサ電極に近接する異物の有無を判定することをその要旨としている。
同構成によれば、検出値の移動平均値を取ることにより、検出値にばらつきがある場合であっても、センサ電極に近接する異物の有無を判定するための閾値と比較する値のばらつきが抑えられる。そして、最新の検出値を含む移動平均値を用いることにより、センサ電極に異物が近接したことによる静電容量の変化をより判別しやすくなり、移動平均値と閾値とを比較して行われる、センサ電極に近接する異物の有無の判定の精度が一層向上する。また、一般的に、移動体が全閉位置に近接すると、移動体の閉側端部と開口部の対向部とが近接することにより、センサ電極に閉側端部若しくは対向部が近接するため、センサ電極と閉側端部若しくは対向部との間で静電容量が急激に大きくなる。しかし、本構成においては、第1の変更位置よりも前閉位置側では、検出値を検出する間隔が短くなっているため、これら平均値を用いて算出される移動平均値を、静電容量の変化に応じた値とすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の開閉装置において、前記固定体は、車両のボディであり、前記移動体は、前記車両の側方に設けられた前記開口部を開閉すべく前後方向に沿ってスライド移動されるドアパネルであることをその要旨としている。
同構成によれば、車両の側方に形成された開口部と該開口部を閉鎖するドアパネルとを備えた開閉装置において、ドアパネルが全閉位置付近を移動している場合に、センサ電極に近接する異物の検出精度を向上させることができる。
本発明によれば、移動体が全閉位置付近を移動している場合に、センサ電極に近接する異物の検出精度を向上させることが可能な開閉装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の電動スライドドア装置(開閉装置)1を搭載した車両2を示す斜視図である。図1に示すように、車両2は、導電性金属材料よりなる固定体としての車体(ボディ)3を備えるとともに、該車体3の左側側面には、四角形状をなす開口部としての乗降口4が形成されている。この乗降口4は、導電性金属材料により形成され該乗降口4に応じた四角形状をなす移動体としてのドアパネル5によって開閉される。また、乗降口4の前方には、導電性を有する助手席側ドアパネル6が設けられるとともに、乗降口4を閉鎖した状態のドアパネル5と前記助手席側ドアパネル6との間には、導電性を有するセンターピラー7が車両2の上下方向に延びるように設けられている。
図2に示すように、前記ドアパネル5は、乗降口4を開閉するために作動機構11を介して車体3に対して略前後方向に移動可能に取り付けられるとともに、該ドアパネル5にはラッチ等のロック機構(図示略)が設けられている。このロック機構は、ドアパネル5が乗降口4を閉鎖した状態(即ちドアパネル5が全閉位置に配置された状態)にある場合に、ドアパネル5を車体3に対して移動不能とすべく固定するためのものである。そして、ロック機構には、ハーフラッチ検出手段(図示略)が設けられており、該ハーフラッチ検出手段は、当該ロック機構がハーフラッチ状態になると、ハーフラッチ検出信号を電動スライドドア装置1の制御回路装置101(図3参照)に出力する。
前記作動機構11は、車体3に設けられたアッパレール12、ロアレール13、センターレール14、及びドアパネル5側に設けられたアッパアーム15、ロアアーム16、センターアーム17から構成されている。
アッパレール12及びロアレール13は、車両2において乗降口4の上部及び下部にそれぞれ設けられ、車両2の略前後方向に沿って延びている。センターレール14は、車両2において乗降口4よりも後方となる部位の略中央部に設けられ、車両2の略前後方向に沿って延びている。これら各レール12〜14は、その後端から前端側に向かって車両2の前後方向に沿うように形成されるとともに、途中からその前端側が車室内側に向くように湾曲している。
前記各アーム15〜17は、ドアパネル5の車室内側の面における上部、下部及び中央部の所定位置にそれぞれ固定されている。そして、アッパアーム15は前記アッパレール12に対して、ロアアーム16は前記ロアレール13に対して、センターアーム17は前記センターレール14に対してそれぞれ連結されるとともに、各アーム15〜17は、各レール12〜14に案内されて車両2の前後方向に移動可能となっている。
また、図1及び図2に示すように、前記ロアアーム16は、駆動機構21の駆動により前後方向に駆動される。詳述すると、前記ロアレール13よりも車室内側となる位置には、車両2の上下方向の軸周りに回転する、駆動機構21の駆動プーリ22及び複数の従動プーリ23が設けられている。そして、これら駆動プーリ22及び従動プーリ23には、無端ベルト24が掛け渡されるとともに、該無端ベルト24には、前記ロアアーム16の先端部が固定されている。
また、駆動プーリ22には、駆動機構21を構成するスライドアクチュエータ25が接続されている。スライドアクチュエータ25は、車室内側に配置されるとともに、スライドモータ26(図3参照)と、該スライドモータ26の回転を減速して前記駆動プーリ22に伝達する減速機構(図示略)とを備えている。そして、スライドモータ26が駆動されて駆動プーリ22が回転すると、無端ベルト24が従動回転して前記ロアアーム16が前後方向に移動し、前記ドアパネル5が前後方向にスライド移動される。
図3に示すように、スライドアクチュエータ25内には、スライドモータ26の回転を検出する位置検出装置27が備えられている。位置検出装置27は、スライドモータ26の回転に対応した位置検出信号を制御回路装置101に出力する。この位置検出装置27は、例えば、スライドモータ26の回転軸(図示略)若しくは前記減速機構を構成する減速ギヤ(図示略)と一体回転する永久磁石(図示略)と、該永久磁石に対向配置されるホール素子(図示略)とから構成され、位置検出信号として、永久磁石の回転による該永久磁石の磁界の変化に応じたパルス信号を出力する。
また、前記ドアパネル5の内部には、駆動機構21を構成するクローザアクチュエータ28が配置されるとともに、該クローザアクチュエータ28は、クローザモータ29(図3参照)と、該クローザモータ29の回転を減速する減速機構(図示略)とを備えている。そして、クローザモータ29が駆動されると、前記ロック機構によるロックが可能な位置までドアパネル5が移動される。
また、電動スライドドア装置1は、制御回路装置101に電気的に接続された操作スイッチ31を備えている。この操作スイッチ31は、搭乗者によって、乗降口4を開放するように該操作スイッチ31が操作されると、乗降口4を開放するようにドアパネル5をスライド移動させる旨の開信号を制御回路装置101に出力する。一方、操作スイッチ31は、搭乗者によって、乗降口4を閉鎖するように該操作スイッチ31が操作されると、乗降口4を閉鎖するようにドアパネル5をスライド移動させる旨の閉信号を制御回路装置101に出力する。この操作スイッチ31は、車室内の所定箇所(ダッシュボード等)やドアパネル5の車室側の側面(図1参照)、イグニッションキーと共に携行される携帯品(図示略)等に設けられている。
また、図3に示すように、電動スライドドア装置1は、ドアパネル5と乗降口4との間の異物を検出するための検出センサとしての異物検出センサ41を備えるとともに、該異物検出センサ41は、センサ本体42と、静電容量検出装置43と、電流検出素子44とを備えている。
図4(b)に示すように、センサ本体42は、同軸ケーブル状をなしている。詳述すると、センサ本体42を構成する円柱状の芯電極51は、導電性を有するとともに、長尺状に形成されてドアパネル5の前端部5a(図2参照)の上下方向の長さと略等しい長さを有する。この芯電極51の外周には、該芯電極51の外周を被覆するように圧電層52が設けられている。長尺状の圧電層52は、弾性を有する圧電ゴムよりなるとともに、前記芯電極51と等しい長さを有する円筒状の紐状をなしている。そして、圧電層52は、押圧力が加えられると抵抗値が小さくなって電流が流れる性質を有するが、押圧力が加えられていない状態では絶縁性を有する。この圧電層52の外周には、導電性を有する円筒状のセンサ電極53が設けられるとともに、該センサ電極53は、芯電極51及び圧電層52と等しい長さを有している。そして、このセンサ電極53の外周には、弾性及び絶縁性を有する樹脂材料よりなる外皮54が設けられている。
このようなセンサ本体42の上端部(図示略)は絶縁性の樹脂材料によりモールドされるとともに、同センサ本体42の下端部には、図5に示すように、処理回路61が配置されている。処理回路61は、絶縁性の樹脂材料にてモールドされるとともに該樹脂材料によりセンサ本体42の下端部に固定されている。この処理回路61は、センサ本体42と、静電容量検出装置43及び電流検出素子44とをそれぞれ電気的に接続するためのものである。
図3及び図5に示すように、処理回路61を構成する基板(図示略)には、バッファアンプ62(図4参照)及び接続用の複数の金属板(図示略)が配置されている。そして、バッファアンプ62の入力端子は、前記金属板を介してセンサ電極53に電気的に接続されるとともに、バッファアンプ62の出力端子は、処理回路61をモールドする樹脂材料の外部に露出するように設けられたターミナル63に電気的に接続されている。また、処理回路61には、ドアパネル5の内部に導入される4本のリード線64〜67が接続されている。リード線64は、バッファアンプ62に接続されて該バッファアンプ62に電源を供給するためのものであり、リード線65は、バッファアンプ62及び芯電極51をグランドに接続するためのものである。そして、リード線66は、センサ電極53を静電容量検出装置43に電気的に接続するためのものであり、リード線67は、バッファアンプ62を電流検出素子44に電気的に接続するためのものである。そして、リード線67により、センサ電極53は、バッファアンプ62を介して電流検出素子44に電気的に接続されている。
図4(a)に示すように、上記のように構成されたセンサ本体42は、プロテクタ71によって保持されるとともに、該プロテクタ71を介してドアパネル5の前端部5aに固定されている。このプロテクタ71は、センサ本体42を保持する保持部72と、該プロテクタ71をドアパネル5の前端部5aに固定するための取付け部73とが一体に形成されてなる。
取付け部73は、U字状をなす導電性の骨部材74aが多数連結されてなる補強部材74を、絶縁性樹脂材料(エラストマ、ゴムを含む)にて被覆してなるものであり、取付け部73において骨部材74aの内側となる部位には、取付け部73の長手方向に沿って延びる取付け溝73aが形成されている。そして、取付け部73の長手方向の長さは、センサ本体42の軸方向の長さと等しく形成されている。尚、前記補強部材74の下端には、電線91(図5参照)が電気的に接続されている。
円筒状の前記保持部72は、前記取付け部73に対し、軸方向から見て前記取付け溝73aの開口部と逆側となる部位に一体に形成されている。また、保持部72の軸方向の長さは、センサ本体42の軸方向の長さと等しく形成されるとともに、該保持部72の内周面により形成された挿入孔72aの内径は、センサ本体42の外径よりも若干大きく形成されている。このような保持部72は、ガード電極75と接触部76とから構成されている。
ガード電極75は、弾性変形可能な導電性樹脂材料(エラストマ、ゴムを含む)よりなり、略U字状をなす前記取付け部73におけるU時の開口部と逆側の部分に一体に形成されている。そして、ガード電極75は、保持部72の軸方向から見た状が、反取付け部73側に開口する円弧状をなすとともに、補強部材74に当接している。一方、前記接触部76は、弾性変形可能な絶縁性樹脂材料(エラストマ、ゴムを含む)よりなり、保持部72の軸方向から見た形状が、ガード電極75側に開口する円弧状をなしている。そして、接触部76とガード電極75とが一体に形成されることにより、略円筒状の保持部72が構成されている。
上記のようなプロテクタ71は、その外周面が、シリコン等よりなる絶縁被膜77にて覆われるとともに、挿入孔72aにセンサ本体42が挿入された状態で、ドアパネル5の前端部5aに固定される。
ここで、ドアパネル5を構成する内板81は、その前端部(車両2の前方側の端部)に、車幅方向と略平行に形成された固定部82を有するとともに、該固定部82の車室外側の端部から車両2の前方側に向かって延設された延設部83を有する。また、延設部83の先端は、ドアパネル5を構成する外板84によって覆われている。そして、前記固定部82における車両2の前方側の面には、車両2の前方側に向かって延設されたブラケット本体85aを有するブラケット85が固定されている。このブラケット85は、車両2の上下方向に沿って延びている。そして、前記取付け溝73aにブラケット本体85aが圧入されることにより、プロテクタ71は、ブラケット本体85aに、即ちドアパネル5の前端部5aに固定される。
プロテクタ71を介してセンサ本体42がドアパネル5に固定された状態では、センサ本体42は、前記延設部83の先端(延設部83を被覆する外板84を含む)よりも車両2の前方側に突出している。また、ガード電極75における車室外側の端面75aが延設部83の先端よりも車両2の前方側に位置しており、ガード電極75の一部は、外板84とセンサ本体42との間に配置されている。
尚、図5に示すように、保持部72内にセンサ本体42が収容された状態において、前記補強部材74の下端に設けられた電線91は、センサ本体42の下端に設けられたターミナル63に対して螺子止めされる。これにより、図4(a)に示すように、バッファアンプ62の出力端子と骨部材74aとが電気的に接続され、バッファアンプ62の出力端子とガード電極75とが電気的に接続される。従って、前記センサ電極53とガード電極75とがバッファアンプ62を介して電気的に接続される。尚、ガード電極75には、センサ電極53及びバッファアンプ62を介して電力が供給され、該ガード電極75は、センサ電極53と同じ電圧に保たれる。
ガード電極75がセンサ電極53と同じ電位に保たれると、ガード電極75を挟んでセンサ電極53に近接する異物X1によってガード電極75と異物X1との間で静電容量が変化しても、その静電容量の変化は、センサ電極53を用いて検出する静電容量に影響を与えない。従って、センサ電極53においてガード電極75と対向する部分は不感帯となる。逆に、センサ電極53においてガード電極75と対向していない部分、即ちセンサ電極53において接触部76と対向する部分は、異物X2の近接による静電容量の変化を検出可能な検出範囲αとなる。
図3に示すように、前記静電容量検出装置43は、制御回路装置101によって駆動され、センサ電極53と地面との間、若しくはセンサ電極53と該センサ電極53に近接する異物X2(図4(a)参照)との間の静電容量に応じた静電容量検出信号を制御回路装置101に出力する。この静電容量検出装置43は、ドアパネル5(図1参照)内に配置されている。尚、静電容量検出信号は、検出した静電容量の大きさに応じた電圧信号であり、センサ電極53を用いて検出される静電容量が大きくなるとその電圧値が高くなり、同静電容量が小さくなるとその電圧値が低くなる。
前記電流検出素子44は、センサ電極53と芯電極51との間を流れる電流を検出するためのものであり、ドアパネル5(図1参照)内に配置されている。センサ本体42に外部から押圧力が加えられる、即ち圧電層52に押圧力が加えられると、当該圧電層52の抵抗値が変化してセンサ電極53と芯電極51との間を電流が流れるようになる。この時、電流検出素子44は、センサ電極53と芯電極51との間を電流が流れたことを示す電流検出信号を制御回路装置101に出力する。尚、図3に示す構成及び図3の構成から得られる動作は一例であり、適宜変更してもよい。
図1及び図3に示すように、前記制御回路装置101は、ドアパネル5の内部に配置されるとともに、車両2のバッテリ102から電源が供給される。この制御回路装置101は、前記ハーフラッチ検出手段、位置検出装置27、操作スイッチ31、静電容量検出装置43、及び電流検出素子44から入力される各種信号に応じてスライドアクチュエータ25やクローザアクチュエータ28を制御する。
即ち、制御回路装置101は、操作スイッチ31から開信号が入力されるとドアパネル5を全開位置Poまで開作動させ、操作スイッチ31から閉信号が入力されるとドアパネル5を全閉位置Pcまで閉作動させるべくスライドモータ26を制御する(図6参照)。また、制御回路装置101は、前記ハーフラッチ検出手段から前記ハーフラッチ検出信号が入力されると、ドアパネル5をロック機構によるロックが可能な位置まで移動させるべくクローザモータ29を制御する。更に、制御回路装置101は、位置検出装置から入力される位置検出信号に基づいてドアパネル5の位置を検出する。
また、制御回路装置101は、ドアパネル5の閉作動中に、前記電流検出素子44から電流検出信号が入力されると、該電流検出信号が入力されたことに基づいてドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2(図4(a)参照)が有ると判定し、スライドモータ26にドアパネル5を全開位置Poまで移動させる旨の駆動信号を出力する。
また更に、制御回路装置101は、ドアパネル5の閉作動中に、前記静電容量検出装置43から入力される静電容量検出信号に基づいて、センサ本体42(センサ電極53)に近接する異物の有無、即ちドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間の異物X2(図4(a)参照)の有無を判定する。
ここで、静電容量検出信号に基づく異物の有無の判定について詳述する。制御回路装置101は、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間の異物X2(図4(a)参照)の有無を判定するための閾値を持っている。そして、制御回路装置101は、ドアパネル5の閉作動中に、ドアパネル5の位置に応じて設定された検出距離だけドアパネル5が移動するごとに静電容量検出信号の電圧値と閾値とを比較し、静電容量検出信号の電圧値が閾値よりも小さい値である場合には、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2は無いと判定する。一方、静電容量検出信号の電圧値が閾値よりも大きい値である場合には、制御回路装置101は、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2が有ると判定し、スライドモータ26にドアパネル5を全開位置Poまで移動させる旨の駆動信号を出力する。尚、本実施形態では、静電容量検出信号の電圧値が検出値に対応する。
また、制御回路装置101は、前記位置検出信号のパルスをカウントしてカウントしたパルス数に基づいて、ドアパネル5が前記検出距離だけ移動したことを検出する。また、制御回路装置101は、ドアパネル5の位置に応じて前記検出距離を変更する。
ここで、図6に一点鎖線にて示すように、ドアパネル5の閉作動中であって、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2が無い場合、センサ電極53を用いて検出される静電容量は、ドアパネル5がある位置を過ぎると、該ドアパネル5が全閉位置Pcに近づくに連れてその変化率を徐々に大きくしながら曲線的に大きくなることが実験によりわかっている。センサ電極53を用いて静電容量検出装置43にて検出される静電容量がこのように変化するのは、ドアパネル5が全閉位置Pcに近づくに連れて、ドアパネル5の前端部5aが助手席側ドアパネル6の後端及びセンターピラー7に近接することにより、助手席側ドアパネル6の後端及びセンターピラー7とセンサ電極53との間で静電容量が大きくなるためである。そして、静電容量検出装置43は、この静電容量の実変化を考慮して設定された位置にドアパネル5が配置されると、前記検出距離を変更する。
まず、全開位置Poから、全閉位置Pcまで所定距離となる第1のドア位置P1までの第1の移動範囲A1内をドアパネル5が移動する場合には、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2(図4(a)参照)が存在しなければ、センサ電極53を用いて静電容量検出装置43にて検出される静電容量はほぼ一定の値となる。そして、制御回路装置101は、この第1の移動範囲A1内をドアパネル5が移動している場合には、第1の検出距離D1だけドアパネル5が移動するごとに、静電容量検出信号の電圧値と第1の閾値T1とを比較する。この第1の閾値T1は、第1の移動範囲A1をドアパネル5が閉方向に移動している場合において、センサ電極53に近接する異物X2が無い場合の静電容量電圧信号の電圧値よりも大きく、且つ、センサ電極53に近接する異物X2が存在する場合の静電容量検出信号の電圧値よりも小さい値に設定されている。因みに、第1のドア位置P1は、ドアパネル5の前端部5aがセンターピラー7に近づくことにより、センサ電極53とセンターピラー7との間で静電容量が増大し始める、即ち静電容量検出装置43にて検出される静電容量が増大し始めるドアパネル5の位置に基づいて設定されている。尚、図6においては、検出範囲だけドアパネル5が移動するごとに制御回路装置101が検出した静電容量検出信号の電圧値を、黒三角にて示している。
また、制御回路装置101は、ドアパネル5が第1のドア位置P1に配置されたことを検出すると、検出距離を第1の検出距離D1から第2の検出距離D2に変更する。この第2の検出距離D2は、第1の検出距離D1よりも短い距離であり、例えば、第1の検出距離D1の10分の1程度の距離に設定される。そして、第1のドア位置P1から、該第1のドア位置P1と全閉位置Pcとの間で設定された第2のドア位置P2までの第2の移動範囲A2内をドアパネル5が移動する場合には、制御回路装置101は、第2の検出距離D2だけドアパネル5が移動するごとに、静電容量検出信号の電圧値と第2の閾値T2とを比較する。この第2の閾値T2は、前記第1の閾値T1よりも大きな値に設定されている。また、第2の閾値T2は、第2の移動範囲A2をドアパネル5が閉方向に移動している場合において、センサ電極53に近接する異物X2が無い場合の静電容量電圧信号の電圧値よりも大きく、且つ、センサ電極53に近接する異物X2が存在する場合の静電容量検出信号の電圧値よりも小さい値に設定されている。尚、前記第2のドア位置P2は、ドアパネル5の前端部5aが助手席側ドアパネル6に近づくことにより、センサ電極53と助手席側ドアパネル6との間で静電容量が増大し始める、即ち静電容量検出装置43にて検出される静電容量が更に増大し始めるドアパネル5の位置に基づいて設定されている。そして、第2の移動範囲A2内をドアパネル5が閉方向に移動している場合であって、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2が存在しない場合には、静電容量検出装置43にて検出される静電容量は、センサ電極53がセンターピラー7に近接することによる影響を受けて曲線的に大きくなる。
更に、制御回路装置101は、ドアパネル5が第2のドア位置P2に配置されたことを検出すると、検出距離を第2の検出距離D2から第3の検出距離D3に変更する。この第3の検出距離D3は、第2の検出距離D2よりも小さい距離であり、例えば、第2の検出距離D2の2分の1程度の距離に設定される。そして、第2のドア位置P2から、該第2のドア位置P2と全閉位置Pcとの間で設定された第3のドア位置P3までの第3の移動範囲A3内をドアパネル5が移動する場合には、制御回路装置101は、第3の検出距離D3だけドアパネル5が移動するごとに、静電容量検出信号の電圧値と第3の閾値T3とを比較する。この第3の閾値T3は、前記第2の閾値T2よりも大きな値に設定されている。また、第3の閾値T3は、第3の移動範囲A3をドアパネル5が閉方向に移動している場合において、センサ電極53に近接する異物X2が無い場合の静電容量電圧信号の電圧値よりも大きく、且つ、センサ電極53に近接する異物X2が存在する場合の静電容量検出信号の電圧値よりも小さい値に設定されている。尚、前記第3のドア位置P3は、全閉位置Pcまで数mm程度となる位置であり、該第3のドア位置P3にドアパネル5が配置された状態では、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2が存在することは困難となる。また、第3の移動範囲A3内をドアパネル5が閉方向に移動している場合であって、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2が存在しない場合には、静電容量検出装置43にて検出される静電容量は、センサ電極53が助手席側ドアパネル6及びセンターピラー7に近接することによる影響を受けて曲線的に大きくなるとともに、その変化率は、ドアパネル5が第2の移動範囲A2内を移動している場合よりも大きい。
また更に、制御回路装置101は、第3のドア位置P3から全閉位置Pcまでの第4の移動範囲A4をドアパネル5が移動している場合には、静電容量検出装置43から入力される静電容量検出信号を無効とする。
次に、電動スライドドア装置1の動作について、図3及び図6を参照して総括的に説明する。
制御回路装置101は、操作スイッチ31から開信号が入力されると、ドアパネル5を開作動させる方向(開方向)にスライドモータ26を駆動する。そして、ドアパネル5が全開位置Poに配置されると、制御回路装置101は、スライドモータ26を停止させる。
一方、制御回路装置101は、操作スイッチ31から閉信号が入力されると、ドアパネル5を閉作動させる方向(閉方向)にスライドモータ26を駆動するとともに、異物検出センサ41を駆動する。そして、ドアパネル5が全閉位置Pc直前となる第3のドア位置P3に配置されてハーフラッチ検出手段からハーフラッチ検出信号が入力されると、制御回路装置101は、クローザモータ29を駆動し、該クローザモータ29によるドアパネル5のロックを行ってドアパネル5を全閉位置Pcに配置する。そして、ドアパネル5が全閉位置Pcに配置されると、制御回路装置101は、クローザモータ29を停止させる。
この時、制御回路装置101は、電流検出素子44から電流検出信号が入力されると、該電流検出信号が入力されたことに基づいて、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2(図4(a)参照)が有る(即ちセンサ電極53に近接する異物が有る)と判定する。
また、ドアパネル5の閉作動中に、制御回路装置101は、ドアパネル5の位置に応じた検出距離だけドアパネル5が移動するごとに、静電容量検出信号の電圧値と閾値T1〜T3とを比較し、比較結果に基づいてドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間の異物の有無を判定する。
詳述すると、制御回路装置101は、ドアパネル5が第1の移動範囲A1内を移動している間は、第1の検出距離D1だけドアパネル5が移動するごとに、静電容量検出信号の電圧値と第1の閾値T1とを比較する。そして、ドアパネル5が第1のドア位置P1に配置されたことを検出すると、制御回路装置101は、検出距離を第2の検出距離D2に変更し、ドアパネル5が第2の移動範囲A2内を移動している間は、第2の検出距離D2だけドアパネル5が移動するごとに、静電容量検出信号の電圧値と第2の閾値T2とを比較する。更に、ドアパネル5が第2のドア位置P2に配置されたことを検出すると、制御回路装置101は、検出距離を第3の検出距離D3に変更し、ドアパネル5が第3の移動範囲A3内を移動している間は、第3の検出距離D3だけドアパネル5が移動するごとに、静電容量検出信号の電圧値と第3の閾値T3とを比較する。そして、制御回路装置101は、各移動範囲A1〜A3において、静電容量検出信号の電圧値が、各移動範囲A1〜A3に対応する閾値T1〜T3を越えた場合には、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2が有ると判定する。また、第4の移動範囲A4をドアパネル5が移動している場合には、静電容量検出装置43から入力される静電容量検出信号を無効とする。
制御回路装置101は、どの移動範囲A1〜A3をドアパネル5が移動している場合であっても、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2が有ると判定した場合には、ドアパネル5を全開位置Poまで移動させるべくスライドモータ26を制御する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)ドアパネル5の閉作動中において、制御回路装置101は、ドアパネル5が第1のドア位置P1に配置されると、検出距離を、第1の移動範囲A1をドアパネル5が移動している場合の第1の検出距離D1よりも短い第2の検出距離D2に変更する。また、制御回路装置101は、ドアパネル5の閉作動中において、ドアパネル5が第2のドア位置P2に配置されると、検出距離を、第2の移動範囲A2をドアパネル5が移動している場合の第2の検出距離D2よりも短い第3の検出距離D3に変更する。そして、制御回路装置101は、第2の移動範囲A2をドアパネル5が移動している間は、第1の検出距離D1よりも短い第2の検出距離D2だけドアパネル5が移動するごとに静電容量検出信号の電圧値と第2の閾値T2とを比較して、センサ電極53に近接する異物X2の有無を判定する。更に、制御回路装置101は、第3の移動範囲A3をドアパネル5が移動している間は、第2の検出距離D2よりも短い第3の検出距離D3だけドアパネル5が移動するごとに静電容量検出信号の電圧値と第3の閾値T3とを比較して、センサ電極53に近接する異物X2の有無を判定する。従って、第1のドア位置P1よりも全閉位置Pc側の第2の移動範囲A2をドアパネル5が移動している場合には、第1のドア位置P1よりも全開位置Po側の第1の移動範囲A1をドアパネル5が移動している場合よりも短い間隔ごとにセンサ電極53に近接する異物X2の有無が判定される。更に、第2のドア位置P2よりも全閉位置Pc側の第3の移動範囲A3をドアパネル5が移動している場合には、第2の移動範囲A2をドアパネル5が移動している場合よりも短い間隔ごとにセンサ電極53に近接する異物X2の有無が判定される。その結果、全閉位置Pc近辺の第2の移動範囲A2をドアパネル5が移動しているときに、センサ電極53に近接する異物X2があった場合、該異物X2をより早く検出することができる。更に、第2の移動範囲A2よりも全閉位置Pc側となる第3の移動範囲をドアパネル5が移動しているときに、センサ電極53に近接する異物X2があった場合、第2の移動範囲A2をドアパネル5が移動している場合よりも、該異物X2を更に早く検出することができる。これらのことから、全閉位置Pc近辺となる第2の移動範囲A2及び第3の移動範囲A3をドアパネル5が移動している場合に、センサ電極53に近接する異物の検出精度を向上させることができる。そして、第2の移動範囲A2及び第3の移動範囲A3をドアパネル5が移動している場合に、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に介在可能な小さい異物X2が、前端部5aと対向部4aとの間に挟み込まれて大きな圧力が加えられることが抑制される。
(2)第1のドア位置P1よりも全開位置Po側の第1の移動範囲A1をドアパネル5が移動している場合には、制御回路装置101は、第1のドア位置P1よりも全閉位置Pc側をドアパネル5が移動している場合の検出距離D2,D3よりも長い第1の検出距離D1だけドアパネル5が進むごとに、センサ電極53に近接する異物X2の有無を判定する。このように、全閉位置Pc付近に比べて、異物X2が挟み込まれる可能性が少ない範囲をドアパネル5が移動している場合には、センサ電極53に近接する異物X2の有無を判定する間隔を長くすることにより、制御回路装置101における消費電力を低減させることができる。また、第2の移動範囲A2及び第3の移動範囲A3をドアパネル5が移動している場合に比べて、制御回路装置101にかかる負荷を軽減させることができる。
(3)ドアパネル5は、スライドモータ26の駆動力によってスライド移動される。そして、制御回路装置101は、スライドモータ26若しくは該スライドモータ26の回転を減速する減速ギヤの回転に応じた位置検出信号に基づいてドアパネル5の位置を検出する。従って、例えばドアパネル5の閉作動が開始されてからの時間に基づいてドアパネルの5位置を検出する場合よりも、ドアパネル5の位置を正確に検出することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、開閉装置の一例として電動スライドドア装置1を挙げて説明したが、これ以外の開閉装置に本発明を適用してもよい。例えば、車体の後部に設けられた開口部を開閉するための跳上げ式のバックドアを駆動モータにより作動させるバックドア装置に本発明を適用してもよい。また、車体の天井部に設けられた開口部を開閉するためのルーフ開閉体を駆動モータにより作動させるサンルーフ装置に本発明を適用してもよい。
・制御回路装置101は、ドアパネル5が各移動範囲A1〜A3に応じた検出距離D1,D2,D3だけ全閉位置Pc側に進むごとに、最新の静電容量検出信号の電圧値を含む複数(例えば3つ)の静電容量検出信号の電圧値の移動平均値を算出し、当該移動平均値と、移動範囲A1〜A3ごとに設定された閾値とを比較することにより、センサ本体42に近接する異物X2の有無を判定するものであってもよい。この場合、この制御回路装置101は、記憶装置を備え、ドアパネル5が第1〜第3の移動範囲A1〜A3に応じた検出距離D1,D2,D3だけ全閉位置Pc側に進むごとに静電容量検出信号の電圧値を記憶装置に記憶するように構成される。尚、ドアパネル5の閉作動中において、上記実施形態のように、ドアパネル5が全閉位置Pcに近づくに連れて検出距離を短くすることにより、静電容量検出信号の電圧値をより多く得られる。すると、センサ電極53と乗降口4の対向部4aとが近接することによってセンサ電極53を用いて検出される静電容量が急激に大きくなる領域(第2の移動範囲A2及び第3の移動範囲A3)をドアパネル5が移動している場合であっても、静電容量検出信号の電圧値に基づく移動平均値が、真値(センサ電極53における実際の静電容量に応じた静電容量検出信号の電圧値)からずれることが抑制される。その結果、ドアパネル5が第2の移動範囲A2及び第3の移動範囲A3を移動している場合であっても、センサ電極53に近接する異物X2を精度良く検出することができる。一方、センサ電極53に近接する異物X2が存在しなければセンサ電極53を用いて検出される静電容量が変化しない第1の移動範囲をドアパネル5が閉方向に移動しているときには、検出距離D2,D3よりも長い検出距離D1だけドアパネル5が進むごとに静電容量検出信号の電圧値を記憶するとともに、センサ電極53に近接する異物X2の有無を判定することにより、制御回路装置101における消費電力を抑えることができる。
・上記実施形態では、制御回路装置101は、ドアパネル5の閉作動中に、第1のドア位置P1にドアパネル5が配置されると、検出距離を第2の検出距離D2に変更し、第2のドア位置P2にドアパネル5が配置されると検出距離を第3の検出距離D3に変更する。しかしながら、制御回路装置101による検出距離の変更の態様はこれに限らない。例えば、図7に示すように、制御回路装置101は、ドアパネル5の閉作動中に、第1のドア位置P1にドアパネル5が配置されたことを検知してから、第3のドア位置P3にドアパネルが配置されたことを検知するまで、検出距離を徐々に短くするよう構成されてもよい。尚、図7においては、検出範囲だけドアパネル5が移動するごとに制御回路装置101が検出した静電容量検出信号の電圧値を黒三角にて示している。図7に示す例では、制御回路装置101は、ドアパネル5の閉作動中に、ドアパネル5が第1のドア位置に配置されたことを検知すると、検出距離を、検出距離D11,D12,D13,…となるように変更している。但し、D11>D12>D13>…である。このようにすると、ドアパネル5の閉作動中において、第1のドア位置P1よりも全閉位置Pc側の範囲をドアパネル5が移動している場合には、ドアパネル5が全閉位置Pcに近づくに連れて、制御回路装置101がセンサ電極53に近接する異物X2(図4(a)参照)の有無の判定を行う間隔が徐々に短くなる。その結果、ドアパネル5が第1のドア位置P1よりも全閉位置Pc側を移動しているときに、センサ電極53に近接する異物X2があった場合、ドアパネル5が全閉位置Pcに近づくほど該異物X2を早く検出することができる。よって、ドアパネル5が第1のドア位置P1よりも全閉位置Pc側を移動している場合、ドアパネル5が全閉位置Pcに近づくに連れて、センサ電極53に近接する異物X2の検出精度が向上していく。
・上記実施形態では、制御回路装置101は、ドアパネル5の閉作動中に、検出距離の変更を2回行う。しかしながら、制御回路装置101は、検出距離の変更は、ドアパネル5の閉作動中に1回以上行われればよい。但し、制御回路装置101は、検出距離の変更を行うごとに検出距離が短くなるようにする。そして、検出距離の変更を行うドアパネル5の位置も適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、位置検出装置27は、スライドモータ26の回転軸(図示略)若しくは前記減速機構を構成する減速ギヤ(図示略)と一体回転する永久磁石(図示略)と、該永久磁石に対向配置されるホール素子(図示略)とから構成されている。しかしながら、位置検出装置27は、スライドモータ26の回転に応じた位置検出信号としてのパルス信号を出力するものであれば、この構成に限らない。例えば、位置検出装置27は、スライドアクチュエータ25の減速機構を構成する減速ギヤと一体回転するパルスプレートと、該パルスプレートに摺接することで減速ギヤの回転に応じたパルス信号を制御回路装置101に出力するセンサブラシとから構成されるものであってもよい。
・上記実施形態では、センサ本体42は、芯電極51の外周に円筒状の圧電層52が設けられるとともに、該圧電層52の外周にセンサ電極53が設けられ、更に、該センサ電極53の外周に外皮54が設けられた構成となっている。しかしながら、センサ本体42の構成はこれに限らない。センサ本体42は、ドアパネル5の前端部5aに沿うようなセンサ電極を備えた構成であればよく、例えば、圧電層52の外周にセンサ電極が螺旋状に巻き付けられた構成であってもよい。
・静電容量検出装置43及び電流検出素子44は、処理回路61とともにセンサ本体42の下端部に配置されてもよい。
・上記実施形態では、センサ本体42は、ドアパネル5の前端部5aに沿って配置されているが、乗降口4の対向部4aに沿って配置されてもよい。このようにしても上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
・上記実施形態では、制御回路装置101は、ドアパネル5が検出距離D1,D2,D3だけ全閉位置Pc側に進んだことを、位置検出装置27が出力する位置検出信号のパルス数に基づいて検出している。一般的に、ドアパネル5が全開位置Poから全閉位置Pcまで閉作動するのにかかる時間は、ほぼ一定である。従って、ドアパネル5の閉作動時における時間を測定することにより、ドアパネル5の位置を検出することが可能である。そこで、制御回路装置101は、例えばタイマ回路を備え、ドアパネル5が検出距離D1,D2,D3だけ全閉位置Pc側に進んだことを、時間に基づいて検出してもよい。この場合、タイマ回路から入力される時間に応じた信号が、位置検出信号に該当する。
・上記実施形態では、制御回路装置101は、静電容量検出信号の電圧値(検出値)と閾値T1〜T3とを比較し、その比較結果に基づいて、センサ電極53に近接する異物X2の有無を判定している。しかしながら、センサ電極53に近接する異物X2の有無を判定するための閾値と比較される静電容量検出信号に基づく検出値は、これに限らない。例えば、制御回路装置101は、静電容量検出信号に基づいて、センサ電極53を用いて検出された静電容量の値を算出し、その算出値(検出値)と、予め設定された閾値とを比較してセンサ電極53に近接する異物X2の有無を判定するように構成されてもよい。
・静電容量検出装置43は、ドアパネル5が検出距離D1,D2,D3だけ全閉位置Pc側に進むごとに、静電容量検出信号を制御回路装置101に出力するものであってもよい。
・上記実施形態では、静電容量検出装置43は、センサ電極53を用いて該センサ電極53に近接する異物X2と該センサ電極53との間の静電容量を検出し、検出した静電容量に応じた静電容量検出信号を出力する。ところで、ドアパネル5の閉作動時であって、ドアパネル5の前端部5aと乗降口4の対向部4aとの間に異物X2が存在しない場合には、センサ電極53を用いて検出される静電容量の変化量は、同センサ電極53を用いて検出される静電容量と同様にドアパネル5が全閉位置Pcに近づくにつれて徐々に大きくなる。従って、静電容量検出装置43は、センサ電極53を用いて該センサ電極53に近接する異物X2と該センサ電極53との間の静電容量の変化量を検出し、検出した静電容量の変化量に応じた静電容量検出信号を出力するものであってもよい。
電動スライドドア装置を備えた車両を示す斜視図。 電動スライドドア装置を備えた車両を示す斜視図。 電動スライドドア装置の電気的構成を示すブロック図。 (a)はドアパネルの前端部付近の断面図、(b)はセンサ本体の断面図。 ドアパネル及びセンサ本体の部分拡大斜視図。 ドアパネルの位置と静電容量検出信号との関係を示すグラフ。 別の形態におけるドアパネルの位置と静電容量検出信号との関係を示すグラフ。
符号の説明
1…開閉装置としての電動スライドドア装置、2…車両、3…ボディとしての車体、4…開口部としての乗降口、4a…対向部、5…移動体としてのドアパネル、5a…閉側端部としての前端部、27…位置検出手段としての位置検出装置、41…検出センサとしての異物検出センサ、53…センサ電極、101…判定手段及び変更手段としての制御回路装置、D1…検出距離としての第1の検出距離、D2…検出距離としての第2の検出距離、D3…検出距離としての第3の検出距離、D11,D12,D13…検出距離、P1…第1の変更位置としての第1のドア位置、P2…第2の変更位置としての第2のドア位置、Pc…全閉位置、Po…全開位置、X2…異物。

Claims (5)

  1. 導電性の固定体に形成された開口部を閉鎖する全閉位置と、前記開口部を開放する全開位置との間で移動される移動体を備えた開閉装置であって、
    前記移動体の閉方向前方側の端部である閉側端部、及び前記開口部の周縁において前記閉側端部と対向する部位である対向部の何れか一方に沿って配置されたセンサ電極を有し、該センサ電極と該センサ電極に近接する導電性の異物との間の静電容量に応じた静電容量検出信号を出力する検出センサと、
    前記移動体の位置に応じた位置検出信号を出力する位置検出手段と、
    前記移動体の閉作動中に前記移動体が検出距離だけ移動するごとに前記静電容量検出信号に基づく検出値を検出し、前記検出値に基づいて前記センサ電極に近接する前記異物の有無を判定する判定手段と、
    前記移動体の閉作動中に、前記全開位置と前記全閉位置との間で予め設定された第1の変更位置に前記移動体が配置されたことを前記位置検出信号に基づいて検出すると、前記検出距離を短くする変更手段と
    を備えたことを特徴とする開閉装置。
  2. 請求項1に記載の開閉装置において、
    前記変更手段は、前記移動体の閉作動中に、前記第1の変更位置と前記全閉位置との間で予め設定された第2の変更位置に前記移動体が配置されたことを前記位置検出信号に基づいて検出すると、前記検出距離を、前記第1の変更位置から前記第2の変更位置までの範囲における前記検出距離よりも短くすることを特徴とする開閉装置。
  3. 請求項1に記載の開閉装置において、
    前記変更手段は、前記移動体の閉作動中に、前記第1の変更位置に前記移動体が配置されたことを前記位置検出信号に基づいて検出すると、前記移動体が前記全閉位置に近づくに連れて前記検出距離を徐々に短くすることを特徴とする開閉装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の開閉装置において、
    前記判定手段は、最新の前記検出値を含む移動平均値と、前記センサ電極に近接する前記異物の有無を判定するための閾値とを比較し、比較結果に基づいて前記センサ電極に近接する異物の有無を判定することを特徴とする開閉装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の開閉装置において、
    前記固定体は、車両のボディであり、
    前記移動体は、前記車両の側方に設けられた前記開口部を開閉すべく前後方向に沿ってスライド移動されるドアパネルであることを特徴とする開閉装置。
JP2006334756A 2006-12-12 2006-12-12 開閉装置 Expired - Fee Related JP4745950B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006334756A JP4745950B2 (ja) 2006-12-12 2006-12-12 開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006334756A JP4745950B2 (ja) 2006-12-12 2006-12-12 開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008144518A true JP2008144518A (ja) 2008-06-26
JP4745950B2 JP4745950B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=39604980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006334756A Expired - Fee Related JP4745950B2 (ja) 2006-12-12 2006-12-12 開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4745950B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013101011A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Mitsubishi Electric Corp 検知装置、検知方法およびこれを用いた手乾燥装置
JP2015045122A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 富士重工業株式会社 車両用開閉扉の物体検出装置
US20190013808A1 (en) * 2017-07-03 2019-01-10 Martin Scheible Sensor system for protecting movable objects and method for operating a sensor system

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07166766A (ja) * 1993-12-15 1995-06-27 Koito Mfg Co Ltd 安全装置を備えるパワーウインド装置
JP2001032627A (ja) * 1999-07-22 2001-02-06 Honda Denshi Giken:Kk 自動ドア用安全装置
JP2007023585A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Mitsuba Corp 車両用自動開閉装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07166766A (ja) * 1993-12-15 1995-06-27 Koito Mfg Co Ltd 安全装置を備えるパワーウインド装置
JP2001032627A (ja) * 1999-07-22 2001-02-06 Honda Denshi Giken:Kk 自動ドア用安全装置
JP2007023585A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Mitsuba Corp 車両用自動開閉装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013101011A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Mitsubishi Electric Corp 検知装置、検知方法およびこれを用いた手乾燥装置
JP2015045122A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 富士重工業株式会社 車両用開閉扉の物体検出装置
US20190013808A1 (en) * 2017-07-03 2019-01-10 Martin Scheible Sensor system for protecting movable objects and method for operating a sensor system
US10892752B2 (en) * 2017-07-03 2021-01-12 Mayser Gmbh & Co. Kg Sensor system for protecting movable objects and method for operating a sensor system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4745950B2 (ja) 2011-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4800753B2 (ja) 開閉装置
JP4809106B2 (ja) 開閉装置
US7958672B2 (en) Opening/closing device
US8336255B2 (en) Opening and closing apparatus
US8159231B2 (en) Method for manufacturing a sensor supporting member
JP5015854B2 (ja) 開閉装置
JP4532511B2 (ja) 異物検出センサ
US20120235437A1 (en) Vehicle door trim and method for manufacturing vehicle door trim
JP4745950B2 (ja) 開閉装置
JP2009215838A (ja) 開閉部材制御装置及び開閉装置
JP2008292445A (ja) 異物検出装置及び開閉装置
JP5297614B2 (ja) 異物検出装置及び開閉装置
JP5367533B2 (ja) 開閉部材制御装置、開閉装置及び開閉装置の制御方法
JP5437597B2 (ja) 開閉装置
US8491033B2 (en) Door trim for vehicle
JP4676928B2 (ja) 開閉装置
JP2006300924A (ja) 開閉装置
JP2010019020A (ja) 開閉装置
JP4516517B2 (ja) 開閉駆動装置
JP2009091855A (ja) 開閉装置
JP5048799B2 (ja) 異物検出センサ
JP2007335266A (ja) 圧力検知スイッチ
JP2011117827A (ja) センサ部材の製造方法
JP4971214B2 (ja) 開閉部材制御装置及び開閉装置
JP2009281092A (ja) 車両用ドアクローザ装置、及び車両用ドアクローザ装置の挟み込み検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110512

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4745950

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees