JP2008143576A - 袋詰包装におけるスチーム置換脱気方法及びスチーム置換脱気用ノズル - Google Patents

袋詰包装におけるスチーム置換脱気方法及びスチーム置換脱気用ノズル Download PDF

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Abstract

【課題】生産性の低下或いは機械の大型化を招くことなく、短時間で置換率の高い脱気状態が安定的に得られるスチーム置換脱気方法及びそれに使用するノズルを提供する。
【解決手段】ノズル1を第1ノズル3と第2ノズル23との二重管構造に構成する。内側の第1ノズルの袋に挿入される挿入部9はその断面形状が扁平形になるように形成され、外側の第2ノズル23はその本体25を横断面円形となるように形成し、第1ノズルの挿入部を取り囲むように配置する。スチームの噴射の第1段階では、第1及び第2のノズルを袋内へ挿入して両方の噴出口11、29からスチームを噴射し、次いで第2ノズルだけを袋から抜出して噴射を停止し、第1ノズルからの噴射は継続しながら、袋口を緊張させる。次いで第1ノズルを抜き取り、袋口を緊張させたまま袋を後工程へ移送する。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、袋詰包装において被包装物を袋内に充填した後、スチームを袋内に吹き込んで袋内の空気をスチームで置換して脱気するスチーム置換脱気方法及び該スチーム置換脱気方法に使用するノズルに関する。
食品等を自動包装する祭に、被包装物を袋内に充填した後、スチームを袋内に吹き込み、このスチームで袋内の空気を置換して脱気するスチーム置換脱気が行なわれている。そのスチーム置換方法及びそれに使用するノズルの一例が例えば特開平9−95311号に開示されている。そこに開示されたノズルは、袋内に挿入される挿入部すなわち噴出口に近い部分を横断面が扁平形になるように形成している。そしてこのノズルを用いて以下の手順でスチーム置換脱気を行なっている。(1)先ずこのノズルの挿入部を開口された袋口から袋内へ挿入し、(2)ノズルからスチームを噴出する。(3)そしてスチームを噴出しながら袋の両側縁部を挟持する左右のグリッパを互いに離間させて袋口を緊張状態にし、(4)この緊張状態を維持したままノズルを袋から抜き、スチームの噴射を停止し、(5)袋口を緊張させたまま袋口をシールして密閉するようになっている。
上記の工程(3)においては、ノズルの袋内へ挿入する挿入部を横断面扁平形に形成しているので、袋口を緊張させたときにノズルと袋口との間の隙間を小さくでき、袋内への空気の流入を抑制でき、(4)においても袋口が緊張しているので空気の流入を防止できるという利点がある。
しかしながら上記の従来技術においては、挿入部をその横断面が扁平状になるように形成しているので、その噴出口の長手方向の長さの割には噴出口の横断面積すなわち有効断面積が小さくなっている。そのため単位時間当たりに噴出できるスチームの量が少なく、袋内に十分なスチームを噴出する、即ち、所望の置換率の脱気状態とするために時間がかかる。そのため、自動包装の他の工程での生産性に合わせた能力を確保して機械全体として生産性を低下させずに所望の脱気状態を得るためにはスチームの噴出工程の工程数を増やさなければならず、機械の大型化が避けられなかった。
特開平9−95311
本願発明は上記従来例の問題点に鑑みなされたものであり、生産性の低下或いは機械の大型化を招くことなく、短時間で置換率の高い脱気状態が安定的に得られるスチーム脱気方法及びそれに使用するノズルを提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明に係るスチーム置換脱気用ノズルは、袋内に挿入される挿入部における横断面の形状が扁平形に形成され、内部が第1のスチーム供給路に接続された第1ノズルと、袋内に挿入される挿入部における横断面が、第1ノズルの挿入部の周囲の領域を少なくとも部分的に占めるように形成され、内部が第2のスチーム供給路に接続された第2ノズルとを備えて構成されている。
ある実施の形態では、第2ノズルの挿入部は、第1ノズルの挿入部を取囲むように形成され、より具体的な実施の形態では、その第2ノズルの挿入部は、横断面略円形に形成されている。
ある実施の形態では、第2ノズルの挿入部は、第1ノズルの挿入部横断面の短手方向両側に位置し、その横断面がそれぞれ弓形に形成された左右2つの挿入部を備え、該第2ノズルの挿入部の横断面における直線部が互いに対向し、第1ノズルの挿入部の横断面の長手方向に沿って伸びている。
ある実施の形態では、第1ノズルと第2ノズルは一体的に構成され、第2ノズルは、その噴出口の先端が、第1ノズルの噴出口の先端より軸方向後方に位置して配置されている。
他の実施の形態では、第2ノズルは、第1ノズルに対して軸方向移動可能である。
上記課題を解決するために本願発明は、特徴ある袋詰包装におけるスチーム置換脱気方法を提供し、その方法では、袋内に挿入される挿入部における横断面の形状が扁平形に形成され、内部が第1のスチーム供給路に接続された第1ノズルと、袋内に挿入される挿入部における横断面が、第1ノズルの挿入部の周囲の領域を少なくとも部分的に占めるように形成され、内部が第2のスチーム供給路に接続された第2ノズルとを備えたノズルを使用し、そのノズルを開口された袋内に挿入する工程と、その第1及び第2ノズルからスチームを噴出する工程と、第2ノズルを袋から抜出し、スチームの噴射を停止し、袋の袋口を緊張させる工程と、第1ノズルを袋から抜出し、スチームの噴射を停止する工程とを含み、その後にその袋は袋口の緊張を維持したまま後工程へ移動されるようになっている。
ある実施の形態では、第1及び第2ノズルは一体的に構成され、第2ノズルの噴出口端部は、第1の噴出口端部より軸方向において後退した位置に位置している。
他の実施の形態では、第2ノズルは第1ノズルに対して軸方向において相対移動可能に構成されている。
上記の如く構成された本願発明においては、スチームを噴射するノズルを扁平形の第1ノズルとそれを取囲む噴射口面積の大きな第2ノズルとで構成した。そして、スチーム噴射の第1の段階でその両方のノズルからスチームを噴射するので、袋内の空気を十分な置換率まで置換するのに必要な量のスチームを短時間で噴射することができる。そして噴射の第2段階においても袋口を緊張させて第1ノズルでのスチームの噴射を継続するので、この段階で外部から袋内への空気の流入を確実に防止できる。これにより、生産性の低下や、脱気のための工程数増加による機械の大型化を招くことなく、従来の装置及び方法より短時間で高い置換率の脱気状態を効率よく、安定的に得ることができる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明するが、以下の実施の形態は例示的に示すものであり、本願発明の範囲がそれに限定されるものではない。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るノズルを示す図で、(イ)は側面断面図、(ロ)は底面図である。このノズル1は二重管の形をしており、内側の第1ノズル3と外側の第2ノズル23とで構成されている。第1ノズル3は、図で上下に伸びるノズル本体5を備え、このノズル本体5は上側の略円筒状の上側筒部7と、少なくともその下側部分が包装用の袋(図示せず)内に挿入される挿入部9とを備えている。挿入部9は図の(ロ)から明らかなとおり、横断面形状が扁平な形をしており、さらにその下端部即ち先端部である噴出口11は長手方向の両端部において斜めにカットされて傾斜部12a、12bとなっている。挿入部9の横断面の形状は扁平形に形成されていれば良く、図示のものに限定されない。
ノズル本体5の上端は中空のホルダ13に取付けられており、そのホルダ13の側方にスチームの導入口15が設けられ、図示しない第1のスチーム供給路に接続され、このスチーム供給路はこれも図示しないバルブを介してスチーム供給源に接続している。さらにホルダ13の上端には孔が形成され、その孔に取付けられたアダプタ21に支持された温度センサ19がノズル本体5内を下方へ噴出口11まで伸びて配置されている。このセンサ19は第1ノズル3の噴出口におけるスチームの温度を測定するもので、図示しない制御装置に接続されている。第1ノズル3は取付け用ブラケット17を介して図示しない昇降軸に固定され、昇降軸と共に上下動するようになっている。
第2ノズル23は略円筒状の部材で、その下端部即ち先端部が噴出口29となった円筒状のノズル本体25は第1ノズル3の上側筒部7の下側の一部と挿入部9とを取り囲むようになっている。そして第2ノズル23はそのノズル本体25の上側に形成された取付け部27において第1ノズル3の上側筒部7に取付けられ、第1ノズル3と共に一体的に昇降し、そのノズル本体25の下側部分が袋内へ挿入されるようになっている。また、ノズル本体25の上側側部にスチームの導入口31が設けられ、図示しない第2のスチーム供給路に接続され、この第2のスチーム供給路も図示しないバルブを介してスチーム供給源に接続している。なお、図の(イ)から明らかなように、第2ノズル23の噴出口29の端部は第1ノズル3の噴出口11の端部より軸方向において後退、即ち図において上方に位置している。また、符号33は、第2ノズル23内に配置され、その先端部が第2ノズル23の噴出口29の先端部近くに位置している温度センサ33である。このセンサ33は適宜手段で第2ノズル23に取り付けられ、信号を図示しない制御装置に送っている。
次に図2及び3を参照して、被包装物を充填した袋内の空気を図1に示したノズル1を使用してスチーム置換脱気をする操作について説明する。図2の(A)は被包装物Cが充填された袋Bが脱気工程に移動して停止した状態を示しており、袋Bはその両側縁部を一対のグリッパG,Gにより挟持され、前の工程でその袋口が開かれたままの状態で脱気工程に移動してきている。ノズル1は移動してきた袋Bの上方に待機している。(イ)は平面図、(ロ)は側面図である。
図2の(B)は(A)の状態からノズル1が下方へ移動して袋Bの内部に第1ノズル3及び第2ノズル23の噴出口11,29が所定の位置まで挿入され、これら噴出口11,29からスチームを噴出している状態を示している。なお、スチームの噴出開始時期は、ノズル1の下方への移動が開始されると同時、ノズル1が所定の位置まで降下したときに、或いは完全に噴出口11,29が袋B内へ入ってからの何れをも適宜採用可能である。この状態で第1及び第2ノズル3,23からスチームを袋B内へ所定の時間に渡って噴出する。
図2の(C)は、第1及び第2ノズル3、23で所定の時間に渡ってスチームを噴出した後、ノズル1を所定の距離だけ上昇させて中間位置に移動させ、第2ノズル23の噴出口29を袋Bから抜取り、第2ノズル23からのスチーム噴射を停止した状態を示している。この状態で第1ノズル3の噴出口11は袋B内に位置し、そこからのスチームの噴出は続いている。このとき、第1ノズル3の噴出口11の先端部分は両側において前述したとおりカットされ、その部分は斜めに傾斜した形で開口しているので、この噴出口11からは単に真下に向かってだけでなく、斜め下方へ向かってもスチームが噴射され、袋B内全体へ満遍なくスチームが噴射されるようになっている。なお、第2ノズル23からのスチーム噴射停止時期も、ノズル1の上昇開始と同時、所定の距離だけ上昇したとき、中間位置で停止したときのいずれも適宜採用可能である。
図3の(D)では、ノズル1の状態は図2の(C)の状態のままで、即ちノズル1は中間位置に停止し、第1ノズル3からはスチームを噴射し、第2ノズル23からのスチームの噴射は停止した状態に維持したまま、グリッパG,Gを所定の距離だけ互いに遠ざかる方向へ移動させて、袋口を緊張状態にして第1ノズル3の挿入部9の周囲に密着させている。この場合、挿入部9は横断面が扁平形になっているので、ノズル3の挿入部9と袋口との間の隙間は最小の状態にすることが可能である。この状態で所定の時間に渡ってスチームを第1ノズル3から噴射し続ける。
図3の(E)は、(D)の状態からノズル1を所定の距離だけ上昇させて図2の(A)の待機位置まで移動させ、第1ノズル3の噴出口11を袋Bから抜き取り、スチームの噴射を停止した状態を示している。グリッパG,Gは先と同じ位置にあり、袋Bの袋口は緊張した状態で閉じられている。そして袋Bはこの状態のまま図3の(F)に示すシール工程へ移動され、そこで公知の一対の熱板H,Hを用いて袋口がシールされる。
上記説明から明らかなとおり、本願発明においてはスチームを噴射するノズルを扁平形の第1ノズルとそれを取囲む噴射口面積の大きな第2ノズルとで構成した。そして、スチーム噴射の第1の段階でその両方のノズルからスチームを噴射するので、袋内の空気を十分な置換率まで置換するのに必要な量のスチームを短時間で噴射することができる。そして噴射の第2段階においても袋口を緊張させて第1ノズルでのスチームの噴射を継続するので、この段階で外部から袋内への空気の流入を確実に防止できる。これにより、生産性の低下や、脱気のための工程数増加による機械の大型化を招くことなく、従来より短時間で高い置換率の脱気状態を効率よく、安定的に得ることができる。
次に図4を参照して第2の実施の形態に係るノズル51について説明する。この実施の形態でもノズル51は二重管になっているが、このノズル51は、第1ノズル53と第2ノズル73とが互いに独立的に上下動できる点で第1の実施の形態と異なる。内側に配置される第1ノズル53は第1の実施の形態での第1ノズル3と実質的に同じ構成をしており、そのノズル本体55は上側の略円筒状の上側筒部57と挿入部59とを備えている。挿入部59やはり横断面形状が扁平な形をしており、その下端部である噴出孔61は長手方向の両端部において斜めにカットされて傾斜部62a、62bとなっている。そしてノズル本体55の上端はホルダ63に取付けられ、ホルダ63の側方にスチームの導入口65が設けられ、図示しない第1のスチーム供給路に接続されている。ホルダ63の上端の孔にはアダプタ71が取付けられ、これによって温度センサ69が支持されている。そして第1ノズル53は取付け用ブラケット67を介して図示しない昇降軸に固定されて上下動するようになっている。
第2ノズル73も第1の実施の形態での第2ノズル23と同じよう略円筒状の部材で、その下端部が噴出口79となった円筒状のノズル本体75は第1ノズル53の上側筒部57の下側の一部と挿入部59とを取り囲むようになっている。そして第2ノズル73のノズル本体75の上側には取付け部77が設けられているが、この取付け部77において第1ノズル53の上側筒部57に図中二点鎖線で示すように摺動自在に取り付けられている点において第1の実施の形態と異なる。符号78はシール用のOリングである。そしてこの取付け部77には図示しない昇降軸に固定された取付け用ブラケット85が固定され、第1の実施の形態とは異なって、この第2ノズル73は第1ノズル53とは独立的に昇降できるようになっている。ノズル本体75の上側側部にスチームの導入口81が設けられ、図示しない第2のスチーム供給路に接続されている点、第2の温度センサ83を備えている点も第1の実施の形態と同様である。
この第2の実施の形態に係るノズル51を使用してスチーム置換脱気を行う操作は、以下のようになる。即ち、脱気工程に移動してくる袋に対して図4に実線で示す状態で待機している(図2(A)参照)。この状態では第1ノズル53の噴出口61の先端が第2ノズル73の噴出口79より僅かに下の位置にあるが、必ずしもこれは必須ではない。この状態のまま第1及び第2ノズル53,73が同時に所定量だけそれぞれ下方へ移動し、噴出口61、79が袋内へ挿入され、スチームを噴射する(図2(B)参照)。次いで第2ノズル73のみが上へ移動し、その噴射口79が袋から抜出される(図2(C)参照)。次に第1ノズル53からスチームを噴射しながら袋口が緊張され(図3(D)参照)、次いで第1ノズル53が所定の距離だけ上昇し、その噴出口61が袋口から抜出され(図3(E)参照)、ノズルが待機位置へ復帰すると共に、置換された袋はシール工程へ移される(図3(F)参照)。
次に図5を参照して第3の実施の形態に係るノズル91について説明する。この実施の形態は、第2ノズルの本体を第1ノズルを挟むようにして二つに分割している点で第2の実施の形態と異なる。即ち内側に配置される第1ノズル93はやはり第1の実施の形態での第1ノズル3と実質的に同じ構成をしており、そのノズル本体95は上側の略円筒状の上側筒部97と挿入部99とを備えている。挿入部99もやはり横断面形状が扁平な形をしており、その下端部である噴出孔101は長手方向の両端部において斜めにカットされて傾斜部102a、102bとなっている。そしてノズル本体95の上端はホルダ103に取付けられ、ホルダ103の側方にスチームの導入口105が設けられ、図示しない第1のスチーム供給路に接続されている。ホルダ103の上端の孔にはアダプタ111が取付けられ、これによって温度センサ109が支持されている。そして第1ノズル93は取付け用ブラケット107を介して図示しない昇降軸に固定されている。
第2ノズル113はノズル本体が左右二つに分かれている点で第2の実施の形態と異なる。すなわちその二つのノズル本体115a、115bは、その横断面が半円に近い弓形の形をしており、その直線部即ち弦の部分が互いに対向し、第1ノズル93の挿入部99の横断面の長手方向に沿って伸びるように形成されている。即ち、その横断面が第1ノズル93の挿入部99の断面の短手方向の両側における所定の領域すなわち弓形の領域を占めるように形成されている。これら本体115a、bの上側には取付け部117が設けられ、この取付け部117において第1ノズル93の上側筒部97に図中二点鎖線で示すように摺動自在に取り付けられている。そこにシール用のOリングが配置されているが図示は省略している。この取付け部117には図示しない昇降軸に固定された取付け用ブラケット125が固定され、この第2ノズル113は第1ノズル93とは独立的に昇降できるようになっている。本体115a,bにはそれぞれの上側側部にスチームの導入口121a、bが設けられ、図示しない第2のスチーム供給路に接続されている。そして第2の温度センサ123は左側の本体115aにのみ取り付けられている。この第3の実施の形態に係るノズル91を使用してのスチームによる置換脱気の操作については第2の実施の形態についての説明から明らかなので、その説明は省略する。なお、このノズル91を第1の実施の形態と同じように第1と第2ノズル93,113とを一体的に構成し、それと同じ手順で操作して脱気することも可能である。
第1の実施の形態に係るノズルを示す図で、(イ)は側面断面図、(ロ)は底面図である。 図1のノズルを使用してスチーム置換脱気を行う操作を示す図であり、(A)はノズルの待機状態を示す平面図(イ)と側面図(ロ)であり、(B)はノズルを袋内に挿入してスチームを噴射している状態、(C)は第2ノズルを袋から抜出した状態を示している。 やはり図1のノズルを使用してスチーム置換脱気を行う操作を示す図であり、(D)は袋口を緊張した状態を示す平面図(イ)と側面図(ロ)であり、(E)は第1ノズルも袋から抜出した状態を示し、(F)はシール工程に移動された状態を示している。 第2の実施の形態に係るノズルを示す図で、(イ)は側面断面図、(ロ)は底面図である。 第3の実施の形態に係るノズルを示す図で、(イ)は側面断面図、(ロ)は底面図である。
符号の説明
1:ノズル 3:第1ノズル 5:ノズル本体 7:上側筒部 9:挿入部 11:噴出口 12a、b:傾斜部 13:ホルダ 15:導入口 17:取付け用ブラケット 19:温度センサ 23:第2ノズル 25:ノズル本体 27:取付け部 29:噴出口 31:導入口 33:温度センサ

Claims (9)

  1. 袋詰包装におけるスチーム置換脱気に使用するノズルにおいて、袋内に挿入される挿入部における横断面の形状が扁平形に形成され、内部が第1のスチーム供給路に接続された第1ノズルと、袋内に挿入される挿入部における横断面が、前記第1ノズルの挿入部の周囲の領域を少なくとも部分的に占めるように形成され、内部が第2のスチーム供給路に接続された第2ノズルとを備えることを特徴とする、スチーム置換脱気用ノズル。
  2. 請求項1記載のスチーム置換脱気用ノズルにおいて、前記第2ノズルの挿入部は、前記第1ノズルの前記挿入部を取囲むように形成されていることを特徴とする、スチーム置換脱気用ノズル。
  3. 請求項2記載のスチーム置換脱気用ノズルにおいて、前記第2ノズルの前記挿入部の前記横断面が略円形に形成されていることを特徴とする、スチーム置換脱気用ノズル。
  4. 請求項1記載のスチーム置換脱気用ノズルにおいて、前記第2ノズルの前記挿入部は、前記第1ノズルの挿入部横断面の短手方向両側に位置し、その横断面がそれぞれ弓形に形成された左右2つの挿入部を備え、該第2ノズルの挿入部の横断面における直線部が互いに対向し、前記第1ノズルの挿入部の横断面の長手方向に沿って伸びていることを特徴とする、スチーム置換脱気用ノズル。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1に記載のスチーム置換脱気用ノズルにおいて、前記第1及び第2ノズルは一体的に構成され、前記第2ノズルは、その噴出口の先端が、前記第1ノズルの噴出口の先端より軸方向後方に位置して配置されていることを特徴とする、スチーム置換脱気用ノズル。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1に記載のスチーム置換脱気用ノズルにおいて、前記第2ノズルは、前記第1ノズルに対して軸方向移動可能であることを特徴とする、スチーム置換脱気用ノズル。
  7. 袋詰包装におけるスチーム置換脱気方法において、
    袋内に挿入される挿入部における横断面の形状が扁平形に形成され、内部が第1のスチーム供給路に接続された第1ノズルと、袋内に挿入される挿入部における横断面が、前記第1ノズルの挿入部の周囲の領域を少なくとも部分的に占めるように形成され、内部が第2のスチーム供給路に接続された第2ノズルとを備えたノズルを、開口された袋内に挿入する工程と、
    前記第1及び第2ノズルからスチームを噴出する工程と、
    前記第2ノズルを袋から抜出し、スチームの噴射を停止し、前記袋の袋口を緊張させる工程と、
    前記第1ノズルを袋から抜出し、スチームの噴射を停止する工程とを含み、
    その後に袋は袋口の緊張を維持したまま後工程へ移動されることを特徴とする、スチーム置換脱気方法。
  8. 請求項7記載のスチーム置換脱気方法において、前記第1及び第2ノズルは一体的に構成され、前記第2ノズルの噴出口端部は、前記第1の噴出口端部より軸方向において後退した位置に位置していることを特徴とする、スチーム置換脱気方法。
  9. 請求項7記載のスチーム置換脱気方法において、前記第2ノズルは前記第1ノズルに対して軸方向において相対移動可能に構成されていることを特徴とする、スチーム置換脱気方法。
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