JP2008141263A - 無線通信端末及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信相手端末の通信品質(QoS)が保証されていない場合に、自端末の通信品質を保証するために割り当てられるリソースが無駄になることを回避可能とする。
【解決手段】 無線通信端末1と無線基地局3との間で実行される第1無線通信の通信品質が保証されているか否かを判定するステップS113と、第1無線通信の通信品質が保証されていないと判定された場合、無線通信端末2と無線基地局4との間で実行される第2無線通信の通信品質の保証を無線基地局4に要求せずに、無線通信端末1との通信を開始するよう制御するステップS115〜S118とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、通信品質(QoS)保証を採用する移動体通信システムに用いられる無線通信端末及び無線通信方法に関する。
従来、CDMA方式を用いた移動体通信システムでは、データ伝送の方式として、一般的に複数の方式が採用、導入されている。例えば、cdma2000では、1xEV−DO Rev.0(以下、単に「Rev.0」という)、及びRev.0よりも新しい方式である1xEV−DO Rev.A(以下、単に「Rev.A」という)が規定されている。
Rev.0は、パケット交換方式を用い、最大で上り方向:153.6kbps、下り方向:約2.4Mbpsのデータレートを実現する。Rev.0をサポートする無線基地局では、電波状態が良く、高スループットが期待できる無線通信端末に対し、電波状態が悪い無線通信端末よりも優先してリソースを割り当てる。
Rev.Aは、Rev.0を高速化し、最大で上り方向:約1.8Mbps、下り方向:約3.0Mbpsのデータレートを実現する。Rev.Aは、Rev.0と比較すると、データレートの高速化に加え、通信品質(QoS)保証が採用されていることが特徴である。
Rev.Aをサポートする無線基地局では、無線通信端末の電波状態だけでなく、無線通信端末が実行するアプリケーションの種別に応じたリソースの割り当てを行う。また、Rev.Aをサポートする無線基地局では、レート調整バッファを用いて、無線通信端末との間で実行される無線通信のデータレートを一定に維持する。
例えば、電波状態が良い無線通信端末でEメールアプリケーションを実行し、電波状態が悪い無線通信端末でVoIPアプリケーションを実行している場合、Rev.Aをサポートする無線基地局は、電波状態が良い無線通信端末よりも、電波状態が悪い無線通信端末に優先してリソースを割り当てる。
一方で、VoIPアプリケーションの実行に必要なQoSを発呼側端末から伝送径路上の中継装置に通知し、伝送径路上の中継装置にQoSを保証させる手法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−258879号公報
しかしながら、上述したような移動体通信システムでは、新方式をサポートする無線基地局などの装置が順次設置されていくなどの理由から、必ずしもすべての通信エリアにおいて、QoS保証を採用する通信方式、例えば、上述したRev.Aがサポートされているとは限らないのが実情である。
したがって、Rev.0に従った無線通信を行う無線通信端末と、Rev.Aに従った無線通信を行う無線通信端末との間で通信が行われる可能性がある。この場合、QoS保証のために割り当てられたリソース(例えば、無線基地局のレート調整バッファのバッファ容量)が無駄になる。リソースが無駄に消費されることによって、基地局当たりのQoSを使用する収容端末数が減少する。
上記問題点に鑑み、本発明は、通信相手端末の通信品質(QoS)が保証されていない場合に、自端末の通信品質を保証するために割り当てられるリソースが無駄になることを回避可能な無線通信端末及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、通信相手端末(無線通信端末1)と前記通信相手端末の接続先基地局である第1基地局(無線基地局3)との間で実行される第1無線通信の通信品質が保証されているか否かを判定する判定部(QoS判定部272)と、前記第1無線通信の通信品質が保証されていないと判定された場合、自己の接続先基地局である第2基地局(無線基地局4)との間で実行される第2無線通信の通信品質の保証を前記第2基地局に要求せずに、前記通信相手端末との通信を開始するよう制御する通信制御部(SIP処理部274、データ通信制御部275)とを備える無線通信端末であることを要旨とする。
このような特徴によれば、通信制御部は、第1無線通信の通信品質(QoS)が保証されていない場合には、第2無線通信の通信品質が保証可能であっても、第2無線通信の通信品質の保証要求を敢えて実行しない。
第2無線通信の通信品質の保証を第2基地局に要求しないので、第2無線通信の通信品質を保証するために割り当てられる第2基地局のリソースを他の無線通信端末に割り当て可能となる。この結果、基地局当たりのQoSを使用する収容端末数が減少することがない。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記通信相手端末との間で呼制御を行う呼制御サーバ(SIPサーバ7)への登録を要求するSMS(登録要求メッセージ)を、前記第2基地局から受信する受信部(SMS処理部271)をさらに備え、前記登録要求メッセージは、前記通信相手端末と前記第1無線基地局との間で実行される前記第1無線通信の通信品質が保証されているか否かに関する通信品質情報(QoSα)を含み、前記判定部は、前記通信品質情報に基づき、前記第1無線通信の通信品質が保証されているか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、通信相手端末と前記通信相手端末の接続先基地局である第1基地局との間で実行される第1無線通信の通信品質が保証されているか否かを判定するステップ(ステップS113)と、前記第1無線通信の通信品質が保証されていないと判定された場合、自己の接続先基地局である第2基地局との間で実行される第2無線通信の通信品質の保証を前記第2基地局に要求せずに、前記通信相手端末との通信を開始するよう制御するステップ(ステップS115〜ステップS118)とを備える無線通信方法であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特徴に係り、前記通信相手端末との間で呼制御を行う呼制御サーバへの登録を要求する登録要求メッセージを、前記第2基地局から受信するステップ(ステップS108)をさらに備え、前記登録要求メッセージは、前記通信相手端末と前記第1無線基地局との間で実行される前記第1無線通信の通信品質が保証されているか否かに関する通信品質情報を含み、前記判定するステップでは、前記通信品質情報に基づき、前記第1無線通信の通信品質が保証されているか否かを判定することを要旨とする。
本発明によれば、通信相手端末の通信品質(QoS)が保証されていない場合に、自端末の通信品質を保証するために割り当てられるリソースが無駄になることを回避可能な無線通信端末及び無線通信方法を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)移動体通信システムの全体概略構成:
図1は、本実施形態に係る無線通信端末1,2を含む移動体通信システムの全体概略構成を示している。本移動体通信システムは、cdma2000に準拠した、いわゆる第3世代の移動体通信システムである。
本移動体通信システムは、無線通信端末1,2と、無線基地局3,4と、パケット交換網5と、回線交換網6と、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ7と、SMS(Short Message Service)サーバ8とを有する。
無線通信端末1,2は、Rev.0及びRev.Aをサポートする無線通信端末である。無線通信端末1,2は、回線交換方式の音声通話機能に加えて、IPベースの音声通話(IP電話)機能や、IPベースのTV電話(IP−TV電話)機能を具備している。
無線通信端末1は、無線基地局3に接続し、無線基地局3との間で無線通信を実行する。無線通信端末2は、無線基地局4に接続し、無線基地局4との間で無線通信を実行する。本実施形態では、無線通信端末1から無線通信端末2に対して発信を行うものとする。
無線基地局3は、Rev.0のみをサポートする無線基地局であり、QoS保証機能を有していない。無線基地局4は、電波状態が良く、高スループットが期待できる無線通信端末に対し、電波状態が悪い無線通信端末よりも優先してリソースを割り当てる。
無線基地局4は、Rev.Aをサポートする無線基地局であり、QoS保証機能を有している。具体的には、無線通信端末2がリアルタイム型のアプリケーションを実行する場合、無線基地局4は、レート調整バッファを用いて、無線通信端末1との間で実行される無線通信のデータレートを一定に維持する。
さらに、無線基地局4は、他の無線通信端末よりも無線通信端末2に優先して帯域を割り当てる。具体的には、下り方向において、無線基地局4は、他の無線通信端末よりも無線通信端末2に優先してタイムスロットを割り当てる。上り方向においては、無線基地局4は、他の無線通信端末よりも無線通信端末2の送信電力を増加させる。
パケット交換網5は、パケット(IPパケット)交換によって通信が行われる通信網である。本実施形態では、EV−DO網によってパケット交換網5が構成されている。パケット交換網5では、SIP(RFC3261など)を利用した呼制御を行うためにアドレス登録を必要としている。
回線交換網6は、回線交換によって通信が行われる通信網である。本実施形態では、1x網によって回線交換網6が構成されている。回線交換網6では、無線通信端末1,2が通信を行う際、アドレス登録を必要としていない。
SIPサーバ7は、パケット交換網5及びSMSサーバ8に接続され、無線通信端末1,2の呼制御などをSIPに従って実行する。なお、SIPサーバ7は、通信網を介してSMSサーバ8と接続されていてもよい。
SMSサーバ8は、回線交換網6及びSIPサーバ7に接続され、SMSサーバ8へのアドレス登録を要求するSMS(登録要求メッセージ)を無線通信端末(例えば無線通信端末2)に送信する。
(2)無線通信端末の構成:
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る無線通信端末1,2の構成について説明する。
(2.1)無線通信端末の概略構成:
図2は、無線通信端末2の機能ブロック構成図である。無線通信端末1は、無線通信端末2と同様の構成を有するため、無線通信端末1の構成については説明を省略する。
なお、以下、本発明との関連がある部分について主に説明する。したがって、無線通信端末2は、当該装置としての機能を実現する上で必須な、図示しない或いは説明を省略した論理ブロック(電源部など)を備える場合があることに留意されたい。
図2に示すように、無線通信端末2は、アンテナ21、無線通信部22、操作部23、マイク24、スピーカ25、表示部26、制御部27、及び記憶部28を備える。
無線通信部22は、無線基地局4との間において、CDMAに従った無線信号を、アンテナ21を介して送受信する。無線通信部22は、回線交換方式で無線通信を行う1x無線通信機能と、パケット交換方式で無線通信を行うEV−DO無線通信機能とを有する。また、無線通信部22は、当該無線信号とベースバンド信号との変換を実行し、ベースバンド信号を制御部27との間において送受信する。
操作部23は、テンキーやファンクションキーなどによって構成され、ユーザの操作内容を入力するために用いられるインタフェースである。
マイク24は、音声を集音し、集音された音声に基づいて音声信号を制御部27に入力する。
スピーカ25は、制御部27から取得した音声信号に基づいて音声を出力する。
表示部26は、無線通信部22及び制御部27を介して受信した画像コンテンツなどを表示したり、操作内容(入力電話番号やアドレスなど)を表示したりする。
制御部27は、無線通信端末2が具備する各種機能を制御する。制御部27のさらに詳細な機能ブロックについては後述する。
記憶部28は、無線通信端末2における制御などに用いられる各種情報を記憶する。記憶部28のさらに詳細な機能ブロックについては後述する。
(2.2)制御部及び記憶部の詳細構成:
図3は、制御部27及び記憶部28の詳細構成を示す機能ブロック構成図である。
図3に示すように、制御部27は、SMS処理部271と、QoS判定部272と、QoS確立部273と、SIP処理部274と、データ通信制御部275とを備える。記憶部28は、QoS情報記憶部281を備える。
SMS処理部271は、SIPサーバ7へのアドレス登録を要求するSMS(登録要求メッセージ)を、SMSサーバ8から無線基地局4を介して受信する。SMS処理部271は、SMS(登録要求メッセージ)に基づき、無線通信端末1と無線基地局3との間で実行される無線通信のQoS保証の有無又はQoSの種別を示すQoS情報を取得する。QoSの種別とは、例えばデータレートの値を意味する。
QoS判定部272は、SMS処理部271が取得したQoS情報に基づき、無線通信端末1と無線基地局3との間で実行される無線通信のQoS保証の有無を判定する。
QoS確立部273は、無線基地局4との間でQoS確立処理を実行する。また、QoS確立部273は、QoS判定部272の判定結果に応じて、無線基地局4に対してQoS保証を要求するか否かを決定する。
SIP処理部274は、SIPに従って、無線通信端末1と音声通話などを行うための呼制御を行う。具体的には、SIP処理部274は、SIPサーバ7に対してSIPメッセージを送受信することで、無線通信端末1とのセッションを確立、管理、及び切断する。
データ通信制御部275は、所定のプロトコル(例えば、RTP(Realtime Transport Protocol))に従って、無線通信端末1とデータ通信(パケット通信)を実行する。
QoS情報記憶部281は、初期値として“NULL”を格納し、QoS確立部273によってQoS保証が確立された場合、QoSの種別を示す情報(ProfileID)を格納する。
(3)移動体通信システムの動作:
次に、図4及び図5を参照して、上述した本実施形態に係る移動体通信システムの動作について説明する。
(3.1)移動体通信システム全体の動作:
図4は、本実施形態に係る移動体通信システム全体の動作シーケンスを示すシーケンス図である。
ステップS101において、無線通信端末1は、QoS情報(QoSα)に対して初期値“NULL”を設定する。
ステップS102において、無線通信端末1は、無線通信端末2に対する発呼操作をユーザから受け付ける。
ステップS103において、無線通信端末1は、無線基地局3との間にコネクションを確立する。
ステップS104において、無線通信端末1は、無線基地局3を介して、“REGISTER”メッセージをSIPサーバ7に送信することで、SIPサーバ7にアドレス登録(ログイン)を行う。
ステップS105において、無線通信端末1は、無線基地局3との間でQoS確立処理を実行する。QoS確立処理に成功した場合、無線通信端末1は、ProfileIDを無線基地局3から取得し、取得したProfileIDをQoS情報(QoSα)に設定する。
ここでは、無線基地局3がRev.Aをサポートしていないので、無線通信端末1は、QoS保証を確立できない。このため、QoS情報(QoSα)においては、初期値“NULL”が維持される。
ステップS106において、無線通信端末1は、無線基地局3を介して、無線通信端末2とのセッションの確立を要求する“INVITE”メッセージをSIPサーバ7に送信する。“INVITE”メッセージには、QoS情報(QoSα)が記述される。
具体的には、“INVITE”メッセージには、SDP(Session Description Protocol)(RFC 2327)に従った形式でQoS情報(QoSα)が記述される。又は、IP(Internet Protocol)中のQoSを定義するフィールドにQoS情報(QoSα)が記述される。
ステップS107において、SIPサーバ7は、無線通信端末2に着信があったことを示す着信通知をSMSサーバ8に送信する。着信通知には、ステップS106でSIPサーバ7が受信した“INVITE”メッセージ中のQoS情報(QoSα)が記述される。
ステップS108において、SMSサーバ8は、無線基地局4を介して、SIPサーバ7へのアドレス登録(ログイン)を要求するSMS(登録要求メッセージ)を無線通信端末2に送信する。
SMS(登録要求メッセージ)には、ステップS107でSMSサーバ8が受信した着信通知中のQoS情報(QoSα)が記述される。無線通信端末2は、ステップS108で受信したSMS(登録要求メッセージ)中のQoS情報(QoSα)を記憶する。
ステップS109において、無線通信端末2は、無線基地局4を介して、ステップS108で受信したSMS(登録要求メッセージ)に対する許可応答である応答メッセージ(SMS Ack)をSMSサーバ8に送信する。
ステップS110において、SMSサーバ8は、無線通信端末2によって登録要求が許可されたことを通知する着信結果通知をSIPサーバ7に送信する。
ステップS111において、無線通信端末2は、無線基地局4との間にコネクションを確立する。
ステップS112において、無線通信端末2は、無線基地局4を介して、“REGISTER”メッセージをSIPサーバ7に送信し、アドレス登録(ログイン)を行う。
ステップS113において、無線通信端末2は、無線通信端末1のQoS保証が確立されているか否かを判定する。具体的には、無線通信端末2は、ステップS108で受信したSMS(登録要求メッセージ)にQoS情報(QoSα)が記述されていたか否かを判定する。
SMS(登録要求メッセージ)にQoS情報(QoSα)が記述されていた場合、無線通信端末2は、QoS情報(QoSα)が初期値“NULL”であったか否かを判定する。QoS情報(QoSα)が初期値“NULL”でない場合、無線通信端末2は、無線通信端末1のQoS保証が確立されていると判定し、ステップS114の処理に進む。
ステップS114において、無線通信端末2は、無線基地局4とQoS確立処理を実行する。ここでは、無線通信端末1のQoS保証が確立されていないので、ステップS114の処理が省略される。
ステップS115において、SIPサーバ7は、無線基地局4を介して、“INVITE”メッセージを無線通信端末2に送信する。
ステップS116において、無線通信端末2は、ステップS115で受信した“INVITE”メッセージに応答して、“200OK”メッセージを無線基地局4を介してSIPサーバ7に送信する。
ステップS117において、SIPサーバ7は、無線基地局3を介して、“200 OK”メッセージを無線通信端末1に送信する。
ステップS118において、無線通信端末1と無線通信端末2との間にセッションが設定され、無線通信端末1と無線通信端末2との間で通信(音声通話)が開始される。
(3.2)QoS確立処理の詳細:
次に、上述したQoS確立処理について説明する。図5は、QoS確立に成功する場合の無線通信端末1の詳細動作を示すシーケンス図である。
ステップS1001において、無線通信端末1は、少なくとも1つのProfileIDを指定して、無線基地局3に対してQoS保証の確立を要求する。
ステップS1002において、無線基地局3は、1つのProfileIDを指定して、保証するQoSを無線通信端末1に通知する。
ステップS1003において、無線通信端末1及び無線基地局3は、QoS保証を有効化することで、無線通信端末1と無線基地局3との間でQoS保証が確立される。
(4)作用・効果:
以上説明したように、無線通信端末2は、無線基地局4との間でQoS保証を確立可能であっても、無線通信端末1のQoSが保証されていない場合には、無線基地局4との間でQoS保証を確立しない。
無線通信端末2が無線基地局4との間でQoS保証を確立しないことで、無線通信端末2のQoSを保証するために割り当てられるリソースが無駄にならない。具体的には、無線通信端末2に割り当てられる無線基地局4のレート調整バッファを、他の無線通信端末に割り当て可能となる。
また、下り方向において、無線通信端末2に優先的に割り当てられるタイムスロットを他の無線通信端末に割り当て可能となる。さらに、上り方向において、無線通信端末1の送信電力を増加させる必要がないので、無線通信端末1の消費電力を節約できる。
さらに、本実施形態によれば、SMSサーバ8が送信するSMS(登録要求メッセージ)に無線通信端末1のQoS情報(QoSα)が記述されている。無線通信端末2は、SMS(登録要求メッセージ)に記述されたQoS情報(QoSα)に基づき、無線通信端末1のQoS保証の有無を判定する。
つまり、既存のプロトコルに従ったシーケンスを利用しているので、既存のプロトコルを大幅に変更することなく、無線通信端末1のQoS保証の有無を判定できる。
[変更例]
上述した実施形態では、発信側の無線通信端末1がQoS情報(QoSα)を送信する構成について説明した。本変更例では、無線通信端末1がQoS情報(QoSα)を送信せずに、SIPサーバ7がQoS情報(QoSα)を取得する構成について説明する。なお、本変更例では、上述した実施形態と異なる点について説明し、重複する説明は省略する。
(1)SIPサーバの構成:
図6は、本変更例に係るSIPサーバ7の構成を示す機能ブロック構成図である。
図6に示すように、SIPサーバ7は、SIP処理部71と、QoS情報取得部72と、着信通知部73と、通信I/F部74とを備える。
SIP処理部71は、SIPに従って無線通信端末1と無線通信端末2とのセッションを確立、管理、及び切断する。
QoS情報取得部72は、無線通信端末1から無線基地局3を介して“INVITE”メッセージを受信した場合、無線通信端末1のQoS情報(QoSα)を無線基地局3から取得する。
着信通知部73は、無線通信端末1から無線基地局3を介して“INVITE”メッセージを受信した場合、QoS情報取得部72によって取得されたQoS情報(QoSα)を含む着信通知をSMSサーバ8に送信する。
通信I/F部74は、パケット交換網5及びSMSサーバ8とのインタフェースとして機能する。
(2)移動体通信システムの動作:
図7は、本変更例に係るSIPサーバ7を含む移動体通信システム全体の動作シーケンスを示すシーケンス図である。ここでは、図4で説明した動作と異なる動作について主に説明する。
ステップS201〜ステップS206においては、図4のステップS101〜ステップS106と同様の動作が実行される。
ステップS207において、SIPサーバ7は、無線通信端末1のQoS情報(QoSα)を通知するよう無線基地局3に要求する。
ステップS208において、無線基地局3は、無線通信端末1のQoS情報(QoSα)をSIPサーバ7に通知する。
ステップS209において、SIPサーバ7は、ステップS208で取得したQoS情報(QoSα)を含む着信通知をSMSサーバ8に送信する。
ステップS210〜ステップS220においては、図4のステップS108〜ステップS118と同様の動作が実行される。
(3)作用・効果:
本変更例によれば、SIPサーバ7が無線基地局3から無線通信端末1のQoS情報(QoSα)を取得するので、無線通信端末1は、“INVITE”メッセージにQoS情報(QoSα)を記述する必要がない。したがって、送信側の無線通信端末1の構成は変更不要であり、Rev.Aをサポートする通常の無線通信端末を送信側の無線通信端末1として使用できる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
図1及び図3に示した実施形態においては、無線通信端末1及び無線通信端末2のいずれもRev.A及びRev.0をサポートしていたが、無線通信端末1は、必ずしもRev.Aをサポートしていなくてもよい。無線通信端末1又は無線基地局3の少なくとも一方がRev.Aをサポートしていない場合には、Rev.0に従った無線通信が行われるためである。
上述した実施形態においては、QoS情報としてProfileIDを着信側の無線通信端末2に送信していたが、ProfileIDを送信する場合に限らず、単にQoS保証の有無を示す情報を送信してもよい。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
本発明の実施形態に係る移動体通信システムの全体概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末の構成を示す機能ブロック構成図である。 図2の制御部及び記憶部の詳細構成を示す機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る移動体通信システム全体の動作シーケンスを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る無線通信端末及び無線基地局間で実行されるQoS確立処理シーケンスを示すシーケンス図である。 本発明の実施形態の変更例に係るSIPサーバ(呼制御サーバ)の構成を示す機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態の変更例に係る移動体通信システム全体の動作シーケンスを示すシーケンス図である。
符号の説明
1,2…無線通信端末、3,4…無線基地局、5…パケット交換網、6…回線交換網、7…SIPサーバ、8…SMSサーバ、21…アンテナ、22…無線通信部、23…操作部、24…マイク、25…スピーカ、26…表示部、27…制御部、28…記憶部、71…SIP処理部、72…QoS情報取得部、73…着信通知部、74…通信I/F部、271…SMS処理部、272…QoS判定部、273…QoS確立部、274…SIP処理部、275…データ通信制御部、281…QoS情報記憶部

Claims (4)

  1. 通信相手端末と前記通信相手端末の接続先基地局である第1基地局との間で実行される第1無線通信の通信品質が保証されているか否かを判定する判定部と、
    前記第1無線通信の通信品質が保証されていないと判定された場合、自己の接続先基地局である第2基地局との間で実行される第2無線通信の通信品質の保証を前記第2基地局に要求せずに、前記通信相手端末との通信を開始するよう制御する通信制御部と
    を備える無線通信端末。
  2. 前記通信相手端末との間で呼制御を行う呼制御サーバへの登録を要求する登録要求メッセージを、前記第2基地局から受信する受信部をさらに備え、
    前記登録要求メッセージは、前記通信相手端末と前記第1無線基地局との間で実行される前記第1無線通信の通信品質が保証されているか否かに関する通信品質情報を含み、
    前記判定部は、前記通信品質情報に基づき、前記第1無線通信の通信品質が保証されているか否かを判定する請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 通信相手端末と前記通信相手端末の接続先基地局である第1基地局との間で実行される第1無線通信の通信品質が保証されているか否かを判定するステップと、
    前記第1無線通信の通信品質が保証されていないと判定された場合、自己の接続先基地局である第2基地局との間で実行される第2無線通信の通信品質の保証を前記第2基地局に要求せずに、前記通信相手端末との通信を開始するよう制御するステップと
    を備える無線通信方法。
  4. 前記通信相手端末との間で呼制御を行う呼制御サーバへの登録を要求する登録要求メッセージを、前記第2基地局から受信するステップをさらに備え、
    前記登録要求メッセージは、前記通信相手端末と前記第1無線基地局との間で実行される前記第1無線通信の通信品質が保証されているか否かに関する通信品質情報を含み、
    前記判定するステップでは、前記通信品質情報に基づき、前記第1無線通信の通信品質が保証されているか否かを判定する請求項3に記載の無線通信方法。
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