JP2008140572A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタハウジングにリアホルダを装着するロック機構に遊びがある場合でも、異音の発生を防止できるようにしたコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタハウジング10と、その後端に装着されるリアホルダ20と、コネクタハウジングの後端に向けリアホルダをスライドさせることにより、スライド方向に所定の遊びを持ちながら両者をロックするロック孔12とロック突起機構22と、リアホルダのスライド方向と直交する方向へのリアホルダの振れを規制する振れ止め機構としての係合溝23とリブ13と、を具備し、リブの弾性によりリアホルダの振れを吸収するようにした。
【選択図】図1
【解決手段】コネクタハウジング10と、その後端に装着されるリアホルダ20と、コネクタハウジングの後端に向けリアホルダをスライドさせることにより、スライド方向に所定の遊びを持ちながら両者をロックするロック孔12とロック突起機構22と、リアホルダのスライド方向と直交する方向へのリアホルダの振れを規制する振れ止め機構としての係合溝23とリブ13と、を具備し、リブの弾性によりリアホルダの振れを吸収するようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用ワイヤハーネス等の電気接続に用いるコネクタに関し、特に、狭い場所でのオス・メスコネクタの組み付け作業を容易にするリアホルダを後端に装着したコネクタに関するものである。
自動車用ハーネスに使用するコネクタは、手の入りにくい窪んだ場所等でオス・メスの嵌合や取外しを行なわなければならない場合がある。こうしたコネクタの作業性を改善するため、コネクタハウジングの後部に結合する電線保護用のリアホルダを、オス・メス嵌合時のサポート用の把持部として使用するコネクタが、特許文献1に記載されている。
図12(a)および(b)は、このコネクタを示している。このコネクタは、コネクタハウジング101とリアホルダ102とを有しており、図12(a)は、リアホルダ102をコネクタハウジング101に結合する前の状態、そして図12(b)は、リアホルダ102をコネクタハウジング101に結合した状態を図示している。
リアホルダ102は、ロック機構107、108によって互いに結合される上側と下側の半割体105、106よりなり、下側の半割体106の前部に、コネクタハウジング101側のロック部103に結合するロック部104が設けられ、リアホルダ102の後部に電線Wを収容する電線保護収容部110が設けられている。
そして、リアホルダ102をコネクタハウジング101に結合した図12(b)の状態において、電線保護収容部110がコネクタハウジング101の後方に突出し、コネクタを奥まった場所に接続する際には、この電線保護収容部110を把持して、コネクタ嵌合作業が行なえるようになっている。
また、特許文献2には、コネクタの後部に結合するリアホルダを、ヒンジによりコネクタハウジングに連結したコネクタが記載されている。
図13は、このコネクタを示している。図13に示すように、このコネクタは、互いに嵌合されるコネクタハウジング201、202と、各コネクタハウジング201、202の後端に装着されるリアホルダ203、204と、を備えている。各リアホルダ203、204は、それぞれ開閉自在の一対の半割体203A、204Aよりなり、各半割体203A、204Aは、薄肉ヒンジ205、206でコネクタハウジング201、202に連結されている。また、半割体203A、204Aには、閉じた状態でロックするロック機構208、209、211、212が設けられている。
リアホルダ203、204は、コネクタハウジング201、202の端子収容孔に端子が挿入された後、コネクタハウジング201、202の後端面を閉じる方向に回転され、ロック機構208、209、211、212によりロックされる。そして、この状態で、端子の後側を押圧係止し、端子の後抜けを防止する。
ところで、この種のコネクタを車載する場合には、車両振動によるガタつき音の発生を防止することが望まれるが、リアホルダを装着するためのロック機構にコネクタの性能を確保する上での遊びを持たせた場合、別の方向の振れを許してしまい、それが異音発生の原因となることがあった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、リアホルダを装着するロック機構に遊びがある場合でも、異音の発生を防止できるようにしたコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 端子が収容され、前端に相手方コネクタが嵌合されるコネクタハウジングと、
該コネクタハウジングの後端に装着されるリアホルダと、
前記コネクタハウジングとリアホルダとの間に設けられ、前記コネクタハウジングの後端に向けその後端の延長方向から前記リアホルダをスライドさせることにより、互いに係合して、前記コネクタハウジングとリアホルダを、前記スライド方向に所定の遊びを持ちながらロックするロック機構と、
前記コネクタハウジングとリアホルダとの間に設けられ、前記ロック機構をロックさせるための前記リアホルダのスライド方向と直交する方向への前記コネクタハウジングに対する前記リアホルダの振れを規制する振れ止め機構と、
を具備すること。
(2) 上記(1)の構成のコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの後端に、前記リアホルダの先端を挿入可能な間隔をあけて一対の結合用壁が設けられ、それら各結合用壁に、前記ロック機構の一方の要素であるロック孔が前記スライド方向と直交する方向に並べて2つ設けられ、
また、前記リアホルダの先端の両側部に、前記結合用壁の各ロック孔に係合するロック突起が設けられ、
前記ロック孔とロック突起との間に前記スライド方向の遊びが設けられ、
更に、前記振れ止め機構として、前記結合用壁の内面と前記リアホルダの先端の両側部の一方に、前記スライド方向に延びる係合溝が設けられ、前記結合用壁の内面と前記リアホルダの先端の両側部の他方に、前記係合溝に嵌まるリブが突設されていること。
(3) 上記(2)の構成のコネクタにおいて、
前記リブが、自身の弾性により前記リアホルダの振れを吸収するものとして構成されていること。
(4) 上記(2)または(3)の構成のコネクタにおいて、
前記リブを挟む両側に、該リブと並行するスリットを入れることで、前記結合用壁のリブを形成した部分に、結合用壁に沿った方向の可撓性を持たせたこと。
(5) 上記(2)の構成のコネクタにおいて、
前記リブの両側面に、前記係合溝との係合位置が正位置からずれた際に、前記係合溝の開口縁と衝合することで、前記リブが形成されている結合用壁に弾性復元力を生じさせ、それにより、前記係合溝を正位置に付勢する斜面が設けられていること。
(6) 上記(1)〜(6)のいずれかの構成のコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングに薄肉ヒンジを介して前記リアホルダが一体に形成されていること。
(1) 端子が収容され、前端に相手方コネクタが嵌合されるコネクタハウジングと、
該コネクタハウジングの後端に装着されるリアホルダと、
前記コネクタハウジングとリアホルダとの間に設けられ、前記コネクタハウジングの後端に向けその後端の延長方向から前記リアホルダをスライドさせることにより、互いに係合して、前記コネクタハウジングとリアホルダを、前記スライド方向に所定の遊びを持ちながらロックするロック機構と、
前記コネクタハウジングとリアホルダとの間に設けられ、前記ロック機構をロックさせるための前記リアホルダのスライド方向と直交する方向への前記コネクタハウジングに対する前記リアホルダの振れを規制する振れ止め機構と、
を具備すること。
(2) 上記(1)の構成のコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングの後端に、前記リアホルダの先端を挿入可能な間隔をあけて一対の結合用壁が設けられ、それら各結合用壁に、前記ロック機構の一方の要素であるロック孔が前記スライド方向と直交する方向に並べて2つ設けられ、
また、前記リアホルダの先端の両側部に、前記結合用壁の各ロック孔に係合するロック突起が設けられ、
前記ロック孔とロック突起との間に前記スライド方向の遊びが設けられ、
更に、前記振れ止め機構として、前記結合用壁の内面と前記リアホルダの先端の両側部の一方に、前記スライド方向に延びる係合溝が設けられ、前記結合用壁の内面と前記リアホルダの先端の両側部の他方に、前記係合溝に嵌まるリブが突設されていること。
(3) 上記(2)の構成のコネクタにおいて、
前記リブが、自身の弾性により前記リアホルダの振れを吸収するものとして構成されていること。
(4) 上記(2)または(3)の構成のコネクタにおいて、
前記リブを挟む両側に、該リブと並行するスリットを入れることで、前記結合用壁のリブを形成した部分に、結合用壁に沿った方向の可撓性を持たせたこと。
(5) 上記(2)の構成のコネクタにおいて、
前記リブの両側面に、前記係合溝との係合位置が正位置からずれた際に、前記係合溝の開口縁と衝合することで、前記リブが形成されている結合用壁に弾性復元力を生じさせ、それにより、前記係合溝を正位置に付勢する斜面が設けられていること。
(6) 上記(1)〜(6)のいずれかの構成のコネクタにおいて、
前記コネクタハウジングに薄肉ヒンジを介して前記リアホルダが一体に形成されていること。
上記(1)の構成によれば、ロック機構がリアホルダをロックする際のスライド方向に遊びを持つので、自動車に搭載した際の振動に伴い、ロック状態においてもその遊びの分だけ、スライド方向と直交する方向へリアホルダが振れを発生しやすくなるが、振れ止め機構を備えているので、その方向の振れを防ぐことができる。従って、車載時の異音の発生を防止することができる。
上記(2)の構成によれば、リアホルダの先端をコネクタハウジングの後端の結合用壁の間にスライドさせて挿入した際に、結合用壁の撓みを利用して結合用壁の各ロック孔にロック突起を係合させることができ、それにより、コネクタハウジングにリアホルダをロックすることができる。この場合、ロック孔とロック突起との間にリアホルダをスライドさせる方向の遊びが存在するので、その遊びの分だけ、スライド方向と直交する方向へリアホルダが振れを発生する可能性が生じるが、振れ止め機構として設けられた係合溝とリブが互いに係合することにより、その方向の振れを防ぐことができ、車載時の異音の発生を防止することができる。
上記(3)の構成によれば、リブが自身の弾性により、リアホルダの振れを吸収するので、リアホルダのガタつきを防いで、異音の発生を防止することができる。
上記(4)の構成によれば、リブの両側にスリットを入れることで、結合用壁のリブを形成した部分を撓み易くしたので、その撓みによりリアホルダの振れを吸収することができ、リアホルダのガタつきを防いで、異音の発生を防止することができる。
上記(5)の構成によれば、リブの両側に設けた斜面と係合溝の開口縁との衝合により結合用壁を撓ませ、その復元力でリアホルダを適正位置に付勢するようにしたので、リアホルダの振れを有効に吸収することができ、リアホルダのガタつきを防いで、異音の発生を防止することができる。
上記(6)の構成によれば、コネクタハウジングに薄肉ヒンジを介してリアホルダが一体に形成されているので、部品点数を削減することができ、取り扱い性を良くすることができる。
上記(2)の構成によれば、リアホルダの先端をコネクタハウジングの後端の結合用壁の間にスライドさせて挿入した際に、結合用壁の撓みを利用して結合用壁の各ロック孔にロック突起を係合させることができ、それにより、コネクタハウジングにリアホルダをロックすることができる。この場合、ロック孔とロック突起との間にリアホルダをスライドさせる方向の遊びが存在するので、その遊びの分だけ、スライド方向と直交する方向へリアホルダが振れを発生する可能性が生じるが、振れ止め機構として設けられた係合溝とリブが互いに係合することにより、その方向の振れを防ぐことができ、車載時の異音の発生を防止することができる。
上記(3)の構成によれば、リブが自身の弾性により、リアホルダの振れを吸収するので、リアホルダのガタつきを防いで、異音の発生を防止することができる。
上記(4)の構成によれば、リブの両側にスリットを入れることで、結合用壁のリブを形成した部分を撓み易くしたので、その撓みによりリアホルダの振れを吸収することができ、リアホルダのガタつきを防いで、異音の発生を防止することができる。
上記(5)の構成によれば、リブの両側に設けた斜面と係合溝の開口縁との衝合により結合用壁を撓ませ、その復元力でリアホルダを適正位置に付勢するようにしたので、リアホルダの振れを有効に吸収することができ、リアホルダのガタつきを防いで、異音の発生を防止することができる。
上記(6)の構成によれば、コネクタハウジングに薄肉ヒンジを介してリアホルダが一体に形成されているので、部品点数を削減することができ、取り扱い性を良くすることができる。
本発明のコネクタは、コネクタハウジングとリアホルダをロックした状態で、リアホルダのスライド方向と直交する方向の振れを防ぐことができるので、車載時の振動による無用な異音の発生を防止することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る複数の好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図5は第1の実施形態のコネクタを示す図である。図1は非結合状態にあるコネクタハウジングとリアホルダを示す斜視図、図2は図1の要部の拡大図、図3はコネクタハウジングの後端にリアホルダを装着した状態を示す側面図、図4(a)および(b)は図3の要部の概略図であって、図4(a)は側面図、そして図4(b)は係合溝とリブの関係を示す断面図、そして図5(a)および(b)はリアホルダに振れが生じた際の挙動を誇張して示す概略図であって、図5(a)は側面図、そして図5(b)は係合溝とリブの関係を示す断面図である。
図1〜図5は第1の実施形態のコネクタを示す図である。図1は非結合状態にあるコネクタハウジングとリアホルダを示す斜視図、図2は図1の要部の拡大図、図3はコネクタハウジングの後端にリアホルダを装着した状態を示す側面図、図4(a)および(b)は図3の要部の概略図であって、図4(a)は側面図、そして図4(b)は係合溝とリブの関係を示す断面図、そして図5(a)および(b)はリアホルダに振れが生じた際の挙動を誇張して示す概略図であって、図5(a)は側面図、そして図5(b)は係合溝とリブの関係を示す断面図である。
図1に示すように、このコネクタは、端子(図示略)が収容され、前端に相手方コネクタ(図示略)が嵌合されるコネクタハウジング10と、コネクタハウジング10の後端に装着されるリアホルダ20と、薄肉ヒンジ30と、を有しており、コネクタハウジング10、リアホルダ20、および薄肉ヒンジ30が合成樹脂を射出成形することにより一体成形されている。このように、コネクタハウジング10とリアホルダ20が薄肉ヒンジを介して一体に連結されていることで、部品点数の削減が図れ、取り扱い性が良くなる。
コネクタハウジング10とリアホルダ20との間には、コネクタハウジング10の後端に向けその後端の延長方向からリアホルダ20をスライドさせることにより、互いに係合して、コネクタハウジング10とリアホルダ20を、前記スライド方向に所定の遊びを持ちながらロックするロック機構が設けられている。
この場合、コネクタハウジング10の後端に、リアホルダ20の先端を挿入可能な間隔をあけて一対の結合用壁11が設けられており、それら各結合用壁11に、ロック機構の一方の要素であるロック孔12が、リアホルダ20のスライド方向(図3中の水平方向)と直交する方向(図3中の垂直方向)に並べて2つ設けられている。また、リアホルダ20の先端の両側部21に、結合用壁11の各ロック孔12に係合するロック突起22が設けられている。ここで、ロック孔12とロック突起22との間には、図3に示すように、リアホルダ20のスライド方向の遊びCが設けられている。この遊びCは、電線サイズ毎に端子の伸びが異なるために、それを吸収する必要性から設けられている。
また、図2、図4(a)および図4(b)に示すように、コネクタハウジング10とリアホルダ20との間には、ロック孔12にロック突起22をロックさせるためのリアホルダ20のスライド方向と直交する方向へのコネクタハウジング10に対するリアホルダ20の振れを規制する振れ止め機構としての係合溝23とリブ13とが設けられている。
この場合、リアホルダ20の先端の両側部21に、リアホルダ20のスライド方向に延ばして係合溝23が設けられ、コネクタハウジング10側の2つのロック孔12の中間の結合用壁11の内面に、係合溝23に嵌まる突条のリブ13が突設されている。このリブ13は、自身の弾性によりリアホルダ20の振れを吸収するものとして構成されている。
次に作用を述べる。
コネクタハウジング10にリアホルダ20を装着する場合は、図3の矢印で示すように、リアホルダ20をヒンジ30を利用して回転させ、リアホルダ20の先端をコネクタハウジング10の後端にスライドさせて装着する。その際、一対の結合用壁11の間にリアホルダ20の先端を挿入すると、結合用壁11が外側に撓みつつ、結合用壁11の各ロック孔12にロック突起22が係合し、それにより、コネクタハウジング10にリアホルダ20がロックされる。
このロック状態において、図3に示すように、ロック孔12とロック突起22との間にリアホルダ20をスライドさせる方向の遊びCが存在するので、車載時の振動により、その遊びCの分だけ、図5(a)に示すように、スライド方向と直交する方向(矢印R方向)へリアホルダ20が振れを発生する可能性が生じるが、図5(b)に示すように、振れ止め機構として設けられた係合溝23とリブ13が互いに係合していることにより、その方向の振れを防ぐことができる。特に、リブ13が自身の弾性により、リアホルダ20の振れを吸収する働きをなすので、リアホルダ20のガタつきを防いで、異音の発生を防止することができる。
(第2の実施形態)
図6〜図8は第2の実施形態のコネクタを示す図である。図6は非結合状態にあるコネクタハウジングとリアホルダを示す斜視図、図7は図6の要部の拡大図、そして図8はコネクタハウジングの後端にリアホルダを装着した状態でリアホルダに振れが生じた際の挙動を誇張して示す概略斜視図である。尚、上記にて説明した構成要素と同じ第2の実施形態の構成要素には、同一符号を付し、それらの説明については省略あるいは簡略化する。
図6〜図8は第2の実施形態のコネクタを示す図である。図6は非結合状態にあるコネクタハウジングとリアホルダを示す斜視図、図7は図6の要部の拡大図、そして図8はコネクタハウジングの後端にリアホルダを装着した状態でリアホルダに振れが生じた際の挙動を誇張して示す概略斜視図である。尚、上記にて説明した構成要素と同じ第2の実施形態の構成要素には、同一符号を付し、それらの説明については省略あるいは簡略化する。
この第2の実施形態のコネクタでは、上記第1の実施形態において設けたリブ13の両側に、新たに、該リブ13と並行するスリット14を入れることで、結合用壁11のリブ13を形成した部分15に、結合用壁11に沿った方向の可撓性を持たせている。
このようにリブ13の両側にスリット14を入れることで、結合用壁11のリブ13を形成した部分15を撓み易くしたので、図8に示すように、その撓みによりリアホルダ20の振れ(図8中矢印R方向の動き)を吸収することができ、リアホルダ20のガタつきを防いで、異音の発生を防止することができる。
(第3の実施形態)
図9〜図11は第3の実施形態のコネクタを示す図である。図9は非結合状態にあるコネクタハウジングとリアホルダを示す斜視図、図10は図9の要部の拡大図、そして図11(a)および(b)はコネクタハウジングの後端にリアホルダを装着した状態での係合溝とリブとの関係を示す断面図であって、図11(a)はリアホルダに振れが生じていないときの状態、そして図11(b)はリアホルダに振れが生じたときの状態を示す図である。尚、上記にて説明した構成要素と同じ第3の実施形態の構成要素には、同一符号を付し、それらの説明については省略あるいは簡略化する。
図9〜図11は第3の実施形態のコネクタを示す図である。図9は非結合状態にあるコネクタハウジングとリアホルダを示す斜視図、図10は図9の要部の拡大図、そして図11(a)および(b)はコネクタハウジングの後端にリアホルダを装着した状態での係合溝とリブとの関係を示す断面図であって、図11(a)はリアホルダに振れが生じていないときの状態、そして図11(b)はリアホルダに振れが生じたときの状態を示す図である。尚、上記にて説明した構成要素と同じ第3の実施形態の構成要素には、同一符号を付し、それらの説明については省略あるいは簡略化する。
この第3の実施形態のコネクタでは、上記第1の実施形態において設けたリブ13の両側面に、図11(b)に示すように、係合溝23との係合位置が正位置からずれた際に、係合溝23の開口縁23aと衝合することで、リブ13が形成されている結合用壁11に弾性復元力を生じさせ、それにより、係合溝23を正位置に付勢する斜面13aを設けている。つまり、リブ13の断面を、両側に斜面13aを持つ台形状に設定している。
このように、リブ13の両側に設けた斜面13aと係合溝23の開口縁23aとの衝合により結合用壁11を外側に撓ませ、その復元力でリアホルダ20を適正位置に付勢するようにしているので、リアホルダ20の振れを有効に吸収することができ、リアホルダ20のガタつきを防いで、異音の発生を防止することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
10:コネクタハウジング
11:結合用壁
12:ロック孔
13:リブ
13a:斜面
14:スリット
15:結合用壁のリブを形成した部分
20:リアホルダ
21:側部
22:ロック突起
23:係合溝
23a:開口縁
30:ヒンジ
11:結合用壁
12:ロック孔
13:リブ
13a:斜面
14:スリット
15:結合用壁のリブを形成した部分
20:リアホルダ
21:側部
22:ロック突起
23:係合溝
23a:開口縁
30:ヒンジ
Claims (6)
- 端子が収容され、前端に相手方コネクタが嵌合されるコネクタハウジングと、
該コネクタハウジングの後端に装着されるリアホルダと、
前記コネクタハウジングとリアホルダとの間に設けられ、前記コネクタハウジングの後端に向けその後端の延長方向から前記リアホルダをスライドさせることにより、互いに係合して、前記コネクタハウジングとリアホルダを、前記スライド方向に所定の遊びを持ちながらロックするロック機構と、
前記コネクタハウジングとリアホルダとの間に設けられ、前記ロック機構をロックさせるための前記リアホルダのスライド方向と直交する方向への前記コネクタハウジングに対する前記リアホルダの振れを規制する振れ止め機構と、
を具備することを特徴とするコネクタ。 - 前記コネクタハウジングの後端に、前記リアホルダの先端を挿入可能な間隔をあけて一対の結合用壁が設けられ、それら各結合用壁に、前記ロック機構の一方の要素であるロック孔が前記スライド方向と直交する方向に並べて2つ設けられ、
また、前記リアホルダの先端の両側部に、前記結合用壁の各ロック孔に係合するロック突起が設けられ、
前記ロック孔とロック突起との間に前記スライド方向の遊びが設けられ、
更に、前記振れ止め機構として、前記結合用壁の内面と前記リアホルダの先端の両側部の一方に、前記スライド方向に延びる係合溝が設けられ、前記結合用壁の内面と前記リアホルダの先端の両側部の他方に、前記係合溝に嵌まるリブが突設されていることを特徴とする請求項1に記載したコネクタ。 - 前記リブが、自身の弾性により前記リアホルダの振れを吸収するものとして構成されていることを特徴とする請求項2に記載したコネクタ。
- 前記リブを挟む両側に、該リブと並行するスリットを入れることで、前記結合用壁のリブを形成した部分に、結合用壁に沿った方向の可撓性を持たせたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載したコネクタ。
- 前記リブの両側面に、前記係合溝との係合位置が正位置からずれた際に、前記係合溝の開口縁と衝合することで、前記リブが形成されている結合用壁に弾性復元力を生じさせ、それにより、前記係合溝を正位置に付勢する斜面が設けられていることを特徴とする請求項2に記載したコネクタ。
- 前記コネクタハウジングに薄肉ヒンジを介して前記リアホルダが一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載したコネクタ。
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---|---|
JP2008140572A true JP2008140572A (ja) | 2008-06-19 |
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ID=39601835
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006323054A Pending JP2008140572A (ja) | 2006-11-30 | 2006-11-30 | コネクタ |
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JP (1) | JP2008140572A (ja) |
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2006
- 2006-11-30 JP JP2006323054A patent/JP2008140572A/ja active Pending
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