JP2008139637A - 画像形成装置のアンテナ位置補正方法 - Google Patents

画像形成装置のアンテナ位置補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】感光体が逆回転することなく、メモリタグの取り付け精度ばらつきによる通信エラーを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による画像形成装置は、現像剤を収容する現像器を複数着脱可能であり、且つ、回転軸を中心に回転させることによって、装着された現像器のいずれか一つを現像位置に移動させる現像器保持ユニットを備える画像形成装置において、現像器に取り付けられた通信ユニット(メモリタグ)と無線通信可能なアンテナユニットと、アンテナユニットの位置を補正するためのアンテナ駆動部と、を備える。これにより、アンテナユニットと通信ユニットとの間で通信エラーとなった場合、アンテナユニットの位置を通信ユニットと通信可能な位置に補正することができるため、通信ユニットの取り付け精度ばらつきによる通信エラーを防止可能になる。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像形成装置における、現像器に搭載された非接触メモリと通信するためのアンテナの位置補正処理に関する。
従来、画像形成装置として、帯電させた感光体に露光を行い静電潜像を形成し、カラー印刷に用いられる色のトナーを各色ごとに収容した複数の現像器(いわゆる、トナーカートリッジ)をロータリー(現像器保持ユニット)の回転軸の周りに配置してこれを回転させ順次現像位置に切り替えて感光体上にトナー像を形成させることによって、フルカラーの多色画像を形成するもの(いわゆる、4サイクル方式)が知られている。
特許文献1には、このような4サイクル方式の画像形成装置が記載されている。特許文献1記載の発明では、画像形成装置に装着される現像器に消耗品データ管理用のメモリタグを貼り付けておき、画像形成装置本体側に設置された無線アンテナを介してメモリタグにデータを読み書きできるようになっている。このとき、ロータリーの停止位置やメモリタグの貼り付け位置のばらつきを考慮して、無線アンテナとメモリタグが設計中心の位置関係になるようにロータリーが停止されるようになっている。
国際公開第03/098356号パンフレット
ところで、上記従来の4サイクル方式の画像形成装置では、ロータリーが回転するため、現像器に貼り付けたメモリタグに無線(接点レス)でデータを読み書きする必要があるが、メモリタグ固定位置のばらつき度合い(図15参照)によっては無線通信可能範囲外にロータリーが停止する可能性があり、この場合には、メモリタグにデータを読み書きできなくなる。
この点について、一般に、メモリタグの読取精度は、メモリタグと通信アンテナのロータリー周方向位置ずれが約3mm以内であれば通信可能であるが、これを超えると通信できなくなる。なお、現像器にメモリタグを貼り付ける際の貼り付け精度は、±0.5mm程である。また、ロータリーの停止位置についても、ロータリーの回転1度につき、周方向に1mm〜2mm程のずれが生じる。
そこで、メモリタグの取り付け精度ばらつきによる通信エラーを防止するために、ロータリーを回転させてメモリ読取可能なポジションを見つけて記憶しておき、以降、そのポジションでメモリを読み取る、という方式が考えられる。この方式も有効であるが、ロータリーを回転させるため、感光体が逆回転する可能性があり、より好ましい方式が求められている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、感光体が逆回転することなく、メモリタグの取り付け精度ばらつきによる通信エラーを防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明による画像形成装置は、現像剤を収容する現像器を複数着脱可能であり、且つ、回転軸を中心に回転させることによって、装着された現像器のいずれか一つを現像位置に移動させる現像器保持ユニットを備える画像形成装置である。このとき、現像器の外面には、現像器に関するデータを記録するメモリを備えた通信ユニットが取り付けられる。また、画像形成装置は、通信ユニットと無線通信可能なアンテナユニットと、アンテナユニットの位置を補正するためのアンテナ駆動部と、を備えることを特徴とする。
かかる発明によれば、現像器保持ユニット(ロータリー)に装着された現像器に取り付けられた通信ユニット(メモリタグ等)とアンテナユニットの間で通信エラーとなった場合、アンテナユニットの位置を通信ユニットと通信可能な位置に補正することが可能になるため、メモリタグ等の通信ユニットの取り付け精度ばらつきによる通信エラーを防止できる画像形成装置を提供することができるようになる。また、通信位置を補正する際に、アンテナユニット側を動かして位置補正し、現像器保持ユニット(ロータリー)側を動かすことがないので、感光体が逆回転することなく、現像剤(トナー)の逆流を防ぐことが可能になる。
好適には、アンテナユニットは、現像器保持ユニットに近接する位置に設けられ、アンテナ駆動部は、アンテナユニットの位置を、現像器保持ユニットの周方向前後に所定量移動させることにより、現像器保持ユニットの回転が所定の位置で停止したときに、現像器保持ユニットに装着された一の現像器に取り付けられた通信ユニットにアンテナユニットが近接するよう位置補正を行うことを特徴とする。かかる発明によれば、メモリアクセス位置に現像器保持ユニットが停止した場合において通信エラーとなった場合に、現像器保持ユニットの停止位置を補正することなく、アンテナユニット側の位置を補正することにより、メモリタグ等の通信ユニットの現像器への取り付け精度ばらつきによる通信エラーを防止できる画像形成装置を提供することができるようになる。
また、画像形成装置は、一の現像器に取り付けられた通信ユニットの取り付け位置に関するデータを記憶する記憶手段を備え、アンテナ駆動部は、記憶手段に記憶されたデータに基づいて、アンテナユニットの位置補正を行うものであることが好ましい。かかる発明によれば、現像器に固定される通信ユニットの位置は個々にばらつきをもっているが、この個々のばらつきを補正することが可能になる。
さらに好適には、通信ユニットの取り付け位置に関するデータは、一の現像器が現像器保持ユニットに装着されたときに前記記憶手段に記憶されることを特徴とする。かかる発明によれば、アンテナユニットの位置補正に関するデータを、現像器を交換したときに行うことができるようになる。
また、本発明による位置補正方法は、現像剤を収容する現像器を複数着脱可能であり、且つ、回転軸を中心に回転させることによって、装着された現像器のいずれか一つを現像位置に移動させる現像器保持ユニットを備える画像形成装置において、現像器の外面に取り付けられた現像器に関するデータを記録するメモリを備えた通信ユニットと無線通信可能なアンテナユニットの位置を補正する方法である。このとき、通信ユニットの取り付け位置に関するデータを取得するステップと、取得されたデータに基づいて、アンテナユニットの位置を、現像器保持ユニットの周方向前後に所定量移動させるステップと、を備え、これにより、現像器保持ユニットの回転が所定の位置で停止したときに、現像器保持ユニットに装着された一の現像器に取り付けられた通信ユニットにアンテナユニットが近接するよう位置補正される、ことを特徴とするものである。
さらに、本発明のプログラムは、上記位置補正方法の各ステップを、画像処理装置の備えるコンピュータに実行させることを特徴とする。本発明のプログラムは、CD−ROM等の光学ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種の記録媒体を通じて、又は通信ネットワークなどを介してダウンロードすることにより、コンピュータにインストール又はロードすることができる。
なお、本明細書等において、手段とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その手段が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの手段が有する機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。
[画像形成装置の概要]
まず、図1〜図5を用いて、本発明に係る画像形成装置の一実施形態であるレーザビームプリンタ(以下「プリンタ」という。)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した縦断側面図である。図2は、プリンタ10の制御ユニット100の電気的構成を示すブロック図である。図3は、現像器保持ユニット50の斜視図である。図4は、着脱部50dにイエロー現像器54が装着された状態の現像器保持ユニット50を示す図である。図5は、装着された現像器と現像器保持ユニットとの位置を示す図である。
<プリンタ10の構成>
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1等に示すように、潜像を担持する像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、現像器保持ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、クリーニングブレード76を有し、さらに、二次転写ユニット80、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100、及び、電源ユニット98を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置である。本実施形態においては、感光体20と、クリーニングブレード76と、帯電ユニット30とが、廃トナー収容部を備えた1つの感光体ユニット75として構成されている。
現像器保持ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像器51、52、53、54に収容された現像剤の一例としてのトナーT、すなわち、ブラック現像器51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像器52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像器53に収容されたシアン(C)トナー及びイエロー現像器54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
この現像器保持ユニット(ロータリーユニット)50は回転軸50eを備え、回転軸を中心として、現像器51、52、53、54が着脱可能な4つの着脱部50a、50b、50c、50dを周方向に90°間隔で備えている。そして、着脱部50a、50b、50c、50dは、回転軸50eを中心に現像器保持ユニット50が回転することにより移動する。
着脱部50a、50b、50c、50dは、現像器保持ユニット50の中心に設けられた回転軸50eから放射状の4方向に90°の間隔にて形成された4つの壁部50fのうち、隣接する2つの壁部50fにて区画される同一空間に設けられている。すなわち、現像器保持ユニット50には、回転軸50eを中心として、周方向に90°間隔にて、ブラック現像器51が着脱可能な着脱部50a、マゼンタ現像器52が着脱可能な着脱部50b、シアン現像器53が着脱可能な着脱部50c、イエロー現像器54が着脱可能な着脱部50d、が設けられている。
本実施形態においては、着脱部50a、50b、50c、50dが移動することにより、4つの現像器51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、前記4つの現像器51、52、53、54は、回転軸50eを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、現像器51、52、53、54は、着脱部50a、50b、50c、50dに装着された状態で着脱部50a、50b、50c、50dの移動に伴って現像位置に移動した際に、それぞれの現像器51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20に担持された潜像を現像する。なお、各現像器の詳細については、後述する。
回転軸50eにはロータリー駆動モータからなる回転駆動部(図示略)がクラッチを介して接続されており、現像器保持ユニット駆動制御回路117の制御に基づいて該ロータリー駆動モータを駆動することで支持フレーム、すなわち、4つの壁部50fを回転させ、4つの現像器51、52、53、54のうち、いずれか一つの現像器を選択的に感光体20と対向する現像位置(図10(B)参照)に位置決めできるように構成されている。
このロータリー駆動モータは定電圧で駆動されるステッピングモータであり、所定のホームポジションから回し始めて、何ステップ分のパルスをステッピングモータへ入力したかによって、現像器保持ユニット50のポジション(位相)を判断できる。なお、ホームポジションの検出は、現像器保持ユニット50に設けられたポジション検出板55と、プリンタ10本体側に固設されたポジション検出センサ57とに基づいて検出するようになっている。
また、着脱部50a、50b、50c、50dは、図3等に示すように、それぞれ、各現像器の連結部材590(後述)に設けられた連結凸部と嵌合可能な連結穴59、現像器着脱開口10eから挿入された現像器に設けられた被ガイド部549と係合して現像器を装着位置に案内するためのガイド部56、及び、各現像器を、現像器保持ユニット50の外周方向に付勢するためのばね576、を備えている。例えば、図4に示すように、着脱部50dに設けられた連結穴59は、イエロー現像器54の連結部材590に設けられた連結凸部の一例である連結ピン595a、595b(後述)と嵌合する。図5に示すように、ガイド部56は、着脱部を構成する各々2つの壁部50fにそれぞれ設けられ、隣接する2つの壁部50fにて区画される同一空間側に突出するように、2つの壁部50fにそれぞれ形成された垂直な面を有し、イエロー現像器54の長手方向に沿うように配置されている。すなわち、同一空間側に向かうように隣接する壁部50fに設けられたガイド部56は、それらの面がいずれも回転軸50e側に向けられて、それらの面がなす角度がほぼ90°になるように形成されている。そして、イエロー現像器54は、当該イエロー現像器54が有する被ガイド部549が、ガイド部56の垂直な2つの面の回転軸50e側に配置され、被ガイド部549がガイド部56に沿うように挿入されて装着される。
また、着脱部50a、50b、50c、50dには、図3、図5に示すように、ばね576が設けられている。例えば、着脱部50dに設けられたばね576は、イエロー現像器54を、現像器保持ユニット50の外周方向に向かって付勢する。これにより、イエロー現像器54を現像器着脱開口10eから、被ガイド部549がガイド部56の垂直な面の回転軸50e側に沿わせて挿入していくと、イエロー現像器54は、ばね576により外周方向に付勢される。また、着脱部50a、50b、50c、50dは、図3に示すように、それぞれ、各現像器に設けられた位置決めピン588(後述)と嵌合可能な位置決め穴58、を備えている。すなわち、着脱部50dに設けられた位置決め穴58に、イエロー現像器54に設けられた位置決めピン588が嵌合することにより、イエロー現像器54は、所定の位置に位置決めされて装着される。
また、感光体ユニット75は、一次転写ユニット60と露光ユニット40との間に設けられ、感光体20、帯電ユニット30、クリーニングブレード76、及び、クリーニングブレード76により掻き落とされたトナーを収容する不図示の廃トナー収容部を有している。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号が入力され、この画像信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
なお、露光ユニット40、一次転写ユニット60、中間転写体70、二次転写ユニット80、定着ユニット90などについては、通常のプリンタと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
<プリンタ10の動作>
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について、他の構成要素にも言及しつつ説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、現像器51、52、53、54に設けられた現像ローラ510、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、現像器保持ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像器54を、感光体20に対向した現像位置に位置させる。感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像器54によってイエロートナーで現像される。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について繰り返して実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録媒体に転写される。なお、記録媒体は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに二次転写電圧が印加される。記録媒体に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録媒体に融着される。一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、クリーニングブレード76によって、その表面に付着しているトナーが掻き落とされ、次の潜像を形成するための帯電に備える。掻き落とされたトナーは、廃トナー収容部に回収される。
<制御ユニットの概要>
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100は、メインコントローラ101とユニットコントローラ102とを有している。メインコントローラ101は、CPU111と、不図示のコンピュータと接続するためのインターフェイス(I/F)112と、コンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113と、電気的に書き換え可能なEEPROM114a、RAM114b、各種制御用のプログラムを備えたプログラムROM等からなるメインコントローラ側メモリ114と、を備えている。
メインコントローラ101のCPU111は、インターフェイスを介して入力される画像データの画像メモリ113への読み込み及び読み出しの制御とともに、コンピュータから入力された制御信号に基づいてユニットコントローラ102のCPU120と同期させて装置全体の制御を司っている。
ユニットコントローラ102は、CPU120と、電気的に書き換え可能なEEPROM116a、RAM、各種制御用のプログラムを備えたプログラムROM等からなるユニットコントローラ側メモリ116と、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、現像器保持ユニット50、一次転写ユニット60、感光体ユニット75、二次転写ユニット80、定着ユニット90、表示ユニット95)を駆動制御するための各駆動制御回路等を有している。
ユニットコントローラ102のCPU120は、各駆動制御回路と電気的に接続され、メインコントローラ101のCPU111からの制御信号に基づいて各駆動制御回路を制御する。すなわち、各ユニットが備えるセンサ等からの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
また、ユニットコントローラ102が備えるCPU120は、シリアルインターフェイス121を介して、シリアルEEPROM等の不揮発性記憶素子(以下「本体側メモリ」ともいう。)122に接続されている。この本体側メモリ122には、装置制御のために必要となるデータが記憶されている。
また、CPU120は、シリアルインターフェイス121、通信制御モジュール123、及び、装置側アンテナとしてのアンテナユニット124を介して、各現像器51、52、53、54に設けられた通信ユニット51a、52a、53a、54aと、無線にて通信可能となっている。アンテナユニット124と通信ユニット51a、52a、53a、54aとの通信により、制御ユニット100は、各現像器51、52、53、54に設けられた通信ユニット51a、52a、53a、54aに情報を書き込み、また、各現像器51、52、53、54に設けられた通信ユニット51a、52a、53a、54aから情報を読み込むことも可能である。通信ユニット51a、52a、53a、54aについては後述する。
[現像器の概要]
次に、図6を用いて、現像器51、52、53、54の構成、及び、動作について説明する。図6は、現像器51、52、53、54の斜視図である。
なお、現像器保持ユニット50には、ブラック(K)トナーを収容したブラック現像器51、マゼンタ(M)トナーを収容したマゼンタ現像器52、シアン(C)トナーを収容したシアン現像器53、及び、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像器54を装着することができるが、各現像器の構成、及び、動作は同様であるので、以下、イエロー現像器54(以下、単に「現像器54」ともいう。)について説明する。
<現像器の構成>
まず、現像器54の構成について説明する。現像器54は、現像剤担持体の一例である現像510、トナーTを収容するハウジング540、位置決めピン588、連結部材590を有している。
現像ローラ510は、トナーTを担持して感光体20と対向する現像位置に搬送し、該現像位置に搬送されたトナーTによって感光体20に担持された潜像を現像する。また、現像ローラ510は、図6に示すとおり、その長手方向両端部、すなわち、軸部510bにてハウジング540に支持されており、中心軸を中心として回転可能である。また、現像ローラ510は、感光体20の回転方向(図1において時計方向)と逆の方向(図1において反時計方向)に回転する。その中心軸は、感光体20の中心軸よりも下方にある。
ハウジング540は、一体成型された複数のハウジング部、すなわち、上ハウジング部と下ハウジング部とを溶着して製造されている。また、ハウジング540には、通信ユニット54aが取り付けられている。この通信ユニット54aの構成及びハウジング540に対する取付け位置等については、後述する。
また、ハウジング540の長手方向においてプリンタ10の手前側(装着方向上流側)に配置される第2側壁547には、取付け凸部(図示略)が設けられていて、連結部材590の取付け穴(図示略)と嵌合可能である。
位置決めピン588は、図6に示すように、現像器54本体の長手方向一端側、すなわち現像器54の装着方向において下流側に設けられている。この位置決めピン588は、現像器54が着脱部50dに装着された際に、着脱部50dに係合して、より具体的には、図4に示すように、着脱部50dに設けられた位置決め穴58に嵌合して、着脱部50dに対する現像器本体の位置決めをする機能を有している。
[通信ユニットとアンテナユニットの構成]
次に、図7〜図9を参照しつつ、現像器に設けられた通信ユニット、及び、プリンタ10本体側に設けられたアンテナユニットの構成について、データの送受信構成を含めて説明する。
図7は、通信ユニット51a、52a、53a、54aの構成を示す平面図である。図8は、アンテナユニット124の構成を示す平面図である。図9は、通信ユニット及び送受信部の内部構成を説明するためのブロック図である。
現像器51、52、53、54には、それぞれ通信ユニット51a、52a、53a、54aが取り付けられているが、各現像器に取り付けられた通信ユニットの構成及び現像器本体に対する通信ユニットの取付け位置等は、いずれの現像器であっても同じなので、以下、イエロー現像器54に取り付けられている通信ユニット54aを例にとって説明する。
通信ユニット54aは、現像器54が着脱部50dに装着された状態で、プリンタ10本体側のアンテナユニット124と非接触状態で通信可能である。前述したように、現像器54は、着脱部50dが移動することにより移動する。そして、通信ユニット54aは、現像器54が現像位置とは異なる通信位置に移動した際に、プリンタ10本体に設けられたアンテナユニット124と非接触状態で通信する。通信ユニット54aは、現像器保持ユニット50の回転軸50eを中心とする直径方向において、アンテナユニット124より内側に設けられている。
図7に示すように、通信ユニット54aは、長方形状の可撓性を有する薄板プラスチック製の基材としての薄板基材54i、銅箔を長方形の平面コイル状に配線したアンテナ54d、アンテナの両端部に設けられたアンテナ端子54j、メモリを有し外部アンテナとの通信するための素子としての非接触ICチップ54b、非接触ICチップ54bのチップ端子とアンテナ端子54jとを接続するアルミ製の2つの連結部54k、及び、これらを覆って54iとの間に挟むフィルム状の保護シート54mを有している。
そして、通信ユニット54aは、図6に示すように、ハウジング540の長手方向に沿って設けられた外面543に取り付けられている。この通信ユニット54aは、全体としてごく小型かつ薄型で、片面に粘着性を持たせてシールとして対象物に貼着させることもできる。メモリタグなどと呼ばれ、多種市販されているものである。
図8に示すように、プリンタ10本体側に設けられるアンテナユニット124は、樹脂製の板材にて形成された基材124aと、通信ユニット54aとほぼ同様に基材124aの外形に沿ってコイル状に引き回された銅箔でなるアンテナ124bと、アンテナ124bの端部に設けられたアンテナ端子124cと、樹脂製でフィルム状の保護シート124dとを有している。また、2つのアンテナ端子124cには、それぞれ導線124eが接続され通信制御モジュール123を介して制御ユニット100と接続されている。ここで、本実施形態のアンテナユニット124は、保護シート124dを有する構成としたが、保護シート124dは必ずしも設けられていなくとも構わない。
また、アンテナユニット124は、現像器保持ユニット50の周方向(図10(B)の矢印参照)に、現像器保持ユニット50の外縁に沿って所定の振幅の範囲内で可動するように設けられている。すなわち、このアンテナユニット124には、アンテナユニット駆動モータからなるアンテナユニット駆動部(図示略)が接続されており、アンテナユニット駆動制御回路118の制御に基づいて該アンテナユニット駆動モータを駆動することで、アンテナユニット124を所定の基準位置から現像器保持ユニット50の周方向にスライドさせ、任意の位置に位置決めできるように構成されている。
このアンテナユニット駆動モータは定電圧で駆動されるステッピングモータであり、基準位置からモータを回し始めて、何パルスをステッピングモータへ入れたかによって、アンテナユニット124のポジション(位相)を調整できる。なお、例えば、アンテナユニット124に設けられた検出板(図示略)と、プリンタ10本体側に設けられた検出センサとにより、基準位置を検出できるようになっている。
そして、アンテナユニット124は、現像器保持ユニット50が通信位置(図10(B)参照)に位置するとき、アンテナユニット124に対向する位置にある現像器(図10(B)では現像器54)が現像器保持ユニット50に装着された時に検出・記録した位置補正情報に基づいて、アンテナユニットを可動させ、アンテナユニット124のアンテナ124bと現像器54に取り付けられた通信ユニット54aのアンテナ54dとが対向する位置に位置決めされる。
なお、位置補正情報とは、通信ユニット54aを現像器54に取り付ける際のばらつきを補正し、アンテナユニット124と通信ユニット54aとの間の通信を確実に行うための情報である。アンテナユニット124は、この位置補正情報に基づいて基準位置からの移動量を求める。なお、位置補正情報の検出処理については後述する。
また、図9に示すように、非接触ICチップ54bは、共振用コンデンサ54c、整流器54e、信号解析部RF(Radio Frequency)54f、制御部54g、メモリセル54hを有している。メモリセル54hは、NAND型フラッシュROMなど電気的に読み書き可能な不揮発性のメモリであり、書き込まれた情報を記憶しておくこと、及び、記憶した情報を外部から読み取ることが可能なものである。
通信ユニット54aとアンテナユニット124とが所定の位置関係、例えば、相互距離が10mm以内にあれば、互いに非接触状態にて、情報を送受信可能となっている。そして、通信ユニット54aのアンテナ54dと、アンテナユニット124とは、互いに無線にて通信し合い、メモリセル54hに保存された情報の読み取りやメモリセル54hへの情報の書き込みを行う。また、プリンタ10本体の通信制御モジュール123で発生された高周波信号は、アンテナユニット124を介して高周波磁界として誘起される。この高周波磁界は、通信ユニット54aのアンテナ54dを介して吸収され、整流器54eで整流されて非接触ICチップ54b内の各回路を駆動する直流電力源となる。
通信ユニット54aのメモリセル54hには、各種の情報が記憶されている。例えば、通信ユニット毎に固有のシリアル番号等のID情報、現像器54を製造した年月日、現像器54の仕向地を特定するための情報、現像器54が製造された製造ラインを特定するための情報、現像器54が対応可能な機種を特定するための情報、現像器54に収容されているトナーの量を示すための情報としてトナー残量情報等が記憶されている。
通信ユニット54aのメモリセル54hに記憶されているID情報は、記憶通信ユニットの工場製造時において、書き込み処理されることとすればよい。このID情報をプリンタ10本体で読み取ることによって、個々の通信ユニット54a、51a、52a、53aを識別することが可能になる。
なお、通信ユニット54aのメモリ54hにデータをリード/ライトする時間はたかだか数約m秒であるので、アンテナユニット124は、現像器保持ユニット50が静止している状態のみならず、現像器保持ユニット50が移動している状態においても、通信ユニット54aと無線通信することとしてもよい。すなわち、アンテナユニット124は、移動中の通信ユニット54aに対しても無線通信可能としてもよい。
[通信ユニット通信時の動作]
次に、図10を参照しつつ、現像器に設けられた通信ユニット54aと、プリンタ10本体側に設けられたアンテナユニット124との間で通信する際の現像器保持ユニット50及びアンテナユニット124の動作について説明する。
図10は、現像器保持ユニット50のポジションを示す図である。前述したように、現像器54等は、ロータリー駆動モータの駆動に伴って移動する。この際、各現像器が所定位置に位置するように、着脱部は移動する。この所定位置として、第一ポジションとしての待機位置、第二ポジションとしての現像位置及び通信位置、並びに、第三ポジションとしての着脱位置がある。
図10(A)は待機位置を示す図である。印字を行わないときには、この待機位置に現像器保持ユニット50が保持される。図10(C)は着脱位置を示す図である。このポジションは、現像器をプリンタ10本体に対して着脱するときに利用され、一の現像器(同図では現像器52)が現像器着脱開口10eを通して着脱可能な位置になる。なお、図10では、待機位置と着脱位置を異なるものとしているが、待機位置と着脱位置とが同じポジションになるよう、待機位置で現像器を取り出せるように現像器着脱開口10eを設けてもよい。
図10(B)は現像位置及び通信位置を示す図である。現像を行うときには、現像保持ユニット50がこのポジションに位置するよう、ロータリー駆動モータが駆動制御される。このポジションでは、一の現像器(同図では現像器51)の現像ローラ510が感光体20と対向する。同時に、他の一の現像器(同図では現像器54)の通信ユニット54aがアンテナユニット124とほぼ対向する位置になる。このとき、前述のとおり、アンテナユニット駆動制御回路118は、現像器54の装着時に検出してメモリに保持しておいた位置補正情報に基づいてアンテナユニット124を基準位置から所定量スライド移動させ、アンテナユニット124が通信ユニット54aと対向して通信可能な位置に位置決めされるよう制御する。
なお、アンテナユニット124の基準位置は、通信ユニット54aの取り付けにより生じるばらつきの中心値により定めることが好ましい。すなわち、設計値どおりの箇所に通信ユニット54aが取り付けられた現像器54が設計値どおりに現像器保持ユニット50に装着された場合に、当該通信ユニット54aに対向する位置に設定することが好ましい。
[位置補正情報の検出]
次に、図11〜図14を参照しつつ、位置補正情報を検出・記録する処理について説明する。
図11は、現像器を取り出す際のフローチャートであり、図12は、取出し時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。また、図13は、現像器を装着する際のフローチャートであり、図14は、装着時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
まず、現像器を取り出す際の動作について説明する。図11及び図12に示すように、取出し動作は、(1)現像器保持ユニット50を回転させて通信位置(メモリアクセス位置)に現像器54を移動、(2)通信ユニット54aに所定データを書込み、(3)現像器保持ユニット50を回転させて着脱位置に現像器54を移動、という動作からなる。以下、詳細に説明する。
CPU120が現像器54の交換命令を受け取ると(S200)、現像器保持ユニット駆動制御回路117の制御によりロータリー駆動モータを駆動させ、現像器保持ユニット50を回転させる(S202)。ロータリー駆動モータに入力するパルスの個数により現像器保持ユニット50のポジションを検出し、通信位置で回転を停止させる(S204)。
通信位置にきたとき、通信ユニット54aに関して予め検出して記録しておいた位置補正情報に基づいてアンテナユニット124の周方向の位置が補正された後、アンテナユニット124と通信ユニット54aとの間で通信が行われ、所定のデータが通信ユニット54aのメモリに54h書き込まれる(S206)。
メモリにデータが書き込まれた後、再びロータリー駆動モータを駆動させ、現像器保持ユニット50を回転させる(S208)。そして、着脱位置で回転を停止させる(S210)。その後、ユーザは現像器54をプリンタ10本体から取り出すことが可能となる。
次に、現像器を装着する際の動作について説明する。図13及び図14に示すように、装着動作は、(1)現像器装着後、現像器保持ユニット50を回転させて通信位置(メモリアクセス位置)に停止、(2)アンテナユニット124の位置を移動させながらデータ読出し可能な位置を検出、(3)メモリアクセス位置を補正するための補正位置情報を記録、という動作からなる。以下、詳細に説明する。
プリンタ10本体に現像器54が装着されると(S220)、現像器保持ユニット駆動制御回路117の制御によりロータリー駆動モータを駆動させ、現像器保持ユニット50を回転させる(S222)。そして、通信位置で回転を停止させる(S224)。
ここで、通信制御モジュール123が、基準位置に位置するアンテナユニット124を介して通信ユニット54aから所定データを読出すことができるか否かを検知する(S226)。そして、データを読み出すことができれば(S226:Yes)、補正位置情報をメモリ116に記録して(S236)、処理を終了する。このとき、補正位置情報としては、補正なしの旨を記録する。また、データを読み出すことができなければ(S226:No)、アンテナ位置調整処理に移行する。
アンテナ位置調整処理においては、まず、アンテナユニット駆動制御回路118の制御に基づいて、現像器保持ユニット50の回転方向(図10の矢印Y)(以下「CCW側」という。)にNステップ分、アンテナユニット駆動モータを駆動させ、アンテナユニット124を移動させる(S228)。その間、通信制御モジュール123がアンテナユニット124を介して通信ユニット54aから所定データを読出すことができるか否かを検知する(S230)。データを読み出すことができれば(S230:Yes)、補正位置情報をメモリ116に記録して(S236)、処理を終了する。このとき、補正位置情報としては、CCW側にNステップの旨を記録する。また、データを読み出すことができなければ(S230:No)、さらに逆方向にアンテナユニット124を移動させて、アンテナ位置調整処理を続ける。
このとき、アンテナユニット駆動制御回路118の制御に基づいて、現像器保持ユニット50の回転方向(図10の矢印Y)と逆方向(図10(B)の矢印X)(以下「CW側」という。)に2Nステップ分、アンテナユニット駆動モータを駆動させ、アンテナユニット124を移動させる(S232)。これにより、アンテナユニット124は、基準位置からCW側にNステップ分移動することになる。その間、通信制御モジュール123がアンテナユニット124を介して通信ユニット54aから所定データを読出すことができるか否かを検知する(S234)。データを読み出すことができれば(S234:Yes)、補正位置情報をメモリ116に記録して(S236)、処理を終了する。このとき、補正位置情報としては、CW側にNステップの旨を記録する。また、データを読み出すことができなければ(S234:No)、通信ユニット54aとの通信することができないものと判断して、エラーを返す。
こうして、現像器54の装着時に補正位置情報を検出・記録する。そして、その後は、記録した補正位置情報を読み出してアンテナユニット124の位置を補正することが可能となるため、通信ユニット54aの取り付け位置にばらつきがあっても、感光体20を逆回転させることなく、確実に通信を行うことができるようになる。なお、プリンタ10の初期動作後や、プリンタ10が画像を形成する前に、アンテナユニット124は基準位置に位置している。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述の各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
また、本実施形態では、現像器をプリンタ10に装着する際に補正位置情報を検出・記録する例を示したが、プリンタ10に電源が投入された後の初期化動作において、補正位置情報を検出・記録するようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、アンテナユニット124を周方向に動かす例を示したが、横方向(現像器の長手方向)にも動かすようにしてもよい。しかし、一般に、アンテナユニットは横方向に長く、横方向には設計中心から5〜10mm程度のずれがあっても通信可能であるため、現実的には周方向に移動させれば足りる。
また、本実施形態では、所定の基準位置(ホームポジション)から回し始めて、何ステップ分のパルスをステッピングモータへ入力したかによって、現像器保持ユニット50及びアンテナユニット124のポジションを判断しているが、エンコーダを使用してポジションを検出してもよい。さらに、基準位置の検出は、検出板(遮光板)と検出センサ(光学センサ等の位置センサ)を設け、遮光板がセンサを横切ってから所定ステップ数でホームポジションに停止させるようにしてもよい。また、爪でロックをかけてホームポジションに止まるようにし、回転時はロックを外して、そこから何ステップかでポジションを判断するようにしてもよい。
さらに、本実施形態のカラーレーザプリンタ10では、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色のトナーが詰められた4個の現像器51、52、53、54を現像器保持ユニット50に装着するもの(いわゆる、4サイクル方式)としたが、現像器保持ユニット50が回転可能な機構を有するものであれば、3個以下の現像器を装着するものでもよいし、5個以上の現像器を装着するものでもよい。
また、本実施形態では、記録剤として複数の色のトナーが詰められた現像器を装着するプリンタ10について説明したが、同様の現像器を装着する複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した縦断側面図である。 プリンタ10の制御ユニット100の電気的構成を示すブロック図である。 現像器保持ユニット50の斜視図である。 現像器54が装着された状態の現像器保持ユニット50を示す図である。 装着された現像器と現像器保持ユニットとの位置を示す図である。 現像器54の斜視図である。 通信ユニット54aの構成を示す平面図である。 アンテナユニット124の構成を示す平面図である。 通信ユニット及び送受信部の内部構成を説明するためのブロック図である。 現像器保持ユニット50のポジションを示す図である。 現像器を取り出す際のフローチャートである。 現像器取出し時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 現像器を装着する際のフローチャートである。 現像器装着時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 メモリタグの固定ばらつきを示す図である。
符号の説明
10 プリンタ、10e 現像器着脱開口、20 感光体、30 帯電ユニット、40 露光ユニット、50 現像器保持ユニット、50a〜d 着脱部、50e 回転軸、50f 壁部、51〜54 現像器、51a〜54a 通信ユニット、51b〜54b チップ、51c〜54c 共振用コンデンサ、51d〜54d アンテナ、51e〜54e 整流器、51g〜54g 制御部、51h〜54h メモリセル(メモリ)、51i〜54i 薄板基材、51j〜54j アンテナ端子、51k〜54k 連結部、51m〜54m 保護シート、55 ポジション検出板、56 ガイド部、57 ポジション検出センサ、58 穴、59 連結穴、60 一次転写ユニット、70 中間転写体、75 感光体ユニット、76 クリーニングブレード、80 二次転写ユニット、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、94 給紙ローラ、95 表示ユニット、96 レジローラ、98 電源ユニット、100 制御ユニット、101 メインコントローラ、102 ユニットコントローラ、113 画像メモリ、114 メインコントローラ側メモリ、116 ユニットコントローラ側メモリ、117 現像器保持ユニット駆動制御回路、118 アンテナユニット駆動制御回路、121 シリアルインターフェイス、122 本体側メモリ、123 通信制御モジュール、124 アンテナユニット、124a 基材、124b アンテナ、124c アンテナ端子、124d 保護シート、124e 導線、510 現像ローラ、510b 軸部、540 ハウジング、543 外面、547 側壁、549 被ガイド部、576 バネ、588 位置決めピン、590 連結部材、595a 連結ピン

Claims (6)

  1. 現像剤を収容する現像器を複数着脱可能であり、且つ、回転軸を中心に回転させることによって、装着された現像器のいずれか一つを現像位置に移動させる現像器保持ユニットを備える画像形成装置であって、
    前記現像器の外面には、前記現像器に関するデータを記録するメモリを備えた通信ユニットが取り付けられ、
    前記画像形成装置は、
    前記通信ユニットと無線通信可能なアンテナユニットと、
    前記アンテナユニットの位置を補正するためのアンテナ駆動部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記アンテナユニットは、前記現像器保持ユニットに近接する位置に設けられ、
    前記アンテナ駆動部は、前記アンテナユニットの位置を、前記現像器保持ユニットの周方向前後に所定量移動させることにより、前記現像器保持ユニットの回転が所定の位置で停止したときに、前記現像器保持ユニットに装着された一の現像器に取り付けられた通信ユニットに前記アンテナユニットが近接するよう位置補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記一の現像器に取り付けられた通信ユニットの取り付け位置に関するデータを記憶する記憶手段を備え、
    前記アンテナ駆動部は、前記記憶手段に記憶されたデータに基づいて、前記アンテナユニットの位置補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記通信ユニットの取り付け位置に関するデータは、前記一の現像器が前記現像器保持ユニットに装着されたときに前記記憶手段に記憶される、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 現像剤を収容する現像器を複数着脱可能であり、且つ、回転軸を中心に回転させることによって、装着された現像器のいずれか一つを現像位置に移動させる現像器保持ユニットを備える画像形成装置において、前記現像器の外面に取り付けられた前記現像器に関するデータを記録するメモリを備えた通信ユニットと無線通信可能なアンテナユニットの位置を補正する方法であって、
    前記通信ユニットの取り付け位置に関するデータを取得するステップと、
    前記取得されたデータに基づいて、前記アンテナユニットの位置を、前記現像器保持ユニットの周方向前後に所定量移動させるステップと、
    を備え、これにより、前記現像器保持ユニットの回転が所定の位置で停止したときに、前記現像器保持ユニットに装着された一の現像器に取り付けられた通信ユニットに前記アンテナユニットが近接するよう位置補正される、
    ことを特徴とするアンテナ位置補正方法。
  6. 請求項5に記載のアンテナ位置補正方法を、画像形成装置の備えるコンピュータに実行させるためのプログラム。
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