JP2008139517A - 光導波路回路基盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】
導波路型光アイソレータが搭載された光導波路回路基板において、その挿入損失の低減を図ると共に、両者の高精度な光軸調整を不要とすることにより製造コストの低減と量産性の向上を図る。
【解決手段】
導波路型光アイソレータに設けられた導波路のモードフィルド径を増大せしめると共に、導波路型光アイソレータに設けられた導波路と光導波路回路基板に設けられた導波路との結合効率を増大せしめることにより、両者の高精度な光軸調整を要せずして低挿入損失を実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光通信や光を用いた放送波伝送、及び光による計測等において用いられる光導波路回路基板に関し、特に、光源となるレーザーから出射された光波が、種々の原因で光源に戻ることを防止する機能を有する導波路型光アイソレータを具備する光導波路回路基板に関する。
図15に、従来からよく知られた、ファラデー回転子を用いた光アイソレータの構成概略を示す。図中、151はファラデー回転子、152は偏光子、153は検光子、154は永久磁石等の磁界印加手段、155は半導体レーザー等から成る光源、156は光源155から出射された光の伝播方向を示す。
従来、ファラデー回転子151の材料としては、例えば特開平7−206593号公報に記載されているように、非磁性体ガーネット基板上に液相エピタキシャル法で形成されたビスマス置換希土類鉄ガーネット単結晶が用いられていた。一般的に、ファラデー回転子151に入射する光の偏光方向と、ファラデー回転子を透過した後の光の偏光方向との成す角度、すなわちファラデー回転角は、ファラデー回転子151の光伝播方向の厚さに比例する。
例えば、光アイソレータの場合、ファラデー回転角は45度であることが必要であり、そのためのビスマス置換希土類鉄ガーネットの厚さは400〜500μmとなる(以下、45度のファラデー回転角を得るための厚さを「伝播長」と記す)。通常、係る伝播長を得るために、液相エピタキシャル法で、ビスマス置換希土類鉄ガーネットを前述した伝播長より厚く形成した後、基板を研磨で除去し、更に、精密研磨により所望のファラデー回転角を得るために必要な膜厚に追い込む、と云う加工方法が採られていた。
一方、所謂導波路型の光アイソレータ、及びそれを光導波路回路基板に搭載する態様については、例えば、特開平7−199119号公報に開示されている。同公報においては、置換型YIG(イットリウム鉄ガーネット)から構成されるコア部を有する導波路型光アイソレータにおいて、挿入損失として1.5〜2dB、アイソレーションとして〜26dBが達成できることが開示されている。
特開平7−206593号公報 特開平7−199119号公報
光アイソレータを光導波路回路基板に搭載させる方法の一に所謂嵌め込み型がある。嵌め込み型とは、別個独立に製造した光アイソレータ、例えば導波路型光アイソレータと光導波路回路基板とを組み合わせる方法で、光アイソレータが搭載された光導波路回路基板を製造する方法である。嵌め込み型は、導波路型光アイソレータを光導波路回路基板に直接、一体として作り込む、所謂モノリシック型に比べて、製造プロセスが単純で、かつ高い製造歩留まりが期待できる点で有利である。
しかし、導波路型光アイソレータを挿入することによる挿入損失(以下、「挿入損失」と記す。)を小さくするためには、光導波路回路基板に設けられた導波路を構成するコア部と導波路型光アイソレータに設けられた導波路を構成するコア部との相対位置をサブミクロンオーダーで精密に調整する必要がある。例えば、斯かる調整方法としては、光導波路回路基板に設けられた導波路に試験光を入射し、導波路型光アイソレータと光導波路回路基板との相対位置を調整しつつ挿入損失を測定し、当該損失が極小になる位置で導波路型光アイソレータを光導波路回路基板に固着する、と云った方法を採る必要がある。
すなわち、従来の嵌め込み型の導波路型光アイソレータが搭載された光導波路回路基板においては、その量産性が低く、結果としてその製造コストは高価なものとなっていた。
前記解決すべき課題に対して、本発明により提供される第1の手段は、
基体上に第1のクラッド層、該第1のクラッド層上に設けられた磁性体ガーネットから成るコア部、該コア部を覆う第2のクラッド層を有する導波路型光アイソレータを具備する光導波路回路基板であって、該導波路型光アイソレータ内を伝搬する光の伝搬方向が、該光導波路型回路の表面と平行な面内にあり、かつ該導波路型光回路表面の法線方向にずれていることを特徴とする光導波路回路基板である。
また、本発明により提供される第2の手段は、
該導波路型光アイソレータが、光源側から第1の偏光素子、及び該第1の偏光素子から所望の間隔を隔てて設けられた第2の偏光素子を有し、少なくとも該第2の偏光素子が該コア部の光伝搬方向と略直交するように該コア部に挿入された偏光板であり、かつ該第2の偏光素子の光出射端側に位置する該コア部の光伝搬方向に直交する方向の断面積が、導波路型光アイソレータの光出射端側に向けて増大する部分を具備する導波路型光アイソレータであることを特徴とする前述した光導波路回路基板である。
更に、本発明により提供される第3の手段は、
該導波路型光アイソレータが、該コア部の光伝搬方向と略直交するように挿入された光源側に位置する第1の偏光板、及び第1の偏光板から所望の間隔を隔てて該コア部の光伝搬方向と略直交するように挿入された第2の偏光板を有し、かつ該第1、及び第2の偏光板の光出射端側に位置するコア部の光伝搬方向に直交する方向の断面積が、共に、導波路型光アイソレータの光出射端側に向けて増大する部分を具備する導波路型光アイソレータであることを特徴とする前述した光導波路回路基板である。
本発明により、光導波路回路基板に形成された光導波路のコア部と導波路型光アイソレータに形成された磁性体ガーネットから成るコア部との位置合わせ精度として、サブミクロンオーダーまでは必要なく、比較的緩い精度でも挿入損失の増大を阻止できる、導波路型光アイソレータを具備した光導波路回路基板の提供が可能となる。
以下、図1及び図2を用いて、本発明により成る導波路型光アイソレータを具備した光導波路回路基板の実施形態を示す。
図1は、導波路型光アイソレータを具備した光導波路回路基板の構成を示す概略側断面図である。 図1において、1は光導波路回路基板、10は導波路型光アイソレータ、11は光導波路回路基板の基板、12は光導波路回路基板1に設けられた光導波路を構成するクラッド層、13は同コア部、14、14‘は光導波路回路基板に設けられた第1及び第2の結合部、15及び15‘はコア部13の内部を伝搬する光の方向を示す矢印、16、16‘は第1及び第2の結合部内を伝搬する光の方向を示す矢印、101は導波路型光アイソレータ10の基板、102は導波路型光アイソレータ10に設けられたクラッド層、103、104、105は同第1、第2、及び第3の磁性体ガーネットから成るコア部、104‘、105‘は各々、第2のコア部104、及び第3のコア部105に設けられた、光伝搬方向に直交する方向のコア部断面積が変化している部分、106、106‘は第1及ぶ第2の偏光板、107、107‘は導波路型光アイソレータの設けられた結合部、108はコア部103、104、105を伝搬する光の方向を示す矢印、109、109‘は第1及び第2の結合部を伝搬する光の方向を示す矢印である。
また、図2は、図1に示した導波路型光アイソレータと光導波路回路基板との結合部14、及び107近傍の詳細を示した概略側断面図である。図中、2102は導波路型光アイソレータ10の結合部107におけるクラッド層、2103は同コア部、212は光導波路回路基板の接合部14におけるクラッド層、213は同コア部である。
図1に示したように、本発明により成る、導波路型光アイソレータを具備した光導波路回路基板は、別個に製造された導波路型光アイソレータが、光導波路回路基板に、所謂フェースダウンボンディングされた構成となっている。
以下、図1を用いて本発明によりなる導波路型光アイソレータを具備した光導波路回路基板の動作について説明する。光源(図示せず)から出射された光は、光導波路回路基板に形成された導波路中を伝搬し、図1に示したように導波路型光アイソレータ10近傍に到達する。(例えば、矢印15で示した光が、これに対応する。)到達した光は、導波路基板に設けられた結合部16を経て(矢印16に対応)、導波路型光アイソレータに設けられた結合部107に伝搬し(矢印109に対応)、導波路型光アイソレータに設けられた磁性体ガーネットから成るコア部103に導波される。コア部103に導波された光は、第1の偏光板106を透過することにより直線偏光波となる。その後、コア部104を伝搬する際に、当該直線偏光波の偏光面は磁性体ガーネットのファラデー効果により45度の回転を受ける。第2の偏光板106‘の光透過軸は、第1の偏光板の光透過軸と45度の角度を成すように設定されているため、45度の偏光面の回転を受けた光は、第2の偏光板106‘を透過し第3のコア部に導波される。第3のコア部に導波された光は、導波路型光アイソレータ10、及び導波路基板1に設けられた第2の結合部107‘、及び14‘を経て、導波路基板のコア部13に導波され伝搬することになる(矢印15‘に対応)。
戻り光については、前述したプロセスと逆のプロセスを経て、導波路型光アイソレータ10のコア部104に到達するが、ここでコア部108の非相反ファラデー効果によりコア部103への導波は妨げられる。
次に図2を用いて、光導波路回路基板と導波路型光アイソレータとの結合部14、及び107の結合部について詳細に説明する。
同図に示した様に、結合部14と107においては、光導波路回路基板1、及び導波路型光アイソレータ10におけるコア部213、2103、及びクラッド層212、2102の膜厚は、共に結合部14、107以外の部分に比べて薄く構成される。ここで、コア部とクラッド層の膜厚を薄くする理由は、結合部分における各コア部(コア部213と2103)を伝搬する光の電界強度分布を拡大せしめ、光導波路回路基板1に形成された導波路と導波路型光アイソレータ10に形成された導波路との結合を強化するためである。
例えば、一般的な光導波路回路基板1の場合、コア部13の屈折率は〜1.462でその光伝搬方向に直交する面内における形状(以下、単に「コア部断面形状」と記す)は、一辺が〜10μmの略正方形であり、クラッド層12の屈折率は〜1.455でその膜厚は10〜20μmである。また導波路型光アイソレータ10のコア部103の屈折率は〜2.2で、コア部断面形状は一辺が〜5μmの略正方形であり、クラッド層102の屈折率は〜2.19でその膜厚は〜6μmである。
係る構成において、単純に光導波路回路基板1に形成された導波路と、導波路型光アイソレータ10に形成された導波路とを互いに対向するように配置した場合の電界強度分布の計算結果を図3に示す。
同図において、31、33、34、36はクラッド層、32、35はコア部、37はコア部32とクラッド層31、33から構成される導波路を伝搬する光の電界強度分布、38はコア部35とクラッド層34、36から構成される導波路を伝搬する光の電界強度分布である。
なお、図に示した電界強度分布37、38は、コア部32、35内を伝搬する光の電界強度の最大値で各々規格化したものである。また、電界強度分布37は、クラッド層31、33の屈折率、厚さは、共に1.455及び15μmで、コア部32の屈折率は1.462で、厚さは10μmの場合の分布である。また、電界強度分布38は、クラッド層34、36の屈折率、厚さは、共に2.19及び6μmで、コア部の屈折率は2.2で厚さは5μmの場合の分布である。図に示したように、電界強度分布37と38は殆ど重ならず、導波路間の結合が極めて小さいことが判る。
図4に、図3と同様の電界強度分布の計算結果の一例を示す。
同図において、41、43、44、46はクラッド層、42、45はコア部、47はコア部42とクラッド層41、43から構成される導波路を伝搬する光の電界強度分布、48はコア部45とクラッド層44、46から構成される導波路を伝搬する光の電界強度分布である。
図3に示した結果と異なる点は、コア部42(図3においてコア部32に対応)の膜厚が2μm、クラッド層43(図3においてクラッド層33に対応)の厚さが2μm、クラッド層44(図3においてクラッド層34に対応)の屈折率が1.455で厚さが0.2μm、コア部45(図3においてコア部35に対応)の膜厚が0.1μm、である点である。
図4に示したように、コア部42と45の膜厚、及びクラッド層43と44の厚さを薄くし、かつクラッド層44の屈折率をクラッド層43の屈折率と同様の1.455にすることにより、クラッド層43と44における電界強度分布47と48の重なりは極めて大きく、導波路間結合が強くなっていることが判る。
また、斯かる状況においては、コア部42と45との間隔が若干変動しても、導波路間結合の大きさは維持されるため、サブミクロンオーダーの位置調整を要せずして、コア部42とクラッド層41、43とから構成される導波路内を伝搬する光を、コア部45とクラッド層44、46とから構成される導波路内に導波することが可能となる。(以下、係る方向の位置調整を「z方向の位置調整」と記す。)
次に、光導波路回路基板1の面内方向の結合について、図5と図6を用いて説明する。
図5、及び図6は、コア部42と45の結合部14、107における先端形状の態様の一例を模式的に示したものである。なお、同図においては、コア部42と45との相対的な位置関係を明確に表現するため、各クラッド層は図示されていない。図中矢印は、光の電界強度分布の拡がりを模式的に示したものである。すなわち、コア部の先端形状を先鋭化することにより、前述したコア部の膜厚を減少せしめた場合と同様の効果により、当該先鋭化された部分における光の電界強度の分布は拡がることになる。この結果、導波路間の結合が増大し、面内方向についてもサブミクロンオーダーの位置調整を要せずして、コア部42とクラッド層41、43とから構成される導波路内を伝搬する光を、コア部45とクラッド層44、46とから構成される導波路内に導波することが可能となる。(以下、係る方向の位置調整を「面内方向の位置調整」と記す。)
以上説明したように、光導波路回路基板、及び導波路型光アイソレータのコア部の膜厚と形状、及びクラッド層の膜厚を適当に選定することにより、光導波路回路基板に形成された導波路から導波路型光アイソレータに形成された導波路へ、また導波路型光アイソレータに形成された導波路から光導波路回路基板に形成された導波路への導波が、サブミクロンオーダーの位置調整を必要せず、かつ挿入損失の増大を伴わずに可能となり、図1に示した導波路型光アイソレータを具備した光導波路回路基板が実現される。また、同図に示したように、本発明により成る導波路型光アイソレータを具備した光導波路回路基板の構成は、例えば、導波路型光アイソレータ内を伝搬する光の伝搬方向が、該導波路型光回路の表面と平行な面内にあり、かつ該導波路型光回路表面の法線方向にずれていることを特徴とする構成として表現される。なお、光伝搬方向とは、光源から出射する光が伝搬する方向を意味し、導波路型光アイソレータにおける光の出射端とは、図1において結合部107‘側の導波路型光アイソレータの端部を意味し、偏光素子、あるいは偏光板の光出射端側とは、図1において、例えば偏光板106に対してはコア部104側を、偏光板106’においては、105側を云う。
また、図3〜図6に示した構成は単なる一例に過ぎず、コア部、及びクラッド層の厚さ、屈折率、あるいはコア部の先端形状は前述した値、形状に限定されるものではなく、導波路間結合の増大を図ると云う前提の下で、適宜選定されるものであることは改めて言及するまでもない。
以下、光導波路回路基板に搭載される導波路型光アイソレータの実施の形態について、図7、及び図8を用いて説明する。図7、8は光導波路回路基板に搭載される第1及び第2の実施の形態に係る導波路型光アイソレータの概略図である。なお、図7、8には、導波路型光アイソレータの動作を明確に説明するため、図1あるいは図2に示した結合部107は図示されていない。結合部を含めた導波路型光アイソレータの製造方法については、実施例により詳細に説明する。
図中71は基板、72は下部クラッド層、74は上部クラッド層、75は光源(図示せず)側に位置するファラデー効果を有する磁性体ガーネットから成るコア部、76はコア部75の上に形成された金属膜、77は偏光板から成る検光子、78はコア部75においてその断面積が変化する部分、79、710は各々コア部75及びコア部73内を伝播する光の伝搬方向を示すブロック矢印である。
以下、本実施形態の光アイソレータの動作原理について説明する。
コア部75の上に設けられた金属膜76は、所謂金属クラッディングとして設けられたものであり、当該金属膜の設けられたコア部分は、TE−TMフィルタとして機能する。
光源(図示せず)から出射され、当該導波路型光アイソレータに入射した光は、TE波成分(偏光面が基板表面と平行である成分)とTM波成分(偏光面が基板表面と直交である成分)の両者を含んだ光であるが、TE−TMフィルタを通過することによりTM波成分は除かれる。TE−TMフィルタを通過したTE波の偏光面は、コア部75内を伝搬する際にファラデー効果により回転し、検光子77に到達する直前には、その偏光面は基板表面に対して45度の角度を成す。検光子の透過軸は、基板表面に対して45度の角度を成すように配置されているので、当該偏光波は損失を受けずに検光子77を通過する。検光子77を通過する際、光は拡散し、そのビーム径は拡がることになる。しかし、コア部78の光伝搬方向に直交する面の断面積(以下、単に「断面積」と記す。)は他の部分に比して小さいため、当該部分のモードフィルド径は他の部分よりも大きく、拡散した光の大部分をコア部78で受けることができる。その結果、コア部75を伝搬する光を、損失を伴わずしてコア部73に導波することが可能となる。
逆に光アイソレータに戻る光については、その偏光方向がランダムに分布しているが、当該戻り光が検光子77(この場合には、当該検光子は、偏光子として機能することから、厳密には“偏光子”と記すべきであるが、混同を生じるおそれがあるので、“検光子”と記載する。)を透過することによって、基板面に対して偏光方向が45度の角度を成す成分が、コア部75に取り込まれることになる。コア部75に取り込まれた光は、その内部を伝搬することにより、ファラデー回転の非相反性により、TE−TMフィルタの直前においては、その偏光方向は基板表面に垂直方向、すなわちTM波となる。当該TM波は、TE−TMフィルタを透過する際に減衰するため、結果として戻り光が光源に到達することが妨げられることとなる。
次に図8を用いて、光導波路回路基板に搭載される導波路型光アイソレータの第2の実施形態を示す。
図中81は検光子85と偏光子86とに夾持されたコア部、82は検光子86の出射端側に位置するコア部、87は導波路型光アイソレータに入射する光を示す矢印、88は導波路型光アイソレータから出射する光を示す矢印である。
すなわち、同図に示した実施形態は、図7に示した導波路型光アイソレータにおいて、偏光子85と検光子86に夾持されたコア部81と、検光子86の出射端側に位置するコア部82の両者において、光源(図示せず)側の端部近傍におけるコア部の断面積を他の部分に比して小さくしたものである。
本実施形態においては、第1の実施形態で用いられているTE−TMフィルタの代わりに、偏光ガラス等からなる偏光板が偏光子85として用いられ、かつ偏光子85と検光子86との透過軸は互いに45度の角度を成すように配置される。本実施形態の光アイソレータの動作原理は、第1の実施形態とほぼ同様である。
図9−1〜図9−6に、コア部の先端の形状(図7あるいは図8におけるコア部78の形状)の主たる態様を概略的に記す。同図において、(a)はコア部78の光伝搬方向からみた概略正面図、(b)は上部クラッド層側からみたコア部78の概略上面図、(c)はコア部78の概略側面図である。
図9−1に示した態様は、コア部78の先端が四角錐台形状となっている場合であり、四角錐台の頂点は、コア部の中心線とほぼ一致する態様である。
図9−2に示した態様は、コア部78の先端部に、他に比して断面積が小さな矩形の凸部を設けた態様で、当該矩形の凸部の中心線は、コア部の中心線とほぼ一致する態様である。
図9−3に示した態様は、コア部の一方向、すなわち基板面に対して平行方向の幅のみが、その先端に向けて減少している態様である。
図9−4に示した態様は、コア部の基板法線方向の幅(換言する膜厚)が、その先端に向けて減少している態様である。
図9−5に示した態様は、図9−1に示した態様において四角錐台の頂点が、コア部の中心位置からずれてその底面(下部クラッド層と接する面)にある場合である。
図9−6に示した態様は、図9−2に示した態様において、矩形の突部の一側面がコア部の底面と略同一の面にある場合である。
図9−1〜図9−6に示した態様の内、図9−1と図9−2に示した態様がモードフィルドの中心とコア部の中心とが一致する点で最良の態様であると云える。しかし、他の態様の場合でにおいても、モードフィルドの拡大効果は期待されるため、本発明により成る導波路型光アイソレータの挿入損失低減には有効である。
なお、本発明により成る導波路型光アイソレータにおけるコア部78の形状として、図9−1〜図9−6に示した態様に限定されず、要はその断面積が他の部分に比して小さくなっている限りにおいて、他のバリーエーシヨンも採りうるものであることは、改めて言及するまでもない。
以下、本発明について、実施例を用いて、更に詳細に説明する。
(1)導波路型光アイソレータの製造
導波路型光アイソレータの製造方法について、図10を用いて説明する。図10は、光導波路回路基板に搭載する導波路型光アイソレータの製造工程を示す流れ図である。
図中、1011は3インチφの(111)面 (CaGd)(MgZrGa)12単結晶基板、1012はTb2.3Bi0.7Fe4.6Ga0.412単結晶から成る下部クラッド層、1013はTb2.3Bi0.7Fe4.7Ga0.312単結晶膜から成るコア層、10141はコア層1013をパターニングして得られた第1のコア部、10142は同第2のコア部、10143は同第3のコア部、1015はTb2.3Bi0.7Fe4.6Ga0.412から成る上部クラッド層、1016はコア部1014と上部クラッド層1015に形成されたテーパー部、1017は結合部におけるTb2.3Bi0.7Fe4.7Ga0.312膜から成るコア部、1018は結合部におけるSiO膜から成るクラッド層、1019は偏光板挿入溝、1020、1020‘は偏光ガラス、1021は結合部である。なお、偏光ガラス1020と1020‘の光透過軸は互いに45度の角度を成す。
通常の液相エピタキシャル成長法により、(CaGd)(MgZrGa)12単結晶基板1011の表面にTb2.3Bi0.7Fe4.6Ga0.412単結晶から成る下部クラッド層1012、及びTb2.3Bi0.7Fe4.7Ga0.312単結晶膜から成るコア層1013を順次積層した。各々の膜厚は、下部クラッド層1012が7μm、コア層1013が5μmであった(図10(a))。
その後、コア層1013をフォトリソ・エッチングプロセスでパターニングし、第1のコア部10141、第2のコア部10142、第3のコア部10143を形成した。コア部の幅はいずれも5μmであった(図10(b))。 図12に、第2のコア部10142と第3のコア部10143の先端形状についてその概略を示す。図中、d1、d2は、各部位の寸法、φはコア部先端の開き角を示す。前述した方法で作成した第2及び第3のコア部のd1は共に〜70μm、またd2は〜1μm、φは〜4度であった(図9b)。
コア部のパターニング後、コア部を覆うように下部クラッド層形成と同様の条件で、液相エピタキシャル成長法により上部クラッド層1015として、Tb2.3Bi0.7Fe4.6Ga0.412を7μm形成した(図10(c))。
上部クラッド層1015の形成後、第1コア部10141と第3コア部10143の端部にテーパーエッチング法によりテーパー部1016を形成した。テーパー部1016の斜面と基板1011の表面とのなす角度は〜5度であった(図10(d))。 その後、全面に結合部1021を構成するコア層としてTb2.3Bi0.7Fe4.7Ga0.312膜を0.1μm厚に形成し、後述する形状にパターニングしてコア部1017をパターニングした後、クラッド層1018としてSiO膜を0.2μm厚に形成した(図10(e))。 形成方法はいずれもRFスパッタリング法である。結合部1021におけるコア部1017の形状は、図5のコア部45と同型の形状であり、先端部の開き角は〜4度で、幅が一様な部分の幅は〜5μm、及び結合部全体の長さは〜700μmであった。
その後、幅〜35μm、深さ〜45μmの偏光ガラス挿入溝1019を第1のコア部10141と第2コア部10142との境界近傍、及び第2コア部10142と第3のコア部10143との境界近傍に高精度ダイサーで形成した。第2コア部の長さ(溝間隔に相当)は〜700μmであった(図10(f))。 その後、偏光板1020及び1020‘として偏光ガラスを当該溝に挿入し、チップ分割することにより光導波路回路基板に搭載する導波路型光アイソレータを完成した(図10(g))。
(2)光導波路回路基板の製造
光導波路回路基板基板の製造方法について図11を用いて説明する。図11は、前述した方法で作成された導波路型光アイソレータが搭載される光導波路回路基板の製造方法、特に結合部の製造方法を説明するための製造工程流れ図である。
図中、1101は基板として用いたSi基板、1102はSiO膜から成る下部クラッド層、1103はGeがドープされたSiO膜から成るコア層、1104はGeがドープされたSiO膜から成るコア部、1105は結合部、1106はGeがドープされたSiO膜から成る結合部におけるコア部、1107はコア部に形成されたテーパー部、1108はSiO膜から成る第1の上部クラッド層、1109はSiO膜から成る第2の上部クラッド層、1110は結合部に形成された凹部である。
Si基板1101上にCVD法により、SiO膜から成る下部クラッド層1102、及びGeがドープされたSiO膜から成るコア層1103を形成した。各々の膜厚は下部クラッド層が〜18μm、コア層が1103が〜7μmであった。Geのドープ量はコア層1103の屈折率が〜1.462になるように調節し、特に含有率等に関しては評価しなかった。ちなみに、SiO膜から成る下部クラッド層1102の屈折率は〜1.455であった(図11(a))。
コア層1103を形成した後にフォトリソ・エッチングプロセスで、テーパー部1107を形成し、再びコア層1103の形成条件と同様の条件で、〜2μm厚のコア層を全面に形成した後、フォトリソ・エッチングプロセスでコア部1104と1106を形成した。両コア部1104と1106の幅は共に〜9μmであった。また、テーパー部1107の斜面と基板1103とのなす角度は〜5度であった。結合部1105におけるコア部の先端形状は、図5のコア部42と同型の形状であり、先端部の開き角は〜4度で、幅が一様な部分の幅は〜9μm、及び結合部全体の長さは〜800μmであった(図11(b))。
その後、第1の上部クラッド層1108として、〜2μm厚のSiO膜をに全面に形成した後、結合部1105におけるコア部1106の先端近傍の第1の上部クラッド層をフォトリソエッチングプロセスで除去した(図11(c))。 その後、RFスパッタリング法を用い、第2の上部クラッド層1109として、〜12μm厚のSiO膜をマスク蒸着した(図11(d))。
最後に、導波路型光アイソレータを装着するための凹部を高精度ダイサーで形成し(図11(e))、チップ分割することにより光導波路回路基板を完成した。
以上、前述した方法で作成した導波路型光アイソレータと光導波路回路基板とを、各々結合部が対向するように貼り合わせて、アイソレーションと挿入損失を測定した。なお、貼り合わせは、導波路型光アイソレータと光導波路回路基板との相対的な位置を調整した後、光の伝搬に影響を与えない部分に接着剤を塗布することにより固定した。
アイソレーション等の測定に際しては、光導波路回路基板に形成された導波路に波長が1.55μmの直線偏光波を入射し、導波路型光アイソレータを経由して光導波路回路基板に形成された導波路から出射される光の強度を測定することにより評価した。また、導波路基板と導波路型光アイソレータとの位置合わせ精度が挿入損失に与える影響については、図13に示した位置関係を基準として評価した。
図13は、導波路型光アイソレータの結合部1021におけるコア部1017と、光導波路回路基板の結合部におけるコア部1106との相対関係を示す概略図である。
図中、131は、コア部1017の中心線、132はコア部1106の中心線、dは重なり幅、xはコア部1017あるいは1106内を伝搬する光の方向、yはxと直交する方向であって導波路型光アイソレータの基板1011あるいは光導波路回路基板の基板1101の表面と平行な方向、zはxy面と直交する方向である。すなわち、dが600μmで、かつ中心線131と132がz方向から観たときに重なる位置を基準位置として評価した。
基準位置における挿入損失(前述した入射光に対する出射光のエネルギー比)は〜2dBで、挿入損失は、x方向の位置ずれが基準位置に対して±20μm、及びy方向の位置ずれが±6μmの範囲内で同様であった。またアイソレーションは〜20dBであった。
実施例1と同様の条件で、導波路型光アイソレータの結合部1021におけるコア部1017の形状、及び光導波路回路基板の結合部におけるコア部1106の形状が、図6に示した形状と同型の導波路型光アイソレータ、及び光導波路回路基板を作成した。図14にその形状の詳細を示す。図14は、結合部1021、1105のコア部1017、1106の先端部近傍の形状を示す概略図で、図中、Wg1、Wg2、Wgt、及びΘgはコア部1017の各部位における寸法、及び開き角、Ws1、Ws2、Wst、及びΘsはコア部1106の各部位における寸法、及び開き角を示す。本実施例においては、Wg1は〜0.5μm、Wgtは〜20μm、Θgは〜2度で、Wg2は〜5μm、Ws1は〜1μm、Wstは〜20μm、Θsは〜2度、Ws2は〜9μmであった。またコア部1017の結合部全体における長さは〜700μm、コア部1106の結合部全体における長さは〜800μmであった。
作成した導波路型光アイソレータと光導波路回路基板を実施例と同様の方法で結合し、かつ同様の方法でアイソレーション及び挿入損失を測定評価した結果、実施例1とほぼ同様の結果が得られた。
実施例1に示した導波路型光アイソレータの製造方法とほぼ同様の条件で、結合部以外の態様が図7に示した態様の導波路型光アイソレータを作成した。結合部については、実施例1の場合の態様(図10中の結合部1021)と同一である。
本実施例においては、コア部パターン形成(図10(b))に先立ち、Cr/Auから成る2層膜(Crがコア層1013側)に通常のスパッタリング法を用いて全面に形成し、金属クラッディング76を形成した。各々の膜厚は、Cr:〜0.05μm、Au:〜0.3μmで、光伝搬方向の長さは〜3mmとした。 また、コア部78の形状は、実施例1と同様、図12に示した形状である。
なお、本実施例においては、金属クラッディングの端部と検光子7との間隔は〜700μmであった。なお、本実施例においては、偏光板挿入溝形成工程(図11(f)に示した工程)で形成される偏光板挿入溝の数が1溝であり、また挿入される偏光ガラスの数が1個である点が実施例1の場合と異なる。
実施例1と同様の条件で作成した光導波路回路基板と本実施例で作成した導波路型光アイソレータを結合し、実施例1と同様の条件でアイソレーション及び挿入損失を測定評価した。その結果、挿入損失は〜3dBでアイソレーションは〜18dBであった。また、導波路型光アイソレータと光導波路回路基板の結合部の相対位置ずれが挿入損失に及ぼす影響については、x方向の位置ずれが基準位置に対して±20μm、及びy方向の位置ずれが±4μmの範囲内で、挿入損失は〜3dBとほぼ一定であった。
本実施例においては、以下に説明する方法で、実施例1に示した態様と同型の導波路型光アイソレータを作成した。
3インチφの(111)面 (CaGd)(MgZrGa)12単結晶基板の代わりに3インチφのc面 サファイア基板を用いた。サファイア基板上にエアロゾルデポジション法により、下部クラッド層として多結晶のBi0.6Gd2.4Fe12を〜7μm厚に、その上にコア層としてBi0.7Tb2.3Fe12を〜5μm厚に成膜した。ここで用いた原料微粒子の平均粒径は〜0.8μm、搬送ガスは酸素で、その流量は5リットル/分であった。また、噴射ノズルの開口径は0.6mmφであった。その後、実施例1に示した方法と同様の方法でコア部を形成した。第1,2,3のコア部の形状は、実施例1に示した形状と同様である。その後、上部クラッド層として、下部クラッド層と同様の条件で、〜7μm厚のBi0.6Gd2.4Fe12を形成した後、700℃で1時間の熱処理を施した。
その後の作成条件等は、実施例1に示した条件と同様である。
実施例1と同様の条件で作成した光導波路回路基板と本実施例で作成した導波路型光アイソレータを結合し、実施例1と同様の条件でアイソレーション及び挿入損失を測定評価した。その結果、挿入損失は〜3dBでアイソレーションは〜21dBであった。また、導波路型光アイソレータと光導波路回路基板の結合部の相対位置ずれが挿入損失に及ぼす影響については、x方向の位置ずれが基準位置に対して±20μm、及びy方向の位置ずれが±4μmの範囲内で、挿入損失は〜3dBとほぼ一定であった。
以上、本発明により成る導波路型光アイソレータについて、実施例を用いて詳細に説明した。本発明は、実施例に記載した形状、製法に限定されるものではなく、所望の特性に応じて、形状及び製法を適宜選定することができる。
本発明は、光通信や光を用いた放送波伝送、及び光による計測等において用いられる光導波路回路基板であって、特に、光源となるレーザーから出射された光波が、種々の原因で光源に戻ることを防止する機能を有する光アイソレータが搭載された光導波路回路基板として利用できる。
導波路型光アイソレータを具備した光導波路回路基板の構成を示す概略側断面図。 導波路型光アイソレータと光導波路回路基板との結合部詳細を示した概略側断面図。 電界強度分布の計算結果の一例。 電界強度分布の計算結果の一例。 結合部におけるコア部の先端形状を示す概略図。 結合部におけるコア部の先端形状を示す概略図。 第1の実施の形態に係る導波路型光アイソレータの概略図。 第2の実施の形態に係る導波路型光アイソレータの概略図。 コア部の先端の形状を示す概略図。 コア部の先端の形状を示す概略図。 コア部の先端の形状を示す概略図。 コア部の先端の形状を示す概略図。 コア部の先端の形状を示す概略図。 コア部の先端の形状を示す概略図。 光導波路回路基板に搭載する導波路型光アイソレータの製造工程を示す流れ図。 導波路型光アイソレータが搭載される光導波路回路基板の製造方法、特に結合部の製造方法を説明するための製造工程流れ図。 コア部の先端形状を示す概略図。 導波路型光アイソレータの結合部におけるコア部と、光導波路回路基板の結合部におけるコア部との相対関係を示す概略図。 結合部におけるコア部の先端部近傍の形状を示す概略図。 従来のファラデー回転子を用いた光アイソレータの構成概略図。
符号の説明
1 光導波路回路基板
10 導波路型光アイソレータ
11 光導波路回路基板の基板
12 光導波路回路基板1に設けられた光導波路を構成するクラッド層
13 光導波路回路基板1に設けられた光導波路を構成する部、
14、14‘ 光導波路回路基板に設けられた第1及び第2の結合部
15、15‘ コア部13を伝搬する光の方向を示す矢印
16、16‘ 第1及び第2の結合部内を伝搬する光の方向を示す矢印
101 導波路型光アイソレータの基板
102 導波路型光アイソレータ10に設けられたクラッド層
・ 105 同第1、第2、及び第3の磁性体ガーネットから成るコア部
104‘、105‘ 第2のコア部104、及び第3のコア部105に設けられた、光伝搬方向に直交する方向のコア部断面積が変化している部分
106、106‘ 第1及ぶ第2の偏光板
107、107‘ 導波路型光アイソレータの設けられた結合部
108 コア部103、104、105を伝搬する光の方向を示す矢印
109、109‘ 第1及び第2の結合部を伝搬する光の方向を示す矢印
・ 36 クラッド層
32、35 コア部
37 コア部32とクラッド層31、33から構成される導波路を伝搬する光の電界強度分布
38 コア部35とクラッド層34、36から構成される導波路を伝搬する光の電界強度分布
41、43、44、46 クラッド層
42、45 コア部
47 コア部42とクラッド層41、43から構成される導波路を伝搬する光の電界強度分布
48 コア部45とクラッド層44、46から構成される導波路を伝搬する光の電界強度分布
71 基板
72 下部クラッド層
74 上部クラッド層
75 光源(図示せず)側に位置するファラデー効果を有する磁性体ガーネットから成るコア部76 コア部75の上に形成された金属膜
77 偏光板から成る検光子
78 コア部3においてその断面積が変化する部分
79、710 各々コア部内を伝播する光の伝搬方向を示すブロック矢印
81 検光子と偏光子とに夾持されたコア部
82 検光子の出射端側に位置するコア部
87 導波路型光アイソレータに入射する光を示す矢印
88 導波路型光アイソレータから出射する光を示す矢印
1011 3インチφの(111)面 (CaGd)(MgZrGa)12単結晶基板
1012 Tb2.3Bi0.7Fe4.6Ga0.412単結晶から成る下部クラッド層
1013 Tb2.3Bi0.7Fe4.7Ga0.312単結晶膜から成るコア層
10141 コア層1013をパターニングして得られた第1のコア部
10142 コア層1013をパターニングして得られた第2のコア部
10143 コア層1013をパターニングして得られた第3のコア部
1015 Tb2.3Bi0.7Fe4.6Ga0.412から成る上部クラッド層
1016 コア部1014と上部クラッド層1015に形成されたテーパー部
1017 結合部におけるTb2.3Bi0.7Fe4.7Ga0.312膜から成るコア部
1018 結合部におけるSiO膜から成るクラッド層
1019 偏光板挿入溝
1020、1020‘ 偏光ガラス
1021 結合部
1101 Si基板
1102 SiO膜から成る下部クラッド層
1103 GeがドープされたSiO膜から成るコア層
1104 GeがドープされたSiO膜から成るコア部
1105 結合部
1106 GeがドープされたSiO膜から成る結合部におけるコア部
1107 コア部に形成されたテーパー部
1108 SiO膜から成る第1の上部クラッド層
1109 SiO膜から成る第2の上部クラッド層
1110 結合部に形成された凹部
131 コア部1017の中心線
132 コア部1106の中心線
d 重なり幅
x コア部1017あるいは1106内を伝搬する光の方向
y xと直交する方向であって導波路型光アイソレータの基板1011あるいは光導波路回路基板の基板1101の表面と平行な方向
z xy面と直交する方向
151 ファラデー回転子
152 偏光子
153 検光子
154 永久磁石等の磁界印加手段
155 半導体レーザー等から成る光源
156 光源155から出射された光の伝播方向

Claims (3)

  1. 基体上に第1のクラッド層、該第1のクラッド層上に設けられた磁性体ガーネットから成るコア部、該コア部を覆う第2のクラッド層を有する導波路型光アイソレータを具備する光導波路回路基板であって、該導波路型光アイソレータ内を伝搬する光の伝搬方向が、該光導波路回路基板の表面と平行な面内にあり、かつ該導波路型光回路基板の表面の法線方向にずれていることを特徴とする光導波路回路基板。
  2. 該導波路型光アイソレータが、光源側から第1の偏光素子、及び該第1の偏光素子から所望の間隔を隔てて設けられた第2の偏光素子を有し、少なくとも該第2の偏光素子が該コア部の光伝搬方向と略直交するように該コア部に挿入された偏光板であり、かつ該第2の偏光素子の光出射端側に位置する該コア部の光伝搬方向に直交する方向の断面積が、導波路型光アイソレータの光出射端側に向けて増大する部分を具備する導波路型光アイソレータであることを特徴とする請求項1記載の光導波路回路基板。
  3. 該導波路型光アイソレータが、該コア部の光伝搬方向と略直交するように挿入された光源側に位置する第1の偏光板、及び第1の偏光板から所望の間隔を隔てて該コア部の光伝搬方向と略直交するように挿入された第2の偏光板を有し、かつ該第1、及び第2の偏光板の光出射端側に位置するコア部の光伝搬方向に直交する方向の断面積が、共に、導波路型光アイソレータの光出射端側に向けて増大する部分を具備する導波路型光アイソレータであることを特徴とする請求項1記載の光導波路回路基板。
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