JP2008138938A - 矢筈および矢 - Google Patents

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昭俊 鈴木
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Abstract

【課題】電源を必要とせず、着矢等の衝撃により容易に破損せず、塗料を使用せずに剥離の可能性を皆無にすることにより、長期的な使用が可能な発光体を有する矢筈を提供すると共に、発光部材を箆の外周面に取り付けず、射られた矢の空気抵抗に影響を与えない発光体を有する矢筈を提供し、並びに、これを使用する矢を提供する。
【解決手段】矢はその先端部である矢尻と、胴体の部分である箆3と、羽の部分である矢羽4と、末端を弦に番える部分の矢筈5とで構成されている。矢筈5の嵌入部は、箆3に嵌入することができるように、円柱形または円錐台形となっている。箆3は、矢筈5を嵌入することができるように円筒形となっている。この箆3の円筒形の内周面側に矢筈5の外周面側が嵌入される。上記矢筈5は、合成樹脂からなる発光体を有し、矢の末端に嵌入される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、矢に使用される矢筈および矢筈を取り付けた矢に関するものである。
弓を使用して矢を射る競技としては、和弓が使用される弓道、洋弓が使用されるアーチェリー等が挙げられる。これらの競技に使用される矢は、和弓の場合、矢の先端部分である矢尻(板付、鏃とも称される)と、胴体の部分である箆(矢柄、矢箆竹、矢竹とも称される)と、羽の部分である矢羽と、末端部分である矢筈とで構成されている。洋弓の場合は、矢の先端部分であるポイント(アローヘッドとも称される)と、胴体の部分であるシャフトと、羽の部分であるフェザーと、末端部分であるノックとで構成されている。この矢筈(ノック)は、末端を弦(ストリング)に番える部分であり、弓の弦を矢筈に引掛けて矢を射るためのものである。
矢筈の素材としては、竹製、木製、金属製のものが多く存在しており、最近では合成樹脂製のものも存在している。これらの矢筈には、発光体を有するものは存在していなかった。そのため、夕方や夜間に練習する際に、照明設備がない弓道場では道場内が薄暗く、矢が的に命中しているか否かを判別するのが困難な状態であった。同時に、矢が射られた後の矢の軌跡を確認することができないため、練習において、矢を射る方向の修正が難しい状態でもあった。
そのため、最近になって矢筈に発光部材が設けられているものが存在している。この発光部材には、電源を必要とするものと電源を必要としないものとが存在している。発光部材で電源を必要とするものには、発光ダイオードと電池が内蔵され、矢を射ると発光部材が点灯または点滅するように構成されている(特許文献1および特許文献2)。また、発光部材を箆の末端側(矢羽の後端)の外周面に取り付ける構成も存在している(特許文献2)。発光部材で電源を必要としないものには、夜光塗料(蓄光型、発光型)を矢筈に塗装する構成になっている(特許文献2)。
そして、このように発光する矢筈を実現した矢は、上述のとおり、電源等を内蔵するものとなっていた。
特許第3759070号 特開2004−163041号
しかしながら、これらの発光部材を有する矢筈は、発光ダイオードと電池が内蔵された装置を必要とするので、練習時等に使用する矢の全てに当該装置を取り付けることは高価となり実用的ではなかった。
また、発光部材を有する矢筈は、矢が的に命中するときの衝撃や矢が失速して地面に落下したときの衝撃等により、発光部材が破損する可能性のあることは容易に想像し得るところであった。
さらに、箆の外周面に取り付けられる発光部材は、これを取り付けた矢を使用するとき、箆周辺が受ける空気抵抗が通常の矢とは異なり、また、発光部材の矢全体に占める重量に応じて矢の重心が変化し、弓によって射られた矢がバランス等を失って失速することも考えられる。
特に、発光部材を有する矢筈に夜光塗料を使用する場合であっても、繰り返して使用することにより塗装が剥がれてくる可能性もある。
本発明は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、電源を必要としないので安価に製造でき、着矢および落下の衝撃により容易に破損せず、さらには、塗料を使用せずに剥離の可能性を皆無にすることによって、長期的な使用が可能な発光体を有する矢筈を提供すると共に、発光部材を箆の外周面に取り付けることなく、射られた矢の空気抵抗に影響を与えない発光体を有する矢筈を提供し、並びに、これを使用する矢を提供することである。
そこで、矢筈にかかる本発明は、矢に使用される矢筈であって、この矢筈には合成樹脂からなる発光体を有することを特徴とする矢筈を要旨とする。上記構成によれば、矢筈の箆への取り付けは、従来と同様の方法で良く、簡単にできる。
また、矢筈には夜光性または蛍光性の発光体を有することを特徴とする矢筈をも要旨とする。
さらに、矢にかかる本発明は、このように矢筈が取り付けられていることを特徴とする矢をも要旨とする。
本発明によれば、矢に使用される矢筈には、合成樹脂からなる発光体を有しているため、電源を必要とせずに安価に製造することができる。また、この矢筈は着矢および落下の衝撃により容易に破損せず、さらには、塗料を使用せずに剥離の可能性を皆無にすることによって、長期的な使用が可能となる。そして、発光部材を箆の外周面に取り付けないため、射られた矢の空気抵抗に影響を与えないものとすることができる。
また、合成樹脂からなる発光体を有している矢筈が取り付けられている矢は、電源等が内蔵された装置を必要とせず、発光部材を箆の外周面に取り付けないため、従来の矢と同様に使用することができ、矢の重量も増加しないので、矢の重心も変化せず、練習や競技においても何ら支障はないのである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本発明は、図1のように矢1を構成する一つの部材である矢筈5に関するものである。そこで、矢の構造および矢筈の一般的な構造について概ね説明する。矢1はその先端部である矢尻2と、胴体の部分である箆3と、羽の部分である矢羽4と、末端を弦に番える部分の矢筈5とで構成されている。矢筈5は、箆3の末端に嵌められる嵌入部51と、弦に番える部分を有する頭部52とから構成される。
矢筈5の嵌入部51は、図2に拡大して図示するように、箆3に嵌入することができるように、円柱形または円錐台形となっている。一方、箆3は、図3に示すように、矢筈5を嵌入することができるように円筒形となっている。この箆3の円筒形の内周面31側に矢筈5の外周面53側が嵌入される。このとき、矢筈5の嵌入部51の外周円上に凸形状部54を単数または複数箇所に設けて、箆3に嵌入した矢筈5を抜け難くすることもできる。さらに、この凸形状部54が設けられた矢筈5の外周面上に接着剤を塗布することで、箆3に嵌入した矢筈5を抜け難くすることもできる。
矢筈5の頭部52は弦を番える部分であるため、弦が入るように頭部52の軸方向に略U字形状の切り欠き部55が設けられている。本発明の実施形態は、この矢筈5に発光体を有しているものである。矢筈5が発光することにより、矢1が的に命中しているか否かの判別を容易とするのである。なお、この切り欠き部55の形状は、代表的なものとして上記略U字形状が挙げられるが、弦が係止できる構造であれば、その形状は問わないものである。
発光体には、「ルミノーバ」(登録商標)と呼ばれる夜光顔料が使用されている。夜光顔料は合成樹脂と混練されることで、夜光顔料が均一に混合された合成樹脂となるのである。この合成樹脂は、粒形状いわゆるペレット形状に加工され、射出成形のための成形材料とされる。成形材料は、射出成形機のホッパーに貯えられ、シリンダ内のスクリューが回転することによりホッパー内の成形材料が次々にシリンダに移って溶融され、接続している金型の中に高圧で射出され、金型の中で冷却され、固化ののち取り出される。
このように合成樹脂と混練された夜光顔料の状態をもって、合成樹脂からなる発光体と呼ぶことができるのである。
本実施形態は、上記のように合成樹脂により矢筈が生産されることで、量産が可能となり安価に製造できるのである。また、成形品である矢筈自体が発光体であるため、電源を必要とせず、着矢および落下の衝撃により容易に破損せず、光の吸収および発光を繰り返すことで、長期的な使用が可能となる。さらに、塗料を使用しないことにより、剥離の可能性を皆無にすることができるのである。そして、夜光顔料は合成樹脂と混練されることにより、顔料が均一に混合されていくので、光の発光の偏りが無く、光が均一に拡散されるのである。
他方、矢にかかる本発明の実施形態は、図1において示したように、上記構成の矢筈5が末端に取り付けられた構成とした矢1である。このような構成の矢1であれば、電源等が内蔵された装置を必要とせず、発光部材を箆3の外周面に取り付けないため、通常の矢と同様に使用することができる。また、矢の重量も増加しないので、矢の重心も変化せず、練習や競技においても何ら支障はないのである。
そして、この矢筈5が一定の光を蓄積することで、矢筈5自体が発光し、照明設備のない弓道場での夜間の練習時においても、矢1が的に命中しているか否かの判別を容易とするのである。また、矢筈5が発光することで、矢1が射られた後の矢の軌跡を確認することができ、練習や競技において矢を射る方向の修正が可能となるのである。このとき、矢筈5を合成樹脂からなる蛍光性の発光体にすることができる。これにより、一定の光を吸収することで、矢筈5自体が発光し、日中でも目立つようになるため、練習時において、射手自身が放った矢がいずれの矢であるかの判別を容易とするのである。また、射手が放つ矢ごとに発光体の色を変更することで、同一の的に複数人が矢を放っても、射手自身の放った矢がいずれの矢であるか、容易に判別することができるのである。
本発明は、和弓について説明したが、洋弓、ボーガン等の矢を使用する競技においても矢筈を使用するものなら実施することができる。
なお、本発明の実施形態は以上のようであるが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の態様をとることができる。例えば、矢筈5の一部分である頭部52のみを発光体を有する合成樹脂とし、嵌入部51を異なる材料とする構成にすることもできる。ここで、異なる材料は、異種の合成樹脂とすることもできるが、加工の容易性から金属材料を選択することも有り得る。その他竹材、木材等の天然材料などあらゆる材料を選択的に使用することがある。このような実施形態においても、本発明の効果を十分に得ることができる。
本発明の実施形態を示す正面図である。 本発明の実施形態を示す矢の末端の拡大図である。 本発明の実施形態を示す矢筈を箆に嵌入させる図である。
符号の説明
1 矢
2 矢尻
3 箆
4 矢羽
5 矢筈
31 内周面
51 嵌入部
52 頭部
53 外周面
54 凸形状部
55 切り欠き部

Claims (4)

  1. 矢に使用される矢筈であって、該矢筈は合成樹脂からなる発光体を有することを特徴とする矢筈。
  2. 矢に使用される矢筈であって、該矢筈は合成樹脂からなる夜光性の発光体を有することを特徴とする矢筈。
  3. 矢に使用される矢筈であって、該矢筈は合成樹脂からなる蛍光性の発光体を有することを特徴とする矢筈。
  4. 請求項1ないし3記載の矢筈が取り付けられていることを特徴とする矢。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63201499A (ja) * 1987-02-16 1988-08-19 平田 恒雄 発光弾発射遊戯銃
JPH11249606A (ja) * 1998-02-26 1999-09-17 Kurietec:Kk 合成樹脂発光シート及びその取付け方法
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JP2004163041A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Yasuhiro Takahashi 矢に用いる発光体アダプターと発光部材、それらを使用した矢、及び矢の射的方法

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