JP2008136991A - 上水管洗浄装置と方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 上水管の内壁に付着した汚れ、ヌメリ、スケール等を洗浄除去時に、複雑高価或いは大規模な装置や設備を使用敷設することなく、少人数の作業員で短時間に安価で実施できる上水管洗浄システムの提供を実現する。
【解決手段】 予め水槽内で所要濃度と適量の洗浄液を作製し、これを上水管内に充填し所要時間をかけて拡散浸潤浸透させ、洗浄部位範囲に応じて所望の給水管末端等から、逆流防止弁付の分配機の出力口を通じ所要圧力と速度の圧搾空気泡沫を所要時間に亘り注入し浮上送出させることで、上水管内壁に付着した汚れ等を溶解溶融、遊離剥離して、最後に給水管末端等からこの汚れ等を溶解混合包含した排水を流放出することで、短時間に安価でありながら上水管の寿命延長等と安全衛生面向上に画期的な耐久性を実現する上水管洗浄システムに係る上水管洗浄装置と方法。
【選択図】図1
【解決手段】 予め水槽内で所要濃度と適量の洗浄液を作製し、これを上水管内に充填し所要時間をかけて拡散浸潤浸透させ、洗浄部位範囲に応じて所望の給水管末端等から、逆流防止弁付の分配機の出力口を通じ所要圧力と速度の圧搾空気泡沫を所要時間に亘り注入し浮上送出させることで、上水管内壁に付着した汚れ等を溶解溶融、遊離剥離して、最後に給水管末端等からこの汚れ等を溶解混合包含した排水を流放出することで、短時間に安価でありながら上水管の寿命延長等と安全衛生面向上に画期的な耐久性を実現する上水管洗浄システムに係る上水管洗浄装置と方法。
【選択図】図1
Description
この発明は、マンション等建造物上水道の、共用部たる給水縦主管、給水横主管、複数の給水縦系統管、揚水管及び専有部においては給水枝管(以下、単に上水管と総称する)の上水管洗浄システムに係る上水管洗浄装置と方法に関する。
従来、上水管洗浄システムは主にマンション等建造物の専有部(各戸量水器二次側)の給水枝管の洗浄が主目的であり、その方法として圧搾空気のパルスやジェット噴射による洗浄、高圧水洗浄及びオゾン水等を使用した洗浄方法が多く用いられている。最近改良された発明としては、例えば特許文献1の特許公開2006−175405、発明の名称
「給水管洗浄における配管方法および給水管洗浄における配管装置」
においても紹介されているが、圧搾空気をポンプから如何にして水道メーターを迂回し可及的に水道メーター直後から給水枝管末端に向けて放射放出することに工夫がされているに過ぎず、量水器(前記では水道メーター)の一次側すなわち共用部についての言及記述はほとんどないばかりでなく示唆暗示も全く無い。
また各戸毎に装置を持ち込み洗浄範囲ごとに一々洗浄装置の取付け位置を変更して実施していた。そもそも専有部、共用部の別なく、上水管内壁の汚れ、ヌメリ、スケール等(以下、単に汚れ等と記す)の放置は著しく飲料水の水質低下を招くとともに、上水管の閉塞の原因にもなるだけでなく、マンション等の総合耐久性に著しい悪影響を及ぼす最も重要な要素の一つである。
「給水管洗浄における配管方法および給水管洗浄における配管装置」
においても紹介されているが、圧搾空気をポンプから如何にして水道メーターを迂回し可及的に水道メーター直後から給水枝管末端に向けて放射放出することに工夫がされているに過ぎず、量水器(前記では水道メーター)の一次側すなわち共用部についての言及記述はほとんどないばかりでなく示唆暗示も全く無い。
また各戸毎に装置を持ち込み洗浄範囲ごとに一々洗浄装置の取付け位置を変更して実施していた。そもそも専有部、共用部の別なく、上水管内壁の汚れ、ヌメリ、スケール等(以下、単に汚れ等と記す)の放置は著しく飲料水の水質低下を招くとともに、上水管の閉塞の原因にもなるだけでなく、マンション等の総合耐久性に著しい悪影響を及ぼす最も重要な要素の一つである。
しかし現実は、建築後の経年絶対年数のみで判断して上水管の延命工事や取替工事という大掛かりで極めて出費の嵩む方策を採ることが、全ての問題解決の方法と考えられ、それのみが行われて来た。たとえば、下水排水鉄管の寿命は建築後25年位で取替工事や延命工事が実施されているが、実際に撤去した鉄管の断面を良く観察すると、鉄錆による腐食は軽微であるにも拘らず、付着したごみやヌメリ等の沈殿堆積により内径50mmの鉄管内が通水可能な空間の直径が僅か10mm以下にまで閉塞していることが見受けられる。如何に定期的な洗浄が上水管等の適正な保守維持管理に必要でかつ効果的かが、理論のみでなく実例からも窺い知ることができる。 然しながら、現時点では上水管洗浄はその必要性の認識が希薄であり、技術的には短時間で且つ日常生活への影響が軽微な洗浄作業と言う条件を満たすことに難しさがあることから定期洗浄はほとんど実施されていない。
特許公開2006−175405号公報
この事実に鑑み、上水管についても汚れ、ヌメリ、スケール等が発生し、付着、沈殿堆積する前に定期的に洗浄して適正な保守維持管理を行うことが必要不可欠であり、これの実行実施により解決される問題が多く含まれている。
本発明は、従来の技法では解決し得なかった上記問題を解決すべく、上水管洗浄を所要頻度で(例えば5年毎の定期に)、適正に繰返して継続実施するシステムに係る装置と方法であり、マンション等の専有部に限らず敢えて積極的に共用部の上水管の汚れ、ヌメリ、スケール等(以下、単に汚れ等と記す)の発生とそれらの付着、沈殿、堆積を防止することで酸化腐食を遅らせることを可能にする為の、安価且つ短時間作業で繰返し継続的な上水管洗浄を為しえる効果的な上水管洗浄システムに係る装置と方法の提供を目的とする。
本発明は、従来の技法では解決し得なかった上記問題を解決すべく、上水管洗浄を所要頻度で(例えば5年毎の定期に)、適正に繰返して継続実施するシステムに係る装置と方法であり、マンション等の専有部に限らず敢えて積極的に共用部の上水管の汚れ、ヌメリ、スケール等(以下、単に汚れ等と記す)の発生とそれらの付着、沈殿、堆積を防止することで酸化腐食を遅らせることを可能にする為の、安価且つ短時間作業で繰返し継続的な上水管洗浄を為しえる効果的な上水管洗浄システムに係る装置と方法の提供を目的とする。
本発明は、所要の圧力と速度の圧搾空気を発生出力する空気圧縮機の圧搾空気出力を入力とし、仕切り弁、逆流防止弁及び圧力計を備えた複数の出力口を有しこれら全出力口に均等圧力の圧搾空気を供給出力する均等圧搾空気分配機であって、この出力を気密耐水耐圧性の接続ホースにより給水管末端等に接続して圧搾空気の泡沫を上水管内に注入浮上させることにより上水管内壁を洗浄する上水管洗浄システムを構成することを特徴とする上水管洗浄装置、及びこの装置に適正な洗浄液を使用したり上水管接続系統の仕切り弁の適正な操作の組合せと順番で高効果、効率的な洗浄結果を得られる上水管洗浄方法である。
本発明に係る発展改良形の上水管洗浄システム概略は、水槽等に所要濃度と適量の洗浄液を作製する予備作業後、上水管内に洗浄溶液を注入して拡散浸潤浸透させる工程(予備洗浄)、最下層階等の給水縦系統管の末端にあるドレイン等(以下、上水管末端等と記す)から、仕切り弁、逆流防止弁、及び圧力計等を備えた均等圧搾空気分配機(以下、分配機と記す)の出力口から所要圧力と速度の圧搾空気の泡沫を所要時間に亘り注入供給して浮上放出させる工程(ブロー洗浄、或いはパルス洗浄)によりブラシや束子で摩擦摺動したように上水管内壁に付着した汚れ等の異物を溶解溶融し遊離剥離して最後に給水管末端等からこれら汚れ等を溶存混合した水道水の洗浄排水として流放出することを特徴とする上水管洗浄システムに係る装置と方法であり上記上水管末端を適宜選択することにより洗浄対象範囲を任意に選択指定できる単純簡単でありながら極めて高効率のシステムである。
(システムの機械的構成) 本発明は上水道の供給方式が加圧式や直結式にも適用されるが、最も普遍的な屋上等に給水槽を設置した高架水槽式について図を用いて説明する。本発明は以下のように構成組成され実施されて行く。
図1はマンション等の高架水槽式給水方式に本発明の上水管洗浄システムを適用した場合の圧搾空気と給水系の一部省略した接続系統の概略ブロック図である。図において、1はマンション屋上等の高架に設置された上水を貯留する高架水槽であり、内部を掃除洗浄した時の不要排水を排出するドレインD0、槽内に貯留された飲料水の上水道水を重力を利用して下方の各階へ供給する仕切り弁V0と地震や台風等による強力振動揺動を吸収して変形損傷を回避するためのフレキシブルジョイントFJFを備えた給水縦主管FMPを有している。2は、仕切り弁V1,V2〜Vnを通じて接続系統K1,K2〜Knの各給水縦系統管に水道水を分岐配分する給水横主管である。3は給水縦系統管群であって接続系統K1、K2〜Knに対応した仕切り弁V1,V2〜VnとV10,V20〜Vn0、量水器Mの両側の伸縮継ぎ手J1P,J1S、J2P,J2S〜JnP,JnS、そしてドレインD1,D2〜Dnを各々持つ給水縦系統管FP1,FP2〜FPnから成る。
4は揚水管UPでフレキシブルジョイントFJU、逆流を防止する逆止弁B0、仕切り弁VU0、フレキシブルジョイントFJT及び掃除洗浄時に異物、不要排水を排出するドレインDUを備え揚水ポンプPと高架水槽1とを接続し受水槽5の上水道水を高架水槽1に揚水供給する。5は水道本管からの水道水を貯留して常時揚水ポンプPに供給待機する受水槽、6は所要圧力と速度の圧搾空気を発生送出する空気圧縮機であり、耐圧ホースH1〜Hnと分配器7を介し上水管末端等ITに均等圧力圧搾空気ABを注入供給する。
図1はマンション等の高架水槽式給水方式に本発明の上水管洗浄システムを適用した場合の圧搾空気と給水系の一部省略した接続系統の概略ブロック図である。図において、1はマンション屋上等の高架に設置された上水を貯留する高架水槽であり、内部を掃除洗浄した時の不要排水を排出するドレインD0、槽内に貯留された飲料水の上水道水を重力を利用して下方の各階へ供給する仕切り弁V0と地震や台風等による強力振動揺動を吸収して変形損傷を回避するためのフレキシブルジョイントFJFを備えた給水縦主管FMPを有している。2は、仕切り弁V1,V2〜Vnを通じて接続系統K1,K2〜Knの各給水縦系統管に水道水を分岐配分する給水横主管である。3は給水縦系統管群であって接続系統K1、K2〜Knに対応した仕切り弁V1,V2〜VnとV10,V20〜Vn0、量水器Mの両側の伸縮継ぎ手J1P,J1S、J2P,J2S〜JnP,JnS、そしてドレインD1,D2〜Dnを各々持つ給水縦系統管FP1,FP2〜FPnから成る。
4は揚水管UPでフレキシブルジョイントFJU、逆流を防止する逆止弁B0、仕切り弁VU0、フレキシブルジョイントFJT及び掃除洗浄時に異物、不要排水を排出するドレインDUを備え揚水ポンプPと高架水槽1とを接続し受水槽5の上水道水を高架水槽1に揚水供給する。5は水道本管からの水道水を貯留して常時揚水ポンプPに供給待機する受水槽、6は所要圧力と速度の圧搾空気を発生送出する空気圧縮機であり、耐圧ホースH1〜Hnと分配器7を介し上水管末端等ITに均等圧力圧搾空気ABを注入供給する。
7は均等圧力圧搾空気分配機(以下、単に分配機と記す)で、仕切り弁VA0を介し空気圧縮機6から圧搾空気出力を仕切り弁VA0を介し取り入れ、均等圧力圧搾空気として系統出力口K10,K20〜Kn0を通じ上水管末端等ITに出力し圧搾空気の泡沫ABを注入送出する。系統出力口K10は、耐圧ホースH1を介して仕切り弁VA1,逆流を防止する逆止弁B1、圧力計G1を備え、K20は仕切り弁VA2,逆止弁B2,圧力計G2を備え同様に出力系統Kn0は仕切り弁VAn,逆止弁Bn,圧力計Gnを有する。
系統出力口K10,K20〜Kn0は、各々カプラCPを備えており、気密耐水耐圧性を持つ耐圧ホースH1,H2〜Hnを介し各接続系統の上水管末端等IT(以下、単に注入端と記す。)に接続される。
これら耐圧ホースH1、H2〜Hnは、軟質塩化ビニル等の素材から成る口径20mm長さ5m程の着脱自在に不図示のカプラCPを用い延長接続が可能で、両端に出力端HCと入力端HEを持つ。例えば、耐圧ホースH2の出力端H2Cは変換アダプタCAで注入端ITに接続され、入力端H2Eは系統出力口K20から圧搾空気の供給を受け、或いは洗浄後に系統出力口K20から外しマンホール等に向けて洗浄後排水を排水放流する。
系統出力口K10,K20〜Kn0は、各々カプラCPを備えており、気密耐水耐圧性を持つ耐圧ホースH1,H2〜Hnを介し各接続系統の上水管末端等IT(以下、単に注入端と記す。)に接続される。
これら耐圧ホースH1、H2〜Hnは、軟質塩化ビニル等の素材から成る口径20mm長さ5m程の着脱自在に不図示のカプラCPを用い延長接続が可能で、両端に出力端HCと入力端HEを持つ。例えば、耐圧ホースH2の出力端H2Cは変換アダプタCAで注入端ITに接続され、入力端H2Eは系統出力口K20から圧搾空気の供給を受け、或いは洗浄後に系統出力口K20から外しマンホール等に向けて洗浄後排水を排水放流する。
8は給水枝管群であり、例示によれば、接続系統K2に係る給水縦系統管FP2から各戸の専有部に向かって上水道水を供給しており、V20,V21は仕切り弁、Mは量水器、J2P,J2Sは各々量水器Mの一次側及び二次側の量水器伸縮継ぎ手、V2Lは専有部末端の蛇口等の水栓器具を表す。ITは圧搾空気の泡沫ABを上水管に注入供給する位置を示す注入端である。D2は、給水縦系統管FP2の末端に備え掃除洗浄時に異物排水を排出するドレインであるが物件により装備されていない場合もある。なお耐圧ホースHの両端の出力端HC、入力端HEは互いに着脱自在に気密耐水耐圧に接続延長できるように適宜工夫してある。
また不図示の変換アダプタCAは、ホースH2の出力端H2Cと注入端ITとの間に介在しその接続を簡便容易にするための接続介在道具であり、一端にはホースH2の出力端H2Cとの結合を容易にするカプラCPを有し他端には注入端ITに接合するに適切な所要の種類と大きさの伸縮継ぎ手を備えた予め用意された数種類の接続介在継ぎ手である。SWGは必要に応じて、分配機7内の適切な位置に配置して均等圧力圧搾空気に所要の超音波振動を印加して、或いは系統出力口K10〜Kn0に備えて洗浄溶液に超音波振動を透過伝達させる為の電歪素子等からなる超音波発生器であり、この上水管洗浄システムに装備すれば洗浄効果をなお向上させることができる。
(予備作業)
(1)先ず、揚水管UPの揚水ポンプPを止め、仕切り弁VU0を閉じ給水縦主管FMPの仕切り弁V0を閉じ、高架水槽1の水位LU、LFをドレインD0を利用して適量に下げた後、ドレインD0を閉じて、高架水槽内1に残った水道水内にクエン酸等の洗浄剤を撒布攪拌し所要濃度と適量の洗浄液CLを作製する。
圧縮機6と分配機7を耐圧ホースHで接続し、分配機7の各系統出力口K10〜Kn0を各接続系統K1〜Knに対応する各々の注入端ITに変換アダプタCAを介して耐圧ホースH1〜Hnにより接続する。この際に洗浄前の通常水道水サンプルS0を採取してから不図示のクリップC等で耐圧ホースH1〜Hnを一旦、閉塞して置く。
なお、高架水槽1の代わりに受水槽5内で洗浄液CLを作製し揚水管UPで高架水槽1に供給しても良い。 高架水槽1が無いため、受水槽5内で作製する場合も有る。
(2)説明の共通化の都合上注入端ITにドレインD2を選択したものとして、以下説明を続けるが、具体例としてドレインを設けていない物件も有るので、注入端ITの位置として量水器Mの一次側仕切り弁J2Pを選んだ例を図示してある。洗浄対象部位範囲を共用部に限定する場合は、専有部に全く影響を与えないようにするため全階各戸の量水器Mの一次側仕切り弁V10、V20〜Vn0を閉じて置く。
(3)ここで接続関係を確認後、給水縦主管FMPの仕切り弁V0を開放した後、各々の接続系統の注入端ITにおいて、例えば、系統出力口K20から耐圧ホースH2の入力端H2Eを取外した後、前記クリップC等を取外すことで給水縦系統管FP2に係る耐圧ホースH2の閉塞を解除して、これにより接続系統の給水縦系統管FP2内に残留していた水道水の60%程度を排水放流する。
この時点で流出してきた水溶液は、高架水槽1内の洗浄液CLと同程度に近い濃度であるので洗浄溶液の洗浄前サンプルS20として採取してから、接続を復元して置く。
(1)先ず、揚水管UPの揚水ポンプPを止め、仕切り弁VU0を閉じ給水縦主管FMPの仕切り弁V0を閉じ、高架水槽1の水位LU、LFをドレインD0を利用して適量に下げた後、ドレインD0を閉じて、高架水槽内1に残った水道水内にクエン酸等の洗浄剤を撒布攪拌し所要濃度と適量の洗浄液CLを作製する。
圧縮機6と分配機7を耐圧ホースHで接続し、分配機7の各系統出力口K10〜Kn0を各接続系統K1〜Knに対応する各々の注入端ITに変換アダプタCAを介して耐圧ホースH1〜Hnにより接続する。この際に洗浄前の通常水道水サンプルS0を採取してから不図示のクリップC等で耐圧ホースH1〜Hnを一旦、閉塞して置く。
なお、高架水槽1の代わりに受水槽5内で洗浄液CLを作製し揚水管UPで高架水槽1に供給しても良い。 高架水槽1が無いため、受水槽5内で作製する場合も有る。
(2)説明の共通化の都合上注入端ITにドレインD2を選択したものとして、以下説明を続けるが、具体例としてドレインを設けていない物件も有るので、注入端ITの位置として量水器Mの一次側仕切り弁J2Pを選んだ例を図示してある。洗浄対象部位範囲を共用部に限定する場合は、専有部に全く影響を与えないようにするため全階各戸の量水器Mの一次側仕切り弁V10、V20〜Vn0を閉じて置く。
(3)ここで接続関係を確認後、給水縦主管FMPの仕切り弁V0を開放した後、各々の接続系統の注入端ITにおいて、例えば、系統出力口K20から耐圧ホースH2の入力端H2Eを取外した後、前記クリップC等を取外すことで給水縦系統管FP2に係る耐圧ホースH2の閉塞を解除して、これにより接続系統の給水縦系統管FP2内に残留していた水道水の60%程度を排水放流する。
この時点で流出してきた水溶液は、高架水槽1内の洗浄液CLと同程度に近い濃度であるので洗浄溶液の洗浄前サンプルS20として採取してから、接続を復元して置く。
(予備洗浄)
上記作業工程により、給水縦主管FMP、給水横主管DP、給水縦系統管群3、給水枝管群8及び揚水管UP(以下、単に上水管と総称する)内の共用部或いは専有部の選択された洗浄対象部位範囲に洗浄液CLを高架水槽1から注入し沈降下、拡散充填し上水管内に洗浄溶液を浸透浸潤させる。その後、所要時間放置することで汚れ等の異物を溶解溶融、遊離剥離させる効能があり、後工程のブロー洗浄、パルス洗浄をより効果的にする。
この時点で洗浄溶液の予備洗浄後サンプルS21として採取する。因みに5階建ての給水縦系統管1本の容量は約15リットル程度で、所要洗浄液量を概算することができる。
なお、図示してはいないが高架水槽1底部の全面に残っている洗浄液CLが給水縦主管FMPの最上端部TPを完全に覆い被さらないよう、ドレインD0を利用し洗浄液CLを排出し最上端部TPを大気に曝してそこにかかる圧力を大気圧にしておく必要がある。注入端ITにかかる圧力を想定内に収めるためである。
上記作業工程により、給水縦主管FMP、給水横主管DP、給水縦系統管群3、給水枝管群8及び揚水管UP(以下、単に上水管と総称する)内の共用部或いは専有部の選択された洗浄対象部位範囲に洗浄液CLを高架水槽1から注入し沈降下、拡散充填し上水管内に洗浄溶液を浸透浸潤させる。その後、所要時間放置することで汚れ等の異物を溶解溶融、遊離剥離させる効能があり、後工程のブロー洗浄、パルス洗浄をより効果的にする。
この時点で洗浄溶液の予備洗浄後サンプルS21として採取する。因みに5階建ての給水縦系統管1本の容量は約15リットル程度で、所要洗浄液量を概算することができる。
なお、図示してはいないが高架水槽1底部の全面に残っている洗浄液CLが給水縦主管FMPの最上端部TPを完全に覆い被さらないよう、ドレインD0を利用し洗浄液CLを排出し最上端部TPを大気に曝してそこにかかる圧力を大気圧にしておく必要がある。注入端ITにかかる圧力を想定内に収めるためである。
(ブロー洗浄)
次に空気圧搾機6を運転開始して、分配器7の複数接続系統の仕切り弁VA1〜VAnを各々所要程度に開放し注入端ITから圧搾空気の泡沫ABを上水管内に注入浮上することにより、所要時間かけて連続的に洗浄溶液を揺り動かし圧搾空気の泡沫ABの移動摺動摩擦で上水管内壁を洗浄する。ブロー洗浄後の洗浄溶液サンプルS2Bの採取。
次に空気圧搾機6を運転開始して、分配器7の複数接続系統の仕切り弁VA1〜VAnを各々所要程度に開放し注入端ITから圧搾空気の泡沫ABを上水管内に注入浮上することにより、所要時間かけて連続的に洗浄溶液を揺り動かし圧搾空気の泡沫ABの移動摺動摩擦で上水管内壁を洗浄する。ブロー洗浄後の洗浄溶液サンプルS2Bの採取。
(パルス洗浄)
特定の一の接続系統に限定して、例えば仕切り弁VA2を大きな開放度で瞬間的に短時間だけ注入端ITより、圧搾空気ABの衝撃波を断続的に且つ強弱をつけ所要時間、所要回数、頻度、噴射注入することにより、洗浄溶液を強烈に押上げ、戻る降下反動を利用しブラシや束子の往復摺動で摩擦する様に上水管内壁を集中的に強化洗浄する。ここで圧縮機6の容量能力に応じて、同時に洗浄する接続系統数の上限が決まり、ひとつの接続系統に対するパルス洗浄の噴射能力も自ずと限定される。揚水管UPの洗浄の場合は全給水縦系統管FP1〜FPnの相応分の容量能力が必要で単独扱いになろう。
パルス洗浄後の洗浄溶液サンプルS2Pの採取。
特定の一の接続系統に限定して、例えば仕切り弁VA2を大きな開放度で瞬間的に短時間だけ注入端ITより、圧搾空気ABの衝撃波を断続的に且つ強弱をつけ所要時間、所要回数、頻度、噴射注入することにより、洗浄溶液を強烈に押上げ、戻る降下反動を利用しブラシや束子の往復摺動で摩擦する様に上水管内壁を集中的に強化洗浄する。ここで圧縮機6の容量能力に応じて、同時に洗浄する接続系統数の上限が決まり、ひとつの接続系統に対するパルス洗浄の噴射能力も自ずと限定される。揚水管UPの洗浄の場合は全給水縦系統管FP1〜FPnの相応分の容量能力が必要で単独扱いになろう。
パルス洗浄後の洗浄溶液サンプルS2Pの採取。
(専有部の特例)ブロー洗浄及びパルス洗浄において、専有部の強化洗浄する場合は、給水縦主管FMPの仕切り弁V0、或いは選択指定された接続系統対応の給水横主管仕切り弁V1〜Vnのいずれかを閉じておき、選択された各戸の蛇口等の水栓器具V2Lを適度に開き、そこから圧搾空気の泡沫ABを解放し放出させる。
(洗浄液と所要時間)
(1)ヌメリの主な成分をみると水酸化鉄や微生物、雑菌の死骸等であるので、汚れ、ヌメリ、スケール等を溶解する洗浄液としては、生理衛生上安全無害な水溶液として重量比で2%〜5%程度のクエン酸や酢酸、重曹等の水溶液を使用し、その必要な水溶液量は必要とする洗浄対象部位範囲の全上水管容積の約2〜3倍程度が便利である。余剰の洗浄液はドレインD0から排出すれば良い。
(2)洗浄時間は、長いほど効果は上がるが飽和限界もあり実用上、経済的には短いほど良く、季節の水温により変動するが夏場は各1時間程度が効果的である。濃度も10%以上にしても上がる効果よりは、純水道水による仕上げ洗浄等の後処理に手間隙、費用が嵩むだけであり、上水管の水温、汚れ具合や洗浄部位範囲により適宜工夫すれば良い。
(1)ヌメリの主な成分をみると水酸化鉄や微生物、雑菌の死骸等であるので、汚れ、ヌメリ、スケール等を溶解する洗浄液としては、生理衛生上安全無害な水溶液として重量比で2%〜5%程度のクエン酸や酢酸、重曹等の水溶液を使用し、その必要な水溶液量は必要とする洗浄対象部位範囲の全上水管容積の約2〜3倍程度が便利である。余剰の洗浄液はドレインD0から排出すれば良い。
(2)洗浄時間は、長いほど効果は上がるが飽和限界もあり実用上、経済的には短いほど良く、季節の水温により変動するが夏場は各1時間程度が効果的である。濃度も10%以上にしても上がる効果よりは、純水道水による仕上げ洗浄等の後処理に手間隙、費用が嵩むだけであり、上水管の水温、汚れ具合や洗浄部位範囲により適宜工夫すれば良い。
(現象作用)高架給水槽1などの給水タンクから注入した洗浄液CLは、上水管を構成する給水縦主管FMP、給水横主管DP、給水縦系統管FP1〜FPn、給水枝管8、或いは揚水管UP内に拡散浸潤浸透しその内壁を閏かすので、所要時間(汚れ状況や水温により異なるが1時間程度)経過すると、上水管内壁に付着した汚れ等を洗浄溶液内に溶解溶融、遊離剥離する。 その後、注入端ITから所要の圧搾空気の泡沫ABを注入し浮上放出すると、圧搾空気の泡沫の破裂音による衝撃振動、浮上上昇移動摺動による摩擦作用により洗浄効果は更に促進される。
この作用効果の程度は洗浄作業の前後で、目視や内視鏡により上水管内壁の色や濁度の差異、洗浄水溶液の透明度、比重や溶解物質の含有成分比率の比較で容易に確認できる。
この作用効果の程度は洗浄作業の前後で、目視や内視鏡により上水管内壁の色や濁度の差異、洗浄水溶液の透明度、比重や溶解物質の含有成分比率の比較で容易に確認できる。
本発明をマンション等に適用した場合、大掛かりな工事や複雑高価な装置や設備を必要とすること無く上水管の定期洗浄ができ、上水管内壁の汚れ等の付着防止に絶大な効果を発揮する。また数段階の作業工程で各階各戸毎に洗浄装置を移動する手間や洗浄範囲毎に耐圧ホースを接続し直す必要がなく洗浄が行え、さらに貯水槽清掃と上水管洗浄とを同期するように実施することで更なる大幅な人件費の削減が可能等作業効率を極限まで高められた。トラブル予防については、各段階で作業目的の達成度合を確認することによる過度な洗浄による錆詰りや穴あき等の減少で図れた。この上水管洗浄システムによれば、従来ただ絶対経年数を目安に高額な費用を掛けていた上水管の延命工事や取替工事を大幅に遅らせることが可能であり極めて安い洗浄維持費で建造物の総合耐久年数を大幅に改善し、奏する効果は極めて顕著である。 二次的な効果として定期的な洗浄時その時点の配管の劣化状況が確認できその資料が改修工事等の時期と方法を検討する際の指標になる。
(洗浄部位範囲の選択指定)
(共用部)マンションの場合、洗浄対象の上水管は高架水槽1からの給水縦主管FMP、給水横主管DP、給水系統管の各戸量水器M一次側の仕切り弁Vn0までを洗浄対象範囲とするので仕切り弁V10〜Vn0を閉じて対象を特定する。揚水管UPを洗浄する場合は揚水管DPの底部のドレインDU、或いは仕切り弁VU0、逆流防止弁VU0等を取り外してここを注入端ITとして、分配機7からの耐圧ホースHを接続することにより、その位置から高架水槽1までを洗浄対象部位範囲とすることができる。
(共用部)マンションの場合、洗浄対象の上水管は高架水槽1からの給水縦主管FMP、給水横主管DP、給水系統管の各戸量水器M一次側の仕切り弁Vn0までを洗浄対象範囲とするので仕切り弁V10〜Vn0を閉じて対象を特定する。揚水管UPを洗浄する場合は揚水管DPの底部のドレインDU、或いは仕切り弁VU0、逆流防止弁VU0等を取り外してここを注入端ITとして、分配機7からの耐圧ホースHを接続することにより、その位置から高架水槽1までを洗浄対象部位範囲とすることができる。
(専有部)マンションの場合、共用部及び専有部の双方を洗浄する場合は仕切り弁V10〜Vn0を開放することで専有部の給水枝管8において接続する各水栓器具までを洗浄対象範囲として予備洗浄することができる。なお、洗浄後の水溶液をV2Lから排出する場合は完了順番を最上階から階下へと進捗するのが望ましい。また、共用部の洗浄時に注入端ITとして量水器M一次側の伸縮継ぎ手J2Pに変換アダプタCAの出力端を接続していた場合は、その対応する専有部を洗浄対象とする為には変換アダプタCAの出力端を量水器Mの二次側の伸縮継ぎ手J2Sに接続し直すことになる。
(内視鏡観察とパルス洗浄)洗浄前後に行う内視鏡観察は配管内面の洗浄作用の効果確認を目的とする作業であり、予備洗浄、ブロー洗浄で十分に目的を達成したと予測される場合は、内視鏡を用いてその確認を行い、効果が少ないと判断された接続系統のみに絞って、分配機7の出力口仕切り弁の開放度、開放時間、繰り返し周期を適度に定め前述の通りパルス洗浄(所要の圧力と速度)を行う。
(共振周波数)なお、圧搾空気の圧力、噴出速度、噴出時間、パルスの繰返し周期によってはビル全体的に相応の物理機械的振動が発生することも考えられるので、ビル固有の固有振動数に共振しないように注意する必要がある。
(水質検査)上水管の汚れである雑菌の死骸等は、作業後は減少することが通常であり、水質検査は作業結果を確認する目的と飲料水としての適正が保たれているかの確認を数値上で確認する為に実施する。前述のように各洗浄作業工程において採取したサンプルS0、S20,S21、S2B、S2Pを洗浄効果評価、水質検査の確認、及び以後の保守維持管理の参考にする。
(実施対象)以上の説明は、主に高架水槽方式(屋上給水槽)を例示したが、加圧給水方式、直結給水方式に対しても適用可能であり、以下のように工夫すればよい。
(加圧給水方式)については、たとえば受水槽5で予備作業(洗浄液CLの作製)を行い、加圧ポンプで上水管(給水縦主管FMP)に供給送水する方法が適用できる。
(直結給水方式)の場合は、別途用意する水槽で予備作業を行い、フレキシブルジョイントFJU等を外し、適切な変換アダプタCAを介して分配機7からの耐圧ホースH1〜Hnを接続することで分配器7の出力によるブロー洗浄或いはパルス洗浄が可能であり、高架水槽方式と同様の作業が行える。
なお、配管ルートにより、配管端末が最上階になる場合があり、その場合は洗浄液CLの注入拡散、洗浄後の排水抜き取り作業はその箇所から行うことができる。
なお、配管ルートにより、配管端末が最上階になる場合があり、その場合は洗浄液CLの注入拡散、洗浄後の排水抜き取り作業はその箇所から行うことができる。
(専有部)については、注入端ITとしてドレインD2を選択できない場合には各戸量水器Mの二次側の伸縮継ぎ手J2Sに変換アダプタCAを介し気密耐水耐圧性のある耐圧ホースH2を接続し、分配機7の出力を系統出力口K20から給水枝管8に送出供給して各水栓器具を開閉することで洗浄溶液を配管に充填(予備洗浄)することができる。
ブロー洗浄、パルス洗浄の段階は、注入された圧搾空気泡沫ABの上水管外への脱出口として水栓器具V2Lを選び、その適度な開放度及び開放時間で洗浄作業を効率的に行う。
ブロー洗浄、パルス洗浄の段階は、注入された圧搾空気泡沫ABの上水管外への脱出口として水栓器具V2Lを選び、その適度な開放度及び開放時間で洗浄作業を効率的に行う。
本発明によれば、高価な装置や大掛かりな道具を必要とせず、簡単に作業が行え極めて実用的であり、しかも数回の極秘実験で完全に所期の成果を挙げた。また、現在、貯水槽の維持管理については、「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」で年1回の清掃が義務付けられ定期的に実施されているが、この発明により上水管定期洗浄が普遍化一般化され、更に将来の法制化に繋げるべく偉大な貢献ができると確信している。
1 高架水槽 洗浄液CL、ドレインD0、仕切り弁V0、給水縦主管FMP
2 給水横主管DP 接続系統K1,K2〜Kn、仕切り弁V1,V2〜Vn
3 給水縦系統管群 給水縦系統管FP1,FP2〜FPn、ドレインD2
4 揚水管UP 仕切り弁VU0、逆止弁B0、揚水ポンプP、ドレインDU、 フレキシブルジョイントFJU
5 受水槽
6 空気圧縮機
7 空気分配機 仕切り弁VA1〜n、逆止弁B1〜n、圧力計G1〜n
接続系統出力口K10〜n0、超音波発生器SWG、カプラCP
8 給水枝管群 注入端IT、量水器M、一次、二次側伸縮継ぎ手J2P、J2S 仕切り弁V20、V21、水栓器具V2L
変換アダプタCA、耐圧ホースH2、入力端H2E、出力端H2C
2 給水横主管DP 接続系統K1,K2〜Kn、仕切り弁V1,V2〜Vn
3 給水縦系統管群 給水縦系統管FP1,FP2〜FPn、ドレインD2
4 揚水管UP 仕切り弁VU0、逆止弁B0、揚水ポンプP、ドレインDU、 フレキシブルジョイントFJU
5 受水槽
6 空気圧縮機
7 空気分配機 仕切り弁VA1〜n、逆止弁B1〜n、圧力計G1〜n
接続系統出力口K10〜n0、超音波発生器SWG、カプラCP
8 給水枝管群 注入端IT、量水器M、一次、二次側伸縮継ぎ手J2P、J2S 仕切り弁V20、V21、水栓器具V2L
変換アダプタCA、耐圧ホースH2、入力端H2E、出力端H2C
Claims (3)
- 所要の圧力と速度の圧搾空気を発生出力する空気圧縮機の圧搾空気出力を入力とし、仕切り弁、逆流防止弁及び圧力計を備えた複数の出力口を有しこれら全出力口に均等圧力の圧搾空気を供給出力する均等圧搾空気分配機であって、この出力を気密耐水耐圧性の接続ホースにより給水管末端等に接続して圧搾空気の泡沫を上水管内に注入浮上させることにより上水管内壁を洗浄する上水管洗浄システムを構成することを特徴とする上水管洗浄装置。
- 請求項1において、予め作製した所要濃度と適量の洗浄液を上水管内に充填した後、所要時間放置することで洗浄溶液を拡散浸潤浸透させ、後に給水管末端等から圧搾空気の泡沫を注入し浮上送出させることを特徴とする請求項1記載の上水管洗浄システムに係る上水管洗浄方法。
- 請求項1において、圧搾空気の泡沫を注入送出する給水管末端等の位置を適宜選択することにより、洗浄対象部位範囲を仕切り弁の開閉操作のみで、共用部或いは専有部と任意選択指定できることを特徴とする請求項1記載の上水管洗浄システムに係る上水管洗浄方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006356985A JP2008136991A (ja) | 2006-12-04 | 2006-12-04 | 上水管洗浄装置と方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011230106A (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-17 | Yoshihiro Mano | 管路の洗浄方法 |
CN104001699A (zh) * | 2014-05-16 | 2014-08-27 | 西安泰德石油科技开发有限责任公司 | 一种油田用移动撬装式化学物理结合的清垢装置 |
-
2006
- 2006-12-04 JP JP2006356985A patent/JP2008136991A/ja active Pending
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CN104001699A (zh) * | 2014-05-16 | 2014-08-27 | 西安泰德石油科技开发有限责任公司 | 一种油田用移动撬装式化学物理结合的清垢装置 |
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