JP2008134442A - アクティブマトリックス型表示装置及び表示方法 - Google Patents

アクティブマトリックス型表示装置及び表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 低階調の映像であっても、駆動薄膜トランジスタの特性ばらつきの影響を受けずに表示ムラの少ないアクティブマトリックス型表示装置及び表示方法を提供する。
【解決手段】 表示素子を駆動する駆動トランジスタDTrを含む画素部PXが基板上にマトリックス状に配置された表示部100と、列毎に設けられ、各列のそれぞれの画素部と接続する映像信号線DLと、前記映像信号線を介して前記画素部に映像信号を供給する映像信号供給部101とを備え、前記映像信号供給部は、前記映像信号に対応する階調電圧を出力する階調電圧出力部DAV01と、所定の電流を出力する定電流出力部DAI01と、前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を取得して保持する電圧保持部CKと、前記階調電圧出力部と前記定電流出力部と前記電圧保持部との接続状態を切換えて前記映像信号線と接続するための複数のスイッチを含む出力切換部OUT01とを有するアクティブマトリックス型表示装置である。
【選択図】図4

Description

本発明は、アクティブマトリックス型表示装置及び表示方法に係り、特には、映像信号が精度良く書き込まれるようにしたアクティブマトリクス型表示装置及び表示方法に関する。
有機EL素子を用いたアクティブマトリックス型表示装置が開発されている。この装置では、有機EL素子を駆動する薄膜トランジスタ、即ち駆動トランジスタの特性が画素間でほぼ同一であることが要求される。
しかしながら、薄膜トランジスタは、通常ガラス基板などの絶縁体上に形成されるため、画素間で駆動トランジスタの特性にばらつきが生ずることが多い。
特許文献1には、カレントコピー型の回路を画素回路に採用したアクティブマトリクス型有機EL表示装置が記載されている。この表示装置では、各画素に映像信号として電流信号を供給し、この電流信号に対応した大きさの駆動電流を有機EL素子に流して有機EL素子を発光させる。この技術によると、駆動トランジスタの特性のばらつきが駆動電流の大きさに与える影響を最小とすることができる。
米国特許第6373454号明細書
ところで、このカレントコピー型回路では、映像信号が信号線を介して画素回路に書き込まれる前に、信号線および選択された画素回路の駆動薄膜トランジスタのゲート端子の電位は一旦基準の電位に設定される。
通常は、1ライン毎に映像信号に関係なく、最低階調レベルの電位が定電圧源から信号線および選択された画素回路の駆動薄膜トランジスタのゲート端子に書き込まれる。この供給される最低階調レベル電位は、各画素回路で同じ電位である。即ち、供給される最低階調レベル電位は各画素の駆動薄膜トランジスタの閾値のバラツキを補正した電位ではない。このため、駆動薄膜トランジスタの閾値にバラツキが存在することによって、最低階調ラスタ表示において各画素の明るさが異なり表示ムラが発生していた。
また、低階調の表示を行うときは、一旦信号線および選択された画素回路の駆動薄膜トランジスタのゲート端子の電位を最低階調レベルの電位にした後、低階調に対応する映像信号電流で、低階調表示用の電位とする。しかし、低階調に対応する微小な映像信号電流では1水平期間内に駆動薄膜トランジスタの特性バラツキを補正することは困難である。従って、低階調の表示を行う場合にも表示ムラが発生していた。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、低階調の映像であっても、駆動薄膜トランジスタの特性ばらつきの影響を受けずに表示ムラの少ないアクティブマトリックス型表示装置及び表示方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、表示素子を駆動する駆動トランジスタを含む画素部が基板上にマトリックス状に配置された表示部と、列毎に設けられ、各列のそれぞれの画素部と接続する映像信号線と、前記映像信号線を介して前記画素部に映像信号を供給する映像信号供給部とを備え、前記映像信号供給部は、前記映像信号に対応する階調電圧を出力する階調電圧出力部と、所定の電流を出力する定電流出力部と、前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を取得して保持する電圧保持部と、前記階調電圧出力部と前記定電流出力部と前記電圧保持部との接続状態を切換えて前記映像信号線と接続するための複数のスイッチを含む出力切換部とを有するアクティブマトリックス型表示装置である。
また本発明は、表示素子を駆動する駆動トランジスタを含む画素部が基板上にマトリックス状に配置された表示部と、列毎に設けられ各列のそれぞれの画素部と接続する映像信号線と、前記映像信号線を介して前記画素部に映像信号を供給する映像信号供給部とを備えるアクティブマトリックス型表示装置の表示方法において、予め定めたプリチャージ電圧を前記映像信号線に付与して前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を該プリチャージ電圧とし、所定の電流を前記映像信号線に印加して前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を当該所定の電流に対応する電圧とした状態において前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を取得し、取得されたゲート端子電圧と映像信号に対応した階調電圧とを加算して前記映像信号線に付与する表示方法である。
本発明によれば、低階調の映像であっても、駆動薄膜トランジスタの特性ばらつきの影響を受けずに表示ムラの少ないアクティブマトリックス型表示装置及び表示方法を提供することができる。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
なお以下の実施の形態では、アクティブマトリックス型表示装置の内、有機EL表示装置について説明するが、本発明は有機ELに限定されない。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示装置を概略的に示すブロック図である。この表示装置10は、アクティブマトリクス型駆動方式を採用した下面発光型の有機EL表示装置である。
表示装置10のガラスなどの絶縁支持基板100上には、マトリックス状に配置された画素部PX(1,1)、PX(2,1)・・・、複数の画素選択走査線S1a、S2a、・・・、複数の調光走査線S1b、S2b、・・・、複数の信号線DL1、DL2、・・・が設けられている。
更に絶縁支持基板100上には、信号線駆動回路101、画素選択走査線駆動回路130、調光走査線駆動回路140及びシステム制御部120が駆動回路として備えられている。
画素部PXは、有機EL素子と画素駆動回路とを含み、画素選択走査線(調光走査線)と信号線との交差部近傍に配置されている。この画素部PXの構成については後でその詳細を説明する。
信号線駆動回路101には、画素の列毎に設けられた信号線DL1,DL2,DL3,…が接続されている。 信号線DL1、DL2、・・・は、図1に示すように、各々が画素部PXの列方向(Y方向)に伸びており、画素部PXと行方向(X方向)に交互に配列している。これら信号線DL1、DL2、・・・は、信号線駆動回路101と各列の画素部PXとに接続されている。
また、画素選択走査線駆動回路130には、画素の行毎に設けられた走査線が接続されている。1つの画素行に対応する走査線の構成は、画素駆動回路のタイプにより異なるので、ここでは、各行に1本の画素選択走査線Sla,S2a,…を代表して示している。画素選択走査線S1a、S2a、・・・は、図1に示すように、各々が画素部PXの行方向(X方向)に伸びており、画素部PXと列方向(Y方向)に交互に配列している。これら画素選択走査線S1a、S2a、・・・は、画素選択走査線駆動回路130と各行の画素部PXとに接続されている。
また、調光走査線駆動回路140には、画素の行毎に設けられた走査線が接続されている。1つの画素行に対応する走査線の構成は、画素駆動回路のタイプにより異なるので、ここでは、各行に1本の画素選択走査線S1b,S2b,…を代表して示している。調光走査線S1b、S2b、・・・は、図1に示すように、各々が画素部PXの行方向(X方向)に伸びており、画素部PXと列方向(Y方向)に交互に配列している。
信号線駆動回路101と画素選択走査線駆動回路130と調光走査線駆動回路140は、システム制御部120からのタイミングパルスにより駆動される。システム制御部120には、入力端子103,104を介して、映像信号に同期したタイミング信号及びクロック信号が供給される。従って、システム制御部120は、信号線駆動回路101と画素選択走査線駆動回路130と調光走査線駆動回路140に対して、映像信号に同期した各種のタイミングパルスを与えることができる。
画素選択走査線駆動回路130は、映像信号を記憶させるために、行方向(X方向)に配列した複数の画素部PXを選択する。画素選択走査線駆動回路130が、画素選択走査線S1a、S2a、・・・のいずれかを選択してアクティブ状態にすると、アクティブ状態となった画素選択走査線に接続する複数の画素部PXが映像信号(画像データと称しても良い)を記憶可能な状態となる。
信号線駆動回路101は、入力端子102を介して映像信号を取り込む。取込んだ映像信号は、行方向(X方向)の各画素部PX毎の映像信号電流に変換され、対応する信号線DL1、DL2、・・・に出力される。アクティブ状態となっている画素部PXが、対応する信号線DL1、DL2、・・・を介して映像信号電流を取込み記憶する。
n番目のラインに必要な映像信号が、対応する信号線DL1、DL2、・・・を介してn番目のラインの各画素部PXに供給されると、次のn+1番目のラインに必要な映像信号が、対応する信号線DL1、DL2、・・・を介してn+1番目のラインの各画素部PXに供給される。画素選択走査線S1a、S2a、・・・の選択は、画素選択走査線駆動回路130により行われる。
調光走査線駆動回路140は、各画素部PXに記憶された映像信号に対応した発光電流を有機EL素子に供給するタイミングを指定する。
システム制御部120には、入力端子103、104を介して映像信号に同期したタイミング信号及びクロック信号が供給される。システム制御部120は、このタイミング信号及びクロック信号に基づいて、信号線駆動回路101、画素選択走査線駆動回路130及び調光走査線駆動回路140に対して映像を表示させるための各種のタイミング信号を出力する。
なお、図示していないが、信号線駆動回路101、画素選択走査線駆動回路130、調光走査線駆動回路140及びシステム制御部120には、電源を供給するための電源ラインも導かれている。
また、信号線駆動回路101、画素選択走査線駆動回路130、調光走査線駆動回路140及びシステム制御部120は、基板100上に形成されても良く、基板100の外に外部ICとして設けられても良い。
図2は、信号線DL1,DL2,DL3に接続されている画素部PX(1,1)、PX(2,1)、PX(3,1)の構成例を示している。以下、画素部PX(1,1)を代表して説明する。
OLED1は、対向した一対の電極間に光活性層を備えた表示素子である。この表示素子OLED1のカソードはアースラインに接続され、アノードはこの素子を駆動するための画素回路を介して電源線PVDDに接続されている。表示素子は、ここでは光活性層として少なくとも有機発光層を含んだ有機EL素子であり、例えば、赤、緑、青色に発光する有機EL素子が基板100上で所定の順序で配列している。
画素回路は、画素選択スイッチSW1、駆動薄膜トランジスタDTr、補正用スイッチSW2、出力スイッチSW3を含み、例えばこれらはpチャネル型薄膜トランジスタにより構成される。また、駆動薄膜トランジスタDTrのゲート−ソース間電圧を保持可能なキャパシタCOを備える。
有機EL素子は出力スイッチSW3を介して駆動薄膜トランジスタDTrのドレインに接続し、駆動薄膜トランジスタDTrのソースは電源線PVDDに接続する。駆動薄膜トランジスタDTrのゲートは、キャパシタCO及び補正用スイッチSW2のドレインに接続する。補正用スイッチSW2は駆動薄膜トランジスタDTrのゲートおよびドレイン間に接続され、そのゲートは画素選択走査線Slaに接続する。画素選択スイッチSW1は、信号線および駆動薄膜トランジスタDTrのドレイン間に接続され、そのゲートは画素選択走査線Slaに接続する。出力スイッチSW3は、駆動薄膜トランジスタDTrのドレイン及び有機EL素子間に接続され、そのゲートは調光走査線S1bに接続する。
続いて、映像信号書込み期間及び映像表示期間における画素部PXの動作について説明する。
信号線駆動回路101は、階調電流を生成して映像信号電流として信号線DL1に供給する。画素PX(1,1)では、画素選択スイッチSW1及び補正用スイッチSW2をオンとして、信号線DL1より供給される映像信号電流によって駆動薄膜トランジスタDTrのゲートソース間電圧を保持可能なキャパシタC0に書き込む。
次に映像表示期間において、画素PX(1,1)では、画素選択スイッチSW1及び補正用スイッチSW2をオフとする。調光走査線駆動回路140は、調光走査線S1bをアクティブ状態として調光走査線S1bに接続する出力スイッチSW3をオンとする。そうすると、駆動薄膜トランジスタDTrのゲートソース間電圧に対応した発光電流が表示素子OLED1に流れ、表示素子OLED1は発光電流に対応した輝度で発光する。
図3は、信号線駆動回路101の構成例を示す図である。
信号線駆動回路101には、シフトレジスタ110、ラッチ111、D/Aコンバータ出力回路112が設けられている。
シフトレジスタ110には、クロック104とスタート信号105が接続され、ラッチ111には画像データ102、ロード信号106が接続されている。また、D/Aコンバータ出力回路112にはCTL信号1〜CTL信号6が接続されている。
シフトレジスタ110は、スタート信号105をクロック104に同期してシフトし、画像データ102を順次直並列変換するタイミングを制御する。ラッチ111は、シフトレジスタ110の制御により1ライン分の画素PXに対する画素データを順次ラッチし、並列的に出力する。D/Aコンバータ出力回路112は、画素データをアナログ形式の画素電圧に変換する。そして、変換した画素電圧に基づいて階調電流を生成して映像信号電流として信号線に供給する。
図4は、D/Aコンバータ出力回路112の構成を示す図である。D/Aコンバータ出力回路112には、信号線DL1、DL2、・・・に対応して、それぞれD/Aコンバータ出力回路112−1、112−2、・・・が設けられている。以下、D/Aコンバータ出力回路112−1を代表して説明する。
D/Aコンバータ出力回路112−1には、マルチプレクサ300、D/A変換回路DAV01、出力回路OUT01及び定電流出力回路DAI01が設けられている。
マルチプレクサ300は、1画素単位の画素データを1ライン毎に取り込み、この画素データをデジタル信号に変換して並列に出力する。D/A変換回路DAV01は、このデジタル信号に対応したアナログ電圧を発生する。定電流出力回路DAI01は、定電流を発生するための電流原である。出力回路OUT01は、1水平期間(1H)内の各状態(後述)に対応してD/A変換回路DAV01と定電流出力回路DAI01などを組み合わせた回路を構成して、所望の信号を画素PXに供給する。
D/A変換回路DAV01には、複数の抵抗と複数のスイッチが備えられている。複数の抵抗は、電源線AVDDと接地線GNDとの間を分圧するようにシリーズに接続されている。それぞれのスイッチの一端は連結した2つの抵抗の間に接続され、他端は1本の信号線にまとめられて出力回路OUT01につながっている。そして、それぞれのスイッチは、マルチプレクサ300のデジタル出力に対応してオンオフ動作を行う。これによってD/A変換回路DAV01の出力端には画素データに対応した階調電圧が発生する。
定電流出力回路DAI01の構成について説明する。
薄膜トランジスタ211のゲートと薄膜トランジスタ215のゲートとは接続され、薄膜トランジスタ211のドレインと薄膜トランジスタ215のドレインとはアースラインに共通接続されている。そして、定電流回路220が薄膜トランジスタ215のソースに接続されるとともに、薄膜トランジスタ215のゲート−ソース間が接続されている。このように、薄膜トランジスタ211と215はカレントミラー回路を構成している。
薄膜トランジスタ211のソースは、スイッチ201を介して共通に信号線DL1に接続されている。そして、スイッチ201は、CTL信号1によってオン−オフされる。従って、CTL信号1の動作によって電流信号を信号線DL1に供給することができる。
出力回路OUT01の構成について説明する。
出力回路OUT01は、スイッチ500〜504、容量素子CK301、アナログバッファ302を有する。スイッチ500〜504は、CTL信号2〜6によってオンオフ制御される。アナログバッファ302は、例えばオペアンプで構成され、入力信号を所定量増幅すると共に低インピーダンス化する。
容量素子CK301の一端は、スイッチ501を介して接地線GNDに接続され、また、スイッチ500を介してD/A変換回路DAV01の出力線に接続されている。従って、スイッチ500、501を動作させることで、容量素子CK301の一端の電位を0VあるいはD/A変換回路DAV01の出力電位に切替えることができる。
容量素子CK301の他端は、アナログバッファ302の入力端子に接続され、更に、スイッチ502を介して信号線DL1、即ち定電流出力回路DAI01の出力線と接続されている。また、アナログバッファ302の入力端子には、スイッチ504を介してD/A変換回路DAV01の出力線が接続されている。
そして、アナログバッファ302の出力端子は、スイッチ503を介して信号線DL1と接続されている。
図5は、信号線駆動回路101および画素の動作を説明するための図である。
図5の1Hは1水平期間、1Vは1垂直期間を意味する。1水平期間は、電圧プリチャージ期間t0、電流リセット期間t1、映像信号書込み期間t2に区分される。
図5の(2)は、図2に示す駆動薄膜トランジスタDTrのゲート端子(ノードA)の電位変化を表すタイミングチャートである。図5の(1)は、1水平期間における画素回路内のスイッチSW1〜SW3の状態、及びD/Aコンバータ出力回路112−1内のスイッチ201、500〜504の状態を示している。なお、スイッチはいずれもオンで導通状態を表し、オフで開放状態を表している。
図6は、電圧プリチャージ期間t0における画素とD/Aコンバータ出力回路とで構成される回路を示す図である。
予め、実験などにより駆動薄膜トランジスタDTrに最大階調レベルに相当する定電流を流した時の閾値電圧を測定する。そして、その測定値を統計処理してプリチャージ電圧Vprcを求める。このようにして求めたプリチャージ電圧VprcをD/A変換回路DAV01から出力する。
この電圧プリチャージ期間では、SW1、SW2、スイッチ501、503、504がON、SW3、スイッチ500、502、201がOFFしている。従って、図6に示すように、D/A変換回路DAV01からのプリチャージ電圧Vprcは、アナログバッファ302を介して、信号線DL1および画素PX(1,1)に書き込まれる。これによって駆動薄膜トランジスタDTrのゲート端子(ノードA)の電圧はプリチャージ電圧Vprcになる。さらに、容量素子CK301の電圧もプリチャージ電圧Vprcになる。
図7は、電流リセット期間t1における画素とD/Aコンバータ出力回路とで構成される回路を示す図である。
電流リセット期間t1では、SW1、SW2、スイッチ501、502、210がオン、SW3、スイッチ500、503、504がオフしている。従って、図7に示すように信号線DL1には、定電流源回路DAI01から定電流が出力される。即ち、定電流は駆動薄膜トランジスタDTrから信号線DL1を介して定電流源回路DAI01に流れ込む。
ところで、SW2がオンされているため、駆動薄膜トランジスタDTrのゲートとドレインとは同電位である。そのため、駆動薄膜トランジスタDTrのゲート端子(ノードA)の電圧は、定電流に対応する閾値電圧となっている。この電流リセット期間t1では、定電流を最大階調に対応した電流となるように決めている。従って、最大階調に対応した駆動薄膜トランジスタDTrの閾値電位が容量素子CK301に保持されることになる。即ち、駆動薄膜トランジスタDTrのバラつきを反映した電位が容量素子CK301に保持される。
この結果、図5の(2)に示すように、電流リセット期間t1完了時点での駆動薄膜トランジスタDTrのゲート端子のノードAの電位は、駆動薄膜トランジスタDTrの閾値バラツキを反映した最大階調レベルの電位VLmaxとなっている。
図8は、映像信号書き込み期間t2における画素とD/Aコンバータ出力回路とで構成される回路を示す図である。
映像信号書き込み期間t2では、SW1、SW2、スイッチ500、503をオン、SW3、スイッチ501、502、504、201をオフしている。そして、映像信号書き込み期間t2では、D/A変換回路DAV01は、映像信号電圧Vxを出力する。また、容量素子CK301には駆動薄膜トランジスタDTrの閾値バラツキを反映した最大階調レベルの電位VLmaxが保持されている。
従って、アナログバッファ302の入力端子の電位は、映像信号電圧Vxと電流リセット期間t1で容量素子CK301に保持された電位VLmaxを加算した電位となる。この電位をアナログバッファ302を介して信号線DL1および画素PX(1,1)に書き込む。
本実施の形態によれば、駆動薄膜トランジスタの閾値バラツキを補正した映像信号を画素PXに書き込むことができるため、駆動薄膜トランジスタの特性バラツキの影響を受けず、表示ムラの少ないアクティブマトリックス型表示装置を提供することができる。
なお、本実施の形態によれば、図5の(2)に示すように、電流リセット期間t1の前に電圧プリチャージを行うことで、信号線の寄生容量を直ちに充放電すると共に、電流リセット期間での信号線DL1および画素PX(1,1)の電位変化を最小限に抑えることができる。即ち、画面サイズの大型化による信号線容量の増大、精細度upによる書き込み時間の短縮により、図9に示すように、電流リセット期間t1だけでは駆動薄膜トランジスタDTrの閾値バラツキを反映した最大階調レベルの電位VLmaxが保持できない場合もある。しかし、本実施の形態によれば、このような場合であっても対応可能となっている。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の実施の形態に係る表示装置を概略的に示すブロック図。 信号線に接続されている画素部の構成を示す図。 信号線駆動回路の構成例を示す図。 D/Aコンバータ出力回路の構成を示す図。 信号線駆動回路および画素の動作を説明するための図。 プリチャージ期間における画素とD/Aコンバータ出力回路とで構成される回路を示す図。 電流リセット期間における画素とD/Aコンバータ出力回路とで構成される回路を示す図。 映像信号書き込み期間における画素とD/Aコンバータ出力回路とで構成される回路を示す図。 駆動薄膜トランジスタのゲート端子の電位変化を表すタイミングチャート。
符号の説明
10…表示装置、101…信号線駆動回路、130…画素選択走査線駆動回路、140…調光走査線駆動回路、120…システム制御部、220…定電流回路、201…スイッチ、211…薄膜トランジスタ、300…マルチプレクサ、500〜504…スイッチ、C0…キャパシタ、CK…容量素子、DAI01…定電流出力回路、DAV01…D/A変換回路、DL…信号線、DTr…駆動薄膜トランジスタ、OLED…表示素子、OUT01…出力回路、PX…画素部、S1a…画素選択走査線、S1b…調光走査線、SW1…画素選択スイッチ、SW2…補正用スイッチ、SW3…出力スイッチ、t0…電圧プリチャージ期間、t1…電流リセット期間、t2…映像信号書込期間、1H…1水平期間、1H…1水平期間、1V…1垂直期間。

Claims (9)

  1. 表示素子を駆動する駆動トランジスタを含む画素部が基板上にマトリックス状に配置された表示部と、
    列毎に設けられ、各列のそれぞれの画素部と接続する映像信号線と、
    前記映像信号線を介して前記画素部に映像信号を供給する映像信号供給部とを備え、
    前記映像信号供給部は、
    前記映像信号に対応する階調電圧を出力する階調電圧出力部と、
    所定の電流を出力する定電流出力部と、
    前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を取得して保持する電圧保持部と、
    前記階調電圧出力部と前記定電流出力部と前記電圧保持部との接続状態を切換えて前記映像信号線と接続するための複数のスイッチを含む出力切換部とを有すること
    を特徴とするアクティブマトリックス型表示装置。
  2. 前記複数のスイッチの断続状態を制御する制御部を更に有し、
    前記制御部は、一水平走査期間において、
    予め定めたプリチャージ電圧を前記映像信号線に付与するとともに、前記電圧保持部に保持させる電圧プリチャージ期間と、
    前記所定の電流を前記映像信号線に印加した状態において前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を前記電圧保持部に保持させる電流リセット期間と、
    前記保持されたゲート端子電圧と前記階調電圧出力部が出力する階調電圧とを加算して前記映像信号線に付与する映像信号書込み期間と
    を具備するように制御すること
    を特徴とする請求項1記載のアクティブマトリックス型表示装置。
  3. 前記プリチャージ電圧は、前記所定の電流を前記映像信号線に印加した状態における前記駆動トランジスタのゲート端子電圧と差が少ない電圧であることを特徴とする請求項2記載のアクティブマトリックス型表示装置。
  4. 前記所定の電流は、最大階調に対応した電流であることを特徴とする請求項2または3に記載のアクティブマトリックス型表示装置。
  5. 前記プリチャージ電圧は、予め前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を測定した値に基づいて決定されることを特徴とする請求項4に記載のアクティブマトリックス型表示装置。
  6. 前記階調電圧出力部は、前記電圧プリチャージ期間において前記プリチャージ電圧を出力することを特徴とする請求項5に記載のアクティブマトリックス型表示装置。
  7. 表示素子を駆動する駆動トランジスタを含む画素部が基板上にマトリックス状に配置された表示部と、列毎に設けられ各列のそれぞれの画素部と接続する映像信号線と、前記映像信号線を介して前記画素部に映像信号を供給する映像信号供給部とを備えるアクティブマトリックス型表示装置の表示方法において、
    予め定めたプリチャージ電圧を前記映像信号線に付与して前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を該プリチャージ電圧とし、
    所定の電流を前記映像信号線に印加して前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を当該所定の電流に対応する電圧とした状態において前記駆動トランジスタのゲート端子電圧を取得し、
    取得されたゲート端子電圧と映像信号に対応した階調電圧とを加算して前記映像信号線に付与すること
    を特徴とする表示方法。
  8. 前記プリチャージ電圧は、前記所定の電流を前記映像信号線に印加した状態における前記駆動トランジスタのゲート端子電圧と差が少ない電圧であることを特徴とする請求項7記載の表示方法。
  9. 前記所定の電流は、最大階調に対応した電流であることを特徴とする請求項7または8に記載の表示方法。
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