JP2008132399A - 炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】炭酸マグネシウム粉末の捕集回収装置を継続して使用する場合に、当該炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置の稼動率を向上させる。
【解決手段】炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1は、捕集フード2を有している。捕集フード2の内部には、収納容器6と複数の孔7aを有する収納容器支持板7が設けられている。捕集フード2内に飛散した炭酸マグネシウム粉末は、ファン16によって、収納容器支持板7を通って吸引される。吸引された炭酸マグネシウム粉末の大部分は、回収容器11、及びサイクロン集粉器12で回収され、残りの一部がフィルター15によって捕集される。
【選択図】図2
【解決手段】炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1は、捕集フード2を有している。捕集フード2の内部には、収納容器6と複数の孔7aを有する収納容器支持板7が設けられている。捕集フード2内に飛散した炭酸マグネシウム粉末は、ファン16によって、収納容器支持板7を通って吸引される。吸引された炭酸マグネシウム粉末の大部分は、回収容器11、及びサイクロン集粉器12で回収され、残りの一部がフィルター15によって捕集される。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば体操競技において、競技者が滑り止めのために炭酸マグネシウム粉末を使用する際に、飛散する炭酸マグネシウム粉末を捕集し回収する装置に関する。
例えば室内競技場内で行われる体操競技において、競技者は、競技を行う前に滑り止め用として炭酸マグネシウム粉末(又は同種類の粉末)を手に着ける。この際、競技者は、炭酸マグネシウム粉末を収納した容器に手を入れて炭酸マグネシウム粉末を手に着け、余分に付着した炭酸マグネシウム粉末を例えば手をたたくなどして払い落としている。炭酸マグネシウム粉末は、微細な粒子であるために室内競技場内の空気中を飛散しやすく、飛散した炭酸マグネシウム粉末は浮遊して容易に落下しなかった。特に換気が不十分な競技場においては、粉末は1日以上室内競技場内を浮遊していることもあった。そして、飛散した炭酸マグネシウム粉末が競技を中断させたり、周囲を汚す等の問題が生じていた。
そこで従来から、炭酸マグネシウム粉末の収納容器の上方にフードを設けて収納容器を覆い、回収部において炭酸マグネシウム粉末を回収する粉末回収装置が提案されている(特許文献1)。この従来技術では、回収部には、回収容器とフィルターが設けられている。この粉末回収装置では、まずフードと収納容器で形成される空間内の空気と、空間内を飛散する炭酸マグネシウム粉末をファンで吸引し、回収部に移送する。回収部では、重力落下によって炭酸マグネシウム粉末を回収容器で回収し、次に回収容器で回収しきれなかった炭酸マグネシウム粉末をフィルターで集粉する。
しかしながら、炭酸マグネシウム粉末は微細な粒子であり飛散して浮遊しやすいため、重力落下だけでは回収しきれない炭酸マグネシウム粉末が多量に発生する。そのため、フィルターで多量の炭酸マグネシウム粉末を集粉する必要があった。その結果、フィルターが短時間で目詰まりを起こし、炭酸マグネシウム粉末の吸引力が低下するため、頻繁にフィルターのメンテナンスが必要であった。したがって、フィルターのメンテナンス時には炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置を使用することができず、当該炭酸マグネシウム粉末捕集装置を継続して使用した場合の稼働率が悪かった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、炭酸マグネシウム粉末の捕集回収装置を継続して使用する場合に、当該炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置の稼動率を向上させることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置は、上面が開口し、炭酸マグネシウム粉末を収納する収納容器と、前記収納容器の上方と側方を覆い、側面に開口部を有する捕集フードと、前記収納容器の下方に設置され、前記捕集フード内を飛散する炭酸マグネシウム粉末を回収する回収容器と、を有する炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置であって、前記回収容器周辺の雰囲気を吸引して炭酸マグネシウム粉末を集粉するサイクロン集粉器と、前記サイクロン集粉器の排出部側に設けられたフィルターと、前記フィルターの下流側に設けられた吸引用のファンと、を有することを特徴としている。
捕集フード内を飛散する炭酸マグネシウム粉末は、ファンによって捕集フードの下方から吸引され、回収容器、サイクロン集粉器、フィルターの順で回収される。このように従来設けられていた回収容器に加えて、サイクロン集粉器をフィルターの上流側に設けることによって、炭酸マグネシウム粉末をフィルターに移送する前に、回収容器とサイクロン集粉器の両方で炭酸マグネシウム粉末を回収できる。これによって、フィルターで集粉される炭酸マグネシウム粉末の量を従来に比べて減少させることができる。その結果、フィルターが目詰まりを起こす頻度が減少し、フィルターのメンテナンスの頻度も減少する。したがって、炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置の稼働率を向上させることができる。
前記収納容器を中央部で支持し、前記捕集フードの開口した下面を覆う収納容器支持板をさらに有し、前記収納容器支持板は、前記収納容器を支持している部分の外周全域に、複数の孔が形成されていてもよい。これによって、捕集フード内を飛散する炭酸マグネシウム粉末は、収納容器の周囲全周に渡り、収納容器支持板上の複数の孔を通って、下方に吸引されて回収される。
前記収納容器支持板は、前記回収容器よりも径が大きく、かつ前記収納容器支持板の裏面における前記孔の形成領域外側部分と前記回収容器の上端部との間には、全周に渡ってガイド部材が設けられていてもよい。このガイド部材によって、自重落下した炭酸マグネシウム粉末は周囲へ飛散せず、このガイド部材に沿って回収容器へと案内され、効率よく回収することができる。
前記サイクロン集粉器の吸引部は、前記ガイド部材に接続されていてもよい。これにより、回収容器で回収しきれずガイド部材内に浮遊している炭酸マグネシウム粉末を、サイクロン集粉器に吸引して回収することができる。
前記捕集フードの側面の開口部の上端部には、当該開口部を覆う柔軟性のある複数の帯状又は糸状の仕切り部材が設けられていてもよい。このように開口部を仕切り部材で覆うことにより、人が捕集フード内に手を入れている状態でも、捕集フード側面の開口部付近に浮遊している炭酸マグネシウム粉末が、捕集フードの外に漏出するのを抑えることができる。また、仕切り部材が柔軟性のある帯状又は糸状になっているため、人が開口部から手を入れる際にも、仕切り部材が邪魔にならない。
前記サイクロン集粉器は、複数有していてもよい。複数のサイクロン集粉器を備えることによって、炭酸マグネシウム粉末をより大量に回収することができる。したがって、フィルターで集粉する炭酸マグネシウム粉末の量をさらに減少させることができる。
本発明によれば、フィルターの目詰まりの頻度が減少し、フィルターのメンテナンスの頻度も減少するため、当該炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置の稼働率を向上させることができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1の斜視図である。図2及び図3は、炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1の縦断面図である。
炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1は、飛散する炭酸マグネシウム粉末を捕集する捕集フード2と、当該炭酸マグネシウム粉末を回収する回収ボックス3を有している。捕集フード2は、回収ボックス3上に設けられ、回収ボックス3上から取り外し自在になっている。
捕集フード2は例えば直方体の形状を有しており、下面が開口している。捕集フード2の一の側面には、競技者が捕集フード2内に手を入れるために開口した開口部4が形成されている。捕集フード2は透明であり、外から捕集フード2の内部が見えるようになっている。
捕集フード2の内部には、炭酸マグネシウム粉末を収納した収納容器6が設けられている。収納容器6はその上面が開口している。収納容器6は収納容器支持板7によって支持されている。収納容器支持板7は回収ボックス3によって支持されている。回収ボックス3は、例えば直方体の形状を有し上面が開口している。回収ボックス3の開口した上面には、テーブル9が設けられている。テーブル9における捕集フード2の下面で覆われた部分は開口しており、このテーブル9の開口部分に、捕集フード2の下面を覆う収納容器支持板7が配置されている。すなわち、テーブル9及び収納容器支持板7が、回収ボックス3の上面を覆っている。
収納容器支持板7上には、図4に示すように、複数の孔7aが全面に設けられている。収納容器6は収納容器支持板7の中央で支持されている。したがって、収納容器6の全周に渡って孔7aが露出している。これら複数の孔7aの径は炭酸マグネシウム粉末の粒径よりも大きく、収納容器支持板7は炭酸マグネシウム粉末を通過させることができる。
捕集フード2の内部には、人体を感知するセンサー8が設けられている。センサー8は、例えば開口部4付近の捕集フード2上面に設けられている。センサー8で競技者を感知した信号は、制御部30に伝達される。制御部30ではセンサー8から伝達される信号に基づいて、後述するファン16の稼動、あるいは停止をさせる制御を行う。
次に、回収ボックス3の内部について説明する。収納容器支持板7の下方には、ガイド部材となる、全周がテーパー状に先細りとなる形状の粉末受けホッパー10が設けられている。粉末受けホッパー10の上面は、収納容器支持板7と同一の大きさの長方形となっている。粉末受けホッパー10の最下部には、回収容器11が設けられている。粉末受けホッパー10の傾斜面の途中には、吸引口20が例えば5箇所に設けられている。各吸引口20には、ダクト21が接続されている。
サイクロン集粉器12は、円筒形であってその下部は下方にいくほど径が小さくなる逆円錐形である本体12aを有しており、ダクト21は、この本体12aの側面に対して、その接線方向に接続されている。またサイクロン集粉器12の上面中央にはダクト22が接続されている。そしてダクト22から吸引されると、ダクト21から流入する空気は、下降旋回流を形成し、当該空気中に混入している炭酸マグネシウム粉末の大部分は、遠心力によって本体12a内の周壁側へと移動し、重力と相俟って下方へと導かれ、サイクロン集粉器12の下方に設置されているサイクロン回収容器13内に回収される。一方サイクロン回収容器13へと回収されなかった残りの炭酸マグネシウム粉末は、ダクト22から空気と共に排出されていく。
このサイクロン集粉器12は、図3に示すように、例えば5個設けられている。またサイクロン回収容器13の内部には、仕切り板13aが例えば4枚設けられて、例えば並列して5個の容器13bを形成している。各サイクロン集粉器12で集粉した炭酸マグネシウム粉末は、サイクロン回収容器13内の仕切られた容器13b内にそれぞれ回収される。
ダクト22は、炭酸マグネシウム粉末を集粉する集粉室14に接続されている。集粉室14の内部には、フィルター15が設けられている。フィルター15は、集粉室14を上流側の集粉空間14aと下流側の排出空間14bに二分している。上流側の集粉空間14aにはダクト22が接続されており、サイクロン集粉器12から分離された空気及び微量の炭酸マグネシウム粉末がこの集粉空間14aに流入し、炭酸マグネシウム粉末はフィルター15で捕集される。フィルター15には、例えばHEPAフィルターが使用できる。
集粉室14の外側でフィルター15の下流には、捕集フード2内を飛散する炭酸マグネシウム粉末及び空気を集粉室14まで吸引して、空気を回収ボックス3の外に排出するファン16が設けられている。ファン16は、図5に示すように、例えば2台設けられている。
回収ボックス3は以上のように構成されている。回収ボックス3の一の側面には、炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1を操作する操作パネル31が設けられている。さらにこの回収ボックス3の側面には、回収容器11及び集粉室14に回収された炭酸マグネシウム粉末を回収したり、あるいは回収ボックス3内のメンテナンスをするための第1の扉32が設けられている。回収ボックス3の別の側面には、サイクロン回収容器13に回収された炭酸マグネシウム粉末を回収したり、あるいは回収ボックス3内のメンテナンスをするための第2の扉33が設けられている。回収ボックス3の下面の4隅には自在キャスター34が設けられている。
本実施の形態にかかる炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1は以上のように構成されており、次にこの炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1の使用方法について説明する。
競技者は、図6に示すように、収納容器6に収納された炭酸マグネシウム粉末を手に着けるために、開口部4から捕集フード2内に手を入れる。そうすると、捕集フード2内に設けられたセンサー8が競技者を感知して、その信号が制御部30に伝達される。制御部30では、ファン16が例えば5分〜10分間稼動するようにファン16を制御する。この信号が制御部30からファン16に伝達され、ファン16が稼動を開始する。それによって、捕集フード2内の雰囲気は、粉末受けホッパー10、サイクロン集粉器12、フィルター15、ファン16を順に通過して、回収ボックス3の外に排出される。ここで、競技者が炭酸マグネシウム粉末を手に着けた後、捕集フード2内で余分に付着した炭酸マグネシウム粉末を例えば手をたたくなどして払い落とすと、一部はそのまま収納容器に落下するが、払い落とされた炭酸マグネシウム粉末は微小な粒子のため、残りの一部は捕集フード2内を飛散する。しかしながら前記したようにファン16が稼動しているので、そのように飛散した炭酸マグネシウム粉末は直ちに捕集フード2内の空気と共に下方に吸引され、そして収納容器支持板7に設けられた複数の孔7aを通過して、回収容器11側へと導かれる。このとき炭酸マグネシウム粉末の一部は、粉末受けホッパー10の表面をすべり落ちたり、重力により落下して回収容器11に回収される。
回収容器11で回収しきれない炭酸マグネシウム粉末は、粉末受けホッパー10に形成された吸引口20から吸引されて、ダクト21を通ってサイクロン集粉器12に吸引される。サイクロン集粉器12では、吸引された炭酸マグネシウム粉末と空気が旋回され、その旋回の際に発生する遠心力と炭酸マグネシウム粉末の重力を利用して大部分の炭酸マグネシウム粉末と空気は分離される。分離された炭酸マグネシウム粉末は、サイクロン回収容器13内の仕切られた容器13bに回収される。
サイクロン集粉器12で集粉しきれない微量の炭酸マグネシウム粉末は、空気と共に、ダクト22を通って集粉室14に流入する。流入した炭酸マグネシウム粉末は、上流側の集粉空間14aを通って、フィルター15によって捕集され、そこで集粉される。そしてフィルター15を通過した空気は、下流側の排出空間14bを通って、ファン16から回収ボックス3の外に排出される。
以上の炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1によれば、フィルター15の前段階で、回収容器11とサイクロン集粉器12の両方で炭酸マグネシウム粉末の大部分を回収することができる。これにより、フィルター15で集粉される炭酸マグネシウム粉末の量を従来に比べて減少させることができ、フィルター15が目詰まりを起こす頻度が減少し、フィルター15のメンテナンスの頻度も減少させることができる。したがって、炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1の稼働率を向上させることができる。
また収納容器6の全周に孔7aが位置しているので、捕集フード2内に浮遊する炭酸マグネシウム粉末を収納容器6の全周下方から吸引して回収することができる。したがって、捕集フード2の開口部4付近に浮遊している炭酸マグネシウム粉末が、捕集フード2の外に飛散するのを防止することができる。
回収容器11、サイクロン集粉器12、フィルター15、及びファン16を、回収ボックス3に一体に収納することによって、炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1を小型化することができる。さらに炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1の下部に自在キャスター34が設けられているので、炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1の移動も容易で、任意の場所に設置することができる。
なお、回収容器11、サイクロン回収容器13、及び集粉室14に回収された炭酸マグネシウム粉末は、炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1から取り出して、再利用することができる。
以上のような炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1における一連の炭酸マグネシウム粉末の回収は、制御部30がファン16を制御することによって行われる。ファン16は、制御部30の制御によって、稼動を開始してから例えば5分〜10分後に自動的に停止する。なお、ファン16が稼動してから停止するまでの時間は、制御部30において可変である。
なお万が一、センサー8及び制御部30によってファン16が自動で稼動あるいは停止しない場合、手動で操作パネル31を操作してファン16を稼動あるいは停止させることができる。
なお万が一、センサー8及び制御部30によってファン16が自動で稼動あるいは停止しない場合、手動で操作パネル31を操作してファン16を稼動あるいは停止させることができる。
このように制御部30を設けてファン16の稼動を制御しているので、不要なときには炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1は稼動せず、稼動エネルギーの消費を節約することができる。
なお、炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1におけるセンサー8に代えて、図7に示すとおり、回収ボックス3の外側面に人体を感知するセンサー41を設けてもよい。センサー41は、捕集フード2の開口部4と同一の方向を向いて設けられる。かかる構成によれば、競技者が炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置40の前に立ったとき、センサー41が競技者を感知して、ファン16が稼動を開始する。すなわち、競技者が捕集フード2に手を入れたときは、すでにファン16は稼動している状態となる。したがって、捕集フード2内にセンサー8を設けた場合に比べて、ファン16が早く稼動し、より早い時点で捕集フード2内の雰囲気を吸引する定常状態が実現できる。
炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置1における開口部4の上端部には、図8及び図9に示すように、開口部4を覆う帯状のシート51が設けられていてもよい。これによって、競技者が手を捕集フード2内に入れている状態でも、捕集フード2側面の開口部4付近に浮遊している炭酸マグネシウム粉末が、捕集フード2の外に漏出するのを抑えることができる。また、シート51が柔軟性のある帯状又は糸状になっているため、競技者が開口部4から手を入れる際にも、シート51が邪魔にならない。
さらに、前記した捕集フード2に代えて、図10に示す捕集フード61を用いてもよい。この捕集フード61は、捕集フード2の側面の開口部4に加えて、上面の一部開口部4側にも開口部62を有している。これらの側面の開口部4と上面の開口部62は、長手方向の幅が同一であり連続している。この開口部62によって、競技者は斜め上方向からも捕集フード61内に手を入れることができる。したがって、競技者が炭酸マグネシウム粉末を手に着けやすい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、例えば体操競技において、競技者が滑り止めのために炭酸マグネシウム粉末を使用する際に、飛散する炭酸マグネシウム粉末を捕集し回収するのに有用である。
1 炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置
2 捕集フード
3 回収ボックス
4 開口部
6 収納容器
7 収納容器支持板
7a 孔
8 センサー
11 回収容器
12 サイクロン集粉器
15 フィルター
41 センサー
51 シート
61 捕集フード
2 捕集フード
3 回収ボックス
4 開口部
6 収納容器
7 収納容器支持板
7a 孔
8 センサー
11 回収容器
12 サイクロン集粉器
15 フィルター
41 センサー
51 シート
61 捕集フード
Claims (6)
- 上面が開口し、炭酸マグネシウム粉末を収納する収納容器と、
前記収納容器の上方と側方を覆い、側面に開口部を有する捕集フードと、
前記収納容器の下方に設置され、前記捕集フード内を飛散する炭酸マグネシウム粉末を回収する回収容器と、
を有する炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置であって、
前記回収容器周辺の雰囲気を吸引して炭酸マグネシウム粉末を集粉するサイクロン集粉器と、
前記サイクロン集粉器の排出部側に設けられたフィルターと、
前記フィルターの下流側に設けられた吸引用のファンと、
を有することを特徴とする、炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置。 - 前記収納容器を中央部で支持し、前記捕集フードの開口した下面を覆う収納容器支持板をさらに有し、
前記収納容器支持板は、前記収納容器を支持している部分の外周全域に、複数の孔が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置。 - 前記収納容器支持板は、前記回収容器よりも径が大きく、かつ前記収納容器支持板の裏面における前記孔の形成領域外側部分と前記回収容器の上端部との間には、全周に渡ってガイド部材が設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置。
- 前記サイクロン集粉器の吸引部は、前記ガイド部材に接続されていることを特徴とする、請求項3に記載の炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置。
- 前記捕集フードの側面の開口部の上端部には、当該開口部を覆う柔軟性のある複数の帯状又は糸状の仕切り部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置。
- 前記サイクロン集粉器は、複数有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006318190A JP2008132399A (ja) | 2006-11-27 | 2006-11-27 | 炭酸マグネシウム粉末捕集回収装置 |
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- 2006-11-27 JP JP2006318190A patent/JP2008132399A/ja active Pending
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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