JP2008132350A - コンピュータ操作ジョイパッド - Google Patents

Abstract

【課題】市販のジョイパッドの把持面を改造し、握りと衛生に関する問題を回避したコンピュータ操作用のジョイパッド。
【解決手段】
外被を把持領域内に有するジョイパッドにおいて、外被は、ストッキングのように装着可能な弾性カバーとして設計されたもの。外被は、予め定められた形状をとるように形成された堅固な材料から成る把持シェルを備え、予め定められた形状は、ビデオゲーム制御器の把持領域の形状に似るものであり、堅固な材料の少なくとも一部は、延伸しかつ前記予め定められた形状に実質的に戻るものであり、操作窓を備え、前記操作窓はビデオゲーム制御器の操作要素を露出するように形成され、受入開口を備え、該受入開口は、ビデオゲーム制御器に把持シェルをストッキングのように装着するのに適したようにされたものであること。前記把持シェルの少なくとも一部は、ユーザの手から水分を吸収する吸収性材料を備えること。
【選択図】図１

Description

この発明は、請求項1のプリアンブルによるジョイパッドに関する。

ジョイパッドは、特にコンピュータゲームにおいて、コンピュータゲームプログラムの範囲内で対応するコマンドをコンピュータに迅速に且つ人間工学的に好ましい形で伝達させるために使用するコンピュータ操作装置である。かかるジョイパッドは、プラスチックカバーを設けているとともに、通常、手で把持されるハンドルを２つ有する。このジョイパッドの２つのハンドルを握ると、コマンドを夫々トリガするボタンとスイッチを操作することができる。この２つのハンドルは、左手と右手で把持されるようになっている。

コンピュータゲームは、素早い反応と高い注意力の集中と一定の感情抑制とを求められることが多い。コンピュータで遊ぶとストレス感が湧いてくることが多く、競技者の掌が発汗し、これによってジョイパッドのプラスチックカバーの握りが不都合な方向に変化する。このジョイパッドを競技者仲間に手渡すことが多いので、一定の衛生上の欠点を招く。

特許文献１は、各種欠点を伴うジョイパッド外被を説明している。したがって、把持面には個別のカバーを配設するとともに前記個別のカバーは例えばベルクロテープで把持面に固定させているので、前記外被上に設けた条片に連結可能なベルクロ片を把持面に配設する必要があり、これによって把持しづらくなる。複数の競技者が単一のジョイパッドを使って遊びたい場合、競技者全員が自分の保護外被を使用することはできない。この保護外皮は、実質的にジョイパッドに固着させているので、簡単に交換することはできない。一旦、保護外皮を装着すると、この外皮を使って操作を続ける必要があるので、取り外しと再装着を柔軟に交互に繰り返すことはできない。もう一つの欠点は、把持領域内にエッジが形成することである。このため、ジョイパッドを集中して使用すると、掌が痛いと言う異常が発生する場合がある。

コントローラの１成分把持シェルは、特許文献２から既知である。前記把持シェルは、材木又はプラスチック等の堅固な材料から成る。前記把持シェルは、コントローラの把持領域内の所定の位置で押圧され、前記コントローラ上の入力ユニットを確実に人間工学的に把持するようになっている。前記特許文献２に記載の把持シェルが不利な点は、入力ユニットを所定位置の押圧方向及びその反対の方向に確実に安定して支持できないことである。したがって、ユーザは、入力装置を操作するだけでなく、把持シェルが入力ユニットを堅固に囲繞していることを注意する必要もある。特許文献２で提案された把持シェルのもう一つの欠点は、把持領域の所定の形削りのために、形状が正確に一致する把持シェルを絶えず提供する必要があるということである。形状が異なるコントローラ又は技術開発で軽微な改造を行ったコントローラによって、堅固な材料で作られた前記把持シェルの考え得る用途は終わりとなる。
米国特許第５，５０１，４５８号 米国特許第５，０４６，７３９号

したがって、本発明は、本質的に市販のジョイパッドの把持面を改造し、握りと衛生に関する問題を出来る限り大幅に回避するようにするという目的に基づくものである。

前記目的は、請求項１の特徴部分によって達成される。下位クレームにおいて有利な実施態様を述べている。

ジョイパッドのこの創意的な外被によって様々な利点が得られる。コンピュータで遊んでいるときに生じることがある掌の水分は、材料の選択によって吸収することができるので、ジョイパッドの操作中における握りを制限するものは一切無い。前記外被は、都合の良いことに、ジョイパッドから容易に取り外すことができるので、この後に続けて２番目の競技者が自分の外被をジョイパッドに固定させることができる。また、前記外被は、材料の選択によって楽に清掃することもできる。装着は、適切な締付要素を使って行うことができるが、ジョイパッドのハンドルの形状の周りに隙間無く密接に囲繞させることができる弾性材料を選択することによって装着することもできる。この発明のもう一つの利点は、ジョイパッドの表面に広告を被着させるというオプションである。

前記外被の視覚的影響は、メッシュ型の材料を使うことによって、この発明の長所に悪影響を与えずに下げることができる。

この発明は、実施例と、複数の図を含む図面と、に基づいてさらに詳細に図解する。

図１は、通常のジョイパッドを図示するものである。このジョイパッドは、２つのハンドル１と、操作要素２と、２つのハンドル１を連結するブリッジ８と、から成る。左のハンドル１は、外被３を有する。この外被３は、ハンドル部４と側方部７から成る。この側方部７は、操作要素２に囲繞し、ハンドル１の範囲内で上部９（図示せず）を下部６（図示せず）に連結する。操作窓５は、操作要素２を操作するために設けている。

図２は、開口状態の外被を図示するものである。この場合、下部６は蓋として設計したので、したがって、一旦、外皮３を押圧すると、ハンドル１を側方部７に締付要素（図示せず）で連結することができる。

図３は、単一要素として設計した外被３を図示するものである。この外被は、延伸可能な弾性材料のためストッキングのようにハンドル１と操作要素２に装着することができ、操作窓５によって操作要素２は開いたままの状態になって操作するようになっている。

図４は、外被３の断面図を図示するものである。この外被３は、ジョイパッドのハンドル１にストキングのように装着する。この外被３は、蓋１１と締付要素１２を使ってジョイパッドに固着させる。操作窓５によってジョイパッドを無制限に使用することができる。使用中の外被３の滑動を抑制するために、外被３の内側に滑り止めコーティング１０が有る。
図５は、外被３のもう一つの創意的実施例を斜視図で図示したものである。この外被３の相互連結要素、即ち、下部６と側方部７及び上部９、によってジョイパッドの把持領域が完全に被覆する。操作は、操作窓５を介して行うことができる。蓋１０は、ジョイパッドのデザイン次第であるが、外延要素１３によって継ぎ足すことができるので、締付要素１２を介して連結することができる。

外被を有するジョイパッドを示す図である。 蓋を有する外被を示す図である。 締付要素が無い外被を示す図である。 外被の断面図を示す図である。 外延要素を有する外被を示す図である。

符号の説明

１．ハンドル
２．操作要素
３．外被
４．ハンドル部
５．操作窓
６．下部
７．側方部
８．ブリッジ
９．上部
１０．コーティング
１１．蓋
１２．締付要素
１３．外延要素

Claims (3)

1. 外被を把持領域内に有するジョイパッドにおいて、前記外被は、ストッキングのように装着可能な弾性カバーとして設計されたことを特徴とするコンピュータ操作用のジョイパッド。
2. 外被であって、
   該外被は、予め定められた形状をとるように形成された堅固な材料から成る単一の連続する要素から構成された把持シェルを備え、前記予め定められた形状は、前記把持領域を実質的に囲うように形成された把持シェルにより、ビデオゲーム制御器の把持領域の形状に似るものであり、並びに前記堅固な材料の少なくとも一部は、延伸しかつ前記予め定められた形状に実質的に戻るものであり、さらに、
   該外被は、前記把持シェルにより画成された操作窓を備え、前記操作窓は、ビデオゲーム制御器の少なくとも一つの操作要素を露出するように形成され、操作窓は、前記操作要素に無制限にアクセスすることを許容するように形成され、さらに、
   該外被は、前記操作シェルにより画成された受入開口を備え、該受入開口は、ビデオゲーム制御器に把持シェルをストッキングのように装着するのに適したようにされたものである、ビデオゲーム制御器用の外被。
3. 請求項２に記載された外被であって、
   前記把持シェルの少なくとも一部は、ビデオゲーム制御器を操作するユーザの手から水分を吸収するように設計された吸収性材料を備える外被。

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