JP2008132197A - パター型ゴルフクラブ - Google Patents

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JP2008132197A JP2006321027A JP2006321027A JP2008132197A JP 2008132197 A JP2008132197 A JP 2008132197A JP 2006321027 A JP2006321027 A JP 2006321027A JP 2006321027 A JP2006321027 A JP 2006321027A JP 2008132197 A JP2008132197 A JP 2008132197A
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Abstract

【課題】フェース面の向きを目標方向に対して合わせやすく、且つスムースなスイングを可能とするの提供。
【解決手段】ヘッド2は、フェース面4を有している。ヘッド2は、ヘッドの上方から視認可能であり打球方向と平行に延びる第一ラインL1及び第二ラインL2と、上方から見て第一ラインL1と第二ラインL2との間に位置する連結部R1とを有する。2本のラインL1、L2のトウ・ヒール方向における間隔D1は30mm以上50mm以下とされている。フェース面4から連結部R1の後端までのフェース・バック方向長さD5が、ヘッドのフェース・バック方向最大長さD4の0.5倍以上0.8倍以下である。連結部R1の上面の高さは、上記2本のラインL1、L2の高さよりも低い。2本のラインL1、L2の下方に位置する最下面と、連結部R1の下方に位置する最下面とが、滑らかに連続するソール面を構成している。
【選択図】図1

Description

本発明は、パター型ゴルフクラブに関する。
パター型ゴルフクラブにおいては、フェース面の向きを目標方向に対して正確に合わせることが重要である。このため、フェース面とほぼ直角な方向に延びるラインを設けたパターヘッドが知られている。特開2001−178857号公報は、ヘッドの上面に複数のラインを設け、このラインの間隔をゴルフボールの直径に近い値としたパター型ゴルフクラブを開示する。
特開2001−178857号公報
本発明者は、全く新たな技術思想に基づき、より優れたパター型ゴルフクラブを発明した。本発明者は、ラインが設けられている高さと、これらのライン間に存在する連結部の高さとの関係が極めて重要であることを見出した。
本発明の目的は、フェース面の向きを目標方向に対して合わせやすく、且つスムースなスイングを可能とするパター型ゴルフクラブの提供にある。
本発明に係るパター型ゴルフクラブは、フェース面を有するヘッドを備えている。このヘッドは、2本のラインを有している。第一ライン及び第二ラインは、ヘッドの上方から視認可能であり打球方向と平行に延びている。このヘッドは、上方から見て第一ラインと第二ラインの間に位置する連結部を有している。上記2本のラインのトウ・ヒール方向における間隔は30mm以上50mm以下である。上記フェース面から上記連結部の後端までのフェース・バック方向長さは、ヘッドのフェース・バック方向最大長さの0.5倍以上0.8倍以下である。上記連結部の上面の高さは、上記2本のラインの高さよりも低くされている。上記2本のラインの下方に位置する最下面と、上記連結部の下方に位置する最下面とは、滑らかに連続するソール面を構成している。滑らかに連続するソール面は、凹部を含んでいても良い。この凹部は、例えば製品名、ブランド名、ロゴ等を示す文字である。
好ましくは、上記ヘッドは、上記フェース面を有するフェース部と、このフェース部からバック方向に延びる第一ライン形成部及び第二ライン形成部とを有している。好ましくは、上記第一ライン形成部が上記第一ラインを形成し、上記第二ライン形成部が上記第二ラインを形成している。
好ましくは、上記ヘッドは、上記フェース部のトウ側から上記第一ライン形成部にまで延在するトウ連結部と、上記フェース部のヒール側から上記第二ライン形成部にまで延在するヒール連結部とを有する。
好ましくは、上記ヘッドは、上記第一ライン形成部の最後方部と、上記第二ライン形成部の最後方部とを連結する後方連結部を有する。
好ましくは、上記ヘッドは、ヘッドの上方から視認可能であり打球方向と平行に延びる第三ラインを有ている。好ましくは、この第三ラインは、第一ライン及び第二ラインと、上記第一ラインと第二ラインとの間に位置している。
このパター型ゴルフクラブでは、連結部の上面の高さが2本のラインの高さよりも低いので、バックスイングの軌道が低くなり、スムースなスイングが可能となる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るパター型ゴルフクラブ用のヘッド2を上方から見た平面図である。図2は、ヘッド2をトウ側から見た側面図である。図3は、ヘッド2をフェース面側から見た正面図である。図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図であり、図5は図1のV−V線に沿った断面図であり、図6は図1のVI−VI線に沿った断面図である。
ヘッド2は、フェース面4、フェース部5、トップ面6及びソール面8を有する。フェース面4は、ボールを打球するための面である。フェース面4は、フェース部5の前面である。フェース面4は、平面である。図3が示すように、フェース面4には、フェースインサート10が設けられている。フェースインサート10は、プレートである。フェースインサート10は、例えば、ウレタン等の樹脂や、銅などの金属よりなる。図1から図3が示すように、ヘッド2は、シャフト穴12を有する。シャフト穴12にシャフト14が挿入接着される。図3において、シャフト14が仮想線で示されている。図示しないが、シャフト14には、グリップが装着される。ヘッド2を備えたパター型ゴルフクラブは、ヘッド2と、シャフト14と、グリップとを備える。図3において両矢印Hfで示されるのは、フェース面4の高さである。
図1及び図4が示すように、ヘッド2は、2本のラインL1、L2を有する。ヘッド2は、ヘッド2の打球方向と平行に延びるラインL1及びラインL2を有する。ラインL1及びラインL2は、上方から視認可能である。ラインL1及びラインL2は、アドレス時において視認可能である。「打球方向」とは、図1の平面視において、フェース面4と直交する方向である。ラインL1は、本発明における第一ラインである。ラインL2は、本発明における第二ラインである。
更にヘッド2は、3本目のラインL3を有する。ラインL3も、ヘッド2の打球方向と平行に延びている。ラインL3は、上方から視認可能である。ラインL3は、アドレス時において視認可能である。
ヘッド2は、フェース部5からバック方向に延びる第一ライン形成部K1及び第二ライン形成部K2を有する。図4が示すように、第一ライン形成部K1及び第二ライン形成部K2は、凸状である。第一ライン形成部K1及び第二ライン形成部K2は、壁状である。第一ライン形成部K1及び第二ライン形成部K2は、リブである。
更にヘッド2は、3本目のライン形成部K3を有する。第三ライン形成部K3も、フェース部5からバック方向に延びている。図4が示すように、第三ライン形成部K3は、凸状である。第三ライン形成部K3は、壁状である。第三ライン形成部K3は、リブである。
前述の通り、本願では、「ライン」という用語と、「ライン形成部」という用語とが用いられる。本願において「ライン」は、ライン状に視認されうるもの全てを意味する。「ライン」としては、色彩によるライン、形状によるライン等が例示される。色彩によるラインとしては、塗装ラインが例示される。形状によるラインは、形状に起因して視認されうるラインである。形状によるラインは、立体的なラインである。形状によるラインとしては、凸状部及び溝等の凹状部が例示される。本願において、「ライン形成部」は、形状によるラインを有する部分である。「ライン形成部」は、「ライン」を有している。
第一ライン形成部K1がラインL1を形成している。第一ライン形成部K1のエッジe(図4参照)は、直線である。エッジeは、第一ライン形成部K1の上面に存在する。エッジeは、幅方向両側にある。幅方向両側にある2本のエッジeにより、ラインL1が形成されている。
第二ライン形成部K2がラインL2を形成している。第二ライン形成部K2のエッジe(図4参照)は、直線である。エッジeは、第二ライン形成部K2の上面に存在する。エッジeは、幅方向両側にある。幅方向両側にある2本のエッジeにより、ラインL2が形成されている。
第三ライン形成部K3がラインL3を形成している。第三ライン形成部K3のエッジe(図4参照)は、直線である。エッジeは、第三ライン形成部K3の上面に存在する。エッジeは、幅方向両側にある。幅方向両側にある2本のエッジeにより、ラインL3が形成されている。
第一ライン形成部K1の後方部は、トウ・ヒール方向に幅が拡張する拡張部y1とされている。この拡張部y1において、第一ライン形成部K1は、トウ連結部t1及び/又は後方連結部b1と接合している。拡張部y1は、接合面積を大きくする。拡張部y1により、接合強度が高まると共に、トウ連結部t1の振動が抑制される。この振動抑制により、打球時の衝撃が小さくなる。
第二ライン形成部K2の後方部は、トウ・ヒール方向に幅が拡張する拡張部y2とされている。この拡張部y2において、第二ライン形成部K2は、ヒール連結部h1及び/又は後方連結部b1と接合している。拡張部y2は、接合面積を大きくする。拡張部y2により、接合強度が高まると共に、ヒール連結部h1の振動が抑制される。この振動抑制により、打球時の衝撃が小さくなる。
トップ面6は、フェース部5の上面、第一ライン形成部K1の上面、第二ライン形成部K2の上面及び第三ライン形成部K3の上面により構成されている。トップ面6は、その全体が滑らかに連続している。第一ライン形成部K1の上面は、実質的に平面である。第二ライン形成部K2の上面は、実質的に平面である。第三ライン形成部K3の上面は、実質的に平面である。フェース部5の上面は、実質的に平面である。トップ面6は、実質的に平面である。
ソール面8は、その全体が滑らかに連続している。ラインL1の下方に位置する最下面と、ラインL2の下方に位置する最下面と、連結部R1の下方に位置する最下面とは、滑らかに連続するソール面8を構成している。
上方からみて、ラインL1とラインL2との間には連結部R1が設けられている。連結部R1は、トウ・ヒール方向において、ラインL1とラインL2の間に位置する。連結部R1は、ラインL1のヒール側に位置する。連結部R1は、ラインL2のトウ側に位置する。連結部R1は、第一ライン形成部K1のヒール側に位置する。連結部R1は、第二ライン形成部K2のトウ側に位置する。連結部R1は、第一ライン形成部K1と第二ライン形成部K2とを連結している。連結部R1は、第一ライン形成部K1と第三ライン形成部K3とを連結している。連結部R1は、第二ライン形成部K2と第三ライン形成部K3とを連結している。
連結部R1の上面は、実質的に平面である。連結部R1の上面とトップ面6とは、互いに平行である。ヘッド2を水平面s上に静置した基準状態において、連結部R1の上面は、実質的に水平である。ヘッド2を水平面上に静置した基準状態において、トップ面6は、実質的に水平である。トウ・ヒール方向は、基準状態における水平面sと平行で且つフェース面4に平行な方向とされうる。フェース・バック方向は、基準状態における水平面sと平行で且つトウ・ヒール方向に対して垂直な方向とされうる。
連結部R1には、孔16が設けられている。孔16により、ヘッド2の重量が調整されている。孔16は、ヘッドの上方から視認されない。なお、孔16を有さないヘッドも可能である。
ヘッド2は、フェース部5のトウ側から第一ライン形成部K1にまで延在するトウ連結部t1を有する。トウ連結部t1と第一ライン形成部K1との間には空間a1が存在する(図1参照)。ヘッド2は、フェース部5のヒール側から第二ライン形成部K2にまで延在するヒール連結部h1を有する。第二ライン形成部K2とヒール連結部h1との間には、空間a2が存在する。トウ連結部t1及びヒール連結部h1は、ヘッドの慣性モーメントの増大に寄与する。トウ連結部t1及びヒール連結部h1は、打球時におけるヘッドのブレを抑制する。トウ連結部t1及びヒール連結部h1は、方向性及び転がり距離安定性を高める。
ヘッド2は、第一ライン形成部K1の最後方部と、第二ライン形成部K2の最後方部とを連結する後方連結部b1を有する。後方連結部b1と連結部R1との間には、空間a3が存在する(図1参照)。後方連結部b1のトウ・ヒール方向中央部には、第三ライン形成部K3が当接している。後方連結部b1は、ヘッドの慣性モーメントの増大に寄与する。後方連結部b1は、ヘッドの重心深度を増大させる。後方連結部b1は、打球時におけるヘッドのブレを抑制する。後方連結部b1は、方向性及び転がり距離安定性を高める。
トウ連結部t1、ヒール連結部h1及び後方連結部b1は、一体部材である。この一体部材は、1本の棒状部材を曲げることにより製造される。フェース部5は、トウ連結部t1を挿入するための凹部20を有している(図1参照)。トウ連結部t1の前端部は、凹部20に挿入され、且つ凹部20の内面と接合されている。接合には、接着剤が用いられている。フェース部5は、ヒール連結部h1を挿入するための凹部22を有している(図1参照)。ヒール連結部h1の前端部は、凹部22に挿入され、且つ凹部22の内面と接合されている。接合には、接着剤が用いられている。
図5が示すように、第三ライン形成部K3の最後方部には、後方連結部b1を嵌め込むための凹部24が設けられている。同様に、第一ライン形成部K1の最後方部には、トウ連結部t1及び/又は後方連結部b1を嵌め込むための凹部26が設けられている(図1参照)。同様に、第二ライン形成部K2の最後方部には、ヒール連結部h1及び/又は後方連結部b1を嵌め込むための凹部28が設けられている(図1参照)。
凹部26の内部において、トウ連結部t1及び/又は後方連結部b1と、第一ライン形成部K1とは、接合されている。この接合には、接着剤が用いられている。更にこの接合には、ピン30が用いられている。見やすい図面とするため、図1において、ピン30にハッチングを施している。実際には、ピン30は上方から視認されない。ピン30は、トウ連結部t1及び/又は後方連結部b1から第一ライン形成部K1にまで至っている。トウ連結部t1及び/又は後方連結部b1には、ピン30を挿通するための孔32が設けられている(図1及び図2参照)。
凹部28の内部において、ヒール連結部h1及び/又は後方連結部b1と、第二ライン形成部K2とは、接合されている。この接合には、接着剤が用いられている。更にこの接合には、ピン30が用いられている。ピン30は、ヒール連結部h1及び/又は後方連結部b1から第二ライン形成部K2にまで至っている。ヒール連結部h1及び/又は後方連結部b1には、ピン30を挿通するための孔34が設けられている(図1参照)。
図1が示すように、第一ライン形成部K1の上面には、ラインL1よりも幅の狭いラインL4が設けられている。ラインL4は、ラインL1と平行である。ラインL4のトウ・ヒール方向中央位置は、ラインL1のそれと同一である。ラインL4は、フェース面4から、第一ライン形成部K1の後方端にまで至っている。ラインL4は、塗装ラインである。ラインL4は、小さな溝gの内部が塗装されてなる(図4参照)。ラインL4は、例えば白色である。これに対して、トップ面6は、例えば黒色である。ラインL4は、色彩的に目立つ。
図1が示すように、第二ライン形成部K2の上面には、ラインL2よりも幅の狭いラインL5が設けられている。ラインL5は、ラインL2と平行である。ラインL5のトウ・ヒール方向中央位置は、ラインL2のそれと同一である。ラインL5は、フェース面4から、第二ライン形成部K2の後方端にまで至っている。ラインL5は、塗装ラインである。ラインL5は、小さな溝gの内部が塗装されてなる(図4参照)。ラインL5は、例えば白色である。これに対して、トップ面6は、例えば黒色である。ラインL5は、色彩的に目立つ。
ラインL4は、本発明における第一ラインである。ラインL5は、本発明における第二ラインである。
図1が示すように、第三ライン形成部K3の上面には、ラインL3よりも幅の狭いラインL6が設けられている。ラインL6は、ラインL3と平行である。ラインL6のトウ・ヒール方向中央位置は、ラインL3のそれと同一である。ラインL6は、フェース面4から、第三ライン形成部K3の後方端にまで至っている。ラインL6は、塗装ラインである。ラインL6は、小さな溝gの内部が塗装されてなる(図4参照)。ラインL6は、例えば白色である。これに対して、トップ面6は、例えば黒色である。ラインL6は、色彩的に目立つ。
図1が示すように、連結部R1の上面には、ラインL7及びラインL8が設けられている。ラインL7は、第一ライン形成部K1と第三ライン形成部K3との間に位置する。ラインL8は、第二ライン形成部K2と第三ライン形成部K3との間に位置する。ラインL7及びラインL8は、塗装ラインである。ラインL7及びラインL8は、小さな溝gの内部が塗装されてなる(図4参照)。ラインL7及びラインL8は、例えば赤色である。これに対して、連結部R1の上面は、例えば黒色である。ラインL7及びラインL8は、色彩的に目立つ。
図4が示すように、連結部R1の上面の高さHRは、ラインL1の高さH1よりも低い。高さH1は、第一ライン形成部K1の上面の高さである。高さH1は、第一ライン形成部K1のエッジeの高さである。連結部R1の上面の高さHRは、ラインL2の高さH2よりも低い。高さH1は、第二ライン形成部K2の上面の高さである。高さH2は、第二ライン形成部K2のエッジeの高さである。連結部R1の上面の高さHRは、ラインL3の高さH3よりも低い。高さH3は、第三ライン形成部K3の上面の高さである。高さH3は、第三ライン形成部K3のエッジeの高さである。これらの高さは、ヘッド2を単体で水平面s上に静置した基準状態における、当該水平面sからの高さとして測定されうる。本実施形態では、高さH1と高さH2と高さH3とは実質的に等しい。基準状態において、高さH1(H2,H3)よりも高い位置にヘッド2は存在しない。
図1が示すように、ラインL1は、ラインL2よりもトウ側に位置する。ラインL2は、ラインL1よりもヒール側に位置する。ラインL3は、ラインL1よりもヒール側に位置する。ラインL3は、ラインL2よりもトウ側に位置する。ラインL3のトウ・ヒール方向位置は、フェースセンターfcと一致する。ラインL3のトウ・ヒール方向位置は、ヘッドのトウ・ヒール方向最大幅Nを2等分する位置である。
図1が示すように、第一ライン形成部K1は、第二ライン形成部K2よりもトウ側に位置する。第二ライン形成部K2は、第一ライン形成部K1よりもヒール側に位置する。第三ライン形成部K3は、第一ライン形成部K1よりもヒール側に位置する。第三ライン形成部K3は、第二ライン形成部K2よりもトウ側に位置する。第三ライン形成部K3のトウ・ヒール方向位置は、フェースセンターfcと一致する。第三ライン形成部K3のトウ・ヒール方向位置は、ヘッドのトウ・ヒール方向最大幅Nを2等分する位置である。
ラインL7のトウ・ヒール方向位置は、第一ライン形成部K1と第三ライン形成部K3との間を2等分している。ラインL7のトウ・ヒール方向位置は、ラインL1とラインL3との間を2等分している。ラインL7のトウ・ヒール方向位置は、ラインL4とラインL6との間を2等分している。
ラインL8のトウ・ヒール方向位置は、第二ライン形成部K2と第三ライン形成部K3との間を2等分している。ラインL8のトウ・ヒール方向位置は、ラインL2とラインL3との間を2等分している。ラインL8のトウ・ヒール方向位置は、ラインL5とラインL6との間を2等分している。
上記基準状態において、水平面sに垂直で且つフェースセンターfcを含む平面PLに関し、ヘッド2は、シャフト穴12を除き実質的に対称である。平面PLは、ラインL3を横切る。平面PLは、ラインL6を横切る。この平面PLに関し、ラインL1とラインL2とは実質的に対称である。この平面PLに関し、ラインL7とラインL8とは実質的に対称である。この平面PLに関し、連結部R1の形状は実質的に対称である。これらの対称性は、ラインや連結部の視覚的効果を高める。
図1において両矢印D1で示されているのは、ラインL1とラインL2とのトウ・ヒール方向における間隔である。間隔D1は、30mm以上50mm以下とされている。間隔D1は、ラインの幅方向中心位置を基準として測定される。
図1において両矢印D2で示されているのは、ラインL1とラインL3とのトウ・ヒール方向における間隔である。図1において両矢印D3で示されているのは、ラインL2とラインL3とのトウ・ヒール方向における間隔である。間隔D2と間隔D3とは等しい。間隔D2及び間隔D3は、ラインの幅方向中心位置を基準として測定される。
パッティングにおいては、フェース面4の向きを目標方向に対して正確に合わせることが極めて重要である。ボールを目標方向に対して正確に打ち出すためには、ヘッドの軌道が目標方向の延長線に沿うようなテークバック(以下、まっすぐなテークバックともいう)を行うことが極めて重要である。
更に、ボールの転がりをスムースにするためには、ヘッド軌道の低いテークバックが重要である。テークバックにおいてヘッドの軌道が急激に上昇した場合、ダウンスイングではヘッドの軌道を急激に下降させる必要が生じる。この場合、ヘッドの上下動が大きくなり、かつ実効ロフト角の変化も大きい。実効ロフト角とは、鉛直線に対するロフト角である。ヘッドの上下動は、打点を上下方向にばらつかせる。実効ロフト角の変化は、インパクト時の実効ロフト角をばらつかせる。急激に下降するヘッド軌道は、不要なバックスピンをボールに付与する。このバックスピンは、転がり距離の低下を招き、転がり距離を不安定にする。
ゴルファーは、ラインL1とL2との間にボールが配置されるようにアドレスする。アドレスの際、ゴルファーは、ラインL1、L2に注目する。ラインL1、L2が注目されるので、ゴルファーは、意識的あるいは無意識に、連結部R1にも注目する。ゴルファーには、連結部R1の上面に沿ってスイングしようとする意識が生まれる。連結部R1の相対的な位置の低さが、低いテークバックを誘発する。ヘッド2では、連結部R1の上面の高さHRが、高さH1及び高さH2よりも低くされている。相対的に低い位置にある連結部R1に沿ってスイングがなされるので、ヘッド軌道の低いテークバックがされやすくなる。一方、相対的に高い位置にあるラインL1、L2は、目立つ。相対的に高い位置にあるラインは、アドレス時においてより明確に視認される。相対的に高い位置にあるラインは、ラインの視覚的効果を高める。相対的に低い位置にある連結部は、連結部の視覚的効果を高める。
ゴルファーは、ラインL1及びラインL2に沿ってテークバックしやすい。ラインL1及びラインL2により、まっすぐなテークバックが達成されやすい。ラインL1及びラインL2により、フェース面4の向きを目標方向い合わせやすい。これらは、ラインL1、L2がゴルファーに与える視覚的効果である。ライン形成部K1、K2により、ラインL1、L2が立体的に視認される。ライン形成部K1、K2により、ラインL1、L2の視覚的効果が更に高まる。ラインL1、L2の視覚的効果は、ラインL3により更に高まり、ラインL4、ラインL5、ラインL6、ラインL7及びラインL8により更に高まる。第三ライン形成部K3によりラインL3が立体的に視認される。ラインL3の視覚的効果は、第三ライン形成部K3により高まる。
間隔D1がゴルフボールの直径に近くされると、まっすぐなテークバック及びスムースなスイングが達成されやすい。D1をゴルフボールの直径に近くする観点から、間隔D1は30mm以上が好ましく、35mm以上がより好ましく、40mm以上が特に好ましい。D1をゴルフボールの直径に近くする観点から、間隔D1は50mm以下が好ましく、48mm以下がより好ましく、45mm以下が特に好ましい。
間隔D1がゴルフボールの直径に近くされると、ゴルファーはラインL1とラインL2との間にボールをセットしてアドレスしやすい。ヘッド2では、ラインL1とラインL2との間をトウ・ヒール方向に2等分する位置にフェースセンターfcが位置している。これにより、アドレスにおけるボールの位置がフェースセンターfcに近くなりやすい。
図1において両矢印D5で示されているのは、フェース面4から連結部R1の後端までのフェース・バック方向長さである。図1において両矢印D4で示されているのは、ヘッド2のフェース・バック方向最大長さである。フォロースルーにおいてヘッドが地面と接触することを抑制する観点から、比(D5/D4)は、0.8以下が好ましい。前述したように、ヘッド2では、低いテークバックが達成されやすく、更に、低いフォロースルーが達成されやすい。低いフォロースルーにより、ヘッドが地面と接触しやすくなる。しかし、比(D5/D4)が0.8以下とされることにより、ヘッドと地面との接触が効果的に抑制されうる。連結部R1を大きくして重心深度を増大させる観点から、比(D5/D4)は0.5以上が好ましい。
連結部R1を大きくして重心深度を増大させる観点から、長さD5は、35mm以上が好ましく、40mm以上がより好ましく、45mm以上が特に好ましい。フォロースルーにおけるヘッドと地面との接触を抑制する観点から、長さD5は、90mm以下が好ましく、85mm以下がより好ましく、80mm以下が特に好ましい。
重心深度を増大させる観点から、長さD4は60mm以上が好ましく、70mm以上がより好ましく、80mm以上が特に好ましい。ヘッドが過度に大きすぎると、ボールへの集中が達成されにくい。ヘッドが過度に大きく見えることを抑制する観点から、長さD4は115mm以下が好ましく、110mm以下がより好ましく、100mm以下が特に好ましい。
長さD4及び長さD5は、フェース面4のうち最も前方にある点が測定される。この点は、リーディングエッジ上にある。
ヘッドの慣性モーメントを増大させる観点から、ヘッドのトウ・ヒール方向最大幅Nは、80mm以上が好ましく、90mm以上がより好ましく、95mm以上が特に好ましい。ヘッドが過度に大きく見えることを抑制する観点から、幅Nは120mm以下が好ましく、115mm以下がより好ましく、110mm以下が特に好ましい。
図1において両矢印M1で示されるのは、フェース前端から、第一ライン及び第二ラインの最後方端までのフェース・バック方向長さである。この長さが複数存在する場合、最長の長さが、長さM1とされる。図1の実施形態では、ラインL4及びラインL5の最後方端までの長さが、長さM1となる。ラインの視覚的効果を高める観点から、長さM1の、長さD4に対する比(M1/D4)は、0.6以上が好ましく、0.65以上がより好ましく、0.7以上が特に好ましい。比(M1/D4)の上限は、1である。
図1において両矢印M2で示されるのは、フェース前端からラインL3の最後方端までのフェース・バック方向方向長さである。ラインの視覚的効果を高める観点から、比(M2/D4)値は、0.2以上が好ましく、0.25以上がより好ましく、0.3以上がより好ましい。比(M2/D4)の上限は、1である。
ラインの視覚的効果を高める観点から、長さM1は50mm以上が好ましく、60mm以上がより好ましく、70mm以上が特に好ましい。ルールを遵守する観点から、長さM1は115mm以下が好ましい。
ラインの視覚的効果を高める観点から、長さM2は20mm以上が好ましく、30mm以上がより好ましく、40mm以上が特に好ましい。ルールを遵守する観点から、長さM2は115mm以下が好ましい。
比重G1は、フェース部5、ライン形成部K1、K2、K3及び連結部R1の平均比重である。比重G2は、トウ連結部t1、ヒール連結部h1及び後方連結部b1の平均比重である。ヘッドの慣性モーメントを高める観点から、比(G2/G1)は1以上が好ましく、1.1以上がより好ましく、1.2以上が特に好ましい。
軽すぎるクラブバランスを防止してストロークの安定性を高める観点から、比重G1の値は1.7以上が好ましく、2.0以上がより好ましく、2.2以上が特に好ましい。比重G1が過度に大きい場合、好ましいヘッド重量に設定されたヘッドが外見上過度に小さくなる。ヘッドの外見が過度に小さくなることを防止する観点から、比重G1は10.0以下が好ましく、9.0以下がより好ましく、8.0以下が特に好ましい。
ヘッドの慣性モーメントを高める観点から、比重G2は、4.0以上が好ましく、5.0以上がより好ましく、6.0以上が特に好ましい。ヘッドの外見が過度に小さくなることを防止する観点から、比重G2は、15.0以下が好ましく、14.5以下がより好ましく、14.0以下が特に好ましい。
クラブバランスが軽すぎると、手先で操作したスイングとなり安定したストロークがしにくい。ストロークを安定させる観点から、ヘッド重量Wは300g以上が好ましく、320g以上がより好ましく、330g以上が特に好ましい。過度の重量増加を防止して振りやすくする観点から、ヘッド重量Wは400g以下が好ましく、390g以下がより好ましく、380g以下が特に好ましい。
ボールの中心位置にフェース面4を当てやすくする観点から、ヘッドの最大高さHmは、13mm以上が好ましく、15mm以上がより好ましく、18mm以上が特に好ましい。ヘッドの重心が過度に高くなると、スイートスポットで打球しようとした際にヘッドが地面に接触しやすくなる。この地面との接触は、打点をスイートスポットと一致させることを困難にする。打点をスイートスポットと一致させやすくする観点から、高さHmは、35mm以下が好ましく、31mm以下がより好ましく、29mm以下が特に好ましい。
ボールの中心位置にフェース面4を当てやすくする観点、及び連結部との高さの差を大きくする観点から、前記ライン高さH1、H2及びH3は、13mm以上が好ましく、15mm以上がより好ましく、18mm以上が特に好ましい。ヘッドの重心が過度に高くなると、スイートスポットで打球しようとした際にヘッドが地面に接触しやすくなり、打点をスイートスポットと一致させるのが困難となる。打点をスイートスポットと一致させやすくする観点から、ライン高さH1、H2及びH3は、35mm以下が好ましく、31mm以下がより好ましく、29mm以下が特に好ましい。
重心を下げる観点から、連結部R1の高さHRは4mm以上が好ましく、5mm以上がより好ましく、6mm以上が特に好ましい。テークバック及びフォロースルーを低くする観点から、高さHRは28mm以下が好ましく、26mm以下がより好ましく、24mm以下が特に好ましい。
ラインの視覚的効果を高める観点から、比(H1/Hm)、比(H2/Hm)及び比(H3/Hm)は、0.6以上が好ましく、0.65以上がより好ましく、0.7以上が特に好ましい。ルールを遵守する観点から、比(H1/Hm)、比(H2/Hm)及び比(H3/Hm)は、1以下が好ましい。
重心を下げる観点から、比(HR/H1)、比(HR/H2)及び比(HR/H3)は、0.3以上が好ましく、0.4以上がより好ましく、0.5以上が特に好ましい。連結部R1の上面の高さHRとライン高さH1、H2及びH3との差を設けたことによる視覚的効果を高める観点から、比(HR/H1)、比(HR/H2)及び比(HR/H3)は、0.9以下が好ましく、0.8以下がより好ましく、0.7以下が特に好ましい。
重心深度Fが大きい場合、重力の作用により、フォロースルーにおいてフェース面の向きがブレにくくなる。この観点から、重心深度Fは、18mm以上が好ましく、20mm以上がより好ましく、22mm以上が特に好ましい。重心深度Fは、リーディングエッジからヘッド重心までのフェース・バック方向長さである。
フェース部5の材質は特に限定されない。フェース部5の材質として、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、真鍮等が例示される。ライン形成部K1、K2、K3の材質は特に限定されない。ライン形成部K1、K2、K3の材質として、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、真鍮等が例示される。連結部R1の材質は特に限定されない。連結部R1の材質として、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、真鍮等が例示される。
トウ連結部t1及びヒール連結部h1の材質は特に限定されない。トウ連結部t1及びヒール連結部h1の材質として、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、真鍮、W−Ni合金(タングステンニッケル合金)等が例示される。ヘッドの慣性モーメントを増大させる観点から、トウ連結部t1及びヒール連結部h1のの比重は、連結部R1の比重よりも大きいのが好ましい。ヘッドの慣性モーメントを増大させる観点から、トウ連結部t1及びヒール連結部h1の比重は、ライン形成部K1、K2、K3の比重よりも大きいのが好ましい。
後方連結部b1の材質は特に限定されない。後方連結部b1の材質として、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、真鍮、W−Ni合金(タングステンニッケル合金)等が例示される。ヘッドの重心深度F及び慣性モーメントを増大させる観点から、後方連結部b1の比重は、連結部R1の比重よりも大きいのが好ましい。ヘッドの重心深度F及び慣性モーメントを増大させる観点から、後方連結部b1の比重は、ライン形成部K1、K2、K3の比重よりも大きいのが好ましい。
上記実施形態では、フェース部5とライン形成部K1、K2、K3と連結部R1とが一体とされ、トウ連結部t1とヒール連結部h1と後方連結部b1とが一体とされた。一体とされた各部材は、接合される。この接合の方法としては、接着剤による接着、溶接、塑性変形を伴う嵌合、ネジによる固定等が採用されうる。
図7は、本発明の第二実施形態に係るパター型ゴルフクラブのヘッド36を上方から見た平面図であり、図8は図7のVIII−VIII線に沿った断面図であり、図9は図7のIX−IX線に沿った断面図である。
ヘッド36は、フェース面38、フェース部40、トップ面42及びソール面44を有する。フェース面38は、ボールを打球するための面である。フェース面38は、フェース部40の前面である。フェース面38は、平面である。
図7及び図8が示すように、ヘッド36は、2本のラインL9、L10を有する。ヘッド36は、ヘッド36の打球方向と平行に延びるラインL9及びラインL10を有する。ラインL9及びラインL10は、上方から視認可能である。ラインL9及びラインL10は、アドレス時において視認可能である。ラインL9は、本発明における第一ラインである。ラインL10は、本発明における第二ラインである。ラインL9及びラインL10は、フェース面38からヘッド36の後端にまで至っている。
ヘッド36は、フェース部40からバック方向に延びる第一ライン形成部K4及び第二ライン形成部K5を有する。図8が示すように、第一ライン形成部K4及び第二ライン形成部K5は、凸状である。第一ライン形成部K4及び第二ライン形成部K5は、壁状である。第一ライン形成部K4及び第二ライン形成部K5は、リブである。第一ライン形成部K4及び第二ライン形成部K5は、フェース面38からヘッド36の後端にまで至っている。第一ライン形成部K4の上面のトウ・ヒール方向幅αは、第一ライン形成部K4のフェース側端からバック側端まで一定である。第二ライン形成部K5の上面のトウ・ヒール方向幅αは、第二ライン形成部K5のフェース側端からバック側端まで一定である。
ソール面44は、その全体が滑らかに連続している。ラインL9の下方に位置する最下面と、ラインL10の下方に位置する最下面と、連結部R1の下方に位置する最下面とは、滑らかに連続するソール面8を構成している。
上方からみて、ラインL9とラインL10との間には連結部R2が設けられている。連結部R2は、トウ・ヒール方向において、ラインL9とラインL10との間に位置する。連結部R2は、ラインL9のヒール側に位置する。連結部R2は、ラインL10のトウ側に位置する。連結部R2は、第一ライン形成部K4のヒール側に位置する。連結部R2は、第二ライン形成部K5のトウ側に位置する。連結部R2は、第一ライン形成部K4と第二ライン形成部K5とを連結している。
連結部R2の上面は、実質的に平面である。連結部R2の上面とトップ面42とは、互いに平行である。ヘッド36を水平面s上に静置した基準状態において、連結部R2の上面は、実質的に水平である。ヘッド36を水平面上に静置した基準状態において、トップ面42は、実質的に水平である。
連結部R2には、孔46が設けられている。孔46により、ヘッド36の重量が調整されている。孔46は、ヘッドの上方から視認されない。孔46は、ヘッドを大きく見せつつヘッド重量を抑制する役割を果たす。なお、孔46を有さないヘッドも可能である。
ヘッド36は、フェース部40のトウ側から第一ライン形成部K4にまで延在するトウ連結部t2を有する。トウ連結部t2と第一ライン形成部K4との間には空間a4が存在する(図7参照)。ヘッド36は、フェース部40のヒール側から第二ライン形成部K5にまで延在するヒール連結部h2を有する。第二ライン形成部K5とヒール連結部h2との間には、空間a5が存在する。トウ連結部t2及びヒール連結部h2は、ヘッドの慣性モーメントの増大に寄与する。トウ連結部t2及びヒール連結部h2は、打球時におけるヘッドのブレを抑制する。トウ連結部t2及びヒール連結部h2は、方向性及び転がり距離安定性を高める。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1a]
前述したヘッド2と同様にして、図1で示されるヘッドを作製した。このヘッドの間隔D1は、40mmとされた。このヘッドの長さD5は、50mmとされた。このヘッドの長さD4は、100mmとされた。その他、このヘッドの各寸法は、下記の表1で示される通りとされた。このヘッドのヘッド重量Wは、320gとされた。このヘッドに、シャフト及びグリップを装着して、実施例1aのパター型ゴルフクラブを得た。
[実施例1bから1c及び比較例1、2]
長さD5が変更された以外は実施例1aと同様にして、実施例1bから1c及び比較例1、2のパター型ゴルフクラブを得た。長さD5の変更に伴い、ヘッド重量Wが変化している。なお、図10は、比較例1のヘッドを上方から見た平面図である。図11は、比較例2のヘッドを上方から見た平面図である。実施例1bから1c及び比較例1、2の仕様と評価結果が、下記の表1で示される。
[実施例1d、1e及び比較例4、5]
間隔D1が変更された以外は実施例1aと同様にして、実施例1d、1e及び比較例4、5のパター型ゴルフクラブを得た。間隔D1の変更に伴い、ヘッド重量Wが変化している。実施例1d、1e及び比較例4、5の仕様と評価結果が、下記の表1で示される。
[実施例2]
前述したヘッド36と同様にして、図7から9で示されるヘッドを得た。このヘッドの間隔D1は、40mmとされた。このヘッドの長さD5は、50mmとされた。このヘッドの長さD4は、76mmとされた。その他、このヘッドの各寸法は、下記の表1で示される通りとされた。このヘッドのヘッド重量Wは、342gとされた。このヘッドに、実施例1aと同じシャフト及びグリップを装着して、実施例2のパター型ゴルフクラブを得た。実施例2の仕様と評価結果が、下記の表1で示される。
[比較例3]
図12は、比較例3のヘッド48の全体と、このヘッド48に挿入接着されたシャフト50の一部とを示す斜視図である。ヘッド48は、フェース面52と、階段状とされた上面54とを有する。上面54は、上段面56と、中段面58と、下段面60とからなる。上段面56には、3本のライン62、64、66が設けられている。中段面58には、3本のライン68、70、72が設けられている。下段面60には、2本のライン74、76が設けられている。ライン62とライン68とライン74とは、トウ・ヒール方向位置が同じである。ライン66とライン72とライン76とは、トウ・ヒール方向位置が同じである。全てのライン62、64、66、68、70、72、74、76は、打球方向と平行に延びている。比較例3のヘッドは、全体として一体である。比較例3のヘッドは、中実である。比較例3のヘッドの比重は、2.7である。比較例3のヘッドに、実施例1aと同じシャフト及びグリップを装着して、比較例3のパター型ゴルフクラブを得た。比較例3の仕様と評価結果が、下記の表1で示される。
[評価]
10名のゴルファーに各クラブを5回ずつ打球させた。10名のゴルファーのハンディキャップは、2から17である。8m先にあるカップを狙って、パッティングがなされた。ボールの打ち出し位置とカップとを結ぶラインとボールの停止位置との距離の平均値が、「目標ズレ」として下記の表1で示される。各打撃において、インパクトにおけるフェース角度が測定された。インパクトにおけるフェース角度は、目標ラインに対して直交する線とフェース面との上方から見た角度である。このフェース角度の平均値が、「フェース角度ブレ」として下記の表1で示される。各クラブの振りやすさについて、1点から5点での5段階評価がなされた。振りやすいものほど評価点が高い。この評価点の平均値が、「振りやすさ」として下記の表1で示される。表1で示された寸法等の符合の意味は、前述の通りである。
Figure 2008132197
表1に示されるように、実施例は、比較例に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、あらゆるパター型ゴルフクラブ及びそのヘッドに適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るヘッドを上方から見たときの平面図である。 図2は、図1のヘッドの側面図である。 図3は、図1のヘッドの正面図である。 図4は、図1のIV−IV線に沿った断面図である。 図5は、図1のV−V線に沿った断面図である。 図6は、図1のVI−VI線に沿った断面図である。 図7は、本発明の第二実施形態に係るヘッドを上方から見たときの平面図である。 図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図である。 図9は、図7のIX−IX線に沿った断面図である。 図10は、比較例1のヘッドを上方から見たときの平面図である。 図11は、比較例2のヘッドを上方から見たときの平面図である。 図12は、比較例3のヘッドの斜視図である。
符号の説明
2、36・・・ヘッド
4・・・フェース面
5・・・フェース部
6・・・トップ面
8・・・ソール面
10・・・フェースインサート
L1、L4、L9・・・ライン(第一ライン)
L2、L5、L10・・・ライン(第二ライン)
L3、L6、L7、L8・・・ライン(第三ライン)
K1・・・第一ライン形成部
K2・・・第二ライン形成部
K3・・・第三ライン形成部
R1、R2・・・連結部
t1、t2・・・トウ連結部
h1、h2・・・ヒール連結部

Claims (5)

  1. フェース面を有するヘッドを備え、
    このヘッドは、
    ヘッドの上方から視認可能であり打球方向と平行に延びる第一ライン及び第二ラインと、
    上方から見て第一ラインと第二ラインの間に位置する連結部とを有し、
    上記2本のラインのトウ・ヒール方向における間隔は30mm以上50mm以下であり、
    上記フェース面から上記連結部の後端までのフェース・バック方向長さが、ヘッドのフェース・バック方向最大長さの0.5倍以上0.8倍以下であり、
    上記連結部の上面の高さは、上記2本のラインの高さよりも低くされ、
    上記2本のラインの下方に位置する最下面と、上記連結部の下方に位置する最下面とが、滑らかに連続するソール面を構成しているパター型ゴルフクラブ。
  2. 上記ヘッドが、上記フェース面を有するフェース部と、このフェース部からバック方向に延びる第一ライン形成部及び第二ライン形成部を有し、
    上記第一ライン形成部が上記第一ラインを形成し、上記第二ライン形成部が上記第二ラインを形成している請求項1に記載のパター型ゴルフクラブ。
  3. 上記フェース部のトウ側から上記第一ライン形成部にまで延在するトウ連結部と、上記フェース部のヒール側から上記第二ライン形成部にまで延在するヒール連結部とを有する請求項2に記載のパター型ゴルフクラブ。
  4. 上記第一ライン形成部の最後方部と上記第二ライン形成部の最後方部とを連結する後方連結部を有する請求項2又は3に記載のパター型ゴルフクラブ。
  5. ヘッドの上方から視認可能であり打球方向と平行に延びる第三ラインを有し、
    この第三ラインは、第一ライン及び第二ラインと、上記第一ラインと第二ラインとの間に位置している請求項1から4のいずれかに記載のパター型ゴルフクラブ。
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