JP2008131719A - 自動投入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部に避雷器の劣化や故障を知らせることができる自動投入装置を安価に提供する。
【解決手段】
ブレーカ1と、このブレーカ1の再投入を自動的に行う自動投入器2と、再投入を中止した場合に、再投入異常信号を外部に送信する送信手段を備えたブレーカの自動投入装置において、ブレーカ1の電源側又は負荷側に接続した避雷器3の劣化及び故障の少なくとも一方の情報を検出する異常検出手段を検出する異常検出手段によって検出した避雷器異常情報を、前記送信手段で外部に送信することにより、外部に避雷器3の異常を知らせることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、避雷器の劣化や故障を検出し、外部に避雷器の劣化や故障を知らせることができる自動投入装置に関するものである。
無線基地局の通信装置等の負荷機器には、常時電源が供給されて稼動状態とされている。負荷機器の電源側には、通常ブレーカが設けられているが、過電流や漏電が発生した場合のほか、雷サージやノイズ等によって、ブレーカが動作して負荷機器への電源の供給を遮断することがある。このような場合、作業員が負荷機器の接続されているブレーカのある場所まで出向き、配線や負荷機器等を点検した後、再投入を行っていた。
しかし、このように、ブレーカが動作する度に作業員が現地まで出向かねならず、特に遠隔地に配置されている負荷機器については、作業員の負担が大きいうえに、迅速に復旧させることもできないという問題があった。特に、ブレーカが動作した原因が雷サージ等の一過性のものであれば、ブレーカの再投入だけで負荷機器への電源の供給を復帰させることができる。そこで、特許文献1に示されるような自動投入装置が用いられている。この自動投入装置は、設定時間が経過すると自動投入装置がブレーカを再投入し、自動復帰するための装置である。自動投入装置では電路等の異常が解消されていないと判定された場合には、再投入を中止し、監視センター等の外部に通信手段により、異常を知らせることが知られている。
一方、特許文献2に示されるように、自動投入装置を備えたブレーカの電源側又は負荷側には、雷サージから負荷機器を保護するために、避雷器(アレスタ、SPDとも呼ばれる)を備えたものが用いられている。この避雷器は、雷サージが発生した場合に、避雷器を介して地中に電流を逃がして、ブレーカの負荷側に接続された負荷機器を保護するものである。
避雷器には、バリスタが使用されている場合が多い。このバリスタは例えば、酸化亜鉛(ZnO)を主成分とし、雷サージ等の高電圧に対しては低抵抗であるが、一定以下の低電圧に対しては高抵抗を示す非直線性電流電圧特性を有する素子である。すなわち、雷サージにより、ある一定以上の異常電圧が発生した場合には、バリスタが低抵抗となって、バリスタ内に電流が流れ、瞬時に地中に雷サージを逃がすようになっている。異常電圧が消滅すれば、バリスタが再び高低抗値となって、絶縁状態となる。
ところで、バリスタは雷サージにより通電されると劣化する。すなわち、一定以下の低電圧に対しては高抵抗を示していたバリスタが、基準よりも低い電圧で通電するようになり、漏れ電流が発生する恐れがある。このように、避雷器が劣化した場合には、避雷器としての役割を果たさないため、避雷器や避雷器を構成する部品を交換する必要があり、外部に避雷器の劣化を知らせる必要がある。
そこで、特許文献3に示されるように、外部に避雷器の劣化を知らせる避雷器劣化診断システムがある。しかしながら、この避雷器劣化診断システムを実現するためには、別途送信手段、ネットワーク、受信手段を設ける必要がありコストがかかるという問題がある。
そこで、安価に提供可能な、外部に避雷器の劣化や故障を知らせることができる製品の開発が要望されていた。
特開平8−335434号公報 特開平10−14092号公報 特開2002−340971号公報
外部に避雷器の劣化や故障を知らせることができる自動投入装置を安価に提供する。
上記課題を解決するためになされた本発明は、ブレーカと、このブレーカの再投入を自動的に行う自動投入器と、再投入を中止した場合に、再投入異常信号を外部に送信する送信手段を備えたブレーカの自動投入装置において、ブレーカの電源側又は負荷側に接続した避雷器の劣化及び故障の少なくとも一方の情報を検出する異常検出手段によって検出した避雷器異常情報を、前記送信手段で外部に送信することを特徴とするものである。
なお、異常検出手段は、避雷器から地中に流れる電流を検出する電流検出センサーであり、この電流検出センサーにより検出された避雷器の動作回数を計数し、所定の動作回数以上は避雷器の劣化であると判断するものであることが好ましい。
あるいは、異常検出手段は、避雷器の動作表示ランプの通電電流を検出するセンサーであり、送信手段は通電電流が無通電となった場合に、避雷器の故障であると判断するものであることが好ましい。
本願発明は、ブレーカと、このブレーカの再投入を自動的に行う自動投入器と、再投入を中止した場合に、再投入異常信号を外部に送信する送信手段を備えたブレーカの自動投入装置において、ブレーカの電源側又は負荷側に接続した避雷器の劣化及び故障の少なくとも一方の情報を検出する異常検出手段によって検出した避雷器異常情報を、前記送信手段で外部に送信することとしたので、遠隔地に設けられた避雷器の劣化を定期的に監視する必要がなく、避雷器異常情報が送信された場含のみ、避雷器を構成する部品もしくは、避雷器を交換すればよく、人件費の大幅な削減が可能となる。
また、自動投入装置に設けた送信手段で避雷器異常情報を送信することが可能となり、別途送信手段を設ける必要がなく、コスト高とならないという利点を有する。また、避雷器異常情報と再投入異常信号を同じ送信手段で送信することとしたので、ネットワークを介して監視する場合であっても、共通のアドレスで通信することが可能となり、ネットワーク、通信プログラム等の負担が大きくなることがない。
異常検出手段として、避雷器から地中に流れる電流を検出する電流検出センサーを設け、この電流検出センサーにより検出された避雷器の動作回数を計数し、所定の動作回数以上は避雷器の劣化であると判断することとすると、確実かつ簡易に避雷器の劣化を判断することが可能となる。このため、避雷器が機能を果たさなくなる前に、避雷器の劣化を外部に知らせることが可能となる。
異常検出手段として、避雷器の動作表示ランプの通電電流を検出するセンサーを設け、通電電流が無通電となった場合に、避雷器の故障であると判断することとすると、確実に避雷器の故障を判断することが可能となる。
異常検出手段として、警報出力付避雷器の警報出力を用いると、既存の警報出力付避雷器を使用して、外部に避雷器異常情報を送信することが可能となり、コスト高とならずに、避雷器付自動投入装置を提供することが可能となる。
以下に、図面を参照しつつ本発明の好ましい実施の形態を示す。図1は、本発明の実施の形態(第1の実施形態)を示す、自動投入装置の回路図である。この自動投入装置は主に、ブレーカ1と自動投入器2とから構成され、ブレーカ1の電源側には避雷器3が接続されている。
ブレーカ1は主に、遮断機構部1aと、電源側端子1bと、負荷側端子1cから構成され、遮断機構部1aは、可動接触子の他、図示しない過電流引外し装置や瞬時引外し装置等から構成されている。ブレーカ1は、過電流や漏電が発生した場合に、遮断機構部1aが電源側端子1bと負荷側端子1cの間の電路を遮断し(トリップ状態)、負荷機器20を過電流から保護する、または、漏電事故の発生を防ぐものであるが、雷サージによってもトリップ状態となる場合がある。ブレーカ1には、ハンドル(図示せず)が設けられていて、遮断した原因を取り除いた後に、このハンドルを操作することにより、電路を閉じて電源側端子1bと負荷側端子1cを電気的に接続し(ON状態)、電源を再投入することができるようになっている。
自動投入器2は主に、電源部2aと、制御部2bと、ソレノイド2cと、アーム2dから構成されている。電源部2aは、電源側端子1bと制御部2bと電気的に接続して、制御部2bに電流を供給する。アーム2dは、ブレーカ1のハンドルを機械的にON状態にすることができ、ソレノイド2cにより駆動される。なお、電源部2a、制御部2bを過電流から保護するために、電源部2aと電源側端子1bの間の電路にヒューズ2jを設けることが好ましい。
2eは制御部2bの入力部であり、負荷側端子1cと接続されており、ブレーカ1の負荷側の電圧を検出している。出力がない場合には、遮断機構部1aがトリップ状態にあると判断して、ソレノイド2cを作動させて、アーム2dを動かし、ハンドルをON位置まで動かして、電源を自動的に再投入する。
雷サージのような一過性の原因により、遮断機構部1aが作動したときには、一定時間を経過した後には、その原因が取り除かれている場合が多いため、支障なく再投入させることができる。しかし、遮断の原因が漏電によるものである場合には、この一定時間を経過後にも、その原因は取り除かれていない。この場合には、自動投入器2が再投入しても直ちに遮断機構部1aが動作して電路を遮断し、以降の再投入を中止する。すなわち、電源を再投入してから設定時間内(例えば5秒以内)に、遮断機構部1aが動作して電路を遮断した場合には、制御部2bは、電路等の異常が解消されていないと判定し、再投入動作を中止するという制御をする。
また、再投入したものの、負荷機器の過電流が解消していない場合等は、設定時間を経過した後再び遮断機構部1aが動作してトリップ状態となり、再投入を繰り返す場合も、前記原因は取り除かれていないので、所定時間内に所定回数(例えば30分間に5回)を超えた場合に、制御部2bは、電路等の異常が解消されていないと判定し、再投入動作を中止するという制御をする。
上記したような再投入を中止した場合には、制御部2bに設けられた出力部2fより、再投入異常信号を外部(例えば監視センター25等)に出力するようになっている。この再投入異常信号は、例えばステップ信号や、パルス信号である。なお、制御部2bに通信手段を設け、再投入異常信号を電文にして、出力部2fから出力するようにしてもよい。このとき、再投入異常信号は電源を再投入してから、設定時間内に遮断機構部1aが動作してトリップ状態となり、再投入を中止したものであるか、一定時間を経過して電源を再投入したが、再投入を繰り返す場合で、所定時間内に所定回数を超え、再投入を中止したものであるかを区別できるようにする。
自動投入装置の外部に出力された再投入異常信号は、専用回線、汎用回線で監視センター25等の外部に送られる。再投入異常信号を電文にして出力する場合にはインターネット等のネットワーク通信、無線LAN等であってもよい。このような、再投入異常信号を外部に出力する送信手段により、自動投入装置から遠隔に離れた監視センター25等で、自動投入装置の作動状況を把握することが可能となる。なお、再投入異常信号を外部に出力する送信手段は単に外部にリード線が出力部2fより引き出され、ランプ等が点灯するものであってもよい。
さらに、再投入を中止した場合には、制御部2bに接続された表示部は、再投入してから設定時間内に遮断機構部1aが動作してトリップ状態となり、再投入を中止した場合には、「H」と表示する。また、一定時間を経過して再投入したが、再投入を繰り返す場合で、所定時間内に所定回数を超え、再投入を中止した場合に「P」と表示する。
上記したような自動投入装置の電源側には避雷器3が接続されている。避雷器3は主に、ヒューズ3a、バリスタ3b、放電器3cから構成されている。2個のヒューズ3aが、2極の電源側端子1bとそれぞれ電気的に接続し、2個のバリスタ3bがそれぞれ2個のヒューズ3aと電気的に接続している。1個の放電器3cが2個のバリスタ3bと電気的に接続している。放電器3cのバリスタ3bと接続している側と反対側は、アース線11で接地している。
バリスタ3bは、例えば、酸化亜鉛(ZnO)を主成分とし、サージ電圧等のある一定以上の高電圧に対しては低抵抗であるが、一定以下の低電圧に対しては高抵抗を示す非直線性の電流電圧特性を有する素子である。雷サージ等が発生し、ある一定以上の異常電圧の電圧がバリスタに印加した場合には、バリスタ3bが低抵抗となって、バリスタ3b内に電流が流れる。
さらに、雷サージ等がバリスタ3bを通過して、ある一定以上の電圧が放電器3cに印加した場合には、放電器3c内で放電して、地中に電流が流れる。放電器3cに電流が流れると、放電器3cに印加する電圧が一定以下となった後も続流が発生するが、前記のバリスタ3bが高抵抗になり、続流が遮断される。なお、本実施形態の放電器3cは、ガス封入型電管である。
このような避雷器3の構成により、雷サージ等が発生し、ある一定以上の電圧が電源側端子1bに印加した場合に、避雷器3内のバリスタ3bや放電器3cに電流が流れ、地中に電流を逃がして、負荷機器20を保護するようになっている。
雷サージが避雷器3を通過すると、バリスタ3bが劣化し、電流電圧特性が悪くなり、続流の遮断がされにくくなる。また、バリスタ3bの劣化が進行すると、電源側端子1b間が短絡状態になってしまう。このため、バリスタ3bと電源側端子1bの間にヒューズ3aを設け、電源側端子間の短絡を防止している。さらに、雷サージにより放電器3cも劣化し絶縁性が悪化する。
第1の実施形態では、避雷器3のアース線11がCT15を貫通して接地している。このCT15は、自動投入器2の入力部2eに接続して、CT15の2次側出力を入力している。雷サージ等により避雷器3から、アース線11に電流が流れると、CT15が電流を検出して制御部2bに入力し、制御部2bは、避雷器3の動作回数を計数する。制御部2bは、CT15による入力が一定値以上所定回数(例えば数百アンペアが5回)を超えたら、避雷器3が「劣化」したと判断する。このように、避雷器の劣化を検出する異常検出手段として、アース線11に流れる電流を検出するCT15を設けることとしたので、確実にかつ簡易に避雷器3の劣化を判断することが可能となる。
上記のように避雷器3が「劣化」と判定されると、避雷器異常情報が出力部2fから外部に出力される。このように、本発明では、避雷器異常情報を、自動投入器2の再投入異常信号を外部に送信する送信手段で外部に送信することとしたので、別途送信手段を設ける必要がなく、コスト高となることがない。また、避雷器異常情報と再投入異常信号を別々の送信手段で、ネットワークを介して送信する場合には、それぞれにアドレスを割り振る必要があり、ネットワーク、通信プログラム等の負担が大きくなるが、本発明では、避雷器異常情報と再投入異常信号を同じ送信手段で送信することとしたので、共通のアドレスで通信することが可能となり、ネットワーク、通信プログラム等の負担が大きくなることがない。
なお、雷サージ等により避雷器3からアース線11に流れる電流の情報のみを前記送信手段で監視センター25等に送信し、監視センター25等で避雷器3の動作回数を計数して「劣化」を判断することとしてもよい。
このように、避雷器異常情報やアース線11に流れる電流の情報を、監視センター25等に送信することとしたので、避雷器3が機能を果たさなくなる前に、避雷器3の「劣化」を外部に知らせ、バリスタ3b等の避雷器3を構成する部品もしくは、避雷器3を交換することが可能となる。また、遠隔地に設けられた自動投入装置の避雷器3を定期的に監視する必要がなく、人件費の大幅な削減が可能となる。
図2に第2の実施形態を示す。一方のヒューズ3aとバリスタ3b間と、他方のヒューズ3aとバリスタ3a間を接続するように、動作表示ランプ3dと、抵抗3eが直列に接続されている。動作表示ランプ3dは、本実施形態では発光ダイオードである。抵抗3eは、ヒューズ3aとバリスタ3b間と、他方のヒューズ3aとバリスタ3a間に、常時微弱電流が流れるように、高抵抗値に設定され、常時動作表示ランプ3dが発光している。ところが、前述したように、バリスタ3bが劣化し、抵抗値が低下した場合には、回路の短絡を防止する為に、ヒューズ3aが溶断する。また、ヒューズ3aは、雷サージが避雷器3の定格を超えるようなものであった場合には避雷器3が劣化していなくても溶断する。このようにヒューズ3aが溶断した場合には、動作表示ランプ3dが消灯して、避雷器3の故障を外部に知らせるようになっている。
第2の実施形態では、ヒューズ3aと電源側端子1bの間の電路が、CT16を貫通するように、CT16が設けられている。このCT16は、入力部2eに接続して、CT16の2次側出力を入力している。このCT16は、一方の電源側端子1b−一方のヒューズ3a−動作表示ランプ3d−抵抗3e−他方のヒューズ3a−他方の電源側端子1bの電路に流れる微弱電流を検出する。なお、CT16は、前記の電路に流れる微弱電流を検出すればいいので、CT16は前記微弱電流の流れる電路間に設けられていていればよく、ヒューズ3aと動作表示ランプ3dの間等に設けられていても差し支えない。
ヒューズ3aが溶断して、前記電路間が無通電となった場合には、CT16により、制御部2bは前記電路が無通電になったことを検出し、制御部2bは、避雷器3が「故障」したと判断する。このように、避雷器の故障を検出する異常検出手段として、前記微弱電流を検出するCT16を設けることとしたので、従来では、ヒューズ3aの溶断による避雷器3の故障を判断することが困難であったが、確実に避雷器3の故障を判断することが可能となった。制御部2bは、前述した再投入異常信号を外部に送信する送信手段で、避雷器異常情報を外部(監視センター25等)に送信する。
図3に、第3の実施形態を示す。この実施形態では、既存の警報出力部3fが設けられていている避雷器3を使用する。警報出力部3fは、避雷器3の劣化情報又は故障情報を、外部に出力するためのものである。本実施形態では、警報出力部3fは入力部2eに接続し、避雷器異常情報は、制御部2bに送られる。
避雷器3の劣化情報又は故障情報が、警報出力部3fから出力された場合、制御部3bは、前述した再投入異常信号を外部に送信する送信手段で、避雷器異常情報を外部(監視センター25等)に送信する。避雷器異常情報を外部に送信するとともに、自動投入器2に設けられた表示部2gに、避雷器異常情報を表示することとしてもよい。このように、避雷器3の劣化を検出する異常検出手段として、既存の警報出力付避雷器の警報出力を使用することとしてもよい。
なお、実施形態の避雷器3は、バリスタ3bと放電器3cから構成されているが、本発明はこのような実施形態に限定されず、バリスタ単体から構成された避雷器にも本発明を適用できるし、バリスタ3bは、酸化亜鉛(ZnO)に限定されず、炭化ケイ素(SiC)等であっても差し支えない。また、避雷器3はブレーカ1の負荷側端子1cに接続されていてもよい。
なお、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせて、避雷器3の劣化と故障の両方を検出することが可能なものとしてもよい。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う自動投入装置もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
第1の実施形態を示す回路図である。 第2の実施形態を示す回路図である。 第3の実施形態を示す回路図である。
符号の説明
1 ブレーカ
1a 遮断機構部
1b 電源側端子
1c 負荷側端子
2 自動投入器
2a 電源部
2b 制御部
2c ソレノイド
2d アーム
2e 入力部
2f 出力部
2g 表示部
2j ヒューズ
3 避雷器
3a ヒューズ
3b バリスタ
3c 放電器
3d 動作表示ランプ
3e 抵抗
3f 警報出力部
5 電源側端子
11 アース線
15 CT
16 CT
20 負荷機器
25 監視センター

Claims (3)

  1. ブレーカと、このブレーカの再投入を自動的に行う自動投入器と、再投入を中止した場合に、再投入異常信号を外部に送信する送信手段を備えたブレーカの自動投入装置において、ブレーカの電源側又は負荷側に接続した避雷器の劣化及び故障の少なくとも一方の情報を検出する異常検出手段によって検出した避雷器異常情報を、前記送信手段で外部に送信することを特徴とする自動投入装置。
  2. 異常検出手段は、避雷器から地中に流れる電流を検出する電流検出センサーであり、この電流検出センサーにより検出された避雷器の動作回数を計数し、所定の動作回数以上は避雷器の劣化であると判断するものであることを特徴とする請求項1に記載の自動投入装置。
  3. 異常検出手段は、避雷器の動作表示ランプの通電電流を検出するセンサーであり、送信手段は通電電流が無通電となった場合に、避雷器の故障であると判断することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の自動投入装置。
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