JP2008131586A - 携帯機器の筐体への部品取り付け構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電話機の筺体2にハンドストラップを取り付けるための携帯電話ハンドストラップ構造に、筺体の端面に設けられた2つ穴2−cの周囲で筺体の内側に構造物として位置する2つの被挿入部2−cと、2つの穴を塞ぎ、一方の穴から他方の穴にハンドストラップを通す穴塞部品1と、穴塞部品を筺体に固定するように穴塞部品と一体で被挿入部に挿入され圧入される挿入部1−aとを備える。
【選択図】図2
Description
しかしながら、この固定のための作業工数の増加、固定されたことの確認作業により、固定作業が煩雑となり、コストアップとなるという問題がある。
上記固定例の他の例として、ハンドストラップを巻きつける部分であるピン(金属の棒)を用いてピンを筺体に圧入(接着)している場合には、ピンを圧入(接着)するために、専用の取り付け工具が必要であるという問題があった。
従来、ストラップを傷めず、ストラップ取付構造が組み付けられる装置本体の大きさに影響を与えず、さらには外観の見栄えの良いストラップ取付構造とするため、ストラップの端部が巻き付けられる棒形状部が略中央を横断するようにして形成された開口部を有するストラップ取付部材を備え、円弧状の凹み部をもつインナー部材の該凹み部の縁部を、ストラップ取付部材の背面側より開口部に嵌め込むことで、凹み部および開口部が、ストラップの端部を棒形状部の下をもぐるようにして開口部の一方から他方へ案内する連通穴を形成し、凹み部の縁部が、開口部の一方のストラップ挿入口および他方の挿出口にあるエッジ部をフラットな面にしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来、撮像素子上に被写体像を結像して画像データを生成するカメラに関し、カメラハウジングから突出するのを防止し、さらにストラップの保護が図られたストラップ取付部を備えるため、ストラップ取付穴が形成されたハウジングと、開口を有するとともにその開口を取り巻いて立設してハウジングの内側からストラップ取付穴に嵌入する立壁を有し、ストラップ取付穴に挿通されたストラップがハウジングのストラップ取付穴壁面に直接に接触するのを防止する保護部材とを備えたものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、従来、筐体における内部スペースの有効利用を図り、もって携帯機器における外観の小型化を達成し得るストラップ取付構造の提供にあるため、ストラップ取付構造は、背面ケースに一対の貫通孔とリブとを形成する一方、前面ケースに一対の貫通孔に臨んで該一対の貫通孔を互いに連通させて取付孔を画成する底壁を設けているものもある(例えば、特許文献3参照)。
さらに、前記穴が前記筺体の端面、正面、背面の少なくとも1つに設けられる。
さらに、前記穴塞部品にはLED、スピーカ、マイクロフォン、カメラの少なくとも1つが搭載される。
さらに、前記2つの穴の縁とハンドストラップを通す前記穴塞部品の開口の縁を合わせる場合に、前記穴塞部品の開口の縁が前記穴の縁よりも内側に出っ張るように形成される。
さらに、前記2つの穴が前記筺体の正面又は背面に位置する場合には、前記2つの被挿入部が前記筺体の正面又は背面に設けられた2つ穴の周囲に位置する。
さらに、従来の接着、溶着不良による部品不良の発生、接着剤、溶着のはみ出しによる2次災害、例えば、他の部品との干渉の発生等の不具合がなくなる。
さらに、ネジ止めの場合と比較して、スペースの有効活用が図れる。
さらに、不要に開けられた穴に対して、内部部品の保護、内部の遮蔽(見えなくする)、異物侵入防止等を行うことが可能になる。
LED(発光ダイオード)、スピーカ、マイクロフォン、カメラを搭載した穴塞部品を筺体の穴に固定する作業が容易になる。
図1は本発明に係る携帯電話ハンドストラップ構造で筺体の端面を外側から見た部分組立斜視図である。本図に示すように、携帯電話機の筺体2の端部の側面には2つの穴2−cが開いており、穴2−cの各々はハンドストラップを通す機能を有する。
筺体2の内側には穴塞部品1が取り付けられ、穴塞部品1は巻付部分2−bを跨ぎ、2つの穴2−cを筺体2の内側から塞ぎ、ハンドストラップをガイドする形状の空間を有するハンドストラップガイド部1−bを備える。
図2は図1の携帯電話ハンドストラップ構造で筺体の端面を内側から見た部分組立斜視図である。本図に示すように、筺体2の内側で2つの穴2−cの両側の周囲には2つの被挿入部2−aが設けられる。被挿入部2−a、挿入部1−aの各々は、挿入部1−aを被挿入部2−aに挿入するための筺体2の構造物である。すなわち、被挿入部2−aの各々の形状は挿入部1−aよりも寸法が小さく設定されているため、挿入部1−aが被挿入部2−aに挿入されると、圧入状態となり、穴塞部品1が筺体2に固定される。
さらに、本図(c)、(d)に示すように、穴塞部品1の筺体2では、ハンドストラップを通す2つの穴2−cの縁と穴塞部品1の開口部の縁を合わせる場合に、穴塞部品1の開口部の縁が穴2−cの縁よりも内側に出っ張るように形成される。ハンドストラップ先端が一方の穴2−cから他方の穴2−cに抜ける際に、他方の穴2−cの位置でハンドストラップの先端が引っかからないように、スムーズに通すことが可能なような形状とするためである。
さらに、従来の接着、溶着作業、ネジ止め作業、検査作業がなくなることにより、コストダウンが図れる。
さらに、ネジ止めの場合と比較して、スペースの有効活用が図れる。
1−a、5−a…挿入部
1−b…ハンドストラップガイド部
2…筺体
2−a、4−a…被挿入部
2−b…巻付部分
2−c、4−b…穴
Claims (9)
- 携帯機器の筐体への部品取り付け構造において、
前記筺体に設けられた穴の周囲で前記筺体の構造物として内側に位置する被挿入部と、
前記穴を塞ぐ穴塞部品と、
前記穴塞部品を前記筺体に固定するように前記穴塞部品と一体で前記被挿入部に挿入され圧入される挿入部とを備えることを特徴とする携帯機器の筐体への部品取り付け構造。 - 前記被挿入部の形状は前記挿入部よりも寸法が小さく設定され、前記挿入部が前記被挿入部に挿入されると、圧入状態となることを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器の筐体への部品取り付け構造。
- 前記穴が前記筺体の端面、正面、背面の少なくとも1つに設けられることを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器の筐体への部品取り付け構造。
- 前記穴塞部品にはLED、スピーカ、マイクロフォン、カメラの少なくとも1つが搭載されることを特徴とする、請求項1に記載の携帯機器の筐体への部品取り付け構造。
- 携帯電話機の筺体にハンドストラップを取り付けるための携帯電話ハンドストラップ構造において、
前記筺体の端面に設けられた2つ穴の周囲で前記筺体の内側に構造物として位置する2つの被挿入部と、
前記2つの穴を塞ぎ、一方の穴から他方の穴にハンドストラップを通す穴塞部品と、
前記穴塞部品を前記筺体に固定するように前記穴塞部品と一体で前記被挿入部に挿入され圧入される挿入部とを備えることを特徴とする携帯電話ハンドストラップ構造。 - 前記被挿入部の形状は前記挿入部よりも寸法が小さく設定され、前記挿入部が前記被挿入部に挿入されると、圧入状態となることを特徴とする、請求項5に記載の携帯電話ハンドストラップ構造。
- 前記2つの穴の縁とハンドストラップを通す前記穴塞部品の開口の縁を合わせる場合に、前記穴塞部品の開口の縁が前記穴の縁よりも内側に出っ張るように形成されることを特徴とする、請求項5に記載の携帯電話ハンドストラップ構造。
- 前記筺体の内側で2つの穴の間に巻付部分が設けられ、前記巻付部分はハンドストラップを巻き付け、その太さは、筺体の厚さよりも大きくなっており、さらに、中空構造となっていることを特徴とする、請求項5に記載の携帯電話ハンドストラップ構造。
- 前記2つの穴が前記筺体の正面又は背面に位置する場合には、前記2つの被挿入部が前記筺体の正面又は背面に設けられた2つ穴の周囲に位置することを特徴とする、請求項5に記載の携帯電話ハンドストラップ構造。
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JP2006317451A JP2008131586A (ja) | 2006-11-24 | 2006-11-24 | 携帯機器の筐体への部品取り付け構造 |
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