JP2008131537A - 論理回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】NMOSTのみを用いたパストランジスタとCMOSインバータを用い、対称性の良い入力特性を有する論理回路を提供すること。
【解決手段】同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、第一および第二のCMOSインバータを有し、一つの入力ノードに接続されるものはNMOSTのゲート、インバータの入力及び二つのNMOSTのドレインであり、他の入力ノードにもそれらと同等な同様なものが接続され、二つのインバータの動作特性の対称性は良く、対称性の良い入力特性を有する論理ゲート回路を構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、パストランジスタを用いた論理回路、特に電気的入力特性が互いに同等である二入力、一出力の論理回路に関する。
本願では電気回路網での回路の結節点をノードと称することにする。当然のことながら、あるノードは二つの役割をすることがある。すなわち、ある一つの回路網の中である一定の機能を有する部分回路網を部分回路と称することにすると、一つのノードにある部分回路の電気信号が出力されるとき(出力ノード)、そのノードにつながる他の部分回路から見るとそのノードは電気信号が入力されるノード(入力ノード)になっていることがある。
また、ノードの名前はそのノードの論理信号(論理値は1または0、論理信号レベルはハイレベルHまたはローレベルLで表す)を表すことにする。
さらにまた、端子とは回路に用いられているトランジスタ、抵抗、容量などの回路素子の、外部との電気的接続のために設けられた電極を言う。電気的には端子がノードを兼ねることがあり得る。また、特に電源が接続されるノードを電源ノード、接地されるノードを接地ノードと称する。
さて、パストランジスタ(パスゲートとも言う、今後「PT」と略称する)とは、少なくとも一つの制御信号入力端子と少なくとも二つの信号出力端子とを有し、制御信号によって、二つの出力端子間の導通、非導通状態を制御する電気的スイッチの具体化形態の一つである。そのトランジスタは一般に絶縁ゲート電界効果トランジスタ(「MOST」という)やバイポーラトランジスタ(BPT)等である。MOSTの場合はそのゲートが制御信号入力端子として用いられ、ドレインとソースが二つの信号出力端子として用いられる。BPTの場合は、ベースが制御信号入力端子として用いられ、コレクタとエミッタが二つの信号出力端子として用いられるが、コレクタとエミッタの特性が同等な、例えばラテラルトランジスタが望ましい。
以下の説明ではMOSTをパストランジスタとして用いた場合を例にとって述べる。ここで「同等」は、「コレクタとエミッタを交換して接続しても回路動作上差が無いように設計されている」という意味で用いる。
このパストランジスタを用いた論理回路(「PTL」という)は従来から良く知られている。例えば、N形のMOST(「NMOST」という)であるT6およびT7、二個をPTとして用い、第16図のように結線する。
図において、T6およびT7のソース(ドレインでも良い)は共通接続されて、かつノードNに接続されている。ノードNを内部出力ノードと称することにする。T6のドレイン(ソース)は入力ノードAに接続され、ゲートは入力ノードBの信号をインバータI1によって反転した信号が印加されている。また、T7のドレイン(ソース)およびゲートは入力ノードBに接続されている。さらに、ノードNはインバータIBuffを通して出力ノードQに接続されている。このIBuffは出力信号が入力ノードに逆流することを防止するためと、入力ノードと出力ノード間に直流電流通路が生じないようにするためのバッファー作用をする。
これらの懸念が無ければ内部出力ノードNを直接他の論理回路の入力ノードに接続することはあり得る。出力ノードQの信号は内部出力ノードNの信号を単に反転したものである。T6およびT7とは反対導電形であるP形のMOST(PMOST)、T8のドレインがノードNに接続され、そのソースは電源VDDに接続され、ゲートは出力ノードQに接続されているが、これは、良く知られている方法の一つであって、ノードNに生じるハイレベルがNMOSTのしきい値電圧程度低下するのを正しいハイレベル(通常はVDDの値に等しくなる)となるように補償するものである。IBuffとT8の組み合わせ回路と同様な動作をする回路をレベル補償付きバッファー回路と称する。
このレベル補償付きバッファー回路は必ずしも必須ではない。すなわち、前述したように内部入力ノードNを他のパストランジスタによる論理ゲート回路の入力ノードと共通にして、従属接続することがある。しかし、論理信号の入力の時刻差によって、後段が前段の動作に影響を与えることがある。したがって、少なくとも最終段の出力にはこれを備えることが望ましい。また、従属接続すると信号経路に入る抵抗がそれだけ増加するので従属接続の段数は制限される。すなわち、段数は経路抵抗増加による信号遅延と、レベル補償付きバッファー回路の遅延とを勘案して決められる。第16図で、インバータI1およびIBuffには当然電力が電源から供給されているが、電源VDDとの接続線および接地との接続線は煩雑になるので省略されている。
入力ノードAおよびBへの信号供給のための回路は、MOSTのうち最小寸法のもので構成された最小のCMOSインバータ(ドライブインバータ)であるとして、その等価抵抗をRとする。パストランジスタT6およびT7は最小のCMOSインバータのNMOSと同じ特性とする。したがって等価抵抗は同じくRである。インバータI1およびIBuffも最小のCMOSインバータで構成されているとする。
この回路の論理値表を図17に示す。RpathはノードNを充放電するための信号経路の全抵抗である。すなわち、入力ノードに信号を供給するためのドライブインバータの等価抵抗とパストランジスタの抵抗との合成抵抗で、電源あるいは接地と内部出力ノードN間の全抵抗である。また、ノードの信号レベルをハイレベル(H)、ローレベル(L)で示し、入力信号に応じて各パストランジスタの導通(オン)、非導通(オフ)の状態も示してある。ハイレベルを論理値の”1”に対応させ、ローレベルを論理値の”0”に対応させると、第16図の回路はいわゆる二入力の論理ゲート回路であるNOR回路を表す。
なお、入力ノードの論理信号の反転信号も利用可能である場合には、NOR回路に限らず、二入力の基本論理操作である、AND、NAND、OR、XOR、XNOR、などの論理ゲート回路や2:1マルチプレクサなどすべてを第16図のようにソースを共通にした二個のPTを用い、それぞれのドレインを論理信号の入力ノードあるいは入力ノードの信号を反転するためのインバータの出力ノードに接続し、かつゲートには相補的な制御信号を印加し、すなわち一方が導通状態のときは他方が非導通状態になるようにした構成で実現できる。制御信号はどちらかの入力論理信号で生成しても良く、あるいは別の論理信号でも良い。
前述のようにPTLは論理回路としては汎用性があり、かつ多様な論理機能を実現することが出来るが、この回路の欠点は入力の電気特性が非対称、例えば第16図で、入力ノードAとBに入力した信号を入れ替えてそれぞれ入力すると、入出力間の過渡応答時間が異なることである。当然、過渡応答時間が小さくなるように結線したいが、この回路を集積回路に実装した場合には、入力ノードAとかBの物理的配置が決まってしまうので、配線の仕方の都合で、必ずしも任意に入れ替えて結線することは出来ず、迂回せざるを得ずに配線遅延が増加したり、他の配線層を用いざるを得ずに配線層の増加を招いたりして、性能の低下や設計コストの増加を招く要因と成る。
また、内部出力ノードを充放電するための電源または接地に接続される電流経路の抵抗が2Rになることも欠点である。インバータと同じ等価抵抗を持った論理回路で入力または出力ノードをドライブすれば経路抵抗は半分のRと成るはずのものであるが、2Rとなってしまうので遅延が2倍程度に増加する。パストランジスタT6およびT7のチャネル幅を大きくしてその抵抗値をRより小さくして、全経路抵抗をRには出来ないが、2Rより小さくすることは出来る。
しかし、T7の抵抗は小さく出来ても、その分ほぼ反比例してゲート容量が増加する。したがって、入力ノードBから見ると負荷容量がそれだけ増加し、入力ノードBの駆動時間が長くなる。また、T6についても同様で、入力ノードAから内部出力ノードNへの経路抵抗は小さくなるが、インバータI1の負荷容量が増加し、その応答速度を遅くする。これらのことを勘案するとパストランジスタT6およびT7のチャネル幅を単に大きくするだけでは必ずしも遅延時間の改善にならないし、前述の入力の非対称性の欠点は無論除去できない。
通常のCMOS論理ゲート回路に対し、パストランジスタを用いた論理ゲート回路は、NMOSTのみを用いるからその論理ゲート回路への入力容量が半分程度になるので高速であることが利点である。また、ソースまたはドレインの寄生容量の方がゲート容量よりもはるかに小さいことも考慮されている。この利点を用いて、更に改良されたパストランジスタを用いた論理回路構成が提案されている。
その一つは下記特許文献1および非特許文献1に記載されている相補形パストランジスタ論理回路(CPL)である。この回路は、すべての論理信号とその反転が利用可能として、ある論理関数の論理操作結果とその反転を同時に出力するように構成されている、いわゆるデュアルレイル論理回路(これに対し、一方のみを出力する論理回路構成をシングルレイルと称する、PTLはシングルレイルである)となっている。この回路は、パストランジスタにPTLと同様NMOSTのみを用いており、かつ相補入力を用いることが出来るので高速ではあるが、パストランジスタ数がシングルレイルのPTLに比べて2倍必要で、回路面積が増大する欠点を有するし、また入力特性が非対称である欠点を有する。
また、次の例は下記の特許文献2および非特許文献2に記載されているデュアルパストランジスタロジック(DPL)なる論理回路がある。これは、入力特性の対称性の良い論理回路構成として提案されているが、前述のCPLでのNMOSTのパストランジスタにさらに相補形のPMOSTのパストランジスタを同数個追加して実現している。DPLはデュアルレイルで用いることを前提にして提案されているが、シングルレイルとして用いることも出来る。しかし、前者の場合はパストランジスタ数がCPLの2倍、後者の場合はPTLの2倍必要で、かつ素子面積がNMOSTより大きく、動作速度の遅くなりがちなPMOSTを多く用いる点で、素子製作の複雑さを増したり、製造コストの増加をもたらしたりする懸念がある。
特開平2−288917号公報 特開平5−235743号公報 IEEE J.SOLID−STATE CIRCUITS、Vol.25、No.2、April1990、pp.388−395 IEEE J.SOLID−STATE CIRCUITS、Vol.28、No.11、November1993、pp.1145−1151、
本発明の課題は、上記欠点を除去し、NMOSTのみを用いたパストランジスタとCMOSインバータを用い、対称性の良い入力特性を有する論理回路を提供することにある。
本発明は以下の特徴を有する論理回路の構成により上記課題を解決する。
まず、同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータを用意する。ここで、「同等な動作特性」とは、「動作特性が同じになるように設計されているが、実際には製法上の種々の要因で動作特性は変動するものの、その変動範囲が回路動作としての許容範囲内にある」と言う意味で用いる。
そこで、第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのゲートを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第一および第二のCMOSインバータの各入力ノードはそれぞれ第一および第二の入力ノードに接続し、第一ないし第四のNMOSTの各ドレインは第一または第二の入力のノード、または、第一または第二のCMOSインバータの出力ノードのいずれか一つに接続し、第一および第二の入力ノードから見たそれぞれの負荷が同等となるように、かつ第一と第二のCMOSインバータのそれぞれの出力ノードの負荷も同等となるようにさらに、必要であれば、内部出力ノードをレベル補償付きバッファー回路の入力ノードに接続し、その出力ノードをこのように構成した論理ゲート回路の出力ノードとする。
このようにすると、第一および第二の入力ノードから見た負荷は同等となり、対称性の良い入力特性の論理回路が得られる。なお、接続の仕方は種々あるが、中には第一の入力ノードと第二の入力ノード間を定常電流が流れたり、常に論理1を出力したりするものが生じる場合は採用しない。上記課題の解決手段である論理回路の具体的に有用な回路構成を以下に示す。
本発明の論理回路は、
構成1:第一および第二の入力ノードと内部出力ノードを有する論理回路であって、同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータを有し、第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのゲートを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第一および第二のCMOSインバータの入力ノードはそれぞれ第一および第二の入力ノードに接続し、第一ないし第四のNMOSTの各ドレインは第一または第二の入力のノード、または、第一または第二のCMOSインバータの出力ノードのいずれか一つに接続し、第一および第二の入力ノードから見た負荷が同等となるように、かつ第一と第二のCMOSインバータのそれぞれの出力ノードの負荷も同等となるように構成する。
構成2:同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータを有し、第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのゲートを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第一および第二のCMOSインバータの入力ノードはそれぞれ第一および第二の入力ノードに接続し、第一および第四のNMOSTのドレインを第一の入力ノードに接続し、第二および第三のNMOSTのドレインを第二の入力ノードに接続する構成とする。さらに必要ならば内部ノードにレベル補償付きバッファー回路の入力ノードを接続する。
構成3:同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータを有し、第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのゲートを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第一および第二のCMOSインバータの入力ノードはそれぞれ第一および第二の入力ノードに接続し、第一および第四のNMOSTのドレインを第二の入力ノードに接続し、第二および第三のNMOSTのドレインを第一の入力ノードに接続する構成とする。さらに必要ならば内部ノードにレベル補償付きバッファー回路の入力ノードを接続する。
構成4:同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータを有し、第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのゲートを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第一および第二のCMOSインバータの入力ノードはそれぞれ第一および第二の入力ノードに接続し、第一および第四のNMOSTのドレインを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第二および第三のNMOSTのドレインを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続する構成とする。さらに必要ならば内部ノードにレベル補償付きバッファー回路の入力ノードを接続する。
構成5:同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータを有し、第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのゲートを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第一および第二のCMOSインバータの入力ノードはそれぞれ第一および第二の入力ノードに接続し、第一および第四のNMOSTのドレインを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第二および第三のNMOSTのドレインを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続する構成とする。さらに必要ならば内部ノードにレベル補償付きバッファー回路の入力ノードを接続する。
構成6:同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータを有し、第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのゲートを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第一および第二のCMOSインバータの入力ノードはそれぞれ第一および第二の入力ノードに接続し、第一のNMOSTのドレインを第二の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのドレインを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのドレインを第一の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのドレインを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続する構成とする。さらに必要ならば内部ノードにレベル補償付きバッファー回路の入力ノードを接続する。
構成7:同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータを有し、第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのゲートを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第一および第二のCMOSインバータの入力ノードはそれぞれ第一および第二の入力ノードに接続し、第一のNMOSTのドレインを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第二のNMOSTのドレインを第二の入力ノードに接続し、第三のNMOSTのドレインを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第四のNMOSTのドレインを第一の入力ノードに接続する構成とする。さらに必要ならば内部ノードにレベル補償付きバッファー回路の入力ノードを接続する。
構成8:第一および第二の入力ノードと内部出力ノードを有する論理回路であって、
同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、
同等な動作特性を有する第一ないし第四のCMOSインバータを有し、
第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、
第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、
第二のNMOSTのゲートを第四のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、
第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
第一ないし第四のNMOSTの各ドレインをそれぞれ第一ないし第四のCMOSインバータの各出力ノードに接続し、第一および第四のCMOSインバータの各入力ノードは第一の入力ノード接続し、第二および第三のCMOSインバータの各入力ノードは第二の入力ノード接続する構成とする。
構成9:第一および第二の入力ノードと部出力ノードを有する論理回路であって、
同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、
同等な動作特性を有する第一ないし第四のCMOSインバータを有し、
第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、
第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、
第二のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、
第四のNMOSTのゲートを第四のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
第一ないし第四のNMOSTの各ドレインをそれぞれ第一ないし第四のCMOSインバータの各出力ノードに接続し、第一および第四のCMOSインバータの各入力ノードは第二の入力ノード接続し、第二および第三のCMOSインバータの各入力ノードは第一の入力ノード接続する構成とする。
上記「課題を解決するための手段」の項の構成1および2の論理回路では、一つの入力ノードに接続されるものはNMOSTのゲート、インバータの入力および二つのNMOSTのドレインであり、他の入力ノードにもそれらと同等な同様のものが接続されている。また、各インバータの負荷が異なれば動作の対称性は必ずしも補償されないが、 上記構成では、それぞれNMOSTのゲートからなる同等な負荷が接続されているので、二つのインバータの動作特性の対称性は良い。したがって、入力特性は同等になっているので、二つの入力を入れ替えても動作特性は変わらない。すなわち、対称性の良い入力特性を有する論理ゲート回路が実現されている。
上記構成3および4の論理回路では、一つの入力ノードにはインバータの入力とNMOSTのゲートとが接続されており、他の入力ノードにもこれらと同等なインバータの入力およびNMOSTのゲートが接続されている。上記構成で各インバータには、それぞれ二つのNMOSTのドレインと一つのNMOSTのゲートからなる同等な負荷が接続されているので、二つのインバータの動作特性の対称性は良い。したがって、二つの入力ノードの入力特性の対称性はやはり良好である。
上記構成1ないし4においては、内部出力ノードNを充放電するための経路抵抗が論理信号の四通りの組み合わせの内、二通りの場合にはR、他の二通りの場合には1.5Rとなるので、平均として(5/4)Rとなる。単純にNMOSTのパストランジスタを二個並列に設ける場合には1.5Rで、本発明の方が内部ノードを充放電する時間が速くなる。
上記構成5および6の論理ゲート回路では、一つの入力ノードに接続されるものはNMOSTのゲート、インバータの入力および一つのNMOSTのドレインであり、他の入力ノードにもそれらと同等な同様のものが接続されている。上記構成で各インバータには、それぞれ一つのNMOSTのドレインと一つのNMOSTのゲートからなる同等な負荷が接続されているので、二つのインバータの動作特性の対称性は良い。したがって、二つの入力ノードの入力特性の対称性はやはり良好である。また、内部出力ノードNを充放電するための経路抵抗が論理信号の四通りの組み合わせ内、すべての場合にRとなる。単純にNMOSTのパストランジスタを二個並列に場合は1.5Rで、本発明の方が内部ノードを充放電する時間が速くなる。
上記構成7および8の論理ゲート回路では、一つの入力ノードに接続されるものはNMOSTのゲート、二個のインバータの入力である。さらに、その二個のインバータのうち、一つのインバータの出力には一つのNMOSTのドレインと一つのNMOSTのゲートが接続され、もう一つのインバータ出力には一つのNMOSTのドレインが接続されている。他の入力ノードにもそれらと同等な同様のものが接続されている。したがって、二つの入力ノードの入力特性の対称性はやはり良好である。また、内部出力ノードNを充放電するための経路抵抗が論理信号の四通りの組み合わせ内、すべての場合にRとなる。単純にNMOSTのパストランジスタを二個並列に場合は1.5Rで、本発明の方が内部ノードを充放電する時間が速くなる。
以上のように入力特性の対称性の良い論理回路が得られるので、これらを用いて、セルライブラリ方式のように基本的な種々の論理機能を有する論理回路を予め設計しておき、それをもとに具体的な集積回路を実現する方式において、セルの入力ノードの物理的配置を区別しなくてよい場合が多いこと(本発明の論理ゲート回路では区別の必要は全くないが、種々の論理回路を構成する上で論理的に区別しなければならない入力ノードが生じることがある)、本発明の論理ゲート回路自体では回路遅延の見積もりは接続の仕方に依存せず同等になること、等により設計が簡単になること、設計ツールの実行時間が短くなること、配線層の制約も軽くなることが期待される。
本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
本発明の第一の実施例を第1図に示す。論理回路は第一および第二の入力ノード(A、B)と内部出力ノードNを有する。同等な動作特性のNMOSTを4個(第一ないし第四、T1、T2、T3、T4)と同等な動作特性のCMOSインバータを2個(第一および第二、I1、I2有する。第一のCMOSインバータの入力ノードは第一の入力ノード(A)に接続され、第二のCMOSインバータの入力ノードは第二の入力ノード(B)に接続される。第一のNMOSTのゲートは第一の入力ノード(A)に接続され、第二のNMOSTのゲートは第一のCMOSインバータ(I1)の出力ノードに接続され、第三のNMOSTのゲートは第二のCMOSインバータ(I2)の出力ノードに接続され、第四のNMOSTのゲートは第二の入力ノード(B)に接続される。さらに、各NMOSTのドレインD1ないしD4をそれぞれ第一の入力ノード、第二の入力ノード、第一のCMOSインバータの出力ノード、第二のCMOSのインバータの出力ノードのいずれかに接続する。図では一例として、D1およびD3の可能性のある接続先をそれぞれ四本の点線で示しており、これら四本の点線の内の一つを選択する。D2およびD4に対しては図が煩雑になるため示していないが、上記と同様である。ただし、その接続先を選択する際に、第一の入力ノードおよび第二の入力ノードから見た負荷がそれぞれ同等となるようにし、かつ第一のCMOSインバータおよび第二のCMOSインバータの出力ノードの負荷がそれぞれ同等になるようにする。
本発明の第二の実施例を第2図に示す。同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOST(T1、T2、T3、T4)と、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータ(I1およびI2)を用意し、T1ないしT4のソースを共通接続して内部出力ノードNとし、T1のゲートを第一の入力ノードAに接続し、T2のゲートをCMOSインバータI1の出力ノードに接続し、T3のゲートを第二の入力ノードBに接続し、T4のゲートをCMOSインバータI2の出力ノードに接続し、CMOSインバータI1の入力ノードは入力ノードAに接続し、CMOSインバータI2の入力ノードは入力ノードBに接続し、T1およびT4のドレインを入力ノードAに接続し、T2およびT3のドレインを入力ノードBに接続する。さらに必要ならば内部出力ノードNにPMOSTのT5のドレインとCMOSインバータIBuffの入力を接続し、IBuffの出力を出力ノードQに接続し、T5のゲートを出力ノードQに接続し、さらにドレインは電源ノードVDDに接続する。回路としての動作を保証するためにPMOSTのT5を流れる電流はNMOSTのT1ないしT4より十分に小さくなるように設定される。このようにT5およびIBuffで構成された回路を本発明ではレベル補償付きバッファー回路と称する。出力ノードQには内部出力ノードNの論理信号が反転された論理信号が出力される。なお、インバータI1、I2およびIBuffには当然電源ノードと接地ノードがあるが、図が煩雑になるので図示していない。なお、内部出力ノードNにおけるハイレベルがT1ないしT4のしきい値電圧だけ低下しても次段の動作に支障がなければ内部出力ノードNを出力ノードとしても良い。以下の実施例でもこの点は同様である。
第3図に、この論理回路の論理値表を示す。入力ノードA、Bおよび内部出力ノードN、出力ノードQのハイレベル、ローレベルのH、LとT1ないしT4の導通(オン)、非導通(オフ)状態、および内部出力ノードNから入力ノードを通って電源ノードあるいは接地ノードに至る経路抵抗Rpathについて、図にしてある。なお、入力ノードA、BはCMOSインバータI1およびI2と同等な動作特性のインバータでそれぞれ駆動されるものとし、インバータの等価抵抗をRとしている。ハイレベルHを論理値の1に、ローレベルLを論理値0に対応させればこの回路はいわゆるNOR回路となる。
第4図は本発明の第三の実施例である。同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOST(T1、T2、T3、T4)と、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータ(I1およびI2)を用意し、T1ないしT4のソースを共通接続して内部出力ノードNとし、T1のゲートを第一の入力ノードAに接続し、T2のゲートをCMOSインバータI1の出力ノードに接続し、T3のゲートを第二の入力ノードBに接続し、T4のゲートをCMOSインバータI2の出力ノードに接続し、CMOSインバータI1の入力ノードは入力ノードAに接続し、CMOSインバータI2の入力ノードは入力ノードBに接続し、T2およびT3のドレインを入力ノードAに接続し、T1およびT4のドレインを入力ノードBに接続する。さらに必要ならば内部出力ノードNにレベル補償付きバッファー回路の入力を接続し、その出力を出力ノードQとする。
第5図に、この論理回路の論理値表を示す。ハイレベルHを論理値の1に、ローレベルLを論理値0に対応させればこの回路はいわゆるNAND回路となる。
第6図は本発明の第四の実施例である。同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOST(T1、T2、T3、T4)と、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータ(I1およびI2)を用意し、T1ないしT4のソースを共通接続して内部出力ノードNとし、T1のゲートを第一の入力ノードAに接続し、T2のゲートをCMOSインバータI1の出力ノードに接続し、T3のゲートを第二の入力ノードBに接続し、T4のゲートをCMOSインバータI2の出力ノードに接続し、CMOSインバータI1の入力ノードは入力ノードAに接続し、CMOSインバータI2の入力ノードは入力ノードBに接続し、T1およびT4のドレインをCMOSインバータI1の出力ノードに接続し、T2およびT3のドレインをCMOSインバータI2の出力ノードに接続する。さらに必要ならば内部出力ノードNにレベル補償付きバッファー回路の入力を接続し、その出力を出力ノードQとする。
第7図に、この論理回路の論理値表を示す。ハイレベルHを論理値の1に、ローレベルLを論理値0に対応させればこの回路はいわゆるOR回路となる。
第8図は本発明の第五の実施例である。同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOST(T1、T2、T3、T4)と、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータ(I1およびI2)を用意し、T1ないしT4のソースを共通接続して内部出力ノードNとし、T1のゲートを第一の入力ノードAに接続し、T2のゲートをCMOSインバータI1の出力ノードに接続し、T3のゲートを第二の入力ノードBに接続し、T4のゲートをCMOSインバータI2の出力ノードに接続し、CMOSインバータI1の入力ノードは入力ノードAに接続し、CMOSインバータI2の入力ノードは入力ノードBに接続し、T2およびT3のドレインをCMOSインバータI1の出力ノードに接続し、T1およびT4のドレインをCMOSインバータI2の出力ノードに接続する。さらに必要ならば内部出力ノードNにレベル補償付きバッファー回路の入力を接続し、その出力を出力ノードQとする。
第9図に、この論理回路の論理値表を示す。ハイレベルHを論理値の1に、ローレベルLを論理値0に対応させればこの回路はいわゆるAND回路となる。
第10図は本発明の第六の実施例である。同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOST(T1、T2、T3、T4)と、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータ(I1およびI2)を用意し、T1ないしT4のソースを共通接続して内部出力ノードNとし、T1のゲートを第一の入力ノードAに接続し、T2のゲートをCMOSインバータI1の出力ノードに接続し、T3のゲートを第二の入力ノードBに接続し、T4のゲートをCMOSインバータI2の出力ノードに接続し、CMOSインバータI1の入力ノードは入力ノードAに接続し、CMOSインバータI2の入力ノードは入力ノードBに接続し、T1のドレインを入力ノードBに、T2のドレインをCMOSインバータI2の出力ノードに、T3のドレインを入力ノードAに、T4のドレインをCMOSインバータI1の出力ノードに、それぞれ接続する。さらに必要ならば内部出力ノードNにレベル補償付きバッファー回路の入力を接続し、その出力を出力ノードQとする。
第11図に、この論理回路の論理値表を示す。ハイレベルHを論理値の1に、ローレベルLを論理値0に対応させればこの回路はいわゆるXOR回路となる。この場合は、経路抵抗Rpathは入力の論理値のすべての組み合わせでRに等しくなるので、より高速動作が期待される。
第12図は本発明の第七の実施例である。同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOST(T1、T2、T3、T4)と、同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータ(I1およびI2)を用意し、T1ないしT4のソースを共通接続して内部出力ノードNとし、T1のゲートを第一の入力ノードAに接続し、T2のゲートをCMOSインバータI1の出力ノードに接続し、T3のゲートを第二の入力ノードBに接続し、T4のゲートをCMOSインバータI2の出力ノードに接続し、CMOSインバータI1の入力ノードは入力ノードAに接続し、CMOSインバータI2の入力ノードは入力ノードBに接続し、T1のドレインをCMOSインバータI2の出力ノードに、T2のドレインを入力ノードBに、T3のドレインをCMOSインバータI1の出力ノードに、T4のドレインを入力ノードAに、それぞれ接続する。さらに必要ならば内部出力ノードNにレベル補償付きバッファー回路の入力を接続し、その出力を出力ノードQとする。
第13図に、この論理回路の論理値表を示す。ハイレベルHを論理値の1に、ローレベルLを論理値0に対応させればこの回路はいわゆるXNOR回路となる。この場合は、経路抵抗Rpathは入力の論理値のすべての組み合わせでRに等しくなるので、より高速動作が期待される。
次に、第四および第五の実施例において、経路抵抗Rpathが1.5Rになる場合があったが、これをすべての場合にRとなるような実施例を第14図および第15図にそれぞれ示す。これらにおいてはCMOSインバータI1およびI2と同等な動作特性のCMOSインバータI3およびI4を追加して用いている。これらの論理ゲート回路ではT1ないしT4のうちどれか二つが必ずオン状態になるが、T1ないしT4のそれぞれのドレインが等価抵抗Rを有するCMOSインバータの出力ノードに接続されているので、内部出力ノードNには2Rなる経路抵抗を有する二つの経路が並列に接続されていることになる。したがって、合成した結果の経路抵抗はRとなる。
第14図は本発明の第八の実施例である。同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOST(T1、T2、T3、T4)と、同等な動作特性を有する第一ないし第四のCMOSインバータ(I1、I2、I3、I4)を用意し、T1ないしT4のソースを共通接続して内部出力ノードNとし、T1のゲートを第一の入力ノードAに接続し、T2のゲートをCMOSインバータI4の出力ノードに接続し、T3のゲートを第二の入力ノードBに接続し、T4のゲートをCMOSインバータI2の出力ノードに接続し、CMOSインバータI1およびI4の入力ノードは入力ノードAに接続し、CMOSインバータI2およびI3の入力ノードは入力ノードBに接続し、T1のドレインをCMOSインバータI1の出力ノードに、T2のドレインをCMOSインバータI2の出力ノードに、T3のドレインをCMOSインバータI3の出力ノードに、T4のドレインをCMOSインバータI4に、それぞれ接続する。さらに必要ならば内部出力ノードNにレベル補償付きバッファー回路の入力を接続し、その出力を出力ノードQとする。この論理回路の論理値表は、経路抵抗Rpathがすべての場合でRとなる以外は第6図と同じであり、いわゆるOR回路の動作をする。
第15図は本発明の第九の実施例である。同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOST(T1、T2、T3、T4)と、同等な動作特性を有する第一ないし第四のCMOSインバータ(I1、I2、I3、I4)を用意し、T1ないしT4のソースを共通接続して内部出力ノードNとし、T1のゲートを第一の入力ノードAに接続し、T2のゲートをCMOSインバータI2の出力ノードに接続し、T3のゲートを第二の入力ノードBに接続し、T4のゲートをCMOSインバータI4の出力ノードに接続し、CMOSインバータI1およびI4の入力ノードは入力ノードBに接続し、CMOSインバータI2およびI3の入力ノードは入力ノードAに接続し、T1のドレインをCMOSインバータI1の出力ノードに、T2のドレインをCMOSインバータI2の出力ノードに、T3のドレインをCMOSインバータI3の出力ノードに、T4のドレインをCMOSインバータI4に、それぞれ接続する。さらに必要ならば内部出力ノードNにレベル補償付きバッファー回路の入力を接続し、その出力を出力ノードQとする。この論理回路の論理値表は、経路抵抗Rpathがすべての場合でRとなる以外は第8図と同じであり、いわゆるAND回路の動作をする。
第14図および第15図において、各入力ノードにCMOSインバータをつけ加えれば、それぞれ第2図および第4図の場合と同じ論理機能の論理ゲートは出来るが、それよりも第14図および第15図の出力にそれぞれ一つのCMOSインバータを付け加えた方がCMOSインバータの数は少なくて済む。
以上は入力ノードの数が二個の場合を示したが、三個以上の場合はそれらを複数個用いて三入力以上でかつ入力特性の対称性の良い論理ゲート回路を構成することが出来る。例えば、三入力のAND回路の場合を第18図に示す。
実施例の第8図あるいは第15図の二入力のAND回路を3個用意し、2個を入力ノード側に用い、これらの出力を残りのAND回路の入力にそれぞれ入力する。入力ノードは四個となるが、三個を入力ノードA、B、Cとして用い、残りの一つのDに、入力を接地したCMOSインバータI5の出力を接続すれば良い。I5は入力特性の対称性を高めるために用いている。すなわち、すべてのノードA、B、C、Dから見た経路抵抗が同じとなるようにしている。他の論理機能を有する回路や入力ノードが3以上の論理回路で入力特性の対称性の良い論理回路は同様な考え方で容易に構成できる。
本発明の第一の実施例である。 本発明の第二の実施例の二入力NOR回路である。 第二の実施例の論理値表である。 本発明の第三の実施例の二入力NAND回路である。 第三の実施例の論理値表である。 本発明の第四の実施例の二入力OR回路である。 第四の実施例の論理値表である。 本発明の第五の実施例の二入力AND回路である。 第五の実施例の論理値表である。 本発明の第六の実施例の二入力XOR回路である。 第六の実施例の論理値表である。 本発明の第七の実施例の二入力XNOR回路である。 第七の実施例の論理値表である。 本発明の第八の実施例の二入力OR回路である。 本発明の第九の実施例の二入力AND回路である。 パストランジスタによる従来の二入力NOR回路である。 本発明を用いた入力特性の対称性の良い三入力以上の論理回路を構成する例を三入力AND回路で説明した図である。 本発明の実施例を用いた対称性の良い入力特性を有する三入力AND回路である。
符号の説明
T1、T2、T3、T4、T6、T7 :N形絶縁ゲート電界効果トランジスタの
パストランジスタ
T5、T8 :P形絶縁ゲート電界効果トランジスタ
I1、I2、I3、I4、I5、IBuff :CMOSインバータ
A、B、C、D :入力ノード
N :内部出力ノード
Q :出力ノード
VDD :電源ノード
GND :接地ノード

Claims (9)

  1. 第一および第二の入力ノードと内部出力ノードを有する論理回路であって、
    同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、
    同等な動作特性を有する第一および第二のCMOSインバータを有し、
    第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、
    第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、
    第二のNMOSTのゲートを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
    第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、
    第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
    第一および第二のCMOSインバータの入力ノードはそれぞれ第一および第二の入力ノードに接続し、
    第一ないし第四のNMOSTの各ドレインは第一または第二の入力のノード、または、第一または第二のCMOSインバータの出力ノードのいずれか一つに接続し、第一および第二の入力ノードから見た負荷が同等となるように、かつ第一と第二のCMOSインバータのそれぞれの出力ノードの負荷も同等となるようにしたことを特徴とする論理回路。
  2. 請求項1において、第一および第四のNMOSTの各ドレインを第一の入力ノードに接続し、第二および第三のNMOSTの各ドレインを第二の入力ノードに接続しことを特徴とした論理回路。
  3. 請求項1において、第一および第四のNMOSTの各ドレインを第二の入力ノードに接続し、第二および第三のNMOSTの各ドレインを第一の入力ノードに接続したことを特徴とする論理回路。
  4. 請求項1において、第一および第四のNMOSTの各ドレインを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第二および第三のNMOSTの各ドレインを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続したことを特徴とする論理回路。
  5. 請求項1において、第一および第四のNMOSTの各ドレインを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第二および第三のNMOSTの各ドレインを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続したことを特徴とする論理回路。
  6. 請求項1において、第一のNMOSTのドレインを第二の入力ノードに接続し、第二のNMOSTのドレインを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第三のNMOSTのドレインを第一の入力ノードに接続し、第四のNMOSTのドレインを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続したことを特徴とする論理回路。
  7. 請求項1において、第一のNMOSTのドレインを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第二のNMOSTのドレインを第二の入力ノードに接続し、第三のNMOSTのドレインを第一のCMOSインバータの出力ノードに接続し、第四のNMOSTのドレインを第一の入力ノードに接続したことを特徴とする論理回路。
  8. 第一および第二の入力ノードと内部出力ノードを有する論理回路であって、
    同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、
    同等な動作特性を有する第一ないし第四のCMOSインバータを有し、
    第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、
    第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、
    第二のNMOSTのゲートを第四のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
    第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、
    第四のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
    第一ないし第四のNMOSTの各ドレインをそれぞれ第一ないし第四のCMOSインバータの各出力ノードに接続し、第一および第四のCMOSインバータの各入力ノードは第一の入力ノード接続し、第二および第三のCMOSインバータの各入力ノードは第二の入力ノード接続したことを特徴とする論理回路。
  9. 第一および第二の入力ノードと内部出力ノードを有する論理回路であって、
    同等な動作特性を有する第一ないし第四のNMOSTと、
    同等な動作特性を有する第一ないし第四のCMOSインバータを有し、
    第一ないし第四のNMOSTのソースを共通接続して内部出力ノードとし、
    第一のNMOSTのゲートを第一の入力ノードに接続し、
    第二のNMOSTのゲートを第二のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
    第三のNMOSTのゲートを第二の入力ノードに接続し、
    第四のNMOSTのゲートを第四のCMOSインバータの出力ノードに接続し、
    第一ないし第四のNMOSTの各ドレインをそれぞれ第一ないし第四のCMOSインバータの各出力ノードに接続し、第一および第四のCMOSインバータの各入力ノードは第二の入力ノード接続し、第二および第三のCMOSインバータの各入力ノードは第一の入力ノード接続したことを特徴とする論理回路。
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