JP2008131352A - 1セグメント信号生成装置及び1セグメント信号生成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な回路構成で、OFDM信号から1セグメントのみを抽出した1セグメント信号を生成することができる1セグメント信号生成装置及び1セグメント信号生成プログラムを提供する。
【解決手段】1セグメント信号生成装置1は、複数のセグメントからなるデジタル放送信号から所定の1セグメントを抽出した1セグメント信号を生成するものであって、FFT手段(高速フーリエ変換手段)3と、1セグ放送検出手段(制御信号検出手段)5と、12セグメントデータ消去手段(1セグメントスペクトル抽出手段)7と、信号再生手段9と、IFFT(逆高速フーリエ変換手段)11と、GI付加手段(ガードインターバル付加手段)13と、を備える構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】1セグメント信号生成装置1は、複数のセグメントからなるデジタル放送信号から所定の1セグメントを抽出した1セグメント信号を生成するものであって、FFT手段(高速フーリエ変換手段)3と、1セグ放送検出手段(制御信号検出手段)5と、12セグメントデータ消去手段(1セグメントスペクトル抽出手段)7と、信号再生手段9と、IFFT(逆高速フーリエ変換手段)11と、GI付加手段(ガードインターバル付加手段)13と、を備える構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、地上デジタル放送信号から1セグメント信号を生成する1セグメント信号生成装置及び1セグメント信号生成プログラムに関する。
従来、地上デジタルテレビジョン放送におけるデジタル放送信号(OFDM信号:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)は全13セグメントからなり、このデジタル放送信号を再送信する再送信システムでは、当該デジタル放送信号を受信して増幅し、全13セグメントのままSFN(Single Frequency Network)で再送信するか、或いは、送信チャンネルを変更して再送信している。これらのようにデジタル放送信号を再送信する場合、いわゆるギャップフィラー(GF:Gap Filler)と呼ばれる装置等の送信設備が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
いずれにせよ、従来のデジタル放送信号の再送信では、全13セグメントをそのまま再送信するものである。なお、デジタル放送信号、すなわち、全13セグメントからなるOFDM信号は、各セグメントを構成する多数のキャリアの直交性を利用した周波数分割多重方式の信号である。
ところで、近年、携帯機器を対象とする地上デジタル放送において、全13セグメントのうち、スペクトルの中央の1セグメントによる携帯機器向け或いは移動体向けの放送サービスが開始されている。この1セグメント放送サービスは、OFDM信号の1セグメントに信号をのせて、携帯機器でテレビ番組の視聴を可能とするものである。
特開2005−341195号公報
しかしながら、地上デジタル放送において、全13セグメントを必要とせず、携帯機器向けの1セグメントのみを必要とする場合、全13セグメントからなるOFDM信号の1セグメント以外の12セグメントのOFDM信号の再送信が必要でないばかりか、この12セグメントのOFDM信号を再送信すると、1セグメント放送サービスのサービスエリア内の携帯機器以外の固定機器において、マルチパスによる等価的なC/N劣化を招くおそれがある。
このマルチパスによる等価的なC/N劣化を防止するために、全13セグメントからなるOFDM信号から、一般的なBPF(Band Pass Filter)によって、携帯機器にとって不必要な12セグメントのOFDM信号を再送信しないように1セグメントのみを抽出しようとする場合、当該OFDM信号が周波数分割多重方式の信号であるため、1セグメントを構成するキャリアとそれ以外のセグメントを構成するキャリアが直交性を維持しつつ周波数領域で互いに重なりあっており、純粋に1セグメントの成分のみを抽出することが原理的にできないという問題がある。
また、OFDM信号から純粋に1セグメントの成分のみを抽出するために、全13セグメントからなるOFDM信号を一旦復調し、この中から当該1セグメントに該当する1セグメントデータのみを再変調する回路を用いることも想定されるが、当該回路が複雑且つ大がかりになるという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、簡単な回路構成で、OFDM信号から1セグメントのみを抽出した1セグメント信号を生成することができる1セグメント信号生成装置及び1セグメント信号生成プログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の1セグメント信号生成装置は、13のセグメントからなる地上デジタル放送の信号から所定の1セグメントの信号を抽出し1セグメント信号を生成する1セグメント信号生成装置であって、高速フーリエ変換手段と、制御信号検出手段と、1セグメントスペクトル抽出手段と、逆高速フーリエ変換手段と、ガードインターバル付加手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、1セグメント信号生成装置は、高速フーリエ変換手段によって、ガードインターバル(GI)が付加されていない又はガードインターバルを取り除いた地上デジタル放送の信号に高速フーリエ変換を施す。つまり、この高速フーリエ変換手段は、時間軸上の離散的な時刻ごとの電圧の変化で表される地上デジタル放送の信号を周波数軸上の離散的な周波数ごとの電圧(スペクトル)に変換する。続いて、1セグメント信号生成装置は、制御信号検出手段によって、高速フーリエ変換手段で変換された周波数スペクトルの中から、所定の制御信号を検出する。この所定の制御信号は、TMCC信号であって、これにより、1セグメント放送の有無を判定する。
そして、1セグメント信号生成装置は、1セグメントスペクトル抽出手段によって、制御信号検出手段で検出された所定の制御信号に基づいて、高速フーリエ変換手段で変換された周波数スペクトルの中から、所定の1セグメントの周波数スペクトルに該当する(当該周波数スペクトルの周波数帯域の中央に存在する)所定帯域の周波数スペクトル信号を抽出する。
そして、1セグメント信号生成装置は、逆高速フーリエ変換手段によって、1セグメントスペクトル抽出手段で抽出された所定帯域のスペクトルに逆高速フーリエ変換を施す。つまり、逆高速フーリエ変換は、周波数軸上の離散的な周波数ごとの電圧(スペクトル)を元の時間軸上の離散的な時刻ごとの電圧の変化で表される地上デジタル放送の信号に変換する。そして、1セグメント信号生成装置は、ガードインターバル付加手段によって、逆高速フーリエ変換手段で変換した変換信号に、当該変換信号の一部であるガードインターバルを付加して1セグメント信号を生成する。
請求項2に記載の1セグメント信号生成装置は、請求項1に記載の1セグメント信号生成装置において、信号再生手段を備える構成とした。
かかる構成によれば、1セグメント信号生成装置は、信号再生手段によって、1セグメントスペクトル抽出手段で抽出された所定帯域の周波数スペクトル信号の各周波数に対応するキャリアの正しい信号点の位置を推定し、各信号点の位置を正しい信号点の位置に戻すことにより、雑音を除去する。なお、信号点配置とは、周波数スペクトルを実数と虚数とで表現し直したI,Qデータを、I軸及びQ軸が直交する図上にプロットしたものである。
請求項3に記載の1セグメント信号生成プログラムは、13のセグメントからなる地上デジタル放送の信号から所定の1セグメントの信号を抽出し1セグメント信号を生成するために、コンピュータを、高速フーリエ変換手段、制御信号検出手段、1セグメントスペクトル抽出手段、逆高速フーリエ変換手段、ガードインターバル付加手段、として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、1セグメント信号生成プログラムは、高速フーリエ変換手段によって、ガードインターバル(GI)が付加されていない又はガードインターバルを取り除いた地上デジタル放送の信号に高速フーリエ変換を施し、制御信号検出手段によって、高速フーリエ変換手段で変換された周波数スペクトルの中から、所定の制御信号を検出する。そして、1セグメント信号生成プログラムは、1セグメントスペクトル抽出手段によって、制御信号検出手段で検出された所定の制御信号に基づいて、高速フーリエ変換手段で変換された周波数スペクトルの中から、所定の1セグメントの周波数スペクトルに該当する所定帯域の周波数スペクトル信号を抽出し、逆高速フーリエ変換手段によって、1セグメントスペクトル抽出手段で抽出された所定帯域のスペクトルに逆高速フーリエ変換を施す。そして、1セグメント信号生成プログラムは、ガードインターバル付加手段によって、逆高速フーリエ変換手段で変換した変換信号に、当該変換信号の一部であるガードインターバルを付加して1セグメント信号を生成する。
請求項1、3に記載の発明によれば、地上デジタル放送において、全13セグメントを必要とせず、携帯機器向けの1セグメントのみを必要とする場合、デジタル放送信号の復調を行うことのない簡単な回路構成により、地上デジタル放送の信号であるOFDM信号から1セグメントのみを抽出した1セグメント信号を生成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、雑音が除去された1セグメント信号を生成することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
(1セグメント信号生成装置の構成)
図1は、1セグメント信号生成装置のブロック図である。この図1に示すように、1セグメント信号生成装置1は、入力されたOFDM信号から、1セグメントからなる1セグメント信号を生成して出力するもので、FFT手段(高速フーリエ変換手段)3と、1セグ放送検出手段(制御信号検出手段)5と、12セグメントデータ消去手段(1セグメントスペクトル抽出手段)7と、信号再生手段9と、IFFT手段(逆高速フーリエ変換手段)11と、GI付加手段(ガードインターバル付加手段)13とを備えている。なお、入力されたOFDM信号は、ガードインターバルが付加されていない13セグメントからなるOFDM信号である。ちなみに、ガードインターバルが付加されていないOFDM信号は、次に示す式で表される。
(1セグメント信号生成装置の構成)
図1は、1セグメント信号生成装置のブロック図である。この図1に示すように、1セグメント信号生成装置1は、入力されたOFDM信号から、1セグメントからなる1セグメント信号を生成して出力するもので、FFT手段(高速フーリエ変換手段)3と、1セグ放送検出手段(制御信号検出手段)5と、12セグメントデータ消去手段(1セグメントスペクトル抽出手段)7と、信号再生手段9と、IFFT手段(逆高速フーリエ変換手段)11と、GI付加手段(ガードインターバル付加手段)13とを備えている。なお、入力されたOFDM信号は、ガードインターバルが付加されていない13セグメントからなるOFDM信号である。ちなみに、ガードインターバルが付加されていないOFDM信号は、次に示す式で表される。
まず、1セグメント信号生成装置1の構成の説明に先立ち、図3を参照してOFDM信号の説明を行う。図3は、周波数を横軸に取った場合のOFDM信号のセグメントの配置を示した図である。OFDM信号は、図3に示すように、周波数全帯域(帯域幅約5.7MHz)の中央にセグメントNo.0が位置し、この左右に順次、セグメントNoが割り付けられており、全13セグメントからなる信号である。
部分受信部は、周波数帯域の中で、周波数の値がちょうど真ん中(中央)の帯域に該当し、携帯機器(部分受信用受信機)が受信できるセグメントである。なお、図3において、CPは基準パイロットとなる周波数信号を示している。これより、図1に戻り、1セグメント信号生成装置1の構成を説明する。
FFT手段3は、入力されたOFDM信号に、高速フーリエ変換(Fast Fourier Transformer)を施すものである。つまり、このFFT手段3は、時間軸上の離散的な時刻ごとの電圧の変化で表されるOFDM信号を、周波数軸上の離散的な周波数ごとの電圧(周波数スペクトル)に変換する。
1セグ放送検出手段5は、FFT手段3で変換された周波数スペクトルの中から、所定の制御信号(TMCC信号)を検出するものである。このTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号は、伝送多重制御を可能にする制御信号である。そして、1セグ放送検出手段5は、TMCC信号の記述に基づいて、入力されたOFDM信号が1セグメント放送サービスを実施しているものか否かを判定し、1セグ放送サービスを実施していると判定した場合には、12セグメントデータ消去手段7に次の処理を実行させ、1セグ放送サービスを実施していると判定しなかった場合には、処理を終了させる。
12セグメントデータ消去手段7は、1セグ放送検出手段5でTMCC信号が検出され、1セグ放送サービスが実施されていると判定された場合に、FFT手段3から出力された周波数スペクトルから、所定の1セグメント(セグメントNo.0の部分受信部)に該当するスペクトル、すなわち、当該周波数スペクトルの周波数帯域の中央に存在する所定帯域のスペクトルを抽出するものである。
なお、この12セグメントデータ消去手段7の実際の構成としては、周波数スペクトルをメモリに格納して必要な周波数スペクトルのみを読み出す構成が挙げられる。例えば、13個のセグメントのデータをセグメントごとにメモリの所定の領域に格納して、所望のセグメントのみを読み出す。また、予め、12セグメントのデータを格納するメモリの領域にデータとして“0”を入れておき(0vとしておく)、この領域の上書きを禁止しておいて後で読み出すことで、読み出した際には、12セグメントのデータは0となり、これにより1セグメントのみを抽出し、他の12セグメントのデータは消去したことになる。
また、この12セグメントデータ消去手段7を、入力端子と出力端子とを備えたケースと、周波数スペクトルの数(キャリアの本数)に相当する配線とで構成し、ケースの入力端子とFFT手段3とを当該配線を介して接続し、出力端子と信号再生手段9とを当該配線を介して接続する。そして、ケース内では、所定帯域の周波数スペクトルに該当する箇所のみ通電するように他の箇所を断線しておく(単なる“箱”で構成する場合、箱の外装部に設けた入出力の端子を箱内部で接続しない)構成が想定される。
なお、この12セグメントデータ消去手段7が周波数スペクトルの周波数帯域の中央に存在する所定帯域のスペクトルを抽出することは、各スペクトルに対応するキャリアに付されたキャリア番号を手がかりにして、所定のキャリア番号のみを抽出することと同義である。
ここで、図2を参照して、12セグメントデータ消去手段7に入力される周波数スペクトルと出力される周波数スペクトルとについて説明する。図2に示した周波数スペクトルは、横軸に周波数f、縦軸に電圧vをとったものである。
この図2に示すように、12セグメントデータ消去手段7に入力される周波数スペクトルは、FFT手段3で高速フーリエ変換が施された13個のセグメントからなるものであり、出力される周波数スペクトルは、周波数帯域の中央に位置するセグメントのみを抽出した1個のセグメントからなるものである。
このように、OFDM信号にFFT手段3で高速フーリエ変換が施されることで、13個のセグメントは、破線で区切ったように周波数軸上で明確に区分けされる。そして、これら13個のセグメントは、12セグメントデータ消去手段7の実際の構成で説明したように、13個のセグメントごとにメモリ(図示せず)の所定の領域に格納することができ、所望の領域(セグメントNo.0の部分受信部のセグメント[図3参照])のみを読み出すことができる。つまり、この場合、周波数帯域の中央に位置するセグメント(ハッチングしたセグメント)以外の図2中左側6個のセグメント及び右側6個のセグメントを読み出さないことで消去している。図1に戻る。
信号再生手段9は、12セグメントデータ消去手段7で消去された1個のセグメントからなる周波数スペクトル信号に含まれている雑音を除去するものである。この信号再生手段9は、1個のセグメントからなる周波数スペクトルについて、信号点配置図における各周波数スペクトルに対応するキャリアの正しい信号点の位置を推定し、当該信号点配置図の各信号点の位置が正しい信号点の位置からずれている場合に、このずれを雑音とみなし、各信号点の位置を対応する正しい信号点の位置に戻すことで、当該雑音を除去するものである。なお、この信号再生手段9は、1セグメント信号生成装置1の必須の構成ではなく、当該装置1は当該手段9がなくても、1セグメント信号を生成することができる。
信号点配置図は、周波数スペクトルを実数と虚数とで表現し直したI,Qデータを、I軸及びQ軸が直交する図上にプロットしたものである。ここで、信号点配置図の例及び雑音を含む信号点配置図の例を図4に示す。図4(a)は、64QAM変調時の信号点(位相点(64個の点))の位置を示したものである。図4(b)は、64QAM変調時の信号点に雑音が含まれていた場合の信号点の位置を示したものである。
この図4(b)に示したように、信号点の位置が、図4(a)に示した正しい信号点の位置を中心に拡がっており、信号再生手段9では、これら拡がった点について平均を取ることで、正しい位置を推定している(図4(b)に示したそれぞれの升の中で平均を取る)。
また、周波数スペクトルは、I軸成分とQ軸成分とで表されたキャリアごとの電圧値であるので、例えば、I,QデータはA+jBで表される。Aは実数部であり、jBは虚数部である。図1に戻る。
IFFT手段11は、信号再生手段9で雑音が除去された周波数スペクトル信号に、逆高速フーリエ変換を施すものである。つまり、IFFT手段11は、周波数軸上の離散的な周波数ごとの電圧(周波数スペクトル)を、元の時間軸上の離散的な時刻ごとの電圧の変化(変換信号)に変換する。
GI付加手段13は、IFFT手段11で逆高速フーリエ変換した変換信号の一部(1つの信号の末部分)であるガードインターバルを、当該変換信号を構成する各信号に付加するものである。GI付加手段13は、このガードインターバルを付加することで、再送信可能な1セグメント信号を生成して外部に出力する。
この1セグメント信号生成装置によれば、ガードインターバルが付加されていない地上デジタル放送の信号であるOFDM信号を入力し、FFT手段3によって、高速フーリエ変換を施して、周波数スペクトルにしてから、12セグメントデータ消去手段7によって、周波数帯域の中央に位置するものだけを抽出することで、部分受信部の1セグメントに該当する周波数スペクトル信号を取り出して、さらに、IFFT手段11によって逆高速フーリエ変換を施して、変換信号にし、GI付加手段13によってガードインターバルを付加することで、1セグメントのみを抽出した1セグメント信号を生成することができる。
また、この1セグメント信号生成装置1によれば、地上デジタル放送において、全13セグメントを必要とせず、携帯機器向けの1セグメントのみを必要とする際であり、携帯機器と固定機器とが混在し、双方が全13セグメントからなるOFDM信号を受信可能なエリアに、1セグメント信号を再送信する場合に、残りの12セグメントからなるOFDM信号を受信する固定機器に対し、当該固定機器にとって無用となる12セグメントのOFDM信号を無くしているので、マルチパスによる信号劣化を防止することができる。
さらに、この1セグメント信号生成装置1によれば、信号再生手段9によって、雑音が除去された1セグメント信号を生成することができる。
(1セグメント信号生成装置の動作)
次に、図5に示すフローチャートを参照して、1セグメント信号生成装置1の動作を説明する(適宜、図1参照)。
まず、1セグメント信号生成装置1は、FFT手段3によって、入力されたOFDM信号に高速フーリエ変換を施して、周波数軸上の離散的な周波数ごとの電圧である周波数スペクトルを得る(ステップS1)。
次に、図5に示すフローチャートを参照して、1セグメント信号生成装置1の動作を説明する(適宜、図1参照)。
まず、1セグメント信号生成装置1は、FFT手段3によって、入力されたOFDM信号に高速フーリエ変換を施して、周波数軸上の離散的な周波数ごとの電圧である周波数スペクトルを得る(ステップS1)。
続いて、1セグメント信号生成装置1は、1セグ放送検出手段5でTMCC信号を検出する(ステップS2)。そして、1セグメント信号生成装置1は、検出されたTMCC信号の記述に基づいて、1セグ放送が行われているか否かを判定する(ステップS3)。1セグメント信号生成装置1は、1セグ放送が行われていると判定しなかった場合(ステップS3、No)、動作を終了し、1セグ放送が行われていると判定した場合(ステップS3、Yes)、12セグメントデータ消去手段7によって、部分受信部の1セグメントに該当する周波数スペクトルのみを抽出する、すなわち、他の12セグメントの周波数スペクトル(12セグメントデータ)を消去する(ステップS4)。
そして、1セグメント信号生成装置1は、信号再生手段9によって、1セグメントの周波数スペクトルについて、当該周波数スペクトル信号の各周波数スペクトルに対応するキャリアの正しい信号点の位置を推定し、各信号点の位置を正しい位置に配置し直すことで、雑音を除去する(ステップS5)。
そして、1セグメント信号生成装置1は、IFFT手段11によって、信号再生手段9で雑音が除去された周波数スペクトルに、逆高速フーリエ変換を施して変換信号を得る(ステップS6)。その後、1セグメント信号生成装置1は、GI付加手段13によって、IFFT手段11で得られた変換信号にガードインターバルを付加した1セグメント信号を生成して出力する(ステップS6)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、1セグメント信号生成装置1として説明したが、当該装置1の各構成の処理を実行可能に、コンピュータ上で起動する言語で記述したプログラム(1セグメント信号生成プログラム)として構成することも可能である。
1 1セグメント信号生成装置
3 FFT手段(高速フーリエ変換手段)
5 1セグ放送検出手段(制御信号検出手段)
7 12セグメントデータ消去手段(1セグメントスペクトル抽出手段)
9 信号再生手段
11 IFFT手段(逆高速フーリエ変換手段)
13 GI付加手段(ガードインターバル付加手段)
3 FFT手段(高速フーリエ変換手段)
5 1セグ放送検出手段(制御信号検出手段)
7 12セグメントデータ消去手段(1セグメントスペクトル抽出手段)
9 信号再生手段
11 IFFT手段(逆高速フーリエ変換手段)
13 GI付加手段(ガードインターバル付加手段)
Claims (3)
- 13のセグメントからなる地上デジタル放送の信号から所定の1セグメントの信号を抽出し1セグメント信号を生成する1セグメント信号生成装置であって、
ガードインターバルが付加されていない又はガードインターバルを取り除いた地上デジタル放送の信号に高速フーリエ変換を施す高速フーリエ変換手段と、
この高速フーリエ変換手段で変換された周波数スペクトルの中から、所定の制御信号を検出する制御信号検出手段と、
この制御信号検出手段で検出された所定の制御信号に基づいて、前記高速フーリエ変換手段で変換された周波数スペクトルの中から、前記所定の1セグメントの周波数スペクトルに該当する所定帯域の周波数スペクトル信号を抽出する1セグメントスペクトル抽出手段と、
この1セグメントスペクトル抽出手段で抽出された所定帯域の周波数スペクトル信号に逆高速フーリエ変換を施す逆高速フーリエ変換手段と、
この逆高速フーリエ変換手段で変換した変換信号に、当該変換信号の一部であるガードインターバルを付加して前記1セグメント信号を生成するガードインターバル付加手段と、
を備えることを特徴とする1セグメント信号生成装置。 - 前記1セグメントスペクトル抽出手段で抽出された所定帯域の周波数スペクトル信号の各周波数スペクトルに対応するキャリアの正しい信号点の位置を推定し、各信号点の位置を正しい信号点の位置に戻すことにより、雑音を除去する信号再生手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の1セグメント信号生成装置。
- 13のセグメントからなる地上デジタル放送の信号から所定の1セグメントの信号を抽出し1セグメント信号を生成するために、コンピュータを、
ガードインターバルが付加されていない又はガードインターバルを取り除いた地上デジタル放送の信号に高速フーリエ変換を施す高速フーリエ変換手段、
この高速フーリエ変換手段で変換された周波数スペクトルの中から、所定の制御信号を検出する制御信号検出手段、
この制御信号検出手段で検出された所定の制御信号に基づいて、前記高速フーリエ変換手段で変換された周波数スペクトルの中から、前記所定の1セグメントの周波数スペクトルに該当する所定帯域の周波数スペクトル信号を抽出する1セグメントスペクトル抽出手段、
この1セグメントスペクトル抽出手段で抽出された所定帯域の周波数スペクトル信号に逆高速フーリエ変換を施す逆高速フーリエ変換手段、
この逆高速フーリエ変換手段で変換した変換信号に、当該変換信号の一部であるガードインターバルを付加して前記1セグメント信号を生成するガードインターバル付加手段、
として機能させることを特徴とする1セグメント信号生成プログラム。
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