JP2008131325A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光沢面を有する原稿の読み取り時に、原稿の光沢面による「テカリ」を防止可能なスタンド式の画像読取装置を提供する。
【解決手段】外部からの光が原稿台102に載置した原稿10の表面から反射して撮像部101に入射することを防止する半透明の素材からなる反射抑止板103を、原稿台102と一体化または着脱可能な構造で備え、原稿台102に対してヒンジ105により回動自在に反射抑止板103を回動させ、原稿台102となす角度を、90度を超えない角度の範囲内であらかじめ設定した角度と、ほぼ0度の角度と、の二つの角度のいずれかに固定して保持可能とする。原稿台102の上方に位置する撮像部101の横方向の位置を、原稿台102の視野範囲の中心位置よりもいずれかの辺方向に偏って配置する。原稿台102に原稿10を載置すべき範囲を載置範囲104としてあらかじめ設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像読取装置に関し、特に、撮像部に密着させずに、光沢面を有する原稿を読み取るスタンド型のスキャナ装置あるいは書画カメラ装置などの画像読取装置に関する。本発明は、免許証、保険証、クレジットカード、あるいは、写真などの光沢面を有する原稿を読み取る画像読取装置として好適に適用することができる。
一般に、撮像部に原稿を密着させずに、読み取りを行うデスクスタンド型のスキャナ、あるいは、書画カメラ装置などの画像読取装置において、光沢面を有する原稿、例えば、免許証、保険証、クレジットカード、あるいは、写真など、を読み込ませる場合には、原稿の光沢面が、天井光などの室内の照明からの光を反射させて、スタンド式の撮影部あるいは書画カメラのカメラ部などの撮像部に反射光として直接入り込み、読み込んだ画像の原稿面が白く飛んでしまういわゆる「テカリ」現象が生じてしまう。
このため、従来のスタンド型スキャナ装置や書画カメラ装置などの画像読取装置においては、光沢面を有する原稿を読み込ませる場合、当該画像読取装置の読込み視野範囲内で原稿を移動させて、反射による悪影響がない場所を探し出したり、あるいは、当該画像読取装置の上側に光を遮光するための大掛かりなフードを設けたりすることが必要であった。あるいは、場合によっては、反射を起こさない場所へ画像読取装置そのものを移動させることが必要となることもあった。
また、図5に示すように、表面にシボ加工(凹凸模様の加工)を施した透明で薄いフィルムを素材として、光沢面を有する原稿を当該フィルムに挟むように構成したフォルダを使用する方式も、画像読取装置の反射防止策の一つとして一般的に試みられている。図5は、従来の画像読取装置の反射防止手段として透明フィルムを用いる例を示す模式図である。
この方式は、図5(A)、(B)に示すように、光沢面を有する原稿11を読み取る場合、原稿11を、表面にシボ加工を施した透明フィルム12に挟み込んだ状態にした後、図5(C)に示すように、画像読取装置100Bの原稿台102Bの読込み視野範囲内に載置して、読み取るようにするものである。表面が凹凸模様の透明フィルム12に原稿11を挟み込むことにより、原稿11からの反射光が撮像部101Bに直接入り込まないようにすることができる。
さらに、図6に示すように、図5のシボ加工の透明フィルム12の代わりに、例えば、特許文献1の特開2001-255415号公報「導光板」に記載のような硬い半透明アクリル板や半透明ガラスなどの導光板に、さらにシボ加工を表面に施した導光板110を画像読取装置用に用いる方法も、画像読取装置の反射防止策として提案されている。図6は、従来の画像読取装置の反射防止手段として導光板を用いる例を示す模式図である。
図6(A)に示すように、画像読取装置100Cの原稿台102C上にはシボ加工を表面に施した導光板110が回動自在な形式で固着されており、図6(B)に示すように、原稿台102Cの手前側から導光板110を持ち上げて、奥側に回動可能とするために、原稿台102Cの奥側にヒンジを介して固着されている。すなわち、導光板110は、原稿を載置した原稿台102Cに蓋をするいわゆる蓋式の機構を形成している。
光沢面を有する原稿を読み取る場合、図6(B)のように、シボ加工を表面に施した導光板110を回動させて、原稿台102Cを開いた状態にして、原稿を原稿台102C上に載置した後、図6(A)のように、導光板110によって原稿台102Cに蓋をすることにより、原稿を導光板110の下に挟み込んだ状態にして、読み取るようにする。表面が凹凸模様の導光板110に原稿が挟み込まれることにより、原稿からの反射光が撮像部101Cに直接入射しないようにすることができる。
特開2001-255415号公報(第3−4頁)
しかしながら、前述した従来の技術のうち、光沢面を有する原稿を画像読取装置の読込み視野範囲内で移動させるような方法では、室内照明の照明器具と画像読取装置との位置関係によっては、画像読取装置の読込み視野範囲内では、光沢面を有する原稿の読み取り時に、いわゆる「テカリ」を生じさせない位置を見つけ出すことができない場合が生じる。
また、画像読取装置そのものを移動する方法においても、室内照明の照明器具や室内レイアウトによっては、画像読取装置を移動しても、いわゆる「テカリ」を生じさせない場所を、見つけ出すことができないことが生じる。
また、表面にシボ加工を施した透明フィルムによるフォルダを使用するという従来の技術においては、当該フォルダに原稿を挟んだ状態において、当該透明フィルムと原稿の光沢面との間に隙間が存在してしまう場合には、原稿の光沢面で光を強く反射してしまうことに変わりはなく、いわゆる「テカリ」現象を防止することができないという問題がある。
さらに、シボ加工を施した半透明アクリル板や半透明ガラスなどの導光板を原稿台に回動自在に固着して、原稿を下に挟み込むという従来の技術においても、当該導光板と原稿の光沢面との間に隙間が存在してしまう場合には、同様に、原稿の光沢面で光を強く反射してしまうことに変わりはなく、いわゆる「テカリ」現象を確実には防止することができないという問題がある。
また、導光板として硬い半透明アクリル板や半透明ガラスを回動させるためには、ヒンジ部に大きな力を加えることが必要であり、操作性に難があるのみならず、ヒンジ部の機械的強度を高めるような構造設計をすることも必要となってしまう。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、光沢面を有する原稿を読み取る場合、室内照明などの外部からの光が、原稿の表面で反射して、撮像部の光学系に入射することを確実に抑止可能とする反射抑止板を、原稿台に取り付け可能な画像読取装置を提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による画像読取装置は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)原稿を撮像部に密着させずに読み取るスタンド式の画像読取装置において、原稿を載置する原稿台に、外部からの光が前記原稿台に載置した原稿表面から反射して、前記撮像部に入射することを防止する反射抑止板を備えている画像読取装置。
(2)上記(1)の画像読取装置において、前記反射抑止板が、半透明の素材からなっている画像読取装置。
(3)上記(1)または(2)の画像読取装置において、前記反射抑止板が、前記原稿台と一体化した構造として備えられている画像読取装置。
(4)上記(3)の画像読取装置において、前記反射抑止板を、前記原稿台の原稿載置面と90度を超えない角度の範囲内で、あらかじめ設定した角度に固定して保持する機構を備えている画像読取装置。
(5)上記(3)の画像読取装置において、前記反射抑止板を前記原稿台の原稿載置面に対して回動自在とするヒンジ機構と、該ヒンジ機構により前記反射抑止板を回動させて、前記原稿台の原稿載置面となす角度を、ほぼ0度の角度と、90度を超えない角度の範囲内であらかじめ設定した角度と、の二つの角度のいずれかに固定して保持する機構とを備えている画像読取装置。
(6)上記(3)ないし(5)のいずれかの画像読取装置において、前記原稿台に原稿を載置する範囲が、外部からの光が前記原稿台に載置した原稿表面からの反射光として前記撮像部に入射することを防止可能な範囲として、あらかじめ設定されている画像読取装置。
(7)上記(1)または(2)の画像読取装置において、前記反射抑止板が、前記原稿台と着脱自在な構造として備えられている画像読取装置。
(8)上記(7)の画像読取装置において、前記反射抑止板が、原稿を載置する載置板と、外部からの光を遮光するための抑止板とからなっている画像読取装置。
(9)上記(8)の画像読取装置において、前記反射抑止板が、前記抑止板を、前記載置板と90度を超えない角度の範囲内で、あらかじめ設定した角度に固定して保持する機構を備えている画像読取装置。
(10)上記(8)の画像読取装置において、前記反射抑止板が、前記抑止板を前記載置板に対して回動自在とするヒンジ機構と、該ヒンジ機構により前記抑止板を回動させて、前記載置板となす角度を、ほぼ0度の角度と、90度を超えない角度の範囲内であらかじめ設定した角度と、の二つの角度のいずれかに固定して保持する機構とを備えている画像読取装置。
(11)上記(8)ないし(10)のいずれかの画像読取装置において、前記反射抑止板の前記載置板に原稿を載置する範囲が、当該反射抑止板を当該画像読取装置に取り付けた場合に外部からの光が前記載置板に載置した原稿表面からの反射光として前記撮像部に入射することを防止可能な範囲として、あらかじめ設定されている画像読取装置。
(12)上記(7)ないし(11)のいずれかの画像読取装置において、前記反射抑止板を当該画像読取装置に取り付ける際に、当該反射抑止板を前記原稿台の原稿載置面上に載置する画像読取装置。
(13)上記(12)の画像読取装置において、前記反射抑止板を前記原稿台の原稿載置面上に載置する範囲が、当該反射抑止板を当該画像読取装置に取り付けた場合に外部からの光が前記載置板に載置した原稿表面からの反射光として前記撮像部に入射することを防止可能な範囲として、あらかじめ設定されている画像読取装置。
(14)上記(1)ないし(13)のいずれかの画像読取装置において、前記原稿台の原稿載置面の上方に設置される前記撮像部の横方向の位置が、前記原稿台の原稿載置面の中心位置よりも、当該原稿載置面のいずれかの辺方向に偏って配置されている画像読取装置。
本発明の画像読取装置によれば、次のような効果を奏することができる。
第1に、室内の照明環境の如何によらず、画像読取装置(スタンド式スキャナ装置や書画カメラ装置など)の原稿台に反射抑止板を一体化して、あるいは、着脱自在な形式で、備える構造とするとともに、光沢面を有する原稿を載置する原稿台の位置を特定することを可能としているので、原稿の光沢面でいわゆる「テカリ」現象を起こすことがない原稿の載置位置を探し出す手間が不要になるという効果が得られる。
また、第2に、室内の照明環境の如何によらず、画像読取装置(スタンド式スキャナ装置や書画カメラ装置など)を任意の場所で使用しても、光沢面を有する原稿を読み込む際のいわゆる「テカリ」現象を低減することができるので、「テカリ」現象を起こすことがない画像読取装置の設置場所を探し出す手間も不要になるという効果が得られる。
さらに、第3に、従来技術に記載したような、表面にシボ加工を施した透明フィルムに原稿を挟んだり、表面にシボ加工を施した半透明の導光板と原稿台との間に原稿を挟み込んだりするものではなく、原稿の光沢面で直接反射して、画像読取装置(スタンド式スキャナ装置や書画カメラ装置など)の光学系に入射する外部からの光を反射抑止板によって遮光する方式であるので、原稿の光沢面とシボ加工を施した透明フィルムや半透明の導光板との間に生じる隙間を防止する手段を用意する必要はなく、光沢面を有する原稿を読み込む場合であっても、あらかじめ設定されている原稿台上の特定の載置範囲内に原稿を載置するだけで、いわゆる「テカリ」現象を低減した画像を読み取ることができるという効果が得られる。
以下、本発明による画像読取装置の好適実施形態例について添付図を参照して説明する。
(実施例)
本発明による画像読取装置の基本的な構成の一例を図1に示す。図1の画像読取装置100においては、光沢面を有する原稿の一例として免許証(9cm×6cmのサイズ)を読み取る場合を例にとって示している。図1の画像読取装置100は、原稿10を撮像部101(例えば、スタンド式のスキャナ装置におけるスキャナヘッド部)に密着させずに、原稿10を画像として読み取るスタンド式の画像読取装置であって、画像読み取り用の光学系を内蔵する撮像部101に対向する位置にある原稿台102上に原稿10を載置して、撮像部101の光学系からの照射光が原稿10の表面で直接反射した光を撮像部101の光学系に入射する構成であり、外部から入射する光(例えば、室内照明からの光)が、原稿台102上の原稿10の表面で反射して、撮像部101の光学系に入射することを防止するために、半透明の素材からなる反射抑止板103が回動自在な状態で備えられている。
なお、原稿10を載置する原稿台102の上方向に配置される撮像部101の横方向の位置は、原稿台102の原稿載置面(画像読み取り面の視野範囲)のいずれかの辺方向(図1の反射抑止板103の取り付け位置とは反対側の手前側の辺方向)に偏って配置されている。
すなわち、図1(A)に示すように、本発明の一実施例である画像読取装置100は、原稿台102上には、室内照明などの外部からの光の反射を遮光するための反射抑止板103が回動自在な形式で固着されており、図1(B)に示すように、原稿台102の手前側から反射抑止板103を持ち上げて、図1(B)の右側に回動可能とするように、原稿台102の右側の辺に沿ってヒンジ105を介して固着されている。
ここで、図1の画像読取装置100は、図6に示した画像読取装置100Cの場合と類似した構造であるものの、反射抑止板103は、画像読取装置100Cの導光板110とは異なり、原稿を読み取る際に原稿を挟み込むように原稿台102Cに蓋をする形式ではなく、図1(C)に示すように、原稿を読み取る際に、原稿台102からあらかじめ定めた特定の角度(すなわち、外部からの光が入射して原稿10の表面から撮像部101方向に反射することを抑止可能とする反射抑止角度。例えば65度)だけ、回動させた位置で固定・保持させて、撮像部101の光学系からの光が原稿台102上に載置した原稿10に直接照射される状態にして、読み取るようにしている。
また、図1の画像読取装置100の反射抑止板103は、図6の画像読取装置100Cの導光板110とは異なり、原稿のサイズが、免許証、保険証、クレジットカード、あるいは、L判写真などのような小型のものを読み取り対象とする場合、原稿台102の画像読取範囲(視野範囲)と同一のサイズを必要とせず、原稿台102の画像読取範囲(視野範囲)よりも小さいサイズでも十分である。
さらに、図1の画像読取装置100においては、光沢面を有する原稿を載置すべき原稿台102上の範囲を載置範囲104として、あらかじめ特定して指定可能としている。例えば、画像読取装置100の画像読取範囲(視野範囲)が、22cm×32cmの範囲であった場合であって、撮像部101の横方向の位置が、画像読取範囲のいずれかの境界線に偏らせて配置されており、反射抑止角度(すなわち、撮像時に反射抑止板103を回動させて固定した際の原稿台102と反射抑止板103とがなす角度)を65度とした場合、この載置範囲104の領域は、図1(C)に示すように、ヒンジ105側に底辺を有する台形の形状であり、図1(D)に示すように、ヒンジ105側に位置する底辺の長さが32cm、上辺の長さが20cm、高さが13cmの台形状の範囲(図1(C)、(D)のハッチング部分の範囲)となる。
すなわち、このような載置範囲104に収まるように、読み取り対象の免許証(9cm×6cm)を載置すれば、原稿の光沢面でいわゆる「テカリ」現象を起こすことがない状態で、原稿を読み取ることができる。
なお、反射抑止板103は、原稿台102と一体化して固着するようにしても良いし、原稿台102とは着脱自在な構造としても良い。原稿台102と一体化して固着する場合に、表面に光沢面を有する原稿を読み取るために常に反射抑止板103を使用するような場合は、反射抑止板103の反射抑止角度として、一般に、原稿台102とは90度を超えない特定の角度(例えば65度)で固定して保持する機構を設けるようにすれば良い。
一方、原稿台102と一体化して固着する場合であっても、読み取る対象の原稿が、表面に光沢面を有する原稿であったり、光沢がない原稿であったりして、反射抑止板103を使用したり、しなかったりする場合には、反射抑止板103の反射抑止角度として、一般に、原稿台102とは90度を超えない特定の角度(例えば65度)で固定して保持する機構と収納時には原稿台102との角度をほぼ0度とする位置に固定して保持する機構とを有する折畳み構造とすれば良い。
また、反射抑止角度に保持して反射抑止板103を支える構造としては、図1のように、原稿10を載置する原稿台102と反射抑止板103とを一体化して、あるいは、着脱自在とする場合は、原稿台102と反射抑止板103とを嵌合させるような構造としても良いし、あるいは、ヒンジを介して回動自在な2枚の板からなる折り畳み式の2重構造の反射抑止板103の構造とする場合、反射抑止角度の位置にロック機構を備えて、反射抑止板103側の板を回動させて反射抑止角度の位置でロック機構により固定保持するようにしても良い。
さらには、ヒンジを介して回動自在な構造の2枚の板からなる反射抑止板103の構造とした場合、一方の板は原稿10を載置する原稿台を兼ねるようにしても良い。この場合、他方の板が半透明な反射抑止板103としての機能を果たすことになる。なお、原稿台を兼ねる一方の板は、反射抑止角度まで回動させた状態の他方の板(反射抑止板103として機能する板)を支えるために、例えば、撮像部のスタンド式の支柱に組み合わせる構造としても良い。
次に、反射抑止板を画像読取装置と着脱自在な構造とする場合の構造について、その一例を、図2を用いて説明する。図2は、本発明による画像読取装置の基本的な構成の異なる例を説明するための説明図であり、反射抑止板を画像読取装置と着脱自在な構造とする一例を示すものである。図2の画像読取装置100Aにおいては、当該画像読取装置100Aと着脱自在な反射抑止板106として、当該画像読取装置100Aの原稿台102Aに取り付けた際に外部からの光が原稿10の表面から撮像部101A方向へ反射することを遮蔽する機能を果たす抑止板107と、原稿を載置する載置板108との2枚の板からなるフォルダ構造としている。なお、図2の場合も、読み取り対象の光沢面を有する原稿の一例として免許証(9cm×6cm)を読み取る場合を例示している。
図2(A)に示すように、本発明の異なる実施例である画像読取装置100Aに使用する着脱自在な反射抑止板106は、前述のように、折り畳み構造のフォルダ形式であり、免許証用としては、免許証サイズよりも一回り大きい14cm×10cmのフォルダサイズとされ、室内照明などの外部からの光の反射を遮光する抑止板107が原稿10(免許証)を載置する載置板108と回動自在な形式で固着されており、図2(B)に示すように、載置板108の手前側(図2(B)に示す左側)から抑止板107を持ち上げて、奥側(図2(B)に示す右側)に回動可能とするように、載置板108の奥側にヒンジ109を介して固着されている。
また、図2(B)の斜線に示すように、載置板108上には原稿10を載置する載置範囲108aが指定されており、ヒンジ109側(図2(B)に示す右側)に寄せて、10cm×10cmの範囲に収まるように、読み取り対象の原稿10すなわち免許証(9cm×6cm)を載置すれば、原稿10の光沢面でのいわゆる「テカリ」現象を起こすことがない状態で、原稿10を読み取ることができる。
さらに、図2(B)に示すように、載置板108上の載置範囲108aに載置した原稿を読み取る際に、抑止板107は、載置板108からあらかじめ定めた特定の角度(例えば65度)すなわち反射抑止角度だけ、ヒンジ109を介して回動させた位置に固定させるような機構を備えている。
ここで、図2(C)に示すように、反射抑止板106の抑止板107と載置板108との角度がほぼ0度となる折り畳んだ状態から、抑止板107を載置板108からヒンジ109を介して反射抑止角度(例えば65度)だけ回動させて開いた状態で固定保持した後、載置板108上の載置範囲108aに原稿10(免許証)を載置した状態にして、そのまま、図2(D)に示すように、画像読取装置100Aの原稿台102A上の所定の位置(原稿台102Aの右側の辺にヒンジ109を一致させた位置:すなわち、画像読取装置100Aの撮像部101Aと原稿台102Aとの配置が図1に示す画像読取装置100と同一の配置であった場合は、図1に示す原稿台102上の載置範囲104の範囲内にある位置)にセットする。
図2(D)のような状態に反射抑止板106をセットすることによって、撮像部101Aの光学系からの光が原稿台102A上に載置した反射抑止板106上の原稿10に直接照射される状態にされ、原稿10の読み取りを可能とするとともに、外部からの光(例えば室内照明の光)の原稿10の光沢面によって反射した光が撮像部101Aの光学系に入射してくることも防止することができる。
次に、具体的に、図1、2の画像読取装置100、100Aの撮像部(すなわちスキャナヘッド部)101、101Aに対して、室内の照明光が、光沢面を有する原稿10の表面で反射して直接入射しないようにするための条件を求めると次のようになる。ここで、直進性を有する光の進路を遮光する条件を求める場合、原稿10での反射の位置関係を考慮して、仮に、光沢面を有する原稿10を含む平面が光を透過する面と仮定して、室内照明の位置が、撮像部(すなわちスキャナヘッド部)101、101Aとは原稿10を含む平面を挟んで面対称の反対側の位置に存在し、また、反射抑止板103、反射抑止板106の抑止板107の位置も、原稿10を含む平面を挟んで面対称の反対側の位置に存在するものと見なすことができる。
このように、原稿10を含む平面が光を透過する面と仮定して、光の遮光条件を与える座標を求めた後、最後に、原稿を含む平面を透過面ではなく、光を反射する反射面として、原稿を含む平面を挟んで面対称の位置に戻すことによって、実際の遮光用の反射抑止板103、反射抑止板106の抑止板107の実際の座標位置に変換すれば良い。原稿を含む平面に垂直な軸について、原稿を含む平面を原点(0の座標位置)とすると、このような座標変換は、原稿を含む平面に垂直な軸の座標の符号(+、−)を逆にすれば良い。
次に、具体的な数値例を用いてさらに説明する。例えば、図1の画像読取装置100における反射抑止板103の場合について、図3を用いて、まず説明する。図3は、図1の画像読取装置100における反射抑止板103の座標関係を説明するための説明図である。図3において、x,y,zの各座標軸を、それぞれ、図3に示す左右方向、前後方向、上下方向とし、さらに、右方向、後方向、上方向が、それぞれ、正の方向、逆に、左方向、前方向、下方向が、それぞれ、負の方向とする。また、各座標軸の原点は、原稿台102の画像読取範囲(視野範囲)の左端中央とする。
図3に示すように、スタンド式の画像読取装置100における原稿台102の画像読取範囲(視野範囲)は、前述したように、A4サイズの原稿サイズよりも一回り大きい22cm×32cmとしている。また、画像読取装置100の撮像部(スキャナヘッド部)101は、原稿台102上の視野範囲の左端中央(すなわちx軸、y軸それぞれの原点)の上方向(すなわちz軸方向)48cmの位置に備えられて、原稿台102に向かって、原稿読み取り用の光を照射する構造となっているものと仮定する。
すなわち、原稿台102の視野範囲つまり原稿載置面の上方に設置される撮像部101の横方向の位置は、原稿台102の視野範囲つまり原稿載置面の中心位置よりも、当該原稿載置面のいずれかの辺方向(すなわち、反射抑止板103の取り付け位置の反対側のx軸の原点が存在する辺方向)に偏って配置されている。
反射抑止板103を原稿台102上の視野範囲と同一サイズ(22cm×32cm)として、折り畳んで該視野範囲を覆っていた固定状態からヒンジ105を介して回動させて、反射抑止角度まで引き起こして固定した状態になると、撮像部101からの照射光が、反射抑止板103によって遮光されることなく、原稿台102の視野範囲を直接照射可能とするために、必要とする反射抑止角度として、
tan−1(48/22)=65度
以上90度未満の角度とすることが必要であり、ここでは、65度の角度を反射抑止角度とする。
また、図3のA点は、原稿台102の右前方向の角であり、その座標は(22,−16,0)で与えられる。また、B点は、撮像部101の視野を反射抑止板103が遮らないように、反射抑止角度65度の位置で固定した反射抑止板の左前方向の角であり、その座標は、
{(22−22cos65°),−16,22sin65°}
=(12.8,−16,20)
で与えられる。また、C点は、原稿台102が光を透過するものと仮定した場合に、B点の位置と原稿台102の載置面に関して面対称の位置にあり、その座標は(12.8,−16,−20)で与えられる。
また、撮像部101とC点とを結ぶ直線が、原稿台102の載置面と交わる交点D点の座標は、
[12.8×{48/(48+20)},−16{48/(48+20)},0]
=(9,−11,0)
で与えられる。
同様にして、反射抑止角度65度の位置に固定した状態で、y軸が0座標となる反射抑止板103の左中央の位置であるE点の座標は、(12.8,0,20)で与えられ、E点の位置と原稿台102の載置面に関して面対称の位置にあるF点の座標は、(12.8,0,−20)で与えられる。したがって、撮像部101とF点とを結ぶ直線が、原稿台102の載置面と交わる交点G点の座標は、
[12.8×{48/(48+20)},0,0]=(9,0,0)
で与えられる。
つまり、原稿台102から視野範囲(22cm×32cm)と同一サイズの反射抑止板103を回動させて、反射抑止板103自身が映り込まないように、約65度の反射抑止角度で反射抑止板103を固定して保持した場合には、室内天井の如何なる場所に照明装置が存在していようとも、左右方向(すなわちx軸方向)では、右約9cmから右端22cmまでの13cmの範囲に原稿10を載置すれば、また、上下方向(すなわちy軸方向)では、少なくとも原点より上下約10cmの合計20cmの範囲に原稿10を載置すれば、、室内天井の照明装置からの光が原稿台102に載置した原稿面で反射して、撮像部(スキャナヘッド部)101に対して入射することがないものとみなすことができる。
また、図2の画像読取装置100Aの場合のように、反射抑止板106をスタンド式の画像読取装置100A本体と着脱自在にし、画像読取装置100A本体から分離し易くするためには、反射抑止板106の小型化を図る必要がある。光沢面を持つ原稿10として、免許証や保険証などのカードサイズ(9cm×6cm)に限定して、読み取り対象の原稿のサイズを9cm以内に限った場合に、反射抑止板106のサイズを求める方法について、図4を参照しながら次に説明する。図4は、図2の画像読取装置100Aにおける反射抑止板106の座標関係を説明するための説明図である。
図4においても、図3の場合と同様、x,y,zの各座標軸を、それぞれ、図4に示す左右方向、前後方向、上下方向とし、さらに、右方向、後方向、上方向が、それぞれ、正の方向、逆に、左方向、前方向、下方向が、それぞれ、負の方向とする。また、各座標軸の原点は、載置板108の画像読取範囲(視野範囲)の左端中央とする。また、図4においても、図3の場合と同様に、原稿10を含む平面が光を透過する面と仮定して、反射抑止板106のサイズを算出する算出方法について説明する。
画像読取装置100A本体から着脱自在に分離される反射抑止板106の右端(すなわちx軸の奥側の辺端)は、画像読取装置100A本体の原稿台102A上に載置される場合、図2にて説明したように、スタンド式の画像読取装置100Aの原稿台102Aの右端(すなわちx軸の奥側の辺端)に合わせてセットされる。また、画像読取装置100Aの原稿台102Aの視野範囲は、図3の場合と同様に、22cm×32cmであり、画像読取装置100Aの撮像部(スキャナヘッド部)101Aも、図3の場合と同様に、原稿台102A上の視野範囲の左端中央(すなわちx軸、y軸それぞれの原点)の上方向(すなわちz軸方向)48cmの位置に備えられて、原稿台102Aに向かって、原稿読み取り用の光を照射する構造となっているものと仮定する。
すなわち、原稿台102Aの視野範囲つまり原稿載置面の上方に設置される撮像部101Aの横方向の位置は、原稿台102Aの視野範囲つまり原稿載置面の中心位置よりも、当該原稿載置面のいずれかの辺方向(すなわち、反射抑止板106の載置位置の反対側のx軸の原点が存在する辺方向)に偏って配置されている。
ここで、図2(C)、(D)にて説明したように、反射抑止板106の抑止板107を、載置板108上に折り畳んだ状態から、ヒンジ109を介して回動させて反射抑止角度まで引き起こして固定して、原稿10を載置板108上の所定の載置範囲108aに載置した状態で、原稿台102A上の図2で説明したような位置にセットした場合、撮像部101Aからの照射光が、反射抑止板106の抑止板107によって遮光されることなく、載置板108上の載置範囲の載置された原稿10を直接照射可能とするために、必要とする抑止板107の反射抑止角度として、図3の場合と同様に、
tan−1(48/22)=65度
以上90度未満の角度とすることが必要である。ここでは、65度の角度を反射抑止角度とする。
一方、載置板108の所定の載置範囲108aに載置した光沢面を有する原稿(例えば免許証)の高さ方向(すなわち、図4のx軸方向)の幅は、前述の通り、9cmである。したがって、前述のように、原稿台102A上の所定の位置に反射抑止板106の載置板108をセットした場合、原稿10の左辺中央(すなわち、図4のx軸の手前側の辺の中央)の位置を示すI点の座標は
{(22−9),0,0}=(13,0,0)
で与えられる。また、原稿10の右辺中央(すなわち、図4のx軸の奥側の辺の中央)の位置を示すJ点の座標は、(22,0,0)で与えられる。
次に、原稿10を含む平面が光を透過する面であり、反射抑止板106の抑止板107が、原稿10を含む平面の反対側の面対称の位置に配置されていると仮定した場合、原稿10を含む平面に関して面対称に反射抑止角度65度でJ点から傾斜した直線と、撮像部101AとI点とを結ぶ直線の延長線とは、それぞれ、
z = tan65°・x−22tan65°
z = −(48/9)x+48
で与えられ、これらの2つの直線の交点K点の座標は、
(16.3,0,−12.3)
で与えられる。
実際には、原稿10を含む平面で光が反射することを考慮すると、K点の位置と原稿10を含む平面に関して面対称の位置にあるL点の座標は、(16.3,0,12.3)で与えられる。このL点とJ点との間の距離が、反射抑止板106の抑止板107として最低限度確保すべき幅となり、
12.3/sin65°=13.5≒14 (cm)
で与えられる。この幅は、原稿10の長手方向のサイズ(9cm)をカバーするための反射抑止板106の抑止板107の幅を与えている。
同様にして、原稿10の短手方向のサイズ(6cm)をカバーするための反射抑止板106の抑止板107の幅を求めると、10cmとなる。したがって、反射抑止板106の抑止板107のサイズとしては、図2にて説明したように、14cm×10cmと決定することができる。なお、反射抑止板106の載置板108のサイズも、原稿10のサイズよりも一回り大きいサイズであれば如何なるサイズでも良いので、反射抑止板106としての取り扱いの利便性も考慮して、抑止板107と同一のサイズとして良い。
以上に詳細に説明したように、スタンド式の画像読取装置を用いて光沢面を有する原稿を読み取る場合、画像読取装置と反射抑止板とを一体構造としている場合には、図1の画像読取装置100に示すように、例えば2重構造として製作されている原稿台102の一方の板(半透明の素材からなる板)を構成する反射抑止板103を、ヒンジ105を介して回動させて、原稿台102の原稿載置面との間の角度が、反射抑止角度として指定される特定の角度(例えば65度)となる位置に固定して保持する。かくのごとく、反射抑止板103を原稿台102の原稿載置面に対して回動自在とするヒンジ105と、ヒンジ105により反射抑止板103を回動させて、原稿台102の原稿載置面となす角度を、ほぼ0度の角度と、90度を超えない角度の範囲内であらかじめ設定した反射抑止角度と、の二つの角度のいずれかに固定して保持する機構とを備えている。
次に、画像の読み取り対象となる光沢面を有する原稿10を、載置範囲104として定めた原稿台102上の所定の範囲(反射抑止板103を取り付けたヒンジ105側に近接する範囲)内にセットする。しかる後、反射抑止板103を反射抑止角度に保持したままの状態で、撮像部101により原稿10の画像読込みを行う。この結果、原稿10の光沢面でいわゆる「テカリ」現象を起こすことがない状態で、原稿10を読み取ることができる。
また、反射抑止板をスタンド式の画像読取装置と一体構造としないで、着脱自在な構造とする場合には、図2の画像読取装置100Aに示すように、画像読取装置100Aから分離されて折畳まれている反射抑止板106の抑止板107(半透明の素材からなる)を、ヒンジ109を介して回動させて、原稿載置面となる載置板108の間の角度が、反射抑止角度として指定される特定の角度(例えば65度)となる位置に固定して保持する。かくのごとく、反射抑止板106は、抑止板107を載置板108に対して回動自在とするヒンジ109と、ヒンジ109により抑止板107を回動させて、載置板108となす角度を、ほぼ0度の角度と、90度を超えない角度の範囲内であらかじめ設定した特定の反射抑止角度と、の二つの角度のいずれかに固定して保持する機構とを備えている。
次に、画像の読み取り対象となる光沢面を有する原稿10を、載置範囲108aとして定めた載置板108上の所定の範囲(抑止板107を取り付けたヒンジ109側に近接する範囲)内にセットする。そして、抑止板107を反射抑止角度に保持したままの状態で、反射抑止板106を、図1の場合の載置範囲104と同様の原稿台102A上の所定の範囲(図2(D)のように、原稿台102Aの右辺側に近接する範囲)内にセットする。しかる後、反射抑止板106の抑止板107を反射抑止角度に保持したままの状態で、撮像部101Aにより原稿10の画像読込みを行う。この結果、着脱式の反射抑止板106を用いる場合であっても、図1の場合と同様に、原稿10の光沢面でいわゆる「テカリ」現象を起こすことがない状態で、原稿10を読み取ることができる。
(実施例の効果の説明)
前述のような本発明の実施例によれば、室内の照明環境の如何によらず、画像読取装置100、100Aの原稿載置面に反射抑止板103、106を、一体化して、あるいは、着脱自在な形式で、備える構造にするとともに、光沢面を有する原稿10を載置する範囲を載置範囲104、108aとして指定することができるので、原稿10の光沢面でいわゆる「テカリ」現象を起こさずに、画像の読み取りを行うことができる場所を探し出す手間が不要であるという効果が得られる。
また、室内の照明環境の如何によらず、画像読取装置100、100Aを任意の場所で使用したとしても、光沢面を有する原稿10を読み取る際の原稿10の光沢面でのいわゆる「テカリ」現象を低減することができるので、画像読取装置(スタンド式スキャナ装置や書画カメラ装置など)そのものを移動させて、いわゆる「テカリ」を伴うことなく読み込みが可能な場所を探し出す手間も不要であるという効果が得られる。
さらに、従来技術のように、表面にシボ加工を施した透明フィルムに原稿を挟んだり、半透明の導光板と原稿台との間に原稿を挟み込んだりするものではなく、画像読取装置100、100Aの光学系に入射する外部からの光を反射抑止板103、106によって遮光する方式を用いているので、原稿10の光沢面とシボ加工を施した透明フィルムや半透明の導光板との間に生じる隙間を防止する手段を用意する必要はなく、光沢面を有する原稿10を読み込む場合であっても、あらかじめ特定されている原稿台102、102Aの指定位置すなわち載置範囲104、108aの範囲内に原稿10を載置するだけで、いわゆる「テカリ」現象を低減した画像を読み取ることができるという効果が得られる。
以上、本発明の好適実施例の構成を説明した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることは、当業者には容易に理解できよう。
本発明による画像読取装置の基本的な構成の一例を説明するための説明図である。 本発明による画像読取装置の基本的な構成の異なる例を説明するための説明図である。 図1の画像読取装置における反射抑止板の座標関係を説明するための説明図である。 図2の画像読取装置における反射抑止板の座標関係を説明するための説明図である。 従来の画像読取装置の反射防止手段として透明フィルムを用いる例を示す模式図である。 従来の画像読取装置の反射防止手段として導光板を用いる例を示す模式図である。
符号の説明
10 原稿
11 原稿
12 透明フィルム
100 画像読取装置
100A 画像読取装置
100B 画像読取装置
100C 画像読取装置
101 撮像部
101A 撮像部
101B 撮像部
101C 撮像部
102 原稿台
102A 原稿台
102B 原稿台
102C 原稿台
103 反射抑止板
104 載置範囲
105 ヒンジ
106 反射抑止板
107 抑止板
108 載置板
108a 載置範囲
109 ヒンジ
110 導光板

Claims (14)

  1. 原稿を撮像部に密着させずに読み取るスタンド式の画像読取装置において、原稿を載置する原稿台に、外部からの光が前記原稿台に載置した原稿表面から反射して、前記撮像部に入射することを防止する反射抑止板を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置において、前記反射抑止板が、半透明の素材からなっていることを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像読取装置において、前記反射抑止板が、前記原稿台と一体化した構造として備えられていることを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項3に記載の画像読取装置において、前記反射抑止板を、前記原稿台の原稿載置面と90度を超えない角度の範囲内で、あらかじめ設定した角度に固定して保持する機構を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項3に記載の画像読取装置において、前記反射抑止板を前記原稿台の原稿載置面に対して回動自在とするヒンジ機構と、該ヒンジ機構により前記反射抑止板を回動させて、前記原稿台の原稿載置面となす角度を、ほぼ0度の角度と、90度を超えない角度の範囲内であらかじめ設定した角度と、の二つの角度のいずれかに固定して保持する機構とを備えていることを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項3ないし5のいずれかに記載の画像読取装置において、前記原稿台に原稿を載置する範囲が、外部からの光が前記原稿台に載置した原稿表面からの反射光として前記撮像部に入射することを防止可能な範囲として、あらかじめ設定されていることを特徴とする画像読取装置。
  7. 請求項1または2に記載の画像読取装置において、前記反射抑止板が、前記原稿台と着脱自在な構造として備えられていることを特徴とする画像読取装置。
  8. 請求項7に記載の画像読取装置において、前記反射抑止板が、原稿を載置する載置板と、外部からの光を遮光するための抑止板とからなっていることを特徴とする画像読取装置。
  9. 請求項8に記載の画像読取装置において、前記反射抑止板が、前記抑止板を、前記載置板と90度を超えない角度の範囲内で、あらかじめ設定した角度に固定して保持する機構を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項8に記載の画像読取装置において、前記反射抑止板が、前記抑止板を前記載置板に対して回動自在とするヒンジ機構と、該ヒンジ機構により前記抑止板を回動させて、前記載置板となす角度を、ほぼ0度の角度と、90度を超えない角度の範囲内であらかじめ設定した角度と、の二つの角度のいずれかに固定して保持する機構とを備えていることを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項8ないし10のいずれかに記載の画像読取装置において、前記反射抑止板の前記載置板に原稿を載置する範囲が、当該反射抑止板を当該画像読取装置に取り付けた場合に外部からの光が前記載置板に載置した原稿表面からの反射光として前記撮像部に入射することを防止可能な範囲として、あらかじめ設定されていることを特徴とする画像読取装置。
  12. 請求項7ないし11のいずれかに記載の画像読取装置において、前記反射抑止板を当該画像読取装置に取り付ける際に、当該反射抑止板を前記原稿台の原稿載置面上に載置することを特徴とする画像読取装置。
  13. 請求項12に記載の画像読取装置において、前記反射抑止板を前記原稿台の原稿載置面上に載置する範囲が、当該反射抑止板を当該画像読取装置に取り付けた場合に外部からの光が前記載置板に載置した原稿表面からの反射光として前記撮像部に入射することを防止可能な範囲として、あらかじめ設定されていることを特徴とする画像読取装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の画像読取装置において、前記原稿台の原稿載置面の上方に設置される前記撮像部の横方向の位置が、前記原稿台の原稿載置面の中心位置よりも、当該原稿載置面のいずれかの辺方向に偏って配置されていることを特徴とする画像読取装置。
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