JP2008131291A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像素子の画素数を増やすことなく画像の水平解像度及び垂直解像度を向上させた撮像装置を提供することである。
【解決手段】この発明の撮像装置は、光学像を撮像信号に変換する複数の光電変換素子から成るプログレッシブ撮像素子12と、前記撮像信号を正方配列の画像信号に変換する画素配列変換部14とから構成される。そして、前記撮像信号はナイキストドメインを含むもので、このナイキストドメインは斜方配列で構成される。また、前記ナイキストドメインは、水平座標と垂直座標とで互いに独立した位相を有している。
【選択図】 図1
【解決手段】この発明の撮像装置は、光学像を撮像信号に変換する複数の光電変換素子から成るプログレッシブ撮像素子12と、前記撮像信号を正方配列の画像信号に変換する画素配列変換部14とから構成される。そして、前記撮像信号はナイキストドメインを含むもので、このナイキストドメインは斜方配列で構成される。また、前記ナイキストドメインは、水平座標と垂直座標とで互いに独立した位相を有している。
【選択図】 図1
Description
本発明は撮像装置に関し、より詳細には、撮像素子の画素配列を改善した撮像装置に関するものである。
水平転送部の駆動周波数を低減しつつも高精細の動画像が得られる撮像装置に関する技術が、例えば、下記特許文献1に開示されている。この特許文献1に記載された撮像装置は、被写体の像を光電変換するために水平方向及び垂直方向に各々画素として配列された複数の光電変換部を有する撮像素子と、前記撮像素子の水平方向及び垂直方向に隣り合う4画素の電荷を混合して出力するための混合手段とを備え、前記4画素混合後の信号がライン毎にオフセットサンプリングの関係になるように、水平方向の画素混合の組み合わせをライン毎に変化させることを特徴としている。
一方、下記特許文献2には、垂直解像度を損なうことなく、従来に比して2倍の水平解像度を得るカラー固体撮像装置に関する技術が開示されている。このカラー固体撮像装置は、被写体の異なるカラー成分光に感応する感光部が水平読出し方向に規則的に配置されてなる第1および第2のふたつの水平画素列を垂直読出し方向に交互に繰返し配列してなる固体撮像素子を具備し、隣接する前記第1、第2の水平画素列の出力信号列をそれぞれ独立して同時に読出し、得られる2列の信号を処理することによりカラーテレビジョン信号を得るカラー固体撮像装置において、前記第1、第2の水平画素列は空間位相を180゜ずらして交互に繰返し配列されていることを特徴としている。
特開2003−116061号公報
特開昭59−21189号公報
近年、撮像画像の高解像度化が市場より強く求められてきた結果、撮像素子の画素数が従来よりも増加している。ところが、画素数の増加に伴い、画素サイズの微細化と、画素の読み出し速度の高速化とが画質上に悪影響を及ぼす懸念がある。例えば、画素サイズの微細化は、撮像電荷の減少、S/N劣化、スミア発生、ブルーミング発生について不利な要因となり、画素の読み出し速度の高速化は、熱雑音の増加、アナログフロントエンド信号の高帯域劣化に影響を及ぼす。
そこで、画素数を増加させずに画像の高解像度化を実現する技術が求められている。
これに対し、前述した特許文献1に記載の撮像装置では、撮像素子上で画素混合読み出しをすることで画素の読み出し速度を抑制しているものの、画素サイズの微細化による画質上の不利については解決していない。更に、4画素混合後の信号がライン毎にオフセットサンプリングの関係にすることで水平解像度の劣化を防いでいるが、垂直解像度は劣化する。
また、前記特許文献2に記載のカラー固体撮像装置では、第1、第2の水平画素列は空間位相を180°ずらして交互に繰返し配列したことで、画素の読み出し速度一定にて水平解像度を向上させており、また、画素サイズを微細化せずに高解像度化が実現している。しかしながら、特許文献2に記載のカラー固体撮像装置では、水平解像度の向上は実現したが、垂直解像度については向上していない。
したがって本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、撮像素子の画素数を増やすことなく画像の水平解像度及び垂直解像度を向上させた撮像装置を提供することである。
すなわち、請求項1に記載の発明は、光学像を撮像信号に変換し撮像画素を得る複数の光電変換素子から成る撮像素子と、前記撮像信号を正方配列の画像信号に変換する画素配列変換手段と、を具備し、前記撮像信号はナイキストドメインを含み、前記ナイキストドメインは斜方配列であり、前記ナイキストドメインは水平座標と垂直座標とで互いに独立した位相を有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、前記ナイキストドメインの単位配列の配列は、水平方向及び垂直方向に正方配列されるものであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、前記画素配列変換手段は、水平方向の前記各撮像画素を通る互いに平行な直線と、垂直方向の前記各撮像画素を通る互いに平行な直線とで構成される格子に於いて前記撮像画素のない格子点の撮像データを周辺の前記撮像画素から画素補間によって求めるものであり、前記周辺の撮像画素は、前記撮像画素のない格子点と同一線上の水平分解能線から4つの前記撮像画素と、前記撮像画素のない格子点と同一線上の垂直分解能線から4つの前記撮像画素とから成る8つの前記撮像画素で構成されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、前記撮像信号からナイキストドメインを抽出して画素配列変換をする第1の経路の信号と、前記撮像信号から輝度信号を生成する第2の経路の信号と、前記第1の経路の信号と前記第2の経路の信号とを加算処理する加算手段と、を更に具備することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、光学像を撮像信号に変換し撮像画素を得る複数の光電変換素子から成るもので、前記複数の光電変換素子から生成される前記撮像信号が前記光電変換素子毎に独立に読み出し可能であり、前記撮像信号はナイキストドメインを単位配列の中に4つの前記撮像画素以上含み、前記ナイキストドメインを斜方配列にすることで、前記ナイキストドメインは水平座標と垂直座標との双方共に独立した位相を有する撮像素子と、前記斜方配列から成る撮像信号または画像信号を正方配列の画像信号に変換する画素配列変換手段と、を有することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、前記単位配列の配列は、水平方向及び垂直方向に一定周期にて正方配列されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、前記画素配列変換手段は、水平方向の前記各撮像画素を通る互いに平行な直線と、垂直方向の前記各撮像画素を通る互いに平行な直線とで構成される格子に於いて前記撮像画素のない正方格子点の撮像データを周辺の前記撮像画素から画素補間によって求めるものであり、前記周辺の撮像画素は、前記撮像画素のない格子点と同一線上の水平分解能線から4つの前記撮像画素と、前記撮像画素のない格子点と同一線上の垂直分解能線から4つの前記撮像画素と、から成る8つの前記撮像画素であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項5若しくは請求項6に記載の発明に於いて、前記ナイキストドメインは3色以上の画素で構成されており、前記撮像信号からナイキストドメインを抽出するためのナイキストドメイン抽出手段と、前記ナイキストドメインのゲイン調整をするための味付け係数処理手段と、から成る第1の経路の信号と、色毎に画素補間した色毎の画像信号を生成する画素補間演算手段と、前記色毎の画像信号から輝度信号を生成するための輝度信号演算器と、前記輝度信号の階調性を調整するための輝度階調性調整手段と、から成る第2の経路の信号と、前記第1の経路の信号と前記第2の経路の信号とを加算処理する加算手段と、を更に具備することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明に於いて、前記第1の経路の信号は、前記ナイキストドメイン抽出手段の前にホワイトバランス補正手段を有することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の発明に於いて、前記第2の経路の信号は、輝度周波数別にゲイン補正することができるエンハンス補正手段を更に具備することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項8に記載の発明に於いて、前記色毎の画像信号からクロマ信号を生成するためのクロマ信号演算器と、前記クロマ信号の色の濃さを調整するYCバランス調整手段と、を更に具備し、前記YCバランス調整手段は、輝度階調性調整手段による調整値に基づいて輝度信号レベルとクロマ信号レベルとの比率が調整されることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項5若しくは請求項6に記載の発明に於いて、前記ナイキストドメインは緑色の画素で構成されており、前記撮像信号から緑色の画素を抽出するための緑色画素抽出手段と、前記緑色画素のゲイン調整をするための味付け係数処理手段と、から成る第1の経路の信号と、色毎に画素補間した色毎の画像信号を生成する画素補間演算手段と、前記色毎の画像信号から輝度信号を生成するための輝度信号演算器と、前記輝度信号の階調性を調整するための輝度階調性調整手段と、から成る第2の経路の信号と、前記第1の経路の信号と前記第2の経路の信号とを加算処理する加算手段と、を更に具備することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の発明に於いて、前記単位配列は、4画素の緑色画素と、1画素の赤色画素と、1画素の青色画素と、から成る1単位6画素で構成されることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の発明に於いて、前記光電変換素子の上部にはオンチップレンズが形成されており、前記オンチップレンズの上面形状は緑色画素用と赤色画素用または青色画素用との少なくとも2種類以上の形状を有し、前記緑色画素用のオンチップレンズは前記赤色画素用または青色画素用のオンチップレンズよりも面積が小さいことを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項5若しくは請求項6に記載の発明に於いて、前記光電変換素子の上部にはオンチップレンズが形成されており、前記オンチップレンズの上面形状は楕円形または長方円形であり、前記オンチップレンズの中心点は前記ナイキストドメインの各画素の中心点と略一致していることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項5若しくは請求項6に記載の発明に於いて、前記光電変換素子の開口部上面形状は楕円形状または長方円形状であり、前記光電変換素子の開口部の中心点は、前記ナイキストドメインの各画素の中心点と略一致していることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項5若しくは請求項6に記載の発明に於いて、前記光電変換素子の上部にはオンチップレンズが形成されており、前記オンチップレンズの上面形状は角が丸められた長方形状であり、前記オンチップレンズの中心点は前記ナイキストドメインの各画素の中心点と略一致していることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項5若しくは請求項6に記載の発明に於いて、前記光電変換素子の開口部上面形状は角が丸められた長方形状であり、前記光電変換素子の開口部の中心点は前記ナイキストドメインの各画素の中心点と略一致していることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子の画素数を増やすことなく画像の水平解像度及び垂直解像度を向上させた撮像装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1に於いて、この撮像装置10は、光学像を撮像信号に変換するプログレッシブ撮像素子(撮像素子)12と、該プログレッシブ撮像素子12により得られた撮像信号(斜方配列)を画像信号(正方配列)に変換する画素配列変換部(画素配列変換手段)14とより構成されている。
プログレッシブ撮像素子12は、例えば、CCDやMOS型撮像素子等により構成されるものであり、シャッタ方式はグローバルシャッタ方式、ローリングシャッタ方式を問わない。また、プログレッシブ撮像が得られるものであれば、読み出し方式はインタレース読み出し方式、複数フィールドに跨る読み出し方式、ライン単位読み出し方式を問わない。更に、このプログレッシブ撮像素子12は、動画用、静止画用、計測用を問わないものである。
次に、図1に示されたプログレッシブ撮像素子12の画素配列の詳細について説明する。
図2(a)は一般的な撮像素子であって、正方配列による画素配列の一部を拡大して示した図、図2(b)は一般的な撮像素子であって、六角配列による画素配列の一部を拡大して示した図、図2(c)は本実施形態によるプログレッシブ撮像素子の斜方配列の一部を拡大して示した図である。また、図3は、図2(c)に示された斜方配列と同じ画素配列であるが、単位配列上に補助線が引かれており、4画素から成る単位配列が4単位あることを示している。
図2(a)〜(c)に於いて、複数の水平分解能線20と垂直分解能線21上に、それぞれ画素16a、17a、12aが配列されて、撮像素子16、17、12を構成している。
改めて図2(c)に着目すれば、単位配列にある4画素は水平座標と垂直座標との双方共に独立した位相を有する斜方配列であることを特徴としている。
図2(c)に示される、斜方配列から成る画素は、ナイキストドメインの役目を義務付けられている。このナイキストドメインとは、限界解像度を生成する輝度サンプリング画素のことである。本実施形態の撮像信号は、ナイキストドメインから出力される画素信号と、ナイキストドメインではない画素から出力される画素信号とから成っている。ここで、ナイキストドメインではない画素の有無は問わない。
図2(c)に示される撮像素子12は、ナイキストドメインではない画素が撮像素子上には無い一例である。また、この撮像信号のナイキスト周波数は、撮像装置の中にある画像処理で用いられる画像信号のナイキスト周波数と、必ずしも一致してなくても良く、撮像装置から最終的に出力される映像信号のナイキスト周波数と必ずしも一致してなくとも良い。何故ならば、本実施形態の撮像装置に於ける撮像信号の水平垂直解像度は、撮像装置から出力される映像信号の水平垂直解像度に必ずしも反映させなくても、例えば、撮像装置から出力される映像信号の輝度周波数変調度特性に反映させても良いからである。
次に、ナイキストドメインの画素配列が水平解像度と垂直解像度とに密接に関係することについて説明する。
図2(a)に示される正方配列、図2(b)に示される六角配列、図2(c)に示される斜方配列は、何れも撮像素子の一部である16画素を拡大して示しているもので、平面の解像度(dpi)については、図2(a)〜(c)で略一致している。ところが、同じ16画素であるにも関わらず、図2(a)は4本の水平分解能線20と4本の垂直分解能線21とから成り、図2(b)は8本の水平分解能線20と4本の垂直分解能線21とから成り、更に図2(c)では8本の水平分解能線20と8本の垂直分解能線21とから成ることがわかる。水平分解能線20は限界水平解像度の基となるものであり、垂直分解能線21は限界垂直解像度の基となるものであるので、同じ画素数でも画素配列によって水平解像度と垂直解像度とが異なることがわかる。
つまり、図2(c)に示される本発明一実施形態による斜方配列は、図2(a)に示される一般的な正方配列と比べると、平面の解像度は略一致であるのにも関わらず、水平解像度と垂直解像度とが向上していることがわかる。また、図2(c)に示される斜方配列と図2(b)に示される一般的な六角配列とを比較してみても、図2(c)に示される斜方配列の方が垂直解像度の向上があることがわかる。
尚、斜方配列の具体的な配列形状については、図2(c)に示されるものに限られるものではなく、水平座標と垂直座標との双方共に独立した位相を有する斜方配列であれば良い。また、図2(c)では画素の形状を楕円形にしているが、長方円形、角丸長方形であっても良い。
図2(c)に示される画素の形状については、光電変換素子の形状の一例としても良いし、光電変換素子の開口部の形状の一例としても良く、光電変換素子の上部に設置されるオンチップレンズの形状の一例としても良い。
また、図3に示される撮像素子では単位配列上に補助線12bが引いてあり、それぞれ4画素から成る単位配列が示されている。斜方配列を必要としているのは、限界解像度を生成するナイキストドメインを形成するためであり、限界解像度を生成しない単位配列の配列には斜方性は持たせず正方配列としても良い。例えば、低周波輝度成分から成る左上から右下に向かう線状の第1の被写体と、第1の被写体と垂直座標軸に対して線対称であり低周波輝度成分から成る右上から左下に向かう線状の第2の被写体とで画質が変わるのは不自然だからである。
図3に示されるように、単位配列の配列を正方配列にすれば、低周波輝度成分と中周波輝度成分とから成る被写体については、一般的な正方配列のものと画質的にも変わらないことを特徴としている。
次に、平面の解像度をそのままに、水平解像度と垂直解像度とを向上させることについての画質的な意味合いについて補足説明する。
先ず、人間の視覚特性上に於いて、水平方向と垂直方向の解像度及び変調度(周波数別コントラスト)が、斜め方向の解像度及び変調度よりも敏感であることが挙げられる。これは、水平解像度と垂直解像度とを斜め解像度よりも優先的に向上させた方が、人間の視覚特性上では画像に解像感が感じられることを意味する。
他の理由としては、以下のことが挙げられる。すなわち、被写体の構図について述べれば、自然界にある被写体を対象に映像(または写真画像)の構図(デザイン)を無視してランダムな画枠にて撮像したならば、輝度信号の水平成分と垂直成分と斜め成分とについて、確率統計上では360°全方向平等に分布するはずである。しかし、被写体の構図を考えて撮像するならば、水平または垂直方向に被写体を揃えた構図を採ることが多い。例えば、ビル街を撮像するならば、ビルが空に向かっておおよそ垂直に建つような構図を採るのが普通である。このことは、被写体に直線部を有しない場合に於いても、人間の視覚機能の中で、被写体に直線部に相当するようなガイドラインを思い描いて、そのガイドラインが水平方向または垂直方向と略一致するような構図を採ることが多い、ということからわかる。
次に、図1に示された画素配列変換部14の一例について説明する。
図4は、水平分解能線と垂直分解能線を正方格子に見立てて、撮像画素のない格子点について画素補間する手法の一例を示したものである。
図4に示される黒点23に着目して説明すると、この黒点23を中心とした水平分解能線20上に、黒点23を挟んだ形でそれぞれ上下に2点ずつ、同図に斜線で示されている画素24が存在することがわかる。また、黒点23を中心として、垂直分解能線21上に、それぞれ左右に2点ずつ、同図に斜め格子状に示される画素25が存在している。つまり、図4には、黒点23は撮像画素のない格子点の1つであり、黒点23と同一線上の水平分解能線20から4つの画素24と、黒点23と同一線上の垂直分解能線21から4つの画素25の合計8画素から画素補間する一例が示されている。
このようにして、撮像画素のない格子点の全てについて画素補間することで、画素配列変換が達成される。
ここで、図5を参照して、前述した画素配列変換部14の具体的な画素補間演算式について一例を説明する。
図5には、sinc関数による画素補間を応用した手法が示されている。ここでは、sinc関数の代わりに3次多項式で近似した関数h(t)を用いている。この関数h(t)は、対象となる補間画素の相関パラメータ係数に用いる。
ここで、tは距離の変数であり、t=1であれば、補間すべき黒点から1画素分離れていることを指す。
ここで、fx1 ,fx2 ,fx3 ,fx4 はI(x,y) の垂直分解能線上にある左右近隣2画素ずつの画素値であり、fy1 ,fy2 ,fy3 ,fy4 はI(x,y) の水平分解能線上にある上下近隣2画素ずつの画素値である。
尚、画素補間演算式の例は、前述してきたようなsinc関数に限られるものではなく、また、いろいろな変形が考えられる。例えば、x項とy項とで画像の形状判断からx,y比率を算出する手法や、水平及び垂直方向からだけではなく、周辺の斜め方向からの画素補間も含めて用いる手法等も考えられる。図5に示されるt1 ,t2 ,t3 ,t4 は一例として、図4に示された黒点23と同一線上の水平分解能線20から斜線で示される4つの画素24について代入したものであり、t1 ,t2 ,t3 ,t4 は図4に示された黒点23と同一線上の垂直分解能線21から斜め格子の4つの画素25について代入する際にも用いられる。
画素補間演算パラメータは、一例として、図6に示されるように、A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,Lの計12種類のパターンを具備すると良い。また、撮像画素のある格子点の取り扱いの一例としては、実画素の値をそのままに画素値としても良いし、周辺画素に任意の重み付け係数を乗算した値と相関を持たせても良い。
但し、行列内のパラメータは16進数で示しており、00〜7Fhex を正のパラメータ、FF〜80hex を負のパラメータとし、7Fhex =0.5dec で正規化している。
前述した図4乃至図6、及び前記(1)〜(4)式に示されるように、撮像信号(斜方配列)が、画素配列変換部14により画素密度4倍の正方格子上の全ての画素に於いて画素値が記入され、画像信号(正方配列)として出力されるに至る。
次に、本実施形態に於ける撮像装置を、RGB単板(YH 処理)式の撮像装置へ応用した例について説明する。
図7はRGB単板(YH 処理)式の撮像素子について画素配列の一部を拡大して示すものであり、図8はRGB単板(YH 処理)式の撮像装置へ応用した一例の構成を示すブロック図である。
図8に於いて、この撮像装置30は、図7に示された撮像素子31と、ホワイトバランス補正部32と、ナイキストドメイン抽出部33と、画素配列変換部34と、味付け係数処理部35と、画素補間演算部36と、輝度信号演算器37と、輝度階調性調整部38と、エンハンス補正部39と、加算器40と、クロマ信号演算器43と、YCバランス調整部44と、より構成されている。
前記ホワイトバランス補正部32は、RGB各色にゲインを掛けて(但し、G色は1倍に固定としても良い)RGB各色の信号レベルを揃えるものである。ナイキストドメイン抽出部33は、前記RGB各色に拘らず実画素をナイキストドメインYH として抽出するためのものである。また、画素配列変換部34は、ナイキストドメイン(斜方配列)をナイキストドメインの画像信号(正方配列)に変換するものである。味付け係数処理部35は、前記ナイキストドメインにゲインの微調整を行うためのものである。
前記画素補間演算部36は、前記RGB各色に於いてナイキストドメインの画像信号(正方配列)と同一の正方格子上にそれぞれ画素補間するための演算を行う。輝度信号演算器37は、前記画素補間演算部36から出力されるRGB各色信号を輝度マトリクス演算して輝度信号を生成するためのものである。輝度階調性調整部38は、前記輝度信号の階調性を調整するためのものである。エンハンス補正部39は、輝度周波数毎に変調度の補正を実施するための補正部である。そして、加算器40は、前記エンハンス補正部39より出力される経路2から成る輝度信号に、前記味付け係数処理部35から出力される経路1から成るナイキストドメイン信号を加算する。
前記クロマ信号演算器43は、RGB各色信号からクロマ信号を演算するためのものであり、YCバランス調整部44は輝度階調性に基づいて色の濃さを調整するためのものである。
尚、図8に示される画素配列変換部34は、図1の画素配列変換部14と等価である。ナイキストドメイン抽出部33では、RGB各色がホワイトバランス補正されており、色の区別なくナイキストドメインYH として、限界解像度を生成する輝度サンプリングYH として処理される。
一方で、図8に示される画素補間演算部36では、RGB各色についてそれぞれ画素補間され、RGB各色をマトリクス演算して輝度信号とクロマ信号とにそれぞれ演算される。この画素補間演算部36には、バイリニア補間や周辺16画素を用いたバイキュービック補間等が考えられる。
このように、第1の実施形態によれば、撮像素子の画素数を増やすことなく画像の水平解像度及び垂直解像度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態のRGB単板(G処理)式の撮像素子について、画素配列の一部を拡大して示すものであり、G画素を若干短くすることでR画素、B画素のスペースを確保している。
この撮像素子31aでは、R画素、B画素は、G画素よりも画素数が少ない。したがって、R画素用、B画素用のオンチップレンズまたは開口部は、G画素用よりも面積が大きい方が良い。ナイキストドメインをG画素のみから得るG処理式の撮像装置では、R画素、B画素からはナイキストドメインを抽出することはないので、R画素、B画素を画素配列変換後の格子点に置くことに拘らない。図9に示される画素配列では、G画素のみに着目すれば、図2(c)と同じ斜方配列であり、それにR画素とB画素を添加した6画素を単位配列としていることを特徴としている。
図10は、RGB単板(G処理)式の撮像装置へ応用した一例の構成を示すブロック図である。
図10に於いて、この撮像装置45は、図9に示された撮像素子31aと、ホワイトバランス補正部32と、G色(緑色)の実画素をナイキストドメインGとして抽出するための緑色画素抽出部46と、緑色画素(斜方配列)をナイキストドメインの画像信号(正方配列)に変換する画素配列変換部47と、味付け係数処理部35と、画素補間演算部36と、輝度信号演算器37と、輝度階調性調整部38と、エンハンス補正部39と、加算器40と、クロマ信号演算器43と、YCバランス調整部44と、より構成されている。
尚、図10に示される画素配列変換部47は、図1に示された画素配列変換部14と等価である。緑色画素抽出部46では、色信号としてではなくナイキストドメインGとして、換言すれば、限界解像度を生成する輝度サンプリングYH と等価に処理される。
図10に示される画素補間演算部36は、RGB各色について画素補間する。経路1による格子点に対して、経路2によるR画素、B画素の実画素が、格子点上にないが、この画素補間演算部36でもバイリニア補間や周辺16画素を用いたバイキュービック補間等を施せば何ら問題はない。Rの実画素とBの実画素は、全て補間画素に変換されるので、RB双方共に実画素の値は失われてしまうが、限界解像度はナイキストドメインGから生成されるので、画像の解像度及び変調度としてはそれほど劣化しない。
図10に示された撮像装置45に於いても、経路2によるRGB各色をマトリクス演算して生成した輝度信号に、経路1によるナイキストドメイン信号が加算されることを特徴としている。
次に、図2(a)の正方配列、図2(b)の六角配列、図2(c)の斜方配列に、IN-MEGAチャート(水平解像度)を撮像した様子について、図11(a)、(b)、(c)それぞれを参照して説明する。
図11(a)〜(c)に示される4本の黒い縦帯は、IN-MEGAチャート(水平解像度)の0%である遮光部50である。また、黒い縦帯(遮光部50)のないところが、白部で100%である透過部を示している。図12は、図11(a)、(b)、(c)に示されるそれぞれの撮像素子16、17、12にIN-MEGAチャートを撮像した後、画素配列変換部14にて正方配列に処理された画像信号のコントラスト(%)を示した図である。
図12に示される正方配列は、画像信号のコントラストが0%になっていることがわかる。一方で、図12に示される六角配列及び斜方配列には、画像信号のコントラスト(水平)が残っていることがわかる。尚、図12に示される斜方配列のコントラスト(水平)は、図8または図10で示した味付け係数処理部にてコントラスト調整することも可能であり、六角配列と斜方配列との水平解像度、及び変調度の優劣は一概には述べられない。
次に、図2(a)の正方配列、図2(b)の六角配列、図2(c)の斜方配列に、IN-MEGAチャート(垂直解像度)を撮像した様子について、図13(a)、(b)、(c)を参照して説明する。
図13(a)〜(c)に示される4本の黒い横帯がIN-MEGAチャート(垂直解像度)の0%である遮光部51を示している。また、黒い横帯(遮光部51)のないところが白部で100%である透過部を示している。そして、図14は、図13(a)、(b)、(c)に示される、それぞれの撮像素子16、17、12にIN-MEGAチャートが撮像され、画素配列変換部14にて正方配列に処理された画像信号のコントラスト(%)を示した図である。
図14に示される正方配列及び六角配列では、画像信号のコントラストが0%になっていることがわかる。一方、図14に示されるように、画像信号のコントラスト(垂直)が残っているのは斜方配列だけであることがわかる。換言すれば、図13(a)、(b)、(c)で示されるIN-MEGAチャート(垂直解像度)の解像度を有する画素配列は、図2(c)に示された斜方配列だけである。
前述したように、本実施形態に於ける撮像装置は、撮像素子の画素数を増やすことなく、画像の水平解像度及び垂直解像度を向上させることができ、白黒単板式撮像装置、RGB単板(YH 処理)式撮像装置、RGB単板(G処理)式撮像装置等に広く応用することができる。
このように、第2の実施形態によっても、撮像素子の画素数を増やすことなく画像の水平解像度及び垂直解像度を向上させることができる。
次に、主に第1の実施形態について、画素の形状による撮像素子の感度と、水平及び垂直解像度、または変調度とのトレードオフについて補足説明する。
図2(c)では、画素の形状の一例として楕円形にしているが、図15(a)に示されるように、画素の形状は角が丸められた長方形状であっても良い。図15(a)に示される画素の角が丸められた長方形状については、光電変換素子の形状の一例としても良いし、光電変換素子の開口部の形状の一例としても良く、光電変換素子の上部に設置されるオンチップレンズの形状の一例としても良い。
また、図2(c)で示された楕円形状の画素よりも、図15(a)で示された角が丸められた長方形状の画素の方が、撮像素子の感度を向上させることができる。撮像素子の感度は、撮像素子の画素形状の面積の総和と関係があり、画素形状の面積が大きい方が画素に入光する光量が多い。撮像素子の感度が大きいことは、撮像装置の高画質化に大きく貢献する。ところが、画素形状の面積を大きくすれば、水平及び垂直解像度、または変調度がトレードオフとなり劣化する懸念がある。
ここで、図11(c)に示された楕円形状の画素と、図15(b)に示される角が丸められた長方形状の画素とについて、IN-MEGAチャート(水平解像度)を撮像した様子で比較してみれば、IN-MEGAチャート(水平解像度)の遮光部と透過部とを画素単位でより正しく判別できるのは、図11(c)に示された楕円形状の画素であることがわかる。図15(b)を参照すると、遮光部50に位置する画素が透過部にも跨っており、透過部からの光を受光してしまう光量比が図11(c)の画素よりも劣っている。このような理由があるので、図15(b)の画素によるIN-MEGAチャート(水平解像度)のコントラストは、図11(c)の画素よりも劣化するはずである。
また、図13(c)に示された楕円形状の画素と、図15(c)に示される角が丸められた長方形状の画素とを、それぞれIN-MEGAチャート(垂直解像度)を撮像した様子で比較してみれば、前述したIN-MEGAチャート(水平解像度)の場合と同じ理由から、図15(c)に示される画素によるIN-MEGAチャート(垂直解像度)のコントラストは劣化するはずである。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
更に、前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
10、30、45…撮像装置、12…プログレッシブ撮像素子(撮像素子)、12a、16a、17a、24、25…画素、14、34、47…画素配列変換部、16、17、31…撮像素子、20…水平分解能線、21…垂直分解能線、23…黒点、32…ホワイトバランス補正部、33…ナイキストドメイン抽出部、35…味付け係数処理部、36…画素補間演算部、37…輝度信号演算器、38…輝度階調性調整部、39…エンハンス補正部、40…加算器、43…クロマ信号演算器、44…YCバランス調整部、46…緑色画素抽出部。
Claims (18)
- 光学像を撮像信号に変換し撮像画素を得る複数の光電変換素子から成る撮像素子と、
前記撮像信号を正方配列の画像信号に変換する画素配列変換手段と、
を具備し、
前記撮像信号はナイキストドメインを含み、
前記ナイキストドメインは斜方配列であり、
前記ナイキストドメインは水平座標と垂直座標とで互いに独立した位相を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記ナイキストドメインの単位配列の配列は、水平方向及び垂直方向に正方配列されるものであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記画素配列変換手段は、水平方向の前記各撮像画素を通る互いに平行な直線と、垂直方向の前記各撮像画素を通る互いに平行な直線とで構成される格子に於いて前記撮像画素のない格子点の撮像データを周辺の前記撮像画素から画素補間によって求めるものであり、
前記周辺の撮像画素は、前記撮像画素のない格子点と同一線上の水平分解能線から4つの前記撮像画素と、前記撮像画素のない格子点と同一線上の垂直分解能線から4つの前記撮像画素とから成る8つの前記撮像画素で構成されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記撮像信号からナイキストドメインを抽出して画素配列変換をする第1の経路の信号と、
前記撮像信号から輝度信号を生成する第2の経路の信号と、
前記第1の経路の信号と前記第2の経路の信号とを加算処理する加算手段と、
を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 光学像を撮像信号に変換し撮像画素を得る複数の光電変換素子から成るもので、前記複数の光電変換素子から生成される前記撮像信号が前記光電変換素子毎に独立に読み出し可能であり、前記撮像信号はナイキストドメインを単位配列の中に4つの前記撮像画素以上含み、前記ナイキストドメインを斜方配列にすることで、前記ナイキストドメインは水平座標と垂直座標との双方共に独立した位相を有する撮像素子と、
前記斜方配列から成る撮像信号または画像信号を正方配列の画像信号に変換する画素配列変換手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。 - 前記単位配列の配列は、水平方向及び垂直方向に一定周期にて正方配列されることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 前記画素配列変換手段は、水平方向の前記各撮像画素を通る互いに平行な直線と、垂直方向の前記各撮像画素を通る互いに平行な直線とで構成される格子に於いて前記撮像画素のない正方格子点の撮像データを周辺の前記撮像画素から画素補間によって求めるものであり、
前記周辺の撮像画素は、前記撮像画素のない格子点と同一線上の水平分解能線から4つの前記撮像画素と、前記撮像画素のない格子点と同一線上の垂直分解能線から4つの前記撮像画素と、から成る8つの前記撮像画素であることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 - 前記ナイキストドメインは3色以上の画素で構成されており、
前記撮像信号からナイキストドメインを抽出するためのナイキストドメイン抽出手段と、前記ナイキストドメインのゲイン調整をするための味付け係数処理手段と、から成る第1の経路の信号と、
色毎に画素補間した色毎の画像信号を生成する画素補間演算手段と、前記色毎の画像信号から輝度信号を生成するための輝度信号演算器と、前記輝度信号の階調性を調整するための輝度階調性調整手段と、から成る第2の経路の信号と、
前記第1の経路の信号と前記第2の経路の信号とを加算処理する加算手段と、
を更に具備することを特徴とする請求項5若しくは請求項6に記載の撮像装置。 - 前記第1の経路の信号は、前記ナイキストドメイン抽出手段の前にホワイトバランス補正手段を有することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- 前記第2の経路の信号は、輝度周波数別にゲイン補正することができるエンハンス補正手段を更に具備することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
- 前記色毎の画像信号からクロマ信号を生成するためのクロマ信号演算器と、
前記クロマ信号の色の濃さを調整するYCバランス調整手段と、
を更に具備し、
前記YCバランス調整手段は、輝度階調性調整手段による調整値に基づいて輝度信号レベルとクロマ信号レベルとの比率が調整されることを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 前記ナイキストドメインは緑色の画素で構成されており、
前記撮像信号から緑色の画素を抽出するための緑色画素抽出手段と、前記緑色画素のゲイン調整をするための味付け係数処理手段と、から成る第1の経路の信号と、
色毎に画素補間した色毎の画像信号を生成する画素補間演算手段と、前記色毎の画像信号から輝度信号を生成するための輝度信号演算器と、前記輝度信号の階調性を調整するための輝度階調性調整手段と、から成る第2の経路の信号と、
前記第1の経路の信号と前記第2の経路の信号とを加算処理する加算手段と、
を更に具備することを特徴とする請求項5若しくは請求項6に記載の撮像装置。 - 前記単位配列は、4画素の緑色画素と、1画素の赤色画素と、1画素の青色画素と、から成る1単位6画素で構成されることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
- 前記光電変換素子の上部にはオンチップレンズが形成されており、前記オンチップレンズの上面形状は緑色画素用と赤色画素用または青色画素用との少なくとも2種類以上の形状を有し、前記緑色画素用のオンチップレンズは前記赤色画素用または青色画素用のオンチップレンズよりも面積が小さいことを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
- 前記光電変換素子の上部にはオンチップレンズが形成されており、前記オンチップレンズの上面形状は楕円形または長方円形であり、前記オンチップレンズの中心点は前記ナイキストドメインの各画素の中心点と略一致していることを特徴とする請求項5若しくは請求項6に記載の撮像装置。
- 前記光電変換素子の開口部上面形状は楕円形状または長方円形状であり、前記光電変換素子の開口部の中心点は、前記ナイキストドメインの各画素の中心点と略一致していることを特徴とする請求項5若しくは請求項6に記載の撮像装置。
- 前記光電変換素子の上部にはオンチップレンズが形成されており、前記オンチップレンズの上面形状は角が丸められた長方形状であり、前記オンチップレンズの中心点は前記ナイキストドメインの各画素の中心点と略一致していることを特徴とする請求項5若しくは請求項6に記載の撮像装置。
- 前記光電変換素子の開口部上面形状は角が丸められた長方形状であり、前記光電変換素子の開口部の中心点は前記ナイキストドメインの各画素の中心点と略一致していることを特徴とする請求項5若しくは請求項6に記載の撮像装置。
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