JP2008131246A - テレビレンズ用操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テレビカメラ装置のカメラ本体又はレンズ部に設けられた固定型の操作部からカメラマンの手が離れていても、その操作部の操作を容易に実行することができるテレビレンズ用操作装置を提供する。
【解決手段】テレビレンズ用操作装置は、オートフォーカスON/OFFスイッチ100を有し、このオートフォーカスON/OFFスイッチ100は、ペデスタルドリー16のハンドル38を操作するカメラマンの右手RHの人指し指IFに装着可能な装着部102に取り付けられる。また、オートフォーカスON/OFFスイッチ100は、装着部102がカメラマンの右手RHに装着されると、右手RHの親指Tで操作可能な位置に位置される。このテレビレンズ用操作装置によれば、固定型操作部のオートフォーカスON/OFFスイッチ74からカメラマンの右手RHが離れていても、オートフォーカスON/OFFスイッチ100を操作することにより、オートフォーカスON/OFF切替操作を容易に実行することができる。
【選択図】 図5

Description

本発明はテレビレンズ用操作装置に係り、特にオートフォーカスON/OFFスイッチ等の操作部がテレビカメラ本体又はレンズ部に設けられたテレビレンズ用操作装置に関する。
スタジオ内のテレビ撮影や野外のスポーツ中継等においては、特許文献1等に開示されたテレビカメラ装置が一般に使用される。
従来のテレビカメラ装置の一例を図12に示す。このテレビカメラ装置1は、カメラ本体2とEFPレンズと呼ばれるレンズ部3とから構成され、ペデスタルドリー4の雲台5に搭載されて使用される。カメラマンは、雲台5から延設されたパン棒6を左手で把持し、パン棒6を上下動させることによりテレビカメラ装置1をチルト操作することができ、パン棒6を左手で把持するとともにペデスタルドリー4のハンドル4Aを右手で把持し旋回軸4Bを旋回させたり押したりすることによって、テレビカメラ装置1をパン操作したり移動させたりすることができる。
レンズ部3は、内部にフォーカスレンズ駆動用モータ、ズームレンズ駆動用モータが内蔵され、これらのモータを外部のコントローラから入力される制御信号に基づいて駆動制御するように構成されている。すなわち、パン棒6の先端にはズームデマンド7が取り付けられ、ズームデマンド7のサムリング7Aをテレ方向又はワイド方向に操作することにより、その操作に対応した制御信号がズームレンズ駆動用モータに出力される。これにより、ズーミングがマニュアル操作で実行される。また、テレビカメラ本体2のカメラマンから見て右側面にはフォーカスコントローラ8が取り付けられ、フォーカスコントローラ8のフォーカスリング8Aを回動操作することにより、その回動量に対応した制御信号がフォーカスレンズ駆動用モータに出力される。これにより、フォーカシングがマニュアル操作で実行される。
更に、フォーカスコントローラ8の本体8Bには、オートフォーカスON/OFFスイッチ8Cが設けられており、このオートフォーカスON/OFFスイッチ8Cを押し操作することにより、オートフォーカスのON/OFFが切り替えられる。
特開平11−271592号公報
ところで、図12の如くテレビカメラ装置1を移動しながら撮影する場合には、オートフォーカスをOFFからONに切り替えて撮影するのが通常である。
しかしながら、この撮影時、カメラマンの右手はペデスタルドリー4のハンドルAを把持しているため、右手でオートフォーカスON/OFFスイッチ8Cを操作することができないという欠点があった。よって、このような場合には、移動を停止してハンドル4Aから右手を一旦離し、右手でスイッチ操作を行わなければならず、その時間的ロスにより撮影に支障をきたすという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、カメラ本体又はレンズ部に設けられた固定型の操作部からカメラマンの手が離れていても、その操作部の操作を実行することができるテレビレンズ用操作装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、前記目的を達成するために、テレビカメラ装置に固定された第1の操作部を有するテレビレンズ用操作装置において、前記テレビカメラ装置を操作するカメラマンの手に装着可能な装着部に取り付けられるとともに、装着部がカメラマンの手に装着されるとその手の親指で操作可能な位置に位置する第2の操作部を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、固定型の第1の操作部の他に第2の操作部を備え、この第2の操作部は、カメラマンの手に装着される装着部に取り付けられ、装着部がカメラマンの手に装着されると、その手の親指で操作される。よって、本発明によれば、第1の操作部からカメラマンの手が離れていても、その操作部の操作を容易に実行することができる。第1の操作部の固定位置は、テレビカメラ装置であればどの位置でもよく、例えば、カメラ本体、レンズ装置、パン棒、ペデスタルドリー、三脚、雲台であってもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記装着部は手袋状に構成され、前記第2の操作部は、前記手袋状の装着部の人指し指部の親指部側側面に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、装着部を手袋状に構成することにより、装着部がカメラマンの手に容易に装着され、また、手袋状の装着部の人指し指部の親指部側側面に第2の操作部が取り付けられているので、その手の親指で第2の操作部を容易に操作することができる。親指で操作可能な位置であれば、手袋状の装着部の人指し指部、親指部以外の指部に第2の操作部を設けてもよい。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記テレビカメラ装置はペデスタルドリーに搭載され、前記装着部は、前記ペデスタルドリーのハンドルを操作するカメラマンの手に装着されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、ペデスタルドリーのハンドルを操作するカメラマンの手に装着部が装着されるので、テレビカメラ装置の移動時、パン操作時においても、ハンドルをその手で把持した状態で第2の操作部を容易に操作することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3において、前記第2の操作部の操作が前記第1の操作部の操作に優先されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、第2の操作部の操作が第1の操作部の操作に優先されているため、例えば、オートフォーカスON/OFFスイッチが第1の操作部側でOFF状態であっても、第2の操作部でONに切り替えることができ、オートフォーカスが有効となる。なお、フォーカスをマニュアル操作に切り替える場合には、第2の操作部を操作してONからOFFに切り替え、この後、フォーカスリングをマニュアル操作すればよい。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4において、前記第2の操作部は、有線又は無線によってその操作信号を出力することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、第2の操作部からの操作信号を有線により出力する場合には、第2の操作部からテレビカメラ本体、又はレンズ部に向けて配線したケーブルがカメラマンのその手に絡まないように、ケーブルをリストバンド等の保持具を用いてその手の腕に沿って配線することが好ましい。また、無線により出力する場合には、ケーブルが不要になるので、ケーブルの絡み等の不具合は発生しない。無線方式としては、小型アンテナや電波発信基板等の電波発信機を用いた方式、赤外線による方式が好ましい。
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記操作信号は、前記第1の操作部を介して前記テレビカメラ装置のレンズ部に出力されることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、第2の操作部からの操作信号を、第1の操作部を介してレンズ部に出力する。第2の操作部からの操作信号を、別途設けた専用の信号線を介してレンズ部に出力するように構成すると、専用の信号線を配設するためにテレビカメラ本体、又はレンズ部を改造する必要があるが、第1の操作部からレンズ部に出力することにより、既存の信号線を利用できるので、改造が不要になりコストの面で好ましい。
請求項7に記載の発明は、請求項6において、前記第2の操作部からの出力信号が無線信号であるとき、前記第1の操作部の受信部を介して前記テレビカメラ装置のレンズ部に出力されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、第2の操作部からの無線信号を、第1の操作部の受信部を介してレンズ部に出力する。受信部はカメラ本体、レンズ部、又は第1の操作部のいずれかに取り付ければよい。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7において、前記第1の操作部、及び前記第2の操作部は、オートフォーカスON/OFFスイッチ、防振ON/OFFスイッチ、リターンスイッチ、又は所定のボリュームであることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、第1の操作部、第2の操作部としては、オートフォーカスON/OFFスイッチ、防振ON/OFFスイッチ又はリターンスイッチが好ましく、ズームスピードを調整するズームスピード調整用ツマミであっても好ましい。また、これらのスイッチ、ツマミを組み合わせた多機能型の操作部であっても好ましい。防振ON/OFFスイッチとは、レンズ部に内蔵された手振れ補正用のレンズを、手振れを打ち消す方向に移動させるためのON/OFF切替スイッチであり、リターンスイッチとは、そのテレビカメラ本体のビューファインダに表示されている画像を、現在放映されている画像、又は他のテレビカメラ装置によって撮影されている画像に切り替えるためのスイッチである。
本発明に係るテレビレンズ用操作装置によれば、カメラマンの手に装着されて、カメラマンの手の親指で操作される第2の操作部を備えたので、テレビカメラ本体又はレンズ部に設けられた固定型の第1の操作部からカメラマンの手が離れていても、その操作部の操作を容易に実行することができる。
以下添付図面に従って、本発明に係るテレビレンズ用操作装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、実施の形態に係るテレビレンズ用操作装置が適用されたテレビカメラ装置10を背面側から見た斜視図である。同図に示すテレビカメラ装置10は、上部にビューファインダ11が搭載されたカメラ本体12と箱型のEFPレンズ(レンズ部)14とから構成され、このテレビカメラ装置10は、ペデスタルドリー16の上部に設置された雲台18に、パン方向及びチルト方向に移動自在に支持される。
雲台18には、図2に示すカメラマンが左手で操作する1本のパン棒20が後方に向けて延設されている。パン棒20の先端部には、図1の如くEFPレンズ14にケーブル22を介して接続されたズームデマンド24が取り付けられる。また、フォーカスデマンド26は、図2に示すようにカメラ本体12のカメラマンから見て右側部に取り付けられている。
図1のズームデマンド24には、基準位置から両方向に回動可能なサムリング28が設けられている。サムリング28がカメラマンによって回動操作されると、その基準位置からの操作量、すなわち回動方向及び回動量に応じたズーム指令信号がズームデマンド24からEFPレンズ14に与えられ、EFPレンズ14に内蔵されたズームレンズがワイド側又はテレ側に移動される。これにより、ズーミングがマニュアル操作により実行される。
一方、図2のフォーカスデマンド26の本体30には、カメラマンの右手で操作されるフォーカスリング32が回動自在に設けられている。フォーカスリング32がカメラマンの右手により回動操作されると、その操作量、すなわち回動方向及び回動量に応じたフォーカス指令信号がフォーカスデマンド26からEFPレンズ14に与えられ、EFPレンズ14に内蔵されたフォーカスレンズが至近側又は無限遠側に移動される。これにより、フォーカシングがマニュアル操作により実行される。
ペデスタルドリー16は下部に走行部34を備え、この走行部34に円筒型の旋回部36が立設されている。旋回部36には、ハンドル38を有するロッド40が不図示の昇降/回動機構により昇降/回動自在に設けられ、このロッド40の上部に雲台18が固定されている。したがって、カメラマンが左手でパン棒20を把持するとともに、右手でハンドル38を把持して昇降/回動操作することにより、ロッド40が旋回部36に対して昇降/回動するので、テレビカメラ10を所望の被写体に向けることができる。また、カメラマンが右手でハンドル38を把持して押すことにより、ペデスタルドリー16が走行するので、テレビカメラ10を所望の位置に移動させることができる。
図3は、EFPレンズ14の全体構成を示したブロック図である。
EFPレンズ14の撮影光学系には、フォーカスレンズ42、ズームレンズ44、アイリス46、ワブリングレンズ48等が配置され、撮影光学系に入射した被写体光は、カメラ本体12の撮像素子面に結像される。
レンズ42、44、48及びアイリス46は、それぞれ対応するフォーカス用モータ50、ズーム用モータ52、ワブリング用モータ54、アイリス用モータ56によって駆動され、各モータ50、52、54、56は、それぞれEFPレンズ14に内蔵されたCPU58からD/A変換器60を介して与えられる駆動信号に従ってそれぞれフォーカス用アンプ62、ズーム用アンプ64、ワブリング用アンプ66、アイリス用アンプ68によって駆動される。
一方、フォーカスデマンド26とCPU58とは、シリアルコミュニケーションインターフェース(SCI)70、72を介して通信により各種信号のやり取りが可能であり、例えば、フォーカスデマンド26からCPU58には、フォーカスリング32の回動操作に基づくフォーカス指令信号、及び本体30に固定されたオートフォーカスON/OFFスイッチ(第1の操作部)74等のスイッチ情報が与えられる。
フォーカスリング32の回動は、インクリメンタル型ロータリーエンコーダにより一定回転量ごとのパルス信号として検出され、そのパルス信号が、適宜リセットされるカウンタによりカウントされ、カウンタによりカウントされた値が、カウンタのリセット時におけるフォーカスレンズ42の設定位置から、目標位置として指令するフォーカスレンズの設定位置までの移動量を示している。
CPU58は、フォーカスリング32を回動操作するマニュアルフォーカス(MF)調整が有効となっている状態では、フォーカスデマンド26から与えられるフォーカス指令信号に基づいてマニュアルフォーカスの処理を実行する。すなわち、フォーカスデマンド26から与えられるフォーカス指令信号と、フォーカス用ポテンショメータ76からA/D変換器78を介して与えられるフォーカスレンズ42の現在位置を示す位置信号とに基づいて、フォーカス用モータ50を駆動する駆動信号をD/A変換器60を介してフォーカス用アンプ62に与え、フォーカスレンズ42をフォーカス指令信号によって指令された目標位置に移動させる。
また、ズームデマンド24からCPU58には、サムリング28の回動量に応じたズームレンズ44の移動速度(目標速度)を指令するズーム指令信号がA/D変換器78を介して与えられる。ズームデマンド24についてもフォーカスデマンド26と同様に通信によりCPU58と各種信号のやり取りを行えるようにしてもよい。
CPU58は、ズームデマンド24から与えられたズーム指令信号と、ズーム用ポテンショメータ80からA/D変換器78を介して与えられるズームレンズ44の現在位置を示す位置信号とに基づいて、ズーム用モータ52を駆動する駆動信号をD/A変換器60を介してズーム用アンプ64に与え、ズームレンズ44をズーム指令信号によって指令された目標速度で移動させる。
また、アイリス46については、カメラ本体12からアイリス46の設定位置(絞り値)を指令するアイリス指令信号がCPU58に与えられ、CPU58は、アイリス46の設定位置としてアイリス用モータ56の回転位置をアイリス用ポテンショメータ82により検出しながら、その指令信号により指令された絞り値となるようにアイリス用モータ56を駆動する駆動信号をアイリス用アンプ68に出力する。
ワブリングレンズ48については、外部からの指令信号に基づいて駆動信号が出力されるのではなく、後述のオートフォーカス時のワブリングのための駆動信号がCPU58からワブリング用アンブ66に出力される。また、ワブリング用モータ54はパルスモータであり、ワブリングレンズ48の位置をフィードバックするためのポテンショメータは設置されていない。
一方、CPU58は、マニュアルフォーカス処理の他に、オートフォーカスON/OFFスイッチ74のON操作により、被写体の情報に基づいてフォーカスレンズ42を合焦位置に自動で移動させるオートフォーカスの処理も実行する。
また、映像表示用の映像信号(輝度信号)をカメラ本体12から取得し、その映像信号に基づいて合焦の程度を評価する焦点評価値を検出する焦点評価値検出回路84が、EFPレンズ14に内蔵されている。なお、カメラ本体12から取得される映像信号は、撮影光学系により結像された被写体像をカメラ本体12の撮像素子により撮像して得られた例えばNTSC方式の映像信号である。また、焦点評価値は、画像のコントラストの高低(鮮鋭度)を示す値であり、その検出方法はコントラスト方式のオートフォーカスにおいて従来から周知のものである。
焦点評価値検出回路84によれば、カメラ本体12から取得された映像信号は、まず、ハイパスフィルタ(HPF)86によって高周波成分のみが抽出されてA/D変換器88によりデジタル信号に変換される。そして、デジタル信号に変換された高周波成分のうち、撮影範囲内に設定された所定のフォーカスエリア内のみの信号がゲート回路90により抽出され、ゲート回路90により抽出された高周波成分の信号が1フィールドごとに加算回路92により積算される。加算回路92の積算によって得られた信号は、フォーカスエリア内の被写体に対する合焦の程度(コントラストの高低)を示す焦点評価値としてCPU52に読み取られる。
オートフォーカスの処理を実行する場合には、前記焦点評価値に基づいてフォーカス用モータ50を駆動するための駆動信号がCPU58によって生成され、マニュアルフォーカスの場合と同様にその駆動信号がフォーカス用アンプ62に出力されてフォーカスレンズ42が合焦位置に移動する。具体的には、CPU58は、ワブリング用モータ54を駆動するための駆動信号をD/A変換器60を介してワブリング用アンプ66に適宜出力し、ワブリングレンズ48を光軸方向に前後動(ワブリング)させながら、加算回路92から焦点評価値を1フィールドごとに取得する。これによって、撮影光学系の焦点位置が前後動し、フォーカスレンズ42を現在の設定位置から前後動させた場合に等しい焦点評価値が検出される。
CPU58は、そのワブリングの間に取得した焦点評価値に基づいて、フォーカスレンズ42の現在位置において焦点評価値が極大か否かを判断する。焦点評価値が極大であれば合焦が得られており、フォーカスレンズ42をその合焦位置で停止させる。一方、焦点評価値が極大でない場合には、ワブリングの間に取得した焦点評価値の大小関係から合焦位置が現在位置よりも無限方向にあるか至近方向にあるか、すなわち、焦点評価値が増加する方向を判断する。そして、フォーカス用アンプ62に駆動信号を出力して、その判断した方向にフォーカスレンズ42を移動させる。このようにワブリングレンズ48のワブリングとフォーカスレンズ42の移動を繰り返すことによってフォーカスレンズ42が合焦位置に自動的に設定される。
ところで、実施の形態のテレビレンズ用操作装置は、図4に示すようにオートフォーカスON/OFFスイッチ(第2の操作部)100を有し、このオートフォーカスON/OFFスイッチ100は、ペデスタルドリー16のハンドル38を操作するカメラマンの右手RH(Right-Hand)の人指し指IF(Index Finger)に装着可能な装着部102に取り付けられる。また、オートフォーカスON/OFFスイッチ100は、装着部102がカメラマンの人指し指IFに装着されると、図5の如く右手RHの親指T(Thumb)で操作可能な位置に位置される。
オートフォーカスON/OFFスイッチ100には、図6に示すように所定の長さのケーブル104を介してコネクタ106が接続される。このコネクタ106は、図1に示すフォーカスデマンド26の本体30に設けられたコネクタ108に接続され、オートフォーカスON/OFFスイッチ100からのON/OFF切替信号がフォーカスデマンド26を介して図3のCPU58に出力される。また、CPU58は、フォーカスデマンド26側のオートフォーカスON/OFFスイッチ74の操作に対し、オートフォーカスON/OFFスイッチ100の操作を優先してフォーカス用モータ50を駆動制御する。
また、ケーブル104は図7に示すように、リストバンド110、アームバンド112等の保持具を用いてカメラマンの右腕に沿って配設され、フォーカスデマンド26側に向けて配線したケーブル104がカメラマンの右腕に絡まないようにしている。
一方、装着部102は図8の如く、ゴム又は布製の帯状のバンド114と、このバンド114の両端に取り付けられ、バンド114の両端を連結してバンド114をリング状にするための着脱テープ(商品名:マジッグテープ)116、116とから構成される。したがって、図8の状態からバンド114を人指し指IF(図4参照)に巻き付け、着脱テープ116、116同士を連結することにより、装着部102を人指し指IFに容易に装着することができる。また、装着部102を人指し指IFから取り外す場合には、バンド114の端部に一体形成された舌状部114Aを左手でつまみ、着脱テープ116、116の連結を引き剥がすことにより、容易に取り外すことができる。
装着部102の形態は、図8の形態に限定されるものではない。例えば、図9(A)に示すように、ゴム又は布製のバンド118の両端部をゴム片120にて連結することにより装着部102をリング状に構成し、この装着部102を人指し指IFに装着する場合には、図9(B)の如くゴム片120を伸ばし、これによって広がるバンド118の開口部119に人指し指IFを差し込むことにより、装着部102を人指し指IFに容易に装着することができる。
また、図10に示すように、装着部102を手袋状に構成することにより、装着部102をカメラマンの右手RHにしっかりと装着することができ、また、手袋状の装着部102の人指し指部103の親指部側側面103AにオートフォーカスON/OFFスイッチ100を取り付けることにより、右手RHの親指TでオートフォーカスON/OFFスイッチ100を容易に操作することができる。なお、親指Tで操作可能な位置であれば、手袋状の装着部102の人指し指部、親指部以外の指部にオートフォーカスON/OFFスイッチ100を設けてもよい。
次に、前記の如く構成されたテレビレンズ用操作装置の作用、効果について説明する。
このテレビカメラ装置は、第1の操作部であるオートフォーカスON/OFFスイッチ74の他に、第2の操作部であるオートフォーカスON/OFFスイッチ100を備えている。そして、このオートフォーカスON/OFFスイッチ100は、カメラマンの右手RHに装着される装着部102に取り付けられ、装着部102がカメラマンの右手RHに装着されると、右手RHの親指Tで操作される。
これにより、実施の形態のテレビレンズ用操作装置によれば、オートフォーカスON/OFFスイッチ74からカメラマンの右手RHが離れていても、オートフォーカスON/OFFスイッチ100を容易に操作可能なので、オートフォーカスON/OFF切替操作を容易に実行することができる。したがって、右手RHでハンドル38を把持したペデスタルドリー16の移動中やパン操作中において、オートフォーカスON/OFF切替操作を、ハンドル38から右手RHを離すことなく容易に実行できる。
また、実施の形態のテレビレンズ用操作装置は、オートフォーカスON/OFFスイッチ100の操作がオートフォーカスON/OFFスイッチ74の操作に優先されているため、例えば、オートフォーカスON/OFFスイッチ74がOFF状態であっても、オートフォーカスON/OFFスイッチ100でONに切り替えることができ、オートフォーカスが有効となる。なお、フォーカスをマニュアル操作に切り替える場合には、オートフォーカスON/OFFスイッチ100を操作してONからOFFに切り替え、この後、フォーカスリング32をマニュアル操作すればよい。
次に、オートフォーカスON/OFFスイッチ100からの操作信号がフォーカスデマンド26を介してCPU58に出力されている利点について説明する。
オートフォーカスON/OFFスイッチ100からの操作信号を、別途設けた専用の信号線を介してCPU58に出力するように構成すると、専用の信号線を配線、接続するためにカメラ本体12、EFPレンズ14を改造する必要があるが、フォーカスデマンド26を介してオートフォーカスON/OFFスイッチ100からCPU58に出力することにより、既存の信号線を利用できるので、改造が不要になり既存のレンズに使用することができる。また、コスト面でも有利となる。
また、本実施の形態では、ケーブル104による有線方式によって操作信号を出力するようにしたが、無線方式によって操作信号を出力してもよい。この場合、ケーブル104が不要になるので、ケーブル104の絡み等の不具合は発生しない。無線方式としては、図11に示すように、小型アンテナや電波発信基板等の電波発信機122をオートフォーカスON/OFFスイッチ100に信号線124を介して直結した方式、又は赤外線による方式が好ましい。また、電波発信機122からの操作信号は、受信部126によって受信され、この操作信号は、受信部126に連結されたコネクタ106を図1のコネクタ108に接続することによりCPU58に出力される。なお、受信部126は、カメラ本体12、EFPレンズ14、又はオートフォーカスON/OFFスイッチ74のうちいずれかに着脱自在に取り付ければよい。
また、オートフォーカスON/OFFスイッチ74のほか、フォーカスデマンド26の本体30にエクステンダ切替スイッチ(撮影倍率を1倍、2倍に切り替えるスイッチ)が設けられたものでは、時間的ロスによりエクステンダレンズの切り替え(撮影倍率の切り替え)が遅れるため、瞬時に所望の画像を得ることができないという問題があり、また、フォーカスデマンド26の本体30に防振ON/OFFスイッチ、リターンスイッチが設けられたものも同様に、時間的ロスにより撮影に影響を与える。
よって、操作スイッチとしてはオートフォーカスON/OFFスイッチ74に限定されるものではなく、エクステンダ切替スイッチ、防振ON/OFFスイッチ、リターンスイッチでもよい。また、ズームスピードを調整するズームスピード調整用ツマミ(ボリューム)も例示できる。更に、実施の形態では、テレビレンズの操作装置としてフォーカスデマンド26を例示したが、上記のようなスイッチが配置されたものであれば、ズームデマンド24でも適用できる。
更に、実施の形態では、第1の操作部であるオートフォーカスON/OFFスイッチ74がテレビカメラ本体12に設けられたものを例示したが、第1の操作部がレンズ部に設けられているものでも本発明を適用できる。
また、第1の操作部の固定位置は、テレビカメラ装置であればどの位置でもよく、例えば、カメラ本体、レンズ装置、パン棒、ペデスタルドリー、三脚、雲台であってもよい。
実施の形態のテレビレンズ用操作装置が適用されたテレビカメラ装置の斜視図 図1に示したテレビカメラ装置の操作形態を示す鳥瞰図 図1に示したテレビカメラ装置のEFPレンズの構成を示したブロック図 カメラマンの右手に装着されたオートフォーカスON/OFFスイッチの外観図 図4に示したオートフォーカスON/OFFスイッチが操作される状態を示した説明図 有線方式によるオートフォーカスON/OFFスイッチの構成図 カメラマンの右腕に沿ってケーブルが配線される状態を示した説明図 オートフォーカスON/OFFスイッチの装着部の構成を示した斜視図 オートフォーカスON/OFFスイッチの装着部の他の構成を示した斜視図 オートフォーカスON/OFFスイッチの手袋状装着部の構成を示した斜視図 無線方式によるオートフォーカスON/OFFスイッチの構成図 従来のテレビカメラ装置の斜視図
符号の説明
10…テレビカメラ装置、12…カメラ本体、14…EFPレンズ、16…ペデスタルドリー、18…雲台、20…パン棒、24…ズームデマンド、26…フォーカスデマンド、32…フォーカスリング、38…ハンドル、42…フォーカスレンズ、44…ズームレンズ、58…CPU、74…オートフォーカスON/OFFスイッチ(第1の操作部)、100…オートフォーカスON/OFFスイッチ(第2の操作部)、102…装着部、104…ケーブル、106…コネクタ、108…コネクタ、110…リストバンド、112…アームバンド、114…バンド、116…着脱テープ、118…バンド、120…ゴム片、122…電波発信機、126…受信部

Claims (8)

  1. テレビカメラ装置に固定された第1の操作部を有するテレビレンズ用操作装置において、
    前記テレビカメラ装置を操作するカメラマンの手に装着可能な装着部に取り付けられるとともに、装着部がカメラマンの手に装着されるとその手の親指で操作可能な位置に位置する第2の操作部を備えたことを特徴とするテレビレンズ用操作装置。
  2. 前記装着部は手袋状に構成され、前記第2の操作部は、前記手袋状の装着部の人指し指部の親指部側側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のテレビレンズ用操作装置。
  3. 前記テレビカメラ装置はペデスタルドリーに搭載され、前記装着部は、前記ペデスタルドリーのハンドルを操作するカメラマンの手に装着されることを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビレンズ用操作装置。
  4. 前記第2の操作部の操作が前記第1の操作部の操作に優先されることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載のテレビレンズ用操作装置。
  5. 前記第2の操作部は、有線又は無線によってその操作信号を出力することを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載のテレビレンズ用操作装置。
  6. 前記操作信号は、前記第1の操作部を介して前記テレビカメラ装置のレンズ部に出力されることを特徴とする請求項5に記載のテレビレンズ用操作装置。
  7. 前記第2の操作部からの出力信号が無線信号であるとき、前記第1の操作部の受信部を介して前記テレビカメラ装置のレンズ部に出力されることを特徴とする請求項6に記載のテレビレンズ用操作装置。
  8. 前記第1の操作部、及び前記第2の操作部は、オートフォーカスON/OFFスイッチ、防振ON/OFFスイッチ、リターンスイッチ、又は所定のボリュームであることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一つに記載のテレビレンズ用操作装置。
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