JP2008130850A - 投影光学系および露光装置 - Google Patents

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【課題】 本発明は、露光装置等に配置される投影光学系および露光装置に関し、鏡筒内に配置されるミラーの間隔の変化を高精度で測定することを目的とする。
【解決手段】 鏡筒内に配置され保持部材を介して前記鏡筒に所定間隔を置いて保持される複数のミラーと、それぞれの前記ミラーの前記保持部材に対する位置を調整するミラー位置調整手段と、前記鏡筒に一端を固定される被測定部材と、前記鏡筒に固定され前記被測定部材の他端までの距離を測定する距離センサとを有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、露光装置等に配置される投影光学系および露光装置に関する。
近年、半導体集積回路の微細化に伴い、光の回折限界によって制限される光学系の解像力を向上させるために、13nm程度の波長を有するEUV光を使用したEUV露光装置が開発されている。
このようなEUV露光装置では、投影光学系の鏡筒の温度変化による伸び縮みが、鏡筒内に配置されるミラーの間隔を変化させ光学性能に無視できない影響を与える。従って、このような影響を出来る限り抑制するために、鏡筒部材を低熱膨張の合金であるインバーやスーパーインバー等の部材で構成し、さらに鏡筒自身を直接的あるいは間接的に温調して温度変化と温度分布を小さく抑えることが行われている。
特開2003−338451号
しかしながら、高スループットのEUV露光装置を構成する上で、投影光学系にはさらなる熱負荷の発生が見込まれており、鏡筒自身の温度変化と温度分布をこれまで以上に抑制する温調が困難になっている。
一方、鏡筒内に配置されるミラーの間隔の変化を高精度に測定することが可能になれば、ミラーの間隔を制御等することにより、所定の光学性能を確保することが可能になる。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、鏡筒内に配置されるミラーの間隔の変化を高精度で測定することができる投影光学系および露光装置を提供することを目的とする。
第1の発明の投影光学系は、鏡筒内に配置され保持部材を介して前記鏡筒に所定間隔を置いて保持される複数のミラーと、それぞれの前記ミラーの前記保持部材に対する位置を調整するミラー位置調整手段と、前記鏡筒に一端を固定される被測定部材と、前記鏡筒に固定され前記被測定部材の他端までの距離を測定する距離センサとを有することを特徴とする。
第2の発明の投影光学系は、第1の発明の投影光学系において、前記距離センサで測定された前記距離に基づいて前記鏡筒の熱膨張を演算し、前記複数のミラーの間隔が前記所定間隔になるように前記ミラー位置調整手段を制御する制御手段を有することを特徴とする。
第3の発明の投影光学系は、第1または第2の発明の投影光学系において、前記被測定部材は、前記鏡筒の光軸方向に長い棒状をしていることを特徴とする。
第4の発明の投影光学系は、第1ないし第3のいずれか1の発明の投影光学系において、前記被測定部材は、低熱膨張材からなることを特徴とする。
第5の発明の投影光学系は、第1ないし第4のいずれか1の発明の投影光学系において、前記被測定部材は、前記ミラーの間隔に対応する長さを有していることを特徴とする。
第6の発明の露光装置は、第1ないし第5のいずれか1の発明の投影光学系を有することを特徴とする。
本発明では、鏡筒内に配置されるミラーの間隔の変化を高精度で測定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の投影光学系の実施形態を模式的に示している。この実施形態では、本発明がEUV光を使用したEUV露光装置に適用される。
この投影光学系11は、レチクルステージ13のレチクルRで反射されたEUV光ELを順次反射する第1ミラーM1、第2ミラーM2、第3ミラーM3、第4ミラーM4の合計4枚のミラー(反射光学素子)を有している。また、これらのミラーM1〜M4を保持する鏡筒15を有している。そして、第4ミラーM4で反射されたEUV光ELが、ウエハステージ17のウエハWを露光する。
第1ミラーM1および第4ミラーM4の反射面は非球面の形状を有し、第2ミラーM2の反射面は平面であり、第3ミラーM3の反射面は球面形状となっている。各反射面は設計値に対して露光波長の約50分の1から60分の1以下の加工精度が実現され、RMS値(標準偏差)で0.2nmから0.3nm以下の誤差とされている。この場合、第1ミラーM1、第2ミラーM2の素材は、熱膨張率が小さい低膨張ガラスであり、第3ミラーM3、第4ミラーM4の素材は金属である。
各ミラーM1〜M4の表面にはレチクルRと同様の2種類の物質を交互に重ねた多層膜によりEUV光ELに対する反射層が形成されている。投影光学系11を構成するミラーに用いられる低膨張ガラスとしては、例えばショット社製のゼロデュア(商品名)がある。
この実施形態では、第1ミラーM1で反射された光が第2ミラーM2に到達できるように、第4ミラーM4には穴が空けられている。同様に第4ミラーM4で反射された光がウエハWに到達できるよう第1ミラーM1には穴が設けられている。勿論、穴を空けるのでなく、ミラーの外形を光束が通過可能な切り欠きを有する形状としても良い。
鏡筒15は、低熱膨張合金であるスーパーインバーにより製作されている。各ミラーM1〜M4は、保持部材19およびミラー位置調整機構21を介して鏡筒15に保持されている。鏡筒15には、鏡筒15の熱膨張(熱収縮を含む)による、第1ミラーM1と第2ミラーM2の間隔の変化、第2ミラーM2と第3ミラーM3の間隔の変化、第3ミラーM3と第4ミラーM4の間隔の変化を測定するための被測定部材H1,H2,H3および距離センサSが配置されている。
図2は、第1ミラーM1と第2ミラーM2の間隔の変化を測定するための被測定部材H1および距離センサSの詳細を示している。
第1ミラーM1と第2ミラーM2とは、保持部材19およびミラー位置調整機構21を介して鏡筒15に保持されている。保持部材19は、例えば低熱膨張合金であるスーパーインバーにより製造されている。保持部材19は、鏡筒15の3箇所に所定角度を置いて強固に固定されている。各保持部材19には、ミラー位置調整機構21を介して第1ミラーM1、第2ミラーM2が支持されている。ミラー位置調整機構21は、ピエゾ素子等を用いた周知のミラー位置調整機構からなり、ミラーの姿勢を6自由度で精密に制御可能である。
第1ミラーM1と第2ミラーM2の側方には、被測定部材H1が配置されている。被測定部材H1は、低熱膨張ガラスにより製作されている。被測定部材H1は、棒状をしており第1ミラーM1と第2ミラーM2の間隔に対応する長さを有している。被測定部材H1の上端は、第1ミラーM1の反射面の側方に位置され、鏡筒15の内面に強固に固定されている。被測定部材H1の下端は、第2ミラーM2の反射面の側方に位置され開放されている。
被測定部材H1の下方には、被測定部材H1の下端面から所定距離を置いて距離センサSが配置されている。所定距離とは、鏡筒15および被測定部材H1の熱膨張により被測定部材H1が距離センサSに接触しない距離である。距離センサSは鏡筒15の内面に強固に固定されている。距離センサSには、周知のレーザー干渉計、静電容量センサ等が用いられる。
図2において、符号23は制御装置を示している。この制御装置23は、各距離センサSからの測定信号を入力する。そして、測定信号に基づいて鏡筒15の各被測定部材H1、H2,H3の熱膨張を演算し、各ミラーM1〜M4の間隔が所定間隔になるようにミラー位置調整機構21を制御する。なお、図1では図が煩雑になるため図示を省略している。
上述した構成において被測定部材H1と距離センサSとの距離の変化を測定することにより、第1ミラーM1と第2ミラーM2との間隔の変化を精密に測定することができる。
すなわち、鏡筒15の熱膨張係数をα1、被測定部材H1の熱膨張係数をα2、被測定部材H1の長さをx、鏡筒15および被測定部材H1の温度変化をΔt、鏡筒15の温度変化Δtによる鏡筒15の熱膨張をΔL1、被測定部材H1の熱膨張をΔL2、被測定部材H1と距離センサSとの距離の変化をΔxとすると、
Δx=ΔL1−ΔL2
=(x・α1・Δt)−(x・α2・Δt)=x・(α1−α2)・Δtとなる。
従って、Δt=Δx/x・(α1−α2)となり、
ΔL1=x・α1・Δt
=x・α1・Δx/x・(α1−α2)=α1・Δx/(α1−α2)…(1)
となる。
ここで、ΔL1は、鏡筒15の温度変化Δtによる鏡筒15の熱膨張、すなわち、第1ミラーM1と第2ミラーM2との間隔の変化であり、被測定部材H1と距離センサSとの距離の変化Δxを測定することにより、第1ミラーM1と第2ミラーM2の間隔の変化を求めることができる。
距離センサSにより求められた、被測定部材H1と距離センサSとの距離の変化Δxは、制御装置23に測定信号として入力される。そして、制御装置23は、上述した(1)式により、鏡筒15の温度変化Δtによる鏡筒15の熱膨張ΔL1を求め、第1ミラーM1と第2ミラーM2の間隔が所定間隔になるようにミラー位置調整機構21を制御する。
例えば低熱膨張ガラスからなる被測定部材H1の熱膨張係数を0.02ppm/K、スーパーインバーからなる鏡筒15の熱膨張係数を1ppm/K、被測定部材H1の長さを0.3mとする。第1ミラーM1と第2ミラーM2との間の鏡筒15部分の温度変化が+0.01Kだけ発生すると、鏡筒15は3nm伸張し、被測定部材H1は0.06nm伸張するので、距離センサSにより被測定部材H1が2.94nm離れるのが測定できる。被測定部材H1が2.94nm離れた場合は、熱膨張率の差から、鏡筒15の0.3mの部分が3nm伸張したことが分かるので、第1ミラーM1と第2ミラーM2との間隔が3nm離れたことが分かる。そこで、制御装置23は、第1ミラーM1または第2ミラーM2のミラー位置調整機構21を制御して、第1ミラーM1と第2ミラーM2の間隔が3nm縮む方向に駆動することにより、第1ミラーM1と第2ミラーM2の間隔を精密に修正することができる。
なお、上述した第2ミラーM2と第3ミラーM3の間隔の変化、第3ミラーM3と第4ミラーM4の間隔の変化を測定するための被測定部材H2,H3および距離センサSは、第1ミラーM1と第2ミラーM2の間隔の変化を測定するための被測定部材H1および距離センサSと、被測定部材H2,H3の長さが異なることを除いて同様に構成されているため詳細な説明を省略する。
上述した投影光学系では、第2ミラーM2の位置を基準にして、第1ミラーM1、第3ミラーM3、第4ミラーM4の位置修正が予め定められた時間間隔で行われる。
すなわち、制御装置23は、先ず、第2ミラーM2の位置を基準にして、第1ミラーM1のミラー位置調整機構21を駆動することにより第1ミラーM1と第2ミラーM2の間隔を予め定められた所定間隔に修正する。次に、第2ミラーM2の位置を基準にして、第3ミラーM3のミラー位置調整機構21を駆動することにより第2ミラーM2と第3ミラーM3の間隔を予め定められた所定間隔に修正する。そして、第3ミラーM3の位置を基準にして、第4ミラーM4のミラー位置調整機構21を駆動することにより第3ミラーM3と第4ミラーM4の間隔を予め定められた所定間隔に修正する。
このように、第2ミラーM2の位置を基準にして、第1ミラーM1、第3ミラーM3、第4ミラーM4の位置修正を順次行うことにより、少ない演算時間で各ミラーM1〜M4の間隔を精密に修正することができる。
上述した投影光学系11では、鏡筒15に被測定部材H1,H2,H3の一端を固定し、鏡筒15に固定される距離センサSにより被測定部材H1,H2,H3の他端までの距離を測定するようにしたので、鏡筒15内に配置されるミラーM1〜M4の間隔の変化を高精度で測定することができる。
また、制御装置23により、距離センサSで測定された距離に基づいて鏡筒15の熱膨張を演算し、ミラーM1〜M4の間隔が所定間隔になるようにミラー位置調整機構21を制御するようにしたので、ミラーM1〜M4の間隔を所定の間隔に高い精度で維持することが可能になり、所定の光学性能を確保することができる。
さらに、被測定部材H1,H2,H3の長さを、各ミラーM1〜M4間の間隔に対応する長さにしたので、各ミラーM1〜M4間の間隔の修正を高い精度で行うことができる。
(露光装置の実施形態)
図3は、EUV光リソグラフィシステムを模式化して示している。なお、この実施形態において第1の実施形態と同一の部材には、同一の符号を付している。
この実施形態では、露光の照明光としてEUV光が用いられる。EUV光は0.1〜400nmの間の波長を持つもので、この実施形態では特に1〜50nm程度の波長が好ましい。投影像は像光学系システム101を用いたもので、ウエハW上にレチクルRによるパターンの縮小像を形成するものである。
ウエハW上に照射されるパターンは、レチクルステージ13の下側に静電チャック103を介して配置されている反射型のレチクルRにより決められる。また、ウエハWはウエハステージ17の上に載せられている。典型的には、露光はステップ・スキャンによりなされる。
露光時の照明光として使用するEUV光は大気に対する透過性が低いので、EUV光が通過する光経路は、適当な真空ポンプ73を用いて真空に保たれた本体チャンバ31に囲まれている。またEUV光はレーザプラズマX線源によって生成される。レーザプラズマX線源はレーザ源108(励起光源として作用)とキセノンガス供給装置109からなっている。レーザプラズマX線源は真空チャンバ110によって取り囲まれている。レーザプラズマX線源によって生成されたEUV光は真空チャンバ110の窓111を通過する。
放物面ミラー113は、キセノンガス放出部の近傍に配置されている。放物面ミラー113はプラズマによって生成されたEUV光を集光する。放物面ミラー113は集光光学系を構成し、ノズル112からのキセノンガスが放出される位置の近傍に焦点位置がくるように配置されている。EUV光は放物面ミラー113の多層膜で反射し、真空チャンバ110の窓111を通じて集光ミラー114へと達する。集光ミラー114は反射型のレチクルRへとEUV光を集光、反射させる。EUV光は集光ミラー114で反射され、レチクルRの所定の部分を照明する。すなわち、放物面ミラー113と集光ミラー114はこの装置の照明システムを構成する。
レチクルRは、EUV光を反射する多層膜とパターンを形成するための吸収体パターン層を持っている。レチクルRでEUV光が反射されることによりEUV光は「パターン化」される。パターン化されたEUV光は投影システム101を通じてウエハWに達する。
この実施形態の像光学システム101は、凹面第1ミラー115a、凸面第2ミラー115b、凸面第3ミラー115c、凹面第4ミラー115dの4つの反射ミラーからなっている。各ミラー115a〜115dにはEUV光を反射する多層膜が備えられている。
レチクルRにより反射されたEUV光は第1ミラー115aから第4ミラー115dまで順次反射されて、レチクルパターンの縮小(例えば、1/4、1/5、1/6)された像を形成する。像光学系システム101は、像の側(ウエハWの側)でテレセントリックになるようになっている。各ミラー115a〜115dの間隔は、上述した投影光学系11と同様にして修正可能とされている。
レチクルRは可動のレチクルステージ13によって少なくともX−Y平面内で支持されている。ウエハWは、好ましくはX,Y,Z方向に可動なウエハステージ17によって支持されている。ウエハW上のダイを露光するときには、EUV光が照明システムによりレチクルRの所定の領域に照射され、レチクルRとウエハWは像光学系システム101に対して像光学システム101の縮小率に従った所定の速度で動く。このようにして、レチクルパターンはウエハW上の所定の露光範囲(ダイに対して)に露光される。
露光の際には、ウエハW上のレジストから生じるガスが像光学システム101のミラー115a〜115dに影響を与えないように、ウエハWはパーティション116の後ろに配置されることが望ましい。パーティション116は開口116aを持っており、それを通じてEUV光がミラー115dからウエハWへと照射される。パーティション116内の空間は真空ポンプ117により真空排気されている。このように、レジストに照射することにより生じるガス状のゴミがミラー115a〜115dあるいはレチクルRに付着するのを防ぐ。それゆえ、これらの光学性能の悪化を防いでいる。
この実施形態の露光装置では、各ミラー115a〜115dの間隔が、上述した投影光学系11と同様にして修正可能とされているため、精度の高い露光を行うことができる。
(実施形態の補足事項)
以上、本発明を上述した実施形態によって説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態に限定されるものではない。
(1)上述した実施形態では、第2ミラーM2の位置を基準にして、第1ミラーM1、第3ミラーM3、第4ミラーM4の位置修正を行った例について説明したが、例えば、基準になるミラーが存在しない場合には、単に、各ミラーの間隔が所定の値になるように位置修正を行っても良い。
(2)上述した実施形態では、被測定部材H1,H2,H3の長さを各ミラーM1〜M4間の間隔に対応する長さにした例について説明したが、必ずしも対応する長さにする必要はない。また、各ミラー間に被測定部材を配置することなく、鏡筒の全体的な熱膨張を測定するようにしても良い。
(3)上述した実施形態では、一体形成された鏡筒15に本発明を適用した例について説明したが、例えば、鏡筒が部分群に分割されているような場合には、ミラーの間隔に対応するように1本の被測定部材を配置すると、被測定部材が分割された鏡筒部分からはみ出して組み立て時に扱い難くなる。従って、この場合には、被測定部材を部分群の分割される位置で分割し、その位置を距離センサで計測して加算するようにしても良い。
(4)上述した実施形態では、被測定部材H1,H2,H3を低熱膨張ガラスで構成した例について説明したが、基本的には鏡筒と熱膨張係数が異なる部材であれば良く、鏡筒より熱膨張係数が大きいアルミニウム合金、ステンレス鋼等の合金材料でも良い。
(5)上述した実施形態では、EUV光を用いた露光装置に本発明を適用した例について説明したが、本発明は、投影光学系を備えた露光装置に広く適用することができる。
本発明の投影光学系の実施形態を示す説明図である。 図1の投影光学系の一部の詳細を示す説明図である。 本発明の投影光学系の他の実施形態を備えた露光装置を示す説明図である。
符号の説明
11…投影光学系、15…鏡筒、19…保持部材、21…ミラー位置調整機構、23…制御装置、M1〜M4…ミラー、H1〜H3…被測定部材、S…距離センサ。

Claims (6)

  1. 鏡筒内に配置され保持部材を介して前記鏡筒に所定間隔を置いて保持される複数のミラーと、
    それぞれの前記ミラーの前記保持部材に対する位置を調整するミラー位置調整手段と、
    前記鏡筒に一端を固定される被測定部材と、
    前記鏡筒に固定され前記被測定部材の他端までの距離を測定する距離センサと、
    を有することを特徴とする投影光学系。
  2. 請求項1記載の投影光学系において、
    前記距離センサで測定された前記距離に基づいて前記鏡筒の熱膨張を演算し、前記複数のミラーの間隔が前記所定間隔になるように前記ミラー位置調整手段を制御する制御手段を有することを特徴とする投影光学系。
  3. 請求項1または請求項2記載の投影光学系において、
    前記被測定部材は、前記鏡筒の光軸方向に長い棒状をしていることを特徴とする投影光学系。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の投影光学系において、
    前記被測定部材は、低熱膨張材からなることを特徴とする投影光学系。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の投影光学系において、
    前記被測定部材は、前記ミラーの間隔に対応する長さを有していることを特徴とする投影光学系。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の投影光学系を有することを特徴とする露光装置。
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