JP2008128738A - 電池制御装置、電池制御方法、電池パック、電子機器、電池制御プログラムおよび制御回路 - Google Patents

電池制御装置、電池制御方法、電池パック、電子機器、電池制御プログラムおよび制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】満充電または完全放電を行っていなくとも、充放電回数を算出することを目的とする。
【解決手段】電池制御装置1は、電池4の電圧を計測する電圧計測手段6と、電池4の電流を計測する電流計測手段7と、電池4の電圧および電池4の電流に基づいて電池4の開放電圧を算出し、電池4の残量が電池4の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と開放電圧との関係を示す関係情報と算出した開放電圧とを用いて電池4の電池残量比率を算出する電源制御手段8と、を備え、電源制御手段8は、充電開始時の電池4の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して電池4の充電量比率を算出し、充電量比率に補正係数を乗算した値を電池4の充放電回数として算出し、充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池制御装置、電池制御方法、電池パック、電子機器、電池制御プログラムおよび制御回路に関する。
二次電池は、充放電を繰り返す事により、放電できる電池容量(放電容量)が徐々に減少する。最近のリチウムイオン電池は、300〜500回の充放電を繰り返す事により約60%まで放電容量が減少する。そのため、充放電回数が、電池劣化状態を示す一つの指標となる。しかし、パーソナルコンピュータやPDAなどの情報機器ではデータ消失を避けるため、電池を最後まで放電せずに充電するのが一般的である。その結果、充放電回数の数え方によっては実際とズレが生じる。電流を積算し、一定量以上放電したら一回と数え、積算充電電流量が規定値に達したら一回と数える手法がある。また、充電開始時の電圧と充電終了時の電圧から充放電回数に換算する方法がある。さらに、放電容量を積算して充放電回数に換算する方法がある。
特開平6−68912号公報 特開平11−233152号公報 特開平11−233153号公報 特開平11−233161号公報 特開2000−195564号公報 特開2000−260486号公報 特開2005−49216号公報
充電開始時の電圧と充電終了時の電圧から充放電回数に換算する方法は、充電時の電池電圧に対して、放電レートといった放電条件を加味していない。また、放電条件によって放電容量は異なり、充放電回数も異なる。放電容量を積算して充放電回数に換算する方法は、積算された値を充放電回数に換算するために、満充電容量を知る必要があるが、満充電容量が一定のままでは、劣化して容量が減った電池で正しく換算することができない。
本発明は、満充電または完全放電を行っていなくとも、充放電回数を算出することを目的とする。また、本発明は、電池の劣化に対応する補正係数により換算した充放電回数を算出することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、本発明の電池制御装置は、電池の電圧を計測する電圧計測手段と、前記電池の電流を計測する電流計測手段と、前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備え、前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する。
本発明の電池制御装置によれば、充電開始時の電池の電池残量比率から充電終了時の電
池残量比率を減算して電池の充電量比率を算出し、電池の充放電回数を算出する。その結果、本発明の電池制御装置によれば、充電開始時の電池が完全放電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。また、本発明の電池制御装置によれば、充電終了時の電池が満充電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。
本発明の電池制御方法は、電池の電圧を計測する電圧計測ステップと、前記電池の電流を計測する電流計測ステップと、前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御ステップと、を備え、前記電源制御ステップは、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する。
本発明の電池制御方法によれば、充電開始時の電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して電池の充電量比率を算出し、電池の充放電回数を算出する。その結果、本発明の電池制御方法によれば、充電開始時の電池が完全放電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。また、本発明の電池制御方法によれば、充電終了時の電池が満充電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。
本発明の電池パックは、電池の電圧を計測する電圧計測手段と、前記電池の電流を計測する電流計測手段と、前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備え、前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する。
本発明の電池パックによれば、充電開始時の電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して電池の充電量比率を算出し、電池の充放電回数を算出する。その結果、本発明の電池パックによれば、充電開始時の電池が完全放電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。また、本発明の電池パックによれば、充電終了時の電池が満充電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。
本発明の電子機器は、電池から供給される電力によって負荷を駆動する電子機器であって、前記電池の電圧を計測する電圧計測手段と、前記電池の電流を計測する電流計測手段と、前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備え、前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する。
本発明の電子機器によれば、充電開始時の電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して電池の充電量比率を算出し、電池の充放電回数を算出する。その結果、
本発明の電子機器によれば、充電開始時の電池が完全放電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。また、本発明の電子機器によれば、充電終了時の電池が満充電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。
本発明の電子機器によれば、前記電源制御手段は、放電開始時の前記電池の電池残量比率から放電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する。
本発明の電子機器によれば、放電開始時の前記電池の電池残量比率から放電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、電池の充放電回数を算出する。その結果、本発明の電子機器によれば、放電開始時の電池が満充電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。また、本発明の電子機器によれば、放電終了時の電池が完全放電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。
本発明の電子機器によれば、前記電源制御手段は、前記充放電回数が所定値を超える場合には該所定値を前記充放電回数として算出し、前記充放電回数が所定値を超えない場合には前記充電量比率に補正係数を乗算した値を前記充放電回数として算出する。本発明の電子機器によれば、所定値を超えない充放電回数を算出することが可能となる。
また、本発明の電子機器によれば、前記補正係数は、電池の劣化により減少する電池の放電容量に基づいて算出された値である。本発明の電子機器によれば、電池の劣化を考慮した電池の充放電回数を算出することが可能となる。
また、本発明の電子機器によれば、前記電池は記録手段を備え、前記電源制御手段は、積算した前記充放電回数を前記記録手段に記録する。本発明の電子機器によれば、積算した電池の充放電回数を電池が備える記録手段に記録することが可能となる。
また、本発明の電池制御プログラムは、電池の電圧を計測する電圧計測手段と、前記電池の電流を計測する電流計測手段と、前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備える電池制御装置の電池制御プログラムであって、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算するステップを電池制御装置に実行させる。
本発明の電池制御プログラムによれば、充電開始時の電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して電池の充電量比率を算出し、電池の充放電回数を算出する。その結果、本発明の電池制御プログラムによれば、充電開始時の電池が完全放電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。また、本発明の電池制御プログラムによれば、充電終了時の電池が満充電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。
また、本発明の制御回路は、電池の電圧を計測する電圧計測手段と、前記電池の電流を計測する電流計測手段とを備え、前記電池の充放電回数を管理する電池制御装置の制御回路であって、前記計測された電池の電圧および前記計測された電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値で
ある電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段を備え、前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する。
本発明の制御回路によれば、充電開始時の電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して電池の充電量比率を算出し、電池の充放電回数を算出する。その結果、本発明の制御回路によれば、充電開始時の電池が完全放電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。また、本発明の制御回路によれば、充電終了時の電池が満充電となっていなくとも、電池の充放電回数を算出することが可能となる。
また、本発明は、コンピュータその他の装置、機械等が上記いずれかの処理を実行する方法であってもよい。また、本発明は、コンピュータその他の装置、機械等に、以上のいずれかの機能を実現させるプログラムであってもよい。また、本発明は、そのようなプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録したものでもよい。
本発明によれば、満充電または完全放電を行っていなくとも、充放電回数を算出することができる。また、本発明によれば、電池の劣化に対応する補正係数により換算した充放電回数を算出することができる。
以下、本発明の実施形態を例示的に説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成には限定されない。
<第1実施形態>
<構成>
図1は、第1実施形態に係る電池制御装置1を搭載したノートパソコン2(本発明でいう、「電子機器」に相当。)の構成図を示している。ノートパソコン2内には、CPU(中央演算処理装置)やハードディスク等の装置類(以下、単に「負荷3」と称する。)が内蔵されている。負荷3は、ノートパソコン2に接続されている電池4やACアダプター5から供給される電力によって動作する。なお、負荷3に供給される電力は、電池制御装置1を介して電池4やACアダプター5から給電される。また、ACアダプター5の出力電圧は、電池4の出力電圧よりも高いことを前提としている。なお、電池4はノートパソコン2から取り外しができるものであってもよい。
本実施形態においては、電池4以外の電源としてACアダプター5を採用しているが、本発明はこれに限られない。すなわち、電池4からの電力の供給が無い状態であっても、電池制御装置1が動作可能であればよい。従って、ACアダプター5に代わって第二の電池を用いてもよいし、第二の電池以外の電源で電池制御装置1が動作するようにしてもよい。
電池制御装置1は、ACアダプター5と負荷3を繋ぐ電路を開閉するスイッチ11、電池4の電圧を計測する電圧測定回路6(本発明でいう、「電圧計測手段」に相当。)と、電池の電流を計測する電流測定回路7(本発明でいう、「電流計測手段」に相当。)と、スイッチ11へ制御信号を出力し、電圧測定回路6と電流測定回路7とからの計測信号を入力する電源制御マイコン8(本発明でいう、「電源制御手段」や「制御回路」に相当。)と、電池4への逆電流を阻止するためのダイオード9と、ACアダプター5への逆電流を阻止するためのダイオード10と、ACアダプター5と電池4を繋ぐ電路を開閉するスイッチ12と、を有している。なお、電池制御装置1は、電池4の内部に設けられたメモ
リー14と電気的に接続されていてもよい。
スイッチ11は、電源制御マイコン8からの指令を受けて開閉動作する。スイッチ11を開くと、電池4から負荷3へ電力が供給される。一方、スイッチ11を閉じると、ACアダプター5の出力電圧は電池4の出力電圧よりも高いため、電池4から負荷3への電力の供給は止まり、ACアダプター5から負荷3への電力の供給が開始される。すなわち、スイッチ11を開閉することにより、電池4から負荷3への電力の供給が制御される。なお、スイッチ11には、電路を物理的に開閉する電磁接触器等の開閉手段の他、半導体スイッチ等を用いてもよい。
このように、ダイオード9とダイオード10とスイッチ11とからなる回路で電源の切り替え回路を構成することにより、負荷3を瞬時電圧低下させることなく電源を切り替えることが可能となる。また、電池4の内部インピーダンスや容量等を計測する際、ACアダプター5を取り外す必要が無くなる。なお、スイッチ11は、電池4から負荷3への電路の途中に設けてもよい。
スイッチ12は、電源制御マイコン8からの指令を受けて開閉動作する。スイッチ12を閉じると、ACアダプター5から電池4へ電力が供給され、電池4は充電される。一方、スイッチ12を開くと、ACアダプター5から電池4への電力の供給は止まる。すなわち、スイッチ12を開閉することにより、ACアダプター5から電池4への電力の供給が制御される。
電圧測定回路6は、電池4の正極と負極との間の電位差を計測し、電池4の出力電圧に関する信号を電源制御マイコン8に伝送する。また、電圧測定回路6は、電池4の正極と負極との間の電位差を計測し、電池4への入力電圧に関する信号を電源制御マイコン8に伝送する。なお、電圧測定回路6は、スイッチ11の開閉状態に関わらず、電池4の出力電圧を常に計測して電源制御マイコン8に伝送することが可能である。さらに、電圧測定回路6は、スイッチ12の開閉状態に関わらず、電池4への入力電圧を常に計測して電源制御マイコン8に伝送することが可能である。
電流測定回路7は、電池4の出力電流を計測し、電池4の出力電流に関する信号を電源制御マイコン8に伝送する。電池4の出力電流の計測は、電池4と負荷3との間に設けられた抵抗13における電圧降下量を計測し、電圧降下量と抵抗値とから電池4の出力電流を計測する。なお、スイッチ11が開いており電池4から負荷3への電力の供給が停止している場合、電流測定回路7が計測する電池4の出力電流は、0(A)となる。また、電流測定回路7は、電池4への入力電流を計測し、電池4の入力電流に関する信号を電源制御マイコン8に伝送する。電池4への入力電流の計測は、抵抗13における電圧上昇量を計測し、電圧上昇量と抵抗値とから電池4への入力電流を計測する。
電源制御マイコン8は、開閉装置6のスイッチ11を開閉し、電池4から負荷3への電力の供給を制御する。また、電源制御マイコン8は、電圧測定回路6や電流測定回路7から伝送される信号に基づいて電池4の状態を測定する。さらに、電源制御マイコン8は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)および入出力インターフェース等により構成されている。そして、ROM
やRAMに予め格納されているプログラムがCPUによって実行されることにより、電池制御装置1の各動作が実現される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る電池制御装置1の動作について説明する。図2は、第1実施形態に係る電池制御装置1の制御フロー図である。図2は、電池4を充電する場合において、電源制御マイコン8が、電池4の充放電回数を算出する動作を説明し
ている。
まず、電源制御マイコン8は、ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていることを、スイッチ11を介して検出する。具体的には、すでにノートパソコン2にACアダプター5が装着されている場合において、ノートパソコン2の電源スイッチが押下され、電池制御装置1が起動したとき、電源制御マイコン8は、ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていることを検出する。また、すでにノートパソコン2の電源スイッチが入っている場合において、ノートパソコン2にACアダプター5が装着されたとき、電源制御マイコン8は、ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていることを検出する。電源制御マイコン8は、ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていることを検出した場合、電池4の電池残量比率(%)を予測する(S201)。
電池4の電池残量比率(%)を予測する場合、電源制御マイコン8は、スイッチ11を開いた状態にする指令をスイッチ11に対して送る。すでにスイッチ11が開いている場合は、電源制御マイコン8は、スイッチ11を開いた状態にする指令をスイッチ11に対して送らなくてもよい。スイッチ11が開いている場合、負荷3への電力の供給元は、電池4となる。したがって、電池4は放電を行っていることになる。そこで、電源制御マイコン8は電池4の放電時の電池残量比率(%)を予測する。
ここで、電池4の電池残量比率(%)の予測について説明する。例えば、リチウムイオン電池は、電池残量比率(%)によって、電池電圧が変化する特性を持っている。そのため、電池4の開放電圧(OVC)を測定することにより電池残量比率(%)を予測することができる。電池電圧の変化の仕方は直線的ではない。そのため、予め測定された電池電圧と電池残量比率(%)との関係をマップ化しておき、そのマップ(テーブル)を参照することにより、電池4の電池残量比率(%)の予測を行うことが可能である。
電池4の充放電が行われている間は、電池4の端子電圧(V)と電池4の開放電圧(OVC)とは異なる値を示す。これは、電池4の内部インピーダンスおよび充放電電流によって、電池4の端子電圧(V)の電圧上昇または電圧降下が発生するからである。そのため、充放電時の電池4の開放電圧(OVC)を求める必要がある。
充放電時の電池4の開放電圧(OVC)は、電池4の端子電圧(V)と、電池4の充放電電流(I)、電池4の内部インピーダンス(Ri)により、以下の計算式(1)で求めることができる。
OCV=V+(I×Ri) ・・・(1)
上記計算式(1)では、電池4の放電時における充放電電流の符号を正の符号、電池4の充電時における充放電電流の符号を負の符号とする。
具体的には、電源制御マイコン8は、電圧測定回路6から電池4の端子電圧(V)に関する信号を取得する。また、電源制御マイコン8は、電流測定回路7から電池4の充放電電流(I)に関する信号を取得する。電池4の内部インピーダンス(Ri)は、予め測定された結果から算出された値を使用する。例えば、電源制御マイコン8に予め記録された電池4の内部インピーダンス(Ri)を使用してもよい。この場合、電池4の製造時等において、計測装置によって予め計測された電池4の内部インピーダンス(Ri)を、電源制御マイコン8に記録してもよい。また、電池4の製造後において計測装置によって予め計測された電池4の内部インピーダンス(Ri)を、電源制御マイコン8に記録してもよい。
また、電池4の内部インピーダンス(Ri)は、電池制御装置1による以下の動作によって、算出することができる。電池制御装置1による以下の動作は、電源制御マイコン8
による電池4の電池残量比率(%)を予測する動作の前に行われていることを前提とする。
電源制御マイコン8は、スイッチ11を開き、負荷3への電力の供給元をACアダプター5から電池4へ切り替える。負荷3への電力の供給元をACアダプター5から電池4へ切り替えた時の時間を0分とする。このときの電池4の電圧と電流の変化を、図3、及び図4において示す。図3は、電池4の出力電圧の時間変化を示すグラフである。図3において示すように、電池4の出力電圧は、負荷3への給電の開始と同時に急速に低下し、時間が10分程度経過したところで収束する。また、図4は、電池4の出力電流の時間変化を示すグラフである。図4において示すように、電池4の出力電流は、負荷3への給電の開始と同時に急速に低下し、時間が10(min)程度経過したところで収束する。
電源制御マイコン8は、スイッチ11が開かれ、負荷3への電力の供給元をACアダプター5から電池4へ切り替えてから10分経過後、電圧測定回路6から電池4の出力電圧(V1)に関する信号を取得し、電流測定回路7から電池4の出力電流(I1)に関する信号を取得する。
電源制御マイコン8は、スイッチ11を閉じ、負荷3への電力の供給元を電池4からACアダプター5へ切り替える。図3において示すように、電池4の出力電圧は、負荷3への給電の停止と同時に急速に上昇し、30分経過後にはほぼ完全に収束している。また、図4において示すように、電池4の出力電流は、負荷3への給電の停止と同時に0(A)となる。
次に、電源制御マイコン8は、スイッチ11が閉じられ、負荷3への電力の供給元を電池4からACアダプター5へ切り替えてから20分経過後(すなわち、スイッチ11が開かれ、負荷3への電力の供給元をACアダプター5から電池4へ切り替えてから30分経過後。)、電圧測定回路6から電池4の開放電圧である出力電圧(V2)に関する信号を取得する。
そして、電源制御マイコン8は、取得したV1、I1、及びV2から、電池4の内部インピーダンス(Ri)を算出する。電池4の内部インピーダンス(Ri)は、以下の計算式(2)によって求めることができる。
Ri=(V2−V1)/I1 ・・・(2)
算出された電池4の内部インピーダンス(Ri)は、電源制御マイコン8の内部に記録される。このような電池4の内部インピーダンス(Ri)の算出、記録動作により、電源制御マイコン8は、電池4の内部インピーダンス(Ri)を使用することができる。
次に、電源制御マイコン8は、計算式(1)を使用して、電池4の端子電圧(V)と、電池4の充放電電流(I)と、電池4の内部インピーダンス(Ri)とから、充放電時の電池4の開放電圧(OVC)を算出する。
電源制御マイコン8は、電池4のメモリー14に記憶されたマップを取得し、算出した充放電時の電池4の開放電圧(OVC)とマップとを照合することにより、電池4の電池残量比率(%)を算出する。
図5は、電池4の電池残量比率(%)と充放電時の電池4の開放電圧(OVC)との関係を示すグラフ(本発明でいう、「関係情報」に相当。)である。この電池4の電池残量比率(%)と充放電時の電池4の開放電圧(OVC)との関係は、電池4の製造時等において、計測装置によって予め計測されたデータに基づくものである。すなわち、このグラフは、電池4の充放電時の開放電圧(OVC)を電池4が満充電の状態から放電末期の状
態になるまで段階的に計測していくことにより作成したものである。電池4のメモリー14にこのようなグラフをマップとして予め記憶させておく。また、電源制御マイコン8が、このようなグラフをマップとして記憶するようにしてもよい。
次に、電源制御マイコン8は、算出した電池4の電池残量比率(%)を充電開始時電池残量比率(%)として、電源制御マイコン8の内部に保存する(S202)。
そして、電源制御マイコン8は、電池4の充電を開始する(S203)。具体的には、電源制御マイコン8は、スイッチ11を閉じた状態にする指令をスイッチ11に対して送る。さらに、電源制御マイコン8は、スイッチ12を閉じた状態にする指令をスイッチ12に対して送る。すでにスイッチ12が閉じている場合は、スイッチ12を閉じた状態にする指令をスイッチ12に対して送らなくてもよい。スイッチ11が閉じられた状態となり、かつ、スイッチ12が閉じられた状態となる場合、ACアダプター5と電池4とは、電気的に接続された状態となる。すなわち、ACアダプター5の供給電力が電池4に供給され、電池4の充電が開始される。
電源制御マイコン8は、電池4の充電が終了したか否かを判定する(S204)。電池4が満充電となった場合、電源制御マイコン8は、電池4の充電が終了したと判定する。また、ノートパソコン2からACアダプター5が取り外された場合、電源制御マイコン8は、電池4の充電が終了したと判定する。
電池4の充電が終了した場合(S204の処理で肯定の場合)、電源制御マイコン8は、電池4の電池残量比率(%)を予測する(S205)。S205における電池4の電池残量比率(%)の予測の処理は、S202における電池4の電池残量比率(%)の予測の処理と同様に行われる。すなわち、電源制御マイコン8は、電池4の充電終了時における電池4の電池残量比率(%)を算出する。
一方、電池4の充電が終了していない場合(S204の処理で否定の場合)、電源制御マイコン8は、電池4の充電が終了するまで、S204の処理を繰り返す。
電池4の充電終了時における電池4の電池残量比率(%)を算出した場合、電源制御マイコン8は、算出した電池4の電池残量比率(%)を充電終了時電池残量比率(%)として、電源制御マイコン8の内部に保存する(S206)。
次に、電源制御マイコン8は、電池4の充放電回数を算出する(S207)。電源制御マイコン8は、充電開始時電池残量比率(%)、充電終了時電池残量比率(%)、補正係数から、電池4の充放電回数を算出する。電池4の充放電回数は、以下の計算式(3)によって求めることができる。
電池4の充放電回数={充電終了時電池残量比率(%)−充電開始時電池残量比率(%)}/100(%)×補正係数n ・・・(3)
上記補正係数nについて説明する。上記補正係数nは、予め実験を行うことにより算出することが可能である。具体的には、電池4の満充電状態から、電池4の電池残量比率(%)が50%の状態になるまで電池4の放電を行う。その後、電池4が満充電状態となるまで、電池4の充電を行う。この電池4の放電および電池4の充電のサイクルを繰り返して、電池4の放電容量のデータを取得する。満充電状態から電池残量比率(%)が50%の状態になるまでの電池4の放電と、電池残量比率(%)が50%の状態から満充電状態になるまでの電池4の充電のサイクルを、本明細書では、充放電50%サイクルという。補正係数nを算出する実験においては、充放電50%サイクルを1回行った場合、充放電回数を0.5回とする。
また、電池4の満充電状態から、電池4の電池残量比率(%)が0%の状態になるまで電池4の放電を行う。その後、電池4が満充電状態となるまで、電池4の充電を行う。この電池4の放電および電池4の充電のサイクルを繰り返して、電池4の放電容量のデータを取得する。満充電状態から電池残量比率(%)が0%の状態になるまでの電池4の放電と、電池残量比率(%)が0%の状態から満充電状態になるまでの電池4の充電のサイクルを、本明細書では、充放電100%サイクルという。補正係数nを算出する実験においては、充放電100%サイクルを1回行った場合、充放電回数を1回とする。
電池4の充放電が繰り返されることにより、電池4は劣化し、充放電できる容量が減少する。電池4が満充電の状態から、電池残量比率(%)が0%の状態まで放電され、電池残量比率(%)が0%の状態から満充電の状態まで電池4の充電が行われた場合と、電池4が満充電の状態から、電池残量比率(%)が50%の状態まで放電され、電池残量比率(%)が50%の状態から満充電の状態まで電池4の充電が行われた場合と、では電池が劣化する割合が異なる(すなわち、電池4の充放電できる容量が異なる。)。そこで、電池4の劣化により減少した放電容量(または充電容量)に応じた補正係数を充放電回数に乗算して、電池4の劣化に対応した充放電回数を算出する必要がある。
充放電50%サイクルを繰り返した場合の電池4の放電容量の減り方と、充放電100%サイクルを繰り返した場合の電池4の放電容量の減り方とを比較する。
図6は、充放電50%サイクルを繰り返した場合の電池4の放電容量の変化および充放電100%サイクルを繰り返した場合の電池4の放電容量の変化を示す図である。図6の縦軸は、電池4の放電容量を示している。図6の横軸は、電池4の充放電回数を示している。
図6に示す点Aは、電池4の放電容量が1000mAhである場合における充放電50%サイクルの充放電回数および充放電100%サイクルの充放電回数を示している。図6に示すように、電池4の放電容量が1000mAhの場合、充放電50%サイクルの充放電回数および充放電100%サイクルの充放電回数は、ともに1回である。
図6に示す点Bは、電池4の放電容量が900mAhまで減少した場合における充放電50%サイクルの充放電回数を示している。図6に示すように、電池4の放電容量が900mAhの場合、充放電50%サイクルの充放電回数は、200回である。
図6に示す点Cは、電池4の放電容量が900mAhまで減少した場合における充放電100%サイクルの充放電回数を示している。図6に示すように、電池4の放電容量が900mAhの場合、充放電100%サイクルの充放電回数は、400回である。
充放電100%サイクルの場合、電池4の放電容量が900mAhまで減少するためには、電池4の充放電回数が400回必要となる。それに対して、充放電50%サイクルの場合、電池4の放電容量が900mAhまで減少するためには、電池4の充放電回数が200回必要となる。すなわち、充放電50%サイクルの場合の電池4の放電容量の減少は、充放電100%サイクルの場合の電池4の放電容量の減少よりも大きい。そこで、電池4の放電容量の減少分に対する電池4の充放電回数について、放電100%サイクルと充放電50%サイクルとを調整するために補正係数nを求める。
補正係数nは以下の計算式(4)により求めることができる。
補正係数n=充放電100%サイクルの充放電回数/充放電50%サイクルの充放電回数
・・・(4)
上記計算式(4)により、補正係数nを算出する場合、充放電100%サイクルの充放
電回数および充放電50%サイクルの充放電回数は、電池4の放電容量が同じ値まで減少した場合の回数を用いる。例えば、充放電100%サイクルの充放電回数が400回であり、充放電50%サイクルの充放電回数が200回である場合、補正係数n=400/200=2となる。図7における電池4の放電容量の値および電池4の充放電回数の値は、例示であって、本発明はこれらには限定されない。
電源制御マイコン8は、補正係数nを使用することにより、電池4の劣化を考慮した電池4の充放電回数を算出することができる。
電源制御マイコン8は、S207の処理において算出した電池4の充放電回数を電源制御マイコン8の内部に記録する。算出した電池4の充放電回数の値が1を超える場合、電源制御マイコン8は、電池4の充放電回数を1回として電源制御マイコン8の内部に記録する。例えば、算出した電池4の充放電回数の値が0.8となる場合は、電池4の充放電回数は0.8回として記録される。例えば、算出した電池4の充放電回数の値が1.2となる場合は、電池4の充放電回数は1回として記録される。
補正係数nを使用することにより、充放電回数の値が1を超える場合がある。しかし、電池4の満充電および完全放電を行ったとしても、実際の充放電回数は、1回を超えることはない。そのため、算出した電池4の充放電回数の値が1を超える場合、電池4の充放電回数を1回として電源制御マイコン8の内部に記録する。
電源制御マイコン8は、電池4の充放電が繰り返される毎に、電池4の充放電回数を積算する。すなわち、すでに電源制御マイコン8の内部に電池4の充放電回数が記録されていれば、記録されている電池4の充放電回数に対して算出した電池4の充放電回数を加算する。
第1実施形態に係る電池制御装置1によれば、充電開始時における電池4の電池残量比率(%)が0%でなくとも(すなわち、電池4が完全放電状態でなくとも)、電池4の充放電回数を算出することが可能となる。また、第1実施形態に係る電池制御装置1によれば、充電終了時における電池4の電池残量比率(%)が100%でなくとも(すなわち、電池4が満充電状態でなくとも)、電池4の充放電回数を算出することが可能となる。
<第2実施形態>
次に、図7を参照して、第2実施形態に係る電池制御装置1の動作について説明する。上記第1実施形態では、電池4を充電する場合において、電源制御マイコン8が、電池4の充放電回数を算出する動作について説明した。第2実施形態では、電池4を放電させる場合において、電源制御マイコン8が、電池4の充放電回数を算出する動作について説明する。他の構成および作用は、第1実施形態と同様である。そこで、同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符号を付し、その説明を省略する。また、必要に応じて図1から図6の図面を参照する。図7は、第2実施形態に係る電池制御装置1の制御フロー図である。
まず、電源制御マイコン8は、ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていないことを、スイッチ11を介して検出する。具体的には、ノートパソコン2にACアダプター5が装着されていない場合において、ノートパソコン2の電源スイッチが押下され、電池制御装置1が起動したとき、電源制御マイコン8は、ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていないことを検出する。また、すでにノートパソコン2の電源スイッチが入っている場合において、ノートパソコン2からACアダプター5が取り外されたとき、電源制御マイコン8は、ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていないことを検出する。電源制御マイコン8は、ノートパソコン
2とACアダプター5とが電気的に接続されていないことを検出した場合、電池4の電池残量比率(%)を予測する(S701)。ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていない場合、負荷3への電力の供給元は、電池4となる。したがって、電池4は放電を行っていることになる。そこで、電源制御マイコン8は電池4の放電時の電池残量比率(%)を算出する。電源制御マイコン8が、電池4の放電時の電池残量比率(%)を予測する処理は、上記第1実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
次に、電源制御マイコン8は、算出した電池4の電池残量比率(%)を放電開始時電池残量比率(%)として、電源制御マイコン8の内部に保存する(S702)。
次に、電源制御マイコン8は、電池4の放電が終了したか否かを判定する(S703)。電源制御マイコン8は、負荷3への電力の供給元が、ACアダプター5であることを検出した場合、電池4の放電が終了したと判定する。具体的には、電源制御マイコン8は、ノートパソコン2にACアダプター5が装着され、ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていることを、スイッチ11を介して検出した場合、電池4の放電が終了したと判定する。スイッチ11を閉じておけば、電源制御マイコン8は、ノートパソコン2にACアダプター5が装着されたことを検出するとともに、負荷3への電力の供給元が、ACアダプター5であることを検出することができる。
電池4の放電が終了した場合(S703の処理で肯定の場合)、電源制御マイコン8は、電池4の電池残量比率(%)を予測する(S704)。S604における電池4の電池残量比率(%)の予測の処理は、S602における電池4の電池残量比率(%)の予測の処理と同様に行われる。すなわち、電源制御マイコン8は、電池4の放電終了時における電池4の電池残量比率(%)を算出する。
一方、電池4の放電が終了していない場合(S703の処理で否定の場合)、電源制御マイコン8は、電池4の放電が終了するまで、S703の処理を繰り返す。
電池4の放電終了時における電池4の電池残量比率(%)を算出した場合、電源制御マイコン8は、算出した電池4の電池残量比率(%)を放電終了時電池残量比率(%)として、電源制御マイコン8の内部に保存する(S705)。
次に、電源制御マイコン8は、電池4の充放電回数を算出する(S706)。電池4の充放電回数は、以下の計算式(5)によって求めることができる。
電池4の充放電回数={放電開始時電池残量比率(%)−放電終了時電池残量比率(%)}/100(%)×補正係数n ・・・(5)
上記補正係数nについては、上記第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
電源制御マイコン8は、S606の処理において算出した電池4の充放電回数を電源制御マイコン8の内部に記録する。算出した電池4の充放電回数が1を超える場合、電源制御マイコン8は、電池4の充放電回数を1回として電源制御マイコン8の内部に記録する。例えば、算出した電池4の充放電回数の値が0.8となる場合は、電池4の充放電回数は0.8回として記録される。例えば、算出した電池4の充放電回数の値が1.2となる場合は、電池4の充放電回数は1回として記録される。
電源制御マイコン8は、電池4の充放電が繰り返される毎に、電池4の充放電回数を積算する。すなわち、すでに電源制御マイコン8の内部に電池4の充放電回数が記録されていれば、記録されている電池4の充放電回数に対して算出した電池4の充放電回数を加算する。
第2実施形態に係る電池制御装置1によれば、放電開始時における電池4の電池残量比率(%)が100%でなくとも(すなわち、電池4が満充電状態でなくとも)、電池4の充放電回数を算出することが可能となる。また、第2実施形態に係る電池制御装置1によれば、放電電終了時における電池4の電池残量比率(%)が0%でなくとも(すなわち、電池4が完全放電状態でなくとも)、電池4の充放電回数を算出することが可能となる。
また、電池4の充電が行われている間、電源制御マイコン8は、電池4の電池残量比率(%)を定期的に予測しておいてもよい。すなわち、電池4の充電が行われている間、電源制御マイコン8は、定期的に電池4の開放電圧(OVC)を算出しておき、算出した電池4の開放電圧(OVC)と、電池4のメモリー14に記憶されたマップとを照合することにより、定期的に電池4の電池残量比率(%)を算出してもよい。この場合、電源制御マイコン8は、ノートパソコン2とACアダプター5とが電気的に接続されていないことを検出したとき、定期的に算出しておいた電池4の電池残量比率(%)の値を用いて、電池4の放電時の電池残量比率(%)の値としてもよい。
以下に本発明の変形例を示す。以下の変形例に示す構成および動作と、上記第1実施形態および上記第2実施形態に示す構成および動作とを組み合わせてもよい。また、以下に示す変形例1から変形例3に示す構成および動作を相互に組み合わせてもよい。
<変形例1>
上述した電池制御装置1は、内部に電圧測定回路6と電流測定回路7とを備えているが、本発明はこのような構成に限られない。図8において、本変形例に係る電池制御装置1を搭載したノートパソコン2の構成図を示す。図8において示すように、電池4(バッテリーパック)の内部に制御IC15と電圧測定回路6と電流測定回路7とを配設し、電圧測定回路6によって計測される電圧信号と電流測定回路7によって計測される電流信号とを制御IC15を介して電源制御マイコン8に転送するようにしてもよい。さらに、制御IC15に電源制御マイコン8が有する機能と同様の機能を持たせてもよい。すなわち、上記第1実施形態および上記第2実施形態における電源制御マイコン8が行う各種動作を、制御IC15が行うようにしてもよい。
<変形例2>
上述した電池制御装置1は、電池4内に設けられたメモリー14に、算出した電池4の充放電回数を記録するように変形してもよい。具体的には、電源制御マイコン8は、電池4内に設けられたメモリー14に、算出した電池4の充放電回数を記録する。さらに、電源制御マイコン8は、電池4の充放電が繰り返される毎に、電池4の充放電回数を積算する。すなわち、すでにメモリー14に電池4の充放電回数が記録されていれば、記録されている電池4の充放電回数に対して算出した電池4の充放電回数を加算する。
<変形例3>
図9において、本変形例に係る電池制御装置1を搭載したノートパソコン2の構成図を示す。図9において示すように、電池制御装置1には表示装置16が設けられている。電源制御マイコン8は、電池4の充放電回数の情報を表示装置16に対して送る。表示装置16は、電源制御マイコン8から電池4の充放電回数の情報を受け取り、電池4の充放電回数を表示する。本変形例に係る電池制御装置1によれば、表示装置16に表示された充放電回数をユーザーが確認することにより、電池4の劣化度合いを認識することが可能となる。
また、電源制御マイコン8は、電池4の充放電回数の情報をノートパソコン2が備える表示装置(図示せず)に対して送るようにしてもよい。ノートパソコンが備える表示装置
は、電源制御マイコン8から電池4の充放電回数の情報を受け取り、電池4の充放電回数を表示する。本変形例に係る電池制御装置1によれば、ノートパソコンが備える表示装置に表示された充放電回数をユーザーが確認することにより、電池4の劣化度合いを認識することが可能となる。
<コンピュータ読み取り可能な記録媒体>
コンピュータに上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
また、本発明の電池制御装置、電池制御方法、電池制御装置、及び電子機器は、以下のような付記的事項を含むものである。
(付記1)
電池の電圧を計測する電圧計測手段と、
前記電池の電流を計測する電流計測手段と、
前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備え、
前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
電池制御装置。
(付記2)
前記電源制御手段は、放電開始時の前記電池の電池残量比率から放電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
付記1に記載の電池制御装置。
(付記3)
前記電源制御手段は、前記充放電回数が所定値を超える場合には該所定値を前記充放電回数として算出し、前記充放電回数が所定値を超えない場合には前記充電量比率に補正係数を乗算した値を前記充放電回数として算出する
付記1または2に記載の電池制御装置。
(付記4)
前記補正係数は、電池の劣化により減少する電池の放電容量に基づいて算出された値である付記1から3のいずれか1項に記載の電池制御装置。
(付記5)
電池の電圧を計測する電圧計測ステップと、
前記電池の電流を計測する電流計測ステップと、
前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御ステップと、を備え、
前記電源制御ステップは、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
電池制御方法。
(付記6)
前記電源制御ステップは、放電開始時の前記電池の電池残量比率から放電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
付記5に記載の電池制御方法。
(付記7)
前記電源制御ステップは、前記充放電回数が所定値を超える場合には該所定値を前記充放電回数として算出し、前記充放電回数が所定値を超えない場合には前記充電量比率に補正係数を乗算した値を前記充放電回数として算出する
付記5または6に記載の電池制御方法。
(付記8)
前記補正係数は、電池の劣化により減少する電池の放電容量に基づいて算出された値である付記5から7のいずれか1項に記載の電池制御方法。
(付記9)
電池の電圧を計測する電圧計測手段と、
前記電池の電流を計測する電流計測手段と、
前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備え、
前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
電池パック。
(付記10)
前記電源制御手段は、放電開始時の前記電池の電池残量比率から放電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
付記9に記載の電池パック。
(付記11)
前記電源制御手段は、前記充放電回数が所定値を超える場合には該所定値を前記充放電回数として算出し、前記充放電回数が所定値を超えない場合には前記充電量比率に補正係数を乗算した値を前記充放電回数として算出する
付記9または10に記載の電池パック。
(付記12)
前記補正係数は、電池の劣化により減少する電池の放電容量に基づいて算出された値である付記9から11のいずれか1項に記載の電池パック。
(付記13)
負荷を備えた電子機器に着脱可能に構成され、前記電子機器に装着された場合に前記電池から前記負荷に駆動電力を供給する、
付記9から12のいずれか1項に記載の電池パック。
(付記14)
電池から供給される電力によって負荷を駆動する電子機器であって、
前記電池の電圧を計測する電圧計測手段と、
前記電池の電流を計測する電流計測手段と、
前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備え、
前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
電子機器。
(付記15)
前記電源制御手段は、放電開始時の前記電池の電池残量比率から放電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
付記14に記載の電子機器。
(付記16)
前記電源制御手段は、前記充放電回数が所定値を超える場合には該所定値を前記充放電回数として算出し、前記充放電回数が所定値を超えない場合には前記充電量比率に補正係数を乗算した値を前記充放電回数として算出する
付記14または15に記載の電子機器。
(付記17)
前記補正係数は、電池の劣化により減少する電池の放電容量に基づいて算出された値である付記14から16のいずれか1項に記載の電子機器。
(付記18)
前記電池は記録手段を備え、
前記電源制御手段は、積算した前記充放電回数を前記記録手段に記録する付記14から17のいずれか1項に記載の電子機器。
(付記19)
前記電池は着脱可能であることを特徴とする付記18に記載の電子機器。
(付記20)
前記電源制御手段は、外部電源から電力が供給される場合に、該電力を前記負荷に供給するよう制御する付記14から19のいずれか1項に記載の電子機器。
(付記21)
前記電源制御手段は、前記外部電源からの電力で前記電池を充電するよう制御する付記20に記載の電子機器。
(付記22)
電池の電圧を計測する電圧計測手段と、
前記電池の電流を計測する電流計測手段と、
前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備える電池制御装置の電池制御プログラムであって、
充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算するステップを電池制御装置に実行させる電池制御プログラム。
(付記23)
放電開始時の前記電池の電池残量比率から放電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算するステップを電池制御装置に実行させる付記22に記載の電池制御プログラム。
(付記24)
前記充放電回数が所定値を超える場合には該所定値を前記充放電回数として算出し、前記充放電回数が所定値を超えない場合には前記充電量比率に補正係数を乗算した値を前記充放電回数として算出するステップを電池制御装置に実行させる付記22または23に記載の電池制御プログラム。
(付記25)
前記補正係数は、電池の劣化により減少する電池の放電容量に基づいて算出された値である付記22から24のいずれか1項に記載の電池制御プログラム。
(付記26)
電池の電圧を計測する電圧計測手段と、前記電池の電流を計測する電流計測手段とを備え、前記電池の充放電回数を管理する電池制御装置の制御回路において、
前記計測された電池の電圧および前記計測された電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段を備え、
前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
制御回路。
(付記27)
前記電源制御手段は、放電開始時の前記電池の電池残量比率から放電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
付記26に記載の制御回路。
(付記28)
前記電源制御手段は、前記充放電回数が所定値を超える場合には該所定値を前記充放電回数として算出し、前記充放電回数が所定値を超えない場合には前記充電量比率に補正係数を乗算した値を前記充放電回数として算出する
付記26または27に記載の制御回路。
(付記29)
前記補正係数は、電池の劣化により減少する電池の放電容量に基づいて算出された値である付記26から28のいずれか1項に記載の制御回路。
電池制御装置を搭載したノートパソコンの構成図である。 第1実施形態に係る電池制御装置の制御フロー図である。 電池の出力電圧の時間変化を示すグラフである。 電池の出力電流の時間変化を示すグラフである。 電池の残量比率と開放電圧との関係を示すグラフである。 電池の放電容量と充放電回数との関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る電池制御装置の制御フロー図である。 電池制御装置を搭載したノートパソコンの構成図である。 電池制御装置を搭載したノートパソコンの構成図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・電池制御装置
2・・・・・・・・・ノートパソコン
3・・・・・・・・・負荷
4・・・・・・・・・電池
5・・・・・・・・・ACアダプター
6・・・・・・・・・電圧測定回路
7・・・・・・・・・電流測定回路
8・・・・・・・・・電源制御マイコン
9、10・・・・・・ダイオード
11、12・・・・・スイッチ
13・・・・・・・・抵抗
14・・・・・・・・メモリー
15・・・・・・・・制御IC
16・・・・・・・・表示装置

Claims (10)

  1. 電池の電圧を計測する電圧計測手段と、
    前記電池の電流を計測する電流計測手段と、
    前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備え、
    前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
    電池制御装置。
  2. 電池の電圧を計測する電圧計測ステップと、
    前記電池の電流を計測する電流計測ステップと、
    前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御ステップと、を備え、
    前記電源制御ステップは、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
    電池制御方法。
  3. 電池の電圧を計測する電圧計測手段と、
    前記電池の電流を計測する電流計測手段と、
    前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備え、
    前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
    電池パック。
  4. 電池から供給される電力によって負荷を駆動する電子機器であって、
    前記電池の電圧を計測する電圧計測手段と、
    前記電池の電流を計測する電流計測手段と、
    前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備え、
    前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
    電子機器。
  5. 前記電源制御手段は、放電開始時の前記電池の電池残量比率から放電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
    請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記電源制御手段は、前記充放電回数が所定値を超える場合には該所定値を前記充放電回数として算出し、前記充放電回数が所定値を超えない場合には前記充電量比率に補正係数を乗算した値を前記充放電回数として算出する
    請求項4または5に記載の電子機器。
  7. 前記補正係数は、電池の劣化により減少する電池の放電容量に基づいて算出された値である請求項4から6のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 前記電池は記録手段を備え、
    前記電源制御手段は、積算した前記充放電回数を前記記録手段に記録する請求項4から7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 電池の電圧を計測する電圧計測手段と、
    前記電池の電流を計測する電流計測手段と、
    前記電池の電圧および前記電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段と、を備える電池制御装置の電池制御プログラムであって、
    充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算するステップを電池制御装置に実行させる電池制御プログラム。
  10. 電池の電圧を計測する電圧計測手段と、前記電池の電流を計測する電流計測手段とを備え、前記電池の充放電回数を管理する電池制御装置の制御回路において、
    前記計測された電池の電圧および前記計測された電池の電流に基づいて前記電池の開放電圧を算出し、前記電池の残量が前記電池の全容量に対する割合を表した値である電池残量比率と前記開放電圧との関係を示す関係情報と前記算出した開放電圧とを用いて前記電池の電池残量比率を算出する電源制御手段を備え、
    前記電源制御手段は、充電開始時の前記電池の電池残量比率から充電終了時の電池残量比率を減算して前記電池の充電量比率を算出し、該充電量比率に補正係数を乗算した値を前記電池の充放電回数として算出し、該充放電回数を算出する毎に該充放電回数を積算する、
    制御回路。
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