JP2008128014A - アルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置 - Google Patents

アルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008128014A
JP2008128014A JP2006310728A JP2006310728A JP2008128014A JP 2008128014 A JP2008128014 A JP 2008128014A JP 2006310728 A JP2006310728 A JP 2006310728A JP 2006310728 A JP2006310728 A JP 2006310728A JP 2008128014 A JP2008128014 A JP 2008128014A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
alcohol
oil
amount
ethanol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006310728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4760681B2 (ja
Inventor
Tokuji Ota
篤治 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006310728A priority Critical patent/JP4760681B2/ja
Publication of JP2008128014A publication Critical patent/JP2008128014A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4760681B2 publication Critical patent/JP4760681B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】エンジンオイルのアルコールによる希釈量を精度良く推定すること。
【解決手段】エンジン10の燃焼室からクランク室へ漏出したブローバイガスをPCV通路15を通じてスロットルバルブ13の上流側の吸気通路12に還流可能に構成されたアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置において、PCV通路15を流れるPCVガスのエタノール濃度を検出するエタノールガス濃度センサ15aを備え、当該濃度センサ15aの検出値から求まるPCV通路15を流れるPCVガスのアルコール量と、運転状態に応じて定まるブローバイガス中に含まれるエタノール量とに基づいて、エンジンオイルから蒸発するエタノール量を算出し、エンジンオイルのエタノール希釈量を推定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、アルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置に関し、更に詳しくは、エンジンオイルのアルコールによる希釈量を精度良く推定することができるアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置に関する。
近年、自動車燃料の多様化に対応するために、ガソリンにエタノール等のアルコールを混合した燃料を使用するフレキシブルフューエル車(FFV:Flexible Fuel Vehicle)が開発されている。このFFVは、アルコールとガソリンを選択的に使用するものや、アルコールとガソリンを所定割合で混合して使用するもの等が知られており、アルコールを使用可能なアルコール対応エンジンを備えている。
アルコール、あるいはアルコールとガソリンを混合した燃料(以下、アルコール混合燃料と言う。)は、ガソリン100%の燃料に比べ、その発熱量や気化特性が異なるとともに、そのアルコール濃度によっても特性が異なるので、ガソリン100%の燃料の使用を前提とするエンジンにそのまま使用することができない。
また、車両に搭載されるエンジンにおいては、ピストンとシリンダの壁面との隙間を通じてブローバイガス(未燃焼の混合気や燃焼ガス)が燃焼室からクランク室内に漏出することが知られている。ブローバイガスはエンジンオイルを劣化させ、エンジン内の金属表面を腐食させる原因となり得る。
特に、アルコール対応エンジンの場合は、アルコールの燃焼により水やギ酸などの酸性物質が多く発生するため、エンジン内の金属表面に酸性の燃焼生成物が付着して腐食摩耗を促進させ易い。
また、ブローバイガスの未燃焼ガスは多量の炭化水素(HC)を含むため、そのまま大気に放出することができない。そこで、クランク室内に漏出したブローバイガスをブローバイガス還流装置(PCV:Positive Crankcase Ventilation)によって吸気通路に戻して再燃焼させることが一般に行われている。
すなわち、ピストンとシリンダとの隙間から漏れ出してエンジンオイルを希釈するオイル希釈燃料量を算出/更新し、更新されたオイル希釈燃料量を記憶する内燃機関の制御装置において、運転状態からオイル希釈燃料量の増加量を算出する増加量算出手段と、運転状態及び排気空燃比偏差からオイル希釈燃料量の減少量を算出する減少量算出手段と、増加量算出手段で算出されたオイル希釈燃料量の増加量と、減少量算出手段で算出されたオイル希釈燃料量の減少量と、を積算してオイル希釈燃料量を算出するオイル希釈燃料量算出手段とを備え、現在記憶しているオイル希釈燃料量に基づく排気空燃比偏差の誤推定量を算出する排気空燃比偏差誤推定量算出手段を有し、減少量算出手段は、運転状態及び排気空燃比偏差の誤推定量からオイル希釈燃料量の減少量を算出する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
なお、関連する他の従来技術として、エンジンオイルの温度を検出するオイル温度検出手段を有し、オイル温度検出手段により検出されたオイル温度の上昇が止まったら、ブローバイガスの発生量が減少すると判定する内燃機関のブローバイガス発生状態判定装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2004−316471号公報 特開2004−239227号公報
しかしながら、特許文献1に係る従来技術は、運転状態と排気空燃比偏差の誤推定量からオイル希釈量を推定しており、空燃比フィードバック定数を用いて推定する場合には、ストイキ状態でしか推定できない。また、理論空燃比となるように吸気量や燃料噴射量をフィードバック制御しているが、吸気量値の変動によりそのフィードバック制御の精度が悪く、オイル希釈量の推定精度も悪くなり易かった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、エンジンの運転状態によらずにエンジンオイルのアルコールによる希釈量を精度良く推定することができるアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明の請求項1に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置は、エンジンの燃焼室からクランク室へ漏出したブローバイガスをブローバイガス通路を通じてスロットルバルブの上流側の吸気通路に還流可能に構成されたアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置において、前記ブローバイガス通路を流れるガスのアルコール濃度を検出するアルコール濃度検出手段を備え、前記アルコール濃度検出手段によって検出されたアルコール濃度に基づいてアルコールによるエンジンオイルの希釈量を推定することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項2に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置は、請求項1に記載の発明において、前記ブローバイガス通路を流れるガスのアルコール量と前記ブローバイガス中に含まれるアルコール量とに基づいて前記エンジンオイルから蒸発するアルコール量を算出することによって前記エンジンオイルの希釈量を推定することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項3に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置は、請求項2に記載の発明において、前記エンジンは、運転状態に応じてガソリンとアルコールの少なくとも一方を噴射可能に構成され、前記エンジンオイルの希釈量を推定する場合には、前記アルコール濃度検出手段によって前記アルコール濃度を検出する前に前記ガソリンを用いて前記エンジンを運転することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項4に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置は、請求項3に記載の発明において、前記エンジンオイルの希釈量が所定値を超えた場合には、運転者に警告することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項5に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置は、請求項3または4に記載の発明において、前記エンジンは、燃料噴射形態としてポート噴射および前記燃焼室への直接噴射が可能に構成され、前記アルコールを用いて前記直接噴射により前記エンジンが運転されている時に前記エンジンオイルの希釈量を推定する場合には、前記アルコール濃度検出手段によって前記アルコール濃度を検出する前に前記ポート噴射に切り替えることを特徴とするものである。
また、この発明の請求項6に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置は、請求項3または4に記載の発明において、前記エンジンは、燃料噴射形態としてポート噴射および前記燃焼室への直接噴射が可能に構成され、前記エンジンオイルの希釈量が所定値を超えた場合は、前記ガソリンのみを噴射し、または前記アルコールをポート噴射して前記エンジンを運転することを特徴とするものである。
この発明に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置(請求項1)によれば、ブローバイガス通路を流れるガスのアルコール濃度をアルコール濃度検出手段によって直接検出しているため、エンジンの運転状態によらずにエンジンオイルのアルコールによる希釈量を精度良く推定することができる。
また、この発明に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置(請求項2)によれば、エンジンの運転状態に応じて算出されるブローバイガス中のアルコール量と、ブローバイガス通路を流れるガスに含まれるアルコール量とに基づいてエンジンオイルのアルコール濃度、すなわちエンジンオイルのアルコールによる希釈量を推定できるので、希釈によるエンジンオイルの劣化状態を精度良く判定することができる。
また、この発明に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置(請求項3)によれば、ガソリンが噴射されている状態では、ブローバイガス中のアルコール量をゼロと見積もることができるので、ブローバイガス通路を流れるガスのアルコール濃度は、エンジンオイルから気化したアルコール濃度そのものとなり、エンジンオイルのアルコール濃度の推定を更に精度良く行うことができる。
また、この発明に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置(請求項4)によれば、運転者は迅速にエンジンオイルを交換等することができ、エンジンオイルの劣化によるエンジンへの悪影響を抑制することができる。
また、この発明に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置(請求項5)によれば、ポート噴射に切り替えてからガスのアルコール濃度を検出することで、ブローバイガス中のエタノール量の推定誤差を低減することができ、エンジンオイルのアルコール濃度の推定を精度良く行うことができる。
また、この発明に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置(請求項6)によれば、アルコール希釈によるエンジンオイルの劣化進行を抑制することができる。
以下に、この発明に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、この発明の実施例1に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置を示すブロック図である。本実施例1は、アルコール燃料としてエタノールを燃料とするアルコール対応エンジン(以下、単にエンジンと言う)を例にして説明する。このエンジンは、リーンバーン運転可能に構成され、公知のものである。
図1に示すように、車両に搭載されるエンジン10の各気筒の燃焼室には、電子制御式のスロットルバルブ13の制御を受けて吸気通路12から空気が吸入される。そして、吸気通路12には、燃料を噴射するための電磁式のポート用インジェクタ14が設けられている。このポート用インジェクタ14は、後述するオイル希釈量推定装置としての電子制御ユニット(以下、ECUと称する)19によってエンジン10の運転状態に応じて開閉制御される。
ポート用インジェクタ14へは、エタノール燃料タンク18から燃料供給通路16を介してエタノールが供給されるようになっている。また、エタノール燃料タンク18には、エタノール濃度を検出するエタノール濃度センサ18aが設けられている。
なお、ポート用インジェクタ14によって噴射された燃料は、所定の混合気を形成し、ECU19からの点火信号に基づき点火栓(図示せず)により点火されて燃焼する。また、その燃焼ガスは、排気通路(図示せず)より排出され、その排気通路には排気浄化用の触媒が介装されている。
PCV通路(ブローバイガス通路)15は、エンジン10のクランクケースとスロットルバルブ13よりも下流の吸気通路12とを連通して構成したものである。すなわち、このPCV通路15は、エンジン10のクランクケース内に生じるブローバイガスを、スロットルバルブ13よりも下流の吸気通路12に還流させ、エンジン10の燃焼室で再燃焼させるためのものである。
このPCV通路15には、PCV通路15を流れるPCVガスのエタノール濃度を測定するエタノールガス濃度センサ(アルコール濃度検出手段)15aと、そのPCVガスの流量を測定するPCV流量センサ15bが設けられている。これらセンサ15a,15bの測定値はECU19に出力され、必要な演算がなされる。
エンジン10には、エンジン回転数を測定するエンジン回転数センサ10aやエンジンオイル温度を測定する油温センサ10bが設けられている。また、エンジン10のシステムには、図示を省略するが、エアクリーナ内で吸気温度を検出する吸気温センサ、アクセルペダルの踏込み量(アクセル開度)を検出するアクセルセンサ、スロットルバルブ13の開度を検出するスロットルポジションセンサ、エンジン10の冷却水温を検出する水温センサ、排気通路にて排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力する空燃比センサ、スロットルバルブ13下流の吸気通路12内の圧力を検出する吸気管圧力センサ、および必要に応じて燃料供給通路16内の燃料圧力を検出する燃圧センサ等が設けられている。
ECU19は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器および入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備えている。そして、このECU19は、上記各種センサからの入力信号を受け、これらに基づいて演算処理して、ポート用インジェクタ14、スロットルバルブ13、点火栓の作動等、エンジン10の基本制御を実行するほか、後述するようにエンジンオイルのエタノール濃度を算出等するための制御(オイル希釈量推定のための制御)を実行する。
警告装置20は、エンジンオイルがエタノールの希釈によって劣化している若しくは劣化の虞があるとECU19によって判断された場合に、ドライバー(運転者)にエンジンオイルの交換等を促すためのものである。この警告装置20は、たとえば所定のブザー音や音声、あるいはこれらと運転席前面に配設されたインストルメンタルパネルでの表示等とを組み合わせることによって構成されている。
つぎに制御方法について図2に基づいて図1を参照しつつ説明する。ここで、図2は、制御方法を示すフローチャートである。以下の制御は、上記ECU19によって所定タイミングで実行される。
図2に示すように、先ず、油温センサ10bによってエンジン10のオイル温度を測定し(ステップS10)、エンジン10が暖機された後か否かを判断する(ステップS20)。オイル温度が所定値に達しておらず暖機前であると判断した場合(ステップS20否定)には、エンジンオイルから気化するエタノール量が不安定となりその算出誤差も大きくなるため、以下の制御は実行しない。
一方、オイル温度が所定値に達していれば暖機された後であると判断し(ステップS20肯定)、PCV通路15を流れるPCVガスのエタノール濃度をエタノールガス濃度センサ15aによって測定する(ステップS30)。続いて、PCV通路15を流れるPCVガスの流量をPCV流量センサ15bによって測定する(ステップS40)。
また、エタノール燃料タンク18内のエタノール濃度をエタノール濃度センサ18aによって測定する(ステップS50)。これにより、使用する燃料のエタノール濃度を正確に検出できるが、他の手段によって当該エタノール濃度を推定してもよい。
そして、上記ステップS30で測定したPCVガスのエタノール濃度と上記ステップS40で測定したPCVガスの流量とを乗じることによって、PCVガスに含まれるエタノール量を算出する(ステップS60)。
つぎに、ブローバイガス中のエタノール量を算出する(ステップS70)。すなわち、ブローバイガス中のエタノール量は、エンジン回転数センサ10aによって常時測定されているエンジン回転数と、そのエンジン回転数に見合うように予め設定された燃料噴射量と、上記ステップS50で測定したエタノール濃度とに基づいた関数値として推定することができる。したがって、たとえば、これらをパラメータとして予め実験等によって求められたマップ(図示せず)を用いることで、ブローバイガス中のエタノール量を算出することができる。
つぎに、エンジンオイルから気化したエタノール量(単位時間当たりに気化する値)を以下のように算出する(ステップS80)。PCV通路15を流れるPCVガスに含まれるエタノール量は、ブローバイガス中のエタノール量と、エンジンオイルから気化したエタノール量との合計値である。
したがって、エンジンオイルから気化したエタノール量は、上記ステップS60で算出したPCVガスに含まれるエタノール量から、上記ステップS70で算出したブローバイガス中のエタノール量を減じることによって算出することができる(ステップS80)。
つぎに、エンジンオイルのエタノール濃度を以下のように算出する(ステップS90)。すなわち、エンジンオイル温度が一定の場合、エンジンオイルのエタノール濃度は、上記ステップS80で算出したエンジンオイルから気化したエタノール量に比例するので、エンジンオイル温度に応じたエンジンオイルのエタノール濃度とエンジンオイルから気化したエタノール量との比例関係を示したマップ(図示せず)ないし計算式を予め実験等によって求めておき、それを用いることで容易に算出することができる。
そして、上記ステップS90で算出したエンジンオイルのエタノール濃度が所定値以上か否かを判断する(ステップS100)。この所定値とは、エタノール濃度が高く、エンジンオイルが劣化している若しくは劣化の虞があると判断するための閾値である。
したがって、エンジンオイルのエタノール濃度が所定値以上であるならば(ステップS100肯定)、エンジンオイルが劣化している若しくは劣化の虞があると判断できるので、エンジンオイルを交換等するように警告装置20によってドライバーに警告し(ステップS110)、他の基本制御ルーチンに戻る。
以上のように、この実施例1に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置によれば、エンジン10の運転状態に応じて精度良く算出されたブローバイガス中のエタノール量と、PCVガスに含まれるエタノール量の実測値とに基づいてエンジンオイルのエタノール濃度、すなわちエンジンオイルのエタノール希釈量を推定できるので、希釈によるエンジンオイルの劣化状態を精度良く判定でき、その旨をドライバーに警告することができる。したがって、ドライバーは、迅速にエンジンオイルを交換等することができ、エンジンオイルの劣化によるエンジン10への悪影響を抑制することができる。
なお、上記実施例1においては、油温センサ10bによってエンジン10のオイル温度を測定するものとして説明したが、これに限定されず、たとえば、エンジン10の冷却水温から推定してもよい。
また、エタノールをポート用インジェクタ14によって噴射するエンジン10について本発明を適用するものとして説明したが、これに限定されず、直噴用インジェクタによって燃焼室に直接噴射するエンジンについて本発明を適用してもよく、同様の効果を期待できる。
また、アルコール燃料としてエタノールを用いるものとして説明したが、これに限定されず、他のアルコール燃料であってもよい。また、エンジン10は、リーンバーン運転可能なものでなくてもよい。
図3は、この発明の実施例2に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置を示すブロック図、図4は、制御方法を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、すでに説明した部材およびステップ番号と同一若しくは相当するものには、同一の符号を付して重複説明を省略または簡略化する。
本実施例2は、エタノールとガソリンのいずれか一方の燃料をポート噴射できるエンジン10に本発明を適用したものである。すなわち、図3に示すように、本システムは、上記実施例1に係る構成(図1参照)に加えて、ガソリンを貯留するガソリン燃料タンク21と、エタノールとガソリンのいずれか一方の燃料を切り替えるために燃料供給通路16に設けられた燃料切り替え弁22とを備えている。この燃料切り替え弁22も上記ECU19によって制御される。その他の構成は、上記実施例1の場合と同様であるので重複説明を省略する。
つぎに制御方法について図4に基づいて図3を参照しつつ説明する。以下の制御は、上記ECU19によって所定タイミングで実行される。全体的には、上記実施例1に係る制御と同様である。上記実施例1に係る制御(図2参照)と異なるのは、エンジン10の暖機後(ステップS20肯定)、PCVガスのエタノール濃度測定(ステップS30)の前に実行されるステップS22およびステップS24である。
すなわち、現時点で噴射されている燃料がガソリンであるか否かを判断し(ステップS22)、ガソリンであるならば(ステップS22肯定)、そのままPCVガスのエタノール濃度を測定し(ステップS30)、エタノールであるならば(ステップS22否定)、燃料切り替え弁22を切り替えることによってガソリン噴射に切り替える(ステップS24)。
このようにガソリンが噴射されている状態では、ブローバイガス中のエタノール量をゼロと見積もることができるので、PCV通路15を流れるPCVガスのエタノール濃度は、エンジンオイルから気化したエタノール濃度そのものとなり、エンジンオイルのエタノール濃度の算出を更に精度良く行うことができる。その他の制御は、上記実施例1の場合と同様であるので重複説明を省略する。
以上のように、この実施例2に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置によれば、エンジンオイルのエタノール希釈量を更に精度良く推定することができる。
なお、上記実施例2においては、エタノールとガソリンのいずれか一方の燃料をポート噴射できるエンジン10に本発明を適用するものとして説明したが、これに限定されず、たとえば、エタノールとガソリンを任意に混合した燃料をポート噴射できるエンジンに本発明を適用することもでき、上記実施例2と同様の効果を期待できる。
また、エタノールまたはガソリンをポート用インジェクタ14によって噴射するエンジン10について本発明を適用するものとして説明したが、これに限定されず、直噴用インジェクタによって燃焼室に直接噴射するエンジンについて本発明を適用してもよく、同様の効果を期待できる。
図5は、この発明の実施例3に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置を示すブロック図、図6は、制御方法を示すフローチャートである。
本実施例3は、エタノールとガソリンのいずれか一方の燃料をポート噴射または燃焼室に直接噴射できるエンジン10に本発明を適用したものである。すなわち、図5に示すように、本システムは、上記実施例2に係る構成(図3参照)に加えて、燃料をエンジン10の燃焼室に直接噴射する直噴用インジェクタ23を備えている。この直噴用インジェクタ23も上記ECU19によって制御される。その他の構成は、上記実施例2の場合と同様であるので重複説明を省略する。
つぎに制御方法について図6に基づいて図5を参照しつつ説明する。以下の制御は、上記ECU19によって所定タイミングで実行され、エタノールが使用されていることが前提である。全体的には、上記実施例1に係る制御と同様である。上記実施例1に係る制御(図2参照)と異なるのは、エンジン10の暖機後(ステップS20肯定)、PCVガスのエタノール濃度測定(ステップS30)の前に実行されるステップS23およびステップS25である。
すなわち、現時点でのエタノール噴射形態がポート用インジェクタ14によるポート噴射か、あるいは直噴用インジェクタ23による直噴かを判断し(ステップS23)、ポート噴射であるならば(ステップS23肯定)、そのままPCVガスのエタノール濃度を測定し(ステップS30)、直噴であるならば(ステップS23否定)、ポート噴射に切り替える(ステップS25)。
一般にポート噴射よりも直噴の方が燃料のシリンダボア付着量が多いので、ブローバイガス中のエタノール量も多くなる。このため、ブローバイガス中のエタノール量の推定誤差が大きくなる虞があり、エンジンオイルのエタノール濃度の推定誤差も大きくなる虞がある。
したがって、直噴の場合は(ステップS23否定)、上記のようにポート噴射に切り替えてから(ステップS25)、PCVガスのエタノール濃度を測定する(ステップS30)ことで、ブローバイガス中のエタノール量の推定誤差を低減することができ、エンジンオイルのエタノール濃度の算出を精度良く行うことができる。その他の制御は、上記実施例1の場合と同様であるので重複説明を省略する。
以上のように、この実施例3に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置によれば、直噴とポート噴射の両噴射形態を備えたエンジン10であっても、エンジンオイルのエタノール希釈量を精度良く推定することができる。
なお、上記実施例3においては、エタノールとガソリンのいずれか一方の燃料を直噴またはポート噴射できるエンジン10に本発明を適用するものとして説明したが、これに限定されず、たとえば、エタノールのみを直噴またはポート噴射できるエンジンに本発明を適用することもでき、上記実施例3と同様の効果を期待できる。
図7は、この発明の実施例4に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置の制御方法を示すフローチャートである。本実施例4は、上記実施例3に係るシステム構成(図5参照)を用いて、上記実施例2の場合(図4参照)とほぼ同様の制御を行うものであるが、図7に示すように、エンジンオイルのエタノール濃度が所定値以上である場合に(ステップS100肯定)、警告装置20によってドライバーに警告(ステップS110)した後、ステップS120の制御を実行する点が異なる。
上記ステップS22およびステップS24は、エンジンオイルのエタノール希釈量を更に精度良く推定するために、PCVガスのエタノール濃度を測定する(ステップS30)前には、ガソリン噴射が行われているようにしたものであり、PCVガスのエタノール濃度測定(ステップS30)後に、エンジン10の運転条件変更等によりエタノール噴射により運転される場合もあり得る。
また、ドライバーが警告装置20の警告にしたがってエンジンオイルを交換等する場合であっても、実際にオイル交換等されるまでの期間はまちまちであり、その間にエンジンオイルの劣化は進行してしまう。
したがって、エンジンオイルのエタノール濃度が所定値以上であり(ステップS100肯定)、所定の警告がされた後には(ステップS110)、オイル希釈の起こりにくいガソリン噴射(直噴またはポート噴射)で対応したり(ステップS120)、あるいはエタノールを使用している場合には、直噴よりもオイル希釈の起こりにくいポート噴射にてエンジン10を運転することとする(ステップS120)。
以上のように、この実施例4に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置によれば、直噴とポート噴射の両噴射形態を備えたエンジン10であっても、エンジンオイルのエタノール希釈量を精度良く推定することができるとともに、更にエタノール希釈によるエンジンオイルの劣化進行を抑制することができる。
なお、上記実施例3および上記実施例4においては、エタノールとガソリンのいずれか一方の燃料を直噴またはポート噴射できるエンジン10に本発明を適用するものとして説明したが、これに限定されず、たとえば、エタノールをポート噴射、ガソリンを直噴で噴射するというように、2種類の燃料を同時に噴射可能なエンジンに本発明を適用してもよい。
以上のように、この発明に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置は、アルコールを使用可能なアルコール対応エンジンに有用であり、特に、エンジンオイルのアルコールによる希釈量を精度良く推定することを目指すエンジンに適している。
この発明の実施例1に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置を示すブロック図である。 制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施例2に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置を示すブロック図である。 制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施例3に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置を示すブロック図である。 制御方法を示すフローチャートである。 この発明の実施例4に係るアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置の制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 エンジン(アルコール対応エンジン)
10a エンジン回転数センサ
10b 油温センサ
12 吸気通路
13 スロットルバルブ
14 ポート用インジェクタ
15 PCV通路(ブローバイガス通路)
15a エタノールガス濃度センサ(アルコール濃度検出手段)
15b PCV流量センサ
16 燃料供給通路
18 エタノール燃料タンク
18a エタノール濃度センサ
19 ECU(オイル希釈量推定装置)
20 警告装置
21 ガソリン燃料タンク
22 燃料切り替え弁
23 直噴用インジェクタ

Claims (6)

  1. エンジンの燃焼室からクランク室へ漏出したブローバイガスをブローバイガス通路を通じてスロットルバルブの上流側の吸気通路に還流可能に構成されたアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置において、
    前記ブローバイガス通路を流れるガスのアルコール濃度を検出するアルコール濃度検出手段を備え、
    前記アルコール濃度検出手段によって検出されたアルコール濃度に基づいてアルコールによるエンジンオイルの希釈量を推定することを特徴とするアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置。
  2. 前記ブローバイガス通路を流れるガスのアルコール量と前記ブローバイガス中に含まれるアルコール量とに基づいて前記エンジンオイルから蒸発するアルコール量を算出することによって前記エンジンオイルの希釈量を推定することを特徴とする請求項1に記載のアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置。
  3. 前記エンジンは、運転状態に応じてガソリンとアルコールの少なくとも一方を噴射可能に構成され、
    前記エンジンオイルの希釈量を推定する場合には、前記アルコール濃度検出手段によって前記アルコール濃度を検出する前に前記ガソリンを用いて前記エンジンを運転することを特徴とする請求項2に記載のアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置。
  4. 前記エンジンオイルの希釈量が所定値を超えた場合には、運転者に警告することを特徴とする請求項3に記載のアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置。
  5. 前記エンジンは、燃料噴射形態としてポート噴射および前記燃焼室への直接噴射が可能に構成され、
    前記アルコールを用いて前記直接噴射により前記エンジンが運転されている時に前記エンジンオイルの希釈量を推定する場合には、
    前記アルコール濃度検出手段によって前記アルコール濃度を検出する前に前記ポート噴射に切り替えることを特徴とする請求項3または4に記載のアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置。
  6. 前記エンジンは、燃料噴射形態としてポート噴射および前記燃焼室への直接噴射が可能に構成され、
    前記エンジンオイルの希釈量が所定値を超えた場合は、前記ガソリンのみを噴射し、または前記アルコールをポート噴射して前記エンジンを運転することを特徴とする請求項3または4に記載のアルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置。
JP2006310728A 2006-11-16 2006-11-16 アルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置 Expired - Fee Related JP4760681B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006310728A JP4760681B2 (ja) 2006-11-16 2006-11-16 アルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006310728A JP4760681B2 (ja) 2006-11-16 2006-11-16 アルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008128014A true JP2008128014A (ja) 2008-06-05
JP4760681B2 JP4760681B2 (ja) 2011-08-31

Family

ID=39554134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006310728A Expired - Fee Related JP4760681B2 (ja) 2006-11-16 2006-11-16 アルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4760681B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138571A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
US20150377098A1 (en) * 2014-06-27 2015-12-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for oil pump

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108613898A (zh) * 2016-12-09 2018-10-02 中国石油天然气股份有限公司 稠油井掺稀量的确定方法和装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62197614A (ja) * 1986-02-25 1987-09-01 Mazda Motor Corp アルコ−ル燃料エンジンのブロ−バイ制御装置
JPH10317936A (ja) * 1997-05-21 1998-12-02 Nippon Soken Inc オイルの希釈を抑制する手段を備えた内燃機関
JP2004156443A (ja) * 2002-09-11 2004-06-03 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP2005120851A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2006177288A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Denso Corp エンジンの燃料系異常検出装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62197614A (ja) * 1986-02-25 1987-09-01 Mazda Motor Corp アルコ−ル燃料エンジンのブロ−バイ制御装置
JPH10317936A (ja) * 1997-05-21 1998-12-02 Nippon Soken Inc オイルの希釈を抑制する手段を備えた内燃機関
JP2004156443A (ja) * 2002-09-11 2004-06-03 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JP2005120851A (ja) * 2003-10-14 2005-05-12 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2006177288A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Denso Corp エンジンの燃料系異常検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009138571A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
US20150377098A1 (en) * 2014-06-27 2015-12-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for oil pump
US10309275B2 (en) * 2014-06-27 2019-06-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for oil pump

Also Published As

Publication number Publication date
JP4760681B2 (ja) 2011-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4826560B2 (ja) 内燃機関の燃料性状検出装置
JP2004278449A (ja) 内燃機関の燃料性状推定装置
JP2007127076A (ja) 筒内噴射式内燃機関の異常診断装置
WO2008111689A1 (ja) 内燃機関の制御装置および制御方法
JP2009036022A (ja) 内燃機関の異種燃料混入判定装置
JP4760681B2 (ja) アルコール対応エンジンのオイル希釈量推定装置
US20080300770A1 (en) Control device for internal combustion engine
JP2009036023A (ja) 内燃機関の異種燃料混入判定装置
JP4778401B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008175177A (ja) 内燃機関制御装置及び方法
JP4247716B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP5505151B2 (ja) オイル希釈燃料推定装置
JP5338686B2 (ja) 内燃機関の燃料アルコール濃度判定装置
US9816455B2 (en) Control system for engine
JP2009121364A (ja) 燃料噴射制御装置
JP4863119B2 (ja) 内燃機関の運転制御方法および装置
JP2007198198A (ja) アルコール混合燃料エンジンの燃料制御装置
JP2006046071A (ja) 車両の大気圧推定装置
JP2006177288A (ja) エンジンの燃料系異常検出装置
JP4883321B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2009150239A (ja) エンジンの制御装置
JP2009133245A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2006037924A (ja) 車両の制御装置
JP5783207B2 (ja) 内燃機関の二次空気供給装置
JP4992834B2 (ja) 内燃機関の制御装置および制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110523

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4760681

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140617

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees