JP2008126317A - 位置出し機構、保持機構および工作機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】位置出し機構12は、ワーク2を保持するためにワーク2に当接する線状または帯状の保持部材13A〜13Cと、保持部材13A〜13Cが当接する外周面14aを有する偏心プーリ14A〜14Cとを備えている。この位置出し機構12では、保持部材13A〜13Cがワーク2に少なくとも3方向から当接してワーク2を保持する保持部20が形成されるとともに、偏心プーリ14A〜14Cを回転させてワーク2の位置出しを行う。
【選択図】図3
Description
図1は、本発明の実施の形態にかかる工作機械1の要部の概略構成を示す側面図である。なお、以下の説明では、図1の紙面垂直方向をX方向、上下方向をY方向、左右方向をZ方向とし、特に、図1の紙面奥側をX1方向、紙面手前側をX2方向、上側をY1方向、下側をY2方向、右側をZ1方向、左側をZ2方向とする。
図2は、図1のE−E方向からワーク2を保持していない状態の位置出し機構12を示す図である。図3は、図2に示す位置出し機構12においてワーク2を保持した状態を示す図である。図4は、図2に示す位置出し機構12において偏心プーリ14を回転させて保持部材13の交点C2を移動させた状態を示す図である。なお、Z方向に直交する方向はワーク2の径方向と一致するため、以下の位置出し機構12の構成の説明では、Z方向に直交する方向を径方向とする。また、以下では、図2における時計方向を時計方向とし、図2における反時計方向を反時計方向とする。
以上説明したように、本形態では、位置出し機構12は、保持部材13を用いて、ワーク2を保持するとともに、偏心プーリ14を回転させてワーク2の位置出しを行っている。すなわち、偏心プーリ14を回転させ、偏心プーリ14の外周面14aに当接する保持部材13を移動させることで、保持部20を移動させて、ワーク2の位置出しを行っている。そのため、偏心プーリ14の外径や偏心量等を適切に設定することで、保持部材13と偏心プーリ14とを用いる簡易な構成によって、ワーク2を微動させることができる。その結果、ワーク2を精度良く位置出しすることができる。また、偏心カム14の回転量を変えることで、保持部材13A〜13Cの可動範囲内で、ワーク2を任意の位置に位置出しすることができる。
図5は、図2に示す位置出し機構12から偏心プーリ14の数および配置とプーリ15の数および配置とを変更した位置出し機構22を示す概略図である。図6は、図2に示す位置出し機構12から偏心プーリ14の数および配置とプーリ15の数および配置とを変更した位置出し機構32を示す概略図である。なお、図5、図6では、上述した形態と同一の構成には同一の符号が付されている。
図7は、図2に示す位置出し機構12から保持部材13の数を変更した位置出し機構42を示す概略図である。図8は、図7に示す位置出し機構42から偏心プーリ14の数および配置とプーリ15の数および配置とを変更した位置出し機構52を示す概略図である。図9は、図7に示す位置出し機構42から偏心プーリ14の数および配置とプーリ15の数および配置とを変更した位置出し機構62を示す概略図である。図10は、図7に示す位置出し機構42から保持部材13の数と偏心プーリ14の数および配置とプーリ15の数および配置とを変更した位置出し機構72を示す概略図である。なお、図7〜図10では、上述した形態と同一の構成には同一の符号が付されている。
図11は、図2に示す位置出し機構12から張力調整機構の構成を変更した位置出し機構82を示す概略図である。図12は、図11に示す位置出し機構82から保持部材13の両端部分の保持方法を変更した位置出し機構92を示す概略図である。なお、図11および図12では、上述した形態と同一の構成には同一の符号が付されている。
上述した形態では、本体部10のZ1方向端面10aに配置される位置出し機構12によって、ワーク2の位置出しが行われている。この他にもたとえば、図13に示すように、Z1方向端面10aに配置される位置出し機構12と、Z1方向端面10aよりもZ1方向側に形成されZ1方向端面10aに平行な配置面95に配置される位置出し機構12とによって、ワーク2の位置出しを行っても良い。このように、Z方向に平行に配置される2個の位置出し機構12によって、ワーク2の位置合わせを行う場合には、Z方向に対するワーク2の傾きを抑制できる。そのため、ワーク2の加工時におけるワーク2のいわゆるすりこぎ運動を抑制できる。また、逆に、Z方向に平行に配置される2個の位置出し機構12によって、Z方向に対してワーク2の傾けた状態に、ワーク2を位置出しできるため、すりこぎ運動を用いたワーク2の加工が可能になる。
2 ワーク(被加工物、対象物)
12、22、32、42、52、62、72、82、92 位置出し機構
13(13A〜13F) 保持部材
14(14A〜14F) 偏心プーリ
14a 外周面
15(15A〜15F) プーリ(張力調整用プーリ、張力調整機構の一部)
15a 外周面
20 保持部
83 ガイド部材(張力調整機構の一部)
84 付勢部材(張力調整機構の一部)
Claims (9)
- 所定の対象物の位置出しを行う位置出し機構において、
上記対象物を保持するために上記対象物に当接する線状または帯状の保持部材と、上記保持部材が当接する外周面を有する偏心プーリとを備え、
上記保持部材が上記対象物に少なくとも3方向から当接して上記対象物を保持する保持部が形成されるとともに、上記偏心プーリを回転させて上記対象物の位置出しを行うことを特徴とする位置出し機構。 - 前記保持部材の張力を調整可能な張力調整機構を備えることを特徴とする請求項1記載の位置出し機構。
- 複数の前記偏心プーリを備えるとともに、複数の前記偏心プーリのそれぞれに当接する前記保持部材の張力を調整可能な複数の前記張力調整機構を備えることを特徴とする請求項2記載の位置出し機構。
- 複数の前記偏心プーリのそれぞれに一端が保持され、複数の前記張力調整機構のそれぞれに他端が保持される複数の前記保持部材を備えることを特徴とする請求項3記載の位置出し機構。
- 前記張力調整機構は、前記保持部材が当接する外周面を有し上記外周面の曲率中心と回転中心とが一致する張力調整用プーリを備えることを特徴とする請求項2から4いずれかに記載の位置出し機構。
- 前記保持部では、前記対象物の外周側に略120°ピッチで3方向に前記保持部材が配置されていることを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の位置出し機構。
- 前記保持部材は、線状に形成された線状部材であり、前記保持部では、3方向に配置される前記保持部材がそれぞれ互い違いに編まれた状態で交差することを特徴とする請求項6記載の位置出し機構。
- 所定の対象物を保持するために上記対象物に当接する線状または帯状の保持部材と、上記保持部材が当接する外周面を有する偏心プーリとを備え、
上記保持部材が上記対象物に少なくとも3方向から当接して上記対象物を保持する保持部が形成されることを特徴とする保持機構。 - 請求項1から7いずれかに記載の位置出し機構および/または請求項8記載の保持機構を備え、前記対象物としての被加工物の加工を行うことを特徴とする工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006310056A JP2008126317A (ja) | 2006-11-16 | 2006-11-16 | 位置出し機構、保持機構および工作機械 |
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JP2006310056A JP2008126317A (ja) | 2006-11-16 | 2006-11-16 | 位置出し機構、保持機構および工作機械 |
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JP (1) | JP2008126317A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052096A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 小径物保持装置 |
CN104827393A (zh) * | 2015-05-05 | 2015-08-12 | 薛瑞华 | 球面垫片磨削夹具 |
CN104827395A (zh) * | 2015-05-05 | 2015-08-12 | 薛瑞华 | 磨削球面垫片的夹具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05182030A (ja) * | 1991-12-27 | 1993-07-23 | Toshiba Corp | 押圧装置 |
-
2006
- 2006-11-16 JP JP2006310056A patent/JP2008126317A/ja not_active Ceased
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