JP2008125818A - 織物洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スプレーガンをメッシュ式吸引台2と組み合わせた織物洗浄装置において、その作業性を高める。
【解決手段】スプレーガンは本体1、持ち手3および開閉スイッチを有する。さらに、真空ポンプ8が吸引台2に接続され、制御装置13が本体1、開閉スイッチ、真空ポンプ8および電源に接続され、開閉スイッチおよび制御装置13によって本体1および真空ポンプ8が駆動される。
【選択図】図1
【解決手段】スプレーガンは本体1、持ち手3および開閉スイッチを有する。さらに、真空ポンプ8が吸引台2に接続され、制御装置13が本体1、開閉スイッチ、真空ポンプ8および電源に接続され、開閉スイッチおよび制御装置13によって本体1および真空ポンプ8が駆動される。
【選択図】図1
Description
この発明は、シミが付着した呉服などの織物を洗浄する織物洗浄装置に関するものである。
これまでに、出願人は特別の構成の織物洗浄装置を開発し、提案した。実用新案登録第2605953号公報(特許文献1)に記載されているものがそれである。
同公報のものでは、スプレーガンがメッシュ式吸引台と組み合わされる。特許第3708264号公報(特許文献2)に記載されているように、スプレーガンは洗浄液を噴射するためのもので、本体および持ち手を有する。エア噴射体をスプレーガンに設けることもできる。エア噴射体はエアを噴射するためのものである。一方、吸引台は吸引口を有し、吸引口はメッシュで被覆される。さらに、真空ポンプが吸引台に接続される。真空ポンプは吸引口を真空排気するためのものである。
したがって、織物のシミ付着部分をメッシュ上に配置し、薬品でシミの成分を溶解処理する。その後、スプレーガンの本体によって洗浄液を噴射し、これを織物のシミ付着部分に付与し、真空ポンプによって吸引口を真空排気すると、洗浄液、シミの成分および薬品を吸引口に吸引することができ、織物のシミ付着部分を完全に洗浄することができる。エア噴射体によってエアを噴射し、エアによって織物の洗浄液を吹き飛ばし、シミ付着部分を乾燥させることもできる。
ところで、スプレーガンは開閉スイッチを有し、開閉スイッチは本体およびエア噴射体を駆動するためのもので、持ち手に設けられる。したがって、片手で持ち手を握り、スプレーガンを持ち、開閉スイッチを操作することができ、これによって洗浄液を噴射することができ、エアを噴射することもできるが、問題は真空ポンプである。洗浄液の噴射と同時に、真空ポンプによって吸引口を真空排気し、洗浄液、シミの成分および薬品を吸引口に吸引する必要があるが、これを達成するには、足踏みペダルなどの別個のスイッチによって真空ポンプを駆動せねばならず、作業性が悪く、改良が要望されている。
したがって、この発明は、スプレーガンをメッシュ式吸引台と組み合わせた織物洗浄装置において、その作業性を高めることを目的としてなされたものである。
特許第3708264号公報
実用新案登録第2605953号公報
この発明によれば、スプレーガンがメッシュ式吸引台と組み合わされる。スプレーガンは洗浄液を噴射するためのもので、本体、持ち手および開閉スイッチを有する。吸引台は吸引口を有し、吸引口はメッシュで被覆される。さらに、真空ポンプが吸引台に接続される。真空ポンプは吸引口を真空排気するためのものである。さらに、制御装置が本体、開閉スイッチ、真空ポンプおよび電源に接続され、開閉スイッチおよび制御装置によって本体および真空ポンプが駆動される。
好ましい実施例では、開閉スイッチは押しボタンスイッチからなる。さらに、持ち手の上端に本体が位置し、持ち手の上端付近において、その前面または一側面に押しボタンスイッチが設けられる。
さらに、他の実施例では、エア噴射体がスプレーガンに設けられる。エア噴射体はエアを噴射するためのものである。さらに、制御装置がエア噴出体に接続され、開閉スイッチおよび制御装置によってエア噴射体が駆動される。
エア噴射体のある実施例において、開閉スイッチは第1および第2スイッチからなり、第1および第2スイッチは押しボタンスイッチであることが好ましい。さらに、持ち手の上端に本体およびエア噴出体が位置し、持ち手の上端付近において、その前面または一側面に第1および第2スイッチが設けられ、第1および第2スイッチによって本体、エア噴射体および真空ポンプが選択され、駆動されるようにすることが好ましい。
開閉スイッチとして第1、第2および第3スイッチを使用してもよい。第1、第2および第3スイッチは押しボタンスイッチである。さらに、持ち手の上端に本体およびエア噴射体を位置させ、持ち手の上端付近において、その前面または一側面に第1、第2および第3スイッチを設け、第1、第2および第3スイッチによって本体、エア噴射体および真空ポンプを選択し、駆動するようにしてもよい。
以下、この発明の実施例を説明する。
図1Aはこの発明にかかる織物洗浄装置を示す。この装置では、スプレーガンの本体1によって洗浄液が噴射され、これがメッシュ式吸引台2と組み合わされる。図1Bに示すように、スプレーガン1は本体1の他に、持ち手3および開閉スイッチ4を有し、本体1は持ち手3と一体化され、開閉スイッチ4は持ち手3に設けられている。
開閉スイッチ4は押しボタンスイッチである。さらに、持ち手3の上端に本体1が位置し、持ち手3の上端付近において、その前面または一側面に押しボタンスイッチ4が設けられる。この実施例では、持ち手3の上端付近において、その前面に押しボタンスイッチ4が設けられている。
スプレーガンの本体1はピストンポンプ式のもので、モータによってピストンが駆動され、往復移動し、洗浄液がノズル5から噴射されることは特許第3708264号公報のスプレーガンと同様である。モータは持ち手3に内蔵されていることも同公報のものと同様である。ハンガー6が作業テーブル7に固定されており、スプレーガンをハンガー6に吊り下げることもできる。
一方、吸引台2は吸引口を有し、吸引口はメッシュで被覆されていることは実用新案登録第2605953号公報に記載されているものと同様である。真空ポンプ8が吸引台2に接続されていることも同公報のものと同様である。この実施例では、吸引台2は作業テーブル7の上側に配置され、真空ポンプ8は作業テーブル7の下側に配置され、床面に載置されている。さらに、吸引台2がパイプ9に支持され、パイプ9はスリーブ10にはめ込まれ、スリーブ10は作業テーブル7に固定されている。したがって、スリーブ10によってパイプ9を案内し、吸引台2およびパイプ9を上昇および下降させることができ、その高さを調節することができる。さらに、つまみ11にねじが設けられ、これがスリーブ10にねじ合わされており、つまみ11によってねじを回転させ、これをパイプ9に押し付け、ねじによってパイプ9を固定することができる。そして、チューブ12およびパイプ9によって真空ポンプ8と吸引台2が接続されている。真空ポンプ8は吸引口を真空排気するためのものである。吸引台2は細長く、袖の部分に挿入することができるのも実用新案登録第2605953号公報のものと同様である。吸引台2はスライド可能であることも同公報のものと同様である。
さらに、制御装置13が作業テーブル7に取り付けられ、電線14、本体1、押しボタンスイッチ4、真空ポンプ8および電源に接続されている。電源はコンセントからなる。そして、押しボタンスイッチ4および制御装置13によって本体1および真空ポンプ8が駆動される。
したがって、この装置において、吸引台2の高さ調節後、織物のシミ付着部分をメッシュ上に配置し、薬品でシミの成分を溶解処理する。その後、スプレーガンの本体1によって洗浄液を噴射し、これを織物のシミ付着部分に付与し、真空ポンプ8によって吸引口を真空排気すると、洗浄液、シミの成分および薬品を吸引口に吸引することができ、織物のシミ付着部分を完全に洗浄することができる。
この装置の場合、片手で持ち手3を握り、スプレーガンを持ち、押しボタンスイッチ4を操作することができる。特に、この実施例では、持ち手3の上端付近において、その前面に押しボタンスイッチ4が設けられていることは前述したとおりである。したがって、片手でスプレーガンを持ち、人差し指で押しボタンスイッチ4を押すことができ、その操作は容易である。
そして、押しボタンスイッチ4を押すと、押しボタンスイッチ4および制御装置13によって本体1が駆動され、スプレーガンの本体1によって洗浄液が噴射される。これと同時に、制御装置13によって真空ポンプ8が駆動され、真空ポンプ8によって吸引口が真空排気される。したがって、洗浄液を織物のシミ付着部分に付与し、これと同時に、シミの成分および薬品を吸引口に吸引することができる。その後、押しボタンスイッチ4を離すと、制御装置13によって本体1および真空ポンプ8が停止する。したがって、従来のように、足踏みペダルなどの別個のスイッチによって真空ポンプを駆動する必要はなく、作業性は高い。
制御装置13にタイマーを組み込み、押しボタンスイッチ4を離すと、スプレーガンの本体1の停止後、数秒経過したとき、タイマーによって真空ポンプ8が停止するようにすることもできる。押しボタンスイッチ4を押すと、真空ポンプ8の駆動後、数秒経過したとき、タイマーによって本体1が駆動されるようにすることもできる。制御装置13のタイマーについては、制御装置13につまみを設け、つまみによって設定時間を設定することができるようにしてもよい。
持ち手3の上端付近において、その前面ではなく、一側面に押しボタンスイッチ4を設け、親指で押しボタンスイッチ4を押すことができるようにしてもよい。
開閉スイッチとして第1および第2スイッチを使用してもよい。第1および第2スイッチは押しボタンスイッチである。さらに、持ち手3の上端付近において、その前面または一側面に第1および第2スイッチを設け、第1および第2スイッチによって本体1および真空ポンプ8を選択し、駆動するようにしてもよい。持ち手3の上端付近において、その前面および一側面に第1および第2スイッチを設けてもよい。
図2Aは他の実施例を示す。この装置では、エア噴射体15がスプレーガンに設けられている。エア噴射体15はエアを噴射するためのものである。さらに、図2Bに示すように、本体1およびエア噴射体15が持ち手3と一体化され、開閉スイッチ16,17が持ち手3に設けられている。さらに、制御装置13が本体1、エア噴射体15、開閉スイッチ16,17、真空ポンプ8および電源に接続されており、開閉スイッチ16,17および制御装置13によって本体1、エア噴射体15および真空ポンプ8が駆動される。
さらに、開閉スイッチ16,17は第1および第2スイッチからなり、第1および第2スイッチ16,17は押しボタンスイッチである。さらに、持ち手3の上端に本体1およびエア噴射体15が位置し、持ち手3の上端付近において、その前面または一側面に第1および第2スイッチ16,17が設けられる。持ち手3の上端付近において、その前面および一側面に第1および第2スイッチ16,17を設けることが好ましい。この実施例では、前面に第1スイッチ16が設けられ、一側面に第2スイッチ17が設けられている。そして、第1および第2スイッチ16,17によって本体1、エア噴射体15および真空ポンプ8が選択され、駆動される。
たとえば、第1および第2スイッチ16,17を同時に押すと、それによって真空ポンプ8が駆動され、第1および第2スイッチ16,17を離しても、真空ポンプ8は駆動された状態に維持される。その後、第1および第2スイッチ16,17を再度操作し、同時に押すと、それによって真空ポンプ8が停止する。さらに、第1スイッチ16だけを押すと、それによって本体1が駆動され、第1スイッチ16を離すと、それによって本体1が停止し、第2スイッチ17だけを押すと、それによってエア噴射体15が駆動され、第2スイッチ17を離すと、それによってエア噴射体15が停止する。
したがって、図2Aの装置では、図1Aの装置と同様、スプレーガンの本体1によって洗浄液を噴射し、真空ポンプ8によって吸引口を真空排気し、織物のシミ付着部分を完全に洗浄することができる。その後、エア噴射体15によってエアを噴射し、エアによって織物の洗浄液を吹き飛ばし、織物を迅速に乾燥させることができる。本体1によって洗浄液を噴射し、同時並行的に、エア噴射体15によってエアを噴射し、エアによって織物の洗浄液を吹き飛ばすこともできる。
さらに、片手で持ち手3を握り、スプレーガンを持ち、第1および第2スイッチ16,17を操作することができる。特に、この実施例では、持ち手3の上端付近において、その前面に第1スイッチ16が設けられ、一側面に第2スイッチ17が設けられていることは前述したとおりである。したがって、片手でスプレーガンを持ち、人差し指で第1スイッチ16を押し、親指で第2スイッチ17を押すことができ、その操作は容易である。
持ち手3の上端付近において、その前面に第2スイッチ17を設け、一側面に第1スイッチ16を設けてもよい。前面に第1および第2スイッチ16,17を設けることも考えられ、一側面に第1および第2スイッチ16,17を設けることも考えられる。
開閉スイッチとして第1、第2および第3スイッチを使用してもよい。第1、第2および第3スイッチは押しボタンスイッチである。さらに、持ち手3の上端に本体1およびエア噴射体15を位置させ、持ち手3の上端付近において、その前面または一側面に第1、第2および第3スイッチを設け、第1、第2および第3スイッチによって本体1、エア噴射体15および真空ポンプ8を選択し、駆動するようにしてもよい。
1 本体
2 吸引台
3 持ち手
4,16,17 開閉スイッチ
8 真空ポンプ
13 制御装置
15 エア噴射体
2 吸引台
3 持ち手
4,16,17 開閉スイッチ
8 真空ポンプ
13 制御装置
15 エア噴射体
Claims (5)
- 本体、持ち手および開閉スイッチを有し、洗浄液を噴射するスプレーガンと、
メッシュで被覆された吸引口を有するメッシュ式吸引台と、
前記吸引台に接続され、前記吸引口を真空排気する真空ポンプと、
電源と、
前記本体、開閉スイッチ、真空ポンプおよび電源に接続された制御装置とからなり、
前記開閉スイッチおよび制御装置によって前記本体および真空ポンプが駆動されるようにしたことを特徴とする織物洗浄装置。 - 前記開閉スイッチは押しボタンスイッチからなり、前記持ち手の上端に前記本体が位置し、前記持ち手の上端付近において、その前面または一側面に前記押しボタンスイッチが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- エアを噴射するエア噴射体が前記スプレーガンに設けられ、前記制御装置が前記エア噴射体に接続されており、前記開閉スイッチおよび制御装置によって前記エア噴射体が駆動されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記開閉スイッチは第1および第2スイッチからなり、前記第1および第2スイッチは押しボタンスイッチであり、前記持ち手の上端に前記本体およびエア噴射体が位置し、前記持ち手の上端付近において、その前面または一側面に前記第1および第2スイッチが設けられ、第1および第2スイッチによって前記本体、エア噴射体および真空ポンプが選択され、駆動されるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の装置。
- 前記開閉スイッチは第1、第2および第3スイッチからなり、前記第1、第2および第3スイッチは押しボタンスイッチであり、前記持ち手の上端に前記本体およびエア噴射体が位置し、前記持ち手の上端付近において、その前面または一側面に前記第1、第2および第3スイッチが設けられ、第1、第2および第3スイッチによって前記本体、エア噴射体および真空ポンプが選択され、駆動されるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006314308A JP2008125818A (ja) | 2006-11-21 | 2006-11-21 | 織物洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006314308A JP2008125818A (ja) | 2006-11-21 | 2006-11-21 | 織物洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=39552239
Family Applications (1)
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JP2006314308A Pending JP2008125818A (ja) | 2006-11-21 | 2006-11-21 | 織物洗浄装置 |
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Cited By (2)
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KR20200047357A (ko) | 2018-10-26 | 2020-05-07 | 이쿠라 세이키 가부시키가이샤 | 에어 흡인 장치 및 에어 블로 장치 |
WO2022183354A1 (zh) * | 2021-03-02 | 2022-09-09 | 苏州康孚智能科技有限公司 | 一种柔性片状卷材高效加工装置 |
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2006
- 2006-11-21 JP JP2006314308A patent/JP2008125818A/ja active Pending
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