JP2008124709A - 信号再生回路、受信装置、及び測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】周波数引込範囲が広く、且つ信号に印加されるジッタが小さい信号再生回路を提供する。
【解決手段】入力信号の位相を調整した第1調整信号を出力する第1位相調整部と、第1調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第1検出信号を出力する第1位相誤差検出部と、入力信号の位相を調整した第2調整信号を出力する第2位相調整部と、第2調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第2検出信号を出力する第2位相誤差検出部と、予め定められた第2周波数引込範囲に応じた周波数帯域における、第2検出信号の周波数成分を通過させる第2ループフィルタと、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号に基づいて、第2位相調整部における位相調整量を制御する第2制御部と、第1検出信号と、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号とに基づいて、第1位相調整部における位相調整量を制御する第1制御部とを備える信号再生回路を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】入力信号の位相を調整した第1調整信号を出力する第1位相調整部と、第1調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第1検出信号を出力する第1位相誤差検出部と、入力信号の位相を調整した第2調整信号を出力する第2位相調整部と、第2調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第2検出信号を出力する第2位相誤差検出部と、予め定められた第2周波数引込範囲に応じた周波数帯域における、第2検出信号の周波数成分を通過させる第2ループフィルタと、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号に基づいて、第2位相調整部における位相調整量を制御する第2制御部と、第1検出信号と、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号とに基づいて、第1位相調整部における位相調整量を制御する第1制御部とを備える信号再生回路を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、信号再生装置、受信装置、及び測定装置に関する。特に本発明は、入力信号の搬送波を再生する信号再生装置に関する。
直交振幅変調(QAM)等の方式により変調された入力信号の搬送波を再生する回路として、PLLを用いた回路が考えられる。例えば、ミキサ、位相誤差検出器、ループフィルタ、及び電圧制御発振器を有する回路が考えられる。ミキサは、与えられる発振信号と入力信号とを乗算することにより、入力信号の位相を回転させる。また、位相誤差検出器は、所定の位相に対する、ミキサの出力信号の位相誤差を検出する。
ループフィルタは、位相誤差検出器が出力する検出信号の所定の周波数成分を通過させ、電圧制御発振器に供給する。電圧制御発振器は、ループフィルタから与えられる信号に応じた周波数の発振信号を出力することにより、ミキサにおける位相回転量を制御する。このような構成により、発振信号と入力信号とが同期するので、発振信号から入力信号の搬送波が抽出される。関連する特許文献等は、現在認識していないので、その記載を省略する。
当該PLL回路内で生成する信号のジッタ量、及び当該PLL回路の周波数引込範囲は、ループフィルタの定数により定まるループ帯域に依存する。ここで、周波数引込範囲とは、PLL回路において、発振信号と同期させることができる入力信号の周波数範囲であってよい。
例えば、ループ帯域を狭くした場合、電圧制御発振器に与えられる制御信号の高周波成分が除去されるので、発振信号等におけるジッタ量は低減するが、入力信号に対する発振信号の追従性が悪くなり、周波数引込範囲が縮小する。また、ループ帯域を広くした場合、周波数引込範囲は拡大するが、発振信号等におけるジッタ量も増大してしまう。
このため、本発明の一つの側面においては、上記の課題を解決する信号再生回路、受信装置、及び測定装置を提供することを目的とする。この目的は、請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態においては、入力信号の位相を調整した第1調整信号を出力する第1位相調整部と、第1調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第1検出信号を出力する第1位相誤差検出部と、入力信号の位相を調整した第2調整信号を出力する第2位相調整部と、第2調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第2検出信号を出力する第2位相誤差検出部と、予め定められた第2周波数引込範囲に応じた周波数帯域における、第2検出信号の周波数成分を通過させる第2ループフィルタと、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号に基づいて、第2位相調整部における位相調整量を制御する第2制御部と、第1検出信号と、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号とに基づいて、第1位相調整部における位相調整量を制御する第1制御部とを備える信号再生回路を提供する。
本発明の第2の形態においては、入力信号を受信する受信装置であって、入力信号を検波する検波部と、検波部が検波した入力信号の搬送波を再生する信号再生回路とを備え、信号再生回路は、入力信号の位相を調整した第1調整信号を出力する第1位相調整部と、第1調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第1検出信号を出力する第1位相誤差検出部と、入力信号の位相を調整した第2調整信号を出力する第2位相調整部と、第2調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第2検出信号を出力する第2位相誤差検出部と、予め定められた第2周波数引込範囲に応じた周波数帯域における、第2検出信号の周波数成分を通過させる第2ループフィルタと、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号に基づいて、第2位相調整部における位相調整量を制御する第2制御部と、第1検出信号と、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号とに基づいて、第1位相調整部における位相調整量を制御する第1制御部とを有する受信装置を提供する。
本発明の第3の形態においては、入力信号のビット誤り率を測定する測定装置であって、入力信号の搬送波を再生する信号再生回路と、信号再生回路が出力する信号に基づいてビット誤り率を測定する測定部とを備え、信号再生回路は、入力信号の位相を調整した第1調整信号を出力する第1位相調整部と、第1調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第1検出信号を出力する第1位相誤差検出部と、入力信号の位相を調整した第2調整信号を出力する第2位相調整部と、第2調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第2検出信号を出力する第2位相誤差検出部と、予め定められた第2周波数引込範囲に応じた周波数帯域における、第2検出信号の周波数成分を通過させる第2ループフィルタと、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号に基づいて、第2位相調整部における位相調整量を制御する第2制御部と、第1検出信号と、第2ループフィルタが通過させた第2検出信号とに基づいて、第1位相調整部における位相調整量を制御する第1制御部とを有する測定装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明の一つの側面を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の一つの実施形態に係る信号再生回路100の構成の一例を示す図である。信号再生回路100は、入力信号の搬送波を再生する回路であって、第1ループ回路10、第2ループ回路50、及びローパスフィルタ30を有する。ここで、入力信号は、例えば直交振幅変調等の方式で変調された信号であってよい。
第1ループ回路10及び第2ループ回路50は、例えば入力信号とローカルの発振信号とを乗算したベースバンド信号を生成して、ベースバンド信号の位相が予め定められた位相となるように発振信号の周波数を制御する。この場合、当該発振信号が入力信号の搬送波を再生した信号となる。
また、第1ループ回路10における周波数引込範囲は、第2ループ回路50における周波数引込範囲より小さい。例えば第1ループ回路10における周波数引込範囲は、許容されるジッタ量に応じて定められよく、第2ループ回路50における周波数引込範囲は、発振信号をロックするのに十分な周波数引込範囲に設定されてよい。そして、第2ループ回路50の第2ループフィルタ60の出力を、第1ループ回路10の第1ループフィルタ20の出力に加算することにより、第1ループ回路10は、比較的に広範囲の第2周波数引込範囲で搬送波を再生でき、且つ比較的に狭範囲の第1周波数引込範囲によりジッタ量を小さくすることができる。
本例における第1ループ回路10は、第1位相調整部12、第1位相誤差検出部14、第1ループフィルタ20、検出信号加算部16、及び第1制御部18を有する。第1位相調整部12は、与えられる発振信号に応じて入力信号の位相を調整した第1位相調整信号を出力する。また、第1位相調整部12は、第1位相調整信号を、ベースバンド信号として外部に出力してよい。第1位相調整部12は、例えば入力信号の位相を、与えられる発振信号に応じて回転させてよい。また、第1位相調整部12は、入力信号と発振信号とを乗算して出力するミキサであってよい。
第1位相誤差検出部14は、第1調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第1検出信号を出力する。第1位相誤差検出部14は、第1調整信号のI成分及びQ成分に基づいて、第1調整信号の位相を検出してよい。また、入力信号がQAM方式で変調された信号である場合、当該入力信号は、各シンボル値に応じた所定の位相を有する。第1位相誤差検出部14は、入力信号が取るべき位相の情報が予め与えられてよい。
当該位相の情報は、入力信号のシンボルパターンに応じて、入力信号のシンボル周期毎に異なる値を用いてもよい。また、第1位相誤差検出部14は、予め定められた位相のうち入力信号の位相に最も近い位相と、入力信号の位相との誤差を検出してもよい。第1位相誤差検出部14は、検出した位相誤差量に応じたレベルの第1検出信号を出力してよい。
第1ループフィルタ20は、第1位相誤差検出部14が出力する第1検出信号を通過させる。このとき、第1ループフィルタ20は、予め定められたゲインで第1検出信号を通過させてよい。第1ループフィルタ20のゲインは、第1周波数引込範囲により定まる第1ループ回路10のループ帯域に応じて定められてよい。上述したように、第1周波数引込範囲が、許容されるジッタ量に応じて定められる場合、第1ループフィルタ20のゲインは、当該ジッタ量に応じて定められてよい。また、第1ループフィルタ20のゲインは、第2ループ回路50の第2ループフィルタ60のゲインより小さくてよい。
第1制御部18は、第1検出信号に基づいて、第1位相調整部12における位相調整量を制御する。例えば第1制御部18は、第1検出信号に応じた周波数の発振信号を、第1位相調整部12に供給してよい。本例において第1制御部18は、ダイレクトデジタルシンセサイザ(DDS)であってよい。また第1制御部18は、電圧制御発振器(VCO)であってもよい。
このような構成により、第1ループ回路10は、ジッタの少ない搬送波及びベースバンド信号を生成することができる。但し、第1ループ回路10における周波数引込範囲は比較的に小さいので、第2ループ回路50が、周波数引込範囲を補償する。
第2ループ回路50は、第2位相調整部52、第2位相誤差検出部54、第2ループフィルタ60、及び第2制御部58を有する。第2位相調整部52は、第1位相調整部12に対して並列に設けられ、分岐して与えられる入力信号の位相を、与えられる発振信号に応じて調整した第2位相調整信号を出力する。第2位相調整部52は、第1位相調整部12と同一の特性及び構成を有してよい。
第2位相誤差検出部54は、第2調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第2検出信号を出力する。第2位相誤差検出部54は、第1位相誤差検出部14と同一の特性及び構成を有してよい。
第2ループフィルタ60は、第2周波数引込範囲に応じた周波数帯域における、第2検出信号の周波数成分を通過させる。第2ループフィルタ60は、第1ループフィルタ20より広帯域の通過帯域を有してよい。また、第2ループ回路50のループ帯域は、第1ループ回路10のループ帯域より広帯域であってよい。
第2制御部58は、第2検出信号に基づいて、第2位相調整部52における位相調整量を制御する。第2制御部58は、第1制御部18と同一の特性及び構成を有してよい。このような構成により、第2ループ回路50は、比較的に広範囲の周波数引込範囲で、入力信号の搬送波を再生する。
そして、第2ループフィルタ60が通過させた第2検出信号を、ローパスフィルタ30を介して、第1ループ回路10に供給する。第1制御部18が、第1ループフィルタ20が通過させた第1検出信号と、第2ループフィルタ60が通過させた第2検出信号とに基づいて、第1位相調整部12における位相調整量を制御することにより、第1ループ回路10は、広い周波数引込範囲で搬送波を再生することができ、且つ低ジッタの搬送波及びベースバンド信号を生成することができる。
本例においては、検出信号加算部16が、第1ループフィルタ20が通過させた第1検出信号と、第2ループフィルタ60が通過させた第2検出信号とを加算して、第1制御部18に供給する。また、ローパスフィルタ30は、第2ループフィルタ60が通過させた第2検出信号の予め定められたカットオフ周波数より小さい周波数成分を通過させ、ジッタ成分を除去する。例えばローパスフィルタ30は、第2ループフィルタ60が通過させた第2検出信号の各データ値に対して、前後における所定の数のデータ値の加重平均を求めることにより、ジッタ成分を除去してよい。
図2は、第1ループフィルタ20及び第2ループフィルタ60の構成の一例を示す図である。図2(a)は、第1ループフィルタ20の構成の一例を示す図であり、図2(b)は、第2ループフィルタ60の構成の一例を示す図である。
図2(a)に示すように、第1ループフィルタ20は、第3アンプ22を有する。第3アンプ22は、第1検出信号を受け取り、予め定められたゲインで増幅又は減衰して出力する。図2(a)に示すように、第1ループフィルタ20が設けられる第1ループ回路10は、1次PLLであってよい。
図2(b)に示すように、第2ループフィルタ60は、第1アンプ64、第2アンプ62、加算部66、及び積分器68を有する。第1アンプ64及び第2アンプ62は、第2周波数引込範囲に応じたゲインを有する。例えば、第2周波数引込範囲を拡大する場合、当該ゲインを増大させてよい。また、第3アンプ22のゲインは、第2アンプ62のゲインより小さい。
第1アンプ64及び第2アンプ62は、第2検出信号が分岐して与えられ、所定のゲインで増幅又は減衰して出力する。積分器68は、第1アンプ64が出力する信号を積分して、ローパスフィルタ30を介して第1制御部18に供給する。
積分器68は、加算素子70及び遅延素子72を有する。加算素子70は、第1アンプ64が出力する信号と、遅延素子72が出力する信号とを加算する。遅延素子72は、加算素子70が出力する信号を所定の遅延量で遅延させ、加算素子70に供給する。このような構成により、第1アンプ64が出力する信号を積分する。
加算部66は、第2アンプ62が出力する信号と、積分器68が出力する信号とを加算して、第2制御部58に供給する。図2(b)に示すように、第2ループ回路50は、2次PLLであってよい。
図3は、本発明の一つの実施形態に係る測定装置200の構成の一例を示す図である。測定装置200は、入力信号のビット誤り率を測定する装置であって、受信装置300及び測定部130を備える。
受信装置300は、例えばQAM方式で変調された入力信号を受信する。受信装置300は、検波部110、タイミング再生部120、及び信号再生回路100を有する。また、受信装置300は、入力信号をデジタル信号に変換して検波部110に入力するアナログデジタルコンバータを有してよい。検波部110は、入力信号を検波する。例えば検波部110は、入力信号を分岐して受け取るミキサ112及びミキサ114を有する。ミキサ112及びミキサ114は、位相が90度異なる所定の周波数の信号を、入力信号に乗算する。これにより、入力信号のI成分及びQ成分を出力する。
タイミング再生部120は、アナログデジタルコンバータにおけるサンプリングタイミング誤差等により生じる、デジタルの入力信号のタイミング誤差を補償する。タイミング再生部120は、タイミング誤差検出部126、補間部122、及び補間部124を有する。
タイミング誤差検出部126は、入力信号のI成分及びQ成分に基づいて、入力信号のタイミングを求める。また、タイミング誤差検出部126は、入力信号のタイミングと、予め定められたタイミングとの誤差を求める。
補間部122及び補間部124は、入力信号のそれぞれのデジタル値を、タイミング誤差検出部126が求めたタイミング誤差に基づいて補償する。例えば補間部122及び補間部124は、タイミングが隣接する二つのデジタル値の間を線形補間することにより、予め定められたタイミングにおけるデジタル値を求めてよい。
信号再生回路100は、入力信号の搬送波を再生して、当該搬送波と入力信号とを乗算したベースバンド信号を出力する。信号再生回路100は、図1及び図2において説明した信号再生回路100と同一であってよい。
測定部130は、信号再生回路100が出力するベースバンド信号に基づいて、入力信号のビット誤り率を測定する。例えば測定部130は、ベースバンド信号のそれぞれのシンボル値と、予め設定される期待値とを比較して、ビット誤り率を求めてよい。
本例における受信装置300によれば、信号再生回路100における周波数引込範囲が大きく、且つ信号再生回路100が生成する信号のジッタが小さいので、入力信号を精度よく受信することができる。また、測定装置200によれば、入力信号のビット誤り率を精度よく測定することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10・・・第1ループ回路、12・・・第1位相調整部、14・・・第1位相誤差検出部、16・・・検出信号加算部、18・・・第1制御部、20・・・第1ループフィルタ、22・・・第3アンプ、30・・・ローパスフィルタ、50・・・第2ループ回路、52・・・第2位相調整部、54・・・第2位相誤差検出部、58・・・第2制御部、60・・・第2ループフィルタ、62・・・第2アンプ、64・・・第1アンプ、66・・・加算部、68・・・積分器、70・・・加算素子、72・・・遅延素子、100・・・信号再生回路、110・・・検波部、112、114・・・ミキサ、120・・・タイミング再生部、122、124・・・補間部、126・・・タイミング誤差検出部、130・・・測定部、200・・・測定装置、300・・・受信装置
Claims (9)
- 入力信号の搬送波を再生する信号再生回路であって、
前記入力信号の位相を調整した第1調整信号を出力する第1位相調整部と、
前記第1調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第1検出信号を出力する第1位相誤差検出部と、
前記入力信号の位相を調整した第2調整信号を出力する第2位相調整部と、
前記第2調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第2検出信号を出力する第2位相誤差検出部と、
予め定められた第2周波数引込範囲に応じた周波数帯域における、前記第2検出信号の周波数成分を通過させる第2ループフィルタと、
前記第2ループフィルタが通過させた前記第2検出信号に基づいて、前記第2位相調整部における位相調整量を制御する第2制御部と、
前記第1検出信号と、前記第2ループフィルタが通過させた前記第2検出信号とに基づいて、前記第1位相調整部における位相調整量を制御する第1制御部と
を備える信号再生回路。 - 前記第1位相調整部、前記第1位相誤差検出部、及び前記第1制御部を有する第1ループ回路の第1周波数引込範囲は、前記第2位相調整部、前記第2位相誤差検出部、前記第2ループフィルタ、及び前記第2制御部を有する第2ループ回路の第2周波数引込範囲より小さい請求項1に記載の信号再生回路。
- 前記第1位相誤差検出部が出力する前記第1検出信号を、前記第2ループフィルタより小さいゲインで通過させる第1ループフィルタを更に備え、
前記第1制御部は、前記第1ループフィルタが通過させた前記第1検出信号と、前記第2ループフィルタが通過させた前記第2検出信号とに基づいて、前記第1位相調整部における位相調整量を制御する
請求項2に記載の信号再生回路。 - 前記第2ループフィルタが通過させた前記第2検出信号の、予め定められたカットオフ周波数より小さい周波数成分を通過させ、前記第1制御部に供給するローパスフィルタを更に備える請求項1に記載の信号再生回路。
- 前記第2ループフィルタは、
前記第2周波数引込範囲に応じたゲインを有し、前記第2検出信号が入力される第1アンプと、
前記第1アンプが出力する信号を積分し、前記第1制御部に供給する積分器と、
前記第2周波数引込範囲に応じたゲインを有し、前記第2検出信号が入力される第2アンプと、
前記第2アンプが出力する信号と、前記積分器が出力する信号とを加算し、前記第2制御部に供給する加算部と
を有する請求項2に記載の信号再生回路。 - 前記第1ループフィルタは、前記第2アンプよりゲインが小さく、前記第1検出信号が入力される第3アンプを有する請求項5に記載の信号再生回路。
- 前記第1ループ回路は、1次PLLであり、
前記第2ループ回路は、2次PLLである
請求項6に記載の信号再生回路。 - 入力信号を受信する受信装置であって、
前記入力信号を検波する検波部と、
前記検波部が検波した前記入力信号の搬送波を再生する信号再生回路と
を備え、
前記信号再生回路は、
前記入力信号の位相を調整した第1調整信号を出力する第1位相調整部と、
前記第1調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第1検出信号を出力する第1位相誤差検出部と、
前記入力信号の位相を調整した第2調整信号を出力する第2位相調整部と、
前記第2調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第2検出信号を出力する第2位相誤差検出部と、
予め定められた第2周波数引込範囲に応じた周波数帯域における、前記第2検出信号の周波数成分を通過させる第2ループフィルタと、
前記第2ループフィルタが通過させた前記第2検出信号に基づいて、前記第2位相調整部における位相調整量を制御する第2制御部と、
前記第1検出信号と、前記第2ループフィルタが通過させた前記第2検出信号とに基づいて、前記第1位相調整部における位相調整量を制御する第1制御部と
を有する受信装置。 - 入力信号のビット誤り率を測定する測定装置であって、
前記入力信号の搬送波を再生する信号再生回路と、
前記信号再生回路が出力する信号に基づいて前記ビット誤り率を測定する測定部と
を備え、
前記信号再生回路は、
前記入力信号の位相を調整した第1調整信号を出力する第1位相調整部と、
前記第1調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第1検出信号を出力する第1位相誤差検出部と、
前記入力信号の位相を調整した第2調整信号を出力する第2位相調整部と、
前記第2調整信号の位相と、予め定められた位相との誤差に応じた第2検出信号を出力する第2位相誤差検出部と、
予め定められた第2周波数引込範囲に応じた周波数帯域における、前記第2検出信号の周波数成分を通過させる第2ループフィルタと、
前記第2ループフィルタが通過させた前記第2検出信号に基づいて、前記第2位相調整部における位相調整量を制御する第2制御部と、
前記第1検出信号と、前記第2ループフィルタが通過させた前記第2検出信号とに基づいて、前記第1位相調整部における位相調整量を制御する第1制御部と
を有する測定装置。
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2006
- 2006-11-10 JP JP2006305332A patent/JP2008124709A/ja not_active Withdrawn
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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