JP2008124645A - 測定システム、クライアント、サーバ、測定方法及びプログラム - Google Patents

測定システム、クライアント、サーバ、測定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】TCPトンネルを利用して接続するエンド端末間TCPフローの最大スループットを求める測定装置を提供する。
【解決手段】クライアント装置がアプリケーションレイヤーで測定データの送信レートを低レートから次第に上げる機能を有し、サーバ装置は測定データの受信状況を測定し、測定結果をクライアント装置に送信する機能を有し、クライアント装置はサーバ装置から受信した複数の測定結果から最終結果を選ぶ機能を有することにより、クライアント装置とサーバ装置との間のTCPスループットの測定を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークのスループットを測定する技術に関し、特にTCPフローの最大スループットを測定する技術に関する。
(従来技術1)
従来のスループット測定装置では、TCPフローのスループットを測定する際に、ネットワークシステムにおける輻輳発生を考慮せず、アプリケーションレイヤーで測定データをできる限り多く生成して単位時間内にTCPフローに流し込み、単位時間内にTCPフローから抜き出したデータ量を観測することにより、スループットを測定していた。以下、図17を用いて従来のスループット測定装置について説明する。
図17に示すように、従来のスループット測定システムはクライアント401とサーバ装置501とで構成され、クライアント401とサーバ装置501とはネットワークシステム3を介してTCPで接続されている。
クライアント装置401のアプリケーションレイヤー4011は、入力部40111と、測定データ発生部40112と、出力部40113等により構成され、サーバ装置501のアプリケーションレイヤー5011は、計数部50111等により構成されている。
クライアント装置401の入力部40111は、ユーザからの入力情報(サーバ装置のIPアドレス、測定時間等)を解析して設定情報を測定データ発生部40112に送信する。
測定データ発生部40112は、測定データをできる限り多く生成し、入力部40111からの設定情報に基づいて、測定データの送信間隔を最小にしてサーバ装置501に送信する。出力部40113は、送信した測定データを用いてサーバ装置501が測定した受信レート測定結果を受信する。
サーバ装置501の計数部50111は、クライアント装置401から送信される測定データを受信し、単位時間内に受信する測定データ量を測定し、測定した測定データの量を受信時間で割り算した結果(受信レート)をクライアント装置401に送信する。
上述のクライアント測定装置401の測定データ発生部40112では、送信レートのコントロールができないため、最初から大量のデータをTCPフローに流し込んでいるので、TCPフローでは最初から輻輳が発生している。
また、スループットを求める技術が記載されている特許文献1のスループット測定装置も上記従来技術と同じように、送信側で測定パケットを送信する際に、最初からパケット送信間隔を縮めて送信しており、大量のパケットが一気にネットワークシステムに送信されるので、ネットワークシステムでは過多な測定パケット転送負荷による輻輳が発生している。
このような従来技術を図15に示すような特許文献2に記載されているVPN(Virtual Private Network)に適用させて最大スループットを計測する場合についての考察を下記する。
(従来技術2)
図15に示すように、拠点4と拠点5とはネットワークシステム3を介して接続されていて、ネットワークシステム3に構築されている仮想的なトンネルを使用してVPNを実現している。図15は、一般的なVPNサービス/リモートアクセス等で使用されるネットワークの構成である。
ネットワークシステム3は、インターネット等のような公衆網である。拠点4と拠点5とは、物理的に離れている社内の拠点同士をイメージしている。転送装置301と転送装置302とはパケット転送装置であり、それぞれはネットワークシステム3と拠点4とを、ネットワークシステム3と拠点5とを接続している。
転送装置301は、拠点4のイントラネットから受信するイーサネット(登録商標)のフレームをカプセル化してネットワークシステム3に転送し、ネットワークシステム3から受信するイーサネットフレームはデカプセル化して拠点4のイントラネットに転送する。
転送装置302は、拠点5のイントラネットから受信するイーサネットフレームをカプセル化してネットワークシステム3に転送し、ネットワークシステム3から受信するイーサネットフレームはデカプセル化して拠点5のイントラネットに転送する。
TCPトンネル3011は、エンド端末間で転送されるパケットを集約し、単一のTCPフローとして転送する仮想トンネルである。
端末401は、拠点4のイントラネットに接続されていて、端末402は拠点5のイントラネットに接続されている。
転送装置301と転送装置302とはTCP接続することにより、TCPトンネル3011が構築され、拠点4と拠点5との間にVPNが実現される。
端末401と端末402とが上記VPNを利用して通信する動作に関して説明する。
拠点4の端末401から送信されるイーサネットフレーム61は、図16に示した構成で転送装置301に転送される。転送装置301は、イーサネットフレーム61を集約し、イーサネットフレーム62のヘッダ601でカプセル化して図16に示した構成で転送装置302に転送する。転送装置302は、転送装置301から送信されるイーサネットフレーム62を受信し、ヘッダ601をデカプセル化した後のイーサネットフレーム63(図16を参照)を拠点5の端末501に転送する。これにより、拠点4の端末401と拠点5の端末501とは、TCPトンネル3011を利用してTCP通信を行うことが可能になる。
上述した構成のVPNにおいて、従来のスループット測定装置を利用する場合、端末401をスループット測定装置の測定パケット送信側(以下は、クライアント装置)とし、端末501をスループット測定装置の測定パケット受信側(以下は、サーバ装置)として、端末401と端末501とにおけるTCPスループットを測定する構成となる。このような構成で測定する場合、最大スループットが測定できないという問題がある。問題の原因は以下のとおりである。
クライアント装置では最初から高い負荷を一気にエンド間TCPフロー3012(図15を参照)に流し込むことで、TCPトンネル3011の転送処理負荷が一気に最大容量を超えてしまい、TCPトンネルでは2重のTCP輻輳制御(エンド端末間TCPとTCPトンネルの輻輳制御)が発生する。2重の輻輳制御が発生すると、スループットが大幅に落ちてしまい、長時間回復しないので、従来のスループット測定装置では、エンド間TCPフロー3012の最大スループットが測定できなくなる。
特開2003−46572号公報 特開2003−69642号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記問題を解決することにあり、TCPトンネルを利用して接続するエンド端末間TCPフロー3012の最大スループットを求める測定装置を提供することにある。
上記課題を解決するための第1の発明は、サーバとクライアントとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを測定する測定システムであって、
測定データを複数の送信レートで前記ネットワークに送出する測定データ発生手段と、
前記送信された測定データの受信状況に基づいて前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を生成する生成手段と、
前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する最大値決定手段と
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第2の発明は、上記第1の発明において、
前記測定データ発生手段は、前記測定データを所定の送信レートずつ上げて送出し、
前記最大値決定手段は、前回生成された輻輳情報と今回生成された輻輳情報とを比較し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より小さいスループットを示している場合に送信レートを前記所定の送信レート分上げて測定データを送出するように前記測定データ発生手段に指示し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より高いスループットを示している場合にその輻輳情報を最大スループットと決定すること
を特徴とする。
上記課題を解決するための第3の発明は、上記第1の発明において、
前記生成手段が前記輻輳情報を生成した後に、前記サーバと前記クライアントとの間の送信遅延時間を測定する遅延測定手段を有し、
前記最大値決定手段は、前記測定した送信遅延時間に基づいて、前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明において、
前記測定データ発生手段は、所定の時間内に所定の送信間隔で前記測定データを送出し、
前記生成手段は、前記所定時間内に受信する前記測定データの量に基づいて、輻輳情報を生成すること
を特徴とする。
上記課題を解決するための第5の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明において、
前記測定データ発生手段は、所定量の測定データを所定の送信間隔で送出し、
前記生成手段は、前記所定量の前記測定データを受信する時間に基づいて、輻輳情報を生成すること
を特徴とする。
上記課題を解決するための第6の発明は、
サーバとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを決定するクライアントであって、
測定データを複数の送信レートで前記ネットワークに送出する測定データ発生手段と、
前記送信された測定データの受信状況に基づいて生成された前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を受信する受信手段と、
前記受信された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する最大値決定手段と
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第7の発明は、上記第6の発明において、
前記測定データ発生手段は、前記測定データを所定の送信レートずつ上げて送出し、
前記最大値決定手段は、前回生成された輻輳情報と今回生成された輻輳情報とを比較し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より小さいスループットを示している場合に送信レートを前記所定の送信レート分上げて測定データを送出するように前記測定データ発生手段に指示し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より高いスループットを示している場合にその輻輳情報を最大スループットと決定すること
を特徴とする。
上記課題を解決するための第8の発明は、上記第6の発明において、
前記受信手段が前記輻輳情報を受信すると、前記サーバとの間の送信遅延時間を測定する遅延測定手段を有し、
前記最大値決定手段は、前記測定した送信遅延時間に基づいて、前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第9の発明は、上記第6から第8のいずれかの発明において、
前記輻輳情報は、前記測定データ発生手段が所定の時間内に所定の送信間隔で送出した測定データを前記所定時間内に受信する量に基づいて生成された輻輳情報であることを特徴とする。
上記課題を解決するための第10の発明は、上記第6から第8のいずれかの発明において、
前記輻輳情報は、前記測定データ発生手段が所定の送信間隔で所定量を送出した測定データを受信するのにかかった時間に基づいて生成された輻輳情報であることを特徴とする。
上記課題を解決するための第11の発明は、
自身とクライアントとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを測定するシステムのサーバであって、
複数の送信レートで前記ネットワークに送出された測定データの受信状況に基づいて前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を生成する生成手段を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第12の発明は、上記第11の発明において、
前記生成手段は、所定の時間内に所定の送信間隔で送出された測定データを前記所定時間内に受信する量に基づいて輻輳情報を生成することを特徴とする。
上記課題を解決するための第13の発明は、上記第11の発明において、
前記生成手段は、所定量の測定データを所定の送信間隔で送出された測定データを受信する時間に基づいて輻輳情報を生成することを特徴とする。
上記課題を解決するための第14の発明は、
サーバとクライアントとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを測定する測定方法であって、
測定データを所定の送信レートで前記ネットワークに送出する測定データ発生ステップと、
前記送信された測定データを受信する受信ステップと、
前記受信された測定データの受信状況に基づいて前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を生成する生成ステップと、
前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する最大値決定ステップと
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するための第15の発明は、上記第14の発明において、
前記測定データ発生ステップは、前記測定データを所定の送信レートずつ上げて送出し、
前記最大値決定ステップは、前回生成された輻輳情報と今回生成された輻輳情報とを比較し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より小さいスループットを示している場合に送信レートを前記所定の送信レート分上げて測定データを送出するように前記測定データ発生手段に指示し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より高いスループットを示している場合にその輻輳情報を最大スループットと決定すること
を特徴とする。
上記課題を解決するための第16の発明は、上記第14の発明において、
前記生成ステップが前記輻輳情報を生成した後に、前記サーバと前記クライアントとの間の送信遅延時間を測定する遅延測定ステップを有し、
前記最大値決定ステップは、前記測定した送信遅延時間に基づいて、前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第17の発明は、上記第14から第16のいずれかの発明において、
前記測定データ発生ステップは、所定の時間内に所定の送信間隔で前記測定データを送出し、
前記生成ステップは、前記所定時間内に受信する前記測定データの量に基づいて、輻輳情報を生成すること
を特徴とする。
上記課題を解決するための第18の発明は、上記第14から第16のいずれかの発明において、
前記測定データ発生ステップは、所定量の測定データを所定の送信間隔で送出し、
前記生成ステップは、前記所定量の前記測定データを受信する時間に基づいて、輻輳情報を生成すること
を特徴とする。
上記課題を解決するための第19の発明は、
サーバとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを決定するクライアントのプログラムであって、前記プログラムは前記クライアントを、
測定データを複数の送信レートで前記ネットワークに送出する測定データ発生手段と、
前記送信された測定データの受信状況に基づいて生成された前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する最大値決定手段と
して機能させることを特徴とする。
上記課題を解決するための第20の発明は、
自身とクライアントとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを測定するシステムのサーバのプログラムであって、前記プログラムは前記サーバを、
複数の送信レートで前記ネットワークに送出された測定データの受信状況に基づいて前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を生成する生成手段として機能させることを特徴とする。
本発明の効果は、TCPトンネル上でエンド端末間のTCPフローの正確な最大スループットが測定できることにある。
その理由は、端末(クライアント装置)がアプリケーションレイヤーで測定データの送信レートを低レートから次第に上げながら送信する機能を有し、サーバはその測定データの受信状況を測定し、測定結果を端末に送信する機能を有し、端末はサーバから受信した複数の測定結果から最終結果を選ぶ機能を有するため、端末とサーバとのTCP間で確立されているTCPトンネルで2重の輻輳制御が発生しないからである。
本発明の特徴を説明するために、以下において、図面を参照して具体的に述べる。
<第1の実施の形態>
本発明を実施するための第1の実施の形態について、図1〜図3を参照して詳細に説明する。
(システム構成図)
図1は、本実施形態に係る測定システムの構成を示している。同図に示すように、本実施の形態に係る測定システムは、クライアント装置1とサーバ装置2とを有す。
クライアント装置1とサーバ装置2とは、インターネット等のような公衆網であるネットワークシステム3を介して互いに接続されている。ネットワークシステム3には、クライアント装置1が属しているイントラネットからのイーサネットフレームをカプセル化してネットワークシステム3に転送し、ネットワークシステム3から受信するイーサネットフレームをデカプセル化してクライアント装置1が属しているイントラネットに転送する転送装置が設けられており、同様に、サーバ装置2が属しているイントラネットからのイーサネットフレームをカプセル化してネットワークシステム3に転送し、ネットワークシステム3から受信するイーサネットフレームをデカプセル化してサーバ装置2が属しているイントラネットに転送する転送装置が設けられている。そして、クライアント装置1のTCPとサーバ装置2との間でTCP接続がなされており、転送装置間ではTCPトンネルが構成されている。本発明の測定システムは、クライアント装置1とサーバ装置2との間にTCPトンネルが構成されているネットワークシステムのアプリケーションレイヤーでの最大スループットを測定するシステムである。
クライアント装置1は、ユーザが入力する設定情報に基づいて測定データを生成し、ネットワークシステム3を介してサーバ装置2に向けて設定情報と生成した測定データを送信するものである。また、クライアント装置1は、ネットワークシステム3を介して、サーバ装置2から送信される測定結果情報を受信し、測定結果をユーザ側に提供するものである。
サーバ装置2は、クライアント装置1から送信されたデータを、ネットワークシステム3を介して受信する。そして、受信したデータが測定データである場合、この測定データの受信状況、例えばデータ受信レート、受信データ数、データ受信時間等を測定し、測定結果をネットワークシステム3を介して、クライアント装置1に送信するものである。
続いて、図1を用いて上述のクライアント装置1とサーバ装置2との構成を詳細に説明する。
まず、クライアント装置1の構成を説明する。図1に示すように、クライアント装置1はアプリケーション部10、TCP部11、IP部12、及びMAC部13を有する。
アプリケーション部10は、測定システムのクライアント機能を取り込んでいるソフトウェアである。ここで、クライアント装置1のアプリケーション部10の各構成要素について説明する。アプリケーション部10は、入力部101、送信レート制御部102、測定データ発生部103a、最大値決定部104a、及び出力部105を有する。
入力部101は、ユーザによって入力されるサーバ装置2のアドレス情報IP2、送信レート初期値SR_0、送信レート向上幅△R、データ長L、測定時間T或いは測定データ量D等の設定情報を送信レート制御部102に通知する。
送信レート制御部102は、測定開始の際、入力部101から送信されるユーザ設定情報を受信し、送信レート初期値SR_0に基づいて測定データの送信間隔を算出する。算出結果は、サーバ装置2のアドレス情報IP2、データ長L、測定時間T或いは測定データ量D等の設定情報と共に、測定データ発生部103aに通知する。最大値決定部104aから送信継続許可が通知された場合は、次回の送信レート値に基づいて測定データの送信間隔を演算し、演算結果を測定データ発生部103aに通知する。また、最大値決定部104aから送信継続許可が通知された場合、前回算出した送信レート値に送信レート向上幅△Rを足したレートを次回の送信レートとして保存する。
測定データ発生部103aは、送信レート制御部102からユーザ設定情報と測定データ送信間隔とを受信すると、まずTCP部11にサーバ装置2のTCP部21とのTCP接続状況を確認する。未接続であればTCP11にサーバ装置2のTCP部21とのTCPコネクション確立を要求し、TCPコネクションが確立された後、測定時間Tをサーバ装置2に通知する。もし、TCPが既に確立されている場合、測定データ発生部103aは、測定時間等のユーザ設定情報を送信する。更に、送信レート制御部102からの測定データ送信間隔で所定長(データ長L)の測定データを発生し、サーバ装置2に送信する。また、測定データ発生部103aが新しい測定データ送信間隔情報を送信レート制御部102から受ける場合、新しい測定データ送信間隔で所定長(データ長L)の測定データを発生させてサーバ装置2に送信する。
最大値決定部104aは、サーバ装置2から送信される受信レートと前回の受信レートとを比較して、今回の受信レートが前回の受信レートより高い場合、最大値決定部104aは送信レート制御部102に再測定要求を通知し、今回の受信レートが前回の受信レートと同等或いは今回の受信レートが前回の受信レートより低い場合、前回の受信レートを最大スループットとして出力部105に通知する。
ここで、最大値決定部104aの動作を詳細に説明する。図2は、最大値決定部104aの動作を説明する為のフロー図である。
最大値決定部104aは、サーバ装置2から送信される受信レート情報を、ネットワークシステム3を介して受信する(図2のステップ104a1)。そして今回の受信レートを出力部105に通知する(図2のステップ104a2)。
また、今回の受信レートと前回の受信レートとを比較する(図2のステップ104a3)。今回の受信レートが前回の受信レートより高い場合、最大値決定部104aは送信レート制御部102に再測定要求を通知する(図2のステップ104a4)。逆に、今回の受信レートが前回の受信レートと同等或いは今回の受信レートが前回の受信レートより低い場合、前回の受信レートを最大スループットとして出力部105に通知する(図2のステップ104a5)。通知後、プログラムを終了する(図2のステップ104a6)。
出力部105は、最大値決定部104aから毎回送信される受信レート結果及び最大スループットを示す最終結果をユーザに提供する為に表示画面上に表示する。
TCP部11は、信頼性のあるパケット通信を行う標準プロトコルである。
IP部12は、パケットのルーティングを行う標準プロトコルである。IP部12は、ICMPリクエストへの応答などICMPプロトコルの機能も有している。
MAC部13は、イーサネットフレームの送受信の標準プロトコルに準じてフレームの送受信を行うものである。
続いて、サーバ装置2の構成を説明する。サーバ装置2はアプリケーション部20、TCP部21、IP部22、及びMAC部23を有する。
アプリケーション部20は、測定システムのサーバ機能を取り込んでいるソフトウェアである。ここで、サーバ装置2のアプリケーション部20の各構成要素について説明する。アプリケーション部20は、計算部201aを有する。
計算部201aは、ネットワークシステム3を介して接続されたTCPコネクション上で、クライアント装置1から送信される設定情報(測定時間T)を受信して保存する。また、クライアント装置1から送信される最初の測定データを受信すると、測定タイマーを起動する。その後、測定データを受信し続け、タイマーアウトする(タイマーを起動してから測定時間Tを経過する)までの受信データ量を記録する。タイマーアウトしたら、計算部201aは、測定時間内にクライアント装置1から受信した受信データの量を読み出し、受信データ量を測定時間で割り算して受信レートを算出する。算出結果は、ネットワークシステム3を介して、クライアント装置1に送信する。尚、図示していないが、サーバ装置2には、受信したデータが一般データ(実データ)か測定データかを判別する判別部が構成されており、判別部で受信したデータが測定データであると判断されたデータが計算部201aに転送される。
TCP部21は、信頼性のあるパケット通信を行う標準プロトコルである。
IP部22は、パケットのルーティングを行う標準プロトコルである。IP部22は、ICMPリクエストへの応答などICMPプロトコルの機能も有している。
MAC部23は、イーサネットフレームの送受信を行う標準プロトコルである。
(動作の説明)
図3のシーケンス図を用いて、本発明の第1の実施の形態の測定システムにおける、最大スループットを測定する動作を詳細に説明する。
まず、クライアント装置1とサーバ装置2との間におけるTCPコネクション確立するために、クライアント装置1のTCP11はサーバ装置2に向けてTCPのコネクション確立要求メッセージ(SYNパケット)を送信する(3101)。これを受けて、サーバ装置2のTCP21はクライアント装置1に応答メッセージ(ACKパケット)とSYNパケットとを返信する(3102)。クライアント装置1のTCP11はそれを受信し、サーバ装置2にACKパケットを返信し、これをサーバ装置2のTCP21が受信すると、クライアント装置1とサーバ装置2との間にTCPコネクションが確立される(3103)。
TCPコネクションが確立されると、クライアント装置1はサーバ装置2向けに設定情報(測定時間T)を通知し、サーバ装置2は設定情報を受信してそれを保存する(3104)。
クライアント装置1は、入力部101から送信されるユーザ設定情報の送信レート初期値SR_0に基づいて測定データの送信間隔SR_1を算出する。
測定データ発生部103aは測定データを生成し、算出した送信間隔SR_1でサーバ装置2向けにT秒間送信する。
サーバ装置2の計算部201aは、クライアント装置1から受信したデータ量をT秒間測定し、受信データ量を受信時間(T秒間)で割り算して受信レートRR_1を算出する(3105)。サーバ装置2は、この算出した受信レートをクライアント装置1に送信する。
クライアント装置1の最大値決定部104aは、サーバ装置2から送信される受信レート結果を出力部105に渡し、出力部105はそれを表示させる(3106)。
更に、クライアント装置1の最大値決定部104aは、今回の受信レートRR_nと前回の受信レートRR_n−1(初期値PR_0=0)を比較し、今回の受信レートRR_nが前回の受信レートRR_n−1より高い場合、送信レートを△R上げ、サーバ装置2と共に3105と3106との処理を繰り返す(3107、3108)。
一方、今回の受信レートRR_nが前回の受信レートRR_n−1と同等或いは前回の受信レートRR_n−1より低い場合、前回の受信レートRR_n−1を最大スループットとして出力部105に表示させる。また、測定終了メッセージ(FINパケット)を生成してサーバ装置2に送信する(3109)。
サーバ装置2は、クライアント装置1からFINパケットを受信すると、クライアント装置1にACK、FINパケットを生成して返信する(3110)。
クライアント装置1は、サーバ装置2からACK、FINパケットを受信すると、サーバ装置2向けにACKパケットを返信し、測定を終了する。サーバ装置2は、クライアント装置1からACKパケットを受信すると、測定を終了する(3111)。
(効果)
続いて、本発明における第1の実施の形態の効果について説明する。
本発明における第1の実施の形態では、TCPトンネルで構成されているネットワークシステム3において、測定システムのアプリケーションレイヤーにおける最大スループットを測定することができる。
これは、クライアント装置1のアプリケーションレイヤーが測定データの送信レートを低レートから次第に上げる機能を有し、サーバ装置2は単位時間内に受信する測定データ量を測定し、この受信データ量を固定の受信時間で割り算して算出した受信レート結果をクライアント装置1に送信する機能を有し、クライアント装置1はサーバ装置2から受信した受信レート結果から最大値を選び、最大値を測定システムの最大スループットとする機能を有するためである。
<第2の実施の形態>
本発明における第2の実施の形態について、図4及び図5を参照して詳細に説明する。
上述した第1の実施の形態では、クライアント装置1がサーバ装置2に向けて測定データを送信する際に、測定データの送信時間を固定して送信した。サーバ装置2もクライアント装置1から測定データを受信する際に、測定データの受信時間を固定して受信し、固定時間内の受信データ量を測定することにより受信レートを算出し、算出結果をクライアント装置1に送信する構成をもちいて説明した。
本発明の第2の実施の形態では、クライアント装置1がサーバ装置2に対して送信する測定データ量を固定し、サーバ装置2もクライアント装置1からの測定データを受信する際に、受信データ量を固定して受信し、固定量の測定データ受信時間を測定することにより受信レートを算出して算出結果をクライアント装置1に送信する構成を用いて説明する。
尚、本発明の第2の実施の形態では、クライアント装置1とサーバ装置2とがネットワークシステム3を介してTCP接続されるため、サーバ装置2はクライアント装置1から送信される測定データをすべて受信できる。
(システム構成図)
図4に示すように、本実施の形態におけるクライアント装置1は、第1の実施の形態の図1のクライアント装置1と比較して、アプリケーション部10の測定データ発生部103aが測定データ発生部103bとなり、本実施の形態におけるサーバ装置2は、第1の実施の形態の図1のサーバ装置2と比較して、アプリケーション部20の計算部201aが計算部201bになる点において異なる。上記実施の形態と同様の構成について同一の番号を付して詳細な説明を省略し、以下において図4を用いて上記実施の形態と異なる点の構成について説明する。
まず、クライアント装置1の測定データ発生部103bについて、第1の実施の形態の測定データ発生部103aと比較して説明する。測定データ発生部103aは、測定データをサーバ装置2に送信する前に、設定情報として測定時間Tをサーバ装置2に通知したが、測定データ発生部103bは、測定データをサーバ装置2に送信する前に、設定情報として測定データ量Dをサーバ装置2に通知する。また、クライアント装置1が測定データをサーバ装置2に送信する際に、測定データ発生部103aはデータ送信時間Tを固定し、送信時間Tの間送信レート制御部102より設定された送信間隔でデータを送信したが、測定データ発生部103bは送信データ量Dを固定し、データ量Dのデータすべてを送り終わるまで送信レート制御部102で設定された送信間隔でデータを送信する。
続いて、サーバ装置2のアプリケーション部20の計算部201bについて説明する。第1の実施の形態の計算部201aと比較して説明する。計算部201aは、設定情報としてクライアント装置1から測定時間Tを受信して保存したが、計算部201bは、設定情報としてクライアント装置1から測定データ量Dを受信して保存する。また、クライアントから送信される測定データを受信する際には、計算部201aはデータ受信時間Tを固定して受信したが、計算部201bは受信データ量Dを固定して受信する。
(動作の説明)
次に、図5のシーケンス図を用いて、上述した第2の実施の形態の測定システムにおいて、最大スループットを測定する動作を詳細に説明する。
まず、クライアント装置1とサーバ装置2との間におけるTCPコネクション確立処理3201〜3203は、実施の形態1の動作を説明する図3の3101〜3103と同じなので説明を省略する。
上述のTCPコネクションが確立されたら、クライアント装置1は、サーバ装置2向けに設定情報(測定データ量D)を通知し、サーバ装置2はこの設定情報を受信して保存する(3204)。
クライアント装置1の測定データ発生部103bは、測定データを生成し、送信レート初期値SR_0に基づいて計算した送信間隔SR_1でサーバ装置2向けにDの測定データを送信する。
サーバ装置2の計算部201bは、測定データの受信開始から、所定量(データ量D)の測定データの受信終了までの時間を測定し、測定データ量を受信時間で割り算して受信レートRR_1を算出する(3205)。サーバ装置2は、この算出した受信レートをクライアント装置1に送信する。
クライアント装置1の最大値決定部104aは、サーバ装置2から送信された受信レート結果を出力部105に渡し、出力部105はこれを表示させる(3206)。
さらに、最大値決定部104aは、今回の受信レートRR_nと前回の受信レートRR_n−1(初期値PR_0=0)を比較し、今回の受信レートRR_nが前回の受信レートRR_n−1より高い場合、送信レートを△R上げ、サーバ装置2と共に3205と3206の処理を繰り返す(3207、3208)。
一方、今回の受信レートRR_nが前回の受信レートRR_n−1と同等或いは前回の受信レートRR_n−1より低い場合、前回の受信レートRR_n−1を最大スループットとして出力部105に渡し、出力部105はそれを表示させる。また、測定終了メッセージ(FINパケット)を生成してサーバ装置2に送信する(3209)。
測定を終了する動作3210〜3211は、実施の形態1の動作を説明する図3の3110〜3111と同じなので、説明を省略する。
(効果)
続いて、本発明を実施するための第2の実施の形態の効果について説明する。
本発明の第2の実施の形態では、TCPトンネルで構成されているネットワークシステム3において、測定システムのアプリケーションレイヤーにおける最大スループットを測定することができる。
これは、クライアント装置1のアプリケーションレイヤーが固定量の測定データの送信レートを低レートから次第に上げる機能を有し、サーバ装置2は固定量の測定データを受信する時間を測定する機能を有し、固定の測定データ量を測定した受信時間で割り算して算出した受信レート結果をクライアント装置1に送信する機能を有し、クライアント装置1はサーバ装置2から受信した受信レート結果から最大値を選び、最大値を測定システムの最大スループットとする機能を有するためである。
<第3の実施の形態>
本発明の第3の実施の形態について、図6〜図8を参照して詳細に説明する。
上述した第1及び第2の実施の形態では、サーバ装置2がクライアント装置1から受信する測定データの受信レートを測定して測定結果をクライアント装置に送信し、クライアント装置1はサーバ装置2から受信する受信レートの測定結果から最大値を選んで最大スループットを決定する構成について説明した。
本発明の第3の実施の形態では、サーバ装置2で単位時間内の受信データ量(サーバ装置2が受信する測定データの量)を測定して測定結果をクライアント装置1に送信し、クライアント装置1では、サーバ装置2から送信される受信データ量の測定結果から最大値を選び、それを用いて最大スループットを決定する。つまり、本発明の第3の実施の形態と本発明の第1、第2の実施の形態の相違点は、本発明の第1、第2の実施の形態では、クライアント装置1がサーバ装置2から送信される「受信レート」の中から最大スループットを決定したが、本発明の第3の実施の形態ではクライアント装置1がサーバ装置2から送信される「受信データ量の最大値」を用いて最大スループットを決定する。
(システム構成図)
図6に示すように、本実施の形態におけるクライアント装置1の構成は、第1の実施の形態の図1のクライアント装置1と比較して、アプリケーション部10の最大値決定部104aが最大値決定部104cとなり、本実施の形態におけるサーバ装置2の構成は、第1の実施の形態の図1のサーバ装置2と比較して、アプリケーション部20の計算部201aが計算部201cになる点において異なる。上記実施の形態と同様の構成については同一番号を付して詳細な説明を省略し、以下では図6を用いて上記実施の形態と本実施の形態との異なる点の構成について説明する。
まず、クライアント装置1の最大値決定部104cについて説明する。最大値決定部104cは、サーバ装置2から単位時間内の受信データ量の測定結果を受信し(図7のステップ104c1)、今回受信した受信データ量の測定結果を出力部105に通知する(図7のステップ104c2)。また、今回の受信データ量と前回の受信データ量を比較し(図7のステップ104c3)、今回の受信データ量が前回の受信データ量より多い場合、最大値決定部104cは送信レート制御部102に再測定要求を通知する(図7のステップ104c4)。一方、今回の受信データ量が前回の受信データ量と同等もしくは前回の受信データ量より少ない場合、前回の受信データ量を最終結果として出力部105に通知する(図7のステップ104c5)。また、前回の受信データ量を利用して受信レートを算出し、算出結果を出力部105に通知して(図7のステップ104c6)、プログラムを終了する(図7のステップ104c7)。
続いて、サーバ装置2のアプリケーション部20の計算部201cについて説明する。計算部201cは、ネットワークシステム3を介して接続されたTCPコネクション上で、クライアント装置1から送信される設定情報(測定時間T)を受信して保存する。また、クライアント装置1から送信される最初の測定データを受信すると、測定タイマーを起動する。その後、測定データを受信し続け、タイマーアウトする(タイマーを起動してから測定時間Tを経過する)までの受信データ量を測定する。タイマーアウトしたら、計算部201aは、測定時間内にクライアント装置1から受信する受信データ量を算出し、算出結果はネットワークシステム3を介してクライアント装置1に送信する。
(動作の説明)
次に、図8のシーケンス図を用いて、上述した第3の実施の形態の測定システムにおいて、最大スループットを測定する動作を詳細に説明する。
まず、クライアント装置1とサーバ装置2との間におけるTCPコネクション確立処理3301〜3303は、実施の形態1の動作を説明する図3の3101〜3103と同じなので説明を省略する。
上述のTCPコネクションが確立されたら、クライアント装置1はサーバ装置2向けに設定情報(測定時間T)を通知し、サーバ装置2は、設定情報を受信して保存する(3304)。
クライアント装置1の測定データ発生部103aは、測定データを生成し、送信レートSR_0にもとづいて計算した送出間隔SR_1で、サーバ装置2向けにT秒間送信する。サーバ装置2は、クライアント装置1からT秒間受信した測定データの量を測定する(3305)。
サーバ装置2は、受信した測定データの量の結果をクライアント装置1に送信する。クライアント装置1は、サーバ装置2から送信される受信データ量の結果を出力部105に通知して出力部105はそれを表示する(3306)。
クライアント装置1は、今回の受信データ量d_nと前回の受信データ量d_n−1(初期値d_0=0)とを比較し、今回の受信データ量d_nが前回の受信データ量d_n−1より多い場合、送信レートを△R上げ、サーバ装置2と共に3305と3306の処理を繰り返す(3307、3308)。
一方、今回の受信データ量d_nが前回の受信データ量d_n−1と同等或いは前回の受信データ量d_n−1より少ない場合、前回の受信データ量d_n−1を最大スループットと決定してこれを最終結果として出力部105に通知し、出力部105はそれを表示させる。また、測定終了メッセージ(FINパケット)を生成してサーバ装置2に送信する(3309)。尚、最大値決定部104cは、受信データ量を出力部105に通知する構成であっても良いが、受信データ量を測定時間で割った受信レートを通知する構成であっても良い。
測定を終了する動作3310〜3311は、実施の形態1の動作を説明する図3の3109〜3111と同じなので、説明を省略する。
(効果)
次に、本発明を実施するための第3の実施の形態の効果について説明する。
本発明を実施するための第3の実施の形態では、TCPトンネルで構成されているネットワークシステム3において、測定システムのアプリケーションレイヤーにおける最大スループットを測定することができる。
これは、クライアント装置1のアプリケーションレイヤーが測定データの送信レートを低レートから次第に上げる機能を有し、サーバ装置2は単位時間内の受信データ量を測定し、測定結果をクライアント装置1に送信する機能を有し、クライアント装置1はサーバ装置2から受信した受信データ量の結果から最大値を選び、最大値を最終結果と表示する機能を有するためである。
<第4の実施の形態>
本発明における第4の実施の形態について、図9〜図11を参照して詳細に説明する。
上記本発明の第1及び第2の実施の形態では、クライアント装置1がサーバ装置2から送信される「受信レート」の中から最大スループットを決定し、本発明の第3の実施の形態ではクライアント装置1がサーバ装置2から送信される受信データ量を用いて最大スループットを決定する構成を用いて説明した。
本発明の第4の実施の形態では、サーバ装置2で固定量の測定データを全部受信する時間(受信時間)を測定して測定結果をクライアント装置1に送信し、クライアント装置1ではサーバ装置2から送信される受信時間の測定結果から最小値を選び、最小値を用いて最大スループットを決定する。つまり、本発明の第4の実施の形態と本発明の第1、第2、第3の実施の形態の相違点のポイントは、本発明の第1、第2の実施の形態では、クライアント装置1がサーバ装置2から送信される「受信レートの最大値」を用いて最大スループットを決定し、本発明の第3の実施の形態では、クライアント装置1がサーバ装置2から送信される「受信データ量の最大値」を用いて最大スループットを決定したが、本発明の第4の実施の形態では、クライアント装置1がサーバ装置2から送信される「受信時間の最小値」を用いて最大スループットを決定する。
(システム構成図)
図9に示すように、本実施の形態におけるクライアント装置1の構成は、第2の実施の形態の図4のクライアント装置1と比較して、アプリケーション部10の最大値決定部104aが最大値決定部104dとなり、本実施の形態におけるサーバ装置2の構成は、第2の実施の形態の図4のサーバ装置2と比較して、アプリケーション部20の計算部201aが計算部201dになる点において異なる。上記実施の形態と同様の構成については同一番号を付して詳細な説明を省略し、以下に上記実施の形態とは異なる点の構成について図9を用いて説明する。
まず、クライアント装置1の最大値決定部104dについて説明する。最大値決定部104dは、サーバ装置2からデータ受信時間の測定結果を受信し(図10のステップ104d1)、今回受信した受信時間の測定結果を出力部105に通知する(図10のステップ104d2)。また、今回の受信時間と前回の受信時間を比較し(図10のステップ104d3)、今回の受信時間が前回の受信時間より短い場合、最大値決定部104dは送信レート制御部102に再測定要求を通知する(図10のステップ104d4)。一方、今回の受信時間が前回の受信時間と同等もしくは前回の受信時間より長い場合、前回の受信時間を最終結果として出力部105に通知する(図10のステップ104d5)。また、前回の受信時間を利用して受信レートを算出し、算出結果を出力部105に通知して(図10のステップ104d6)、プログラムを終了する(図10のステップ104d7)。
続いて、サーバ装置2のアプリケーション部20の計算部201dについて説明する。計算部201dは、ネットワークシステム3を介して接続されたTCPコネクション上で、クライアント装置1から送信される設定情報(測定データ量D)を受信して保存する。また、クライアント装置1から送信されるデータ量を計算し、所定(データ量D)の測定データを受信し始めてから受信し終わるまでの受信時間を測定して測定結果はネットワークシステム3を介してクライアント装置1に送信する。
(動作の説明)
次に、図11のシーケンス図を用いて、上述した第4の実施の形態の測定システムにおいて、最大スループットを測定する動作を詳細に説明する。
まず、クライアント装置1とサーバ装置2との間におけるTCPコネクション確立処理3401〜3403は、実施の形態2の動作を説明する図5の3201〜3203と同じなので説明を省略する。
上述のTCPコネクションが確立されたら、クライアント装置1はサーバ装置2向けに設定情報(測定データ量D)を通知し、サーバ装置2はこの設定情報を受信して保存する(3404)。
クライアント装置1の測定データ発生部103bは、測定データを生成し、計算した送信レートSR_1でサーバ装置2向けにDの測定データを送信する。サーバ装置2は、クライアント装置1から送信される所定量(データ量D)の測定データを受信し始めてから受信し終わるまでの受信時間を測定する(3405)。
サーバ装置2は、測定したデータ受信時間をクライアント装置1に送信する。クライアント装置1は、サーバ装置2から送信される受信時間の測定結果を受信して表示する(3406)。
クライアント装置1は、今回の受信時間t_nと前回の受信時間t_n−1(初期値t_0は最大値)とを比較し、今回の受信時間t_nが前回の受信時間t_n−1より短い場合、送信レートを△R上げ、サーバ装置2と共に3405と3406の処理を繰り返す(3407、3408)。
一方、今回の受信時間t_nが前回の受信時間t_n−1と同等或いは前回の受信時間t_n−1より長い場合、前回の受信時間t_n−1を最大スループットと決定してこの最終結果を出力部105に通知し、出力部105はそれを表示させる。また、測定終了メッセージ(FINパケット)を生成してサーバ装置2に送信する(3409)。
測定を終了する動作3410〜3411は、実施の形態2の動作を説明する図5の3210〜3211と同じなので、説明を省略する。
(効果)
次に、本発明を実施するための第4の実施の形態の効果について説明する。本発明を実施するための第4の実施の形態では、TCPトンネルで構成されているネットワークシステム3において、測定システムのアプリケーションレイヤーにおける最大スループットを測定することができる。
これは、クライアント装置1のアプリケーションレイヤーが測定データの送信レートを低レートから次第に上げる機能を有し、サーバ装置2は固定量の受信データを受信する時間を測定し、測定結果をクライアント装置1に送信する機能を有し、クライアント装置1はサーバ装置2から受信した受信時間の結果から最小値を選び、最小値を最終結果と表示する機能を有するためである。
<第5の実施の形態>
本発明の第5の実施の形態について、図12〜図14を参照して詳細に説明する。
本実施の形態のクライアント装置1は、本発明の第1の実施の形態のクライアント装置1と比較して、以下の点で異なる。
本実施の形態のクライアント装置1には、本発明の第1の実施の形態のクライアント装置1と比較して、アプリケーション部10に遅延測定部106を追加している。また、本発明の第1の実施の形態のアプリケーション部10の最大値決定部104aは、サーバ装置2から測定結果を受信し、受信する度に前回の測定結果と比較して最大スループットを決定していたが、本実施の形態のアプリケーション部10の最大値決定部104eは、アプリケーション部10の遅延測定部106から受信する、クライアント装置からサーバ装置にパケットを送信して戻ってくるまでの時間を示す往復遅延時間(RTT:Round Trip Time)測定結果により、サーバ装置2から受信する受信レート結果の中で最大スループットを決定する。
RTTの測定結果から最大スループットを決定できる理由は、ネットワークシステム3に輻輳が発生するとスループット測定直後のRTTが増加するからである。RTT測定結果から、最大スループットを決定する方法は、毎回受信レートを測定した後にRTTを測定して、RTTが一定値で安定する場合、ネットワークシステム3には輻輳が発生してないということになるので、送信レートを向上して再測定する。逆に、RTTが急増する場合、ネットワークシステム3に輻輳が発生したことを意味するので、前回受信した受信レートを最大スループットと決定することができる。
以下は、本発明の第1の実施の形態と比較しながら、本発明の第5の実施の形態ついて説明する。
(システム構成図)
図12で示すように、本実施の形態におけるクライアント装置1の構成は、第1の実施の形態の図1のクライアント装置1と比較して、アプリケーション部10の最大値決定部104aが最大値決定部104eとなり、遅延測定部106が新設される点において異なる。尚、上記実施の形態と同様の構成については同一の番号を付して詳細な説明を省略し、以下に、図12を用いて異なる点の構成について説明する。
まず、クライアント装置1の最大値決定部104eについて説明する。最大値決定部104eは、サーバ装置2から測定データの受信レートの測定結果を受信する(図13のステップ104e1)。そして、今回受信した受信レートの測定結果を出力部105に通知する(図13のステップ104e2)。その後、最大値決定部104eは遅延測定部106に遅延時間測定要求を通知し(図13のステップ104e3)、遅延測定部106からRTT測定結果を受信したら(図13のステップ104e4)、今回測定したRTT結果と前回測定したRTT結果を比較して(図13のステップ104e5)遅延の揺らぎを考慮し、今回測定したRTT結果が前回測定したRTT結果の3倍より短い場合、最大値決定部104eは送信レート制御部102に測定要求を通知する(図13のステップ104e6)。
一方、今回測定したRTT結果が前回測定したRTT結果の3倍より長い場合、前回の受信レートの測定結果を最終結果として出力部105に通知して(図13のステップ104e7)、プログラムを終了する(図13のステップ104e8)。
続いて、クライアント装置1の遅延測定部106ついて説明する。遅延測定部106は、最大値決定部104eから遅延時間測定要求が通知された後、ICMP(Internet Control Message Protocol)エコー・リクエストパケットを生成して、ネットワークシステム3を介してサーバ装置2に向けて送信する。そして、サーバ装置2からICMPエコー・リプライパケットが返信されると、エコー・リクエストパケットを発信してからエコー・リプライパケットが到着するまでの時間(RTT)を計算し、RTT結果を最大値決定部104eに通知する。
(動作の説明)
次に、図14のシーケンス図を用いて、上述した第5の実施の形態の測定システムにおいて、最大スループットを測定する動作を詳細に説明する。
まず、クライアント装置1とサーバ装置2の間におけるTCPコネクション確立処理3501〜3503と測定時間Tの通知の動作3504は、実施の形態1の動作を説明する図3の3101〜3104と同じなので説明を省略する。また、クライアント装置1とサーバ装置2の間における受信レート測定と受信レート結果送信の動作3505と3506は、実施の形態1の動作を説明する図3の3105と3106と同じなので説明を省略する。
クライアント装置1は、ICMPエコー・リクエストパケットを生成してサーバ装置2に向けて送信する(3507)。サーバ装置2はICMPエコー・リプライパケットを返し、それをクライアント装置1が受信する(3508)。
クライアント装置1は、ICMPエコー・リプライパケットに記述されている今回のRTT値RTT_nと前回のRTT値RTT_n−1(初期値RTT_0は最大値で設定する)とを比較して遅延の揺らぎを考慮し、今回のRTT値RTT_nが前回のRTT値RTT_n−1の3倍より短い場合、送信レートを△R上げ、サーバ装置2と共に3505〜3508の処理を繰り返す(3509〜3512)。
一方、今回のRTT値RTT_nが前回のRTT値RTT_n−1の3倍より長い場合、前回の受信レートを最大スループットと決定してこれを最終結果として出力部105に通知して表示させる。また、測定終了メッセージ(FINパケット)を生成してサーバ装置2に送信する(3513)。
測定を終了する動作3514〜3515は、実施の形態1の動作を説明する図3の3110〜3111と同じなので、説明を省略する。
本実施の形態では、最大値決定部104dは今回のRTT値RTT_nが前回のRTT値RTT_n−1の3倍より短いか長いかで判断をしている場合を用いて説明したが、ネットワークシステム3の状況に応じて、今回のRTT値RTT_nが前回のRTT値RTT_n−1の任意の倍数より短いか否かで判断をしても良い。
また、本実施の形態は、本発明の第1の実施の形態に対応して遅延測定部106を追加した場合について説明したが、第2〜第4に対しても同様に適用可能である。
(効果)
次に、本発明を実施するための第5の実施の形態の効果について説明する。本発明を実施するための第5の実施の形態では、TCPトンネルで構成されているネットワークシステム3において、測定システムのアプリケーションレイヤーにおける最大スループットを測定することができる。
これは、クライアント装置1のアプリケーションレイヤーが測定データの送信レートを低レートから次第に上げる機能を有し、クライアント装置1はサーバ装置2から受信する測定結果から受信レートを算出する機能を有し、クライアント装置1とサーバ装置2との間におけるRTTを測定してRTTが急増する現象が起こる際に、受信レートの最大値を決定して最大スループットとする機能を有するためである。
尚、上述した本発明のサーバ装置及クライアント装置は、上記説明からも明らかなように、ハードウェアで構成することも可能であるが、コンピュータプログラムにより実現することも可能である。
プログラムメモリに格納されているプログラムで動作するプロセッサによって、上述した実施の形態と同様の機能、動作を実現させる。尚、上述した実施の形態の一部の機能のみをコンピュータプログラムにより実現することも可能である。
第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における最大値決定部の動作を示す流れ図である。 第1の実施の形態における最大スループットを測定する動作を示すチャート図である。 第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における最大スループットを測定する動作を示すチャート図である。 第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態における最大値決定部の動作を示す流れ図である。 第3の実施の形態における最大スループットを測定する動作を示すチャート図である。 第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。 第4の実施の形態における最大値決定部の動作を示す流れ図である。 第4の実施の形態における最大スループットを測定する動作を示すチャート図である。 第5の実施の形態の構成を示すブロック図である。 第5の実施の形態における最大値決定部の動作を示す流れ図である。 第5の実施の形態における最大スループットを測定する動作を示すチャート図である。 従来のVPNサービスの一例を示す図である。 従来のVPNで送受信されるフレームフォーマットを説明するための図である。 従来の技術
符号の説明
1 クライアント装置
2 サーバ装置
3 ネットワークシステム
4、5 拠点
10 アプリケーションレイヤー
11 TCP部
12 IP部
13 MAC部
20 アプリケーションレイヤー
21 TCP部
22 IP部
23 MAC部
61、62、63 イーサネットフレーム
101 入力部
102 送信レート制御部
103 測定データ発生部
104 最大値決定部
105 出力部
201 計算部
301、302 転送装置
401、501 端末
3011 TCPトンネル
3012 エンド間TCPフロー

Claims (20)

  1. サーバとクライアントとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを測定する測定システムであって、
    測定データを複数の送信レートで前記ネットワークに送出する測定データ発生手段と、
    前記送信された測定データの受信状況に基づいて前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を生成する生成手段と、
    前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する最大値決定手段と
    を有することを特徴とする測定システム。
  2. 前記測定データ発生手段は、前記測定データを所定の送信レートずつ上げて送出し、
    前記最大値決定手段は、前回生成された輻輳情報と今回生成された輻輳情報とを比較し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より小さいスループットを示している場合に送信レートを前記所定の送信レート分上げて測定データを送出するように前記測定データ発生手段に指示し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より高いスループットを示している場合にその輻輳情報を最大スループットと決定すること
    を特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記生成手段が前記輻輳情報を生成した後に、前記サーバと前記クライアントとの間の送信遅延時間を測定する遅延測定手段を有し、
    前記最大値決定手段は、前記測定した送信遅延時間に基づいて、前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  4. 前記測定データ発生手段は、所定の時間内に所定の送信間隔で前記測定データを送出し、
    前記生成手段は、前記所定時間内に受信する前記測定データの量に基づいて、輻輳情報を生成すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の測定システム。
  5. 前記測定データ発生手段は、所定量の測定データを所定の送信間隔で送出し、
    前記生成手段は、前記所定量の前記測定データを受信する時間に基づいて、輻輳情報を生成すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の測定システム。
  6. サーバとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを決定するクライアントであって、
    測定データを複数の送信レートで前記ネットワークに送出する測定データ発生手段と、
    前記送信された測定データの受信状況に基づいて生成された前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を受信する受信手段と、
    前記受信された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する最大値決定手段と
    を有することを特徴とするクライアント。
  7. 前記測定データ発生手段は、前記測定データを所定の送信レートずつ上げて送出し、
    前記最大値決定手段は、前回生成された輻輳情報と今回生成された輻輳情報とを比較し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より小さいスループットを示している場合に送信レートを前記所定の送信レート分上げて測定データを送出するように前記測定データ発生手段に指示し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より高いスループットを示している場合にその輻輳情報を最大スループットと決定すること
    を特徴とする請求項6に記載のクライアント。
  8. 前記受信手段が前記輻輳情報を受信すると、前記サーバとの間の送信遅延時間を測定する遅延測定手段を有し、
    前記最大値決定手段は、前記測定した送信遅延時間に基づいて、前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する
    ことを特徴とする請求項6に記載のクライアント。
  9. 前記輻輳情報は、前記測定データ発生手段が所定の時間内に所定の送信間隔で送出した測定データを前記所定時間内に受信する量に基づいて生成された輻輳情報であることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載のクライント。
  10. 前記輻輳情報は、前記測定データ発生手段が所定の送信間隔で所定量を送出した測定データを受信するのにかかった時間に基づいて生成された輻輳情報であることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載のクライアント。
  11. 自身とクライアントとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを測定するシステムのサーバであって、
    複数の送信レートで前記ネットワークに送出された測定データの受信状況に基づいて前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を生成する生成手段を有することを特徴とするサーバ。
  12. 前記生成手段は、所定の時間内に所定の送信間隔で送出された測定データを前記所定時間内に受信する量に基づいて輻輳情報を生成することを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
  13. 前記生成手段は、所定量の測定データを所定の送信間隔で送出された測定データを受信する時間に基づいて輻輳情報を生成することを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
  14. サーバとクライアントとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを測定する測定方法であって、
    測定データを所定の送信レートで前記ネットワークに送出する測定データ発生ステップと、
    前記送信された測定データを受信する受信ステップと、
    前記受信された測定データの受信状況に基づいて前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を生成する生成ステップと、
    前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する最大値決定ステップと
    を有することを特徴とする測定方法。
  15. 前記測定データ発生ステップは、前記測定データを所定の送信レートずつ上げて送出し、
    前記最大値決定ステップは、前回生成された輻輳情報と今回生成された輻輳情報とを比較し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より小さいスループットを示している場合に送信レートを前記所定の送信レート分上げて測定データを送出するように前記測定データ発生手段に指示し、前回生成された輻輳情報の方が今回生成された輻輳情報より高いスループットを示している場合にその輻輳情報を最大スループットと決定すること
    を特徴とする請求項14に記載の測定方法。
  16. 前記生成ステップが前記輻輳情報を生成した後に、前記サーバと前記クライアントとの間の送信遅延時間を測定する遅延測定ステップを有し、
    前記最大値決定ステップは、前記測定した送信遅延時間に基づいて、前記生成された輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する
    ことを特徴とする請求項14に記載の測定方法。
  17. 前記測定データ発生ステップは、所定の時間内に所定の送信間隔で前記測定データを送出し、
    前記生成ステップは、前記所定時間内に受信する前記測定データの量に基づいて、輻輳情報を生成すること
    を特徴とする請求項14から請求項16のいずれかに記載の測定方法。
  18. 前記測定データ発生ステップは、所定量の測定データを所定の送信間隔で送出し、
    前記生成ステップは、前記所定量の前記測定データを受信する時間に基づいて、輻輳情報を生成すること
    を特徴とする請求項14から請求項16のいずれかに記載の測定方法。
  19. サーバとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを決定するクライアントのプログラムであって、前記プログラムは前記クライアントを、
    測定データを複数の送信レートで前記ネットワークに送出する測定データ発生手段と、
    前記送信された測定データの受信状況に基づいて生成された前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報のうち、最も大きいスループットを示している輻輳情報を最大スループットと決定する最大値決定手段と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
  20. 自身とクライアントとの間のTCPトンネルが構成されているネットワークの最大スループットを測定するシステムのサーバのプログラムであって、前記プログラムは前記サーバを、
    複数の送信レートで前記ネットワークに送出された測定データの受信状況に基づいて前記ネットワークのスループットを示す輻輳情報を生成する生成手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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