JP2008123242A - Cadシステム及びこのシステムに実装されるプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】孔加工部を含む3次元CADデータから2次元図面を作成する際に孔加工部の詳細が表現される技術を提供する。
【解決手段】3次元CADデータから孔形式を特定する孔IDコードと孔寸法データとを含む孔情報中間ファイルを生成し、孔IDコードを検索キーとして適合する孔断面図テンプレートをテンプレート格納部から抽出し、孔寸法データと前記孔断面図テンプレートとに基づいて孔断面図描画データを生成し、投影図面データに基づく投影図に前記孔断面図描画データに基づく孔断面図を組み込んだ2次元図面を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、3次元CADデータから投影図などの2次元図面を作成することができるCAD技術に関する。
従来のCADシステムの1つに、3次元CADソリッドモデルを用いて設計した後入力装置から入力された投影方向に基づいて3次元ソリッドモデルから投影図を作成するものがある(例えば、特許文献1参照)。このCADシステムには、立体的な3次元モデルを表現する複数種類のデータを記憶し、前記複数種類のデータを対象製品の設計作業に対応して改定し、所望の立体形状を得ることのできる3次元CADソフトウエアが備えられている。さらに、3次元CADソフトウエアにて改定したデータに基づき設計対象製品を平面的な図面として表現する際に改定前後のデータの比較内容を抽出し、前記比較内容を改定後のデータと関連付けて記憶し、前記比較内容を平面的な図面に自動的に作成する2次元CADソフトウエアも備えられている。
特開平11−20331号公報(段落番号0009,0012,図1)
3次元CADデータから投影図などの2次元図面を作成することができる、上述したような従来のCADシステムでは、設計対象製品に複雑で多数の孔加工が設定されている場合、その投影図に複数の孔の孔断面を正確に書き込むことが困難である。例えば、ある方向からの投影図において孔同士が重なっている場合、その孔断面形状や孔寸法を見やすく書き込むことができない。また、多くの孔断面毎に寸法だけでなく仕上げ記号などの孔加工指示が付加されている場合、3面図(正面図、平面図、側面図)を用いてもこれらをわかりやすく記述することは困難である。もちろん、各孔の断面形状寸法データや加工指示データは3次元CADソフトウエアにおいて管理されているので、その3次元CADソフトウエアと通じて出力される2次元CADデータには含まれている。しかしながら、そのような生の断面形状寸法データや加工指示データをそのまま記号や数値の羅列として投影図面に書き込んだとしても、非常に見づらく、理解しにくいものとなる。
上記実状に鑑み、本発明の課題は、孔加工部を含む3次元CADデータから投影図面などの2次元図面を作成する際に、孔寸法などのデータを羅列するのではなく、視覚的に理解し易い形態で孔加工部の詳細が表現される技術を提供することである。
孔加工部を含む3次元CADデータから2次元図面を作成するCADシステムにおいて、上記課題を解決するため、本発明では、前記3次元CADデータから投影図面データを生成する投影図面出力処理部と、前記3次元CADデータから孔形式を特定する孔IDコードと孔寸法データとを含む孔情報中間ファイルを生成する孔情報中間ファイル生成部と、前記孔IDコードを検索キーとして適合する孔断面図テンプレートをテンプレート格納部から抽出するテンプレート抽出部と、前記孔寸法データと前記孔断面図テンプレートとに基づいて孔断面図描画データを生成する孔断面図描画データ生成部と、前記投影図面データに基づく投影図に前記孔断面図描画データに基づく孔断面図を組み込んだ2次元図面を出力する出力処理部とを、特徴構成として備えている。なお、ここでは、貫通した孔や底を有する非貫通穴、さらには段付き、丸断面や角断面を有する種々の孔(穴)を総称して、孔という語句が用いられている。
上記特徴構成により、3次元CADデータに含まれている孔属性情報から必要とする孔寸法データや孔形式を特定する孔IDコードを取り出して孔情報中間ファイルを生成させる。さらに、この孔情報中間ファイルに記述されている孔IDコードを検索キーとして抽出された孔断面テンプレートに、同じく孔情報中間ファイルに記述されている孔寸法データを適用させて、特定の孔の孔断面図描画データが生成される。最終的な2次元図面を出力するためには、作成された孔断面図データと3次元CADデータに含まれている投影図面データとが出力処理部に与えられ、それぞれのデータから、投影図と孔断面図が作成され、1つの図面に配置される。出力処理部が出力デバイスとしてプロッタを選択すると投影図と孔断面図からなる二次元図面がプロットアウトされ、出力処理部が出力デバイスとしてモニタ(液晶ディスプレイなど)を選択すると投影図と孔断面図からなる2次元図面が画面表示される。これにより、3次元CADデータに多数の複雑な孔加工部が含まれていても、各種孔加工部の形状を孔寸法とともに図示する孔断面図が投影図とともに描画されるので、複雑な孔加工部も視覚的に理解し易くなる。
投影図と多くの孔断面図とを組み合わせて2次元図面を作成する場合、投影図の余白領域に各孔断面図を効率よく配置する必要がある。この問題を自動化によって解決するためには、前記2次元図面における前記投影図と前記孔断面図の配置を規定するレイアウト情報を生成するレイアウト情報生成部を備え、前記出力処理部は前記レイアウト情報に基づいてレイアウトされた2次元図面を出力する、特徴構成を追加することが提案される。
本発明の処理過程において生成される、上述した孔情報中間ファイルの改訂作業や確認作業を容易にするため、具体的な実施形態の1つでは、前記孔情報中間ファイルはテキストファイルのフォーマット形式で生成される。文字コードや記号コードからなるテキストファイルは、ほぼ全てのコンピュータに標準でインストールされている操作が単純なテキストエディタを通じて表示・訂正・削除が可能であり、その確認作業や改訂作業は容易となる。また、テキストファイルのフォーマット形式の一種としてCSVフォーマットを採用した場合は、表計算ソフトなどを用いて一覧化表示できるので、寸法データなど確認作業や改訂作業に利点をもつ。
同様に、前記孔断面図テンプレートも描画コマンドをスクリプト化したテキストファイルのフォーマット形式で生成しておくならば、その改訂作業や確認作業は容易となる。また、孔断面図テンプレートをイメージデータでなく描画コマンドをスクリプト化して生成しているので、必要の場合、ラインコマンドなどの描画コマンドの引数を修正するだけで、その孔断面図の形状を変更(縮小や拡大を含む変形)することができる。
上述した本発明によるCADシステムの特徴構成は、実質的にコンピュータプログラムによって構築することが可能である。そのため、3次元CADデータから投影図面データを生成する投影図面出力処理部を備えたCADシステムに実装され、孔加工部を含む3次元CADデータから2次元図面を作成する、本発明の特徴を有するコンピュータプログラムや方法も本発明の権利範囲に含まれるものである。例えば、そのようなプログラムは、前記3次元CADデータから孔形式を特定する孔IDコードと孔寸法データとを含む孔情報中間ファイルを生成する孔情報中間ファイル生成機能と、前記孔IDコードを検索キーとして適合する孔断面図テンプレートをテンプレート格納部から抽出するテンプレート抽出機能と、前記孔寸法データと前記孔断面図テンプレートとに基づいて孔断面図描画データを生成する孔断面図描画データ生成機能と、前記投影図面データに基づく投影図に前記孔断面図描画データに基づく孔断面図を組み込んだ2次元図面を出力する出力機能とをコンピュータに実行させる。これによって実現する各機能がもたらす作用効果は、上述した本発明によるCADシステムで述べられたものと実質的に同じである。また、当然ながら、上述したCADシステムにおける各機能の具体例や実施形態例もこのプログラムに導入することができる。
孔加工部を含む3次元CADデータから投影図面と孔断面図を組み合わせた2次元図面を作成する、本発明によるCAD技術の基本原理を図1の模式図を用いて説明する。
まず、3次元CAD機能を用いて3次元ソリッドによる孔加工を伴う部品配置等の設計作業を行う(#01)。その際、部材連結のために連結ボルトなどを配置した場合、その連結ボルトの仕様に応じた孔加工データが連結される部材に自動的に付与される。3次元CAD作業が終了し、3次元CADから2次元CADに移行する時には、その3次元CADデータが読み出され、投影図面データと孔属性情報が生成される(#02)。投影図面データと孔属性情報はよく知られたデータ構造をもつものであるが、孔属性情報には、3次元CADにおいて設定された各孔の孔加工データ(孔座標位置、孔寸法、孔加工精度など)とその孔を規定する孔IDコードなどが含まれている。
次に、前記孔属性情報を用いて、孔情報中間ファイルが生成される(#03)。この孔情報中間ファイルには孔IDコード及び孔寸法や孔加工精度などのデータが含まれているので、この孔IDコードを検索キーとして適合する孔断面図テンプレートが抽出される(#04)。抽出された孔断面図テンプレートに孔寸法や孔加工精度を示す数値データや記号データを付加することで、孔断面図描画データが生成される(#05)。この孔断面図描画データは、3次元CAD機能によって生成された投影図面データに含まれている全ての孔形式、つまり孔属性情報に含まれている全ての孔IDコード毎に生成される。
孔断面図データと投影図面データが出力処理部に与えられることにより、投影図面データに基づく投影図に前記孔断面図描画データに基づく孔断面図を組み込んだ2次元図面が作成される(#06)。その際、出力処理部が出力デバイスとしてプロッタを選択すると投影図と孔断面図からなる二次元図面がプロットアウトされ、出力処理部が出力デバイスとしてモニタ(液晶ディスプレイなど)を選択すると投影図と孔断面図からなる2次元図面が画面表示される。
上述したCAD技術の基本原理を採用したCADシステムの機能を示す機能ブロックが図2に示されている。このCADシステムは外部出力デバイスとしてモニタ1とプロッタ2を備え、操作入力デバイスとしてキーボード3aとマウス(又はタブレット)3bを備えている。GUI部4は、モニタ1及びキーボード3aとマウス3bなどの操作入力デバイスと接続されており、GUI部4は、ユーザがモニタ1の表示画面を見ながらこのCADシステムに対してコマンドやパラメータの入力を行う際の仲介機能を果たす。コマンド解析部5は、GUI部4を通じて入力されたコマンドやパラメータを受け取って、このCADシステムに実装されている種々の3次元CAD機能や2次元CAD機能の中から相応する機能を起動させ、その処理を実行させる。このため、コマンド解析部5は、3次元図面処理部20や2次元図面処理部30、さらには後で詳しく説明される孔断面図処理モジュール40などと接続されている。この3次元図面処理部20は3次元CADデータから投影図面データを生成する投影図面出力処理部としても機能する。
3次元図面処理部20は種々のよく知られた3次元CAD機能を備えており、ユーザの指示に基づいて、3次元ソリッドモデルを設定しながら、製品設計することを可能にする。2次元図面処理部30も種々のよく知られた2次元CAD機能を備えており、従来の設計製図でよく用いられている投影図(平面図、正面図、側面図)の表示の下でのユーザの指示に基づいて、製作図面などを作成することを可能にする。
孔断面図処理モジュール40は、3次元図面処理部20で取り扱われた孔加工部を含む3次元CADデータから2次元図面作成のために用いられる孔属性情報を利用して、投影図とともに該当する孔断面図を描画するためのデータを出力する機能を有する。このため、孔断面図処理モジュール40は、孔情報中間ファイル生成部41とテンプレート抽出部42と孔断面図描画データ生成部43とを備えている。孔情報中間ファイル生成部41は、孔属性情報に基づいて、図3に例示されているような、孔形式を特定する孔IDコード、孔寸法データ、仕上げ記号データ、公差データなどを含む孔情報中間ファイルを生成する。この孔情報中間ファイルは、テキストファイルフォーマット、好ましくはCSVフォーマットで作成されている。テンプレート抽出部42は孔IDコードを検索キーとして適合する孔断面図テンプレートをテンプレート格納部50から抽出する。この孔断面図テンプレートは、図4に例示されているように、検索キーとしても利用される孔IDコードをファイル名とするテキストファイル(好ましくはCSVフォーマット)として構成されており、その記述内容は描画コマンド(LINE文やTEXT挿入文など)がスクリプト化されたものである。孔断面図描画データ生成部43は、孔寸法データと孔断面図テンプレートとに基づいて孔断面図描画データを生成する。この孔断面図描画データに基づく出力結果は、図5に例示されているように、特定の孔形式名と、その孔形式の孔断面図に孔形状寸法や仕上げ記号などが付記されたものとなる。
テンプレート格納部50には、図4で例示したような孔断面テンプレート、正確には孔断面テンプレートファイルが多数格納されている。孔断面テンプレートファイルの作成や保守管理は、GUI部4とコマンド解析部5を介して入力されたユーザ入力コマンドに基づいてテンプレート管理部51によって行われる。
3次元図面処理部20、2次元図面処理部30,孔断面図処理モジュール40によって取り扱われる種々のCADデータは、出力処理部60によってデータ変換され、この出力処理部60によって指定されているモニタ1やプロッタ2などの出力デバイスによってその幾何形状が視覚的に確認できるように再現される。したがって、3次元CADデータから生成された投影図面データに基づく投影図に孔断面図簿用がデータ生成部43で生成された孔断面図描画データに基づく孔断面図を組み込んだ2次元図面もこの出力処理部60の機能を通じて出力される。
投影図に孔断面図を組み込んだ製作図面としての2次元図面の一例が、図6に示されている。この図からもよく理解できるように、一般の製作図面には、多数の孔形式の孔加工部が存在しており、その数だけ孔断面図が必要となる。孔断面図のために割り当てられる孔断面図領域は、投影図が描かれる投影図領域の余白領域であり、それほど広くはないため、必要数の孔断面図を効率よく配置しなければならない。このため、この実施形態では、製作図面のような2次元図面における投影図と複数の孔断面図の配置を規定するレイアウト情報を生成するレイアウト情報生成部70が備えられている。レイアウト情報生成部70は、割り当て可能な孔断面図領域を設定し、その孔断面図領域に配置しなければならない孔断面図の数とそのサイズから各孔断面図の配置座標を決定してレイアウト情報を生成する。このレイアウト情報を投影図面データと孔断面図描画データとともに出力処理部60に転送することにより、例えば図6に例示するような製作図面がモニタ1に表示されたり、プロッタ2から出力されたりする。
3次元図面処理部20や2次元図面処理部30によって取り扱われる部品データや孔加工部データを含む種々のCADデータは、CADデータ管理部6の管理下でCADデータ格納部7に読み出し可能に格納されている。
上述したように構成されたCADシステムにおける、3次元CAD作業から投影図面と孔断面図を組み合わせた2次元図面を作成する処理過程を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、図8に示すように3次元CAD機能を用いて、ソリッドモデルをモニタ1に表示させながら、ベース部材の形状寸法を設定し、そのベース部材にボルトやピンなどの機械要素を配置する(#10)。配置される機械要素の形状寸法を設定するために、図9で例示するような部品配置ウインドウが利用される。この部品配置ウインドウでは、部品名、部品分類、メーカ名、模式図とともにその加工精度や仕上げ記号なども寸法とともに設定することができる。さらに配置する部品がベース部材に対して孔加工を必要とする場合、その孔加工のための形状寸法も対応する部品の形状寸法に応じて自動設定(必要に応じて手動設定)するので、そのための孔配置設定エリアも部品配置ウインドウ内に表示されている。孔配置設定エリアには孔形状の確認のための孔断面模式図も含まれている。この部品配置ウインドウを通じて孔加工も設定されると、その設定内容が孔加工データとして3次元CADデータに組み込まれる(#12)。このような機械要素の配置を繰り返しながら3次元ソリッドを用いた設計が行われる(#14)。3次元CAD機能を用いた設計が終了すると、必要に応じて、この設計品を製作するための投影図面作成が行われる(#14Yes分岐)。
投影図面作成にあたって、まず3次元CADデータに基づいて投影図面データを出力する投影図面出力処理部としても機能する3次元図面処理部20から投影図面データとこの投影図に含まれる全ての孔加工部の情報(孔座標位置、孔寸法、孔加工精度、孔IDコードなど)を含む孔属性情報が出力される(#16)。孔断面図処理モジュール40は3次元図面処理部20から孔属性情報を取り込み、解析して(#18)、この孔属性情報に記述されている全ての孔IDコード(孔形式)を選別する(#20)。選別された孔IDコード(孔形式)を順次指定していくことで(#22)、孔情報中間ファイル生成部41が指定された孔IDコード(孔形式)のための孔情報中間ファイルを生成する(#24)。
次いで、テンプレート抽出部42が作成された孔情報中間ファイルに含まれている孔IDコードを検索キーとしてテンプレート格納部50にアクセスし、適合する孔断面テンプレートを抽出する(#26)。孔断面図描画データ生成部43は、抽出された孔断面テンプレートの記述内容に孔情報中間ファイルに記述されている孔形状寸法や孔加工精度などを導入して、孔断面図描画データを生成する(#28)。以上述べたような、孔IDコード(孔形式)毎の孔情報中間ファイルの生成を仲介とする孔断面図描画データの生成処理が孔属性情報に記述されていた全ての孔IDコードに対して行われる。
全ての孔断面図描画データの生成が終了すると(#30Yes分岐)、レイアウト情報生成部70が、3次元図面処理部20から投影図データを取り込み、その投影図のサイズと投影図面のサイズから余白領域を算定する(#32)。さらに、レイアウト情報生成部70は、算定された余白領域とその投影図面に描画しなければならない孔断面図の数から孔断面図の効率的な配置を算定してレイアウト情報を生成する(#34)。
投影図データと孔断面図描画データは2次元図面処理部20よって取り扱われるが、実際の2次元図面の操作は、投影図データと孔断面図描画データとレイアウト情報を出力処理部70に転送することによりモニタ1に表示される、図6に例示されるようなモニタ画面を通じて行われる(#36)。モニタ1に表示された2次元図面はその2次元CADデータを出力処理部70に転送して、プロッタ用データに変換されることで、プロッタ出力することが可能となる。
投影図で示されている全ての孔形式の孔断面図がその投影図と組み合わされるので、わかりやすくするため、その孔形式を区別する記号(例えばA、B、C・・)が投影図の孔加工位置と各孔断面図に付記されている。また、同じ孔形式の孔加工が投影図に複数配置されている場合、その数量の確認を容易するため、各孔断面図にはその孔加工が設定されている箇所の数も付記されている。
本発明によるCADシステムにおける孔断面図作成の基本原理を説明する模式図 CADシステムの機能ブロック図 孔情報中間ファイルの内容を例示する説明図 孔断面図テンプレートファイルの内容を例示する説明図 孔断面図を例示する説明図 投影図に孔断面図を組み込んだ製作図面 3次元CAD作業から投影図面と孔断面図を組み合わせた2次元図面を作成する処理過程を示すフローチャート 3次元CAD作業時におけるモニタ画面図 ボルトとボルト孔を指定する際に用いられるモニタ画面図
符号の説明
1:モニタ
2:プロッタ
20:3次元図面処理部(投影図面出力処理部)
30:2次元図面処理部
40:孔断面図処理モジュール
41:孔情報中間ファイル生成部
42:テンプレート抽出部
43:孔断面図描画データ生成部
50:テンプレート格納部
60:出力処理部
70:レイアウト情報生成部

Claims (5)

  1. 孔加工部を含む3次元CADデータから2次元図面を作成するCADシステムにおいて、
    前記3次元CADデータから投影図面データを生成する投影図面出力処理部と、
    前記3次元CADデータから孔形式を特定する孔IDコードと孔寸法データとを含む孔情報中間ファイルを生成する孔情報中間ファイル生成部と、
    前記孔IDコードを検索キーとして適合する孔断面図テンプレートをテンプレート格納部から抽出するテンプレート抽出部と、
    前記孔寸法データと前記孔断面図テンプレートとに基づいて孔断面図描画データを生成する孔断面図描画データ生成部と、
    前記投影図面データに基づく投影図に前記孔断面図描画データに基づく孔断面図を組み込んだ2次元図面を出力する出力処理部と、
    を備えるCADシステム。
  2. 前記2次元図面における前記投影図と前記孔断面図の配置を規定するレイアウト情報を生成するレイアウト情報生成部が備えられ、前記出力処理部は前記レイアウト情報に基づいてレイアウトされた2次元図面を出力する請求項1に記載のCADシステム。
  3. 前記孔情報中間ファイルはテキストファイルのフォーマット形式で生成される請求項1又は2に記載のCADシステム。
  4. 前記孔断面図テンプレートは描画コマンドをスクリプト化したテキストファイルのフォーマット形式で生成されている請求項3に記載のCADシステム。
  5. 3次元CADデータから投影図面データを生成する投影図面出力処理部を備えたCADシステムに実装され、孔加工部を含む3次元CADデータから2次元図面を作成するプログラムにおいて、
    前記3次元CADデータから孔形式を特定する孔IDコードと孔寸法データとを含む孔情報中間ファイルを生成する孔情報中間ファイル生成機能と、
    前記孔IDコードを検索キーとして適合する孔断面図テンプレートをテンプレート格納部から抽出するテンプレート抽出機能と、
    前記孔寸法データと前記孔断面図テンプレートとに基づいて孔断面図描画データを生成する孔断面図描画データ生成機能と、
    前記投影図面データに基づく投影図に前記孔断面図描画データに基づく孔断面図を組み込んだ2次元図面を出力する出力機能と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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