JP2008121925A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、内管の振動を防止することができ、内管が振動することによる干渉音を防止することができる熱交換器を提供すること。
【解決手段】内管22と、この内管22の外周側を取り囲むように配置された外管23とを備えた熱交換器20であって、前記内管22が、一枚の板状部材21の一端部を曲げていくことにより作製され、前記外管23が、前記一枚の板状部材21の他端部を曲げていくことにより作製されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、熱交換器に関し、特に、外管の内部に内管を備えた熱交換器に関するものである。
外管の内部に内管を備えた熱交換器としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特開2006−258378号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された熱交換器は、内管と外管とを別々に製作した後、外管の内部に内管を取り付けることにより製造される。そのため、部品点数が多くなり、製造コストの増加を招いてしまうといった問題点があった。
また、内管は、外管の両端部においてのみ支持されている、すなわち、内管の中間部は外管に支持されていない状態となっている。そのため、内管が振動して、干渉音が発生するおそれがあるといった問題点もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、部品点数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、内管の振動を防止することができ、内管が振動することによる干渉音を防止することができる熱交換器を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
本発明に係る熱交換器は、内管と、この内管の外周側を取り囲むように配置された外管とを備えた熱交換器であって、前記内管が、一枚の板状部材の一端部を曲げていくことにより作製され、前記外管が、前記一枚の板状部材の他端部を曲げていくことにより作製されたものである。
本発明に係る熱交換器によれば、内管と外管とが、例えば、1枚の平坦な金属板により形成されることとなるので、熱交換器を構成する部品点数が1つとなり、熱交換器を構成する部品点数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができる。
また、内管が、その長さ方向全体にわたって外管の内側に支持された形態となるので、内管の振動を防止することができて、内管が振動することによる干渉音を防止することができる。
本発明に係る熱交換器は、内管と、この内管の外周側を取り囲むように配置された外管とを備えた熱交換器であって、前記内管および前記外管が、一枚の板状部材の両端部を曲げていくことにより作製された一の部材と、もう一枚の板状部材の両端部を曲げていくことにより作製された他の部材とを組み合わせることにより作製されたものである。
本発明に係る熱交換器によれば、内管と外管とが、例えば、2枚の平坦な金属板により形成されることとなるので、熱交換器を構成する部品点数が2つとなり、熱交換器を構成する部品点数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができる。
また、内管が、その長さ方向全体にわたって外管の内側に支持された形態となるので、内管の振動を防止することができて、内管が振動することによる干渉音を防止することができる。
上記発明において、前記内管が、前記外管の略中央部に設けられているとさらに好適である。
このような熱交換器によれば、外管の内部空間における略中央部に内管が位置することとなるので、内管内を通過する流体と外管内を通過する流体との熱交換面積を増加させることができ、熱交換効率の向上化を図ることができる。
上記発明において、前記内管および前記外管の断面視形状がそれぞれ、円形状とされているとさらに好適である。
このような熱交換器によれば、内管および外管の断面視形状がそれぞれ耐圧性に優れた円形状とされているので、内管内の流路および外管内の流路に高圧の流体を流すことができる。
上記発明において、前記外管の流路内に、伝熱フィンが設けられているとさらに好適である。
このような熱交換器によれば、内管内を通過する流体と外管内を通過する流体との熱交換面積をさらに増加させることができ、熱交換効率の向上化をさらに図ることができる。
本発明に係る空気調和装置は、部品点数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、内管の振動を防止することができ、内管が振動することによる干渉音を防止することができる熱交換器を具備している。
本発明に係る空気調和装置によれば、装置全体の部品点数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、内管が振動することによる干渉音を防止することができ、装置全体の騒音を低減させることができる。
本発明によれば、部品点数を削減することができ、製造コストの低減化を図ることができるとともに、内管の振動を防止することができ、内管が振動することによる干渉音を防止することができるという効果を奏する。
以下、本発明に係る熱交換器の第1実施形態を図1ないし図3に基づいて説明する。
図1は本実施形態に係る熱交換器を具備した空気調和装置の概略構成図、図2は本実施形態に係る熱交換器の製造工程を説明するための図であって、(a)は加工前の板の状態を示す図、(b)は内管を作り上げた状態を示す図、(c)は外管を作り上げた状態を示す図、図3は本実施形態に係る熱交換器の流体の流れを説明するための図である。
図1に示すように、空気調和装置(以下、「車両用空気調和装置」という。)1は、冷媒を圧縮する圧縮機3と、車室外熱交換器(室外熱交換器)5と、車室内熱交換器(室内熱交換器)7と、膨張弁(以下、「電子膨張弁」という。)9とを主たる要素として構成されたものである。
圧縮機3は、冷媒である二酸化炭素(CO)を圧縮するものであり、例えば、スクロール型コンプレッサが用いられる。圧縮機3の吐出側には、吐出ガス温度センサ4が設けられている。圧縮機3によって圧縮された冷媒は、油分離器10を通り、第1三方弁12へと導かれる。
車室外熱交換器5は、外気と熱交換し、冷房時には放熱器として、暖房時には蒸発器として動作するものである。
車室内熱交換器7は、HVAC(Heating, Ventilating and Air-Conditioning)ユニット11内に設けられ、冷房時には蒸発器として、暖房時には放熱器として動作するものである。
また、車室内熱交換器7の近傍であって、暖房時には冷媒入口側となる冷媒配管、すなわち、第1三方弁12と車室内熱交換器7とを連結する冷媒配管には、温度センサ22が設けられている。
電子膨張弁9は、車室内熱交換器7の近傍の冷媒配管に設けられ、冷房時には車室内熱交換器7の上流側に位置した状態で高圧冷媒を絞り減圧させて低圧冷媒とするものであり、暖房時には車室内熱交換器7の下流側に位置した状態で全開とされる。
油分離器10は、圧縮機3から吐出された臨界圧力以上の冷媒中から潤滑油を取り除くものである。潤滑油が取り除かれた冷媒は、冷媒配管を介して第1三方弁12へと導かれるとともに、潤滑油は、油戻り管13を介して圧縮機3の吸入側に接続された冷媒配管に戻されるようになっている。
第1三方弁12は、冷媒の流れを切り換えるものであり、冷房時には車室外熱交換器5側に、暖房時には車室内熱交換器7側に切り換える。なお、図1では、冷房時の冷媒流れを点線で、暖房時の冷媒流れを実線で示している。
車室外熱交換器5と電子膨張弁9との間の冷媒配管には、本発明に係る熱交換器(以下、「内部熱交換器」という。)20が設けられている。この内部熱交換器20は、高圧側の冷媒と圧縮機3の吸入側の低圧冷媒とを熱交換させるものであり、冷房時に車室外熱交換器5を通過した高圧冷媒に過冷却を与えて車室内熱交換器7入口の冷媒の乾き度を下げるために用いられる。
車室内熱交換器7およびヒータコア16が設けられたHVACユニット11は、車室内に供給される空気(外気または車室内空気)の温度調節を行うものであり、上流側(図において左方)から、ブロア24、車室内熱交換器7およびヒータコア16が順次設けられている。ヒータコア16の上流側には、エアミックスダンパ26が設けられている。このエアミックスダンパ26の開度を調節することにより、車室内熱交換器7を通過した冷風がヒータコア16を流れる流量を調節する。
圧縮機3の吸入側で、内部熱交換器20よりも上流側には、アキュムレータ28が設けられている。アキュムレータ28は、冷媒内に含まれる湿分を回収するものである。
アキュムレータ28と車室内熱交換器7との間には、第2三方弁30が設けられている。第2三方弁30は、冷房時に、車室内熱交換器7と内部熱交換器20とを、暖房時に、アキュムレータ28と車室外熱交換器5とを連結する。
なお、図1中の符号14は、車両を駆動するエンジン(車両用駆動装置)14であり、図1中に破線矢印で示すように、エンジン冷却水がエンジン14とヒータコア16との間を循環するようになっている。
さて、本実施形態に係る内部熱交換器20は、図2に示すような製造工程を経て作製される。
まず、図2(a)に示すような、平面視矩形形状を呈する、1枚の平坦な金属板(例えば、板厚1mm〜2mmの金属板)21を用意する。
つぎに、図2(b)に示すように、この金属板21の一端部(図2において右側の端部)を、その断面視形状が円形状を呈するように、また、その一端(図2において右側の端)がその長さ方向全体にわたって金属板21の表面(図2において上側の面)21aと当接(接触)するように曲げていく(湾曲させていく)。そして、当接した金属板21の一端と金属板21の表面21aとをクラッド材(図示せず)を用いてろう付けし、中空円筒状の内管22を作製する。
つづいて、金属板21の他端部(図2において左側の端部)を、その断面視形状が円形状を呈するように、また、その他端(図2において左側の端)がその長さ方向全体にわたって金属板21の裏面(図2において下側の面)で、かつ、内管22の外周面を形成する面21bと当接(接触)するように曲げていく(湾曲させていく)。そして、当接した金属板21の他端と内管22の外周面を形成する面21bとをクラッド材(図示せず)を用いてろう付けし、その内部に内管22を有する中空円筒状の外管23を作製する。
なお、内管22の内部空間は、第1の流体(本実施形態では高圧の二酸化炭素)が通過する第1の流路22aとなり、外管23の内部空間(すなわち、金属板21の表面で、かつ、外管23の内周面を形成する面21aと、金属板21の裏面で、かつ、内管22の外周面を形成する面21bとの間に形成された空間)は、第2の流体(本実施形態では低圧の二酸化炭素)が通過する第2の流路23aとなる。
金属板21の他端と内管22の外周面を形成する面21bとのろう付けが完了したら、図3に示すように、内部熱交換器20の両端面をそれぞれ、予め用意しておいた側板24で塞ぎ、内部熱交換器20の端面と側板24の周縁部とをクラッド材(図示せず)を用いてろう付けする。各側板24には、内管22の内径と略同じ直径を有し、かつ、板厚方向に貫通する貫通穴(図示せず)が設けられており、各側板24は、この貫通穴が内管22の第1の流路22aと連通するようにろう付けされる。
つぎに、内部熱交換器20の各端部に、外管23の壁面を形成する金属板21を、その板厚方向に貫通するとともに、外管23の内部空間と連通する貫通穴(図示せず)をそれぞれ穿設して内部熱交換器20の製造工程を終了する。各貫通穴は、後述する第2の配管26の外径と略同じ直径を有するようにあけられる。
そして、このようにして作製された内部熱交換器20は、以下のようにして図1に示すような車両用空気調和装置1の一構成要素として組み入れられるとともに、図1に示すような冷凍サイクルを構成する。
まず、予め用意しておいた、側板24に穿設された貫通穴の直径と略同じ内径を有する第1の配管25を、内管22の内部空間と連通するように配置し、第1の配管25の周縁部と側板24の外表面とをクラッド材(図示せず)を用いてろう付けする。
つぎに、予め用意しておいた、外管23に穿設された貫通穴の直径と略同じ外径を有する第2の配管26を、内管23の内部空間と連通するように配置し、第2の配管26の周縁部と外管23の外表面とをクラッド材(図示せず)を用いてろう付けして、内部熱交換器20の設置を完了する。
なお、図3中の破線矢印は、第1の配管25および内管22の内部空間を通過する流体の流れ方向を示しており、図3中の実線矢印は、第2の配管26および外管23の内部空間を通過する流体の流れ方向を示している。このように、本実施形態では内管22の内部空間を通過する流体と、外管23の内部空間を通過する流体とが対向流となるように、第1の配管25および第2の配管26が接続されている。
本実施形態に係る内部熱交換器20によれば、第1の流路22aと第2の流路23aとが、1枚の平坦な金属板21により形成されることとなるので、内部熱交換器20を構成する部品点数が1つとなり、内部熱交換器20を構成する部品点数の大幅な削減を図ることができて、製造コストの低減化を図ることができる。
また、内管22および外管23の断面視形状がそれぞれ耐圧性に優れた円形状とされているので、第1の流路22aおよび第2の流路23a内に高圧の流体を流すことができる。
さらに、金属板21の一端と金属板21の表面21aとが、その長さ方向全体にわたってろう付けされているとともに、金属板21の他端と内管22の外周面を形成する面21bが、その長さ方向全体にわたってろう付けされている(すなわち、内管22が外管23に対して堅固に固定されている)ので、内管22の振動を防止することができ、内管22が振動することによる干渉音を防止することができる。
本発明に係る内部熱交換器の第2実施形態を図4および図5に基づいて説明する。
図4は本実施形態に係る内部熱交換器の要部断面斜視図、図5は本実施形態に係る内部熱交換器の流体の流れを説明するための図である。
本実施形態に係る内部熱交換器30は、内管22が、外管23の内部空間における略中央部に位置するように作製されているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。
なお、その他の構成要素については、上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではその説明を省略し、上述した第1実施形態と同一の部材には、同一の符号を付している。
本実施形態では、金属板21の他端部(図2において左側の端部)を、その断面視形状が円形状を呈するように、また、その他端(図2において左側の端)がその長さ方向全体にわたって金属板21の裏面(図2において下側の面)で、かつ、内管22の外周面を形成していない面21cと当接(接触)するとともに、内管22が、外管23の内部空間における略中央部に位置するように曲げていく(湾曲させていく)。そして、当接した金属板21の他端と内管22の外周面を形成していない面21cとをクラッド材(図示せず)を用いてろう付けし、その内部に内管22を有する中空円筒状の外管23を作製することとなる。
本実施形態に係る内部熱交換器30によれば、外管23の内部空間における略中央部に内管22が位置することとなるので、第1の流路22aと第2の流路23aとの熱交換面積を第1実施形態のものよりも増加させることができ、熱交換効率の向上化を図ることができる。
また、第1の流路22aと第2の流路23aとが、1枚の平坦な金属板21により形成されることとなるので、内部熱交換器30を構成する部品点数が1つとなり、内部熱交換器30を構成する部品点数の大幅な削減を図ることができて、製造コストの低減化を図ることができる。
さらに、内管22および外管23の断面視形状がそれぞれ耐圧性に優れた円形状とされているので、第1の流路22aおよび第2の流路23a内に高圧の流体を流すことができる。
さらにまた、金属板21の一端と金属板21の表面21aとが、その長さ方向全体にわたってろう付けされているとともに、金属板21の他端と内管22の外周面を形成する面21bが、その長さ方向全体にわたってろう付けされている(すなわち、内管22が外管23に対して堅固に固定されている)ので、内管22の振動を防止することができ、内管22が振動することによる干渉音を防止することができる。
本発明に係る内部熱交換器の第3実施形態を図6に基づいて説明する。
図6は本実施形態に係る内部熱交換器を示すであって、(a)は本実施形態に係る内部熱交換器を構成する部材の正面図、(b)は(a)に示す部材を2つ組み合わせた状態を示す正面図である。
本実施形態に係る内部熱交換器40は、折り曲げ(または曲げ)加工により矩形面(または湾曲面)を有する同形の金属板41同士が互いに接合され、作製されているという点で上述した実施形態のものと異なる。
さて、本実施形態に係る内部熱交換器40は、以下のような製造工程を経て作製される。
まず、平面視矩形形状を呈する、1枚の平坦な金属板(例えば、板厚1mm〜2mmの金属板)41を用意する。
つぎに、図6(a)に示すように、この金属板41の一端部(図6(a)において上側の端部)を、その断面視形状が概略C形状を呈するように折り曲げるとともに、金属板41の他端部(図6(a)において左側の端部)を、その断面視形状が概略L形状を呈するように折り曲げる。
そして、図6(a)に示すように折り曲げた金属板41をもう1つ用意し、図6(b)に示すように組み合わせた後、一の金属板41と他の(もう1つの)金属板41とが当接(接触)する周縁部を、クラッド材(図示せず)を用いてろう付けし、内部熱交換器40を作製する。このようにして作製された内部熱交換器40の内部には、内管42、第1の外管43、および第2の外管44が形成されることとなる。内管42は、内部熱交換器40の略中央部に位置し、第1の外管43および第2の外管44は、内管42を取り囲むように位置している。
なお、内管42の内部空間は、第1の流体(本実施形態では高圧の二酸化炭素)が通過する第1の流路42aとなり、第1の外管43の内部空間は、第2の流体(本実施形態では低圧の二酸化炭素)が通過する第2の流路43aとなり、第2の外管44の内部空間は、第3の流体(例えば、クーラント(冷却剤))が通過する第3の流路44aとなる。
一の金属板41と他の(もう1つの)金属板41とのろう付けが完了したら、内部熱交換器40の両端面をそれぞれ、予め用意しておいた側板(図示せず)で塞ぎ、内部熱交換器40の端面と側板の周縁部とをクラッド材(図示せず)を用いてろう付けする。各側板には、内管42と略同じ断面視形状を有し、かつ、板厚方向に貫通する貫通穴(図示せず)が設けられており、各側板は、この貫通穴が内管42の第1の流路42aと連通するようにろう付けされる。
つぎに、内部熱交換器40の各端部に、第1の外管43の壁面を形成する金属板41を、その板厚方向に貫通するとともに、第1の外管43の内部空間と連通する貫通穴(図示せず)をそれぞれ穿設し、第2の外管44の壁面を形成する金属板41を、その板厚方向に貫通するとともに、第2の外管44の内部空間と連通する貫通穴(図示せず)をそれぞれ穿設して内部熱交換器40の製造工程を終了する。これら貫通穴は、上述した第2の配管26の外径と略同じ直径を有するようにあけられる。
本実施形態に係る内部熱交換器40によれば、第1の流路42aと第2の流路43aと第3の流路44aとが、2枚の平坦な金属板41により形成されることとなるので、内部熱交換器40を構成する部品点数が2つとなり、内部熱交換器40を構成する部品点数の大幅な削減を図ることができて、製造コストの低減化を図ることができる。
また、一の金属板41の一端と他の金属板41の一端とが、その長さ方向全体にわたってろう付けされることにより内管42が形成されている(すなわち、内管42が第1の外管43および第2の外管44に対して堅固に固定されている)ので、内管42の振動を防止することができ、内管42が振動することによる干渉音を防止することができる。
さらに、第3の流路44a内にクーラントを流すことができるので、暖房起動時は内管42の第1の流路42a内を流れる第1の流体から吸熱することができ、冷房時は第1の外管43の第2の流路43a内を流れる第2の流体へ放熱することができる。
なお、上述した実施形態において、第2の流路23a,43aまたは第3の流路44a内に、図7に示すような伝熱フィン50、すなわち、これら流路に沿って延びる複数枚の伝熱フィン(または1枚の板をプリーツ状に折り曲げた伝熱フィン)50を設けるようにすると好適である。
これにより、第1の流路22a,42aと第2の流路23a,43aとの熱交換面積、または第1の流路22a,42aと第2の流路23a,43aおよび第3の流路44aとの熱交換面積をさらに増加させることができ、熱交換効率の向上化をさらに図ることができる。
また、第1の流路22a,42aと第2の流路23a,43aとの熱交換面積、または第1の流路22a,42aと第2の流路23a,43aおよび第3の流路44aとの熱交換面積をさらに増加させるために、第2の流路23a,43aまたは第3の流路44aを形成する金属板や流路内に配置する伝熱フィンの表面に複数の凹凸を設けるようにしたり、金属板や伝熱フィン全体が波打つように加工されているとさらに好適である。
これにより、第1の流路22a,42aと第2の流路23a,43aとの熱交換面積、または第1の流路22a,42aと第2の流路23a,43aおよび第3の流路44aとの熱交換面積をより一層増加させることができ、熱交換効率の向上化をより一層図ることができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更実施することができる。
例えば、第1実施形態における内部熱交換器20の断面視形状を、図8(a)、図8(c)、図8(e)、図8(g)、および図8(i)に示すような形状とすることができ、第2実施形態における内部熱交換器30の断面視形状を、図8(b)、図8(d)、図8(f)、図8(h)、および図8(j)に示すような形状とすることもできる。
本発明の第1実施形態に係る熱交換器を具備した空気調和装置の概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器の製造工程を説明するための図であって、(a)は加工前の板の状態を示す図、(b)は内管を作り上げた状態を示す図、(c)は外管を作り上げた状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る熱交換器の流体の流れを説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る熱交換器の要部断面斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る熱交換器の流体の流れを説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る熱交換器を示すであって、(a)は本実施形態に係る熱交換器を構成する部材の正面図、(b)は(a)に示す部材を2つ組み合わせた状態を示す正面図である。 本発明の他の実施形態に係る熱交換器の縦断面図である。 本発明のその他の実施形態に係る熱交換器の縦断面図である。
符号の説明
1 空気調和装置
20 内部熱交換器(熱交換器)
21 金属板(板状部材)
22 内管
23 外管
30 内部熱交換器(熱交換器)
40 内部熱交換器(熱交換器)
41 金属板(板状部材)
42 内管
43 第1の外管
44 第2の外管
50 伝熱フィン

Claims (6)

  1. 内管と、この内管の外周側を取り囲むように配置された外管とを備えた熱交換器であって、
    前記内管が、一枚の板状部材の一端部を曲げていくことにより作製され、前記外管が、前記一枚の板状部材の他端部を曲げていくことにより作製されたものであることを特徴とする熱交換器。
  2. 内管と、この内管の外周側を取り囲むように配置された外管とを備えた熱交換器であって、
    前記内管および前記外管が、一枚の板状部材の両端部を曲げていくことにより作製された一の部材と、もう一枚の板状部材の両端部を曲げていくことにより作製された他の部材とを組み合わせることにより作製されたものであることを特徴とする熱交換器。
  3. 前記内管が、前記外管の略中央部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記内管および前記外管の断面視形状がそれぞれ、円形状とされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5. 前記外管の流路内に、伝熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の熱交換器。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の熱交換器を具備してなることを特徴とする空気調和装置。
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