JP2008121685A - 浸出間隙制御タービン - Google Patents

浸出間隙制御タービン Download PDF

Info

Publication number
JP2008121685A
JP2008121685A JP2007293847A JP2007293847A JP2008121685A JP 2008121685 A JP2008121685 A JP 2008121685A JP 2007293847 A JP2007293847 A JP 2007293847A JP 2007293847 A JP2007293847 A JP 2007293847A JP 2008121685 A JP2008121685 A JP 2008121685A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
rail
case
control
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007293847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5036496B2 (ja
Inventor
Kenneth Edward Seitzer
ケネス・エドワード・セイツァー
Wojciech Sak
ウォジシエック・サック
Zhifeng Dong
ジィーフェン・ドン
Robert Paul Ziegler
ロバート・ポール・シーグラー
William Lee Herron
ウィリアム・リー・ヘロン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2008121685A publication Critical patent/JP2008121685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5036496B2 publication Critical patent/JP5036496B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
    • F01D11/08Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages for sealing space between rotor blade tips and stator
    • F01D11/14Adjusting or regulating tip-clearance, i.e. distance between rotor-blade tips and stator casing
    • F01D11/20Actively adjusting tip-clearance
    • F01D11/24Actively adjusting tip-clearance by selectively cooling-heating stator or rotor components
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

【課題】ガスタービンエンジンに関し、ガスタービンエンジンの効率向上と能動的間隙制御を可能にする。
【解決手段】タービン22は、ロータディスクから半径方向外向きに延びるタービンブレード40の列と、前記ブレード40の列を囲むタービンシュラウド44と、ハンガー46を支持し、その結果前記シュラウド44を支持する半径方向内向きに突出するフック70を有するタービンケース48と、を備え、前記ケース48が、前記フック70の上方で半径方向外向きに延びる制御レール76のペアを含み、前記レール76が有孔であり、貫通して加圧制御空気34を配向し、前記フック70における前記ケース48の熱による半径方向運動を制御し、その結果、前記シュラウド44の半径方向位置を制御するように構成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、全体的にはガスタービンエンジンに関し、より具体的には、ガスタービンエンジンにおける能動間隙制御に関する。
ガスタービンエンジンにおいては、圧縮機内で空気が加圧され、燃焼器内で燃料と混合されて高温燃焼ガスを発生する。高圧タービン(HPT)において、この燃焼ガスからエネルギーが抽出され、高圧タービンには、1つの駆動シャフトで圧縮機に連結されている。
典型的なターボファン航空機エンジンでは、ファンは、圧縮機の上流側に取り付けられ、HPTの下流側に取り付けられた低圧タービン(LPT)によって作動される。船舶及び工業(M&I)用途では、LPTは、外部駆動シャフトを作動させ、主用途において推進システム又は発電機に動力を提供する。
圧縮及び燃焼サイクルによって、エネルギーが加圧空気内に導入され、タービン段において燃焼ガスからエネルギーが抽出される。HPTは、燃焼器から排出された最高温の燃焼ガスに曝されるので、その種々の構成要素は通常、圧縮機からの加圧空気の一部を抽気することによって冷却される。タービン冷却に使用されるあらゆる空気は、燃焼サイクルにより失われるので、エンジンの全体の効率を低下させる。
更に、各タービン段は、支持ロータディスクから半径方向外向きに延びるタービンロータブレードの列を含み、ブレードの半径方向外側先端は、周囲のタービンシュラウドの内側に組み込まれる。シュラウドは固定され、周囲の環状タービンケースとの間に小さな半径方向間隙又はギャップを維持するように該タービンケースから支持される。
タービンブレードは、燃焼ガスからのエネルギー抽出効率を最大にするように最適化された共通の翼形部輪郭を共有する。ブレード先端ギャップにおける燃焼ガスの漏出は、エンジン効率を更に低下させる。
従って、半径方向ブレード先端の間隙は、できるだけ小さくされるが、あまり小さくすることはできず、さもなければタービンシュラウドに対するブレード先端の望ましくない摩擦により、望ましくない損傷又は構成要素の寿命の短縮を生じる可能性がある。
ブレード先端間隙は、エンジンが低温である時に初期の大きさを有するが、エンジンが運転されてタービンの種々の構成要素が様々な温度に加熱又は冷却されると、ギャップ又は間隙のサイズが変化することになる。
更に、エンジンが種々の出力レベルにわたって運転されると、タービン構成要素は、熱的に膨張及び収縮し、これに応じてブレード先端間隙のサイズに影響を与える。タービンブレードは、運転中に高温燃焼ガスに直接曝されるので、該ブレードは急速に加熱されて、周囲のタービンシュラウドに向けて半径方向外向きに膨張する。
同様に、タービンシュラウドは、周囲のケースから支持された固定構成要素であり、従って、これらを支持するロータディスク上に取り付けられたタービンブレードとは異なる熱膨張及び収縮率を有する。
典型的なターボファン航空機エンジンは、最初に低出力、すなわちアイドルモードで運転し、次いで、離陸及び上昇運転のために出力が増大する。所要の飛行高度で巡航状態に達すると、エンジンは、より低い、すなわち中間出力設定値で運転される。エンジンはまた、航空機が高度を下げて滑走路に着陸するときにはより低い出力で運転され、これに続いて典型的には逆推進運転が用いられ、エンジンは再び高出力で運転される。
出力が増減するエンジンの種々の過渡運転モードにおいて、タービンシュラウド及びブレードは、異なるように膨張及び収縮し、その結果ブレード間隙に影響を与える。リバーストと呼ばれる1つの特に問題のある運転モードにおいては、エンジン出力が急速に増大され、これに応じて、周囲のタービンシュラウドの膨張率よりも大きな膨張率でタービンロータブレードを半径方向外向きに膨張させる。従って、タービンブレード及びタービンシュラウド間の半径方向間隙は、この過渡相の間は減少することになる。
更に、タービンシュラウドに対するブレード先端の望ましくない摩擦を回避するために、初期ブレード先端間隙は、十分に大きく設定される必要があり、上述のように、これはブレード先端漏出に起因してエンジンの全体効率を低下させることになる。
エンジン運転中に可変のブレード先端間隙を良好に制御するために、能動間隙制御(ACC)を含む様々な間隙制御構成が知られている。能動間隙制御においては、比較的低温のファン空気又は比較的高温の圧縮機抽気、又はこれらの混合気が、シュラウドが懸架されているタービンケースに送られる。特に、最大効率が求められる航空機の巡航運転中にブレード先端間隙を最小化するために、ケースは必要に応じて加熱又は冷却される。
それでも尚、従来の能動間隙制御システムの有効性は限定されており、特にリバースト状態中に望ましくない先端摩擦を回避するために、比較的大きな公称ブレード先端間隙が依然として必要とされる。
米国特許第4,553,901号公報 米国特許第5,205,708号公報 米国特許第5,281,085号公報
従って、改善された能動間隙制御及び効率を有するガスタービンエンジンを提供することが望まれる。
タービンブレードの列がタービンシュラウドによって囲まれる。シュラウドは、半径方向外向きに延びるレールのペアを有するタービンケースによって支持される。該レールは有孔であり、貫通して加圧制御空気を配向し、ケースの熱による半径方向運動を制御し、その結果、ケースから支持されたシュラウドの半径方向位置を制御するようにする。
好ましい例示的な実施形態に従って、以下の詳細な説明において、本発明並びにその更なる目的及び利点を添付図面を参照しながらより詳細に説明する。
図1には、例示的なターボファン航空機エンジン10が概略的に示される。このエンジンは、長手方向又は軸方向中心軸12の周りで軸対称的であり、例示的用途において航空機のウィング又は胴体(図示せず)に適切に取り付けられ、飛行中の航空機に動力を供給する。
このエンジンは、直列流れ連通の順に、ファン14、低圧又はブースタ圧縮機16、高圧(HP)圧縮機18、環状燃焼器20、高圧タービン(HPT)22、及び低圧タービン(LPT)24を含む。
環状ナセル26は、ファン14を囲み、ブースタ圧縮機16の周りで後方に延びる環状バイパスダクト28を定める。第1の駆動シャフト30がHPT22をHP圧縮機18に連結し、第2の駆動シャフト32がLPT24をファン14及びブースタ圧縮機16に連結する。これら2つの駆動シャフトは、上述の様々なエンジン構成要素の従来構成でエンジン内の対応するフレームの軸受に適切に取り付けられる。
運転中、周囲空気34がエンジンの入口に入り、ファン14によって部分的に加圧され、バイパスダクト28を通って排出されて、推進推力の大部分を提供する。ファンを通過する空気34aの一部は、ブースタ圧縮機16に入り、複数の軸方向段で更に圧縮サイクルを受け、HP圧縮機18の複数の軸方向段でも更に圧縮される。
加圧空気34aは、圧縮機から排出され、燃焼器20内で燃料と適切に混合されて高温燃焼ガス36を発生する。HPT22内で燃焼ガス36からエネルギーが抽出され、第1の駆動シャフト30を駆動してHP圧縮機18に動力を供給する。LPT24内で燃焼ガスから更にエネルギーが抽出され、第2の駆動シャフト32を駆動してファン14及びブースタ圧縮機16に動力を供給する。
上述のようなエンジンは、従来の構成及び動作であり、複数の圧縮段及び複数のタービン段を含む。 図2は、直列流れ連通で配置された、高圧圧縮機18、環状燃焼器20、及びHPT22を含む基本コアエンジンを詳細に示している。
HPT22は、外側及び内側バンド内に適切に取り付けられたステータベーン38の列を有する第1段すなわちHPタービンノズルを含む。これらのベーンに続いて、第1段すなわちHPロータディスク42の周縁すなわちリムに着脱自在に取り付けられた単一の列のHPタービンブレード40がある。ブレード40は、中空であり、従来の内部冷却通路を含む。ディスク42は、第1の駆動シャフト30に固定連結され、該第1の駆動シャフト30は、高圧圧縮機18の圧縮機ブレードを支持するロータディスクに固定連結される。
図3は、周囲のタービンシュラウド44の半径方向内側に取り付けられたタービンブレード40の半径方向外側先端の典型的な配置をより詳細に示している。シュラウドは通常、円周方向セグメントで形成され、離散的なタービンシュラウド44の列は、同様にセグメントで形成された支持環状ハンガー46から適切に懸架される。
一方、ハンガーは、周囲の環状タービンケーシング又はケース48の一部に従来の方式で取り付けられる。このようにして、タービンシュラウド44の列は、エンジン内に固定的に取り付けられ、回転タービンブレード40の列の半径方向外側先端を囲み、これから間隔を置いて配置され、或る初期サイズ又は公称サイズを有する比較的小さな半径方向間隙又はギャップGを定める。
上記で示したように、運転中におけるギャップGを通した燃焼ガス36の漏出は、これに応じてタービン及びエンジンの効率を低下させる。更に、支持ロータディスク上に取り付けられたタービンブレード40と懸架されたタービンシュラウド44との熱膨張及び収縮の差異は、離陸からある高度で巡航して、更に滑走路に着陸するまでのエンジンの様々な運転モードの間で当該公称半径方向間隙を変化させる。
図2及び3は、能動間隙制御(ACC)装置又はシステム50を概略的に示しており、これは、タービンシュラウド44の列を支持するタービンケース48を冷却又は加熱するのに選択的に使用される。従って、タービンケース48自体は、ハンガー46及びシュラウド44を支持して半径方向先端間隙又はギャップGのサイズを制御するACCマウントを定める。
詳細には、HPタービン22は、タービンケース48を囲む環状チャンバ又はプレナム52を含む。環状分配マニフォルド54は、プレナム52の内部に適切に取り付けられ、ケース48内の改良部分と協働してその熱応答速度を高めるように特に構成されている。
ACCシステム50の例示的な構成は、図1に最初に示したように、コアエンジンのカウリング内に取り付けられ、空気−空気熱交換器(HX)56が、環状バイパスダクト28と流れ連通して適切に取り付けられる。熱交換器自体は、従来のどのような構成を有していてもよく、比較的低温のファン空気34を送る主回路を含み、該主回路内の独立した2次回路で高温CDP空気34aを冷却するようにする。
図2に示すように、熱交換器56のこの2次回路は、入口回路58により圧縮機18の排出端部に流れ連通して適切に連結され、圧縮機排出空気34aの一部を熱交換器を通じて送り、ここで主回路を通じて送られたバイパスファン空気34によって冷却される。
複合分配ネットワークが、HX56と流れ連通して配置され、冷却CDP空気34bをHX56からHPT22に選択的に配向又は分配して、半径方向間隙すなわちギャップGの大きさ又はサイズを能動的に制御する。迂回された圧縮機排出空気はまた、複合ACCシステムにおいてブレード冷却に使用して、エンジンの性能及び効率を有意に高めるようにすることができる。
図2は、第1の回路60と、第2の回路62と、第1のバイパス64と、第2のバイパス66とを含む複合分配ネットワークの一部を概略的に示している。これらのネットワーク構成要素は、チューブ又は導管のようなあらゆる従来形の流れ配向構成と、圧縮機排出空気を様々なタービン構成要素に制御された流れで分配、配向、及び分配するためのマニフォルドとを有することができる。
第1の回路60は、熱交換器56内の2次回路の排出端部からタービンケース48に流れ連通して連結され、冷却圧縮機排出空気34bをタービンケース48に配向する。
第2の回路62は、タービンケース48から第1段タービンブレード40に流れ連通して連結され、使用された冷却空気34cをブレード自体に配向しそれらを冷却する。
詳細には、第2の回路62は、プレナム52に流れ連通して適切に連結され、該プレナム52は、タービンケース48を囲み、且つ分配マニフォルド54を内包して、タービンブレード40の冷却において後で使用するためにケース48の外側から使用済み制御空気34cを集める。
第2の回路62は、第1段ブレード40に供給する従来の流路に使用済み空気34cを戻すために、燃焼器の外側及び内側ケーシングを貫通して半径方向に延びた移送管体の列を含むことができ、使用済み空気は、高温CDP空気と適切に混合されてブレードの過度な冷却を防止する。
第1のバイパス64は、圧縮機18の排出端部から直接タービンケース48に流れ連通して連結され、熱交換器56を完全にバイパスして、高温CDP空気34aを直接ケースに提供する。第1のバイパス64は、熱交換器につながる入口回路58に連結することができ、或いは、構成要素の数、サイズ、及び重量を軽減するために適切な方法で圧縮機排出部に別個に連結することができる。
第2のバイパス66は、例えば、第1の回路60の一部において熱交換器56の2次回路の出口から第2の回路62内の適当な中間位置に流れ連通で連結されてタービンケース48をバイパスし、冷却圧縮機排出空気34bを第2の回路に直接提供して第1段ブレード40を冷却する。
分配ネットワークの様々な導管を通る流れを制御及び調整するために、第1のバイパス64は、対応する第1の制御弁1を含み、第2のバイパス66は、対応する第2の制御弁2を含み、第1の回路60は、その対応する流れ導管内に直列流れ連通して連結された対応する第3の制御弁3を含む。
これら3つの弁1、2、3は、図2に概略的に示すように、エンジンの電気コントローラ68によって独立的に制御される電動弁のような従来のあらゆる構成を有することができる。コントローラ68は別個のコンピュータとすることができ、或いはエンジン内で典型的に見られる他の弁を制御する従来方式で、3つの弁1−3を制御するようにソフトウェアで適切に構成されたエンジンの主制御コンピュータの一部であってもよい。
第1の弁1は、第1のバイパス回路64内で連結され、タービンケースに対する高温圧縮機排出空気34aのバイパス流を選択的に変更又は制御する。
第2の弁2は、第2のバイパス回路66内で連結され、熱交換器56から直接タービンブレード40に対して冷却圧縮機排出空気34bのバイパス流を選択的に制御又は変更する。
更に、第3の弁3は、第1の流れ回路60内で連結され、直接タービンケースに対しての冷却圧縮機排出空気34bの流れを選択的に制御又は変更する。
コントローラ68は、3つの弁1、2、3に作動的に連結され、3つの異なる好ましい運転モードにおいて、これら3つの弁及び対応する流れ回路を通る流れを調節するのに好適なソフトウェアで構成され、これら3つの運転モードは、それぞれ、1つの弁が比較的高い又は最大の流量を有し、他の2つの弁が比較的低い又は最小の流量を有し、3つの弁の内の異なる弁を通って流れるのが有利であり好ましい。
より具体的には、第1の運転モードは、第1の弁1を実質的に全開すると同時に、第2及び第3の弁2、3を実質的に閉鎖し、第1のバイパス64を通して分配される高温CDP空気34aを使用してこれに応じてタービンケース48を加熱するようにすることで定義することができる。これはCDP空気モードである。
第2の運転モードでは、第2の弁2が実質的に全開され、第1及び第3の弁1、3が実質的に閉鎖されて、空気流をタービンケース48にバイパスし、代わりに冷却CDP空気34bをタービンブレードに配向する。これはACC−OFFモードである。
更に、第3の運転モードは、第3の弁3を実質的に全開すると同時に、第1及び第2の弁1、2の両方を実質的に閉鎖して、冷却CDP空気34bをタービンケース48に配向してこれを冷却することで定義される。これはACC−OFFモードである。
第1のモードすなわちCDP空気モードは、エンジンのリバースト又は再加速運転において使用され、分配マニフォルド54を介して高温CDP空気34aを配向し、タービンケース48を急速に加熱して、その熱膨張率を増大させることができる。リバーストでは、高温燃焼ガス36がタービンブレード40を急速に加熱し、該タービンブレード40が周囲のシュラウド44に向って半径方向外向きに膨張するが、支持タービンケース48の急速加熱により、これに応じてタービンシュラウドを半径方向外向きに移動させ、望ましくない先端摩擦の可能性が回避又は低減される。この利点は、ターボファンエンジンにとって新規のものであり、この熱応答能力の改善が無い従来の能動間隙制御システムにおいては、これまでは実施可能ではなかった。
同様に、典型的な能動(アクティブ)間隙制御は、航空機巡航時におけるエンジンの中間出力運転中にのみ実行される。従って、第3のすなわちACC―ON運転モードは、巡航中並びに例えば上昇時にも使用することができ、冷却CDP空気34bを熱交換器から分配マニフォルド54に配向し、タービンケース48を冷却し、且つタービンシュラウド44の列の直径を熱収縮させて半径方向の間隙Gを減少させ、巡航効率を向上させるようにする。
更に、第2のすなわちACC―OFF運転モードは、エンジンアイドル、又は離陸、或いは減速中に使用して、冷却CDP空気34bをシュラウド取付けケース48の周りでバイパスさせて直接ブレード40に送り、これらを冷却することができる。従って、ACC―OFF運転中は、空気流34bが分配マニフォルド54介して殆ど又は全く提供されない。
図3を参照しながら上述したように、HPT22は、タービンケース48を囲む環状プレナム52を含み、該プレナム52内に協働する分配マニフォルド54が配置され、ブレード先端間隙Gの能動間隙制御を行うようにする。詳細には、分配マニフォルド54は、第1の回路60の出口端部に流れ連通して連結され、そこから圧縮機排出空気を受け取り、次いで該圧縮機排出空気がマニフォルド54から分配されて、タービンケース48の温度を制御し、更に詳細にはタービンケース48の半径方向の膨張及び収縮を制御し、これによって運転中の半径方向間隙Gの大きさを制御する。
分配マニフォルド54は、第1の回路60と流れ連通して連結されて、冷却圧縮機排出空気34bを受け取り、また第1のバイパス64とも流れ連通して連結され、冷却されていない、すなわち元の高温の圧縮機排出空気34aを受け取るようにする点に留意されたい。2つの制御弁1、3は、高温の排出空気34a及び冷却排出空気34bの相対量を制御して、タービンケース48に対するこれらの熱的影響を制御する。タービンケース48からの使用済み制御空気34cは、プレナム52の内部に集められ、第2の回路62を介してタービンブレード40の列に配向される。
タービンシュラウド44は、周囲のタービンケース48から支持されるので、環状ケース48の熱膨張及び収縮は、運転中の半径方向間隙Gのサイズ並びにその円周方向の変動又は均一性の両方を制御する。
従って、タービンケース48は、分配マニフォルド54と協働して、改善された間隙制御に望ましいようにケースの加熱及び冷却中にその熱応答速度を有意に改善する改良構成を有する。
図4及び5は、タービンケース48の改善された特徴部を分離して示し、図6は、これら特徴部と特に協働するための分配マニフォルド54の特徴部を分離して示している。
図3及び4に示す環状タービンケース48は、前方及び後方取付フランジ72、74間で軸方向に離間された軸方向離間支持フック70のペアを含む。2つのフランジ72、74は、半径方向外向きに延び、2つのフック70は、半径方向内向きに延び、又は突出している。
取付フランジは、タービンケースをエンジンケースの隣接部分に従来の方法で取り付けるための取付ボルト(図示せず)を受け入れる対応する貫通孔の列を有しする。2つのフック70は、円周方向に延び、環状ハンガー46を支持するための何らかの従来の構成を有することができ、該環状ハンガー46は、同様に従来の構成でタービンシュラウド44を支持するための追加のフックを含む。
タービンケースは更に、一体的な制御リング又はレール76のペアを含み、これらは、互いに軸方向に間隔を置いて配置され、2つのフック70のそれぞれの上方でこれらと半径方向にほぼ整列して半径方向外向きに延びる。
レール76は、ほぼ矩形断面の完全リングであって、これらは従来方式で無孔又は中実ではなく有孔であることを除いて従来の構成を備えており、この有孔であることは、図3で全体的に34で示された加圧制御空気を貫通して直接配向させて、下にあるフック70でのタービンケース48の熱による半径方向の膨張及び収縮移動を制御し、その結果、支持されたタービンシュラウド44の半径方向位置及び半径方向間隙Gの大きさを制御することを目的とする。
有孔レール76は、該レールの温度を急速に変えるために制御空気が貫通して配向されるときの内部熱伝達に影響を与え、これは、外部衝突冷却を受ける従来の中実レールの外部熱伝達とは大きく異なる。
図3に示す2つのレール76は、互いから及び相対する末端フランジ72、74から軸方向に間隔を置いて配置されて、レールの両側に対応する前方、中間、及び後方流れプレナム又はキャビティ78、80、82を定め、各キャビティは、ケースの周辺で円周方向に延びている。前方環状キャビティ78は、前方フランジ72と第1のレール76との間に軸方向に定められる。中間環状キャビティ80は、2つのレール76自体の間に軸方向に定められる。更に、後方環状キャビティ82は、第2のレールと後方フランジ74との間に定められる。
図4及び5に最もよく示されるように、2つのレール76の各々は、隣接するキャビティ間を流れ連通してレールを貫通し軸方向に延びる多数の又は複数の小さな浸出冷却孔84を含む。浸出孔84は、レール76の環状方向範囲全体にわたって分散されて、レールの熱伝達能力を最大にする。
例えば、個々の孔84は、約30ミル(0.75mm)の流れ直径と、直径の数倍の比較的近接したピッチ間隔を有し、この結果、2つのレールの各々の全体にわたって数千の浸出孔が分散されることになる。
孔84は、好ましくは、例えば約30°の鋭角の傾斜角度Aでレール76を貫通して円周方向に傾けられ、これに応じて制御空気34をレール76自体の外表面に沿って円周方向に排出する。
図4及び5において、浸出孔84は、円周方向にのみ傾けられ、半径方向には傾けられていないが、別の実施形態では、複合傾斜を行うために半径方向にも追加して傾けることができる。
孔の種々の実施形態において、各孔84の個々の長さを最大にし、従って、運転中に対流熱伝達を受ける利用可能な内部表面積を最大にするためには、円周方向の傾斜が望ましい。
更に、孔84の円周方向傾斜は、レールの外表面の周りでの排出された制御空気の円周方向の流れを促進し、レールの熱伝達を更に高め、2つのレールの熱応答速度を増大させるようになる。
2つのレール76内の浸出孔84の内部密度を最大にするために、孔84は、レール76の長さに沿った円周方向とレール76の厚さにわたる軸方向との両方に交互配置された幾つかの列で配列されるのが好ましい。浸出孔は、長期の有効運転年数を保証するためにレールに対する応力及び強度限度に従って、最大密度でレール内に導入されるべきである。
しかしながら、2つのレール76は、図4に示すように対応する無孔のフィレット86においてタービンケース48の外表面と連結するのが好ましく、これによって、運転中の応力が低減される。同様に、2つのレール76の各々は、周囲の分配マニフォルド54とのシシール接触を高めるために同様に無孔且つ中実である先端88を定めるほぼ矩形の半径方向外端部を有する。従って、浸出孔84は、無孔内側フィレットと外側先端との間で各レール76の中間部分又は半径方向中間部分上にのみ配置される。
環状の分配マニフォルド54は、図3に示すプレナム52によって提供される限定された空間内で2つのレール76を囲み、更に開口出口90の1つ又はそれ以上の列を含み、第1の回路60から受け取った制御空気34を対応する制御キャビティ内に配向して排出し、浸出孔84を貫流させる。
上述のように、2つのレールの半径方向外側先端は、好ましくは無孔であり、マニフォルド54が、レールに適切にシール連結されて、中間キャビティ80を内包し、更に中間キャビティを浸出孔84以外の前方及び後方キャビティから分離することができるようにする。これに対応して、マニフォルド54の出口90は、制御空気34の全てを最初に前方キャビティ78に供給するために、該前方キャビティ78とのみ流れ連通して配置される。
図3及び6に示す分配マニフォルドは、比較的薄い金属板から適切に形成し、横断面で2つのレール76を囲む限定された空間内に適合するように構成することができる。ピストンリングのようなリングシール92のペアが、2つのレール76の全周に延びることができ、複数の保持ボルト及びスペーサによって保持された環状リテーナ94によりマニフォルドの内表面に接して適切に保持される。ボルトは、リテーナ94において露出された協働ナットを有し、対応する頭部は、マニフォルドの内壁及び外壁を架橋するアクセスカップ内側に露出する。
図3に示すように、2つのリングシール92の各々は、対応するレールの無孔先端に軸方向に当接し且つ周囲のマニフォルドに半径方向に当接しており、更に、保持ボルトをリテーナ94に適切に締結することによりレールに接して押し付けることができる。
このようにして、リングシール92及び協働するリテーナ94は、2つのレール76間に摩擦シールを形成し、中間キャビティ80を密封し、更に周囲のマニフォルド54自体から好都合に懸架される。
運転中、分配マニフォルド54は2つのレール76と協働し、制御空気34を前方キャビティ78、中間キャビティ80、及び後方キャビティ82に順次配向する。制御空気は、最初に、環状前方キャビティ78に供給され、次いで、第1の制御レール76内の浸出孔84を介して中間キャビティ80内に軸方向に配向される。
次に、制御空気は、2つのレールの外表面上にわたって中間キャビティ80を通って円周方向に循環し、次いで、第2のレール内の浸出孔84を介して後方キャビティ82内に排出される。
このようにして、制御空気の全体積及び流量は、2つの制御レール76の各々を順に通過し、個々の浸出孔84を通る制御空気の速度を最大にすることにより、レールにおける熱伝達を最大にする。
その結果、これはタービンケース48の熱応答を大幅に増大させ、ブレード先端を囲むタービンシュラウド44の内径をより急速に変化させて、これに対応して半径方向間隙Gのサイズが制御される。
更に、3つのキャビティ78、80、82を通る制御空気の環状の完全循環は、キャビティの温度の円周方向の均一性を改善し、従って、タービンケース及び支持されるシュラウドの真円度が改善される。
図6に示す分配マニフォルド54は、好ましくは、無孔の円周方向バッフル100によって環状後方チャンバ98と分離された環状前方チャンバ96に分割される。また、図3に更に示すように、出口90は、共通の前方キャビティ78内で軸方向に離間して配置され、且つタービンケースの全周で円周方向に離れて交互に配置された2つの列で配列することができる。
同様に、2つの環状チャンバ96、98は、好ましくは、約180°離間して配置された共通の開口入口102を共有し、これらの入口は、軸方向バッフル104によって境界付けられる。
このようにして、対応する入口102は、第1の回路60と流れ連通して配置されてこれから制御空気を受け入れ、この2つの入口の各々から2つのチャンバ96、98が相対して円周方向に延びる。次いで、制御空気34は、2つの環状チャンバ96、98を通って相対する円周方向に分配され、その結果、出口90の対応する列に送られる。
出口90の2つの列は、相対する方向から別個に供給されるので、個々の出口90を通る流量は、入口から最も遠く離れた出口まで順次減少している。2つのチャンバ96、98内で逆流を提供することにより、2つのチャンバからの軸方向に隣接した出口のペアを通る集合流は、分配マニフォルド54の円周の周りで実質的に均一にすることができる。
マニフォルド54は、前方及び後方チャンバ96、98の相補的な部分を互いに連結する適切な円周方向末端ソケットを備えた、2つのハーフリングセグメントで作製されるのが好ましい。
図3に示すように、2つの制御レール76の上方では利用可能な半径方向空間が少ないので、後方チャンバ98は、前方チャンバ96よりも局所的に半径方向でより薄くなり、軸方向ではより長く延びている。このようにして、2つのチャンバ96、98の各々の円周方向流れ面積を互いに実質的に等しくし、出口90の2つの対応する列からの制御空気34の分配の均一性を改善することができる。
ガスタービンエンジンにおける能動間隙制御の基本は、図3に示すタービンシュラウド44が取り付けられるタービンケースである。有孔の制御レール76を備えた改良されたタービンケース48は、特別に構成された分配マニフォルド54と組み合わせて使用して、該タービンケースの熱伝達応答速度を大きく向上させることができる。
改良されたケース48及びマニフォルド54は、追加の利点を得るために、上記で開示された例示的な制御システム50において使用することができるが、タービンケースの膨張及び収縮を制御するために加熱又は冷却された空気を利用する他の従来的な能動間隙制御システムで使用することもできる。
基本運転では、制御空気34は、シュラウド44を支持するタービンケース48に適切に供給される。次いで、制御空気は、制御レール76内の浸出孔84を介して配向され、ケース48の半径方向の熱膨張及び収縮運動を制御し、その結果半径方向のブレード先端間隙を制御する。
1つの運転モードにおいては、高温CDP空気34aは、図3に示すキャビティ78、80、82及び浸出孔84を介して配向されて、タービンブレード40の列の加速又はリバースト中にタービンケース48を急速に加熱し熱膨張させて、周囲のシュラウド44との先端摩擦を防止する。浸出孔84による熱伝達の増大は、同様の膨張率でのタービンブレードの急加速中にタービンケース48の急速膨張を可能にし、半径方向間隙の望ましくない減少を防止する。
更に、ガスタービンエンジンの能動間隙制御巡航運転中、冷却CDP空気34aは、キャビティ78、80、82及び浸出孔84を介して順次配向され、タービンケース48を冷却し熱収縮させて、ブレード先端とタービンシュラウド44との間の半径方向間隙を減少させることができる。
上述のように、第1のバイパス64は、タービンケース48を急速に加熱して、その熱応答速度を増大させ応答時間を短縮するために、分配ネットワークにおいて高温CDP空気34aの新たな用途を可能にする。また、当該熱応答速度の更なる増大により、タービンケース48及び協働する分配マニフォルド54が改善される。このことは、望ましくないブレード先端摩擦を防止するために約0.25mmといった比較的大きな先端ギャップGの使用を従来必要としていたリバースト運転において特に重要である。
これとは対照的に、上記で開示されたACCシステムの改善された性能は、エンジンの通常運転中に公称ブレード先端間隙Gの約半分である約0.13mmまでの大幅な低減を可能にする。タービンシュラウドは、これまで可能であったよりも大幅に大きな割合で熱膨張し、且つタービンロータブレードの急速な熱膨張に良好に一致させて、タービンシュラウドとタービンロータブレードとの間の望ましくない先端摩擦を防止することができるので、この小さなギャップ又は間隙は、リバースト運転に適応するのに十分である。
タービンブレードのこのより小さな作動間隙により、これに応じて運転中に通過する燃焼ガス漏出が低減されるので、従って、タービン効率及びエンジン性能が更に増大する。この小さな間隙はまた、排気ガス温度(EGT)の低下をもたらし、エンジンのウィング装着時間の延長を含む対応する利点を有する。
本明細書において本発明の好ましい例示的な実施形態と考えられるものについて説明してきたが、当業者であれば本明細書の教示から本発明の他の変更形態も明らかになるはずであり、従って、全てのこのような変更形態は、本発明の真の精神及び範囲内に含まれるものとして添付の請求項において保護されることが望まれる。
従って、本特許により保護されることを望むものは、請求項において定義され且つ特定した発明である。
例示的なターボファン航空機エンジンの軸方向概略断面図。 能動間隙制御システムを含む図1に示すコアエンジンの一部の拡大部分概略図。 図2に示す間隙制御システムの拡大概略図。 分離された状態の図3に示すタービンケースの一部の等角断面図。 図4の線5−5に沿ったタービンケース内の制御レールの円周方向断面図。 図3の線6−6に沿った分配マニフォルドの内側平面図。
符号の説明
1−3 弁
10 ガスタービンエンジン
12 中心軸
14 ファン
16 ブースタ圧縮機
18 (HP:高圧)圧縮機
20 燃焼器
22 高圧タービン(HPT)
24 低圧タービン(LPT)
26 ナセル
28 バイパスダクト
30 第1の駆動シャフト
32 第2の駆動シャフト
34 空気
36 燃焼ガス
38 ステータベーン
40 タービンブレード
42 ロータディスク
44 タービンシュラウド
46 ハンガー
48 タービンケース
50 能動間隙制御(ACC)システム
52 プレナム
54 分配バッフル
56 熱交換器(HX)
58 入口回路
60 第1の回路
70 フック
72 前方フランジ
74 後方フランジ
76 レール
78 前方キャビティ
80 中間キャビティ
82 後方キャビティ
84 浸出孔
86 フィレット
88 先端
90 出口
92 リングシール
94 リテーナ
96 前方チャンバ
98 後方チャンバ
100 円周方向バッフル
102 入口
104 軸方向バッフル

Claims (10)

  1. ロータディスク(42)から半径方向外向きに延びるタービンブレード(40)の列と、
    前記ブレード(40)の列を囲むタービンシュラウド(44)と、
    ハンガー(46)を支持し、その結果前記シュラウド(44)を支持する半径方向内向きに突出するフック(70)を有するタービンケース(48)と、
    を備え、
    前記ケース(48)が、前記フック(70)の上方で半径方向外向きに延びる制御レール(76)のペアを含み、
    前記レール(76)が有孔であり、貫通して加圧制御空気(34)を配向し、前記フック(70)における前記ケース(48)の熱による半径方向運動を制御し、その結果、前記シュラウド(44)の半径方向位置を制御するようにする、
    ことを特徴とするタービン(22)。
  2. 前記レール(76)が、軸方向に離間して配置され、該レールの両側に前方、中間、及び後方キャビティ(78、80、82)を定め、前記レール(76)の各々が、前記キャビティ間を流れ連通して軸方向に貫通して延びる複数の浸出孔(84)を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタービン。
  3. 前記孔(84)が、前記空気を前記レール(76)に沿って円周方向に排出するために前記レール(76)を貫通して円周方向に傾斜されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載のタービン。
  4. 前記レール(76)を囲み、前記空気(34)を前記キャビティ(78、80)内へ配向して前記浸出孔(84)を貫流させるための出口(90)の列を含む環状マニフォルド(54)を更に備える、
    ことを特徴とする請求項3に記載のタービン。
  5. 前記マニフォルド(54)が、前記レール(76)にシール連結されて前記中間キャビティ(80)を内包し、前記出口(90)が前記前方キャビティ(78)内に配置されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のタービン。
  6. 前記マニフォルド(54)が、円周方向バッフル(100)によって環状後方チャンバ(98)から分離された環状前方チャンバ(96)を更に含み、前記出口(90)が、前記前方キャビティ(78)と流れ連通して前記前方及び後方チャンバ(96、98)内で2列に配列されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のタービン。
  7. 前記前方及び後方チャンバ(96、98)が、軸方向バッフル(104)によって境界付けられた共通の入口(102)を共有し、前方空気を前記チャンバ(96、98)内で相対する円周方向に送るようにする、
    ことを特徴とする請求項6に記載のタービン。
  8. 前記レール(76)が、無孔フィレット(86)において前記ケース(48)に連結し、且つ前記マニフォルド(54)にシール連結された無孔の半径方向外側先端(88)を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のタービン。
  9. 前記ケース(48)が、
    前記レール(76)から軸方向前方に間隔を置いて配置されて、前記レール(76)との間に前記前方キャビティ(78)を定める前方フランジ(72)と、
    前記レール(76)から軸方向後方に間隔を置いて配置されて、前記後方キャビティ(82)を定める後方フランジ(74)と、
    を更に含み、
    前記中間キャビティ(80)が、前記レール(76)間で軸方向に定められる、
    ことを特徴とする請求項5に記載のタービン。
  10. 前記浸出孔(84)が、前記レール(76)に沿った円周方向と前記レール(76)を通る軸方向との両方で交互に配置された列で配列される、
    ことを特徴とする請求項5に記載のタービン。
JP2007293847A 2006-11-15 2007-11-13 浸出間隙制御タービン Expired - Fee Related JP5036496B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/599,791 US7740443B2 (en) 2006-11-15 2006-11-15 Transpiration clearance control turbine
US11/599,791 2006-11-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008121685A true JP2008121685A (ja) 2008-05-29
JP5036496B2 JP5036496B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=39051406

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007293847A Expired - Fee Related JP5036496B2 (ja) 2006-11-15 2007-11-13 浸出間隙制御タービン

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7740443B2 (ja)
EP (1) EP1923538A3 (ja)
JP (1) JP5036496B2 (ja)
CA (1) CA2609290A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037969A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 General Electric Co <Ge> 航空機用ガスタービンエンジンのブレード先端間隙制御
JP2010174886A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 General Electric Co <Ge> 停止中のガスタービンからの熱損失を低下させるシステムおよび方法
WO2011105132A1 (ja) * 2010-02-24 2011-09-01 三菱重工業株式会社 航空用ガスタービン
JP2013139821A (ja) * 2013-03-07 2013-07-18 General Electric Co <Ge> 航空機用ガスタービンエンジンのブレード先端間隙制御
JP2013142343A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Hitachi Ltd ガスタービンの間隙制御装置、間隙制御方法及び間隙制御装置を備えたガスタービン
JP2015078621A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 三菱重工業株式会社 ガスタービン
WO2017134843A1 (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 三菱重工航空エンジン株式会社 航空部品及び航空用ガスタービンエンジン

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7785063B2 (en) * 2006-12-15 2010-08-31 Siemens Energy, Inc. Tip clearance control
US8197186B2 (en) * 2007-06-29 2012-06-12 General Electric Company Flange with axially extending holes for gas turbine engine clearance control
US8393855B2 (en) * 2007-06-29 2013-03-12 General Electric Company Flange with axially curved impingement surface for gas turbine engine clearance control
US8126628B2 (en) * 2007-08-03 2012-02-28 General Electric Company Aircraft gas turbine engine blade tip clearance control
EP2180148A1 (de) * 2008-10-27 2010-04-28 Siemens Aktiengesellschaft Gasturbine mit Kühleinsatz
US8092153B2 (en) * 2008-12-16 2012-01-10 Pratt & Whitney Canada Corp. Bypass air scoop for gas turbine engine
GB2469490B (en) * 2009-04-16 2012-03-07 Rolls Royce Plc Turbine casing cooling
US8307662B2 (en) * 2009-10-15 2012-11-13 General Electric Company Gas turbine engine temperature modulated cooling flow
DE102010045712B4 (de) * 2010-09-16 2013-01-03 Mtu Aero Engines Gmbh Turbomaschinengehäuse
US8834105B2 (en) * 2010-12-30 2014-09-16 General Electric Company Structural low-ductility turbine shroud apparatus
US8579580B2 (en) * 2010-12-30 2013-11-12 General Electric Company Mounting apparatus for low-ductility turbine shroud
US8397487B2 (en) 2011-02-28 2013-03-19 General Electric Company Environmental control system supply precooler bypass
US9279341B2 (en) * 2011-09-22 2016-03-08 Pratt & Whitney Canada Corp. Air system architecture for a mid-turbine frame module
US9222411B2 (en) 2011-12-21 2015-12-29 General Electric Company Bleed air and hot section component cooling air system and method
US9541008B2 (en) * 2012-02-06 2017-01-10 General Electric Company Method and apparatus to control part-load performance of a turbine
US9109842B2 (en) * 2012-02-24 2015-08-18 Pratt & Whitney Canada Corp. Fuel air heat exchanger
RU2499893C1 (ru) * 2012-04-16 2013-11-27 Николай Борисович Болотин Турбина газотурбинного двигателя
RU2498087C1 (ru) * 2012-04-16 2013-11-10 Николай Борисович Болотин Турбина газотурбинного двигателя
US8998563B2 (en) * 2012-06-08 2015-04-07 United Technologies Corporation Active clearance control for gas turbine engine
US9322415B2 (en) * 2012-10-29 2016-04-26 United Technologies Corporation Blast shield for high pressure compressor
BR112015018957A2 (pt) * 2013-02-08 2017-07-18 Gen Electric aparelho de controle de folga para um motor de turbina a gás e método para controlar folga de turbina em um motor de turbina a gás
US10072520B2 (en) * 2013-02-18 2018-09-11 United Technologies Corporation Acoustic treatment to mitigate fan noise
WO2014143311A1 (en) 2013-03-14 2014-09-18 Uskert Richard C Turbine shrouds
US9759427B2 (en) * 2013-11-01 2017-09-12 General Electric Company Interface assembly for a combustor
US9869196B2 (en) 2014-06-24 2018-01-16 General Electric Company Gas turbine engine spring mounted manifold
US10273812B2 (en) 2015-12-18 2019-04-30 Pratt & Whitney Canada Corp. Turbine rotor coolant supply system
US10731500B2 (en) * 2017-01-13 2020-08-04 Raytheon Technologies Corporation Passive tip clearance control with variable temperature flow
US11215120B2 (en) * 2017-02-06 2022-01-04 Raytheon Technologies Corporation External mixing chamber for a gas turbine engine with cooled turbine cooling air
GB201712025D0 (en) * 2017-07-26 2017-09-06 Rolls Royce Plc Gas turbine engine
US10612466B2 (en) * 2017-09-11 2020-04-07 United Technologies Corporation Gas turbine engine active clearance control system using inlet particle separator
US10760444B2 (en) 2018-05-14 2020-09-01 Raytheon Technologies Corporation Electric heating for turbomachinery clearance control powered by hybrid energy storage system
US11111809B2 (en) * 2018-05-14 2021-09-07 Raytheon Technologies Corporation Electric heating for turbomachinery clearance control
US11970946B2 (en) * 2021-07-29 2024-04-30 General Electric Company Clearance control assembly
CN113882906B (zh) * 2021-10-18 2023-04-14 中国航发沈阳黎明航空发动机有限责任公司 一种航空发动机自适应涡轮外环块
US11788425B2 (en) * 2021-11-05 2023-10-17 General Electric Company Gas turbine engine with clearance control system

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5186615A (ja) * 1974-12-19 1976-07-29 Gen Electric
FR2688539A1 (fr) * 1992-03-11 1993-09-17 Snecma Stator de turbomachine comprenant des dispositifs de reglage de jeu entre le stator et les aubes du rotor.
JPH05340270A (ja) * 1992-02-07 1993-12-21 General Electric Co <Ge> 締まりばめをなす方法及び締まりばめハンガ
US5980201A (en) * 1996-06-27 1999-11-09 Societe Nationale D'etude Et De Construction De Moteurs D'aviation Device for blowing gases for regulating clearances in a gas turbine engine
JP2006002766A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Snecma Moteurs ガスタービン中の空気流を制御するシステムおよび方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4023731A (en) * 1974-12-19 1977-05-17 General Electric Company Thermal actuated valve for clearance control
US4553901A (en) * 1983-12-21 1985-11-19 United Technologies Corporation Stator structure for a gas turbine engine
US5281085A (en) * 1990-12-21 1994-01-25 General Electric Company Clearance control system for separately expanding or contracting individual portions of an annular shroud
US5205115A (en) * 1991-11-04 1993-04-27 General Electric Company Gas turbine engine case counterflow thermal control
US5219268A (en) * 1992-03-06 1993-06-15 General Electric Company Gas turbine engine case thermal control flange
US5593276A (en) * 1995-06-06 1997-01-14 General Electric Company Turbine shroud hanger
FR2751694B1 (fr) * 1996-07-25 1998-09-04 Snecma Agencement et procede de reglage de diametre d'anneau de stator
US6354795B1 (en) * 2000-07-27 2002-03-12 General Electric Company Shroud cooling segment and assembly

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5186615A (ja) * 1974-12-19 1976-07-29 Gen Electric
JPH05340270A (ja) * 1992-02-07 1993-12-21 General Electric Co <Ge> 締まりばめをなす方法及び締まりばめハンガ
FR2688539A1 (fr) * 1992-03-11 1993-09-17 Snecma Stator de turbomachine comprenant des dispositifs de reglage de jeu entre le stator et les aubes du rotor.
US5980201A (en) * 1996-06-27 1999-11-09 Societe Nationale D'etude Et De Construction De Moteurs D'aviation Device for blowing gases for regulating clearances in a gas turbine engine
JP2006002766A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Snecma Moteurs ガスタービン中の空気流を制御するシステムおよび方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010037969A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 General Electric Co <Ge> 航空機用ガスタービンエンジンのブレード先端間隙制御
JP2010174886A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 General Electric Co <Ge> 停止中のガスタービンからの熱損失を低下させるシステムおよび方法
US9945250B2 (en) 2010-02-24 2018-04-17 Mitsubishi Heavy Industries Aero Engines, Ltd. Aircraft gas turbine
WO2011105132A1 (ja) * 2010-02-24 2011-09-01 三菱重工業株式会社 航空用ガスタービン
JP2011174419A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 航空用ガスタービン
JP2013142343A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Hitachi Ltd ガスタービンの間隙制御装置、間隙制御方法及び間隙制御装置を備えたガスタービン
JP2013139821A (ja) * 2013-03-07 2013-07-18 General Electric Co <Ge> 航空機用ガスタービンエンジンのブレード先端間隙制御
JP2015078621A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 三菱重工業株式会社 ガスタービン
KR20160055226A (ko) * 2013-10-15 2016-05-17 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 가스 터빈
KR101720476B1 (ko) 2013-10-15 2017-03-27 미츠비시 히타치 파워 시스템즈 가부시키가이샤 가스 터빈
WO2015056498A1 (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガスタービン
WO2017134843A1 (ja) * 2016-02-04 2017-08-10 三菱重工航空エンジン株式会社 航空部品及び航空用ガスタービンエンジン
EP3399235B1 (en) * 2016-02-04 2020-07-15 Mitsubishi Heavy Industries Aero Engines, Ltd. Aviation component and gas turbine engine for aviation
US11506385B2 (en) 2016-02-04 2022-11-22 Mitsubishi Heavy Industries Aero Engines, Ltd. Aircraft component and aircraft gas-turbine engine

Also Published As

Publication number Publication date
EP1923538A3 (en) 2014-07-23
EP1923538A2 (en) 2008-05-21
US20080112797A1 (en) 2008-05-15
CA2609290A1 (en) 2008-05-15
JP5036496B2 (ja) 2012-09-26
US7740443B2 (en) 2010-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5036496B2 (ja) 浸出間隙制御タービン
JP4974857B2 (ja) 複合間隙制御エンジン
US6227800B1 (en) Bay cooled turbine casing
US7597537B2 (en) Thermal control of gas turbine engine rings for active clearance control
EP1798382B1 (en) System and method to exhaust spent cooling air of gas turbine engine active clearance control
CA2607878C (en) Compound nozzle cooled engine
US8307662B2 (en) Gas turbine engine temperature modulated cooling flow
US7007488B2 (en) Modulated flow turbine nozzle
US6902371B2 (en) Internal low pressure turbine case cooling
EP1921292B1 (en) Compound tubine cooled engine
EP2942490A1 (en) Turbine clearance control system and method for improved variable cycle gas turbine engine fuel burn
JP2006200530A (ja) ロータアセンブリ先端隙間を維持する方法および装置
US11970946B2 (en) Clearance control assembly

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101105

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20101105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120222

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120703

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees