JP2008120488A - 物品仕分装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品仕分装置において、物品の損傷や仕分不良を招来することなく、その仕分処理能力を向上させ、搬送コンベヤライン2の高速化に問題なく対処できるようにする。
【解決手段】搬送コンベヤライン2を挟んで仕分コンベヤライン2と反対側に、分岐部4上の搬送パンPを仕分コンベヤライン3に向けて押し出すように、縦向きの同一軸心A回りに水平回動可能な上下一対のソータ手段7を備える。各ソータ手段7は、軸心A上に配置された回転軸10と、軸心Aと交差する方向に延び且つ回転軸10と一体的に回転する押し出しアーム11と、回転軸10を軸心A回りに回転駆動させる電動モータ12とを備える。上下両ソータ手段7は互いに別個独立して水平回動するように構成する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、搬送ラインに沿って一列状に並んで搬送される果実や野菜等の物品を、搬送ラインから分岐した仕分ラインに送り出して仕分けるのに好適な物品仕分装置に関するものである。
従来から、搬送ラインにて連続的に搬送される物品を所定のグループ毎に仕分けるための物品仕分装置には様々なタイプが存在する。
この種の物品仕分装置の代表例として特許文献1には、搬送ライン中の仕分箇所の傍らに配置される縦向きの回転軸と、回転軸のうち搬送ラインより上方箇所に取り付けられた横長のアームと、回転軸をその軸心回りに回転駆動させるモータとを備えたものが開示されている。アームは回転軸を挟んで水平方向両側に延びており、その両端の押圧部の回転軌跡が平面視で搬送ライン上を通過するように設定されている。
アームは通常、搬送ライン上の物品に接触しないように、搬送ラインと平行状な待機姿勢にて待機している。搬送ラインの駆動により仕分対象の物品が仕分箇所に到来すると、モータの駆動によりアームを略180°の回転位相で回転軸回りの一方方向に水平回転させ、アームのうち搬送ライン上を通過する押圧部にて物品を搬送方向と交差する方向に向けて押し出すのである。
特開平4−50257号公報
ところで、近年は搬送ラインの高速化による作業効率向上の要請が高まっているが、搬送ラインのライン速度を速くするのであれば、物品仕分装置の仕分処理能力を向上させる必要がある。すなわち、搬送ラインを高速化すると、単位時間当りに物品仕分装置の傍らを通過する物品の個数が増えるから、アームによる単位時間当りの搬送パンの押し出し可能回数を増やさなければならない。
前記特許文献1の構成を踏襲しつつ、アームによる単位時間当りの搬送パンの押し出し可能回数を増やすには、搬送ラインのライン速度に併せてアームの回転速度を高速化するか、又は例えばアームを平面視X字状に形成したりして、押圧部の個数を増やすことが挙げられる。
しかし、前記前者の方策では、アームの回転速度を高速化すると、アームの各押圧部が物品に接触する際の衝撃力も大きくなるため、かかる衝撃力の作用にて、物品が損傷したりライン外に飛び出たりするおそれがある。
一方、前記後者の方策では、X字状アームの回転速度を高速化しなくて済むが、待機状態のX字状アームが物品に接触しないように、その回転軸の立設位置を搬送ラインから前記特許文献1の場合よりも更に外側に離さなければならない。そうすると、X字状アームにおける各押圧部の押し出し移動ストローク(搬送ラインと交差する方向への各押圧部の最大突出長さ)が前記特許文献1の場合よりも短くなるから、押し出し移動ストローク不足で仕分不良を招来するというおそれがある。
そこで、本願発明は以上の問題点を解消して、作業効率の向上が可能な物品仕分装置を提供することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を解決するため、請求項1の発明は、搬送ラインに沿って一列状に並んで搬送される多数の物品のうち任意のものを、前記搬送ラインから分岐した仕分ラインに送り出すための物品仕分装置であって、前記搬送ラインを挟んで前記仕分ラインと反対側には、前記搬送ラインと前記仕分ラインとの分岐部上にある前記物品を前記仕分ラインに向けて押し出すように、縦向きの同一軸心回りに水平回動可能な上下一対のソータ手段を備えており、前記両ソータ手段は、互いに別個独立して水平回動するように構成されているというものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載した物品仕分装置において、前記各ソータ手段は、前記軸心上に配置された回転軸と、前記軸心と交差する方向に延び且つ前記回転軸と一体的に回転する押し出しアームと、前記回転軸を前記軸心回りに回転駆動させる駆動源とを備えており、前記両ソータ手段の前記回転軸同士が上下直列状に並んでいるというものである。
請求項3の発明は、請求項1に記載した物品仕分装置において、前記各ソータ手段は、前記軸心上に配置された回転軸と、前記軸心と交差する方向に延び且つ前記回転軸と一体的に回転する押し出しアームと、前記回転軸を前記軸心回りに回転駆動させる駆動源とを備えており、前記両ソータ手段の前記回転軸同士が互いに独立して回転可能な二重軸構造になっているというものである。
本願発明によると、搬送ラインを挟んで仕分ラインと反対側に配置されたソータ手段は、縦向きの同一軸心回りに水平回転可能な上下一対のものであるから、当該両ソータ手段の軸心回りの回転軌跡が上下にずれることになる。
そうすると、前記搬送ライン上の各物品と接触しない待機状態での前記上下両方のソータ手段の姿勢を、前記特許文献1の場合と同様に、前記搬送ラインと平行状に保持できるから、前記両方のソータ手段による物品押し出しのためのストローク(押し出し移動ストローク)を十分な長さに設定でき、どちらのソータ手段の水平回動によっても、前記物品を前記仕分ラインに向けて確実に送り出せる。
また、前記上下一対のソータ手段は互いに別個独立して水平回転するように攻勢されているから、互いの回転位相を適宜ずらした状態で水平回転したりすれば、その回転速度を速めることなく、1台の物品仕分装置による単位時間当りの物品の押し出し可能回数を増やせる。
以上まとめると、本願発明の構成によれば、前記上下両方のソータ手段による物品押し出しのためのストローク(押し出し移動ストローク)を十分な長さに維持できるものでありながら、その回転速度を速めることなく、単位時間当りの物品の押し出し可能回数を増やせる。従って、物品の損傷や仕分不良を招来することなく、物品仕分装置の仕分処理能力を向上でき、その結果、搬送ラインの高速化にも問題なく確実に対処できるという効果を奏する。
以下に、本願発明を具体化した実施形態を、物品選別設備に適用した場合の図面(図1〜図4)に基づいて説明する。図1は各コンベヤラインと物品仕分装置との配置関係を示す概略斜視図、図2は図1のII−II視平断面図、図3はコントローラの機能ブロック図、図4は物品仕分装置の別例を示す概略斜視図である。
(1).物品選別設備の概要
はじめに、主として図1及び図2を参照しながら、物品選別設備1の概要について説明する。
物品選別設備1は、トマト等の物品Mを載せる搬送パンPの複数個を一列状に並べて搬送する搬送コンベヤライン2と、この搬送コンベヤライン2から分岐した少なくとも1つの仕分コンベヤライン3と、搬送コンベヤライン2から各仕分コンベヤライン3への分岐部4毎に設けられた物品仕分装置5と、各コンベヤライン2,3や物品仕分装置5等の駆動制御を司る制御手段としてのコントローラ6(図3参照)とを備えている。
実施形態では、各コンベヤライン2,3のライン速度が概ね同じ程度の速さに設定されている。詳細は図示していないが、搬送コンベヤライン2において最上流の分岐部4よりも更に上流側には、各搬送パンP上にある物品Mの区分(品質に基づく等級や大きさに基づく階級の総称)を判定するための判定機構を備えている。
判定機構による区分判定後の物品Mを載せた各搬送パンPは、物品仕分装置5の作用にて、判定結果に対応した(特定の)仕分コンベヤライン3に振り分けられる。なお、図1及び図2では、分岐部4に向かう矢印X方向が搬送コンベヤライン2による搬送パンPの搬送方向になっている。そして、この搬送方向Xと交差する矢印Y方向が仕分コンベヤライン3による搬送パンPの仕分方向になっている。
(2).各構成要素の詳細構造
次に、上述した各構成要素の詳細構造について説明する。
トマト等の物品Mを載せる搬送パンPは合成樹脂製の射出成形品であり、その上面が下向きに凹んだ平面視円皿状に形成されている。搬送パンPの外側面には、当該搬送パンPを特定するための自己識別標識(例えばバーコード等)が取り付けられている。
各分岐部4に対応して設けられた物品仕分装置5は、所定区分の物品Mを載せた搬送パンPのみを特定の仕分コンベヤライン3(仕分方向Y)に向けて振り分けるためのものである。この物品仕分装置5は、縦向きの同一軸心A回りに水平回転可能な上下一対のソータ手段7と、上下両ソータ手段7の直前箇所(上流側)に位置したパン検出センサ8とを備えている。なお、説明の便宜上、図面では上ソータ手段7に符号aを付記し、下ソータ手段7には符号bを付記している。
上下両ソータ手段7は、搬送コンベヤライン2(分岐部4)を挟んで仕分コンベヤライン3と反対側に配置されている。この点を具体的に述べると、搬送コンベヤライン2(分岐部4)を挟んで仕分コンベヤライン3と反対側には、分岐部4に向けて開口した断面略コ字状の取り付け台座9が、搬送コンベヤライン2を上下に跨いだ状態で配置されている。このため、取り付け台座9の天板9aは搬送コンベヤライン2の物品搬送面より上方に位置し、底板9bは搬送コンベヤライン2の物品搬送面より下方に位置している。そして、取り付け台座9の天板9aに上ソータ手段7aが取り付けられている。底板9bには下ソータ手段7bが取り付けられている。
実施形態の上下両ソータ手段7は、取り付け台座9の上下(天板9aと底板9b)に対して上下対称状に取り付けられている。これらはいずれも基本的に同じ構成である。
各ソータ手段7は、取り付け台座9の天板9a(又は底板9b)に回転可能に軸支された縦長の回転軸10と、回転軸10のうち取り付け台座9内の先端部に固定された押し出しアーム11と、回転軸10をその軸心A回りに回転駆動させる駆動源としての電動モータ12とを備えている。図面では、上ソータ手段7aに関連・対応する構成要素に符号aを、下ソータ手段7bに関連・対応する構成要素には符号bを付記している。
各回転軸10は縦向きの軸心Aに沿って上下直列状に並んでいる。各回転軸10の立設位置は、平面視で搬送コンベヤライン2の側面(仕分コンベヤライン3と反対側に位置した側面)に近接させている。各回転軸10において押し出しアーム11と天板9a(又は底板9b)との間には、中空筒状のカラー14(スペーサ)が被嵌されている。また、各回転軸10には、その軸心A回りの回転角度ひいては押し出しアーム11の水平回転位置を検出する回動角度センサ15が設けられている。各回動角度センサ15は制御手段であるコントローラ6に電気的に接続されている(図3参照)。
各押し出しアーム11は上下両方とも、搬送コンベヤライン2の物品搬送面より上方に位置している。そして、各押し出しアーム11は、仕分対象の搬送パンPの到来をパン検出センサ8にて感知したときに、電動モータ12の駆動にて回転軸10bと共に軸心A回りの一方方向(矢印C方向)にのみ水平回転(巡回)するように構成されている。
この場合、各押し出しアーム11は回転軸10を挟んで水平方向両側に延びた形態に形成されており、軸心Aから離れた両端部には、搬送パンPに当接可能な円柱状の押圧ローラ13が取り付けられている。押圧ローラ13の外周は、摩擦係数の大きいゴム材にて形成されている。
各押し出しアーム11における両押圧ローラ13の回転軌跡Tは平面視で搬送コンベヤライン2上を通過するように設定されている。上押し出しアーム11a側の回転軌跡Tと下押し出しアーム11b側の回転軌跡Tとは上下にずれているが、平面視では重なっている(一致している)。
各押し出しアーム11の回転方向は、その両端部の押圧ローラ13が搬送コンベヤライン2上では搬送方向Xに沿って移動するような矢印C方向に設定されている。各押し出しアーム11は通常、搬送コンベヤライン2上の各搬送パンPと接触しないように、搬送コンベヤライン2と平行状な待機姿勢にて待機している(図1参照)。そして、各押し出しアーム11は略180°の回転位相で水平回転するように設定されている。
各押し出しアーム11における押圧ローラ13の押し出し移動ストロークS(仕分方向Yに向けての各押圧ローラ13の最大突出長さ、図2参照)は、押圧ローラ13の押し出しにて、仕分対象の搬送パンPを特定の仕分コンベヤライン3(仕分方向Y)に向けて確実に送り出せる程度の寸法に設定されている。実施形態の押し出し移動ストロークSは、搬送コンベヤライン2の横幅寸法(搬送方向Xと交差する左右幅寸法)の略半分程度に設定されている。
駆動源である電動モータ12は回転軸10毎に関連して設けられている。このため、各押し出しアーム11は互いに別個独立して水平回転可能になっている。実施形態の各押し出しアーム11は交互に水平回転したり、互いの回転位相を適宜ずらした状態(例えば平面視X字状の状態等)にて同時期に水平回転したりすることも可能である。
各電動モータ12は制御手段であるコントローラ6に電気的に接続されている(図3参照)。実施形態の各電動モータ12は、取り付け台座9における天板9a(又は底板9b)の上下方向外側の面に固定されている。
上下両ソータ手段7の直前箇所(上流側)に位置したパン検出センサ8は、搬送パンPの通過の有無を検出する機能と、その前方を通過する搬送パンPの自己識別標識を読み取る機能とを有している。パン検出センサ8は制御手段であるコントローラ6に電気的に接続されている(図3参照)。
制御手段としてのコントローラ6は、仕分対象の搬送パンPが特定の分岐部4に到来したときに、当該分岐部4に対応したパン検出センサ8の検出情報に基づいて、この分岐部4に対応した押し出しアーム11対のうち一方を、電動モータ12の駆動にて回転方向Cに水平回転させるという制御を実行するためのものである。
図3に示すように、実施形態のコントローラ6は、各種演算を実行するCPU16のほか、制御プログラム等を記憶させるためのROM17、各種データを一時的に記憶させるためのRAM18、入出力インターフェイス(図示せず)等を備えている。
(3).作用効果
次に、図2を参照しながら、各仕分コンベヤライン3への搬送パンPの振り分け態様の一例について説明する。この例は、所定区分の物品Mを載せた先行の搬送パンP1とこれに続く後行の搬送パンP2とが、特定の仕分コンベヤライン3に振り分けるべき仕分対象である場合を示している。
各物品仕分装置5における上下両ソータ手段7の押し出しアーム11は通常、搬送コンベヤライン2と平行状な待機姿勢にて保持されている(待機状態になっている)。
先行の搬送パンP1が特定の仕分コンベヤライン3につながる分岐部4に到来したことを、分岐部4に対応した物品仕分装置5のパン検出センサ8が感知すると、コントローラ6は、物品仕分装置5の上下両ソータ手段7のうち待機状態にある一方の押し出しアーム11(図2では11a)を、電動モータ12(12a)の駆動にて略180°の回転位相で回転方向Cに水平回転させる。
かかる半回転の途次において、一方の押し出しアーム11における回転方向C上流側の押圧ローラ13(図2では13a)は、先行の搬送パンP1に対して仕分方向Yから衝突する(図2の二点鎖線状態参照)。
そうすると、先行の搬送パンP1には、搬送コンベヤライン2による搬送方向Xの搬送力と、押圧ローラ13による仕分方向Yの押し出し力とが作用するため、これら搬送力と押し出し力との合力により、先行の搬送パンP1は特定の仕分コンベヤライン3に向かう斜め方向Fにスライド移動して、当該特定の仕分コンベヤライン3上に送られる。
この場合、押圧ローラ13の押し出し移動ストロークSが、搬送コンベヤライン2の横幅寸法の略半分程度と十分な長さになっているので、前述の搬送力と押し出し力とからなる斜め方向Fの合力にて、先行の搬送パンP1を特定の仕分コンベヤライン3に向けて確実に送り出せる。
その後は、特定の仕分コンベヤライン3の駆動にて、先行の搬送パンP1は仕分方向Yに沿った下流側に移動する。一方の押し出しアーム11は、先行の搬送パンP1を押し出した後、搬送コンベヤライン2と平行状な待機姿勢にて待機する(各押圧ローラ13の位相位置は半回転前とは上流側と下流側とで入れ替わっている)。
次いで、後行の搬送パンP2が特定の仕分コンベヤライン3への分岐部4に到来したことを、分岐部4に対応した物品仕分装置5のパン検出センサ8が感知すると、コントローラ6は、他方の押し出しアーム11(図2では11b)を、電動モータ12(12b)の駆動にて略180°の回転位相で回転方向Cに水平回転させる。
この場合、他方の押し出しアーム11は、一方の押し出しアーム11から適宜角度遅れた(ずれた)回転位相にて、当該一方の押し出しアーム11に追随するように水平回転する。押圧ローラ13(図2では13b)による後行の搬送パンP2の押し出し態様は、先行の搬送パンP1の場合と同様である。
以上の振り分け態様から明らかなように、実施形態の物品仕分装置5によると、搬送コンベヤライン2を挟んで仕分コンベヤライン3と反対側に配置されたソータ手段7は、縦向きの同一軸心A回りに水平回転可能な上下一対のものであり、これら両ソータ手段7の軸心A回りの回転軌跡Tが上下にずれているから、各搬送パンPと接触しない待機状態での上下両方のソータ手段7の姿勢を、前記特許文献1の場合と同様に、搬送コンベヤライン2と平行状に保持できる。このため、両方のソータ手段7による搬送パンP押し出しのストロークS(押し出し移動ストローク)を十分な長さに設定でき、どちらのソータ手段7の水平回転でも、搬送パンPを仕分コンベヤライン3に向けて確実に送り出せる。
また、上下一対のソータ手段7は互いに別個独立して水平回転する構成であるから、互いの回転位相を適宜ずらした状態で水平回転したりすれば、その回転速度を速めることなく、物品仕分装置5による単位時間当りの搬送パンPの押し出し可能回数を増やせる。
以上まとめると、実施形態の物品仕分装置5によれば、両方のソータ手段7による搬送パンP押し出しのストロークS(押し出し移動ストローク)を十分な長さに維持できるものでありながら、その回転速度を速めることなく、単位時間当りの搬送パンPの押し出し可能回数を増やせる。
従って、搬送パンP上の物品Mの損傷や搬送パンPの仕分不良を招来することなく、物品仕分装置5の仕分処理能力を向上でき、その結果、搬送コンベヤライン2の高速化にも問題なく確実に対処できるのである。
(4).物品仕分装置の別例
図4は物品仕分装置の別例を示している。この別例では、上下両ソータ手段7′の回転軸同士が互いに独立して回転可能な二重軸構造になっている点において、前述の実施形態のものと大きく相違している。
この場合、搬送コンベヤライン2(分岐部4)を挟んで仕分コンベヤライン3と反対側で且つ搬送コンベヤライン2の物品搬送面より下方の箇所に、平板状の取り付け台座9′が配置されている。
上ソータ手段7a′は、取り付け台座9′上に配置された2つの電動モータのうちの一方12a′と、これから上向きに突出した回転内軸10a′と、回転内軸10a′の上端部に固定された上押し出しアーム11a′とを備えている。
回転内軸10a′は、電動モータ12a′の駆動にて軸心A回りの一方方向(矢印C方向)にのみ回転するように構成されている。上押し出しアーム11a′は、回転内軸10a′と一体的に回転する。
一方、下ソータ手段7b′は、回転内軸10a′に一対の軸受け部材20b′を介して回転可能に被嵌された回転外筒軸10b′と、回転外筒軸10b′の上端部から水平方向両側に延びた下押し出しアーム11b′と、取り付け台座9′上にある他方の電動モータ12b′とを備えている。
回転外筒軸10b′の外周には、電動モータ12b′の駆動軸21b′に固着された駆動ギヤ22b′と噛み合う従動ギヤ23b′が固着されている。回転外筒軸10b′は、電動モータ12b′の駆動軸21b′から両ギヤ22b′,23b′を介しての動力伝達にて、軸心A回りの一方方向(矢印C方向)にのみ回転するように構成されている。下押し出しアーム11b′は回転外筒軸10b′と一体的に回転する。
上述の構成から分かるように、この別例では、回転内軸10a′と回転外筒軸10b′とが、縦向きの同一軸心Aを有する二重軸になっている。各押し出しアーム11′は上下両方とも、搬送コンベヤライン2の物品搬送面より上方に位置している。
なお、その他の構成や作用は前述の実施形態と同様なので、そのまま同じ符号を付したりして詳細な説明を省略する。
以上の構成を採用した場合も、前述の実施形態と同様の作用効果が得られることはいうまでもない。
(5).その他
本願発明は、前述の実施形態に限らず、果実や野菜等の農産物以外の様々な種類の物品を搬送・仕分する物品仕分装置として広く適用できる。また、各コンベヤライン2,3は例えばベルト式でもローラ式でもよく、その方式は特に問わない。
その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
各コンベヤラインと物品仕分装置との配置関係を示す概略斜視図である。 図1のII−II視平断面図である。 コントローラの機能ブロック図である。 物品仕分装置の別例を示す概略斜視図である。
符号の説明
A 軸心
C 押し出しアームの回転方向
M 物品
P 搬送パン
S 押し出し移動ストローク
T 押し出しアームの回転軌跡
X 搬送方向
Y 仕分方向
1 物品選別設備
2 搬送コンベヤライン
3 仕分コンベヤライン
4 分岐部
5 物品仕分装置
7 ソータ手段
8 パン検出センサ
9 取り付け台座
9a 天板
9b 底板
10a,10b 回転軸
11a,11b 押し出しアーム
12a,12b 電動モータ

Claims (3)

  1. 搬送ラインに沿って一列状に並んで搬送される多数の物品のうち任意のものを、前記搬送ラインから分岐した仕分ラインに送り出すための物品仕分装置であって、
    前記搬送ラインを挟んで前記仕分ラインと反対側には、前記搬送ラインと前記仕分ラインとの分岐部上にある前記物品を前記仕分ラインに向けて押し出すように、縦向きの同一軸心回りに水平回動可能な上下一対のソータ手段を備えており、
    前記両ソータ手段は、互いに別個独立して水平回動するように構成されていることを特徴とする物品仕分装置。
  2. 前記各ソータ手段は、前記軸心上に配置された回転軸と、前記軸心と交差する方向に延び且つ前記回転軸と一体的に回転する押し出しアームと、前記回転軸を前記軸心回りに回転駆動させる駆動源とを備えており、
    前記両ソータ手段の前記回転軸同士が上下直列状に並んでいることを特徴とする請求項1に記載した物品仕分装置。
  3. 前記各ソータ手段は、前記軸心上に配置された回転軸と、前記軸心と交差する方向に延び且つ前記回転軸と一体的に回転する押し出しアームと、前記回転軸を前記軸心回りに回転駆動させる駆動源とを備えており、
    前記両ソータ手段の前記回転軸同士が互いに独立して回転可能な二重軸構造になっていることを特徴とする請求項1に記載した物品仕分装置。
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