JP2008120479A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙を分離して画像形成部で画像形成を行う際に、紙粉の発生を抑制すること。
【解決手段】給紙部に収容された複数の用紙90を一枚ずつ分離して分離ローラ28にて用紙搬送経路に送出す。用紙搬送経路では、画像形成部40により用紙90に対する印刷がなされる。画像形成部40よりも上流側に、用紙90を画像形成部40に向けて案内する裏面ガイド部材50が配設される。裏面ガイド部材50のうち画像形成部40側の端縁部は、分離ローラ28の接触部分で用紙90と非接触とする凹部54が形成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、給紙部に収容された用紙を画像形成部に搬送して、当該用紙に画像を形成する技術に関する。
画像形成装置では、給紙カセットに収容された複数枚の用紙を、分離ローラにて一枚ずつ分離して画像形成部に向けて搬送するようになっている。
また、画像形成部で転写性を良好なものとするために、転写ローラ付近まで、ガイドによる用紙の案内を行っている。
本願発明に関連する先行技術としては、例えば特許文献1に記載のものがある。
特開2005−309261号公報
しかしながら、上記画像形成装置では、複数枚の用紙から一枚の用紙を分離する際に、分離ローラが用紙に擦れてしまい、紙粉が発生し易い状態となっている。
このような用紙に対してさらに上記ガイドが接触すると、紙粉がさらに発生し易くなってしまう。
そこで、本発明は、用紙を分離して画像形成部で画像形成を行う際に、紙粉の発生を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するため。この画像形成装置は、複数の用紙を収容可能な給紙部と、前記給紙部に収容された複数の用紙を一枚ずつ分離して送出す分離ローラと、前記分離ローラから送出された用紙を用紙搬送経路に沿って搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送経路に沿って搬送される用紙に画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部よりも前記用紙搬送経路の上流側に設けられ、前記画像形成部側の端縁部で接触しつつ搬送される用紙を前記画像形成部に向けて案内するガイド部材と、を備え、前記分離ローラは、前記用紙の幅方向において部分的に接触しつつ前記用紙を送出す幅寸法に形成され、前記ガイド部材のうち前記画像形成部側の端縁部は、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分で非接触である又は接触力が小さいことを特徴とするものである。
この場合に、前記ガイド部材は、前記画像形成部側の端縁部に、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分に対応する凹部が形成されたガイド本体部を有するものであってもよい。
また、前記ガイド部材は、前記画像形成部側の端縁部に、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分に対応する凹部が形成されたガイド本体部と、前記画像形成部側に向けて延びるように前記ガイド本体部のうち前記画像形成部側の端縁部に取付けられたフィルム部材と、を有するものであってもよい。
また、前記ガイド部材は、ガイド本体部と、前記用紙搬送部側に向けて延びるように前記ガイド本体部のうち前記画像形成部側の端縁部に取付けられ、前記画像形成部側の端縁部に、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分に対応する凹部が形成されたフィルム部材と、を有するものであってもよい。
さらに、前記用紙搬送経路は、前記用紙の幅方向において部分的に接触しつつ前記用紙を搬送する搬送ローラを有し、前記ガイド部材は、前記用紙の幅方向において前記搬送ローラの接触部分でも非接触である又は接触力が小さいものであってもよい。
この発明の画像形成装置によると、前記分離ローラは、前記用紙の幅方向において部分的に接触しつつ前記用紙を送出す幅寸法に形成され、前記ガイド部材のうち前記画像形成部側の端縁部は、前記用紙の幅方向において前記分離ローラが接触する部分で非接触である又は接触力が小さくなっている。このため、用紙のうち分離ローラが擦れた部分で、ガイド部材による追加的な擦れを抑制することができ、紙粉の発生を抑制することができる。
特に、前記ガイド部材は、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分に対応する凹部が形成されたガイド本体部を有していると、用紙のうち分離ローラが擦れた部分で、ガイド部材による擦れを防止することができ、紙粉の発生を抑制することができる。
また、前記ガイド部材は、前記画像形成部側の端縁部に、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分に対応する凹部が形成されたガイド本体部と、前記画像形成部側に向けて延びるように前記ガイド本体部のうち前記画像形成部側の端縁部に取付けられたフィルム部材とを有していると、用紙のうち分離ローラが擦れた部分で、フィルム部材の接触力を小さくすることができ、紙粉の発生を抑制することができる。
また、前記ガイド部材は、ガイド本体部と、前記用紙搬送部側に向けて延びるように前記ガイド本体部のうち前記画像形成部側の端縁部に取付けられ、前記画像形成部側の端縁部に、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分に対応する凹部が形成されたフィルム部材とを有していると、用紙のうち分離ローラが擦れた部分で、フィルム部材による擦れを防止することができ、紙粉の発生を抑制することができる。
さらに、前記ガイド部材は、前記用紙の幅方向において前記搬送ローラの接触部分でも非接触である又は接触力が小さいと、用紙のうち搬送ローラが接触した部分でも、ガイド部材による追加的な擦れを抑制することができ、紙粉の発生を抑制することができる。
以下、実施形態に係る画像形成装置について説明する。本実施形態では、画像形成装置をデジタル複合機に適用した例で説明する。
<1.デジタル複合機の全体構成>
まず、デジタル複合機の全体構成について説明する。図1は実施形態に係るデジタル複合機の全体構成を示す斜視図である。
このデジタル複合機は、機能的には、大別して原稿読取部分と画像形成部分とを備えている。そして、これら各機能部分を適宜制御下で動作させることにより、FAX機能、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などの諸機能を実現する構成となっている。
より具体的には、このデジタル複合機10では、画像形成機能を担う記録部20の上方に画像読取機能を担う読取部60が配設されている。
記録部20は、画像形成、即ち、用紙に所定の印刷処理を施して記録紙を形成するように構成されている。
より具体的には、記録部20は、複数の用紙を収容可能な給紙部22の上方に、印刷装置としての印刷部30が配設された構成となっている。そして、給紙部22に収容される用紙を印刷部30へ給紙して印刷した後に、記録紙として排出トレイ68へ排出する構成となっている。
この記録部20の内部構成については後に詳述する。
読取部60は、画像読取、即ち、原稿の情報を画像データとして読取るように構成されている。ここでは、読取部60は、フラットベッド方式のスキャナとして原稿を読取ると共に、シートフィード方式のスキャナとして原稿を読取り可能に構成されている。
より具体的には、読取部60は、記録部20の上方に設けられた原稿読取本体部62の上方に、開閉自在に原稿搬送押え部70が設けられた構成とされている。そして、原稿読取本体部62の上面に載置された原稿を原稿搬送押え部70で押えた状態で、当該原稿を画像データとして読取れるようになっている(フラットベッド方式のスキャン方式)。
また、上記原稿搬送押え部70は、自動原稿搬送装置72(Auto Document Feeder:ADF)を有している。そして、原稿搬送押え部70を閉じた状態で、自動原稿搬送装置72により原稿を一枚ずつ原稿読取本体部62上面の読取り部分に接触させるように搬送することで、複数の原稿を連続的に画像データとして読取れるようになっている(シートフィード方式のスキャン方式)。
また、原稿読取本体部62の前部には、操作パネル80が設けられている。操作パネル80には、各種スイッチ82及び表示パネル84が設けられている。各種スイッチ82は、本デジタル複合機10に対する諸操作を受付ける入力手段として機能する。表示パネル84は、本デジタル複合機10の動作状況、操作内容等を表示する表示手段として機能する。
<2−1.記録部の内部構成>
図2は記録部の内部構成を示す説明図であり、図3は図2における画像形成部及びガイド部材部分の要部拡大図である。
この記録部20は、給紙部22と、分離ローラ28と、用紙搬送部31と、画像形成部40と、裏面ガイド部材50とを備えている。
給紙部22は、複数の用紙90を積層状に収容可能に構成されている。より具体的には、給紙部22は、給紙部22の外回りを覆う給紙ケース部22aに対して引出し及び収納自在な給紙カセット24を有している。給紙カセット24は、収容対象となる用紙90に応じた平面視略方形状の収容空間24aを有しており、当該収容空間24a内に複数の用紙90が積層状に収容される。また、給紙カセット24の収容空間24a内であって底部の奥側部分には、当該収容空間24aに収容された用紙90を上方の分離ローラ28に向けて付勢する用紙付勢部25が設けられている。また、給紙カセット24の奥側部分であって分離ローラ28に対向する部分には、ゴム等で形成された摩擦部材26が設けられている。
分離ローラ28は、給紙部22に収容された複数の用紙90を一枚ずつ分離して送出すように構成されている。より具体的には、分離ローラ28は、ゴム等で形成されたローラ部材であり、給紙カセット24の奥部の上方位置に支軸部を介して回転自在に指示されている。また、この分離ローラ28は、図示省略の付勢手段により、収容空間24a内の用紙90の一番上のもの及び摩擦部材26に向けて付勢されると共に、図示省略のモータ等の駆動部により用紙送出し方向に回転駆動されるように構成されている。
そして、分離ローラ28を、収容空間24a内の用紙90の一番上のものに押付けた状態で、回転駆動すると、当該一番上の用紙90が用紙搬送経路Pに向けて送出される。この際、送出される用紙90の下側に他の用紙90が重なっていると、当該他の用紙90の下側では上記摩擦部材26が接する。これにより、当該他の用紙90の送出しが摩擦部材26で防止されつつ、一番上の用紙90だけが用紙搬送経路Pに向けて送出される。また、送出される一番上の用紙90に他の用紙90が重なっていない場合には、分離ローラ28及び摩擦部材26が、一番上の用紙90の上下面に擦れつつ、当該一番上の用紙90だけを用紙搬送経路Pに向けて送出す。
用紙搬送部31は、上記分離ローラ28から送出された用紙90を用紙搬送経路Pに沿って搬送するように構成されている。より具体的には、本記録部20では、上記給紙部22から水平方向へ湾曲しつつ排出トレイ68に至るように用紙搬送経路Pが構成されている。そして、その用紙搬送経路Pに沿って間隔をあけて、一対の搬送ローラ32,34が複数箇所(ここでは2箇所)に設けられている。これらの搬送ローラ32,34は、図示省略のモータ等の駆動部により用紙搬送方向に回転駆動されるように構成されている。そして、上記分離ローラ28から送出された用紙90が、搬送ローラ32,34の駆動により、用紙搬送経路Pに沿って搬送され、排出トレイ68に排出される。
なお、本給紙部22には、用紙90を反転させるための用紙反転経路Prが形成されている。用紙反転経路Prの一端部は上記用紙搬送経路Pの上流側に連結されると共に、用紙搬送経路Pの下流側の途中に連結されている。そして、上記分離ローラ28から送出された用紙90を、用紙搬送経路Pの下流まで搬送した後、用紙反転経路Prを経由して、用紙搬送経路Pの上流側に戻すと、当該用紙90は、表裏反転された状態で、用紙搬送経路Pに再度送出されるようになっている。
画像形成部40は、用紙搬送経路Pに沿って搬送される用紙90に画像を形成するように構成されている。ここでは、画像形成部40は、上記用紙搬送経路Pの途中であって上記搬送ローラ32,34間に設けられており、電子写真方式によって静電潜像に基づいたトナー画像を用紙90に記録するように構成されている。
より具体的には、画像形成部40は、感光ドラム41と、転写ローラ42と、帯電部43と、露光ヘッド44と、現像部45と、クリーニング部46とを備えている。
感光ドラム41は、その外周面に光導電膜を設けた略円柱状の部材であり、電子写真の感光体として用いられる。この感光ドラム41は、図示省略のモータ等の回転駆動部により回転駆動可能に構成される。
この感光ドラム41周りには、帯電部43、露光ヘッド44、現像部45及びクリーニング部46が配設されている。
帯電部43は、上記感光ドラム41の外周面に負の電荷を付与するように構成されている。
露光ヘッド44は、例えば、略直線状に配設された発光部(例えば、LED)を有する構成とされている。本露光ヘッド44は、用紙90に画像形成されるべき画像データに応じて各発光部を適宜点灯させることで、帯電部43によって帯電させられた感光ドラム41の外周面のうち当該光が照射された部分の負の電荷を除去する(露光処理)。これにより、感光ドラム41の外周面には、画像データに対応する静電潜像が形成されることになる。
現像部45は、上記静電潜像に応じたトナーを、感光ドラム41の外周面に供給する。より具体的には、現像部45は、トナーを収容したトナーケース45aと、供給ローラ45bと、現像ローラ45cとを有している。そして、トナーケース45aに収容されたトナーが、供給ローラ45bにより負の電荷を付与されつつ現像ローラ45cに供給される。そして、負に帯電したトナーが、現像ローラ45cにより、静電潜像が形成された感光ドラム41に供給される。これにより、負に帯電したトナーが、感光ドラム41の外周面のうち負の電荷が除去された部分に付着するようになる。
クリーニング部46は、感光ドラム41から用紙90に転写されずに残留するトナーや感光ドラム41に付着した紙紛を、当該感光ドラム41の外周面から除去するように構成されている。
転写ローラ42は、用紙搬送経路Pを挟んで感光ドラム41と対向する位置に配設されている。この転写ローラ42には、バイアス電圧が印加されており、正に帯電している。そして、用紙90が感光ドラム41と転写ローラ42との間を通過する際に、感光ドラム41の外周面上の負に帯電したトナーが、転写ローラ42側に引寄せられ、用紙90に、感光ドラム41のトナー画像が転写される。そして、トナー画像が転写された用紙90は、用紙搬送経路Pに沿って画像形成部40の下流側にある定着ユニット48に搬送される。当該定着ユニット48で、用紙90が加熱および加圧され、転写されたトナー画像が用紙90に定着される。
裏面ガイド部材50は、上記画像形成部40よりも用紙搬送経路Pの上流側に設けられており、搬送される用紙90を画像形成部40に向けて案内するように構成されている。
より具体的には、裏面ガイド部材50は、樹脂板や金属板等の板材により形成されており、上記画像形成部40よりも用紙搬送経路Pの上流側であって上記転写ローラ42と同じ側(即ち、用紙90のうち画像が形成される面とは反対側の面を案内する側)に設けられている。この裏面ガイド部材50は、用紙搬送経路Pに略直交する方向において、搬送される用紙90と略同じ幅又はそれよりも大きい幅を有する板部材に形成されている。
また、この裏面ガイド部材50に対して用紙搬送経路Pを挟んで対向する側(即ち、上記感光ドラム41と同じ側であり、用紙90のうち画像が形成される面を案内する側)には、表面ガイド部材58が配設されている。この表面ガイド部材58も、樹脂板や金属板等の板材により形成されており、用紙搬送経路Pに略直交する方向において、搬送される用紙90と略同じ幅又はそれよりも大きい幅を有する板部材に形成されている。
そして、表面ガイド部材58及び裏面ガイド部材50間に、上記画像形成部40の上流側、より具体的には、感光ドラム41及び転写ローラ42間に至る略直前まで用紙90をガイドする用紙ガイド路Paが形成される。
また、表面ガイド部材58及び裏面ガイド部材50間を出た用紙90は、裏面ガイド部材50側に曲りつつ、画像形成部40に、より具体的には、感光ドラム41及び転写ローラ42間に向けて送出される。この際、用紙90は、裏面ガイド部材50のうち画像形成部40側の端縁部に接触しつつ画像形成部40に向けて案内されることになる。つまり、裏面ガイド部材50が、画像形成部40側の端縁部で接触しつつ搬送される用紙90を画像形成部40に向けて案内するガイド部材として用いられている。
これらの表面ガイド部材58及び裏面ガイド部材50は、感光ドラム41及び転写ローラ42の略直前で用紙90を案内することで、用紙90が感光ドラム41及び転写ローラ42との対向部分における接線方向Lに沿って用紙90を案内している。つまり、用紙90が転写ローラ42に接触するよりも先に感光ドラム41に接触するように案内している。これにより、用紙90が感光ドラム41に接触する手前で転写ローラ42に接触することにより、感光ドラム41に付着したトナーが空気中を移動して用紙90に付着してしまうといった現象(いわゆる、トナーチリ現象)が有効に防止される。
なお、トナーチリ現象防止目的で表面ガイド部材58及び裏面ガイド部材50を設ける場合、用紙90を、感光ドラム41及び転写ローラ42との対向部分における接線方向Lよりも感光ドラム41側を案内すればよい。つまり、本目的の場合、裏面ガイド部材50の画像形成部40側の端縁部が、上記接線方向Lよりも感光ドラム41側に延出していればよい。
<2−2.分離ローラと裏面ガイド部材との関係>
図4は分離ローラと裏面ガイド部材との関係を示す説明図である。図4では説明の便宜上、用紙搬送経路Pを平面状に展開して分離ローラ28と裏面ガイド部材50と転写ローラ42とを同一平面上に配設した状態を示している。なお、後で説明する図6〜図9でも同様である。
同図に示すように、分離ローラ28の幅寸法H1は、用紙90の幅寸法H2よりも小さく形成されており、用紙90の幅方向略中央部に配設されている。したがって、分離ローラ28は、用紙90の幅方向略中央部において部分的に接触しつつ当該用紙90を送出すように形成されている。つまり、分離ローラ28は、主として用紙90の幅方向中央部における幅寸法H1の帯状領域に擦れつつ、当該用紙90を一枚分離して送りだす。なお、ここで用紙90の幅方向とは、用紙90の平面視において用紙搬送経路Pと略直交する方向を意味している。
また、裏面ガイド部材50のうち前記画像形成部40側の端縁部は、用紙90の幅方向において上記分離ローラ28の接触部分で非接触となるように形成されている。
ここでは、裏面ガイド部材50は、用紙90の幅寸法と略同じ幅寸法を有する長尺板状部材に形成されたガイド本体部52を有している。このガイド本体部52は、上記画像形成部40の上流側で、用紙90の幅方向に沿って配設固定されている。また、このガイド本体部52のうち画像形成部40側の端縁部に、上記分離ローラ28の接触部分に対応する凹部54が形成されている。つまり、この凹部54は、ガイド本体部52のうち画像形成部40側の端縁部の略中央部に形成されており、上記分離ローラ28の幅寸法H1と略同じ幅寸法H3である略方形状切欠形状に形成されている。
したがって、ガイド本体部52は、用紙90のうち上記分離ローラ28で擦られた部分を除く両側部分で接触しつつ、当該用紙90を画像形成部40に向けて案内するようになっている。
このように構成されたデジタル複合機では、用紙90のうち分離ローラ28が擦れた部分で、ガイド本体部52を含む裏面ガイド部材50による追加的な擦れを抑制することができる。したがって、用紙90の印刷途中で同じ部分が分離ローラ28や裏面ガイド部材50で幾度も擦られてしまうといった事態を防止することができる。これにより、用紙90からの紙粉の発生を有効に抑制することができる。
<3.変形例>
なお、上記実施形態では、裏面ガイド部材50がガイド本体部52を備えており、そのガイド本体部52に凹部を形成した例で説明したが、そのような構成に限られない。すなわち、下記の変形例のように、裏面ガイド部材50のうち画像形成部40側の端縁部が、用紙90の幅方向において分離ローラ28の接触部分で非接触である又は接触力が小さくなるようにした全ての構成を採用し得る。なお、下記各変形例では、既に説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6は第1変形例を示す図である。
本第1変形例では、上記裏面ガイド部材50に対応する裏面ガイド部材150は、ガイド本体部152及びフィルム部材156を有している。
ガイド本体部152は、用紙90の幅寸法と略同じ幅寸法を有する長尺板状部材に形成されており、画像形成部40の上流側で用紙90の幅方向に沿って配設固定されている。このガイド本体部152のうち画像形成部40側の端縁部は、上記凹部54に対応する部分は無く、一様な略直線状に形成されている。
フィルム部材156は、樹脂フィルム等、上記ガイド本体部152よりも弾性変形容易なフィルム材で形成された部材であり、用紙90の幅寸法と略同じ幅寸法を有する長尺板状部材に形成されている。このフィルム部材156は、ガイド本体部152のうち画像形成部40側の端縁部の一方面側に沿って取付けられており、当該端縁部からその先端方向外側に向けて延出している。このようにガイド本体部152の画像形成部40側の端縁部に追加的に設けられるフィルム部材156は、一例としては、薄板の部材により用紙をより画像形成部40直前まで案内するといった目的及び構成で設けられる。
また、このフィルム部材156のうち画像形成部40側の端縁部に、用紙90の幅方向において分離ローラ28の接触部分に対応する凹部157が形成されている。この凹部157は、分離ローラ28の接触部分に対応する位置、即ち、用紙90の幅方向略中央部に設けられており、その凹部157の用紙90幅方向の寸法H4は、分離ローラ28の幅寸法H1と略同じである。
この第1変形例の場合でも、裏面ガイド部材150は、用紙90のうち上記分離ローラ28で擦られた部分を除く両側部分で接触しつつ、当該用紙90を画像形成部40に向けて案内するようになっている。したがって、上記と同様に、用紙90のうち分離ローラ28が擦れた部分で、ガイド本体部52及びフィルム部材156を含む裏面ガイド部材150による追加的な擦れを抑制することができ、用紙90からの紙粉の発生を有効に抑制することができる。
図7は第2変形例を示す図である。
第2変形例では、上記裏面ガイド部材50に対応する裏面ガイド部材250は、ガイド本体部252及びフィルム部材256を有している。
ガイド本体部252は、上記実施形態における上記凹部54を有するガイド本体部52と同様に、凹部254を有する構成とされている。
また、フィルム部材256は、樹脂フィルム等、上記ガイド本体部252よりも弾性変形容易なフィルム材で形成された部材であり、用紙90の幅寸法と略同じ幅寸法を有する長尺板状部材に形成されている。このフィルム部材256は、ガイド本体部252のうち画像形成部40側の端縁部の一方面側に沿って取付けられており、当該端縁部からその先端方向外側に向けて延出している。また、この取付状態で、凹部254の奥部は、フィルム部材256とガイド本体部252との間に開口している。
この第2変形例の場合では、ガイド本体部252に分離ローラ28による接触する部分と対応する凹部254が形成されているため、フィルム部材256のうち凹部254に対応する部分による用紙90への接触力は、その両側部分による接触力よりも小さい。したがって、用紙90のうち分離ローラ28が擦れた部分で、裏面ガイド部材250の擦れによるダメージを少なくすることができ、用紙90からの紙粉の発生を有効に抑制することができる。
なお、フィルム部材256がガイド本体部252が取付けられた状態で、それらの間に凹部254が開口している必要はない。図8に示す第3変形例の裏面ガイド部材350のように、フィルム部材256に対応するフィルム部材356を、凹部254を閉塞する程度に長く形成する等して、当該凹部254を閉塞するように、フィルム部材256をガイド本体部252に取付けてもよい。
図9は第4変形例を示す図である。
この変形例では、上記裏面ガイド部材50に対応する裏面ガイド部材450が、上記ガイド本体部52に対応するガイド本体部452を有している。そして、このガイド本体部452は、用紙90の幅方向において搬送ローラ32の接触部分に対応する凹部455をも有している。
より具体的には、裏面ガイド部材450のうち画像形成部40側の端縁部に、分離ローラ28の接触部分に対応する凹部454が形成されている。つまり、凹部454は、分離ローラ28の接触部分に対応する位置、即ち、裏面ガイド部材450のうち画像形成部40側の端縁部の略中央部に形成されており、用紙90の幅方向における凹部454の幅寸法H13は、分離ローラ28の幅寸法H11と略同じである。
上記搬送ローラ32は、用紙90の幅方向において部分的に接触しつつ当該用紙90を搬送するように構成されている。より具体的には、搬送ローラ32は、複数設けられており、用紙90の幅方向略中央部、及び、その両側部分で当該用紙90を搬送する。用紙90の幅方向における各搬送ローラ32の幅寸法は、H12である。
そして、裏面ガイド部材450のうち画像形成部40側の端縁部に、搬送ローラ32の接触部分に対応する凹部455が形成されている。つまり、凹部455は、両側の搬送ローラ32の接触部分に対応する位置、即ち、裏面ガイド部材450のうち画像形成部40側の端縁部であって上記凹部454の両側部分に形成されている。用紙90の幅方向における凹部455の幅寸法H14は、搬送ローラ32の幅寸法H12と略同じである。
なお、用紙90の幅方向における略中央の搬送ローラ32の接触部分は、上記分離ローラ28による接触領域と同じなので、上記凹部454は、当該中央の搬送ローラ32の接触部分に対応して設けられる凹部としての機能を兼ねている。もっとも、略中央の凹部454は、上記略中央の搬送ローラ32及び分離ローラ28のうち幅寸法H11,H12の大きいものに合わせた幅寸法を有していることが好ましい。
この第4変形例でも、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
加えて、用紙90のうち搬送ローラ32が接触した部分でも、裏面ガイド部材450による追加的な擦れを抑制することができる。したがって、用紙90の印刷途中で同じ部分が搬送ローラ32及び裏面ガイド部材450で幾度も擦られてしまうといった事態を防止することができ、用紙90からの紙粉の発生をより有効に抑制することができる。
なお、特に、画像形成部40前後での紙粉の発生が印刷上の問題となり易いので、上記凹部455は、画像形成部40よりも上流側にある搬送ローラ32との関係で位置及び形状、大きさが上記のように設定されることが好ましい。
なお、本第4変形例において、裏面ガイド部材450のうち画像形成部40側の端縁部では、搬送ローラ32による接触部分に対応して、非接触である又は接触力が小さければよい。このため、当該構成に関しても、上記第1〜第3変形例に係る構成を適用することが可能である。
また、本実施形態及び各変形例では、裏面ガイド部材50,150,250,350,450に関して、用紙が転写ローラ42に接触するよりも先に感光ドラム41に接触するように案内する目的及び構成で説明したが、そのような目的及び構成である必要はない。
例えば、裏面ガイド部材50,150,250,350,450は、用紙を感光ドラム41及び転写ローラ42の略直前まで単に案内するものであってもよく、また、飛散したトナーが用紙に付着するのを防止するものであってもよい。
要するに、搬送される用紙を画像形成部40側の端縁部で接触しつつ画像形成部40に向けて案内する全てのガイド部材が対象となる。
実施形態に係るデジタル複合機の全体構成を示す斜視図である。 記録部の内部構成を示す説明図である。 画像形成部及びガイド部材部分の要部拡大図である。 分離ローラと裏面ガイド部材との関係を示す説明図である。 第1変形例に係る画像形成部及びガイド部材部分の要部拡大図である。 第1変形例に係る分離ローラと裏面ガイド部材との関係を示す説明図である。 第2変形例に係る分離ローラと裏面ガイド部材との関係を示す説明図である。 第3変形例に係る分離ローラと裏面ガイド部材との関係を示す説明図である。 第4変形例に係る分離ローラと搬送ローラと裏面ガイド部材との関係を示す説明図である。
符号の説明
10 デジタル複合機
20 記録部
22 給紙部
26 摩擦部材
28 分離ローラ
31 用紙搬送部
32 搬送ローラ
40 画像形成部
41 感光ドラム
50,150,250,350,450 裏面ガイド部材
52,152,252,452 ガイド本体部
54,254,454 凹部
455 凹部
68 排出トレイ
90 用紙
156,256,356 フィルム部材
157 凹部
P 用紙搬送経路

Claims (5)

  1. 複数の用紙を収容可能な給紙部と、
    前記給紙部に収容された複数の用紙を一枚ずつ分離して送出す分離ローラと、
    前記分離ローラから送出された用紙を用紙搬送経路に沿って搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙搬送経路に沿って搬送される用紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部よりも前記用紙搬送経路の上流側に設けられ、前記画像形成部側の端縁部で接触しつつ搬送される用紙を前記画像形成部に向けて案内するガイド部材と、
    を備え、
    前記分離ローラは、前記用紙の幅方向において部分的に接触しつつ前記用紙を送出す幅寸法に形成され、
    前記ガイド部材のうち前記画像形成部側の端縁部は、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分で非接触である又は接触力が小さい、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記ガイド部材は、
    前記画像形成部側の端縁部に、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分に対応する凹部が形成されたガイド本体部を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記ガイド部材は、
    前記画像形成部側の端縁部に、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分に対応する凹部が形成されたガイド本体部と、
    前記画像形成部側に向けて延びるように前記ガイド本体部のうち前記画像形成部側の端縁部に取付けられたフィルム部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記ガイド部材は、
    ガイド本体部と、
    前記用紙搬送部側に向けて延びるように前記ガイド本体部のうち前記画像形成部側の端縁部に取付けられ、前記画像形成部側の端縁部に、前記用紙の幅方向において前記分離ローラの接触部分に対応する凹部が形成されたフィルム部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記用紙搬送経路は、前記用紙の幅方向において部分的に接触しつつ前記用紙を搬送する搬送ローラを有し、
    前記ガイド部材は、前記用紙の幅方向において前記搬送ローラの接触部分でも非接触である又は接触力が小さい、ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102328834A (zh) * 2010-06-04 2012-01-25 株式会社东芝 供纸装置

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