JP2008119773A - 裁断機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 裁断テーブルに不使用の領域があれば、被裁断材を覆って同時に裁断される密閉シートの幅を狭くして、コスト低減を図ることが可能な裁断機を提供する。
【解決手段】 裁断機20では、密閉シート34として、裁断テーブル23の幅方向の一部しか覆わない幅のものを使用可能である。狭い幅の密閉シート34で覆われない裁断テーブル23の表面は、可動カバー部材40と中間カバー部材41とで覆われる。中間カバー部材41は、単に裁断テーブル23上に載置するだけでよいので、使用か不使用かの切り替えも簡単である。中間カバー41を使用する場合は裁断幅Aとなり、使用しない場合は裁断幅Bとなる。密閉シート34は、裁断幅Aに対応している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、布帛などの通気性を有するシート状の被裁断材を、密閉シートで覆ってブラシ式コンベアとなる裁断テーブル上に吸引保持しながら、裁断テーブル上を移動する裁断ヘッドに設ける裁断刃で裁断する裁断機に関する。
従来からの裁断機1の部分的な構成を図10に示す(たとえば、特許文献1参照。)。裁断機1は、被裁断材2をブラシ式コンベアとなる裁断テーブル3の表面上に吸引して保持しながら、裁断データとして入力されている所望の形状に裁断する。裁断テーブル3上に載置される被裁断材2は、布帛などで通気性を有するので、吸引して保持するためには、非通気性の密閉シート4で覆う。合成樹脂フィルムなどの密閉シート4で覆うと、被裁断材2として、複数枚を積層して裁断することができる。ただし、被裁断材2を裁断する際には、密閉シート4も同時に裁断されるので、密閉シート4は消費される。このために、密閉シート4は、裁断テーブル3への被裁断材2の搬入側で支持するロールから繰り出して供給される。
密閉シート4と被裁断材2との裁断時には、裁断刃が裁断テーブル3の表面よりも下方に侵入する。裁断テーブル3の表面は、裁断刃が侵入すると撓んで刃先から逃れ、裁断刃が他の位置に移動すれば、元に戻るような剛毛の先端で形成される。多数の剛毛を得るために、ブラシ状の剛毛ブロック5が並べられる。裁断テーブル3の側縁には、非通気性材料によるブラシガイド6が配置され、剛毛ブロック5の側方を封止する。剛毛ブロック5およびブラシガイド6は、ブラシ取付台7上に装着される。ブラシ取付台7は、図の紙面に垂直な方向に配列され、チェーン8で連結される。チェーン8は、図の横方向から全体を見ると、長円状に一周する。チェーン8で支持される剛毛ブロック5、ブラシガイド6およびブラシ取付台7は、無端のコンベアベルトを形成する。裁断テーブル3の側端で、密閉シート4と密着して確実に吸引保持するために、ブラシガイド6の表面は、ゴムシート10で覆われている。ブラシガイド6およびゴムシート10には、孔6a,10aが設けられており、剛毛ブロック5の配列によって形成される剛毛領域の内部に連通する。
被裁断材2を裁断する裁断刃の周辺では非通気性の密閉シート4を浮かせる技術も提案されている(たとえば、特許文献2参照。)。裁断刃の周辺では密閉シート4が被裁断材2を覆わずに、裁断刃の刃先を退避するように、密閉シート4を裁断刃を駆動する裁断ヘッド全体に対して迂回させる。このため、密閉シート4で裁断ヘッドごと裁断テーブル3の表面を覆うものとなる。
特許第2816780号公報 特開2001−3261号公報
特許文献1に開示されているように、密閉シート4は、ブラシ式コンベアとなる裁断テーブル3の剛毛ブラシで形成される表面の全面を覆う必要がある。このため、不使用の領域が広くて裁断範囲が狭い場合も、裁断テーブル3の全面を覆いうる密閉シート4を使用する必要がある。密閉シート4は、被裁断材2とともに裁断されるので、繰り返して使用することはできない。裁断範囲が狭い場合は、裁断しない部分が多く残るにもかかわらず、廃棄しなければならない。
特許文献2に開示されているような技術を使用すれば、被裁断材2のみが裁断され、密閉シート4は裁断されないので、裁断シート4は繰り返して使用可能となる。しかしながら、密閉シート4を裁断刃の周囲から待避させる装置が大型化し、裁断ヘッドの迅速な移動が困難となる。また、裁断刃の周囲のみではなく、幅方向の全体にわたって密閉シート4で覆われない通気開放領域が形成されるので、被裁断材2を充分に押さえつけることができない。特に、複数枚を積層して圧縮して裁断することは、困難となる。
不使用の領域が幅方向の一部であれば、不使用の領域を固定式の密閉シートで覆うことで、幅が狭い密閉シート4を供給すればよくなる。ただし、固定式の密閉シートは、裁断テーブル3がコンベアとして移動する際に、裁断テーブル3の表面との間に摩擦を生じる。剛毛領域では、剛毛の先端とは点接触となって実質的な接触面積が小さく、摩耗の程度は小さくなる。しかしながら、コンベアとしての移動時にも常に密閉シートが密着していれば、摩擦が繰り返されて、密閉シートが摩耗していく。図10に示すように、側縁にブラシガイド6のような封止部材を配置すると、封止部材の表面との接触面積は大きくなる。このため、固定式の密閉シートは摩耗しやすくなる。また、ブラシガイド6の表面のゴムシート10もコンベアとしての移動時に固定式の密閉シートの表面との摩擦によって摩耗し、ゴムシート10が劣化してしまう。
本発明の目的は、裁断テーブルに不使用の領域があれば、被裁断材を覆って同時に裁断される密閉シートの幅を狭くして、コスト低減を図ることが可能な裁断機を提供することである。
本発明は、被裁断材を、通気性を備えるコンベアとなる裁断テーブルの表面上に載置し、柔軟な密閉シートで覆って吸引保持しながら、密閉シートとともに裁断する裁断機において、
裁断テーブルの表面の幅の一部を、搬送方向に沿って覆うことが可能なカバー材と、
裁断テーブルがコンベアとして移動する際に、カバー材を裁断テーブルの表面から離隔させる離隔機構とを、
含むことを特徴とする裁断機である。
また本発明で、前記裁断テーブルのコンベアは、
表面が空気透過性の剛毛領域として形成され、
前記幅方向の側縁に、封止部材が配列されており、
前記カバー材は、封止部材の配列上を覆う位置に設けられていることを特徴とする。
また本発明で、前記裁断テーブルで前記カバー材よりも内側の剛毛領域の一部を覆って封止するように載置される中間カバーを、さらに含むことを特徴とする。
また本発明で、前記カバー材は、前記裁断テーブルの一側方で前記搬送方向に平行な軸を有して、前記離隔機構で昇降するように支持されるロールから、前記幅の方向へ引き出され、
カバー材の引き出し量は、調整可能であることを特徴とする。
また本発明で、前記裁断テーブルには、隅部に生じる開口を開閉するリンク機構を有するカバー装置が設けられており、
前記離隔機構として、カバー装置のリンク機構が利用されることを特徴とする。
本発明によれば、裁断テーブルの表面に対し、コンベアとなるときの幅の一部をカバー材で覆うので、裁断テーブルの全体の幅よりも狭い幅の密閉シートを使用することができ、裁断によって消耗する密閉シートのコスト低減を図ることができる。離隔機構で、裁断テーブルがコンベアとして移動する際には、カバー材を裁断テーブルの表面から離隔させるので、コンベアとして移動する際に、裁断テーブルの表面とカバー材の表面との間は少なくとも全面では密着しなくなり、カバー材の表面の摩耗を軽減することができる。
また本発明によれば、コンベアとしての移動で、裁断テーブルの側縁の封止部材の配列がカバー材に対して相対的に移動しても、離隔機構で離隔させるので、密閉シートや封止部材の表面の摩耗を避けることができる。
また本発明によれば、カバー材とともに中間カバーを用いれば、より広い不使用領域に対応することができる。中間カバーを使用しなければ、カバー材のみに対応する不使用領域で裁断テーブルを使用することができる。
また本発明によれば、カバー材をロールから引き出して、引き出し量を調整可能であるので、使用する密閉シートの幅に合わせて、密閉シートで覆わない裁断テーブルの表面を覆うようにすることができる。カバー材をロールから引き出さなければ、全幅の密閉シートを使用することもできる。
また本発明によれば、裁断テーブルの隅部に生じる開口を開閉するリンク機構を、カバー材に対する離隔機構としても利用することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である裁断機20の概略的な構成を示す。裁断機20の架台21では、被裁断材22をブラシ式コンベアとなる裁断テーブル23の表面上に吸引して保持しながら、裁断データとして入力されている所望の形状に裁断する。裁断テーブル23上に載置される被裁断材22は、搬入側エアテーブル24から供給され、搬出側エアテーブル25へ排出される。裁断機20に設けられる裁断ヘッド26は、搬送方向であるX軸方向に往復移動可能なYビーム27で支持され、X軸方向に垂直なY軸方向に往復移動可能である。Yビーム27のX方向への移動と裁断ヘッド26のYビーム27に沿うY軸方向への移動とを組合せて、裁断ヘッド26は裁断テーブル23の表面に沿う二次元的な移動を行う。
本件出願人が特願2005−207217号の明細書で説明しているように、裁断テーブル23の前後では段差を生じる。この段差の部分を被裁断材22が円滑に通過しうるように、搬入側コーム28および搬出側コーム29がそれぞれ設けられる。裁断機20の全体的な制御は、コントローラ30によって行われる。裁断機20の操作者は、操作盤31に対する入力操作で、裁断機20に直接指示を与えることもできる。
裁断機20で被裁断材22を裁断する場合、たとえば裁断テーブル23の一隅、たとえば搬送方向の前方右端などを原点として、原点から大略的に搬送方向の逆方向のX軸の方向へ、裁断ヘッド26が移動する。Yビーム27よりも搬出側では、裁断済みの部分が残る。このため、Yビーム27は、搬出側にカバーシートロール32を支持し、カバーシートロール32から引き出されるカバーシートの先端は、フレーム21で固定して支持されるカバーシート支持棒33で支持する。カバーシートは裁断されないので、何回でも繰り返して使用することができる。消耗材である密閉シート34は、搬入側の架台21に設けられる密閉シートロール軸35に装着されるロールから引き出されて使用される。
裁断機20では、密閉シート34として、裁断テーブル23の幅方向の一部しか覆わない幅のものを使用可能である。ただし、狭い幅の密閉シート34で覆われない裁断テーブル23の表面は、可動カバー部材40と中間カバー部材41とで覆われる。中間カバー部材41は、単に裁断テーブル23上に載置するだけでよいので、使用か不使用かの切り替えも簡単である。中間カバー41を使用する場合は裁断幅Aとなり、使用しない場合は裁断幅Bとなる。密閉シート34は、裁断幅Aに対応している。
図2は、図1の可動カバー部材40に関連する構成を示す。(a)は平面視、(b)は正面視の状態をそれぞれ示す。可動カバー部材40は、実質的に密閉シート34と同等なシート材である。可動カバー部材40は矩形であり、その一辺を昇降バー42で支持される。昇降バー42の両端には、リンク部材43,44がそれぞれ装着される。リンク部材43,44には傾斜した長孔状のガイド孔43a,44aがそれぞれ設けられており、ガイド孔43a,44aに挿入される駆動軸からリンク部材43,44に与えられる駆動力で、昇降バー42は昇降変位する。昇降バー42が上昇する際に、可動カバー部材40で昇降バー42で支持される部分も上昇する。この部分が図10のブラシガイド6やゴムシート10に臨むようにすれば、上昇時に可動カバー部材40とゴムシート10とは密着しなくなり、相互間の摩擦による摩耗を防ぐことができる。可動カバー部材40と可動カバー部材40の他辺側は、垂れ下がる。可動カバー部材40で、ブラシガイド6が配置される領域から外れる部分が図10の剛毛ブロック5が配置される剛毛領域と接触しても、一辺側が上昇していれば、接触の程度は軽減されて摩耗しにくくなる。したがって、可動カバー部材40は全体的に裁断テーブル23の表面から離れるように上昇すれば摩耗を完全に防ぐことができるけれども、ゴムシート10に接触しない他辺側が垂れ下がって、裁断テーブル23の表面に接触していても実用上の問題はない。
図3は、図1の裁断機20で異なる幅の密閉シート34a,34b,34cを使い分けている状態を示す。(a)は、幅の最も狭い密閉シート34aを使うために、図1の裁断幅Aとなる可動カバー部材40および中間カバー41の両方を使用する状態を示す。(b)は、中間の幅の密閉シート34bを使うために、図1の裁断幅Bとなる可動カバー部材40のみ使用する状態を示す。(c)は、全幅の密閉シート34cを使用して、可動カバー部材40および中間カバー41を使用しない状態を示す。裁断テーブル23の表面には、剛毛ブロック45が配列され、幅方向の両端には封止部材としてのブラシガイド46が配置される。図10のブラシガイド6と同様に、ブラシガイド46は非通気性材料、たとえば金属や合成樹脂で形成され、表面には、ゴムシートが貼付けられている。可動カバー部材40は、ブラシガイド46の配列に臨む位置に配置される。可動カバー部材40の昇降は、裁断テーブル23の四隅に設ける裁断機のコンベアテーブル開口部のカバー装置50のうち、可動カバー部材40が配置されている側の搬入側および搬出側の2つを利用して行う。
(b)に示すように中間カバー41を使用する場合、中間カバー41は常に裁断テーブル23の表面に密着することになる。しかしながら、中間カバー41が密着するのは剛毛ブロック45が配置される剛毛領域であり、摩擦の程度は小さく、摩耗しにくい。(a)と(b)とを併用するような使用方法では、中間カバー41の使用時間は、可動カバー部材40の使用時間よりも短くなる。長期間の使用後には摩耗した中間カバー41を交換する必要が生じるけれども、中間カバー41は単に載置しているだけであるので、容易に交換することができる。
図4、図5および図6は、裁断機のコンベアテーブル開口部のカバー装置50の概略的な構成を示す。この構成は、本件出願人が特願2005−207217号の明細書および図面に記載している構成と、実質的に同等である。図4は平面視した構成を示し、図5および図6は、正面断面視した構成を示す。ただし、図5は開状態、図6は閉状態をそれぞれ示す。
裁断機のコンベアテーブル開口部のカバー装置50は、搬出側コーム29の両側に形成される開口を塞いで、密閉シート34が引き込まれるのを防ぐ。搬入側コーム28側に設ける場合も、同様に開口を開閉することができる。開口は、ガイド部材46がブラシ取付台47に装着され、チェーン48でコンベアとして移動する位置には、搬出側コーム29を設けられないことから生じる。チェーン48は、搬入側コーム28の下方と搬出側コーム29の下方とに設けられるスプロケットホイール間に掛け渡される。スプロケットホイール間でのブラシ取付台47の支持は、ローラ51を水平なレール上で支持することによって行われる。スプロケットホイールの位置では、ローラ51はレールから外れ、チェーン48は円周軌道を通る。剛毛ブロック45やブラシガイド46の上縁は、中央よりも両側が半径の大きい円周軌道を通る。剛毛ブロック45に植付けられている剛毛は可撓性があるので、搬入側コーム28や搬出側コーム29の櫛歯の間隔に侵入することができるけれども、ブラシガイド47の表面には櫛歯が侵入することができない。このため、ブラシガイド47がスプロケットホイールの周囲を回る位置には、搬入側コーム28や搬出側コーム29を設けることができずに、段差分だけの開口を生じる。
開口を開閉するカバー部材52は、レバー53に装着される。レバー53は、コンベアテーブルの内部側に設ける揺動軸54で揺動変位可能に支持される。揺動軸54は、裁断機20の架台21の側壁に固定される。搬出側コーム29とカバー部材52との間には、仕切板55が設けられる。レバー53は、一端が基端となって揺動軸54で支持され、他端が遊端となる。レバー53の遊端側は、変位機構56に連結される。
変位機構56は、往復動機構57およびリンク機構58を含み、揺動シリンダ59によって駆動される。往復動機構57は、案内軸60、支持部材61および摺動部材62を含む。支持部材61は、案内軸60をX軸方向に平行な状態で支持する。摺動部材62は、案内軸60に沿って、軸線方向に往復移動可能である。摺動部材62にはホロワ63が設けられ、レバー53に形成されるガイド溝64と係合する。摺動部材62の往復移動は、リンク機構58が揺動シリンダ59の揺動変位を変換して行われる。リンク機構58には、一端が揺動シリンダ59に連結される揺動アーム65と、揺動アーム65の他端および摺動部材62との間を連結する連結アーム66とを含む。揺動アーム65は、一端と他端との間に設ける揺動支点67を中心として揺動変位が可能である。揺動シリンダ59自体は、流体圧や電力などで駆動され、ロッド68を伸縮させる動作を行う。
図7は、図4〜図6のレバー53に付加して、リンク機構58を可動レバー部材40の離隔機構として利用するための構成を示す。(a)は平面視、(b)は正面視、(c)は側面視としてそれぞれ示す。レバー53には、引出アーム69の下端側が装着される。引出アーム69の上端側には、駆動レバー70が装着される。駆動レバー70には、図2に示すリンク部材43のガイド孔43aに挿通される駆動軸70aが設けられ、(a)および(b)では図示を省略しているけれども、(c)に示すように、駆動レバー70は駆動軸70aで可動カバー部材40のリンク部材43を昇降駆動する。図2のリンク部材44側も同様に駆動する。図3(c)に示すように、可動カバー部材40を使用しない場合は、駆動軸70aをリンク部材43から外せばよい。
図8は、図4〜図6に示す変位機構56を利用して、可動カバー部材40を昇降させる状態を示す。(a)は上昇している状態、(b)は下降している状態をそれぞれ示す。可動カバー部材40は、昇降バー42の部分でのみ昇降するけれども、コンベアとしての搬送時に摩擦が大きいのはブラシガイド46の表面であり、ブラシガイド46の表面の位置で可動カバー部材40が離隔すれば摩耗を防ぐことができる。
図9は、本発明の実施の他の形態としての裁断機80の概略的な構成を示す。裁断機80で、図1の裁断機20に対応する部分には同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。裁断機80では、可動カバー部材40を、ロール81から引き出して使用する。ロール81の軸82は、裁断テーブル23のコンベアとしての搬送方向と平行になるように、ホルダとしての機能も備えるリンク部材83,84によって支持される。リンク部材83,84は、図2のリンク部材43,44と同様に、図7に示す駆動レバー70による駆動を受けることができる。すなわち、裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置50でカバー部材52が閉状態になると、ロール81が下降してブラシガイド46の表面に接触し、開状態になると、ロール81が上昇してブラシガイド46の表面から離れる。
リンク部材83,84が軸82を適度な摩擦力を伴って支持するようにしておけば、ロール81から引き出す可動カバー部材40の量を手動で調整可能とすることができる。さらに、たとえば軸82に回転エンコーダなどを設け、巻取りをモータなどで駆動可能にしておけば、手動で一定量以上を引き出した後、所定の引き出し量となるように巻取るようなプログラム制御も可能にすることができる。ロール81から引き出す可動カバー部材40の量を調整すれば、図1に示すような中間カバー41を使用しなくても、種々の幅の密閉シートに対して適切に、不使用領域を覆うことができる。たとえば、図の状態で図3(b)に示す密閉シート34bを使用し、さらに可動カバー部材40を引き出して図3(a)に示す密閉シート34aを使用し、可動カバー部材40を引き出さないで図3(c)に示す密閉シート34cを使用することができる。
なお、実施の各形態で、可動カバー部材40は、コンベアとしての移動時にブラシガイド46の表面から離隔させることができればよいので、コンベアテーブル開口部のカバー装置50を利用する昇降駆動ばかりではなく、専用の離隔機構を設けるようにしてもよいことはもちろんである。また、可動カバー部材40を全体的に昇降させるような機構を設けるようにしてもよいことはもちろんである。
本発明の実施の一形態である裁断機20の概略的な構成を示す平面図である。 図1の可動カバー部材40に関連する構成を示す平面図および正面図である。 図1の裁断機20で異なる幅の密閉シート34a,34b,34cを使い分けている状態を示す斜視図である。 図3に示す裁断機のコンベアテーブル開口部のカバー装置50の概略的な構成を示す部分的な平面図である。 図3に示す裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置50でカバー部材52が開状態のときの部分的な正面断面図である。 図3に示す裁断機のコンベアテーブル開口部のカバー装置50でカバー部材52が閉伊状態のときの部分的な正面断面図である。 図4〜図6のレバー53に付加して、リンク機構58を可動レバー部材40の離隔機構として利用するための構成を示す平面図、正面図および側面図である。 図4〜図6に示す変位機構56を利用して、可動カバー部材50を昇降させる状態を示す部分的な正面断面図である。 本発明の実施の他の形態である裁断機80の概略的な構成を示す斜視図である。 従来からの裁断機1の部分的な側面断面図である。
符号の説明
20,80 裁断機
22 被裁断材
23 裁断テーブル
26 裁断ヘッド
34,34a,34b,34c 密閉シート
40 可動カバー部材
41 中間カバー
42 昇降バー
43,44,83,84 リンク部材
45 剛毛ブロック
46 ブラシガイド
50 裁断機コンベアテーブル開口部のカバー装置
52 カバー部材
59 揺動シリンダ
69 引出アーム
70 駆動レバー
81 ロール

Claims (5)

  1. 被裁断材を、通気性を備えるコンベアとなる裁断テーブルの表面上に載置し、柔軟な密閉シートで覆って吸引保持しながら、密閉シートとともに裁断する裁断機において、
    裁断テーブルの表面の幅の一部を、搬送方向に沿って覆うことが可能なカバー材と、
    裁断テーブルがコンベアとして移動する際に、カバー材を裁断テーブルの表面から離隔させる離隔機構とを、
    含むことを特徴とする裁断機。
  2. 前記裁断テーブルのコンベアは、
    表面が空気透過性の剛毛領域として形成され、
    前記幅方向の側縁に、封止部材が配列されており、
    前記カバー材は、封止部材の配列上を覆う位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の裁断機。
  3. 前記裁断テーブルで前記カバー材よりも内側の剛毛領域の一部を覆って封止するように載置される中間カバーを、さらに含むことを特徴とする請求項2記載の裁断機。
  4. 前記カバー材は、前記裁断テーブルの一側方で前記搬送方向に平行な軸を有して、前記離隔機構で昇降するように支持されるロールから、前記幅の方向へ引き出され、
    カバー材の引き出し量は、調整可能であることを特徴とする請求項2記載の裁断機。
  5. 前記裁断テーブルには、隅部に生じる開口を開閉するリンク機構を有するカバー装置が設けられており、
    前記離隔機構として、カバー装置のリンク機構が利用されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1つに記載の裁断機。
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