JP2008119056A - カプセル型撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像範囲を能動的に変化させる。
【解決手段】電磁石100を励磁するとシート状の永久磁石からなるヒレ部101に磁気反発力が作用し、ヒレ部101の自由端側を外側に変位させるように駆動できる。そして、消化管内に存在する液体(胃液など)中においてヒレ部101を駆動すれば、同時に駆動するヒレ部101の組合せと個数に応じて本体1の姿勢を制御してカメラモジュール2による撮像範囲を能動的に変化させることが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カプセル型の本体内にカメラモジュールを収納してなり、カメラモジュールで撮像した消化管内の画像を無線媒体で体外に送信するカプセル型撮像装置に関するものである。
従来より、カプセル型の本体内にカメラモジュールを収納してなり、カメラモジュールで撮像した消化管内の画像を無線媒体で体外に送信するカプセル型撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されている従来例では、カプセル型撮像装置を患者の口腔から消化管内に挿入し、カプセル型撮像装置から電波のような無線媒体で送信される消化管内の画像を体外において受信し、受信した画像をモニタ装置で確認するとともに、カプセル型撮像装置が患部近傍に到達したら本体内に収納されている薬剤を散布して患部を治療したり、あるいは本体に付設されているカップ部材を用いて患部の全部又は一部を切除し且つ回収することで治療や診断に利用されている。
特開2003−325438号公報(段落0099〜0103並びに図13参照)
ところで上記従来例では、カプセル型撮像装置の姿勢を制御する構成を有しておらず、撮像範囲を能動的に変化させることができなかった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、撮像範囲を能動的に変化させることができるカプセル型撮像装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、消化管内に挿入されるカプセル型の本体と、照明光を照射する発光素子並びに消化管内を撮像する撮像素子が立体成形回路基板に実装されてなり本体内に収納されるカメラモジュールと、本体内に収納されてカメラモジュールで撮像された画像を無線媒体により体外に送信する通信モジュールと、本体の姿勢を制御する姿勢制御手段とを備え、姿勢制御手段は、一端が本体に固定され他端が変位自在である1乃至複数のヒレ部を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、姿勢制御手段は、永久磁石からなる前記ヒレ部と、本体内に収納され磁界によってヒレ部を変位させる電磁石とを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、消化管の患部を切除する切除手段と、本体内に収納される位置と本体外に退出する位置との間で切除手段を移動させる移動手段と、切除手段を加熱する加熱手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、切除手段は、一対の刃を有した鋏からなることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3の発明において、切除手段は、線材によって環状に形成され環内に患部が挿通された状態で縮径することにより当該患部を切除することを特徴とする。
本発明によれば、一端が本体に固定されたヒレ部の他端を変位させることで本体の姿勢が制御できて撮像範囲を能動的に変化させることができる。また、患部を切除するための切除手段を備えた場合、本体の姿勢が制御できるために切除手段による患部の切除が容易に行える。さらに、加熱手段によって加熱された切除手段で患部を焼いて止血することにより、患部を切除すると同時に切除後の止血を行うことができる。
(実施形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施形態1を詳細に説明する。本実施形態は、消化管内に挿入されるカプセル型の本体1と、消化管内を撮像するカメラモジュール2と、カメラモジュール2で撮像された画像を無線媒体により体外に送信する通信モジュール5と、本体1の姿勢を制御する姿勢制御手段と、消化管の患部を切除する切除手段と、本体1内に収納される位置と本体1外に退出する位置との間で切除手段を移動させる移動手段と、切除手段を加熱する加熱手段と、本体1内に収納される電池3とを備えている。なお、以下の説明では図1(a)における左右方向を前後方向、上下方向を上下方向、紙面に垂直な方向を左右方向とする。
カメラモジュール2は、図1〜図4に示すように照明光を照射する3つの発光素子20と、CCDあるいはCMOSからなる固体撮像素子21と、撮像レンズ22とが立体成形回路基板23に実装されて構成されている。立体成形回路基板23は、図3の(a),(b),(f)に示すように前後方向からみて一部(円弧と弦で囲まれた領域)が欠如した略円形の平板状に形成され、略中央に角筒形の貫通孔23aが設けられ、かかる貫通孔23aを塞ぐ形で後側に固体撮像素子21が実装されるとともに前側に両凸レンズからなる撮像レンズ22が実装されている。また、立体成形回路基板23前面にはすり鉢状の3つの凹所23bが貫通孔23aを囲むように撮像レンズ22の光軸を中心とする同心円上に並べて形成されている。これらの凹所23b底面には、白色LEDからなる発光素子20が各々実装されている。また、凹所23bの底面並びに周面はめっき等による鏡面加工が施されており、発光素子20から放射される光を効率よく前方へ照射できるようになっている。なお、発光素子20や撮像素子21は立体成形回路基板23に形成されている導体パターン23cによって第一制御部4と電気的に接続されている。
第一制御部4は、撮像素子21から出力される映像信号を無線通信に適した形式に変換する機能や、電池3から撮像素子21への電力供給を制御する機能、発光素子20の発光を制御する機能等を実現する1チップの集積回路からなる。通信モジュール5は、第一制御部4から受け取った映像信号を無線媒体(電波)によって送信する送信機能と、外部から無線媒体(電波)で送信されてくる制御信号を受信して第一制御部4に渡す受信機能とを実現する1チップの集積回路からなる。なお、第一制御部4並びに通信モジュール5は、立体回路成形基板からなる電池ケース6の前面に実装されている。
電池ケース6は、図1〜図3に示すようにボタン形の電池3を軸方向に3個重ねて収納可能な有底筒状のケース本体60と、ケース本体60後面の電池挿入口を閉塞する電池蓋61と、ケース本体60前面より前方へ突出する周壁62とが一体に形成されており、ケース本体60前面の周壁62に囲まれた部位に第一制御部4と通信モジュール5が実装され、さらに、周壁62の前端面にカメラモジュール2が結合されている。なお、電池3と第一制御部4、第一制御部4と通信モジュール5並びにカメラモジュール2とは各々電池ケース6に形成された導体パターン63によって電気的に接続されている(図3参照)。
また、電池ケース6の後面(電池蓋61の後面)と正対する平板状の実装部65が、ケース本体60後面の下端から後方に向かって突設された連結片64によって電池ケース6と連結されている。この実装部65には、後述する第二制御部7、無線受信部8、移動機構駆動部9、姿勢制御部(姿勢制御手段)10が実装されている。さらに、電池ケース6(電池蓋61)の後面には後述する昇圧回路11が実装されている。
電池ケース6が本体1に収納された状態では、図1,図2に示すように本体1内が3つの区画に区分される。すなわち、1つめはカメラモジュール2やケース本体60等が収納される第一区画、2つめはケース本体60と実装部65並びに周壁62前面の下端部から前方へ突出する隔壁66によって囲まれた第二区画、3つめは実装部65と本体1の後端部に囲まれた第三区画であって、それぞれが水密区画となっている。
ここで、第二区画には切除手段、移動手段(移動機構)、加熱手段が収納される。切除手段は一対の刃30,30で構成される鋏(はさみ)からなり、移動機構と一体に形成されている。移動機構は従来周知のトグルリンク機構であって、短冊状の多数のアーム31が両端(若しくは一端)と中央において各々異なる他のアーム31と軸ピン32により回動自在に連結されてなり、最先端に位置する一対のアーム31,31に鋏を構成する一対の刃30,30がそれぞれ一体に形成されている。なお、これら一対の刃30,30並びにアーム31,31は、例えば、表面がアルミナで被覆された高硬度ステンレス鋼(マルテンサイト系ステンレス鋼など)を加工して形成される。かかる移動機構は、最後端に位置する一対のアーム31,31を互いの中央で連結している軸ピン32がケース本体60下面から突出する突部67に枢支されることで電池ケース6に取り付けられている。そして、これら最後端に位置する一対のアーム31,31の後端部を後方へ引けば、全てのアーム31が上下方向で重なる向きに回動し、その結果、移動機構の先端に設けられている鋏が前方へ移動するとともに、一対の刃30,30がアーム31と同様に上下方向で重なることによって刃30,30の間に挿入された患部が切除できるものである。
本体1は、前端の半球状の部分を除いた収納部1aと、収納部1aの前端に被せられて第一区画を閉塞するカバー1bと、収納部1aの前端に回動自在に設けられ閉じた状態で第二区画を閉塞する扉1cとで構成され、扉1cが閉まった状態ではカバー1bと扉1c全体で半球状となっている。カバー1bは透明な材料で形成され、カメラモジュール2を前方から覆うように収納部1aに結合されている。扉1cは、後端部において収納部1aに回動自在に軸支され、収納部1aとの間に掛け渡された復帰ばね40によって閉まる向きに弾性付勢されている(図1(a)参照)。従って、移動機構によって前方に移動する鋏(刃30,30)が扉1cに当たり、復帰ばね40の弾性力に抗して後方から押すことにより扉1cが開き、第二区画が開放されることで鋏を本体1外に退出させることができる。また、移動機構によって鋏が本体1(第二区画)内に戻されれば、復帰ばね40の弾性力によって扉1cが閉じる。
次に、移動機構を駆動するための移動機構駆動部9について説明する。移動機構駆動部9は、一端が実装部65に固定されるとともに他端が最後端のアーム31,31後端に固定された一対の第一ばね体90,90と、一端が連結片64の前端寄りの部位に固定されるとともに他端が最後端のアーム31,31後端に固定された一対の第二ばね体91,91と、実装部65に実装されて第一ばね体90,90を加熱するヒータ92,92(図3(j)参照)と、連結片64に実装されて第二ばね体91,91を加熱するヒータ93,93(図4(c)参照)とを具備する。第一ばね体90,90並びに第二ばね体91,91は何れも形状記憶合金製であって、ヒータ92,93で加熱されたときに短縮し、ヒータ92,93による加熱が停止されて放熱により冷却されると伸長する。つまり、一方のヒータ92,92に通電して加熱することにより第一ばね体90,90を短縮させれば、鋏を前方へ移動させる向きに移動機構を駆動することができ、他方のヒータ93,93に通電して加熱することにより第二ばね体91,91を短縮させれば、鋏を後方へ移動させる向きに移動機構を駆動することができる。
加熱手段は、移動機構を介して鋏(一対の刃30,30)を加熱するものであって、図5に示すように刃30,30の表面に形成されたV字形のパターンを有した導体からなる加熱部12と、電池3の電池電圧を昇圧する昇圧回路11と、アーム31の表面に形成された導体からなり昇圧回路11と加熱部12を電気的に接続するリード部13とで構成される。加熱部12並びにリード部13は、例えば、それぞれ刃30,30並びにアーム31表面のアルミナ被膜上にレジストを利用したクロム鍍金によって導体パターンが形成され、当該導体パターン上にニッケル鍍金が施された後に加熱拡散によってニッケルクロム合金からなる導体として形成される。このとき、合金化の際の加熱後に急冷することで刃30,30並びにアーム31を形成する素材の硬度(HV)が500以上となる。ここで、一対の刃30,30の各加熱部12は、中央の軸ピン32が挿通されている孔(図示せず)を通して互いの一端同士が接続されるとともに各々他端が端部の軸ピン32が挿通されている孔(図示せず)を通して異なるアーム31表面のリード部13と接続されている。またリード部13は、最後端の一対のアーム31,31を中央で連結している軸ピン32が挿通されている孔を通してケース本体60の導体パターン23c,23cと接続され、さらに、昇圧回路11の一対の出力端子とそれぞれ接続されている(図3(h)参照)。
昇圧回路11は、コア110と、コア110に巻設された1次巻線111、2次巻線112からなるトランスで構成されている。コア110は、図6に示すように3つの窓を有する「目」の字状に形成されたコア本体110aと、コア本体110aの四隅からそれぞれ垂設された角柱状の支持部110bとが一体に形成されてなる。コア本体110aに1次巻線111並びに2次巻線112がそれぞれ交互に隣り合う形で巻設され、1次巻線111の端末が第一制御部4に接続され、2次巻線112の端末(昇圧回路11の出力端子)がケース本体60の導体パターン23c,23cを介してリード部13の両端に接続されている。
ところで、消化管内において患部を撮像しさらには当該患部を切除手段で切除するためには本体1の姿勢を制御する必要があり、そのために姿勢制御部10が設けられている。この姿勢制御部10は、4つの電磁石100と、電磁石100が発生する磁力によって変位する4つのヒレ部101とで構成される。ヒレ部101は、可撓性を有し且つ長手方向において異極に着磁された矩形シート状の永久磁石からなり、長手方向の一端部が固定ピン102によって本体1(収納部1a)の外周面に固定されている。但し、ヒレ部101並びに固定ピン102は本体1外周面に設けられた凹部1d内に収納されており、後述する駆動時以外は凹部1d内に収められて本体1外周面より突出しないようになっている。また、4つのヒレ部101のうち、2つは前端側が固定ピン102で固定されて後端側が変位し、他の2つは後端側が固定ピン102で固定されて前端側が変位する。さらに、前端側が固定されている一対のヒレ部101,101は180度回転対称な位置に配置され、後端側が固定されている他の一対のヒレ部101,101も180度回転対称な位置に配置されている。但し、各一対のヒレ部101同士は互いに90度回転対称な配置となっている。
電磁石100は、巻線100a、コイルボビン100b、鉄心100cで構成される。コイルボビン100bは、図7に示すように短冊状に形成された支持片100dと、支持片100dの一面から同一方向に突設された一対の円筒形の巻線部100e,100eとが一体に形成されてなる。巻線100aは、各巻線部100e,100eの外周面に巻設された導体パターンからなる。鉄心100cは各巻線部100e,100e内に挿入される円柱状のコア部100f,100fと、とコア部100f,100fを支持する平板状のアーマチュア部100gとが一体に形成されてなる。そして、図7(b)に示すように鉄心100cの一対のコア部100f,100fを各巻線部100e,100eに挿入し且つアーマチュア部100gを支持片100dに固着することで電磁石100が組み立てられる。このように構成された電磁石100は、本体1を挟んで各ヒレ部101と対向するようにケース本体60と実装部65に各々2つずつが実装される(図4参照)。従って、電磁石100を励磁するとシート状の永久磁石からなるヒレ部101に磁気反発力が作用し、ヒレ部101の自由端側を外側に変位させるように駆動できる。そして、消化管内に存在する液体(胃液など)中においてヒレ部101を駆動すれば、同時に駆動するヒレ部101の組合せと個数に応じて本体1の姿勢を制御してカメラモジュール2による撮像範囲を能動的に変化させることが可能である。例えば、後端側が自由端となる一対のヒレ部101,101を同時に駆動することで本体1を前方へ移動させることができ、前端側が自由端となる一対のヒレ部101,101を同時に駆動することで本体1を後方へ移動させることができる。また、4つのヒレ部101の何れか一つのヒレ部101のみを駆動すれば、本体1を上下左右に回転させることができる。
本実施形態のブロック図を図8に示す。第一制御部4は電池3を電源として動作し、通信モジュール5で受信する制御信号に応じて電池3からカメラモジュール2への電源供給を入切するとともにカメラモジュール2から出力される映像信号を無線通信に適した形式に変換する。そして、変換された映像信号が無線媒体により通信モジュール5から送信されて体外の通信機(図示せず)で受信される。通信機で受信された映像信号に基づいてカメラモジュール2の撮像画像がモニタ装置(図示せず)に表示され、患者の消化管内の様子がオペレータ(例えば、医師)によって確認できる。通信機並びにモニタ装置にはコンピュータ装置が接続されており、かかるコンピュータ装置を利用し、モニタ装置に映し出された消化管内の画像を見ながらオペレータが患者の体内にあるカプセル型撮像装置に対して姿勢制御や患部の切除を指示すれば、かかる指示に対応した制御信号が通信機より無線媒体によって送信される。
上記制御信号は無線受信部8で受信されて第二制御部7に渡される。第二制御部7では、当該制御信号の指令に応じて姿勢制御部10の電磁石100を励磁して本体1の姿勢を制御し、さらに、移動機構駆動部9の第一ばね体90に通電することで移動機構を駆動して鋏を本体1外へ退出させるとともに患部を鋏で切除させる。第二制御部7は、患部切除の指示に応じて移動機構を制御する際、電池3の電池電圧を断続した入力電圧を昇圧回路11の入力側(1次巻線111の端末間)に印加することで昇圧回路11によって電池電圧よりも高い電圧に昇圧された出力電圧(2次巻線112の端末間の電圧)をリード部13を介して加熱部12に供給する。その結果、加熱部12から発する熱によって鋏(刃30,30)が加熱され、切除した患部周囲の組織が焼かれて止血されることになる。ここで、電池ケース6に収納可能な電池3の電池電圧では患部周囲の組織が焼ける程度の温度まで刃30,30を加熱することは難しいが、本実施形態では昇圧回路11で電池電圧を昇圧して加熱部12に供給しているために刃30,30を十分に加熱することができる。しかも、昇圧回路11がトランス構造の立体成形回路で構成されているので、昇圧回路11を収納するために必要なスペースが少なくて済み、本体1の大型化が防げるという利点がある。
(実施形態2)
図9を参照して本発明の実施形態2を説明する。但し、本実施形態は切除手段に特徴があり、その他の構成は実施形態1と共通である。従って、実施形態1と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態においては、一対の刃30,30からなる鋏の代わりに金属製の線材で略円環状に形成された切除環33を移動機構の最先端のアーム31,31に設けている。また、ケース本体60前面の周壁から前方へ突出する隔壁66の下面には、移動機構によって本体1内に戻される際に切除環33を縮径させる縮径部68が設けられている。この縮径部68は、下方から見て略円弧状の曲面を有する一対の突起68a,68aが前方に向かって互いの間隔が狭くなるように対向配置されてなり、突起68a,68a間の隙間を通って本体1の内外を移動する際に切除環33の径を強制的に縮める(縮径する)ものである。そして、切除環33が金属製であるため、アーム31に形成されているリード部(図示せず)を介して切除環33にも通電され、通電によって生じるジュール熱で切除環33が加熱されることになる。
而して、移動機構により本体1外に退出させた切除環33を患部に外挿し、患部が内側に挿入された状態で移動機構により切除環33を本体1へ収納する向きに移動すれば、縮径部68によって縮径された切除環33で患部を切除することができ、同時に加熱された切除環33で患部の周囲の組織を焼いて止血することができる。
本発明の実施形態1を示し、(a)は正面断面図、(b)はカバー並びに扉を外した状態の左側面図、(c)は(a)におけるA−A’線断面を左から見た断面図、(d)は(a)におけるB−B’線断面を左から見た断面図、(e)は(a)におけるD−D’線断面を左から見た断面図、(f)はカメラモジュールを右から見た平面図、(g)は(a)におけるC−C’線断面を右から見た断面図、(h)は(a)におけるD−D’線断面を右から見た断面図である。 同上を示し、(a)は本体を破断した正面図、(b)は正面断面図、(c)は背面図、(d)は本体を破断した下面図である。 同上の本体を除いた状態を示し、(a)は正面断面図、(b)はカバー並びに扉を外した状態の左側面図、(c)は(a)におけるA−A’線断面を左から見た断面図、(d)は(a)におけるB−B’線断面を右から見た断面図、(e)は(a)におけるE−E’線断面を左から見た断面図、(f)はカメラモジュールを右から見た平面図、(g)は(a)におけるC−C’線断面を左から見た断面図、(h)は(a)におけるD−D’線断面を右から見た断面図、(i)は(a)におけるE−E’線断面を右から見た断面図、(j)は右側面図である。 同上の本体を除いた状態を示し、(a)は正面図、(b)は正面断面図、(c)は背面図、(d)は下面図である。 同上における移動機構並びに切除手段を示し、(a)は正面図、(b)は背面図である。 同上における昇圧回路の斜視図である。 同上における電磁石を示し、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。 同上のブロック図である。 本発明の実施形態2を示し、(a)は正面図、(b)は上面図である。
符号の説明
1 本体
2 カメラモジュール
3 電池
4 第一制御部
5 通信モジュール
7 第二制御部
8 無線受信部
9 移動機構駆動部
10 姿勢制御部
11 昇圧回路
12 加熱部
30 刃
31 アーム

Claims (5)

  1. 消化管内に挿入されるカプセル型の本体と、照明光を照射する発光素子並びに消化管内を撮像する撮像素子が立体成形回路基板に実装されてなり本体内に収納されるカメラモジュールと、本体内に収納されてカメラモジュールで撮像された画像を無線媒体により体外に送信する通信モジュールと、本体の姿勢を制御する姿勢制御手段とを備え、
    姿勢制御手段は、一端が本体に固定され他端が変位自在である1乃至複数のヒレ部を有することを特徴とするカプセル型撮像装置。
  2. 姿勢制御手段は、永久磁石からなる前記ヒレ部と、本体内に収納され磁界によってヒレ部を変位させる電磁石とを有することを特徴とする請求項1記載のカプセル型撮像装置。
  3. 消化管の患部を切除する切除手段と、本体内に収納される位置と本体外に退出する位置との間で切除手段を移動させる移動手段と、切除手段を加熱する加熱手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のカプセル型撮像装置。
  4. 切除手段は、一対の刃を有した鋏からなることを特徴とする請求項3記載のカプセル型撮像装置。
  5. 切除手段は、線材によって環状に形成され環内に患部が挿通された状態で縮径することにより当該患部を切除することを特徴とする請求項3記載のカプセル型撮像装置。
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