JP2008118392A - 映像調整装置 - Google Patents

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章裕 松本
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Abstract

【課題】簡単な回路で色調整を含む映像調整の自由度を向上させる。
【解決手段】 入力コンポーネント映像信号から輝度、色相及び彩度のうち少なくとも色相及び彩度のレベルを検出するレベル検出手段11と、映像信号の輝度、色相及び彩度のうち少なくとも色相及び彩度のレベルに応じて設定された映像調整後の値と前記入力コンポーネント映像信号の各成分との差に基づく補正量を記憶する記憶手段から、前記レベル検出手段の検出結果に基づく補正量を読出して出力するオフセット出力手段12〜14と、前記オフセット出力手段からの補正量と前記入力コンポーネント映像信号の各成分とを夫々加算して出力する加算手段15〜17とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンポーネント映像信号に対して色調整等の映像調整を行う映像調整装置に関する。
近年、画像システムにおいては、カラーマネージメントの標準化が進められている。テレビジョンディスプレイ装置においても、大画面化、高精細化、高コントラスト化と共に、色再現性に優れた表示が求められている。このため、ディスプレイ装置の色再現範囲を拡大するための研究も行われている。更に、従来、人間の嗜好を考慮した色再現を行うために、画像の色を人間の特性に合わせて変化させる映像調整装置も採用されている。
人間は、実際に見た色をそのまま記憶するのではなく、カテゴリ(空の色や、肌色等)毎に分けて、好ましいと感じる色(記憶色)で記憶する。文化圏の差、人種差又は個人差等による違いはあるものの、一般的には、記憶色は実際の色よりも鮮やかな色として記憶される。
従って、ディスプレイ装置において実際の色をそのまま忠実に表示しただけでは、ユーザは色の再現性に劣ると感じてしまう。そこで、記憶色を考慮しつつ表示色を調整する映像調整装置が採用されるのである。
例えば、輝度、色相及び彩度の変化幅を所定のビット数で指定することにより、指示された値に応じた変化を与える映像調整装置が採用されることがある。このような映像調整装置においては、変化幅に応じたデジタル値を保持するメモリと、メモリの出力から所定の係数を算出する係数算出回路と、得られた係数と入力信号との演算を行う乗算器及び加算器が必要である。
しかし、このような装置は高精度に映像調整が可能である反面、回路規模が大きいという欠点がある。
また、特許文献1の装置においても映像調整装置が開示されている。特許文献1の装置は、R−Y色差信号にオフセットを加算することで、赤色系の色合いを撮像時の色に近い色に補正し、肌色等を自然な色で再現するようにしたものである。
しかしながら、特許文献1の装置は1軸の色差信号の補正のみを可能とするもので、色調整の自由度が小さいという問題点があった。
特開2005−5786号公報
本発明は、小さい回路規模で自由度の高い色調整を含む映像調整を行うことができる映像調整装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の映像調整装置は、入力コンポーネント映像信号から輝度、色相及び彩度のうち少なくとも色相及び彩度のレベルを検出するレベル検出手段と、映像信号の輝度、色相及び彩度のうち少なくとも色相及び彩度のレベルに応じて設定された映像調整後の値と前記入力コンポーネント映像信号の各成分との差に基づく補正量を記憶する記憶手段から、前記レベル検出手段の検出結果に基づく補正量を読出して出力するオフセット出力手段と、前記オフセット出力手段からの補正量と前記入力コンポーネント映像信号の各成分とを夫々加算して出力する加算手段とを具備したものである。
本発明によれば、小さい回路規模で自由度の高い色調整を含む映像調整を行うことができるという効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る映像調整装置を示すブロック図である。
本実施の形態は入力されたコンポーネント映像信号を、その輝度、色相及び彩度毎に、設定された色(目標色)に調整するためのものである。例えば、工場出荷段階における映像調整回路として用いることができ、また、一般ユーザーが好みに応じて色調整等の映像調整を行う場合に用いることができる。
本実施の形態では、入力された映像信号の色を目標色にするために色空間内での処理を行うが、色空間の種類は特に限定されるものではない。例えば、RGB、RGBA、YCbCr、CMYK、L*a*b*等の各種色空間での処理を採用することができる。
一般的なテレビジョン装置内では、コンポーネント映像信号及びコンポジット映像信号等は、輝度信号と色差信号とに分けて処理される。そこで、本実施の形態では、映像信号から分離された輝度信号Y及び色差信号Cb,Crに対して処理を行う例を説明する。本実施の形態では色差信号Cb軸及びCr軸の色差平面の処理によって色調整を行う例を説明するが、他の表色系を用いる場合でも、同様に構成可能である。
入力端子Iy,Icb,Icrには、夫々入力輝度信号Y及び入力色差信号Cb,Crが入力される。これらの輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、夫々加算器15乃至17に与えられる。また、輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、レベル検出回路11にも与えられる。
レベル検出回路11は、入力された輝度信号及び色差信号Cb,Crから、入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベルを検出する。レベル検出回路11が検出した輝度、色相及び彩度は、Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14に与えられる。
Yオフセットメモリ12は、入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベルに応じて、表示に用いる出力輝度信号Yをどれだけ変化させるかを示すY補正量を保持する。また、Cbオフセットメモリ13は、入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベルに応じて、表示に用いる色差信号Cbをどれだけ変化させるかを示すCb補正量を保持する。また、Crオフセットメモリ14は、入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベルに応じて、表示に用いる色差信号Crをどれだけ変化させるかを示すCr補正量を保持する。
Y補正量は、出力輝度信号Yと入力輝度信号Yとの差信号であり、Yオフセットメモリ12は、入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベル毎に、輝度をどれだけ変化させるかの変化分を記憶することになる。
また、Cb補正量は、出力色差信号Cbと入力色差信号Cbとの差信号であり、Cbオフセットメモリ13は、入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベル毎に、色差信号Cbをどれだけ変化させるかの変化分を記憶することになる。
また、Cr補正量は、出力色差信号Crと入力色差信号Crとの差信号であり、Crオフセットメモリ14は、入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベル毎に、色差信号Crをどれだけ変化させるかの変化分を記憶することになる。
オフセット出力手段としてのYオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14からのY補正量、Cb補正量及びCr補正量は、夫々加算器15乃至17に与えられる。加算器15は、入力端子Iyを介して入力された入力輝度信号YにY補正量を加算して、出力端子Oyに出力輝度信号Yを出力する。加算器16は、入力端子Icbを介して入力された入力色差信号CbにCb補正量を加算して、出力端子Ocbに出力色差信号Cbを出力する。加算器17は、入力端子Icrを介して入力された入力色差信号CrにCr補正量を加算して、出力端子Ocrに出力色差信号Crを出力する。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図2の説明図を参照して説明する。図2(a)は縦軸に輝度レベルをとり、輝度の補正を説明するための輝度図であり、図2(b)は横軸にCb軸をとり縦軸にCr軸をとって、色差平面における色調整を説明するための色度図である。図2(b)においては、色度図中の第1象限のみを示している。図2(a),(b)において、Y1点は入力映像信号の輝度信号Y1を示し、C1点は入力色差信号Cb1,Cr1を示している。なお、点Y1,Cb1,Cr1のレベルは夫々Y1,Cb1,Cr1である。また、図2(a),(b)において、Y2点は出力映像信号の輝度信号Y2を示し、C2点は出力色差信号Cb2,Cr2を示している。なお、点Y2,Cb2,Cr2のレベルは、夫々Y2,Cb2,Cr2である。
Yオフセットメモリ12には、入力輝度信号Y、入力色差信号Cb,Crのレベル値(Y,Cb,Cr)毎に、Y補正量が記憶されている。例えば、(Y1,Cr1,Cb1)レベルに対応して、(Y2−Y1)の値が格納されている。同様に、Cbオフセットメモリ13には、入力輝度信号Y、入力色差信号Cb,Crのレベル値(Y,Cb,Cr)毎に、Cb補正量が記憶されている。例えば、(Y1,Cr1,Cb1)レベルに対応して、(Cb2−Cb1)の値が格納されている。また、Crオフセットメモリ14には、入力輝度信号Y、入力色差信号Cb,Crのレベル値(Y,Cb,Cr)毎に、Cr補正量が記憶されている。例えば、(Y1,Cr1,Cb1)レベルに対応して、(Cr2−Cr1)の値が格納されている。
従って、入力輝度信号Y、入力色差信号Cb,Crの検出レベルが夫々Y1,Cr1,Cb1である場合には、Yオフセットメモリ12からは(Y2−Y1)が出力され、Cbオフセットメモリ13からは(Cb2−Cb1)が出力され、Crオフセットメモリ14からは(Cr2−Cr1)が出力される。
オフセットメモリ12〜14からの補正量は、夫々加算器15乃至17に与えられる。加算器15は入力輝度信号(Y1)にY補正量(Y2−Y1)を加算して、補正後の出力輝度信号(Y2)を得る。同様に、加算器16は入力色差信号(Cb1)にCb1補正量(Cb2−Cb1)を加算して、補正後の出力色差信号(Cb2)を得る。また、加算器17は入力色差信号(Cr1)にCr1補正量(Cr2−Cr1)を加算して、補正後の出力色差信号(Cr2)を得る。
こうして、図2(a)に示す輝度信号Y2及び図2(b)に示す色信号C2が得られる。
このように、本実施の形態においては、入力映像信号に対して、各入力の輝度及び色度に応じて、輝度及び各色差信号毎に補正量が予め設定されたオフセットメモリを備える。オフセットメモリの補正量は、出力信号と入力信号との差分値であり、加算器において入力された輝度及び各色差信号と、輝度及び各色差信号毎の補正量とを加算することで、映像調整後の輝度及び各色差信号を得ることができる。各軸のオフセットメモリと加算器のみによって補正が可能であり、簡単な構成によって、自由度が高い色調整を含む映像調整を行うことができる。
(第2の実施の形態)
図3は本発明の第2の実施の形態に係る映像調整装置を示すブロック図である。図3において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
従来、輝度、色相及び彩度の変化幅に応じたデジタル値を保持するメモリと、メモリの出力から所定の係数を算出する係数算出回路と、得られた係数と入力信号との演算を行う乗算器及び加算器とを用いて色調整を行う回路が採用されることがある。このような装置においては、ユーザによる輝度、色相及び彩度の調整値をソフトウェア処理によってメモリに格納するデジタル値を生成する手法が一般的である。
本実施の形態は、このような調整値を表すデジタル値を保持するメモリを備えた装置に適用した例である。図3においてメモリ群21はこのようなユーザの指示に対するソフトウェア処理によって求められた調整値を保持するものである。図3の調整値算出回路23はこのような調整値を求める処理を行うものであり、ユーザ指示値に対して、各輝度及び色度毎の調整値を出力するようになっている。
こうして、色相メモリ21tはユーザ指示値に応じた色相調整のための調整値を保持する。彩度メモリ21cはユーザ指示値に応じた彩度調整のための調整値を保持する。コントラストメモリ21coはユーザ指示値に応じたコントラスト調整のための調整値を保持する。ブライトメモリ21bはユーザ指示値に応じたブライト調整のための調整値を保持する。
メモリ群21の各メモリ21t,21c,21cn,21bからの調整値はオフセットデータ生成回路22に与えられる。オフセットデータ生成回路22は、コントラストメモリ21c及びブライトメモリ21bからの調整値に基づいて、Yオフセットメモリ12に格納するY補正量を算出する。また、オフセットデータ生成回路22は、色相メモリ21t及び彩度メモリ21cからの調整値に基づいて、Cbオフセットメモリ13に格納するCb補正量及びCrオフセットメモリ14に格納するCr補正量を算出する。
オフセットデータ生成回路22は、算出したY補正量、Cb補正量及びCr補正量を夫々Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14に与えて記憶させる。なお、オフセットデータ生成回路22は、例えばCPU及びメモリ等によって構成して、ソフトウェア処理によって補正量の算出をすることができる。
次に、このように構成された実施の形態の動作について図4を参照して説明する。図4は全体の制御を説明するためのフローチャートである。
入力端子Iy,Icb,Icrへの映像信号の入力に先立って、Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14への補正量の格納が行われる。図4のステップS1において、調整値算出回路23は入力映像信号としてとり得る値を輝度、色相、彩度についてレベル毎にi分割する。例えば、調整値算出回路23は、輝度をレベルに応じてx分割し、色相をレベルに応じてy分割し、彩度をレベルに応じてz分割する。従って、この場合には、i=x×y×zである。
調整値算出回路23には、ユーザの指示値が入力される。この指示値は、輝度、色相、彩度について、ユーザが分割レベル毎に設定した調整量を示している。調整値算出回路23は、入力された指示値に基づいて、色相、彩度、コントラスト及びブライトネスについて、各分割レベル毎の調整値を算出する(ステップS2)。これらの調整値は夫々色相メモリ21t、彩度メモリ21c、コントラストメモリ21cn及びブライトメモリ21bに供給されて格納される。
オフセットデータ生成回路22は、これらのメモリ21t,21c,21cn,21bから各調整値を読み出す。オフセットデータ生成回路22は、ステップS3において、輝度Y、色差Cb,Crについて、各分割レベルにおける各調整値を用いて、映像調整後のレベル(Y2,Cr2,Cb2)を算出する(ステップS3)。そして、オフセットデータ生成回路22は、輝度Y、色差Cb,Crについて、映像調整後のレベル(Y2,Cr2,Cb2)と調整前のレベル(Y1,Cr1,Cb1)との差を求めて、夫々Y補正量(Y2−Y1)、Cb補正量(Cb2−Cb1)、Cr補正量(Cr2−Cr1)を求める(ステップS4)。各補正量は、夫々Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14に与えられる(ステップS5)。
ここで、入力端子Iy,Icb,Icrに映像信号が入力されるものとする。レベル検出回路11は入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベルを検出し、輝度、色相、彩度について、分割レベルをYオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14に指示する(ステップS6)。
これにより、Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14は、夫々、指定された分割レベルに対応して記憶されたY補正量、Cb補正量及びCr補正量を出力する(ステップS7)。
加算器15は入力映像信号の輝度信号Y、色差信号Cb,Crに、夫々Y補正量、Cb補正量又はCr補正量を加算して、映像調整後の出力映像信号(輝度信号Y、色差信号Cb,Cr)を得る(ステップS8)。
このように、本実施の形態においては、オフセットデータ生成回路を備えており、色調整等の映像調整のユーザインタフェースとして従来採用されていた手法を用いる場合でも、簡単な回路で自由度の高い色調整を含む映像調整が可能である。
(第3の実施の形態)
図5は本発明の第3の実施の形態を示すブロック図である。図5において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
上記各実施の形態においては、レベル検出回路11のレベル検出精度によって、映像調整の精度が決定される。映像調整の精度を高くするために、レベル検出回路11のレベル検出精度を向上させて、そのレベル精度で調整させると、オフセットメモリ12乃至14に記憶させる補正量の数が多くなり、必要なメモリ容量が増大してしまう。そこで、第2の実施の形態において説明したように、輝度、色相、彩度の検出を所定段数の分割レベルに分けて段階的な検出を行うことが考えられる。この場合には、映像調整精度は、メモリ容量によって決まる分割の段数に応じたものとなる。即ち、入力映像信号のビット数に拘わらず、調整後の映像信号は、分割レベルに応じた段階に調整される。そこで、本実施の形態は線形補間を行うことで補正量に使用する分割レベルの段数に拘わらず、調整精度を向上させるものである。
本実施の形態においては、線形補間回路31乃至33を付加した点が第1,第2の実施の形態と異なる。また、本実施の形態においては、レベル検出回路11における検出精度に対してオフセットメモリ12〜14には少ない分割レベルの補正量が格納されているものとする。
例えば、レベル検出回路11において、輝度、色相、彩度について、いずれも8ビット(256)レベルで検出を行うものとする。レベル検出回路11の検出精度でオフセットメモリ12〜14に補正量を格納すると、各オフセットメモリ12〜14には、8×3=24ビット(16777216)レベル分のメモリ容量が必要となってしまう。
そこで、本実施の形態においては、各オフセットメモリ12〜14には、輝度、色相、彩度についてレベル検出の例えば各上位4ビット分に対応した補正量を格納する。即ち、この場合には、各オフセットメモリ12〜14には4×3=12ビット(4096)レベルの補正量が格納される。しかし、これだけでは、レベル検出精度に対して映像調整精度が悪化してしまう。
そこで、レベル検出回路11からの残りの下位4ビットの出力を用いて、オフセットメモリ12〜14の出力を線形補間することで、調整精度を向上させるようになっている。
オフセットメモリ12は、レベル検出回路11の上位4ビットの検出結果に基づく補正量を出力する。更に、オフセットメモリ12は、上位4ビットの検出結果の1段階上のレベルに対応する補正量も出力する。即ち、輝度レベル、色相レベル、彩度レベルのうちの少なくとも1つが1段階上(つまり全部で7つ)である場合の補正量を出力する。オフセットメモリ13,14も同様である。
線形補間回路31乃至33には、夫々Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13又はCrオフセットメモリ14から8つの補正量が与えられる。また、線形補間回路31乃至33には、レベル検出回路11から、夫々入力映像信号の輝度、色相、彩度のレベルの下位ビットが与えられる。
線形補間回路31は、オフセットメモリ12からの8つの補正量とレベル検出回路11からの下位4ビットとを用いて、レベル検出回路11の上位4ビットの検出結果に基づく補正量を線形補間して加算器15に出力する。また、線形補間回路32は、オフセットメモリ13からの8つの補正量とレベル検出回路11からの下位4ビットとを用いて、レベル検出回路11の上位4ビットの検出結果に基づく補正量を線形補間して加算器16に出力する。また、線形補間回路33は、オフセットメモリ14からの8つの補正量とレベル検出回路11からの下位4ビットとを用いて、レベル検出回路11の上位4ビットの検出結果に基づく補正量を線形補間して加算器17に出力する。
なお、レベル検出回路11及びオフセットメモリ12〜14における分割レベルの設定は一例であり、上記例に限定されるものではない。
このように構成された実施の形態においては、レベル検出回路11は入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベルを検出し、輝度、色相、彩度について、分割レベルをYオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14に指示する。これにより、Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14は、分割レベルに応じた補正量と各分割レベルの1つ上の分割レベルの7つの補正量とを出力する。線形補間回路31乃至33は、レベル検出回路11が検出したレベルに基づいて、Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14からのY補正量、Cb補正量及びCr補正量を線形補間する。線形補間回路31乃至33からの各補正量は、加算器15乃至17において、入力された輝度信号、Cb信号及びCr信号に夫々加算される。
このように、本実施の形態においては、線形補間回路によって補正量を線形補間していることから、メモリ容量増大させずに、十分な映像調整精度を得ることができるという効果がある。
(第4の実施の形態)
図6は本発明の第4の実施の形態を示すブロック図である。図6において図5と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
上述したように、各オフセットメモリ12乃至14には、レベル検出の分割数に応じたメモリ容量が必要である。本実施の形態はメモリ容量を低減させることを可能にしたものである。
本実施の形態は乗算器42,43及び係数発生回路41を設けた点が図5の実施の形態と異なる。係数発生回路4は、レベル検出回路11から彩度レベルが与えられる。係数発生回路41は、入力された彩度レベルに応じた係数を発生して、乗算器42,43に出力する。乗算器42は、入力されたCb補正量に係数を乗じて、加算器16に出力する。乗算器43は、入力されたCr補正量に係数を乗じて、加算器17に出力する。
このように構成された実施の形態においては、例えば、係数発生回路41は、入力された彩度レベルの最大値を2、最小値を0として、レベルに比例した係数を出力する。この場合には、オフセットメモリ13,14に補正量の最大値の1/2のレベルまでの補正量を格納しておけば、係数を乗算することで、補正量を出力することができる。
即ち、Cb,Crオフセットメモリ13,14は、補正量が8ビットであるものとすると、その下位7ビット分のデータを格納する。係数発生回路41は、彩度レベルに応じた0〜2の範囲の係数を出力する。乗算器42,43は、夫々、線形補間回路32,33から出力されたCb補正量、Cr補正量に係数を乗算して出力する。これにより、加算器16,17には8ビット分の補正量が入力される。
このように、本実施の形態においては、乗算器を用いることで、分割数を減らすことなく、オフセットメモリのメモリ容量を低減させることができる。即ち、オフセットメモリに記憶させる補正量のデータ幅を大きくすることなく、映像調整精度を向上させると共に映像調整の調整幅を大きくすることができる。
(第5の実施の形態)
図7は本発明の第5の実施の形態を示すブロック図である。図7において図6と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
上記各実施の形態においては、入力映像信号の輝度、色相及び彩度のレベルに応じて、Y補正量、Cb補正量及びCr補正量を求めた。これに対し、本実施の形態は入力映像信号の色相及び彩度のレベルに応じて、Y補正量、Cb補正量及びCr補正量を求めるものである。
本実施の形態はレベル検出回路11に代えてレベル検出回路51を採用した点が図6の実施の形態と異なる。レベル検出回路51には、色差信号Cb,Crのみが供給される。レベル検出回路51は、レベル検出回路11と同様の構成であり、入力された色差信号Cb,Crから、入力映像信号の色相及び彩度のレベルを検出する。レベル検出回路51が検出した色相及び彩度は、Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14に与えられる。
Yオフセットメモリ12、Cbオフセットメモリ13及びCrオフセットメモリ14には、色相及び彩度の各レベル毎に、夫々Y補正量、Cb補正量及びCr補正量が格納されている。
他の構成及び作用は上記各実施の形態と同様である。
このように本実施の形態においては、入力映像信号の色相及び彩度に基づいて、Y補正量、Cb補正量及びCr補正量が求められる。即ち、色相及び彩度のレベル毎の映像調整が行われることになる。また、コントラスト制御も行われなくなるが、輝度レベルの検出が不要であり、輝度レベルに応じた補正量を記憶する必要がないので、メモリ削減等の回路規模の削減が可能である。
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば、各実施の形態を相互に適用する等の変形が可能である。また、例えば、上記各実施の形態においては、輝度信号及び色差信号の調整を行っているが、色差信号のみの補正を行うようにしてもよい。逆に、入力映像信号の色相及び彩度に基づいて、輝度信号のみを調整するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る映像調整装置を示すブロック図。 第1の実施の形態の動作を説明するための説明図。 本発明の第2の実施の形態に係る映像調整装置を示すブロック図。 第2の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第3の実施の形態を示すブロック図。 本発明の第4の実施の形態を示すブロック図。 本発明の第5の実施の形態を示すブロック図。
符号の説明
11…レベル検出回路、12…Yオフセットメモリ、13…Cbオフセットメモリ、14…Crオフセットメモリ、15〜17…加算器。

Claims (5)

  1. 入力コンポーネント映像信号から輝度、色相及び彩度のうち少なくとも色相及び彩度のレベルを検出するレベル検出手段と、
    映像信号の輝度、色相及び彩度のうち少なくとも色相及び彩度のレベルに応じて設定された映像調整後の値と前記入力コンポーネント映像信号の各成分との差に基づく補正量を記憶する記憶手段から、前記レベル検出手段の検出結果に基づく補正量を読出して出力するオフセット出力手段と、
    前記オフセット出力手段からの補正量と前記入力コンポーネント映像信号の各成分とを夫々加算して出力する加算手段と
    を具備したことを特徴とする映像調整装置。
  2. 前記映像調整後の値を得るためのユーザ操作に基づく指示値が与えられ、ソフトウェア処理によって前記補正量を算出して前記記憶手段に記憶させるオフセットデータ生成手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の映像調整装置。
  3. 前記記憶手段は、映像信号の色相及び彩度の段階的なレベル毎に前記補正量を記憶し、
    前記レベル検出手段の検出結果に基づいて、前記オフセット出力手段からの補正量を線形補間して前記加算手段に与える線形補間手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の映像調整装置。
  4. 前記レベル検出手段の彩度についての検出結果に基づく係数と、前記オフセット出力手段からの補正量とを乗算する乗算手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の映像調整装置。
  5. 前記レベル検出手段は、前記入力コンポーネント映像信号から輝度、色相及び彩度のレベルを検出し、
    前記オフセット出力手段は、映像信号の輝度、色相及び彩度のレベルに応じて設定された映像調整後の値と前記入力コンポーネント映像信号の各成分との差に基づく補正量を記憶する記憶手段から、前記レベル検出手段の検出結果に基づく補正量を読出して出力することを特徴とする請求項1に記載の映像調整装置。
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